JP4897319B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

本発明は、コンバイン等の農業機械の操作部構造に関する。
従来、コンバインとしては、操縦手段の一つである操向ステアリングを備えており、操向ステアリングのホイール部内側に、左右進路変更手段などの操作部が取り付けられているコンバインがある(特許文献1参照)。
特開2005−239158号公報
ところで、従来のコンバインでは、操作部は操向ステアリングに一体的に取り付けられており、操向ステアリングに固定されている。したがって、操向ステアリングの操作と、操作部の操作を同時に行なうためには、操作部の取付位置の近くを把持した状態で操向ステアリングを操作する必要がある。
ところが、操作しやすい操向ステアリングの把持位置は、千差万別である。したがって、操作部が固定された位置以外の位置を把持して操向ステアリングを操作したい者にとって、従来の操向ステアリングは極めて操縦性に劣るものであった。
そこで、本発明では、 走行方向の操縦に用いられる操向ステアリングを備え、当該操向ステアリングに、操縦操作用の操作ユニットが設置されているコンバインにおいて、前記操向ステアリングは、回転可能に設置されていると共に円弧状に延在する把持部を備えるものであり、前記操作ユニットは、前記把持部に設置位置の変更が可能な状態で前記操向ステアリングに固定される操作ユニット本体と、当該操作ユニット本体に取り付けられており、操作者の接触により操作が入力されるインターフェース部と、を備えており、当該インターフェース部は、接触により操作が入力される接触部を備え、かつ、当該接触部を所定の操作方向に移動させることにより入力される操作を検知して、検知した操作に対応する信号をコンバインに搭載された動作制御用のコントローラに出力するものであり、操向ステアリングを一定の回転位置に位置させたときに、操作ユニットの操向ステアリングへの設置位置に拘わらず、前記接触部の操作方向がコンバイン進行方向に対して一定の方向になるように、前記インターフェース部は、前記操作ユニット本体に対して回転可能に取り付けられていることを特徴とするコンバインを提供する。
また、本発明は、以下の構成にも特徴を有する。
前記操作ユニットは、前記把持部の延在方向に沿って設置位置変更可能に取り付けられているものである。
本発明によれば、操向ステアリングに対する操作ユニットの設置位置を自在に変更できるので、運転者は、好みの位置に操作ユニットを固定することができる。したがって、運転者にとって把持しやすい把持位置に操作ユニットを固定すると、把持しやすい位置を把持する状態で操向ステアリングを操作しつつ、同時に操作ユニットを操作することができ、操作性が向上する。
次に、本発明に係るコンバインの実施形態について説明する。
すなわち、本発明に係るコンバインは、走行方向の操縦に用いられる操向ステアリングを備え、当該操向ステアリングに、操縦操作用の操作ユニットが設置されているものであり、操作ユニットを、設置位置の変更が可能な状態で前記操向ステアリングに取り付けたことに特徴を有するものである。
このような構成にすると、操向ステアリングに対する操作ユニットの設置位置を自在に変更できるようになり、運転者は、好みの位置に操作ユニットを固定することができる。例えば、操作ユニットを運転者にとって把持しやすい把持位置に固定すると、運転者は、把持しやすい位置を把持した状態で操向ステアリングを操作しつつ、同時に操作ユニットを操作することができる。したがって、操作性が著しく向上する。
そして、操向ステアリングとして、回転可能に設置されていると共に円弧状に延在する把持部を備えており、操作ユニットが把持部の延在方向に沿って設置位置変更可能に取り付けられているものを用いることができる。
このような操向ステアリングを用いれば、把持部の任意の位置に操作ユニットを移動させて固定することができるので、把持部のいずれの位置を把持する操作者にも対応できる。
また、操作ユニットとして、把持部に設置位置の変更が可能な状態で固定される操作ユニット本体と、操作ユニット本体に取り付けられており、操作者の接触により操作が入力されるインターフェース部とを備えているものを用いることができる。操作ユニットは、接触により操作が入力される接触部位を備え、かつ、当該接触部位を所定の操作方向に移動させること、または当該接触部位に接触した接触体を所定の操作方向に移動させることにより入力される操作を検知して、検知した操作に対応する信号をコンバインに搭載された動作制御用のコントローラに出力するものである。そして、操作ユニットの操向ステアリングへの設置位置に拘わらず、操向ステアリングを一定の回転位置に位置させたときに操作方向をコンバイン進行方向に対して一定の方向に向けることができるように、インターフェース部は、操作ユニット本体に対して回転可能に取り付けられている。
