JP4998053B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
そして、操作レバーのグリップ部を保持したとき親指の届く範囲に、前後進切換用のスイッチと、走行速度切換用のシフトアップ押しボタンスイッチと、シフトダウン押しボタンスイッチを設け、グリップ部の側面にホーンスイッチを設けたものは、公知である(特許文献1)。
請求項4記載の発明は、前記操作レバー(11)を右方向に操作して走行車体(1)の走行方向を右方向に修正しているときには、前記上げ調整スイッチ(SW3)と下げ調整スイッチ(SW4)の操作が無効となる構成とした請求項2記載のコンバインとする。
請求項6記載の発明は、前記グレンタンク(4)内の穀粒を排出する排出オーガー(15)の操作スイッチを有したオーガスイッチパネル(26)を備え、該オーガスイッチパネル(26)には、排出オーガー(15)を上下回動させる上回動スイッチ(SW17)および下回動スイッチ(SW18)を上下に並べて配置すると共に、排出オーガー(15)を左右方向に旋回させる左旋回スイッチ(SW15)および右旋回スイッチ(SW16)を左右に並べて配置し、これらのスイッチ(SW15〜SW18)の下側には、排出オーガー(15)を伸縮させる伸長調節スイッチ(SW19)および短縮調節スイッチ(SW20)を上下に並べて配置すると共に、排出オーガー(15)の先端の排出口(15d)を左右に回動調節する左回動スイッチ(SW21)および右回動スイッチ(SW22)を左右に並べて配置し、該上下左右に配置された上回動スイッチ(SW17)と下回動スイッチ(SW18)と左旋回スイッチ(SW15)と右旋回スイッチ(SW16)との間の中心部と、前記伸長調節スイッチ(SW19)と短縮調節スイッチ(SW20)と左回動スイッチ(SW21)と右回動スイッチ(SW22)との間の中心部に、各スイッチの間隔部に位置して各スイッチの押し面よりも高い十字形状の隆起部(27)を夫々設け、オーガスイッチパネル(26)における周辺の部位には前記各スイッチ(SW15〜SW22)の押し面よりも高い周辺隆起部(28)を設けた請求項1から請求項5のいずれか一項記載のコンバインとする。
また、グリップ部の前側面に押し面を突出するようにスイッチを設けると、操作レバーを掴んで操作した場合に、スイッチ面を押してしまい誤操作することがあり、スイッチの周辺に突出した誤操作防止用の壁を設けると、握持した際にゴツゴツした違和感を与える不具合があるが、請求項1記載の発明によれば、上げスイッチ(SW1)及び下げスイッチ(SW2)の各押し面をグリップ部(11a)の前側面から沈ませて設け、この上げスイッチ(SW1)と下げスイッチ(SW2)の間隔部に各スイッチの押し面よりも突出した誤操作防止用の突出部(21)を設けることにより、シンプルな構成にすることができ、ゴツゴツ感を少なくしながら上述の不具合を解消することができる。
また、グリップ部(11a)の上部左側面に、該グリップ(11a)を握った手の親指が収まる凹部(23)を設けたので、グリップ部(11a)を掴んで右側へ倒し操作する場合に、右手の親指を凹部(23)になじませながら操作でき、操作レバー(11)を適確に操作することができる。
また、グリップ部(11a)を掴んで右側に倒す場合に、右手の親指をグリップ部(11a)の上部左側面に設けた凹部(23)になじませると共に、突出部(24)の感触を確かめることにより、操作レバー(11)を適確に操作でき、また、グリップ部(11a)の下部左側面に設けた上げ調整スイッチ(SW3)と下げ調整スイッチ(SW4)の誤操作を防止することができる。
請求項3記載の発明によると、上記請求項2記載の発明の効果に加えて、グリップ部(11a)を掴んで左右方向及び前後方向に操作する場合に、上げスイッチ(SW1)、下げスイッチ(SW2)、上げ調整スイッチ(SW3)、下げ調整スイッチ(SW4)の誤操作を防止することができる。
請求項4記載の発明によると、上記請求項2記載の発明の効果に加えて、グリップ部(11a)を掴んで右方向に操作する場合に、このグリップ(11a)の下部左側面の上げ調整スイッチ(SW3)及び下げ調整スイッチ(SW4)を親指で押してしまうことによる誤操作を防止することができる。
請求項5記載の発明によると、上記請求項1から請求項4のいずれか一項記載の発明の効果に加えて、左傾斜スイッチ(SW5)および右傾斜スイッチ(SW6)と、左傾斜微調整スイッチ(SW7)および右傾斜微調整スイッチ(SW8)とで、各押し面の間隔と高さが相違するので、誤操作を防止することができる。
