JP2015039748A - 圧入装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】生産効率が良く、コンパクトな圧入装置を提供する。【解決手段】ピンが着脱可能にセットされる圧入具5を備える。上下方向に向く回転軸心周りの8箇所に圧入具5を上下動可能に支持する回転テーブル2を備える。回転テーブル2は、各圧入具5を部品圧入領域Z1及び部品セット領域Z2まで移動させる。ピンを部品セット領域Z2に位置する状態の圧入具5にセットする部品セット装置4を備える。部品圧入領域Z1に位置する圧入具5にセットされた状態のピンにシリンダヘッドWのピン圧入孔W1が対応するようシリンダヘッドWを移動させるワーク移動装置3を備える。部品圧入領域Z1の圧入具5を上方から押圧してピン圧入孔W1にピンを圧入する押圧シリンダ7を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、ワークの圧入部に圧入部品を圧入する圧入装置に関する。
従来より、例えば、特許文献1に開示されている圧入装置は、エンジンを製造する生産ラインに配置され、バルブシートやバルブガイドといったバルブ部品をシリンダヘッドの圧入部に圧入するためのものであり、上記各バルブ部品及びシリンダヘッドをセット可能な治具と、部品セット領域に配置され、上記治具を載置可能な治具載置台と、上記各バルブ部品を把持して搬送可能な第1ロボットと、上記シリンダヘッド又は上記治具を把持して搬送可能な第2ロボットと、部品圧入領域に配置され、上記治具にセットされたシリンダヘッドの圧入部に上記治具にセットされた各バルブ部品を圧入する圧入ユニットとを備えている。
そして、上記第1搬送ロボットは、部品置場の各バルブ部品を把持して上記治具載置台まで搬送した後、上記各バルブ部品を上記治具載置台に載置された治具にセットし、且つ、上記第2搬送ロボットは、製造ライン上のシリンダヘッドを把持して上記治具載置台まで搬送し、上記シリンダヘッドを上記治具にセットするようになっている。その後、上記第2搬送ロボットは、各バルブ部品及びシリンダヘッドがセットされた治具を上記圧入ユニットまで搬送し、上記第2搬送ロボットが上記治具を把持した状態で、上記圧入ユニットが上記治具にセットされた各バルブ部品をシリンダヘッドの圧入部に圧入するようになっている。
しかし、特許文献1の圧入装置は、部品セット領域において各バルブ部品とシリンダヘッドとがセットされて圧入作業の準備が整った治具を第2ロボットで部品圧入領域まで搬送する工程と、部品圧入領域において圧入作業が終了した治具を第2ロボットで部品セット領域まで搬送する工程とが必要となる。したがって、シリンダヘッドを部品圧入領域と部品セット領域との間を移動させる間は圧入ユニットによる圧入作業を行えず、生産効率が悪くなるとともに、シリンダヘッドを部品セット領域と部品圧入領域との間を搬送させる構造が設備に必要となり、設備が大掛かりになってしまう。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、生産効率が良く、コンパクトな圧入装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、部品圧入領域と部品セット領域との間をワークが搬送されずともワークの圧入部に圧入部品を順次圧入できるよう工夫を凝らしたことを特徴とする。
具体的には、ワークの圧入部に圧入部品を圧入する圧入装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明では、上記圧入部品が着脱可能にセットされる圧入具と、上下方向に向く回転軸心周りの複数箇所に上記圧入具を上下動可能に支持し、回転動作により上記各圧入具を部品圧入領域及び部品セット領域のいずれか一方の位置まで移動させる回転テーブルと、該回転テーブルの側方に配置され、上記圧入部品を上記部品セット領域に位置する状態の上記圧入具にセットする部品セット手段と、上記回転テーブルの側方に配置され、上記部品圧入領域に位置する状態の上記圧入具にセットされた上記圧入部品に上記ワークの圧入部が対応するよう上記ワークを移動させるワーク移動手段と、上記回転テーブルの上方に配置され、上記部品圧入領域に位置する状態の上記圧入具を上方から押圧して下動させることにより、上記圧入具にセットされた圧入部品を上記ワークの圧入部に圧入する押圧手段とを備えていることを特徴とする。
第2の発明では、第1の発明において、上記部品セット手段は、架台と、該架台に水平方向にスライド可能に支持された移動テーブルと、該移動テーブルに載置され、同種類毎に上記圧入部品を貯留する複数のパーツフィーダと、該各パーツフィーダに対応して設けられ、且つ、上記移動テーブルのスライド方向と交差する水平方向に延び、上記パーツフィーダから送出される上記圧入部品を上記部品セット領域まで順次運搬する部品運搬手段と、上記移動テーブルをスライドさせることにより、上記部品セット領域まで上記圧入部品を運搬する上記部品運搬手段を切り替える切替手段とを備えていることを特徴とする。
第3の発明では、第1又は第2の発明において、上記ワーク移動手段は、上記ワークを支持するワーク支持台と、該ワーク支持台を第1水平方向に移動させる第1ボールネジ機構と、上記ワーク支持台を第1水平方向と直交する第2水平方向に移動させる第2ボールネジ機構と、上記ワーク支持台の下方で、且つ、水平方向に向く軸心周りに回転可能に設けられ、外周面が上記ワーク支持台に下方から接触する偏心したリング状部材とを備えていることを特徴とする。
第4の発明では、第1から第3のいずれか1つの発明において、上記圧入具は、上記回転テーブルの外周縁側に固定され、上下方向に貫通する貫通孔を有する筒状部材と、上記貫通孔にスライド可能に嵌挿され、下端に上記圧入部品を把持する把持手段を有する一方、上端が上記押圧手段に押圧されるスライド部材と、該スライド部材を上方に付勢する付勢手段とを備えていることを特徴とする。