このような操作ユニットを用いれば、インターフェース部を操作ユニット本体に対して回転させることで、インターフェース部の接触部位の操作方向をコンバイン進行方向に対して一定方向になるように向き調節をすることができる。例えば、この操作ユニットが、被操作対象の昇降、上下動、進退、前後動あるいは左右動など、方向の操作に用いられるものである場合、コンバインの運転者などの操作者は、コンバインの機体の向き(あるいは機体の姿勢)などを基準として、被操作対象の移動方向等を認識しつつ操作を行なうと考えられる。ところが、操作ユニットが円弧状の把持部に取り付けられているような場合、操作ユニットの固定位置によって、コンバインの前方などの基準とする方向と、操作ユニット本体の向きとの関係は変化する。基準となる方向との関係が変化すると、その点を考慮して、操作方向を選択しなければならず、操作性が低下する。この点、上述したように、インターフェース部を操作ユニット本体に対して回転させることができれば、操作ユニットの固定位置とは無関係に、インターフェース部の接触部位の操作方向の向きを所定の方向に調節することで、接触部位の操作方向を所定の方向に向けることができる。このようにすることができれば、操作性の低下が確実に防止される。
以下、本発明に係るコンバインの実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、コンバインAは、汎用コンバインであり、機体フレーム1の下部に配置された左右一対のクローラ式の走行部2,2と、機体フレーム1の前端部に取り付けられた刈取部3と、刈取部を昇降自在に支持する刈取り穀稈の搬送部4と、搬送部4の直後方位置に配設された脱穀部5と、脱穀部5の直下方位置に配設された選別部6と、機体フレーム1の前部であって、搬送部4の直上方位置に配設された運転部7と、運転部7の直後方位置であって、脱穀部5の直上方位置に配設された穀粒貯留部8と、穀粒貯留部8に連通連設された穀粒搬出部9と、穀粒貯留部8の直後方位置に配設された原動機部10とを備えている。
走行部2は、機体フレーム1の下部に取り付けられた走行フレーム12を備えており、走行フレーム12の前端部には駆動輪14が連動連結されている。一方、走行フレーム12の後端部には遊動輪15が回転自在に軸支されており、これら駆動輪14と遊動輪15との間に、履帯16が巻回されている。なお、符号「17」は転動輪を示している。
刈取部3は、搬送部4の先端部に連設されたプラットホーム18を備えており、プラットホーム18内には左右方向に軸線を向けた状態で横送りオーガ19が回動可能に横架されている。横送りオーガ19の直前方位置には図示されていない刈刃装置が横架されており、刈刃装置の直前方位置にディバイダー21が配置されている。また、ディバイダー21の上方位置には昇降機構22を介して掻き込みリール23が配置されている。
刈取部3では、圃場に植立した穀稈を掻き込みリール23により掻き込むと共に、刈刃装置により穀稈の根元部分を刈り取り、その後、刈り取った穀稈を横送りオーガ19によって横送りオーガ19の略中央部に寄せ集め、後方の搬送部4へ受け渡す。
搬送部4は、機体フレーム1の前端部に前後方向に伸延するフィーダハウス24を備えている。フィーダハウス24は、上下回動自在に取り付けられており、フィーダハウス24の内部には搬送コンベア25が配設されている。なお、符号「26」はフィーダハウス24を介して刈取部3を昇降させる昇降用シリンダを示している。
搬送部4では、刈取部3の横送りオーガ19によって寄せ集められた穀稈を、搬送コンベア25によって後方の脱穀部5へと搬送する。
脱穀部5は、搬送部4の直後方位置に形成された扱室31を備えている。扱室31の内部には、回動軸線が前後方向に向けられた状態で円筒状の扱胴32が配設されている。扱胴32の直下方位置には図示しないコンケーブが張設されている。コンケーブは、扱胴32の下半部周面に沿わせた状態で周方向に連続的に張設されている。
脱穀部5では、搬送部4によって搬送されてき穀稈は扱胴32とコンケーブとの間に形成される脱穀空間内に送り込まれ、穀稈を扱胴32の作用によって扱胴32の前方から後方へ移送しながら脱穀処理する。脱穀された穀粒は、自重によって各コンケーブを通過し、下方の選別部6へと落下する。