請求項6記載の発明によると、上記請求項1から請求項5のいずれか一項記載の発明の効果に加えて、オーガスイッチパネル(26)に設けた隆起部(27,27)及び周辺隆起部(28)を基準にして各スイッチ(SW15〜SW22)の位置が容易に判別でき、誤操作を防止することができる。
まず、図1により本発明の操作レバーを備えたコンバインの全体構成について説明する。図1にはコンバインの全体側面図が図示されている。コンバインの走行車体1の下方には左右の走行クローラ2,2を配設し、走行車体1上には、右側前部に座席付きの操縦部3を、その後方にはエンジン(図示省略)及び穀粒収納用のグレンタンク4を配設し、走行車体1の左側部に脱穀部5を搭載し、脱穀部5の下方には選別部6を設け、走行車体1の前側部には刈取搬送部7を昇降自在に設けている。
操縦部3の座席3aの前側部には、フロント操作ボックス3bを、左側部にはサイド操作ボックス3cを設けている。フロント操作ボックス3bの右側端部に操作レバー11を、正面部にモニタ表示器12を設け、サイド操作ボックス3cには、前側から後側にかけてスイッチの入切を表示するスイッチパネル13、エンジンの燃料噴射量を調節するアクセルレバー14、エンジンからの走行動力及び作業動力を無段変速する無段変速装置(図示省略)変速用の主変速レバー15、副変速装置(図示省略)変速用の副変速レバー16、刈取搬送部7及び脱穀部6への動力入切用の刈取脱穀クラッチレバー17を配設している。
この操作レバー11は、機体の進行方向を変えるとき、あるいは、刈取搬送部7を昇降するもので、操作レバー11を左側に操作すると、倒し操作量に応じて機体の走行方向が左側に方向修正され、右側に操作すると右側に方向修正され、また、操作レバー11を前方に操作すると、刈取搬送部7が下降され、後方に操作すると上昇される構成である。
また、図5に示すように、操作レバー11のグリップ部11aの左側面に凹部23を設け、右手でグリップ部11aを握った際に親指が凹部23に収まるように構成する。すると、グリップ部11aを鷲掴みにして右側への倒し操作をする場合に、右手の親指を凹部23になじませながら操作でき、操作レバー11を適確に操作することができる。
グレンタンク4に収納した穀粒を排出オーガー15により排出するように構成している。排出オーガー15は、図1に示すように、縦排出オーガー15aと、基部横排出オーガー15bと、基部横排出オーガー15bに伸縮自在の先端横排出オーガー15cと、先端横排出オーガー15cの先端に設けた排出口15dにより構成されていて、アクチュエータにより縦排出オーガー15aの軸芯回りに基部横排出オーガー15b及び先端横排出オーガー15cは旋回可能で、且つ、基部横排出オーガー15bに対して先端横排出オーガー15cを伸縮調節可能で、且つ、基部横排出オーガー15b及び先端横排出オーガー15cを軸心回りに回動して排出口15dを左右に回動調節できるように構成している。
次に、図12に基づき、サイド操作ボックス3cにおける主変速レバー15と自動関係の自動スイッチパネル31との関連配置構成について説明する。
図13に示すように、刈取穀稈は、刈取搬送部7の根元搬送装置36、穂先搬送装置37の終端側から、押圧ガイド杆40により押しつけながら、脱穀部5のフィードチェン38、補助引継ぎ搬送装置39に引き継がれる構成である。また、脱穀部5に穀稈を手扱ぎで供給するときには、補助引継ぎ搬送装置39の上方に引継ぎガイド体41を配設し、穀稈の根元部が補助引継ぎ搬送装置39に引っ掛からないようにして円滑に供給するようにしている。
2 走行クローラ
3 操縦部
4 グレンタンク
5 脱穀部
7 刈取搬送部
11 操作レバー
11a グリップ部
15 排出オーガー
15d 排出口
21 突出部
23 凹部
24 隔壁(突出部)
26 オーガスイッチパネル
27 隆起部
28 周辺隆起部
SW1 刈取上げスイッチ(上げスイッチ)
SW2 刈取下げスイッチ(下げスイッチ)
SW3 車高上げ調整スイッチ(上げ調整スイッチ)
SW4 車高下げ調整スイッチ(下げ調整スイッチ)
SW5 車体左傾斜スイッチ(左傾斜スイッチ)
SW6 車体右傾斜スイッチ(右傾斜スイッチ)
SW7 車体傾斜左微調整スイッチ(左傾斜微調整スイッチ)
SW8 車体傾斜右微調整スイッチ(右傾斜微調整スイッチ)
SW15 左旋回スイッチ
SW16 右旋回スイッチ
SW17 上回動スイッチ
SW18 下回動スイッチ
SW19 伸長調節スイッチ
SW20 短縮調節スイッチ
SW21 左回動スイッチ
SW22 右回動スイッチ
