JP4997045B2 - 電子線応用装置に用いられる試料保持機構 - Google Patents

電子線応用装置に用いられる試料保持機構 Download PDF

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本発明は、電子線応用装置に用いられる試料保持機構に関し、特に、試料に負の電圧を印加して、電子線の試料への到達エネルギーを減少させる電子線応用装置に用いられる試料保持機構に関する。
荷電粒子線を用いて試料を加工する装置または試料の表面状態やパターン等を観察する装置においては、試料を保持する機構を有している。このような装置において、試料へのダメージやレジスト等の絶縁膜を有する試料が帯電を受けないように2keV以下の低加速電子線を照射している。一方で、対物レンズを通過する電子線の加速エネルギーが低くなると、空間電荷効果による収差が生じ、高分解能な観察が困難であった。
このような問題を効果的に解決するための手法としてリターディング技術がある。リターディング技術では、試料に負電圧を印加することによって、空間電荷効果による収差の抑制と、試料に到達する電子線の低加速化に基づくダメージ抑制の両立が可能となる。しかしながら、試料に印加される電圧によって形成される電界の作用により、試料端部での電界が乱され、その電界によって電子線が偏向を受けてしまうという問題がある。その結果、試料端部では、正確な測定や検査が困難であるという問題があった。このよう問題を解決するために、特許文献1,2,3、及び4に説明されているような技術がある。
特許文献1,2,3、及び4には、リターディング電圧が印加された試料の周囲を包囲するように電極を配置し、当該電極にリターディング電圧と同じ電圧を印加する技術が説明されている。このような技術によれば、試料とその周囲との間に生じる段差に基づく電界の乱れを緩和し、試料の中心と同等の条件で、電子線を試料に入射させることが可能となる。
特開2004−79516号公報 特開2003−115274号公報 特開2000−149845号公報 特開2000−40481号公報
しかしながら、試料縁部付近の電界の乱れは、試料とその周囲との間の段差だけではなく、他の要因があることが、発明者らの検討により判明した。特に試料(例えば半導体ウェハ)の縁部周辺は、半導体プロセス時に、試料をピンセットで保持した際についた傷や、成膜,イオン打ち込み,エッチングなどの様々な工程にて用いられる、試料を保持する機構や加工の影響によって、土手状や谷状,線状や粉状の段差や異物が付着することがある。
これら異物等は試料表面の電界を乱し、結果として電子線を偏向し、正確な検査や測定を阻害するという問題がある。特許文献1〜4に開示の技術では、異物等の存在に基づく電界の変動を抑制することは困難である。
以下に、異物等の存在による電界の乱れを効果的に抑制することが可能な電子線応用装置に用いられる試料保持機構について説明する。
上記目的を達成するための一態様として、電子線応用装置内にて、試料に負電圧を印加して試料を保持する試料保持機構において、負電圧が印加されると共に前記試料を下部から支持する支持台と、前記試料端部を覆うひさし部を有し、当該ひさし部は前記試料の縁部に沿って形成されていると共に、前記負の電圧が印加されることを特徴とする試料保持機構を提案する。ひさし部は、試料の縁部を上部から隠すように形成されているため、試料の縁部近傍に存在する異物等を覆い、試料平面に形成される電位分布を平坦化することが可能になる。ひさし部も厚みがあるため、厳密な意味での平坦化ではないが、ひさし部の大きさは変化しないので、異物等の存在によらず、電位分布を所定の状態とすることができる。
上記一態様によれば、リターディング技術を採用した電子線応用装置において、試料上の異物等の存在によらず、安定した電位分布を形成することによる、測定,検査の高精度化を実現することが可能となる。
