JP4998332B2 - プレス加工装置 - Google Patents
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まず、図4を用いて寄せ曲げ加工について説明する。プレス加工装置30の寄せ曲げ部30aは下型32を備え、この下型32に回動カムホルダ34が支持されている。回動カムホルダ34には、円弧面を有するカム溝34aと、ワークwを支持する支持面34bが形成されている。また、この回動カムホルダ34のカム溝34aには回動カム36が回動自在に収納されている。回動カム36には軸方向に伸びるU溝36aが形成され、その近傍の外側面には回動カムホルダ34の支持面34bと共にワークwを下方から支持する側面36bが形成されている。また、この側面36bと連続した寄せ曲げ部36dが所定の角度で形成されている。この寄せ曲げ部36dと対向する位置には、後述する上吊りカム38を回動カム36側へ案内するスライド板36eが取付けられ、このスライド板36e
は回動カム36の図中右回りの回動のストッパーとしての役割も果たす。回動カム36が図中右回りに回動して、スライド板36eが回動カムホルダ34の壁面34cに当接したとき、回動カム36の側面36bは回動カムホルダ34の支持面34bと連続する形状となっている。
本発明では、2個のフランジf1,f2を寄せ曲げ加工してその中間位置に穴抜き加工を行う場合に、2個のフランジf1,f2を寄せ曲げ加工するのに必要な回動カムを1本の連続したカムとすることができる技術を実現する。
本発明の加工装置は、板状ワークを支持する支持面を有する回動カムホルダと、その回動カムホルダに回動可能に装着され、寄せ曲げ部と、その寄せ曲げ部の長手方向で隣接する位置に形成された穴抜きダイとを有する回動カムと、昇降可能であり、回動カムホルダの支持面との間で板状ワークを挟んで位置決めするパッドと、昇降可能であり、下死点において横方向ヘスライドすることが可能であり、寄せ曲げ刃と、寄せ曲げ刃の長手方向で隣接する位置に形成された穴抜きポンチを備え、回動カム側へスライドして板状のワークの端部に寄せ曲げ加工と穴抜き加工を行う上吊りカムと、ワークの端部に寄せ曲げ加工と穴抜き加工を開始する前に、回動カムホルダに対する回動カムの回動角度を規制する第1規制手段と、ワークの端部に寄せ曲げ加工と穴抜き加工を開始する前に、第1規制手段によって回動角度が規制された回動カムに対する上吊りカムの相対位置を規制する第2規制手段を有する。なお、第1規制手段は、回動カムと回動カムホルダとに設けられていることが好ましい。第2規制手段は、上吊りカムと回動カムとに設けられていることが好ましい。
説明の便宜のために、本発明の完成に至る中間段階で試みた技術を最初に説明する。なおこの中間技術は、特許法が定める従来技術ではない。
本発明者は、図3の形状に加工するために、即ち、複数のフランジf1,f2を寄せ曲げ加工し、その中間位置に穴抜き加工するために、一本の連続する回動カムを利用する方式を試みた。この場合、一本の連続する回動カムの両サイドに2つのフランジf1,f2を寄せ曲げ加工するための寄せ曲げ部を設け、その中間位置に穴抜きダイを設けた。
なお、穴抜き加工によって生じた円形状のスクラップは回動カムホルダ74に形成されているスクラップホール74eから外部に放出される。
回動カム76が回動するために必要とされる回動カムの側面と回動カムホルダの円弧面との間のクリアランスが、穴抜きダイと穴抜きポンチとの間のクリアランスよりも大きいため、回動カムの回動軸にぶれが生じて穴抜きダイの位置がぶれ、穴抜きポンチが穴抜きダイに乗り上げてしまうことがある。このことによって、穴抜きポンチが回動カムを破損させてしまう不具合が発生し、穴抜き加工を良好に行うことが困難となる。
上記の中間技術を経て完成した実施例を図1、図2を用いて説明する。