Claims (6)
- 走行クローラ(2)を備えた走行車体(1)上の右側前部に操縦部(3)を設け、該操縦部(3)の後方にグレンタンク(4)を設け、走行車体(1)上の左側の部位に脱穀部(5)を搭載し、走行車体(1)の前側に昇降自在な刈取搬送部(7)を設けたコンバインにおいて、前記操縦部(3)に備えた操作レバー(11)を前後方向および左右方向に操作することにより、刈取搬送部(7)の昇降と走行車体(1)の走行方向の調節とを行える構成とし、前記操作レバー(11)のグリップ部(11a)の前側面に、刈取搬送部(7)の昇降微調整用の上げスイッチ(SW1)および下げスイッチ(SW2)を上下に並設し、該上げスイッチ(SW1)および下げスイッチ(SW2)の各押し面をグリップ部(11a)の前側面から沈ませて設けると共に、該上げスイッチ(SW1)と下げスイッチ(SW2)の間隔部に各スイッチの押し面よりも突出した誤操作防止用の突出部(21)を設け、該グリップ部(11a)の上部左側面には、該グリップ部(11a)を握った手の親指が収まる凹部(23)を設けたことを特徴とするコンバイン。
- 前記グリップ部(11a)の下部左側面に、走行車体(1)の車高調整用の上げ調整スイッチ(SW3)および下げ調整スイッチ(SW4)を上下に並設し、該上げ調整スイッチ(SW3)と下げ調整スイッチ(SW4)の間隔部と、前記凹部(23)と上げ調整スイッチ(SW3)の間の部位と、上げ調整スイッチ(SW3)および下げ調整スイッチ(SW4)の後側の部位に連続して、各スイッチの押し面よりも突出する誤操作防止用の突出部(24)を設けた請求項1記載のコンバイン。
- 前記操作レバー(11)が中立位置にある場合にのみ、前記上げスイッチ(SW1)と下げスイッチ(SW2)と上げ調整スイッチ(SW3)と下げ調整スイッチ(SW4)の各操作が有効となる構成とした請求項2記載のコンバイン。
- 前記操作レバー(11)を右方向に操作して走行車体(1)の走行方向を右方向に修正しているときには、前記上げ調整スイッチ(SW3)と下げ調整スイッチ(SW4)の操作が無効となる構成とした請求項2記載のコンバイン。
- 前記グリップ部(11a)の上面に、走行車体(1)の左傾斜調整用の左傾斜スイッチ(SW5)と右傾斜調整用の右傾斜スイッチ(SW6)を設け、該左傾斜スイッチ(SW5)および右傾斜スイッチ(SW6)の後側の部位には、走行車体(1)の左傾斜微調整用の左傾斜微調整スイッチ(SW7)と右傾斜微調整用の右傾斜微調整スイッチ(SW8)を設け、該左傾斜微調整スイッチ(SW7)と右傾斜微調整スイッチ(SW8)の各押し面の間隔を、左傾斜スイッチ(SW5)と右傾斜スイッチ(SW6)の各押し面の間隔よりも広く設定し、前記左傾斜微調整スイッチ(SW7)および右傾斜微調整スイッチ(SW8)の各押し面の高さを、左傾斜スイッチ(SW5)および右傾斜スイッチ(SW6)の各押し面の高さよりも低く設定した請求項1から請求項4のいずれか一項記載のコンバイン。
- 前記グレンタンク(4)内の穀粒を排出する排出オーガー(15)の操作スイッチを有したオーガスイッチパネル(26)を備え、該オーガスイッチパネル(26)には、排出オーガー(15)を上下回動させる上回動スイッチ(SW17)および下回動スイッチ(SW18)を上下に並べて配置すると共に、排出オーガー(15)を左右方向に旋回させる左旋回スイッチ(SW15)および右旋回スイッチ(SW16)を左右に並べて配置し、これらのスイッチ(SW15〜SW18)の下側には、排出オーガー(15)を伸縮させる伸長調節スイッチ(SW19)および短縮調節スイッチ(SW20)を上下に並べて配置すると共に、排出オーガー(15)の先端の排出口(15d)を左右に回動調節する左回動スイッチ(SW21)および右回動スイッチ(SW22)を左右に並べて配置し、該上下左右に配置された上回動スイッチ(SW17)と下回動スイッチ(SW18)と左旋回スイッチ(SW15)と右旋回スイッチ(SW16)との間の中心部と、前記伸長調節スイッチ(SW19)と短縮調節スイッチ(SW20)と左回動スイッチ(SW21)と右回動スイッチ(SW22)との間の中心部に、各スイッチの間隔部に位置して各スイッチの押し面よりも高い十字形状の隆起部(27)を夫々設け、オーガスイッチパネル(26)における周辺の部位には前記各スイッチ(SW15〜SW22)の押し面よりも高い周辺隆起部(28)を設けた請求項1から請求項5のいずれか一項記載のコンバイン。
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