第5の発明では、第4の発明において、上記回転テーブルの上方には、中心軸が上記回転テーブルの回転軸心と一致し、且つ、外周縁の上記部品圧入領域に対応する位置に切欠部を有する円板が設けられ、上記スライド部材の上端には、上記円板の上方で、且つ、径方向内側に突出し、上記各圧入具が上記部品圧入領域に位置する際、上記切欠部を通過して上記スライド部材の下方へのスライド動作を許容する一方、上記各圧入具が上記部品圧入領域以外に位置する際、上記円板上面に接触して上記スライド部材の下方へのスライド動作を阻止する突出部が設けられていることを特徴とする。
第6の発明では、第5の発明において、上記突出部は、上記円板の径方向に向く軸心周りに回転可能に設けられた回転体であることを特徴とする。
第1の発明では、回転テーブルの回転動作により、圧入部品がセットされた圧入具が部品圧入領域まで順次運ばれるとともに、圧入部品がセットされていない圧入具が部品セット領域まで順次運ばれるので、圧入部品をセットするためにワークを部品セット領域と部品圧入領域との間を搬送させるといった特許文献1の如き工程がない。したがって、特許文献1の如きワークを部品圧入領域と部品セット領域との間を搬送させている間は圧入作業が行えないといったことはなく、生産効率が良く、しかも、設備が大掛かりにならずにコンパクトな設備にできる。
第2の発明では、部品セット領域において圧入部品を送給するパーツフィーダがスムーズに切り替わるので、圧入部品の種類を変更する際の段取り替えの時間を短縮することができる。
第3の発明では、第1及び第2ボールネジ機構によって、ワークの水平面の位置を自由に変更できるとともに、リング状部材を回転させると、リング状部材の偏心分だけリング状部材の外周面の位置が上下に変化し、それに伴ってワーク支持台の上下の位置が変わるので、ワークの高さをも簡単に変更することができる。また、リング状部材は、水平方向に幅広な姿勢でワーク支持台を支持するので、ワーク支持台を支持する部分の剛性が高まる。したがって、ワークの圧入部に圧入部品を圧入する際に、ワーク支持台に上方から力が加わってもワーク支持台が下方に変形し難くなり、ワークの圧入部への圧入部品の圧入を確実に行うことができる。
第4の発明では、押圧手段によるスライド部材への押圧で付勢手段の付勢力に抗してスライド部材が下方にスライドすることにより、把持手段に把持された圧入部品がワークの圧入部に圧入される一方、圧入作業後、付勢手段による付勢力でスライド部材が上方にスライドして元位置となるので、圧入作業時において圧入具と押圧手段とを連結させる必要がなく、圧入作業の時間を短縮させることができる。
第5の発明では、付勢手段が故障してスライド部材に対して上方に付勢する力が作用しなくなっても、各圧入具が部品圧入領域以外に位置すると、突出部が円板に引っ掛かり、スライド部材が下方にスライドしなくなる。したがって、各圧入具が部品圧入領域以外に位置する際において、スライド部材が下方にスライドして設備が故障してしまうということを確実に防ぐことができる。
第6の発明では、回転テーブルが回転する際に突出部と円板とが接触しても突出部が回転するので、突出部によって回転テーブルの回転動作時の負荷が大きくなるのを防ぐことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎない。
図1は、本発明の実施形態の圧入装置1を示す。該圧入装置1は、シリンダヘッド(ワーク)Wに形成された複数のピン圧入孔(圧入部)W1にカムキャップ(図示せず)の位置決め用ピン(圧入部品)Pを順次圧入するためのものであり、製造ライン流れ方向が図1紙面右側から図1紙面左側である自動車エンジン用製造ライン10に配置されている。そして、上記シリンダヘッドWは、治具9に位置決めされた状態で、図1紙面右上の搬入通路10aから上記圧入装置1に搬入されて上記圧入装置1で圧入作業が行われた後、図1紙面左上の搬出通路10bから搬出されるようになっている。
尚、以下の説明では、上記製造ライン流れ方向を第1水平方向と、製造ライン流れ方向と直交する水平方向を第2水平方向と呼ぶことにする。
上記圧入装置1の中央には、上下方向に向く回転軸心周りに回転する円形の回転テーブル2が配置され、該回転テーブル2の側方には、上記シリンダヘッドWを移動させるワーク移動装置(ワーク移動手段)3と上記ピンPをセットする部品セット装置(部品セット手段)4とが上記回転テーブル2を境にして第2水平方向に離間して配置されていて、上記回転テーブル2のワーク移動装置3側が部品圧入領域Z1と、部品セット装置4側が部品セット領域Z2となっている。
上記ワーク移動装置3は、図2乃至図5に示すように、上記治具9を載置する載置台31を備え、該載置台31は、略矩形状のベース板31aと、該ベース板31a上面の第2水平方向に離間して設けられた一対の搬送レール31bとを備えている。
該各搬送レール31bは、第1水平方向に所定の間隔をあけて上方に延出する一対の延出フレーム31cと、該両延出フレーム31cの上端に固定され、第1水平方向に延びる直線状の搬送用フレーム31dとをそれぞれ備えている。
該各搬送用フレーム31dの対向する側には、回転軸心が第2水平方向に向く搬送用コロ31eが第1水平方向に所定の間隔をあけて6つ設けられる一方、上記各搬送用フレーム31dの上面には、回転軸心が上下方向に向くガイド用コロ31fが第1水平方向に所定の間隔をあけて7つ設けられていて、上記各搬送用コロ31e及び上記各搬送用コロ31eの回転により搬入通路10aから載置台31への移載と当該載置台31から搬出通路10bへの移載とがスムーズに行えるようになっている。