以下図面を用いて、異物等の存在によらず、試料上に安定した電位分布を形成するための具体的な構成について、図面を用いて説明する。図14は、電子線応用装置の一態様である走査電子顕微鏡の概略図である。なお、以下の説明は走査電子顕微鏡を例にとって説明するが、これに限られることはなく、電子線を試料に照射すると共に、試料に負電圧を印加して試料への到達エネルギーを低下させるいわゆるリターディング技術が採用される装置であれば、その種類は問わない。電子銃107から放出される一次電子ビーム106は、コンデンサレンズ105、及び対物レンズ102によって集束され、試料111に到達する。また、一次電子ビーム106は、偏向器103によって、試料上を一次元的、或いは二次元的に走査される。試料111は、保持機110上に配置され、保持機110は、図示しない移動機構を備えた試料ステージ101上に配置されている。試料ステージ110にはリターディング用電源104が接続されており、試料106に到達する一次電子ビーム106の到達エネルギー(加速電圧)は、その印加電圧によって調整される。
試料の端部付近には試料プロセス時において、試料をピンセットで保持した際についたキズや、製膜・イオンインプラ,エッチングなど様々な装置で試料保持する機構や加工などの影響により、土手状や谷状,線状や粉状などの様々な段差や異物が付着することがある。図15aには、試料1の端部周辺であって試料1の上部に異物112が付着した状態が例示されている。
ところで、リターディングによって試料の上方空間に電界が生ずるが、この生じた電界の概略を図15aに図示したような状態となる。リターディングによる電界は試料端部付近では試料1と保持機110との高さの差により、また、試料の端部付近には試料プロセス時において、試料をピンセットで保持した際についたキズや、製膜・イオンインプラ,エッチングなど様々な装置で試料保持する機構や加工などの影響により、土手状や谷状,線状や粉状などの様々な段差や異物112が付着している。これらの影響で当該電界120は端部付近では均一でなく乱れが生じている。その結果一次電子線106の軌道が不規則に曲げられるため、試料端部付近では正確な形状の評価などが困難であった。このような電界の乱れの影響はリターディングを採用した荷電粒子線装置であれば発生する可能性がある。また、上記のような荷電粒子線装置に試料を保持機に固定する方式が用いられているが、上記リターディングのため試料への電圧104の印加は、保持機110を介して行われている。
以下の説明では、保持機構を介して試料にリターディングのための電圧を印加することに着目し、上記事情を考慮してなされたものであって、試料プロセスによって生じた段差や異物などにより試料端部で発生する電界乱れを緩和できる機構について詳述する。
以下に、試料保持機構を真空中から脱着して多様式の試料を観察する電子線応用装置において、試料保持機構と試料とが同電位となるように構成され、試料を搭載する試料保持機構の高さを一定とした電極構造で、電極構造に試料端部を覆うためのひさし形状が有り、かつ電極構造高さと試料台底面部分に搭載された試料高さとが略平坦化となるよう試料台底面部が高さ方向に可動な機構について説明する。
なお、前記電極部分や前記試料底面部分は、取替えにより円盤,ウェハ,メディアディスク,角型試料など多様式の試料保持を可能とした構成としてもよい。なお、前記ひさし形状部分は、前記電極部分より着脱可能な構成としてもよい。なお、前記試料台底面側と前記試料台底面部分を支持する基底部分側との接続部分が逆ネジの関係となる機構を有し、搭載した試料が回転せずに高さ調整可能な構成としてもよい。なお、前記試料保持機構は、メディアディスク試料の加工・観察において、メディアディスクの中心側端部乃至外周側端部の少なくとも一方を覆うためのひさし形状を有する構成としてもよい。以下、具体的な実施態様を、図面を用いて説明する。
(実施例1)
図1と図15に本発明の実施の形態である試料保持機の構成を示す。様々な試料サイズ(試料厚さ,大きさ)に対応するため、試料交換作業の効率化のために電極2の位置は試料1に関係なく試料ステージ101からの高さ固定とし、一方で試料保持機の試料台底面部4を上下動させて試料高さを調整可能とし、電極2の高さと試料1の高さとを略平坦化する機構を設け、さらに試料サイズ毎に当該リターディング電界のかかる電極2及び試料台底面部分4を取替え可能な構造とし、電極部分2にはひさし状の形状3を有した構成としてある。また、試料1を搭載する試料台底面部分4と電極部分2及びひさし状部分3は装置ステージ1010との接続台座を介して同電位となるようにしてある。ひさし状部分3は、高さ調整機構ネジ部5によって、その高さが調整可能となっており、試料1縁部を上方から覆い隠すように機能する。