選別部6は、扱胴32の直下方位置に設置された揺動選別体33を備えている。揺動選別体33は、揺動機構34を介して上下方向に揺動可能に配設されている。なお、符号「35」は、左右方向に伸延して一番穀粒を受ける一番穀粒受樋を、符号「36」は、左右方向に伸延して二番穀粒を受ける二番穀粒受樋を、そして、符号「37」は、唐箕を、それぞれ示している。
一番穀粒受樋35内には、左右方向に伸延する一番穀粒搬送コンベア38が配置されており、一番穀粒搬送コンベア38の左側端部には、上下方向に伸延する揚穀コンベア(不図示)の下端部が連設されている。そして、揚穀コンベアの上端部は、前記穀粒貯留部8に連設されている。したがって、一番穀粒受樋35内の一番穀粒は、一番穀粒搬送コンベア38から揚穀コンベアを経て穀粒貯留部8へと搬送される。
そして、二番穀粒受樋36内には、左右方向に伸延する二番搬送コンベア40が配置されており、二番搬送コンベア40の左側端部には、前後方向に伸延する還元コンベア41の後端部が連設されている。そして、還元コンベア41の前端部は、前記扱室31に連設されている。したがって、二番穀粒受樋36内の二番穀粒は、扱室31に還元されて再度脱穀される。
穀粒貯留部8は、脱穀部5に設けた扱胴32の直上方位置に配設されたグレンタンク42を備えている。グレンタンク42には、選別部6に設けた一番穀粒受樋35が揚穀コンベアを介して連通連結されている。
穀粒搬出部9は、グレンタンク42内の右側下部に設置された横搬出用スクリューコンベア(図示せず)を備えている。横搬出用スクリューコンベアは、前後方向に軸線を向けた状態で横架されており、横搬出用スクリューコンベアの後端部には、縦搬出用スクリューコンベア(不図示)の下端部が連通連結されている。縦搬出用スクリューコンベアは、原動機部10の右側方位置に、上下方向に軸線を向けた状態で配置されており、縦搬送用スクリューコンベアの上端部に、搬出オーガ43の後端部が連通連結されている。搬出オーガ43は、前方へ向けて伸延しており、後端部を中心に旋回及び上下回動自在になっている。なお、符号「43a」は、搬出オーガ43の搬出口を示している。
原動機部10は、図示されていないエンジンを備えており、エンジンの出力軸は、図示していない伝動機構を介して刈刃装置やミッション等の各動力機構の入力部に連動連結されている。したがって、エンジンを駆動させると、脱穀部5や選別部6等の各動力機構部が連動して作動する。
運転部7は、機体フレーム1の前端中央上部に配設された略矩形箱型状のキャビン44である。キャビン44内には、平面視中央後部に位置するように座席45が配設されている。また、座席45の左側には、主変速レバー46a、自動水平制御用のメインスイッチ(以下、UFOメインスイッチ)46bあるいは刈高さ設定用の刈高さメインスイッチ46c等の操作手段が設置された操作パネル46が配置されている。そして、座席45の前方位置にはフロントコラム47が配設されており、フロントコラム47から上方に伸びるステアリング軸48と、その上端に設置されたステアリングホイル(把持部)49を備えるステアリング50とが設けられている。
図3に示すように、ステアリングホイル49には、操作パネル46とは別に、操作者によって触れられる突起状の接触部51tを備える自動水平制御用のスイッチ(以下、UFOスイッチ)51と、同じく突起状の接触部52tを備える刈高さ設定用の刈高さスイッチ(インターフェース部)52が設置されている。このように、操作パネル46とは別に、ステアリングホイル49にこれらのスイッチ51,52を設置すると、コンバインAの運転中に、主変速レバー46aおよびステアリングホイル49から手を離すことなく、自動水平制御のオン・オフ操作や刈り高さモードの設定操作を行なうことができる。
UFOスイッチ51は、いわゆるノンロックタイプのプッシュスイッチであり、たとえば水平自動制御がオンの状態でUFOスイッチ51を押すと、その信号がコンバインAの図示しないコントローラの信号入力部に入力されて自動水平制御がオフになり、自動水平制御がオフの状態でUFOスイッチ51を押すと自動水平制御がオンになるものである。
そして、UFOスイッチ51は、ステアリングホイル49を図3に示されるように直進時の状態に位置させたときに、ステアリングホイル49の左部分に位置するように、ステアリングホイル49に固定されている。つまり、UFOスイッチ51の固定位置は、ステアリングホイル49を握った運転者の左手の把持位置あるいはその近傍である。