上記ベース板31aの中央には、図4及び図5に示すように、上下方向にスライドするスライドロッド32aを有する円筒型スライダ32が第2水平方向に所定の間隔をあけて一対並設され、上記各スライドロッド32aの上端には、上記ベース板31aに対応する略矩形状の昇降プレート33aが固定されている。
該昇降プレート33a下面の第1水平方向に沿う各辺寄りの位置には、4つのブロック片33bが第1水平方向に所定の間隔をあけて取り付けられ、上記各ブロック片33bの下面は、第2水平方向の中央部分が下方に位置するように緩やかに湾曲している。
一方、上記昇降プレート33a上面には、上下方向に延びる支持プレート33cが第1水平方向に所定の間隔をあけて4つ並設され、その各上端は、上記各円筒型スライダ32のスライドロッド32aが下方にスライドした状態で上記各搬送用コロ31eの上端より下方に位置するようになっている。
また、上記昇降プレート33aの上面には、上下動可能な治具位置決めピン33dが2つ設けられ(図2参照)、該両治具位置決めピン33dを上動させて上記治具9の図示しない治具基準孔に嵌挿させることにより、上記昇降プレート33aに対する上記治具9の位置が決まるようになっている。
上記ベース板31a上面の第1水平方向に沿う各辺寄りの位置には、2つの軸受プレート31jが第1水平方向に所定の間隔をあけて突設され、上記両軸受プレート31jは、棒状の回転軸34aを第1水平方向に向く軸心周りに回転可能に軸支している。
該回転軸34aの上記各ブロック片33bに対応する位置には、上記回転軸34aの回転軸心周りに回転する偏心したリング状部材34bが固定されている。
該リング状部材34bは、上記回転軸34aの軸心方向に見て外周縁の一部が略への字状に窪む卵形状をなし、外周面が上記各ブロック片33bの下面に接触している。
上記回転軸34aの第1水平方向一端には、出力軸が上記回転軸34aに連結された第1サーボモータ34が設けられている。
上記各回転軸34aは、図5に示すように、上記各第1サーボモータ34の回転駆動により互いに反対方向に回転するようになっていて、上記各回転軸34aの回転動作で上記各リング状部材34b外周面の上下の位置が変更され、上記各ブロック片33bを介して上記昇降プレート33aが昇降するようになっている。
尚、本発明の実施形態では、2つの第1サーボモータ34でそれぞれ各回転軸34aを回転させているが、1つの第1サーボモータ34の回転動作により両回転軸34aが同時に回転する構造としてもよい。
そして、上記昇降プレート33a、上記各ブロック片33b及び上記各支持プレート33cで本発明のワーク支持台33を構成していて、該ワーク支持台33の上昇動作で上記各支持プレート33cの上端位置を上記各搬送用コロ31e上端より上方に位置させることにより、上記各支持プレート33cで上記治具9を支持するようになっている。
上記載置台31の下方には、上記載置台31の水平方向の位置を決めるスライド機構35が設けられている。
該スライド機構35は、フロア11に固定された第1水平方向に延びる長方形状のベースプレート36を備え、該ベースプレート36の上面には、第1水平方向に延びる第1スライドレール36aが第2水平方向に所定の間隔をあけて一対設けられている。
上記ベースプレート36の上方には、第2水平方向に延びる長方形状のスライドプレート37が設けられ、該スライドプレート37下面の上記各第1スライドレール36aに対応する位置には、第2水平方向にスライド可能に外嵌合する第1スライダ37aが第2水平方向に所定の間隔をあけて一対突設されている。
また、上記スライドプレート37上面には、第1水平方向に延びる板状の第2スライドレール37bが第2水平方向に所定の間隔をあけて一対突設され、各第2スライドレール37b中央下部の互いに対向する位置には、それぞれ貫通孔37cが貫通形成されている。
第1水平方向一端側の貫通孔37cには、内周面に雌ネジが螺刻された第1筒部材38aが嵌着されている。
該第1筒部材38aには、外周面に雄ネジが螺刻された細い棒状の第1作動ネジ38bが螺合され、該第1作動ネジ38bは第1水平方向他端側の貫通孔37cに挿通されている。
また、上記ベースプレート36上面の第1水平方向両端には、一対の軸受部材36bが突設され、第1水平方向他端側の軸受部材36bには、第1水平方向一端側に延びる円筒部36cが設けられている。
上記第1作動ネジ38bは、第1水平方向一端側の軸受部材36bと上記円筒部36cとに第1水平方向に向く軸心周りに回転可能に軸支され、上記第1作動ネジ38bの第1水平方向一端には、出力軸が上記第1作動ネジ38bに連結された第2サーボモータ38cが設けられている。
そして、上記第1筒部材38a、上記第1作動ネジ38b及び上記第2サーボモータ38cで本発明の第1ボールネジ機構38を構成していて、上記第2サーボモータ38cの回転駆動による上記第1作動ネジ38bの回転動作で上記第1筒部材38aが第2スライドレール37bと共に第1水平方向に螺進・螺退して、上記スライドプレート37が第1水平方向に移動するようになっている。
上記ベース板31a下面の上記各第2スライドレール37bに対応する位置には、第1水平方向にスライド可能に外嵌合する第2スライダ37dが第1水平方向に所定の間隔をあけて一対突設されている。
また、上記ベース板31a下面には、図4及び図5に示すように、一対の軸受部材31hが第2水平方向に所定の間隔をあけて突設され、第2水平方向一端側の軸受部材31hには、第2水平方向に延びる円筒部31iが設けられている。
第2水平方向他端側の軸受部材31hにおける上記円筒部31iに対向する位置には、貫通孔31gが形成されている。
該貫通孔31gには、内周面に雌ネジが螺刻された第2筒部材39aが嵌着され、該第2筒部材39aには、外周面に雄ネジが螺刻された細い棒状の第2作動ネジ39bが螺合されている。