電極2,ひさし部3,試料台底面部4等の試料保持機を構成する材料には、本実施例においてはAlを用いたが、他にC(グラファイト),Cu,Ta,Mo,Ti,W,黄銅,青銅、及びこれら物質を含んだ化合物や合金等で電気導通性があり、非磁性体であるならば前記材料に対して特に限定するものではない。
様々なプロセスを経た後に試料を観察しようとする場合、試料1の端部付近には試料プロセス時において、試料をピンセットで保持した際についたキズや、製膜・イオンインプラ,エッチングなど様々な装置で試料保持する機構や加工などの影響により、土手状や谷状,線状や粉状などの様々な段差や異物112が付着しており端部付近は一様に平らでないことが多い。この様な試料を観察する場合、試料の端部付近では不均一に分布した異物112によりリターディング電界120の乱れが発生する部位が予想できず、一様になりづらいため端部付近での正確な観察・評価が困難であることが知られている。
そのため本実施例では、試料端部を隠すためのひさし形状3を電極部分に試料と同心円になるよう試料端部付近をカバーし、当該リターディング電界120をひさし形状に起因した乱れにのみ限定することで、乱れた領域を低減できる構成とした。このひさし形状3に関して、プロセス等によって生じた端部付近での形状乱れによるリターディング電界120への影響を少なくするための形状であれば当該ひさし部分の開口形状を限定するものではない。ひさし部3の厚みは、厚くすると試料面と電極面との段差が大きくなり、当該リターディング電界120の乱れは大きくなってしまうためできるだけ薄くした方が良いが、薄くした場合に試料に押し当てられると、ひさし部分の変形により電界の乱れがひさし部分で緩和できずに影響を与えてしまう可能性がある。発明者らの実験では観察するウェハ外周部でのリターディング電界の乱れを小さくなるためには、当該ひさし部の厚みを0.05mm以上で0.3mm以下とするのが電界の乱れを小さくするためにはよいことが確認されているが、リターディング電界の影響を少なくするためであれば当該厚みを前記範囲に特に限定するものではない。また、ひさし部3の幅は試料外周でのリターディング電界の乱れた領域をカバーすることができればよく、少なくとも1mmあれば外周部での電界の乱れが小さくなることを確認したが、プロセスによっては段差や異物112が存在する領域は様々であるため、リターディング電界120の乱れた領域をカバーすることができる形状であるならば当該幅を限定するものではない。
また図3に示すように、電極部分の最上層2dを着脱可能な構造として試料を電極部下層部分2cに載せる作業を簡便に行える構造としてあってもよい。図3(a)は、電極上層2dから電極下層2c側を貫通した足部10の先端にネジ山を形成し、3箇所(120度ピッチ)それぞれを裏面側からナット11で止め、電極上層部分2cを固定した状態であるが、この上層部分2cが試料保持機取り扱い時に動いたり落下したりする恐れのない場合にはそのまま電極下層部分2cに載せただけとしてもよく、また、上層部2dと電極下層側2cとが滑りにくくなる様に抵抗を増やすように梨地加工やサンドブラスト加工部を設けて動きを抑止する構造としてもよい。
さらに、固定する方法として、前述した電極裏面側(下層側)からナット止めや、ネジ止めによる固定、電極上層部分2dに設けた平板付き足部12を下層部分2cとの間で回転させて固定(図3(b))、前記足部をT字やY字型等として固定する方法、あるいは、上層部分2dを上面側から前記ネジやナットなどで固定する方式や、電極上層2d・下層2c部分に溝13を切ってはめ合いとして上層部分2dを載せる方式(図3(c))、上層側電極部分2dが下層側2cよりも直径が大きく、上層側の側面部分よりネジを用いて下層側と締め付ける方式としてあってもよい。動きを防止するために用いる固定部分は少なくとも一箇所以上設けてあればよく、上層側電極部分2dと下層側電極部分2cとの接続方法に関して前記固定方式の組み合わせであってもよく、固定方式を特に限定するものではない。
