JP2006086230A - 半導体製造装置 - Google Patents

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Koichiro Harada
幸一郎 原田
Masayuki Tomita
雅之 富田
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Abstract

【課題】 基板載置台が受けるダメージを低減し、基板載置台から発生する載置台の材料汚染を低減する。
【解決手段】 上面10にウェハ200を載置するサセプタ(基板載置台)11に、筒状の周辺カバー17を設ける。周辺カバー17は、その上端部17aを内側に折り返して、ウェハ200からはみ出すサセプタ11の周辺部上面を覆い、その中間部で側面14を覆うようになっている。また、周辺カバー17の下端部17bをサセプタ11の下面15より下方に延在させて、下面15を間接的に覆うように構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は半導体製造装置に係り、特に基板を載置する基板載置台を改善したものに関する。
半導体製造装置を構成する処理装置は、処理室内に設けた基板載置台上に基板としてのウェハを載せ、処理室内に反応ガスを供給しつつ排気する過程で、ウェハに成膜等の処理を行なうものである。この処理を行なう処理装置としてプラズマ処理装置が知られている。
図14は、そのようなプラズマ処理装置で用いられる従来のサセプタ(基板載置台)11を示す。処理室内に略水平に設けられるサセプタ11は円板で構成され、サセプタ11の上面にウェハが載置される。サセプタ内には、図示していないが、ウェハを加熱するヒータ、又はサセプタ11の電位を制御するための第2の電極が設けられる。なお、第1の電極は、例えばサセプタ11を収容する処理室の外周に設けられる。サセプタ11の下面に、サセプタ11を支持する支持部21が設けられる。支持部21は中空の円筒で構成され、支持部21内に前述したヒータ又は電極に接続されるリード線が通され、支持部21の開口端部から端子22が取り出される。
このようなヒータ、電極、リード線、及び端子22は金属材料で構成される。またこれらを内部に収容するサセプタ11及び支持部21は、ヒータ、電極、リード線、及び端子22による金属汚染を防止するために、金属以外の材料であって、通常、絶縁性があって熱伝導度が良好な金属を含む材料、例えば窒化アルミニウム(AlN)で構成される。
上述したサセプタ11を備えたプラズマ処理装置では、第2の電極によって電位を制御されたサセプタと、第1の電極との間に高周波電力を印加して、処理室内にプラズマを発生させ、サセプタ11上に載置されたウェハに成膜処理等のプラズマ処理を行なう。
しかし、上述した従来の技術では、次のような問題があった。
(1)基板載置台上の基板載置面に載置された基板に成膜等のプラズマ処理を行なうプラズマ処理装置では、基板のみならず基板載置台の外表面が直接プラズマに晒される。基板の載置された基板載置面を除く基板載置台の外表面(上面、側面、下面)は、基板載置台を構成しているAlN等の金属を含む材料が剥き出しになっている。 このため、特にプラズマの影響を直接受けやすい基板載置台の上面、側面にあっては、プラズマによるダメージを受けやすく、それらの面から金属(Al)等の汚染材料が漏出して、基板の膜中の金属汚染を増加させるという問題があった。また、より高いプラズマ密度が要求されるプロセスでは、基板載置台の上面、側面のみならず、下面についても同様な問題があった。
(2)また、基板載置台の下面において、基板載置台を構成しているAlN等の金属を含む材料が剥き出しになっているので、基板載置台に加える電位が大きいと、基板載置台と処理室との間で異常放電が起こるという問題があった。
本発明の課題は、上述した従来技術の問題点を解消して、基板載置台が受けるダメージを低減し、基板載置台からの汚染物質の発生を低減することが可能な半導体製造装置を提供することにある。
また、本発明の課題は、基板載置台との間で発生する異常放電を防止することが可能な半導体製造装置を提供することにある。
第1の発明は、基板を収容する処理室と、前記処理室に略水平に設けられ、上面に前記基板を載置する基板載置面を有する基板載置台と、前記基板載置台の基板載置面より外側の基板載置台の周辺部上面及び側面を覆う周辺カバーとを備え、前記周辺カバーの端部が前記基板載置台の下面より下方に延在していることを特徴とする半導体製造装置である。周辺カバーは、汚染物質が発生しない材料で構成することが好ましい。
基板処理プロセスを行なう場合に、特に基板載置台の上面及び側面がダメージを受けて汚染が発生しやすい。この点で、本発明では、基板で覆われる基板載置台の基板載置面以外の基板載置台の周辺部上面及び基板載置台の側面が周辺カバーで覆われている。したがって、基板と周辺カバーとによって、基板載置台の上面及び基板載置台の側面でのダメージや汚染を低減することができる。
また、基板載置台の下面は、下方に延在した周辺カバーにより隠されて側面から見通せなくなっている。したがって、基板載置台の下面でダメージや汚染が発生しやすいプロセスを行なう場合であっても、下方に延在した周辺カバーによって、上面及び側面と同様に、そのようなダメージ及び汚染を低減することができる。
第2の発明は、基板を収容する処理室と、前記処理室に略水平に設けられ上面に前記基板を載置する基板載置面を有する基板載置台と、前記基板載置台の基板載置面を含む基板載置台の周辺部上面を覆う上面カバーと、前記上面カバーとは別体で構成され、前記上面カバーの周辺部及び該周辺部より外側の基板載置台の上面及び側面を覆う周辺カバーとを備えたことを特徴とする半導体製造装置である。上面カバー及び周辺カバーは、汚染物質が発生しない材料で構成することが好ましい。
基板載置台の上面及び側面を基板と周辺カバーで覆う場合、基板の処理均一性から基板の周辺部を周辺カバーで覆うことができないため、基板と周辺カバーとの間に隙間が形成され、この隙間から基板載置台の上面の一部が露出するのが避けられない。