また、上記両第2スライドレール37bの第2水平方向他端間は、橋絡プレート37eで橋絡されている。
上記第2作動ネジ39bは、上記円筒部31iと上記橋絡プレート37eとで第2水平方向に向く軸心周りに回転可能に軸支され、上記第2作動ネジ39bの第2水平方向他端には、出力軸が上記第2作動ネジ39bに連結された第3サーボモータ39cが設けられている。
そして、上記第2筒部材39a、上記第2作動ネジ39b及び上記第3サーボモータ39cで本発明の第2ボールネジ機構39を構成していて、上記第2筒部材39aが上記第3サーボモータ39cの回転駆動による上記第2作動ネジ39bの回転動作で第2水平方向に螺進・螺退して、上記載置台31が第2水平方向に移動するようになっている。
つまり、上記治具9を支持するワーク支持台33は、上記第1ボールネジ機構38及び第2ボールネジ機構39により第1水平方向及び第2水平方向に移動し、且つ、上記各リング状部材34bの回転動作により昇降するようになっている。
上記部品セット装置4は、図6及び図7に示すように、鋼材からなる架台41を備え、該架台41は、第1水平方向に細く延びる矩形プレート41aと、該矩形プレート41a裏面の第1水平方向に離間して設けられ、上記矩形プレート41aを支持する一対の支柱41bとからなっている。
上記矩形プレート41a上面の第1水平方向に離間したそれぞれの位置には、第1水平方向に延びる第3スライドレール41cが第2水平方向に所定の間隔をあけて一対設けられている。
上記矩形プレート41aの上方には、第1水平方向に延びる長方形板状の移動テーブル42が設けられ、該移動テーブル42下面の上記各第3スライドレール41cに対応する位置には、第1水平方向にスライド可能に外嵌合する第3スライダ42aがそれぞれ突設されている。
上記移動テーブル42上面には、筒状のパーツフィーダ43が第1水平方向の両端部分にそれぞれ載置されている。
該各パーツフィーダ43は、同種類毎にピンPを貯留しており、上記各パーツフィーダ43の反回転テーブル2側には、上記ピンPを順次送り出すピン送出部43aが互いに対向するように第1水平方向に延出している。
上記両パーツフィーダ43間には、上記ピンPを上記パーツフィーダ43から上記部品セット領域Z2まで順次運搬するピン運搬装置(部品運搬手段)44が各パーツフィーダ43に対応して設けられている。
上記ピン運搬装置44は、上記ピン送出部43aの延出端から部品セット領域Z2まで上記移動テーブル42のスライド方向と直交する方向である第2水平方向に延びる第1ガイド部材45と、該第1ガイド部材45の下方に当該第1ガイド部材45に対応して設けられた直線状のコンベア46とを備え、上記第1ガイド部材45の反回転テーブル2側は、上記ピン送出部43aに接続するためにパーツフィーダ43側に傾斜している。
上記第1ガイド部材45には、図9に示すように、下方に開口する凹条溝45aが第2水平方向に延び、上記第1ガイド部材45の上面には、上記凹条溝45aに連通する第1スリット45bが第2水平方向に延びている。
上記コンベア46は、図8に示すように、上記回転テーブル2側に設けられ、駆動モータ46aにより第2水平方向に向く回転軸心周りに回転駆動する第1ローラ46bと、上記パーツフィーダ43側に設けられ、第2水平方向に向く回転軸心周りに回転自在な第2ローラ46cとを備え、上記第1ローラ46bと上記第2ローラ46cとにゴム製のベルト部材46dが掛け回されている。
そして、上記各ピンPは、上記パーツフィーダ43のピン送出部43aから順次送り出されて上記ベルト部材46dに移載されるとともに、上記第1ローラ46bの回転駆動により上記凹条溝45aに案内されながら上記部品セット領域Z2まで上記ベルト部材46dで運搬されるようになっている。
上記各第1ガイド部材45の回転テーブル2側には、それぞれピン上昇ユニット47が設けられている。
該ピン上昇ユニット47は、第2水平方向に延びる第2ガイド部材47aを備え、該第2ガイド部材47aの反回転テーブル2側は、上記第1ガイド部材45の回転テーブル2側に連結されている。
上記第2ガイド部材47aには、上記凹条溝45aに対応する位置から回転テーブル2側に延びる断面略矩形状の第1通路47bと、該第1通路47bの延出端から上下方向に延びて貫通する断面略矩形状の第2通路47cとが設けられている。
上記第2ガイド部材47a上面の第1ガイド部材45側の端部から回転テーブル2側寄りの位置までには、上記第1通路47bに連通する第2スリット47dが第2水平方向に延びている。
上記第2ガイド部材47aの下方には、部品セット用シリンダ48が配設され、該部品セット用シリンダ48は、上記移動テーブル42に繋がるブラケット42bに固定されたシリンダ本体48aと、該シリンダ本体48aから下方に伸縮するピストンロッド48bとを備えている。
上記シリンダ本体48aの回転テーブル2側には、上下方向に延びるスライドレール48cが設けられ、該スライドレール48cには、下端が連結部材48eで上記ピストンロッド48bの延出端に連結されたスライダ48dが上下動可能に外嵌合している。
該スライダ48dの回転テーブル2側には、ピン押出部材49が固定され、該ピン押出部材49の上部には、上記第2通路47cに挿通可能なロッド部49aが設けられている。
そして、上記ピストンロッド48bが伸びた状態で、図12に示すように、上記ロッド部49a上端が上記第1通路47bの下面と面一となっていて、上記ピストンロッド48bが縮むと上記ピン押出部材49が上動し、図13に示すように、上記ロッド部49aが上記第2通路47cを上昇するようになっている。
上記一方の支柱41bには、図6及び図7に示すように、第1水平方向に延びる切替シリンダ(切替手段)40が固定され、該切替シリンダ40は、先端が連結部材40bで上記移動テーブル42下面に連結され、第1水平方向に伸縮するピストンロッド40aを備えている。