試料保持機の試料サイズは、0.5インチ,0.85インチ,25mm,1インチ,1.25インチ,1.3インチ,1.5インチ,1.8インチ,1.89インチ,50mm,2インチ,2.5インチ,65mm,70mm,75mm,3インチ,3.3インチ,3.5インチ,100mm,4インチ,125mm,5インチ,150mm,6インチ,200mm,8インチ,300mm,12インチ等各サイズのウェハやディスク等の様々なサイズに対応することができる。但し試料保持機の試料サイズに関して前記大きさに特に限定するものではない。試料ステージとの台座と接続された電極部分2と、各電極サイズに合わせた試料台底面部分4とを変えることで様々な試料サイズに対応する(図示せず)。電極部分2には試料形状と同じ大きさの開口があり、前記開口上部に前記ひさし形状3を形成してある。電極部分外周サイズは試料サイズ以上の大きさのもので、観察用試料室に入る大きさであるならばいくらでもよいが、発明者らの実験によれば電極部分の形状が少なくとも5mm以上試料サイズより大きい場合には、試料外周部付近でのリターディング電界の歪みが小さくなることを確認しているが、前記サイズに限定するものではない。試料台底面部分4の直径は、取り付ける試料のサイズと同等乃至それ以上の大きさであればよく特に限定するものではない。
本実施例での試料の高さ調整機構には、試料台底面部側壁にネジ山加工5aをして電極部分にそれに対応するネジ山を形成することで可能な構造とした。ネジ山のピッチは高さ調整のためであるので余り大きくすると調整が難しくなる。本実施例では1回転で1mm上下する構造としたがピッチはそれ以上でも以下でも良く、高さ調節のためであるならばピッチを限定するものではない。試料台底面最下部には回転を容易にするためにネジ山のない円盤状構造としサイズを回転させる円筒よりも大きくしたが、この部分に関しては回転を容易にするため外周部にローレット4aやナーリング加工をしたり、プラスやマイナス,ヘックス型のドライバ等を使用するための溝を形成したり、あるいは、レンチを使用するための六角穴や四角あるいは六角形のボルト形状にしてあってもよく、また最下部までネジ山が切ってある構造や、最下部のサイズが試料台底面部の円筒と同じかそれより小さくなっていてもよく、回転調整を容易に行うための形状を特に限定するものはない。また、試料台底面部分の高さ調節機構が調整後に動かないようダブルナット構造となる回転防止用板6を用いてあってもよく(図4)、高さ調整するための部分の構成を特に限定するものではない。
試料1として厚さ0.4mmの3インチ直径のSiディスク基板を用い、この高さ調整機構を利用して目視による試料1の上部と電極2のひさし部分3とが略平坦化するよう高さ調整した上で走査電子顕微鏡等に入れて観察を行った。電極形状2は直径4インチで中央に該基板を入れる3インチ分の穴が有り、ひさし部分3の厚みは0.2mmとし幅は1mmとし、試料台底面4の形状は直径3インチの物で、図3(c)記載の電極上層部分をはめあいで着脱する形態のものを用いた。その結果、本発明の方式を取らずにウェハを観察した場合と比較実験した結果、少なくとも直径で7mm分リターディング電界による乱れた領域を減らすことができた。これにより電極表面と試料表面とを略平坦化しひさしを設けた構造の効果が確認できた。
(変形例1−1)
ウェハ試料においてはオリフラ1aやサブオリフラ1b,ノッチオリフラなど円形形状が一様でない試料もあり、この一様でない形状部分による電界乱れもひさし形状により抑えることができる。本変形例では、実施例1に基づいてひさし形状を電極部分に形成した。実施の形態を図5に示す。電極部分2にはウェハオリフラ1aに合わせた形状を加え、試料の回転を抑止して高さ調整に対応できる。電極部分に形成したウェハオリフラ対応部は、高さ調整による試料底面部分4の上下動を制限しない形とする必要性がある。そのため、本変形例ではひさし部分3の下部に厚さ0.2mmでオリフラ形状1aに合わせた段差2bを設けたが、この厚みは観察するウェハ1の厚みが一定の物を観察する場合にはウェハ厚みと同じかそれよりも薄いのであればよく、ウェハ部分の形状に対応している物であるならば、前記厚みに限定するものではない。ひさし部分3は、ウェハ試料におけるオリフラ部分及び外周部でのプロセス影響を隠すため、ひさし3の形状は、開口形状をウェハ試料と相似形で小さくしたものや、ウェハ試料のオリフラ部分を隠せる幅で開口形状を円形としたものであってもよく、プロセスによるリターディング電界への影響を少なくするための形状であれば当該ひさし部分の開口形状を限定するものではない。