図1に示すプレス加工装置10は下型12を備え、この下型12は回動カムホルダ14を支持している。この回動カムホルダ14には、円弧面を有するカム溝14aと、ワークwを支持する支持面14bが形成されている。この回動カムホルダ14のカム溝14aには回動カム16が回動自在に収納されている。回動カム16には軸方向に伸びるU溝16aが形成され、その近傍の外側面には回動カムホルダ14の支持面14bと共にワークwを下方から支持する側面16bが形成されている。この側面16bと連続して穴抜きダイ16cが形成されており、また、その穴抜きダイ16cに軸方向の両側に隣接する位置には、所定の角度で伸びる寄せ曲げ部16dが形成されている。これらの穴抜きダイ16cおよび寄せ曲げ部16dと対向する位置には、後述する上吊りカム18を回動カム16側へ案内するスライド板16eが取付けられ、このスライド板16eは回動カム16と共に回動し、図中右回りの回動のストッパーとしての役割も果たす。回動カム16が図中右回りに回動して、回動カムホルダ14の壁面14cにスライド板16eが当接したとき、回動カム16の側面16bは回動カムホルダ14の支持面14bと連続する形状となっている。
なお、穴抜き加工によって生じた円形状のスクラップは回動カムホルダ14に形成されているスクラップ用溝14dを通ってスクラップホール14eへ自重落下し、外部に放出される。
(1)パッド20が下降を開始するとともに回動カム16が回動する。
(2)回動カム16の回動が停止してワークwを位置決めする。
(3)上吊りカム18が下降して回動カム16側へスライドする。
(4)ガイドポスト18dがガイドポスト孔16fに挿入され、回動カム16の動きが規制される。
(5)寄せ曲げ刃18cがワークwに当接して寄せ曲げ加工を開始する。
(6)穴抜きポンチがワークwに当接して穴抜き加工を開始する。
(7)プレス下死点となり、寄せ曲げ加工と穴抜き加工が完了する。
(8)上吊りカム18、回動カム16、パッド20が加工前の位置に戻される。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:プレス加工装置
12:下型
14:回動カムホルダ
14a:カム溝
14b:支持面
14c:壁面
14d:スクラップ用溝
14e:スクラップホール
16:回動カム
16a:U溝
16b:側面
16c:穴抜きダイ
16d:寄せ曲げ部
16e:スライド板
16f:ガイドポスト孔
16g:ガイドポストブッシュ
16h:エア抜き孔
18:上吊りカム
18a:穴抜きポンチ
18b:リテーナ
18c:寄せ曲げ刃
18d:ガイドポスト
20:パッド
20a:ストリッパ部
22:上型
22a:傾斜面
22b:スライド板
Claims (2)
- 板状ワークを支持する支持面を有する回動カムホルダと、
その回動カムホルダに回動可能に装着され、寄せ曲げ部と、その寄せ曲げ部の長手方向で隣接する位置に形成された穴抜きダイとを有する回動カムと、
昇降可能であり、支持面との間で板状ワークを挟んで位置決めするパッドと、
昇降可能であり、下死点において横方向ヘスライドすることが可能であり、寄せ曲げ刃と、寄せ曲げ刃の長手方向で隣接する位置に形成された穴抜きポンチを備え、回動カム側へスライドして板状のワークの端部に寄せ曲げ加工と穴抜き加工を行う上吊りカムと、
ワークの端部に寄せ曲げ加工と穴抜き加工を開始する前に、回動カムホルダに対する回動カムの回動角度を規制する第1規制手段であって、回動カムと回動カムホルダとに設けられている第1規制手段と、
ワークの端部に寄せ曲げ加工と穴抜き加工を開始する前に、第1規制手段によって回動角度が規制された回動カムに対する上吊りカムの相対位置を規制する第2規制手段であって、上吊りカムと回動カムとに設けられている第2規制手段
とを有するプレス加工装置。 - 前記第2規制手段は、上吊りカムと回動カムの一方に形成されたガイドポストと、上吊りカムと回動カムの他方に形成されたガイドポスト孔を備えることを特徴とする請求項1のプレス加工装置。
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