また、UFOスイッチ51には、オン・オフ操作によって生ずる信号を伝達する信号線51aが接続されている。信号線51aは、中空のステアリングホイル49内に配線されており、ステアリングホイル49からフロントコラム47を介して、コンバインAの図示しないコントローラへと接続されている。なお、ステアリングホイル49のUFOスイッチ51と、操作パネル46のUFOメインスイッチ46bには主従の関係はなく、いずれのスイッチをどのような順番で操作してもよいようになっている。したがって、一方のスイッチを操作して自動水平制御をオンにした後、他方のスイッチを押すと、自動水平制御はオフになる。
刈高さスイッチ52は、プッシュスイッチであり、より具体的にいわゆる4方向プッシュスイッチであり、刈高さスイッチ52を取り囲むように表示される表示部52dに示される操作を行なうことができるようになっている。つまり、図3に示される状態で、刈高さスイッチ52を左側に押し込むと、刈取部3の刈高さ設定が低刈りモードになり、右側に押し込むと高刈りモードになる。また、刈高さスイッチ52を上側に押し込むと、そのスイッチ操作時の刈高さ設定モードの状態で、刈取部3が上昇移動するようになっており、これにより刈高さを上方に微調整できるようになっている。そして、刈高さスイッチ52を下側に押し込むと、そのスイッチ操作時の刈高さ設定モードの状態で、刈取部3が下降移動し、これにより刈高さを下方に微調整できるようになっている。
なお、4方向スイッチとしては、プッシュタイプのものに限られず、いわゆるジョイスティックタイプの4方向スイッチなど、種々の4方向スイッチを用いることができる。
そして、刈高さスイッチ52は、ステアリングホイル49の円弧状部分に取り付けられた支持体(操作ユニット本体)60に設置されている。つまり、支持体60に刈高さスイッチ52が設置された操作ユニットがステアリングホイル49に設置されている。
支持体60は、ステアリング軸48の上端に取り付けられたヘッド部48aからステアリングホイル49に亘る部材である。支持体60のステアリング軸48側の端部は、ステアリング軸48のヘッド部48a回りに回転自在な状態で、ヘッド部48aに取り付けられている。他方、支持体60のステアリングホイル49側の端部は、ステアリングホイル49に向けて突出した係合片61を備えている。そして、この係合片61は、ステアリングホイル49の内側面に形成された溝49aに係合している。ステアリングホイル49の溝49aは、ステアリングホイル49の延在方向に延びており、当該溝49aに係合した係合片61はステアリングホイル49の延在方向に移動可能になっている。つまり、支持体60は、ステアリングホイル49の内周側において、ステアリング軸48回りに回動できるようになっている。
図4に示されるように、ステアリングホイル49の溝49aは、その下側面に形成された凹凸を備えている。このうち凹部49bの幅(ステアリングホイル延在方向の寸法)は、支持体60の係合片61を嵌め込むことができる寸法になっている。そして、この凹部49bに支持体60の係合片61を係合させることで、支持体60をステアリングホイル49に対して所定位置に位置決めできるようになっている。また、ステアリングホイル49の溝49aは、直進時のステアリングホイル49の位置を示す図3の状態で、ステアリングホイル49の奥側(進行方向前側)から右側にかけて形成されている。なお、ステアリング軸48の位置から溝49aの形成範囲の両端E1,E2に伸ばした直線の成す角度(内角)は100°程度である。つまり、この範囲内の適宜の位置に支持体60を固定することができるようになっている。
また、刈高さスイッチ52には、スイッチ操作によって生ずる信号を伝達する信号線52aが接続されている。刈高さスイッチ52が取り付けられた支持体60は中空になっており、刈高さスイッチ52の信号線52aは、支持体60の中空部60aを通ってステアリング軸48のヘッド部48aの位置まで配線されている。そして、ヘッド部48aの位置からコントローラへと接続されている。なお、ステアリングホイル49の刈高さスイッチ52と、操作パネル46の刈高さメインスイッチ46cには主従の関係はなく、いずれのスイッチをどの順番で操作してもよいようになっている。
このように、ステアリングホイル49内に回動自在に設置された支持体60に刈高さスイッチ52を取り付けると、支持体60の固定位置を変更することで、刈高さスイッチ52のステアリングホイル49に対する相対位置を自由に変更することができる。つまり、運転者は、刈高さスイッチ52を好みの位置に固定することができるようになる。たとえば、刈高さスイッチ52を運転者が通常把持する位置またはその近傍に固定すると、運転者は、いつもの把持位置を把持した状態でステアリングホイル49を操作しつつ、同時に刈高さスイッチ52を操作することができる。したがって、操作性が著しく向上する。