この点で、本発明では、基板載置台の上面は、基板ではなく、上面カバーで覆い、上面カバーで覆うことができない基板載置台の周辺部上面及び側面は、上面カバーの周辺部を含めて周辺カバーで覆っている。このため、基板載置台の上面及び側面を基板と周辺カバーで覆う場合のように、基板載置台の上面が露出するようなことがなく、基板載置台の上面及び側面でのダメージや汚染を有効に抑制することができる。
また、周辺カバーを上面カバーとは別体で構成したので、これらを一体で構成した場合と比べて、基板載置台の脱着作業やメンテナンスが簡単である。
第3の発明は、第2の発明において、前記基板載置台の基板載置面と反対側の下面の少なくとも一部に、前記基板載置台を支えるための支持部をさらに備えた半導体製造装置である。
このように基板載置台が支持部で支えられている場合に、特に基板載置台の上面及び側面で汚染が発生しやすいが、本発明によれば、基板載置台を上面カバーと周辺カバーとで覆っているので、そのような汚染の発生を抑制できる。
第4の発明は、第2の発明又は第3の発明において、前記周辺カバーの端部が、さらに前記基板載置台の下面より下方に延在している半導体製造装置である。
基板載置台の下面が、延在した周辺カバーにより隠され、側面から見通せなくなっているので、基板載置台の下面で汚染やダメージが発生しやすいプロセスを行なう場合であっても、そのようなダメージや汚染を抑制することができる。
第5の発明は、第2の発明において、前記基板載置台の基板載置面と反対側の下面の少なくとも一部に取り付けられ基板載置台を支えるための支持部と、前記支持部が取り付けられた取付面以外の下面を覆う下面カバーとをさらに備え、前記下面カバーは分割された上、前記支持部を避けて接合され、接合部が互いに重なるように形成されていることを特徴とする半導体製造装置である。
基板載置台の上面及び側面が上面カバー及び周辺カバーで覆われているのみならず、基板載置台の下面も支持部を取り付けた取付面を除いて下面カバーで覆われている。したがって、基板載置台の上面及び側面のみならず、下面での汚染やダメージが発生しやすいプロセスを行なう場合であっても、基板載置台の外表面でのダメージや汚染を抑制することができる。特に、基板載置台の下面を下面カバーで覆うものでは、周辺カバーの端部を基板載置台の下面より下方に延在させるものと比べて、基板載置台の下面を直接覆うことができるので、基板載置台の下面でのダメージや汚染を有効に抑制することができる。
また、基板載置台の下面が下面カバーで覆われているので、基板載置台下面と処理室との間で異常放電が生じやすいプロセスを行なう場合であっても、そのような異常放電も防止することができる。
また、下面カバーは分割されて、接合部が互いに重なるように形成されている。したがって、基板載置台の下面に支持部が取り付けられた状態で、基板載置台の下面を下面カバーで覆うことができる。また、分割された下面カバー同士が接合する接合部が、互いに重なるように形成されているので、下面カバーの接合部から基板載置台の下面が直接見通せなくなる。したがって、接合部に対応する基板載置台の下面部分での異常放電も抑制することができる。
第6の発明は、第5の発明において、前記下面カバーは、前記支持部を避けるための穴を有し、前記下面カバーの外周から前記穴に向かう少なくとも2箇所以上の接合部を有する半導体製造装置である。
基板支持台が処理室の内部で支持部によって支持された状態で、分割された下面カバーの穴を支持部にはめ込み、接合部を接合することにより、基板載置台の下面を下面カバーで覆うことができる。
第7の発明は、基板を収容する処理室と、前記処理室に略水平に設けられ上面に前記基板を載置する基板載置面を有する基板載置台と、前記基板載置台の基板載置面と反対側の下面の少なくとも一部に取り付けられ前記基板載置台を支えるための支持部と、前記支持部が取り付けられた取付面以外の下面を覆う下面カバーとを備え、前記下面カバーは分割された上、前記支持部を避けて接合され、接合部が互いに重なるように形成されていることを特徴とする半導体製造装置である。下面カバーは、絶縁物で構成することが好ましい。
基板載置台の下面が、支持部を取り付けた取付面を除いて下面カバーで覆われているので、基板載置台下面と処理室との間で異常放電が生じやすいプロセスを行なう場合であっても、そのような異常放電も防止することができる。
また、下面カバーは分割されて、接合部が互いに重なるように形成されている。したがって、基板載置台の下面に支持部が取り付けられた状態で、基板載置台の下面を下面カバーで覆うことができる。また、分割された下面カバー同士が接合する接合部が、互いに重なるように形成されているので、下面カバーの接合部から基板載置台の下面が直接見通せなくなる。したがって、接合部に対応する基板載置台の下面部分での異常放電も抑制することができる。
第8の発明は、第5の発明ないし第7の発明において、前記分割された下面カバー同士が接合する接合部は、その接合面を介して下方から基板載置台の下面を見通せないように、その接合面を段差面、傾斜面、曲面で構成するか、
又は、その接合面を非接触で対峙させてブリッジで接続し、そのブリッジにより非接触とした面間を介して下方から基板載置台の下面を見通せないように構成することによって、互いに重なるように形成されている半導体製造装置である。
下面カバー同士が接合する接合部の接合面を、段差面、傾斜面、曲面とするか、又はブリッジ接続するという簡単な構成で、接合部に対応する基板載置台の下面部分での異常放電を抑制することができる。
第9の発明は、第5の発明ないし第8の発明において、前記下面カバーが石英である半導体製造装置である。下面カバーが石英であるので、基板載置台の下面での異常放電を有効に抑制できる。
第10の発明は、第1ないし第9の発明において、前記基板載置台は絶縁性材料であるAlN(窒化アルミニウム)で構成されている半導体製造装置である。
基板載置台がAlNで構成されている場合に、特に金属(Al)汚染が発生しやすいが、本発明によれば、基板載置台の外周面を周辺カバーや上面カバー、あるいは下面カバーで覆っているので、そのような金属汚染を抑制でき、また、基板載置台の下面での異常放電を防止できるる。
第11の発明は、第2の発明ないし第6の発明において、前記上面カバーが石英である半導体製造装置である。上面カバーが石英であるので、汚染物質を有効に低減できる。