そして、図6及び図10に示すように、上記切替シリンダ40のピストンロッド40aを伸縮させることにより、上記移動テーブル42を第1水平方向にスライドさせ、上記部品セット領域Z2まで上記各ピンPを運搬するピン運搬装置44を切り替えるようになっている。
上記回転テーブル2の上方には、図11に示すように、中心軸が上記回転テーブル2の回転軸心と一致する円板6が上記回転テーブル2から所定の間隔をあけて円筒状の取付部材6cにより装置固定側12に固定されている。
上記円板6上面の外周縁側には、内周面側より下方に位置する段差面6aが形成され、上記円板6外周縁の上記部品圧入領域Z1に対応する位置には、切欠部6bが形成されている。
該切欠部6bの上方(回転テーブル2の上方)には、押圧シリンダ(押圧手段)7が設けられ、該押圧シリンダ7は、装置固定側12に取り付けられたシリンダ本体7cと、該シリンダ本体7cから下方に向けて伸縮するピストンロッド7bとを備えている。
該ピストンロッド7bの下端には、図14及び図15に示すように、側面視で略J字状のガイド部材71が取り付けられている。
該ガイド部材71は、上記ピストンロッド7bの下端に固定された水平方向に延びる固定板部71aと、該固定板部71aの回転テーブル2側から下方に直線状に延びる延出板部71bと、該延出板部71bの延出端から回転テーブル2の径方向外側に突出する突出板部71cとを備え、上記固定板部71aの下面には、略円柱状のロードセル7aが取り付けられている。
そして、上記突出板部71cは、上記切欠部6bに対応していて、上記ピストンロッド7bが縮んだ状態で、上記突出板部71cの上面と上記段差面6aとが面一になるように構成されている。
上記回転テーブル2の周縁には、8つの取付孔2aが回転軸心周りに等間隔に形成され、図1に示すように、上記ピンPを着脱可能にセットする圧入具5が上記各取付孔2aに取り付けられている。
上記圧入具5は、図11乃至図15に示すように、上下方向に貫通する貫通孔51aを有する筒状部材51と、上記貫通孔51aにスライド可能に嵌挿されたスライド部材52とを備えている。
上記筒状部材51は、外周面に雄ネジが螺刻された円筒部51bと、該円筒部51bの下端周縁から外側方に突出する環状突条部51cとを備えている。
上記円筒部51bには、内周面に雌ネジが螺刻された第1リング54が螺合可能となっていて、上記円筒部51bを上記取付孔2aに下方から挿通するとともに、上記第1リング54を上記円筒部51bに螺合して上記取付孔2a周縁を上記環状突条部51cと上記第1リング54とで挟み込むことにより上記筒状部材51が上記回転テーブル2に取り付けられるようになっている。
上記スライド部材52の下端寄りには、上記環状突条部51c下面に接触して上記スライド部材52の上方へのスライドを規制する規制リング55が外嵌合される一方、上記スライド部材52の上端寄りには、第2リング56が外嵌合されている。
上記円筒部51b及び上記スライド部材52には、第1コイルバネ(付勢手段)57が巻装され、該第1コイルバネ57の下端が上記第1リング54の上面に、上端が上記第2リング56の下面に当接することにより、上記第1コイルバネ57が上記スライド部材52を上方に付勢するようになっている。
また、上記スライド部材52の上端には、中心軸が上下方向に向く短い円柱部材52aが取り付けられ、該円柱部材52aは、上記各圧入具5が上記部品圧入領域Z1に位置する状態で上記ピストンロッド7bが伸びると、上記ロードセル7aに上方から押圧されるようになっている。
そして、上記ピストンロッド7bを伸ばして上記ロードセル7aが上記円柱部材52aを上方から押圧すると、第1コイルバネ57の付勢力に抗してスライド部材52が下方にスライドする一方、ピストンロッド7bを縮めると、第1コイルバネ57の付勢力で上記スライド部材52が上方にスライドするようになっていて、上記各圧入具5は、上記回転テーブル2に上下動可能に支持されている。
尚、上記ロードセル7aは、図示しない制御部に接続され、円柱部材52aを押圧した際に測定した圧力値を瞬時に制御部に送信するようになっている。
上記円柱部材52aには、上記円板6の上方で、且つ、上記円板6の径方向内側に突出し、回転軸心が円板6の径方向に向く回転体をなすカムフォロア(突出部)53が設けられている。
該カムフォロア53は、上記各圧入具5が上記部品圧入領域Z1に位置する状態で上記押圧シリンダ7により上記ロードセル7aで円柱部材52aを上方から押圧する際、上記ガイド部材71と共に下方に移動して上記切欠部6bを通過することで上記スライド部材52の下方へのスライド動作を許容する一方、上記円板6上面に接触することで上記各圧入具5が上記部品圧入領域Z1以外に位置する際、上記スライド部材52の下方へのスライド動作を阻止するようになっている。
また、上記カムフォロア53は、上記各圧入具5が上記部品圧入領域Z1に位置する状態で上記突出板部71cの上方に位置するようになっていて、もし仮に第1コイルバネ57が故障しても、カムフォロア53が突出板部71c上面に接触することでスライド部材52がそれ以上下方にスライドできないようになっており、スライド部材52が下方にスライドしたままの状態となって設備が故障するといったことを回避することができる。
上記スライド部材52の下端には、図12乃至図15に示すように、上記ピンPを把持する把持機構(把持手段)8が設けられている。
該把持機構8は、上記スライド部材52の下端に中心軸が上記スライド部材52の中心軸と一致するように固定された円板部材81と、該円板部材81の下面中央から下方に延出する略円柱状の押圧棒82とを備え、該押圧棒82の下端中央には、押圧凸部82aが突設されている。