試料として厚さ0.6mmの3インチSiウェハ基板を用い、この高さ調整機構を利用して目視による試料上部とひさし部分との高さを略平坦化した上で走査電子顕微鏡等に入れて観察を行った。電極形状は直径4インチで中央に該基板を入れる3インチ分の穴が有り、ひさし部分の厚みを0.2mmとし幅を2mmとし、ひさし下部にオリフラ形状に合わせた段差0.2mmのウェハ回転防止部を形成し、試料台底面形状は直径3インチの物を用いた。その結果、本発明の方式を取らずにウェハを観察した場合と比較実験した結果、少なくとも直径で5mm分リターディング電界による乱れた領域を減らすことができた。これにより電極表面と試料表面とを略平坦化しひさしを設けた構造の効果が確認できた。
(変形例1−2)
実施の形態を図6に示す。試料保持機の試料サイズは、0.5インチ,0.85インチ,1インチ,1.25インチ,1.3インチ,1.5インチ,1.8インチ,1.89インチ,2インチ,2.5インチ,65mm,70mm,3インチ,80mm,3.3インチ,3.5インチ,4インチ,120mm,5インチ,200mm,8インチ等試料中心に穴のある円盤状メディアディスクの様々なサイズに対応することができる。但し試料保持機の試料サイズに関して前記大きさに特に限定するものではない。電極部分2には試料形状と同じ大きさの開口があり、最上層部に前記ひさし形状3を形成してある。外周部分サイズはそれ以上の大きさのもので、観察用試料室に入る大きさであるならばいくらでもよいが、発明者らの実験によれば電極部分の形状が少なくとも5mm以上試料サイズより大きい場合には、試料外周部付近でのリターディング電界の歪みが小さくなることを確認しているが前記サイズに特に限定するものではない。なお、試料台底面形状4の直径は前記大きさに限定するものではなく、試料サイズと同等乃至それ以上の大きさであればいくらでもよい。
試料台底面部分4の形状は、メディアディスク中心の穴と同等サイズで高さが試料厚さと同じになるよう同じ厚みの円盤3aを中心に設置したり、試料台底面の中心部分を前記試料台底面部分4の可動方式同様に上下できる構造を追加したりすることで、中心部分と試料とが略平坦化する形態としてあってもよく、試料外周側の電極部分2に実施例1記載のひさし3のみを設け試料中心付近に円盤などを何も設置しない構造や(図6(a))、試料外周側の電極部分2に実施例1記載のひさし3を設けた構造や(図6(b))、試料作製時メディアディスクの場合には中心部分を保持してプロセスを行ったりする工程により中心側に段差が存在する。この場合には、中心に設置する電極材3aに試料高さと同じ厚みの上部にひさし部分3bを形成した円盤とし、試料外周部分はプロセスの影響による段差や異物によるリターディング影響が無視できる場合には外周側電極部分2のひさし形状は無くてもよいし(図6(c))、または中心部分と外周部分の電極どちらにもひさしを設けてある構造としてあってもよく(図6(d))、プロセスなどの影響によって基板端部側での段差や異物からの当該リターディング影響を軽減する構造であるならば、特に形状を限定するものではない。
中心部分での電極材2aにひさし3bを設ける場合には、円盤2aの底面が試料台底面部分4と電気的に接触するように厚みを試料ごとに合うよう作製して設置する形状や、ひさしを設けた中心部分を試料設置後に取り付け、実施例1記載の試料台底面4の可動部同様に上下できる構造として試料に合わせて高さを調整する構造を追加してあってもよく、プロセスによるリターディング電界への影響を少なくするための形状であれば、中心部分の電極構造の有無や形状,取り付け方及び試料外周側に設置するひさしの厚みや幅を実施例1に記載のひさし形状サイズや本変形例記載の数値範囲に限定するものではない。
図6(d)の断面形状で一番右側に記載した形態の中心部分の電極構造を用い、試料として厚さ0.8mmで2.5インチハードディスク用アルミニウムディスク基板を用い、外周側に厚みが0.2mmで幅1mmのひさし3を設けた電極構造を有して高さ調整機構を利用して目視による試料上部と電極2との高さを略平坦化した。さらに、中心に設置した電極2a形状はメディアディスク1に合わせてひさし無し部の直径が25mmの円筒で、ひさし部分3aは外周側と同じく厚みが0.2mmで幅1mmとした。この中心部分2aも試料1と略平坦化した上で試料保持機構を走査電子顕微鏡等に入れて観察を行った。電極形状は直径4インチで中央に該2.5インチ基板に合わせた穴が有り、試料台底面形状4は基板サイズと同じ物を用いた。その結果、本発明の方式を取らずにディスクを観察した場合と比較して、少なくとも試料外周側では直径で3mm分、内周側では直径で2mm分リターディング電界の乱れた領域を減らすことができた。これにより電極表面と試料表面とを略平坦化しひさしを設けた構造の効果が確認できた。