第12の発明は、第1の発明ないし第6の発明において、前記周辺カバーが石英である半導体製造装置である。周辺カバーが石英であるので、汚染物質を有効に低減できる。
第13の発明は、第1の発明ないし第12の発明において、前記基板載置台には、電極又はヒータが設けられている半導体製造装置である。このように基板載置台に電極又はヒータが設けられている場合に、特に汚染やダメージが発生しやすいが、本発明によれば、基板載置台の外周面を上面カバーや周辺カバー、又は下面カバーで覆っているので、このような汚染やダメージの発生を抑制できる。また、基板載置台に電極が設けられている場合に、特に異常放電が起きやすいが、基板載置台の下面が下面カバーで覆われているものでは、そのような異常放電を防止できる。
第14の発明は、第13の発明において、前記電極やヒータは、導電性材料であるPt(白金)、又はSiC(炭化珪素)で構成されている半導体製造装置である。
このように基板載置台に設けられた電極やヒータがPtやSiCで構成されている場合に、特に金属汚染が発生しやすいが、本発明によれば、基板載置台の外周面を周辺カバーや上面カバー、又は下面カバーで覆っているので、そのような金属汚染の発生を抑制でき、また、基板載置台の下面での異常放電を防止できるる。
本発明によれば、基板載置台をカバーで覆うようにしたので、基板載置台が受けるダメージを低減し、基板載置台から発生する汚染物質を抑制することができる。したがって、基板に含まれる汚染物質を低減できる。
また、本発明によれば、基板載置台の下面を下面カバーで覆うようにしたので、基板載置台の下面との間で発生する異常放電を防止することができ、パーティクルの発生を低減できる。
以下に本発明の半導体製造装置を説明する。実施の形態の半導体製造装置は、ウェハをプラズマ処理するプラズマ処理炉を有する。プラズマ処理炉は、電界と磁界により高密度プラズマを生成できる変形マグネトロン型プラズマ源(Modified Magnetron Typed Plasma Source)を用いてウェハ等の基板をプラズマ処理する基板処理炉(以下、MMT装置と称する)である。このMMT装置は、気密性を確保した処理室に基板を設置し、シャワープレートを介して反応ガスを処理室に導入し、処理室をある一定の圧力に保ち、放電用電極に高周波電力を供給して電界を形成するとともに磁界をかけてマグネトロン放電を起こす。放電用電極から放出された電子がドリフトしながらサイクロイド運動を続けて周回することにより長寿命となって電離生成率を高めるので高密度プラズマを生成できる。このように反応ガスを励起分解させて基板上面を酸化又は窒化等の拡散処理、又は基板上面に薄膜を形成する、又は基板上面をエッチングする等、基板へ各種のプラズマ処理を施すことができる。
図13に、このようなMMT装置の概略構成図を示す。MMT装置は、第2の容器である下側容器211と、該下側容器211の上に被せられる第1の容器である上側容器210とから処理室201が形成されている。上側容器210はドーム型の酸化アルミニウム又は石英で形成されており、下側容器211はアルミニウムで形成されている。また後述するヒータ体型の基板載置台であるサセプタ217を窒化アルミニウムや、セラミックス又は石英で構成することによって、処理の際に膜中に取り込まれる金属汚染を低減している。
上側容器210の上部にはガス分散空間であるバッファ室237を形成するシャワーヘッド236が設けられ、シャワーヘッド上壁にはガス導入用の導入口であるガス導入口234が設けられ、下壁はガスを噴出する噴出孔であるガス噴出孔234aを有するシャワープレート240からなっており、前記ガス導入口234は、ガスを供給する供給管であるガス供給管232により開閉弁であるバルブ243a流量制御手段であるマスフローコントローラ241を介して図中省略の反応ガス230のガスボンベに繋がっている。シャワーヘッド236から反応ガス230が処理室201に供給され、また、サセプタ217の周囲から処理室201の底方向へ基板処理後のガスが流れるように下側容器211の側壁にガスを排気する排気口であるガス排気口235が設けられている。ガス排気口235はガスを排気する排気管であるガス排気管231により圧力調整器であるAPC242、開閉弁であるバルブ243bを介して排気装置である真空ポンプ246に接続されている。
供給される反応ガス230を励起させる放電手段として断面が筒状であり、好適には円筒状の第1の電極である筒状電極215が設けられる。筒状電極215は処理室201の外周に設置されて処理室201内のプラズマ生成領域224を囲んでいる。筒状電極215にはインピーダンスの整合を行なう整合器272を介して高周波電力を印加する高周波電源273が接続されている。
また、断面が筒状であり、好適には円筒状の磁界形成手段である筒状磁石216は筒状の永久磁石となっている。また、筒状磁石216は筒状電極215の内周面に沿って円筒軸方向に磁力線を形成するようになっている。
処理室201の底側中央には、基板であるウェハ200を保持するための基板載置台としてサセプタ217が配置されている。サセプタ217はウェハ200を加熱できるようになっている。サセプタ217は、例えば窒化アルミニウムで構成され、内部に加熱手段としてのヒータ218が一体的に埋め込まれている。ヒータ218は高周波電力が印加されてウェハ200を500℃程度にまで加熱できるようになっている。
また、サセプタ217の内部には、さらにインピーダンスを可変するための電極である第2の電極も装備されており、この第2の電極がインピーダンス可変機構274を介して接地されている。インピーダンス可変機構274は、コイルや可変コンデンサから構成され、コイルのパターン数や可変コンデンサの容量値を制御することによって、上記電極及びサセプタ217を介してウェハ200の電位を制御できるようになっている。
ウェハ200をマグネトロン型プラズマ源でのマグネトロン放電により処理するための処理炉202は、少なくとも前記処理室201、サセプタ217、筒状電極215、筒状磁石216、シャワーヘッド236、及び排気口235から構成されており、処理室201でウェハ200をプラズマ処理することが可能となっている。
筒状電極215及び筒状磁石216の周囲には、この筒状電極215及び筒状磁石216で形成される電界や磁界を外部環境や他処理炉等の装置に悪影響を及ぼさないように、電界や磁界を有効に遮蔽する遮蔽板223が設けられている。