上記押圧棒82の下半部分には、上下方向に延びる貫通孔83aを有する略円筒状押付部材83が上下方向にスライド可能に外嵌合していて、該押付部材83は、図示しない規制片により上記押圧棒82に対して所定の位置より下方にスライドしないようになっている。
上記押圧棒82の上半部分には、第2コイルバネ84が巻装され、該第2コイルバネ84の上端が上記円板部材81に、下端が上記押付部材83の上端に当接することにより、上記第2コイルバネ84が上記押付部材83を下方に付勢するようになっている。
上記押付部材83の外周面には、上下方向に延びる4つの細溝部83bが周方向に等間隔に形成され、該各細溝部83bの上端側及び下端側のみが上記貫通孔83aに連通している。
上記各細溝部83bには、上下に長細い略L字状の把持プレート85が挿入され、該把持プレート85上端の上記貫通孔83a側には、上記押付部材83における上記細溝部83b内の上端に引っ掛かる突起85aが突設されている。
一方、上記押付部材83の下端には、上記ピンPを把持するための把持部85bが上記貫通孔83a側に突設されている。
上記把持部85bは、上記押圧凸部82aより下方で、且つ、上記押付部材83の下面より上方に位置していて、その突出端は、上記貫通孔83aに若干臨んでいる。
上記押付部材83下端寄りの外周面には、周方向に沿って延び、且つ、各細溝部83bに連通する凹条溝83cが形成され、上記各把持プレート85には、上記凹条溝83cに対応する切欠部85cが形成されている。
上記凹条溝83c及び各切欠部85cには、2つの環状ゴム部材86が上下二段となるように嵌め込まれ、上記各把持プレート85は、上記突起85aを揺動支点として上記ゴム部材86の付勢力に抗して外側方に揺動可能となっている。
上記回転テーブル2と上記円板6との間には、図11に示すように、上記回転テーブル2を回転駆動させる厚みのある円盤状のドライブモータ2bが設けられている。
該ドライブモータ2bは、上記回転テーブル2の上面に固定された回転子2cを有し、該回転子2cの回転動作により上記回転テーブル2が回転して上記各圧入具5が上記部品圧入領域Z1及び部品セット領域Z2の位置まで同時に移動するようになっている。
また、上記部品セット装置4は、図12及び図13に示すように、部品セット領域Z2に位置する上記圧入具5に対して上記ロッド部49aで上記ピンPを上昇させて上記貫通孔83aに押し込み、当該押込動作で上記圧入具5における各突起85aの突出端に上記ピンPを摺接させながら上記各把持プレート85を上記両ゴム部材86に付勢力に抗して外側方に揺動させ、且つ、上記ゴム部材86の付勢力により上記各把持プレート85の各突起85aで上記ピンPを挟持して上記ピンPが上記圧入具5にセットされるようになっている。
さらに、上記ワーク移動装置3は、図14に示すように、上記部品圧入領域Z1に位置する状態の上記圧入具5にセットされた上記ピンPに上記シリンダヘッドWのピン圧入孔W1が対応するよう治具9を移動させるようになっている。
また、上記押圧シリンダ7は、図15に示すように、上記ピストンロッド7bを伸ばすことにより、上記部品圧入領域Z1に位置する上記圧入具5を上記ロードセル7aで上方から押圧して下動させ、上記押付部材83の下面を上記シリンダヘッドWの上面に当接させるようになっている。
上記押圧シリンダ7は、上記押付部材83の下面が上記シリンダヘッドWの上面に当接した状態で、上記ピストンロッド7bをさらに伸ばすことにより、第2コイルバネ84の付勢力に抗して押付部材83に対して押圧棒82が下動し、上記各把持プレート85の突起85aに把持されたピンPを押圧凸部82aで下方に押し出して上記シリンダヘッドWのピン圧入孔W1に圧入するようになっている。
次に、上記圧入装置1の圧入作業について説明する。
まず、回転テーブル2に取り付けられた各圧入具5にピンPがセットされていない状態において、図示しない工程盤から圧入作業開始信号が圧入装置1に出力されると、図6乃至図9に示すように、一方のパーツフィーダ43が作動開始して当該パーツフィーダ43に貯留する各ピンPがピン運搬装置44に送給されるとともに、当該ピン運搬装置44によって各ピンPが部品セット領域Z2に順次運搬される。
部品セット領域Z2まで運搬されたピンPは、図12及び図13に示すように、ピン押出部材49のロッド部49aによって上昇して部品セット領域Z2に位置する圧入具5の貫通孔83aに押し込まれる。すると、各ゴム部材86の付勢力で各把持プレート85の各突起85aがピンPを把持することでピンPが圧入具5にセットされる。
その後、ピン押出部材49は下降するとともに、ロッド部49a上方に次のピンPがピン運搬装置44で運搬される。
そして、回転テーブル2を回転させ、ピン運搬装置44によって上記部品セット領域Z2に移動してくるピンPを各圧入具5に順次セットし、ピンPがセットされた圧入具5を部品圧入領域Z1まで順次移動させる。
一方、部品セット領域Z2にてピンPをセットした各圧入具5が部品圧入領域Z1まで移動してくる間に、第2サーボモータ38c及び第3サーボモータ39cを駆動させて載置台31を上記搬入通路10aに接続する位置まで移動させ、シリンダヘッドWを位置決めした治具9を各搬送用コロ31e及び各ガイド用コロ31fで案内しつつ搬入通路10aから上記各搬送用コロ31e上に移載する。
次いで、第1サーボモータ34を駆動させて上記各支持プレート33cを上昇させることにより上記治具9を支持し、且つ、上記治具位置決めピン33dを上記治具9の図示しない治具基準孔に嵌挿してワーク支持台33に対して治具9を動かないようにする。
しかる後、第2サーボモータ38c及び第3サーボモータ39cを駆動させて載置台31を部品圧入領域Z1まで移動させ、上記シリンダヘッドWのピン圧入孔W1を上記部品圧入領域Z1に位置する状態の上記圧入具5にセットされた上記ピンPに対応させる。