(変形例1−3)
図7に実施の形態を示す。10mm角,15mm角,20mm角,25mm角,30mm角,50mm角,75mm角,3インチ角,100mm角,4インチ角,125mm角,5インチ角,150mm角,6インチ角,7インチ角,200mm角,8インチ角、等の角型試料等様々なサイズに対応することができる。但し試料保持機の試料サイズに関して前記大きさに特に限定するものではなく、正方形形状に限らず長方形形状であってもよい。試料台底面4の形状は試料サイズの対角線長さ以上となるように、例えば前記試料サイズに対応するとそれぞれ15mm,22mm,29mm,36mm,43mm,71mm,107mm,4.3インチ,142mm,5.7インチ,177mm,213mm,7.1インチ,8.5インチ,9.9インチ,283mm,11.4インチとし、電極部分2には該試料形状と同じ大きさの開口があり、最上層部に前記ひさし形状3を形成してある。電極部分外周の形状は試料サイズと相似形や円形形状でサイズがそれ以上の大きさのもので、観察用試料室に入る大きさであるならばいくらでもよく、この形状を前記形状に限定するものではない。発明者らの実験によれば電極部分の形状が試料サイズより少なくとも5mm以上大きい場合には、試料外周部付近でのリターディング電界の歪みが小さくなることを確認しているが、前記大きさに限定するものではない。また、電極部分2には角型試料に合わせた形状2bをひさし3下部に設け、試料の回転を抑止して高さ調整に対応できる。電極部分2に形成した角型試料に合わせた形状2bは、高さ調整による試料底面部分4の上下動を制限しない形とする必要性があるため、本変形例ではひさし部分3の下部に厚さ0.2mmで角型試料に合わせた段差2bを設けたが、この厚みは観察するウェハの厚みが一定の物を観察する場合にはウェハ厚みと同じかそれ以下であればよく、前記厚みに限定するものではない。なお、試料台底面円柱4形状の直径は前記大きさに限定するものではなく、試料対角線サイズと同等乃至それ以上の大きさであればいくらでもよい。
角型試料には、試料外周部にプロセスによる段差や異物の付着以外にも、当該試料サイズに切り出す際の切削傷や破片付着による段差も存在しているので、本発明の方式を採用しない場合と比較してひさしを加えた効果は大きい。試料として厚さ0.8mmの50mm角Si基板を用い、この高さ調整機構を利用して略平坦化した上で走査電子顕微鏡等に入れて観察を行った。電極形状は直径4インチで中央に該基板を入れる50mm角分の穴が有り、試料台底面形状は直径3インチの物を用いた。ひさしの幅を2mmとして、厚みを0.2mmとし、本発明の方式を取らずに角形基板を観察した場合と比較して、少なくとも8mm分リターディング電界による乱れた領域を減らすことができた。これにより電極表面と試料表面とを略平坦化しひさしを設けた構造の効果が確認できた。
(実施例2)
実施例1同様のひさしを設けた電極部分2と試料を載せる試料台底面部分4とで構成されているが、図8に示すように試料台底面部分4に棒形状を形成しその部分にネジ5aが切ってある。この棒部分は試料台底面部4と同一構造や、試料台底面部分にねじ込む構造としてあってもよく、高さ調整機構として働く機能を有していればよく形状や接続方法を限定する物ではない。そして、本実施例においてはステージと接続する台座部分を基底部分7として試料台底面部分のネジ5aと合うネジ溝を基底部7に作製して、基底部分7と試料台底面下部の棒部分5aとの間で高さ調節機構を形成したが、基底部分7を電極部分2から延長された部分に形成してあってもよく、高さ調節用のネジ溝が切ってあれば基底部分7の形成された部位を特定するものではない。この場合にも実施例1と同じくリターディング電界の乱れた領域を低減することができ、電極表面と試料表面とを略平坦化しひさしを設けた構造の効果が確認できた。