サセプタ217は下側容器211と絶縁され、サセプタ217を昇降させる昇降手段であるサセプタ昇降機構268が設けられている。またサセプタ217には貫通孔217aを有し、下側容器211底面にはウェハ200を突上げるための基板突上手段であるウェハ突上げピン266が少なくとも3箇所に設けられている。そして、サセプタ昇降機構268によりサセプタ217が下降させられた時にはウェハ突上げピン266がサセプタ217と非接触な状態で貫通孔217aを突き抜けるような位置関係となるよう、貫通孔217a及びウェハ突上げピン266が設けられる。
また、下側容器211の側壁には仕切弁となるゲートバルブ244が設けられ、開いている時には図中省略の搬送手段により処理室201へウェハ200が搬入、又は搬出され、閉まっている時には処理室201を気密に閉じることができる。
また、制御手段であるコントローラ121は高周波電源273、整合器272、バルブ243a、マスフローコントローラ241、APC242、バルブ243b、真空ポンプ246、サセプタ昇降機構268、ゲートバルブ244、サセプタに埋め込まれたヒータに高周波電力を印加する高周波電源と接続し、それぞれを制御している。
上記のような構成において、ウェハ200上面を、又はウェハ200上に形成された下地膜の上面を所定のプラズマ処理を施す方法について説明する。
ウェハ200は処理炉202を構成する処理室201の外部からウェハを搬送する図中省略の搬送手段によって処理室201に搬入され、サセプタ217上に搬送される。この搬送動作の詳細は、まずサセプタ217が下った状態になっており、ウェハ突上げピン266の先端がサセプタ217の貫通孔217aを通過してサセプタ217上面よりも所定の高さ分だけ突き出された状態で、下側容器211に設けられたゲートバルブ244が開き、図中省略の搬送手段によってウェハ200をウェハ突上げピンの先端に載置し、搬送手段は処理室201外へ退避すると、ゲートバルブ244が閉まり、サセプタ217がサセプタ昇降機構268により上昇すると、サセプタ217上面にウェハ200を載置することができ、さらにウェハ200を処理する位置まで上昇する。
サセプタ217に埋め込まれたヒータは予め加熱されており、搬入されたウェハ200を室温〜500℃の範囲内でウェハ処理温度に加熱する。真空ポンプ246、及びAPC242を用いて処理室201の圧力を0.1〜100Paの範囲内に維持する。
ウェハ200を処理温度に加熱したら、ガス導入口234からシャワープレート240のガス噴出孔234aを介して、反応ガスを処理室201に配置されているウェハ200の上面(処理面)に向けてシャワー状に導入する。同時に筒状電極215に高周波電源273から整合器272を介して高周波電力を印加する。印加する電力は、100〜500Wの範囲内の出力値を投入する。インピーダンス可変機構274のインピーダンス値を制御することにより、サセプタ電圧Vppは約10V〜400Vの範囲で変化できるようにしておく。プロセスによって、このサセプタ電圧Vppを選択する。
筒状磁石216の磁界の影響を受けてマグネトロン放電が発生し、ウェハ200の上方空間に電荷をトラップしてプラズマ生成領域224に高密度プラズマが生成される。そして、生成された高密度プラズマにより、サセプタ217上のウェハ200の上面にプラズマ処理が施される。上面処理が終わったウェハ200は、図示略の搬送手段を用いて、基板搬入と逆の手順で処理室201外へ搬送される。
なお、コントローラ121により高周波電源273の電力ON・OFF、整合器272の調整、バルブ243aの開閉、マスフローコントローラ241の流量、APC242の弁開度、バルブ243bの開閉、真空ポンプ246の起動・停止、サセプタ昇降機構268の昇降動作、ゲートバルブ244の開閉、サセプタに埋め込まれたヒータに高周波電力を印加する高周波電源への電力ON・OFFをそれぞれを制御している。
ところで、上述したようなMMT装置では、サセプタ217を窒化アルミニウム(AlN)で構成して、処理の際に、ウェハの膜中に取り込まれる金属汚染を低減しているが、サセプタ217の上面及び側面ではAlNが剥き出しになっており、その剥き出しになった状態で、プラズマを直接受けるため、プラズマによるダメージを受けやすいという問題がある。また、それにともなって、上面及び側面からAl金属が漏出し、ウェハ膜中の金属汚染が増加しやすいという問題がある。
そこで、実施の形態では、そのような問題を解消するために、サセプタにカバーを被せるようにした。
図1〜図2は、そのようなカバーを被せたサセプタ(カバー付きサセプタ)の第1の実施の形態を示す説明図である。図1は分解斜視図、図2は要部拡大正断面図である。
第1の実施の形態のカバー付きサセプタは、サセプタ11の周縁部に周辺カバー17を嵌装して、サセプタ11の上面10及び側面14をウェハ200と周辺カバー17とで覆い、下面は周辺カバー17の端部を延在して覆うようにしたものである。
具体的には、図1に示すように、カバー付きサセプタは、ウェハ200を略水平に載置するサセプタ11と、サセプタ11を支持する支持部21と、周辺カバー17とから構成される。
サセプタ11は、処理室201(図13参照)の内部に略水平に設けられ、ウェハ200を載置するとともに、載置されたウェハ200を加熱し、ウェハ200の電位を制御する。サセプタ11は円板で構成され、円板の上面にウェハ200を載置するウェハ載置面が形成される。また、円板内には、載置されたウェハ200を加熱するヒータ(図示せず)、及びサセプタ11のインピーダンスを可変して電位を制御するための電極(図示せず)が埋め込まれるかたちで設けられる。
支持部21は、ウェハ載置面と反対側の円板の下面の中央に鉛直方向に設けられ、サセプタ11を処理室の内部に略水平に支持する。支持部21は、従来例の図14と同様に、中空の円筒で構成され、円筒内部に前述したヒータ又は電極に接続されるリード線が通り、支持部21の開口端部から端子22が取り出される。このようなヒータ、電極、リード線、及び端子22は金属材料で構成される。またこれらを内部に収容するサセプタ11及び支持部21は、ヒータ、電極、リード線、及び端子22による金属汚染を防止するために、金属以外の材料であって、通常、絶縁性があって熱伝導度が良好な金属を含む材料で構成される。