このとき、上記ピンPと上記ピン圧入孔W1との間が離れている場合には、両第1サーボモータ34を駆動させて上記各支持プレート33cを上昇させることにより上記治具9を上昇させて上記ピンPと上記ピン圧入孔W1との間を狭くする。
そして、押圧シリンダ7を作動させてピストンロッド7bを伸ばすことにより、上記部品圧入領域Z1に位置する上記圧入具5の円柱部材52aを上記ロードセル7aで上方から押圧してスライド部材52を第1コイルバネ57の付勢力に抗して下動させ、上記押付部材83の下面を上記シリンダヘッドWの上面に当接させる。
さらに、押圧シリンダ7を作動させてピストンロッド7bを伸ばすことにより、第2コイルバネ84の付勢力に抗して押付部材83に対して押圧棒82を下方にスライドさせ、上記各把持プレート85の突起85aによって把持されたピンPを押圧凸部82aで下方に押し出して上記シリンダヘッドWのピン圧入孔W1に圧入する。
その後、押圧シリンダ7を作動させてピストンロッド7bを縮めると、第1コイルバネ57の付勢力により圧入具5が上動するとともに、第2コイルバネ84の付勢力により押圧棒82に対して押付部材83が下方にスライドする。
そして、回転テーブル2を回転させ、ピンPがセットされた圧入具5を部品圧入領域Z1に移動させる一方、ピンPがセットされていない圧入具5を部品セット領域Z2に移動させる。
また、上記回転テーブル2の回転動作と同時に第2サーボモータ38c及び第3サーボモータ39cを駆動させて載置台31を移動させ、シリンダヘッドWにおけるピンPが圧入されていないピン圧入孔W1を上記部品圧入領域Z1に移動してきた状態の上記圧入具5にセットされた上記ピンPに対応させる。
さらに、ピンPがセットされていない圧入具5が上記部品セット領域Z2に移動してくるとピン上昇ユニット47のピン押出部材49を上昇させ、ロッド部49aでピンPを貫通孔83aに押し込んで圧入具5にセットする。
このように、ピンPのピン圧入孔W1への圧入と圧入具5へのピンPのセットとを回転テーブル2を回転させながら順次繰り返してシリンダヘッドWの各ピン圧入孔W1にピンPを圧入する。
そして、シリンダヘッドWに形成された全てのピン圧入孔W1へのピンPの圧入作業が終了すると、第2サーボモータ38c及び第3サーボモータ39cを駆動させて載置台31を上記搬出通路10bに接続する位置まで移動させる。
しかる後、両第1サーボモータ34を駆動させて上記各支持プレート33cを下降させるとともに、上記治具位置決めピン33dを上記治具9の図示しない治具基準孔から引き抜き、その後、治具9を各搬送用コロ31e及び各ガイド用コロ31fで案内しながら上記各搬送用コロ31e上から搬出通路10bに移載して、シリンダヘッドWを次工程に搬出する。
尚、種類の異なるピンPをシリンダヘッドWのピン圧入孔W1に圧入する際には、図10に示すように、切替シリンダ40のピストンロッド40aを伸ばして移動テーブル42を第1水平方向に移動させることにより、上記部品セット領域Z2まで上記各ピンPを運搬するピン運搬装置44を切り替える。
以上より、本発明の実施形態によると、回転テーブル2の回転動作により、ピンPがセットされた圧入具5が部品圧入領域Z1まで順次運ばれるとともに、ピンPがセットされていない圧入具5が部品セット領域Z2まで順次運ばれるので、ピンPをセットするためにシリンダヘッドWを部品セット領域Z2と部品圧入領域Z1との間を搬送させるといった特許文献1の如き工程がない。したがって、特許文献1の如きシリンダヘッドWを部品圧入領域Z1と部品セット領域Z2との間を搬送させている間は圧入作業が行えないといったことはなく、生産効率が良く、しかも、設備が大掛かりにならずにコンパクトな設備にできる。
また、切替シリンダ40により、部品セット領域Z2においてピンPを送給するパーツフィーダ43がスムーズに切り替わるので、ピンPの種類を変更する際の段取り替えの時間を短縮することができる。
さらに、第1ボールネジ機構38及び第2ボールネジ機構39によって、シリンダヘッドWの水平面の位置を自由に変更できるとともに、リング状部材34bを回転させると、リング状部材34bの偏心分だけリング状部材34bの外周面の位置が上下に変化し、それに伴ってワーク支持台33の上下の位置が変わるので、シリンダヘッドWの高さをも簡単に変更することができる。
また、リング状部材34bは、水平方向に幅広な姿勢でワーク支持台33を支持するので、ワーク支持台33を支持する部分の剛性が高まる。したがって、シリンダヘッドWのピン圧入孔W1にピンPを圧入する際に、ワーク支持台33に上方から力が加わっても上記ワーク支持台33が下方に変形し難くなり、シリンダヘッドWのピン圧入孔W1へのピンPの圧入を確実に行うことができる。
それに加えて、押圧シリンダ7によるスライド部材52への押圧で第1コイルバネ57の付勢力に抗してスライド部材52が下方にスライドすることにより、把持機構8に把持されたピンPがシリンダヘッドWのピン圧入孔W1に圧入される一方、圧入作業後、第1コイルバネ57による付勢力でスライド部材52が上方にスライドして元位置となるので、圧入作業時において圧入具5と押圧シリンダ7とを連結させる必要がなく、圧入作業の時間を短縮させることができる。
また、第1コイルバネ57が故障してスライド部材52に対して上方に付勢する力が作用しなくなっても、各圧入具5が部品圧入領域Z1以外に位置すると、カムフォロア53が上記円板6の段差面6aに引っ掛かり、スライド部材52が下方にスライドしなくなる。したがって、各圧入具5が部品圧入領域Z1以外に位置する際において、スライド部材52が下方にスライドして設備が故障してしまうということを確実に防ぐことができる。
そして、回転テーブル2が回転する際にカムフォロア53と円板6とが接触してもカムフォロア53が回転するので、カムフォロア53によって回転テーブル2の回転動作時の負荷が大きくなるのを防ぐことができる。