次に、本発明に係るコンバインの参考形態について、図面を参照しながら説明する。なお、ステアリング50の部分以外の構造は、上記参考形態のコンバインAと同一のである。また、ステアリング50部分の構造についても、第一実施形態と同一の部材については、同一の符号を付してその説明を省略することとする。
図5に示されるように、参考形態のコンバインは、ステアリングホイル49に摺動自在に取付られた支持摺動体70を備えており、この支持摺動体70に刈高さスイッチ52が設置されている。
なお、刈高さスイッチ52は、参考形態の刈高さスイッチ52と同様の4方向スイッチであるが、支持摺動体70の形状等の都合上、本実施形態では、刈高さスイッチ52の設置位置に隣接してスイッチ押し込み時の刈取部3の動きを示す表示部52dを配置した。ただし、参考形態と同様、刈高さスイッチ52の周囲に、スイッチを取り囲む状態で、刈取部の動きを示す表示部52dを配置してもよい。
図5に示されるように、この支持摺動体70は、ステアリングホイル49を上側から覆うように取付られた摺動部本体71を備えている。この摺動部本体71は、ステアリングホイル49に摺動自在に係合される摺動凹部71aと、刈高さスイッチ取付部71bとを備えており、この取付部71bに刈高さスイッチ52が取り付けられている。なお、刈高さスイッチ取付部71bは、摺動凹部71aをステアリングホイル49に取り付けた状態で、ステアリングホイル49の内周側に位置するように位置が定められている。
図6に示されるように、支持摺動体70は、ステアリングホイル49に取り付けた支持摺動体70の下側を覆うカバー部材72を備えている。このカバー部材72を取り付けることで、支持摺動体70のステアリングホイル49からの脱落が確実に防止されるようになっている。
そして、ステアリングホイル49の下面には、ステアリングホイル49の延在方向に延びる導電溝49cが形成されており、導電溝49c内には溝に沿って延びる導電体49dが取り付けられている。この導電体49dとしては例えば銅板が用いられる。また、図5に示されるように、導電体49dの一端には信号線49eが接続されており、この信号線49eは、ステアリングホイル49の中空部からステアリング軸48のヘッド部48aの内部に配線され、最終的には、コンバインのコントローラの信号入力部に接続されている。
そして、ステアリングホイル49の導電溝49cには、支持摺動体70のカバー部材72に取り付けられた摺動接点73が摺動自在に挿入されている。この摺動接点73には、刈高さスイッチ52から延びる信号線52aが接続されている。したがって、刈高さスイッチ52の操作により生じた操作信号は、信号線52aから摺動接点73を経て導電体49dに伝達され、導電体49dに接続された信号線49eを介してコントローラの信号入力部に入力される。
このようにすれば、支持摺動体(操作ユニット本体)70をステアリングホイル49に沿って移動させ、好みの位置に位置させることで、簡単に刈高さスイッチ52を好みの位置に設置することができる。たとえば、刈高さスイッチ52を運転者の通常の把持位置またはその近傍に固定すると、運転者は、いつもの把持位置を把持した状態で操向ステアリングを操作しつつ、同時に操作ユニットを操作することができる。したがって、操作性が著しく向上する。
なお、支持摺動体70は、ステアリングホイル49に摺動状態で取り付けられているので、別途固定手段を設けなくても所望の位置に固定させることができる。ただし、固定手段を設けておけば、支持摺動体70を所望の位置により確実に固定することができる。固定構造としては、ステアリングホイル49に形成された係合穴と、支持摺動体に形成された係合穴にピンなどの固定具を挿入する構造や、支持摺動体にステアリングホイルをクランプするためのクランプ具を取り付けるなど、種々の構造が考えられる。
本発明のコンバインの実施形態としては、上記実施形態に限られず、種々の形態が考えられる。
たとえば、上記支持体60や支持摺動体70に設置するインターフェース部としてのスイッチは、刈高さスイッチ52に限られることはなく、例えば、UFOスイッチでもよい。そして、上記実施形態では、ステアリングホイル49に対して移動可能な状態で取り付けられているスイッチは、1つであるが、2つ以上のスイッチをステアリングホイルに対して移動可能な状態で取り付けてもよい。