サセプタ11及び支持部21は、例えば窒化アルミニウム(AlN)で構成される。また、ヒータは例えば導電性材料であるSiC、電極は例えば導電性材料であるPtでそれぞれ構成される。
周辺カバー17は、サセプタ11の周縁部を覆うようになっている。周辺カバー17は、全体が円筒状に一体構成され、サセプタ11の周縁部を覆うために、その上端部17aに径方向内方へ向かうリング状の折返し部が設けられる。この上端部17aをサセプタ11の上面10の周縁部の角部に引っ掛けることによって、溶接することなく、周辺カバー17をサセプタ11に嵌装するようになっている。また、周辺カバー17がサセプタ11に嵌装された状態で、リング状の上端部17aにより縮径した上端開口から、サセプタ11上に載置されたウェハ200が臨めるようになっている。また、周辺カバー17がサセプタ11に嵌装された状態で、周辺カバー17の下端部17bは、サセプタ11の下面より下方に延在されるように設定され、周辺カバー17の下端部17bによってサセプタ11の下面も覆われるようになっている。
周辺カバー17の厚さは、ウェハ処理均一性が低下しないように、薄くすることが好ましいが、機械的強度を保つために、ある程度厚くせざるを得ない。その厚さは、例えば、3〜5mmである。また、周辺カバー17は汚染物質の発生しない絶縁性材料、例えば石英で構成される。
図2に、周辺カバー17のサセプタ11への嵌装状態の拡大断面図を示す。サセプタ11の上面10のうち、ウェハ載置面12は凹状に形成され、ウェハ載置面12より外側の周辺部上面13は、ウェハ載置面12に対して凸状に形成される。サセプタ11の凹状のウェハ載置面12は、これに載置されるウェハ200で覆われる。ウェハ載置面12の凹所の径は、ウェハ搬送を可能にするために、ウェハ200の径よりも大きめに形成される。また、凸状に形成される周辺部上面13の高さは、ウェハ載置面12に載置されるウェハ200の上面と面一に設定される。
サセプタ11の凸状の周辺部上面13及びこれに連接する側面14は、断面逆L字状の周辺カバー17で覆われる。周辺カバー17の逆L字状の上端部17aである折返し部は、サセプタ11のウェハ載置面12よりも外側に位置するサセプタ11の周辺部上面13(サセプタ上面の周縁部)に重なって、サセプタ11の周辺部上面13を覆う。周辺カバー17の下端部は、サセプタ11の側面14と平行に垂下して、サセプタ11の側面14を覆う。そして、周辺カバー17の下端部17bは、サセプタ11の下面15よりも下方まで延在して垂下し、サセプタ11の下面15を間接的に覆う。このようにして、周辺カバー17は、サセプタ11の下面15を含む周縁部を覆うように構成されている。
サセプタ11の下面15よりも下方に延在する周辺カバー17の下端部17bの延在距離は、サセプタ11の厚さを20mmとした場合、30mmから40mmの範囲が好ましい。30mmよりも短いと、サセプタ11の下面15が十分に隠れずプラズマに晒される。40mmよりも長いと、処理室201が大型化する。したがって、プラズマ発生側からサセプタ11の下面15が見えなくなり、処理室201が大型化しない上記範囲が好ましく、特に31mm前後が好ましい。
なお、周辺カバー17の上端部17aの端面に、下方に向かって漸次対向距離が接近するようなテーパ面を付けて、周辺カバー17の上端部17aがウェハ200の処理均一性にできるだけ悪影響を与えないようにしている。
また、本実施の形態では、ウェハ200の処理均一性を確保するとともに、ウェハ搬送を許容するために、ウェハ200の周辺部を周辺カバー17で重ねて覆うことができないため、ウェハ200と周辺カバー17との間に隙間が形成されるのが避けられない。
上述したように、ウェハ200をサセプタ11のウェハ載置面12に載置すると、サセプタ11のウェハ載置面12はウェハ200で覆われる。また、ウェハ載置面12よりも外側に位置するサセプタ11の周辺部上面13及びサセプタ11の側面14も周辺カバー17で覆われる。さらに、サセプタ11の下面15は、その下面15よりも下方に延在した周辺カバー17の下端部17bによって隠されるので、プラズマ発生側の側面方向からは見えなくなる。
したがって、プラズマ処理によってウェハ200上に薄膜を形成する際に、処理室内にプラズマが生成されて、ウェハ200と共にサセプタ11がプラズマに晒されても、サセプタ11の上面10は、ウェハ200及び周辺カバー17の上端部17aにより覆われているので、プラズマから保護される。また、サセプタ11の側面も周辺カバー17により覆われているので、プラズマから保護される。また、サセプタ11の下面15も、周辺カバー17の下端部17bにより側面方向からは見えなくなっており、この下端部17bによりプラズマが下面15に回り込みずらくなっているので、プラズマから保護される。
このように、サセプタ11の外周面は、ウェハ200、周辺カバー17によって覆われて保護されているので、サセプタ11の外周面に対するプラズマによるダメージが低減する。このため、サセプタ11を構成するAlN材がサセプタ11の外周面に剥き出しになっていても、ウェハ200及び周辺カバー17によって、プラズマにより漏出するAl金属量が抑制され、ウェハ200上に形成される薄膜の膜中へのAl金属汚染を低減できる。
第1の実施の形態は、MMTを用いて実施されるプロセスにおいて、サセプタ11の下面15での金属汚染が発生しないようなプロセスに適用することができる。ここで、サセプタ11の下面15での金属汚染が発生しないようなプロセスとは、プラズマの下面15への回り込みが生じても、その回り込みを周辺カバー17の下端部17bで有効に阻止することが可能な高周波電力で放電が行なわれるプロセスである。その高周波電力は250Wを超える場合にも適用できるが、より好ましくは、プラズマがサセプタ11の下面15に回り込みずらい250W未満の高周波電力で放電が行なわれるプロセスに適用するのがよい。具体的には、ウェハ200と周辺カバー17との間の隙間からAlNが剥き出し状態になっているので、ウェハ200への金属汚染の影響が多少あってもよいプロセス、例えば半導体装置のキャパシタ周りのプロセスに用いることが可能である。