尚、本発明の実施形態では、圧入具5を回転テーブル2に8つ取り付けているが、8つに限らず、2つ以上取り付けていればよい。
また、本発明の実施形態では、パーツフィーダ43及びピン運搬装置44がそれぞれ2つずつ設けられているが、これに限らず、3つずつ設けてピン運搬装置44を第1水平方向に並設させるようにしてもよい。
また、本発明の実施形態では、回転テーブル2の回転動作により、各圧入具5を部品圧入領域Z1及び部品セット領域Z2の位置まで同時に移動させているが、各圧入具5を部品圧入領域Z1及び部品セット領域Z2のいずれか一方の位置まで移動させながら、ピンPの圧入作業とセット作業とをそれぞれ行うようにしてもよい。
また、本発明の実施形態では、ピンPを圧入部品としているが、その他の部品を圧入する場合においても、本設備を適用することができる。
本発明は、ワークの圧入部に圧入部品を圧入する圧入装置に適している。
1 圧入装置
2 回転テーブル
3 ワーク移動装置(ワーク移動手段)
4 部品セット装置(部品セット手段)
5 圧入具
6 円板
6b 切欠部
7 押圧シリンダ(押圧手段)
8 把持機構(把持手段)
33 ワーク支持台
34b リング状部材
38 第1ボールネジ機構
39 第2ボールネジ機構
40 切替シリンダ(切替手段)
41 架台
42 移動テーブル
43 パーツフィーダ
44 ピン運搬装置(部品運搬手段)
51 筒状部材
51a 貫通孔
52 スライド部材
53 カムフォロア(突出部)
57 第1コイルバネ(付勢手段)
P ピン(圧入部品)
W シリンダヘッド(ワーク)
W1 ピン圧入孔(圧入部)
Z1 部品圧入領域
Z2 部品セット領域
2 回転テーブル
3 ワーク移動装置(ワーク移動手段)
4 部品セット装置(部品セット手段)
5 圧入具
6 円板
6b 切欠部
7 押圧シリンダ(押圧手段)
8 把持機構(把持手段)
33 ワーク支持台
34b リング状部材
38 第1ボールネジ機構
39 第2ボールネジ機構
40 切替シリンダ(切替手段)
41 架台
42 移動テーブル
43 パーツフィーダ
44 ピン運搬装置(部品運搬手段)
51 筒状部材
51a 貫通孔
52 スライド部材
53 カムフォロア(突出部)
57 第1コイルバネ(付勢手段)
P ピン(圧入部品)
W シリンダヘッド(ワーク)
W1 ピン圧入孔(圧入部)
Z1 部品圧入領域
Z2 部品セット領域
Claims (6)
- ワークの圧入部に圧入部品を圧入する圧入装置であって、
上記圧入部品が着脱可能にセットされる圧入具と、
上下方向に向く回転軸心周りの複数箇所に上記圧入具を上下動可能に支持し、回転動作により上記各圧入具を部品圧入領域及び部品セット領域のいずれか一方の位置まで移動させる回転テーブルと、
該回転テーブルの側方に配置され、上記圧入部品を上記部品セット領域に位置する状態の上記圧入具にセットする部品セット手段と、
上記回転テーブルの側方に配置され、上記部品圧入領域に位置する状態の上記圧入具にセットされた上記圧入部品に上記ワークの圧入部が対応するよう上記ワークを移動させるワーク移動手段と、
上記回転テーブルの上方に配置され、上記部品圧入領域に位置する状態の上記圧入具を上方から押圧して下動させることにより、上記圧入具にセットされた圧入部品を上記ワークの圧入部に圧入する押圧手段とを備えていることを特徴とする圧入装置。 - 請求項1に記載の圧入装置において、
上記部品セット手段は、架台と、
該架台に水平方向にスライド可能に支持された移動テーブルと、
該移動テーブルに載置され、同種類毎に上記圧入部品を貯留する複数のパーツフィーダと、
該各パーツフィーダに対応して設けられ、且つ、上記移動テーブルのスライド方向と交差する水平方向に延び、上記パーツフィーダから送出される上記圧入部品を上記部品セット領域まで順次運搬する部品運搬手段と、
上記移動テーブルをスライドさせることにより、上記部品セット領域まで上記圧入部品を運搬する上記部品運搬手段を切り替える切替手段とを備えていることを特徴とする圧入装置。 - 請求項1又は2に記載の圧入装置において、
上記ワーク移動手段は、上記ワークを支持するワーク支持台と、
該ワーク支持台を第1水平方向に移動させる第1ボールネジ機構と、
上記ワーク支持台を第1水平方向と直交する第2水平方向に移動させる第2ボールネジ機構と、
上記ワーク支持台の下方で、且つ、水平方向に向く軸心周りに回転可能に設けられ、外周面が上記ワーク支持台に下方から接触する偏心したリング状部材とを備えていることを特徴とする圧入装置。 - 請求項1から3のいずれか1つに記載の圧入装置において、
上記圧入具は、上記回転テーブルの外周縁側に固定され、上下方向に貫通する貫通孔を有する筒状部材と、
上記貫通孔にスライド可能に嵌挿され、下端に上記圧入部品を把持する把持手段を有する一方、上端が上記押圧手段に押圧されるスライド部材と、
該スライド部材を上方に付勢する付勢手段とを備えていることを特徴とする圧入装置。 - 請求項4に記載の圧入装置において、
上記回転テーブルの上方には、中心軸が上記回転テーブルの回転軸心と一致し、且つ、外周縁の上記部品圧入領域に対応する位置に切欠部を有する円板が設けられ、
上記スライド部材の上端には、上記円板の上方で、且つ、径方向内側に突出し、上記各圧入具が上記部品圧入領域に位置する際、上記切欠部を通過して上記スライド部材の下方へのスライド動作を許容する一方、上記各圧入具が上記部品圧入領域以外に位置する際、上記円板上面に接触して上記スライド部材の下方へのスライド動作を阻止する突出部が設けられていることを特徴とする圧入装置。 - 請求項5に記載の圧入装置において、
上記突出部は、上記円板の径方向に向く軸心周りに回転可能に設けられた回転体であることを特徴とする圧入装置。
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