また、上記実施形態では、操作ユニットのインターフェース部である刈高さスイッチ52は、操作ユニット本体である支持体60(支持摺動体70)に対して固定されているが、刈高さスイッチ52を、支持体60,70に対して回転可能な状態で取り付けてもよい。
たとえば図3に示されるように、刈高さスイッチ52が支持体60に固定されていると、支持体60の固定位置によって、刈高さスイッチ52の操作方向が変化する。より具体的に説明すると、刈高さを高刈りモードに設定するためのボタン押し込み方向は、支持体60を最も奥側に位置させた状態(図3において実線で示される状態)では、コンバイン進行方向に向って右側にボタンを押し込む必要があるが、支持体60をコンバイン進行方向右側の位置に設置させた状態(図3において二点鎖線で示される状態)では、コンバイン進行方向に向って後方にボタンを押し込む必要がある。このように、刈高さスイッチ52が支持体60に固定されていると、同じ操作をする場合でも、支持体60の固定位置によって押しボタンの押し込み方向が変化することになる。
これに対して、インターフェース部である刈高さスイッチ52を円盤形状の回動体53に取り付けると共にこの回動体53を支持体60に回転可能な状態で取り付ければ、図7に示されるように、支持体60を所望の位置に固定した後、刈高さスイッチ52を支持体60に対して回転させて、刈高さスイッチ52の支持体60に対する向きを一定の向きになるように変化させたり、所望の向きになるように変化させたりすることができる。刈高さスイッチ52の向きを一定にすることができれば、支持体60の固定位置にかかわらず、刈高さスイッチ52の操作方向を一定にすることができ、操作性に優れた状態を維持することができ、あるいは操作性を向上させることができる。なお、この実施形態では回動体53は支持体60の対応凹部に嵌合状態で取り付けられているので、別途位置決め手段を設ける必要はないが、位置決め手段を設けて確実に位置決めするようにしてもよい。
本発明に係る参考形態のコンバインを示す側面図である。 図1に示されるコンバインを示す平面図である。 参考形態のコンバインのステアリングを示す平面図である。 図3のB−B線で示される断面を示す断面図である。 参考形態のコンバインのステアリングを示す平面図である。 図5のC−C線で示される断面を示す断面図である。 刈高さスイッチの別態様の取り付け構造を説明するための説明図である。
符号の説明
1 機体フレーム
2 走行部
3 刈取部
4 搬送部
5 脱穀部
6 選別部
7 運転部
8 穀粒貯留部
9 穀粒搬出部
10 原動機部
44 キャビン
46 操作パネル
46a 主変速レバー
46b UFOメインスイッチ
46c 刈高さメインスイッチ
47 フロントコラム
48 ステアリング軸
49 ステアリングホイル(把持部)
50 ステアリング
51 UFOスイッチ
52 刈高さスイッチ(インターフェース部)
52a 信号線
52d 表示部
52t 接触部
60 支持体(操作ユニット本体)
70 支持摺動体
A コンバイン

Claims (2)

  1. 走行方向の操縦に用いられる操向ステアリングを備え、当該操向ステアリングに、操縦操作用の操作ユニットが設置されているコンバインにおいて、
    前記操向ステアリングは、回転可能に設置されていると共に円弧状に延在する把持部を備えるものであり、
    前記操作ユニットは、前記把持部に設置位置の変更が可能な状態で前記操向ステアリングに固定される操作ユニット本体と、当該操作ユニット本体に取り付けられており、操作者の接触により操作が入力されるインターフェース部と、を備えており、
    当該インターフェース部は、接触により操作が入力される接触部を備え、かつ、当該接触部を所定の操作方向に移動させることにより入力される操作を検知して、検知した操作に対応する信号をコンバインに搭載された動作制御用のコントローラに出力するものであり、
    操向ステアリングを一定の回転位置に位置させたときに、操作ユニットの操向ステアリングへの設置位置に拘わらず、前記接触部の操作方向がコンバイン進行方向に対して一定の方向になるように、前記インターフェース部は、前記操作ユニット本体に対して回転可能に取り付けられていることを特徴とするコンバイン。
  2. 前記操作ユニットは、前記把持部の延在方向に沿って設置位置変更可能に取り付けられている、請求項1に記載のコンバイン。
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