なお、周辺カバー17は、サセプタ11の下面よりも下方まで延在させているが、サセプタ11の下面15での金属汚染がほとんど発生しないようなプロセスであれば、周辺カバー17の下端部17bの延在をサセプタ11の側面14で終わらしてもよい。
ところで、第1の実施の形態においては、周辺カバー端面にテーパ面を付けているが、ウェハ200と周辺カバー17との上面の高さが大きく異なるため、ウェハ200の処理均一性に改善の余地がある。そこで第2の実施の形態では、ウェハ200の外周にカバーリングをさらに設けるようにしている。
図3〜図4は、そのようなカバーリングを設けたサセプタの第2の実施の形態を示す説明図である。図3は分解斜視図、図4は要部拡大正断面図である。
図3に示すように、カバーリング16は、ウェハ200上を流れる反応ガスの流れの分布を均一化して、プラズマ処理量を均一にする。カバーリング16は、周辺カバー17と別体に設けられ、円形リング状をしており、その内径がウェハ200の径よりも大きく、外径はサセプタ11の径よりも小さくなるように形成される。カバーリング16は、ウェハ200と周辺カバー17との間のサセプタ11の周辺部に載置される。カバーリング16は、例えば石英で構成される。
具体的には、図4に示すように、カバーリング16は、ウェハ200の外周を囲むように嵌装される。カバーリング16をウェハ200の外周を囲むように嵌装するために、第2の実施の形態のサセプタ11は、第1の実施の形態のものと比べて、凹状のウェハ載置面12を拡径し、拡径した凹所をウェハ載置面12と連続したカバーリング載置面12aとしている。このためウェハ載置面12より外側の凸状の周辺部上面13は幅が狭くなっている。カバーリング16は、ウェハ200と略同一厚さに形成される。また、カバーリング載置面12aより外側のサセプタ11の周辺部上面13の高さは、カバーリング16をカバーリング載置面12aに嵌装した状態で、カバーリング16の上面と面一になるように設定する。
ウェハ200の端面とカバーリング16の内周端面との間の隙間Gは、金属汚染量が極力小さくなるように、ウェハ搬送が可能な範囲で可能な限り狭くする。例えば、ウェハ径が300mmの場合には、1.5mm程度がよい。また、カバーリング16の外周端面とサセプタの周辺部上面13との間にも隙間を形成して、カバーリング16のカバーリング載置面12aへの嵌装に余裕を持たせるようにする。なお、カバーリング16の内周面には、周辺カバー17の端面に付けたテーパ面と同じ方向にテーパ面を付けてある。
周辺カバー17の上端部17aは、ウェハ端面にあまり近づけないように、カバーリング16の周辺部上に配置させ、面一になったカバーリング16の上面と周辺部上面13とに跨がって嵌装される。
上述した第2の実施の形態によれば、ウェハ200と略同一厚さのカバーリング16をウェハ200の外周に設けたので、ウェハ外周部での処理均一性(膜厚均一性)を悪化させることなく、サセプタ11から発生する金属汚染を低減できる。
本実施の形態では、カバーリング16を周辺カバー17と別体で構成している。カバーリング16を周辺カバー17と別体で構成する理由は、周辺カバー17と比べて、カバーリング16は薄く、その厚さに精度を要するため、別体で作った方が作りやすいからである。また、薄いカバーリング16は割れやすくなるので、カバーリング16だけ交換できるようにしておいた方がよいからである。ここで、カバーリング16の厚さを例示すれば、0.6mm〜0.7mmである。
第1及び第2の実施の形態は、サセプタ外周面を周辺カバーないしカバーリングで覆っているが、ウェハの外周を覆うことができないため、改善の余地がある。そこで、第3の実施の形態では、ウェハ載置面を含むサセプタ上面を覆う上面カバ18ーをさらに設けるようにしている。
図5〜図8は、そのような上面カバー18でサセプタ上面を覆った第3の実施の形態の説明図である。図5は斜視図、図6は分解斜視図、図7は平面図及び部分断面図、そして図8は要部拡大正断面図である。
図5に示すように、上面カバー18は、ウェハに代えてサセプタ上面を覆う。サセプタ上面を覆った上面カバー18の周縁部に周辺カバー17が嵌装される。上面カバー18の周辺部寄りには、複数のピン(図示せず)を挿通する複数(図示例では3つ)の貫通孔20が設けられている。複数のピンは、サセプタ11が下降したとき、上面カバー18から突き出して、搬送手段により搬送されてきたウェハを受け取り、サセプタ11が上昇したとき、上面カバー18から没してウェハを上面カバー18上に載置する。このように搬送手段とピンとを用いてウェハを搬送するので、搬送手段の搬送精度やピンの位置出し精度を考慮した隙間がウェハ外周に必要になる。この隙間が、前述した隙間Gである。
なお、上記貫通孔は、第1及び第2の実施の形態では示さなかったが、これらにも同様に設けられる。
図6に示すように、上面カバー18は円板で構成され、サセプタ11の上面10を覆うようになっている。周辺カバー17は、上面カバー18とは別体で構成され、上面カバー18の周辺部に重ねて嵌装される。なお、サセプタ11の周辺部寄りにも、複数のピンを挿通する複数の貫通孔20が設けられている。
図7に示すように、上面カバー18は、ウェハ径よりは径が大きく、サセプタ11の外径よりは小さな円板で構成され、サセプタ11のウェハ載置面のみならず、ウェハ載置面の外側のサセプタ11の上面10をも覆うようになっている。周辺カバー17は、上面カバー18の周辺部、及びこの周辺部より外側のサセプタ11の周辺部上面、側面及び下面を覆うようになっている。
具体的には、図8に示すように、上面カバー18は、ウェハ載置面12、及びウェハ載置面12の外側であってウェハ載置面12と連続する凹所周辺部上面12aの略全面に嵌装される。ウェハ載置面12と対応する上面カバー18の対応領域上面にウェハ200が載置される。
上面カバー18には、その周辺部寄りに、ウェハ200の外周を囲むリング状の凸条部18aを設ける。その凸条部18aの厚さは、上面カバー18上に載置するウェハ200の厚さと略同一に形成する。ウェハ200の端面と凸条部18aの内周端面との間に、前述したようにウェハ搬送を許容する隙間Gを設ける。