(実施例3)
実施例2同様の構成であるが、図9に示した形態のようにネジきりした部分が棒状部分の全てでなく、ネジ部5aと支え部5bとで構成されていてもよい。この場合にも実施例1と同じくリターディング電界の乱れた領域を低減することができ、電極表面と試料表面とを略平坦化しひさしを設けた構造の効果が確認できた。
(実施例4)
実施例2と同様に試料台底面部分4と基底部分7との間を棒状パーツで接続しているが、本実施例の形状は図10に示すように、試料台底面部分4にもネジきりをし、基底部分7とは逆廻しネジの関係にしてある。この構成にすることで、棒状パーツを回転させて高さ調節を実施した場合に、試料台底面部分4が回転することなく高さ調整することができる。試料台は真空中で使用するため、試料台底面側のネジきり部分5cを真空引きするために棒状パーツ中心に貫通穴を開けたり、ネジ切りした部分の一部部分を削り落としたりしてあってもよく、特にネジ部分を真空対応とした加工の有無に限定するものではなく、高さ調節ができる構造であればよい。また、本実施例ではネジ部5aと逆ネジ部5cとの間に支え部5bを設けたが、支え部5bが無い構成としてあってもよく、支え部5bの有無に関して特に限定する物ではない。
また、ネジ部5aと逆ネジ部5cとの関係が逆ネジとなっていればよく、試料台底面部分が順ネジ、基底側が逆ネジであってもよくネジ部5aと逆ネジ部5cとが逆ネジとなる関係であるならばよく、特に底面部4と基底部7とに形成したネジ部に限定しない。この構成では、オリフラのあるウェハにおいても電極部分2と試料台底面部分4の両側にオリフラ部分1aに対応した形状を形成することもでき、オリフラ部分の形状により試料1と試料台底面部分4の回転を防止できる。
また、試料台底面部分4の形状が角形であっても回転しないため、底面部分4の形状が円柱や角柱構造であっても対応できる。底面部分4を角柱とした実施形態を図11に示す。電極部分に形成された試料サイズの開口よりも底面部分4の形状が同じかそれ以上の大きさであればよく、これにより電界の乱れを低減でき、試料台底面部分4が回転せず高さ調整が可能となる。この実施例の構造でも、実施例1と同様にリターディング電界の乱れた領域を低減することができ、電極表面と試料表面とを略平坦化しひさしを設けた構造の効果が確認できた。
(実施例5)
実施例1同様の電極部分と試料を載せる試料台底面部分とで構成されているが、試料台底面部分4にネジ溝を切り、ステージと接続する基底部分7に試料台底面部分4のネジと合うネジ切りをした棒状部分5aを作製して、基底部側からの棒部分と試料台底面下部との間で高さ調節機構を形成したが、基底部分に形成したネジ切りをした棒状部分を電極部分から延長されたパーツに形成してあってもよく、高さ調節用のネジ切り部分があれば当該部分の形成された部位を特定するものではない。
また、この棒状部分は基底部分4と同一構造や、基底部分4にねじ込む構造としてあってもよく、高さ調整機構として働く機能を有していればよく形状や接続方法を限定する物ではない。この実施の形態を図12に示す。また、実施例4に記載したように当該ネジ切りをした棒状部分に真空対応とした加工の有無を限定するものではなく、高さ調節ができる構造であればよい。この場合にも実施例1と同じくリターディング電界の乱れた領域を低減することができ、電極表面と試料表面とを略平坦化しひさしを設けた構造の効果が確認できた。
(実施例6)
実施例5同様の構成であるが、図13に示すようにネジきりした部分が棒状部分の全てでなく、ネジ部5aと支え部5bとで構成されていてもよい。この場合にも実施例1と同じくリターディング電界の乱れた領域を低減することができ、電極表面と試料表面とを略平坦化しひさしを設けた構造の効果が確認できた。
その他、本発明の実施の形態として上述した試料保持方法や試料保持機を基にして、当業者が適宜設計変更して実施しうる全ての試料保持方法や試料保持機も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。特に、上記態様は、試料保持部分及び試料保持機110を試料ステージ101から脱着し大気開放して用いる荷電粒子線装置に有効であるが、それに限られることはなく、脱着が困難な試料保持機構等に採用することももちろん可能である。