上面カバー18とは別体で構成された逆L字状の周辺カバー17は、その上端部17aを、凸条部18aの外周端面と突合せて、凸条部18aの外側の上面カバー18の周辺部と重なるように配置させて嵌装する。この嵌装でも、周辺カバー17は上面カバー18とは溶接することなく、その断面逆L字状の上端部17aをサセプタ11の周縁部に引っ掛けて垂下させるだけである。上面カバー18は、周辺カバー17と同様に、例えば石英で構成される。
このように第3の実施の形態によれば、ウェハ載置面12を含むサセプタ上面をウェハ200とは別の上面カバー18で覆い、その上面カバー18の周辺部及びサセプタ11の周辺部上面13を周辺カバー17で覆うようにしたので、サセプタ11の外表面にサセプタ11の構成材料であるAlN材が剥き出しになることがなく、プラズマによるサセプタ11の外表面からの金属汚染の発生を抑制することができる。
また、上面カバー18に凸条部18aを設けてカバーリングの機能を持たせるようにしたので、ウェハ外周部での処理均一性(膜厚均一性)を改善できる。
また、本実施の形態では、特に、上面カバー18と周辺カバー17とを別体型としたことにより、これらを一体型にした場合と比べて、次の(1)〜(4)に述べるように加工性、プロセス条件出し、メンテナンス性、及び経済性に優れる。
(1)上面カバー18と周辺カバー17が一体型の場合には、一つの大きな石英のブロックから一体型のカバーを削り出さなければならないが、上面カバー18と周辺カバー17とが別体であるので、上面カバー18は板状の石英部材を加工し、周辺カバー17は円筒状の石英部材を加工すればよく、加工性に優れ、製作が容易である。
(2)ウェハに加わる電界の大きさは、サセプタ内の電極と上面カバー18上のウェハとの間の距離により決まる。この距離には上面カバー18の厚さが含まれているので、上面カバー18の厚さで、ウェハに加わる電界の大きさが決まる。したがって、上面カバー18の厚さを変えれるだけで、ウェハに加わる電界の大きさを決定することができる。このため、予め厚さの異なる上面カバーを用意しておけば、プロセスに合う厚さを持つ上面カバー18を選択したり交換したりするだけで、ウェハに加わる電界の条件出しが可能となる。例えば、上面カバーの厚みは0.5〜1mmの範囲で複数枚用意しておくとよい。
(3)サセプタ11の上面10はプラズマにより最もダメージを受けやすいので、サセプタ上面を覆う上面カバー18の交換頻度が高くなる。上面カバーと周辺カバーとが別体であれば、上面カバーと周辺カバーとが一体型の場合と異なリ、上面カバーだけを交換すればよい。また、上面カバー16と周辺カバー17は溶接せず、別体のままサセプタに嵌装するだけの簡単な構造であることから、組立作業やメンテナンスも簡単である。
(4)ウェハ200とサセプタ11内の電極との間に上面カバー18が介在することになり、上面カバー18が存在しない場合に比して、サセプタ11のインピーダンスを可変するための電極とウェハ200間の距離が大きくなる。このため、ウェハ200に対して電極による電界の影響を強めたい場合には、上面カバー16の厚みを薄くする必要がある。上面カバー16を薄くすると、メンテナンスでサセプタ11に対して脱着する際に割れやすいが、割れたとしても、周辺カバー17とは別体なので、上面カバー18だけを交換すればよい。
ところで、上述した第1〜第3の実施の形態では、サセプタ11の下面15を周辺カバー17の下端部17bで間接的に覆ってはいるが、直接覆っているわけではないので、露出しているサセプタ11の下面15に異常放電が発生することがある。
サセプタ11の下面15の異常放電の原因は、サセプタ下面15と下側容器211(図13参照)との間の電界が一定以上になった場合に起こることにある。したがって、異常放電を防止するために、電界を小さくする必要がある。電界Eは、一般に、次式で示される。
E=αV/d
ただし、αは定数、Vは電圧、dは距離
これより、電界を小さくする方法は、(1)サセプタ下面と容器間の電圧Vを小さくすること、(2)サセプタ下面と容器間の距離dを大きくすること、のいずれかである。この(2)の方法では、半導体製造装置が大型化するため、電界を小さくするには限界がある。したがって、(1)の方法によって電界を小さくする必要があるが、サセプタの下面を絶縁物で直接覆うことによって、サセプタ下面とチャンバ間の電圧を低下させることができる。そこで、第4の実施の形態では、サセプタ下面を覆う絶縁性の下面カバーをさらに設けるようにしている。
図9〜図12は、そのような下面カバーを設けた第4の実施の形態の説明図である。図9は斜視図、図10は分解斜視図、図11は平面図、部分側断面図、部分正断面図、要部図及び要部拡大図である。
第4の実施の形態は、上面カバー18及び周辺カバー27でサセプタ11の上面10及び側面14を覆った後、下面を覆う分割下面カバー30で、周辺カバー27をサセプタ11に挟みつけ、係止片である2つの石英製の固定ブロック38を、被係止具となる石英製の固定部37に差し込み、自重で落し込んで分割下面カバー30を接合する構造である。サセプタの下面も下面カバー30で覆っているので、金属汚染のみならず、異常放電をも防止することができる。また、下面カバー30を分割、接合するようにしたので、支持部21を回避してサセプタ11に取り付けることができる。
図9に示すように、サセプタは、上面カバー18、周辺カバー27の他に、サセプタ11の支持部21以外の下面を覆う電気絶縁性の下面カバー30を備える。この下面カバー30は、AlN製サセプタ11の下面を覆って、下面で発生する異常放電を抑制する。そのために、下面カバー30は、異常放電が起きないような厚みとする必要があり、サセプタ上面の上面カバー18の厚みよりも、サセプタ下面の下面カバー30の厚みを厚くする。例えば、サセプタ上面の上面カバー18の厚みは、0.5mm〜1mmとしした場合、サセプタ下面の下面カバー30の厚みは、10mm〜20mm、好ましくは10mmとしている。
なお、周辺カバー27の下端部は、サセプタの下面を下面カバー30で覆うための障害とならないように、サセプタの側面で止どめ、サセプタの下面より下方には延在させていない。
具体的には、図10に示すように、下面カバー30は円板で構成され、二分割した上、これを一体化した形態としている。その外周に、内側にU字状に折り返した折返し部30aを備えて、その折返し部30aで周辺カバー27の下端部をサセプタ11に固定するようになっている。また、一体化した状態の下面カバー30の中央部には、サセプタ11の下面に設けた支持部21を避けるための円形の穴が形成されている。下面カバー30は、この穴を横切る直線(直径)によって、第1の分割下面カバー31と第2の分割下面カバー32とに二分割されている。