以上述べたような複数の態様によれば、試料の端部でのリターディング電界乱れを緩和できる実施容易な試料保持方法及び試料保持機を提供することができる。更に、これまで説明してきた試料保持機構では、異物等の存在に因らす電位分布を安定化できるため、例えばひさし部3の近傍の一次電子線の偏向を予測することが可能となる。よってリターディング電圧の大きさに応じて、どの程度ビームが偏向を受けるかを予め走査電子顕微鏡の記憶部に記憶させておき、ひさし部3の近傍を走査する場合に、その変動分を補正してビーム走査することも可能になる。
走査電子顕微鏡に用いられる試料保持機の構成を示す断面図。 図1の試料保持機を上面から見た平面図と高さ調整部分を取り除いた形態の断面図。 電極部分のひさし状パーツを脱着可能な形態での上面から見た平面図と高さ調整部分を取り除いた形態の断面図。 電極部分のひさし状パーツを脱着可能な形態での上面から見た平面図と高さ調整部分を取り除いた形態の断面図。 電極部分のひさし状パーツを脱着可能な形態での上面から見た平面図と高さ調整部分を取り除いた形態の断面図。 試料底面部分の回転防止にダブルナットとなる機構を加えた構成を示す断面図。 ウェハ試料を保持した状態での平面図と高さ調整部分を取り除いた形態の断面図。 メディアディスクを保持した状態での平面図と高さ調整部分を取り除いた形態の断面図。 メディアディスクを保持した状態での平面図と高さ調整部分を取り除いた形態の断面図。 メディアディスクを保持した状態での平面図と高さ調整部分を取り除いた形態の断面図。 メディアディスクを保持した状態での平面図と高さ調整部分を取り除いた形態の断面図。 角型試料を保持した状態での平面図と高さ調整部分を取り除いた形態の断面図。 試料保持機の高さ調整機構をネジ方式にした構成を示す断面図。 試料保持機の高さ調整機構を一部ネジ方式にした構成を示す断面図。 試料保持機の高さ調整機構に逆ネジ方式を加えた構成を示す断面図。 図10の試料保持機で角型試料を保持した状態で上面から見た平面図と高さ調整部分を取り除いた形態の断面図。 試料保持機の高さ調整機構をネジ方式にした構成を示す断面図。 試料保持機の高さ調整機構を一部ネジ方式にした構成を示す断面図。 電子顕微鏡の構成を示す断面図。 試料端部の異物付近での等電位分布と、本発明のひさし形状を設けた場合での等電位分布を示す断面図。
符号の説明
1 試料
1a 試料オリフラ部
1b 試料サブオリフラ部
2 電極部分
2a メディアディスク用中央電極部
2b 試料回転制限部
2c 電極下層部
2d 電極上層部
3 ひさし部
3a メディアディスク用中央電極ひさし部
4 試料底面部
4a 試料底面ローレット部
5a 高さ調整機構ネジ部
5b 高さ調整機構支え部
5c 高さ調整機構逆ネジ部
6 回転防止用板
7 高さ調節用基底部
10 貫通用足部
11 電極締結用ナット
12 電極固定用平板
13 電極固定用溝
100 試料室
101 試料ステージ
102 対物レンズ
103 偏向器
104 リターディング用電源
105 コンデンサレンズ
106 一次電子ビーム
107 電子銃
110 保持機
111 試料
112 試料上の異物
120 等電位線

Claims (4)

  1. 電子線応用装置内にて、試料に負電圧を印加して試料を保持する試料保持機構において、
    負電圧が印加されると共に前記試料を下部から支持する支持台と、
    前記試料端部上面を覆うひさし部を有し、
    当該ひさし部は前記試料の部に沿って形成され、前記負の電圧が印加されることを特徴とする試料保持機構。
  2. 請求項1に記載の試料保持機構において、
    前記ひさし部は、着脱可能に構成されていることを特徴とする試料保持機構。
  3. 請求項1に記載の試料保持機構において、
    前記ひさし部は板状部を持ち、当該板状部の前記試料に接する個所は、同じ厚さをもって形成されていることを特徴とする試料保持機構。
  4. 請求項1に記載の試料保持機構において、
    前記支持台、或いは前記ひさし部を上下動可能に支持するネジ部を備え、
    当該ネジ部は、前記支持台を回転させることなく上下動するように構成されていることを特徴とする試料保持機構。
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