使い勝手を良好とするために第1、第2分割下面カバー31、32は左右対象に形成する。すなわち、下面カバー30の周辺から穴33、34に向かう2つの線分によって下面カバー30は二分割されており、分割された各分割下面カバー31、32は当該2つの線分の部位に2つの接合部35及び36を有する。分割された分割下面カバーには、いずれも支持部21を回避する半円形又は扇形の切欠き33、34を設ける。なお、分割数は3以上でもよいが、組立作業性を考慮すると、2ないし3つとするのが好ましい。
図11に示すように、第4の実施の形態の構造は、基本的には、図7に示す第3の実施の形態のものと共通する。異なる点は、周辺カバー27の形状を変形した点と、下面カバー30を設けた点である。図11(e)に示すように、周辺カバー27の下端部は、下面15より下方には延在させず、外方にL字形に折り曲げて、その下端部にフランジ27cを形成する。一方、下面カバー30の外周には、このフランジ27cと係合するコ字形の折返し部30aを形成する。
サセプタ11を覆う各カバー18、27、30は、次のようにしてサセプタ11に装着される。サセプタ11の上面10を上面カバー18で覆う。その上面カバー18の周縁部に周辺カバー27を嵌装してサセプタの側面を覆う。周辺カバー27のフランジ27cに分割下面カバーの折返し部30aを係合させ、分割下面カバー30同士を接合してサセプタ11の下面15を覆う。サセプタ11の下面15で分割下面カバー30同士を接合することで、下面カバー30は周辺カバー27に固定され、周辺カバー27は上面カバー18をサセプタ11の上面に押さえつける。これにより、上面カバー18、周辺カバー27、及び下面カバー30のすべてのカバー部品がサセプタ11に固定される。
また、上述した分割下面カバー30は次のようにして接合される。
前述したように、分割下面カバー31、32は接合・分離可能で、互いに接合されて、下面カバー30として一体化される。接合手段は、接着剤や溶接手段を用いない係止方法とし、図示例では最も簡便な閂(かんぬき)止めを採用している。
すなわち、図10及び図11に示すように、接合部35、36に臨んだ分割下面カバー31、32の左右の下面に固定部37を設ける。固定部37は、各分割下面カバー31、32に半円穴33、34を挟んで一対設ける。この固定部37はコの字形をしたチャネルで構成されており、そのコの字形の開口を上に向けて下面に取り付け、その溝を接合部35、36のラインと直交する方向に向ける。これらの固定部37に固定ブロック38を差し通して、第1及び第2の分割下面カバー31、32を接合する。固定ブロック38の両端には抜け止め用フックが固定ブロック38に対して直角方向に折り曲げられて設けられており、固定部37に固定ブロック38を差し通した後、固定ブロック38の自重で、両フックがチャネル状の固定部37の各出口の角部に引っ掛かるようになっている。
また、分割された下面カバー同士は、接合部35、36での異常放電を防止するために、接合する接合部35、36の接合面が互いに重なるように形成されている。この場合、単に重ねるだけでなく、各種接合パターンを示す図12のように同じ板厚の下面カバー30を接合して、一枚板のように形成するとよい。
例えば、図12に示すものは、分割された下面カバー30同士が接合する接合部35、36を、その接合面に隙間が生じないよう接続し、その接合面を介して下方からサセプタの下面を見通せないようにしたものである。
図12(a)は、接合面を段差面としたもの、図12(b)、(d)は一部あるいは全部を傾斜面としたもの、図12(c)、(e)は一部あるいは全部を曲面としたものである。また、図12(f)は、分割された下面カバー同士が接合する接合部35、36の接合面に隙間が生じるようにブリッジ接続したものである。すなわち、一方の接合部の一部を出っ張らしてブリッジ36aとし、接合部35、36をその接合面が非接触で対峙するようブリッジ36aで接続する。そして、接合面に隙間があっても、その隙間をブリッジ36aで覆うことによってサセプタの下面を見通せないように構成したものである。
図12に示したものに共通して言えることは、この分割された下面カバー同士が接合する接合部35、36は、その接合面が、少なくとも下面カバー30の厚み方向のいずれかの位置で、下面カバーの接合部からサセプタの下面15が直接見通せなくなるように、サセプタ11の下面15と平行な面に対して垂直方向とならない面を形成するということである。
このように下面カバー30の接合部35、36を重ねるようにしたので、下面カバーの接合部からサセプタの下面が直接見通せなくなり、接合部に対応するサセプタの下面部分での異常放電を抑制することができる。特に、下面カバー30の板厚を、図12(a)〜(e)のように一枚板のように重ねれば、下面カバー30の洗浄等、メンテナンスの時に接合面を破損しずらくすることができる。そして、図12(f)のように、ブリッジ接続した場合は、接合面精度を要求されないので、製作が容易となる。
上述した第4の実施の形態は、MMTを用いて実施されるプロセスにおいて、放電電力が250Wを超える条件で、プラズマがサセプタ下面に回り込みやすいプロセスの場合に適用される。この場合において、サセプタ下面15を、周辺カバーではなく、下面カバー30で直接覆っているので、プラズマがサセプタ下面15に回り込んでも、周辺カバーの端部を延在させる場合と比べて、サセプタ材であるAlNが露出していないので、金属汚染を有効に防止できる。
また、処理室の圧力が0.1〜100Paの範囲内であって、筒状電極215に100W〜500Wの高周波電力を加えた場合において、サセプタ電圧Vppが100Vを超えると、サセプタ下面と容器間で異常放電が発生しやすいが、本実施の形態によれば、絶縁性の下面カバー30でサセプタ下面15を直接覆っているので、サセプタ電圧Vppが100V以上のプロセスであっても、サセプタ下面15と容器間とで発生する異常放電を有効に防止できる。
また、第4の実施の形態によれば、下面カバーを分割構造としたことにより、次のような利点がある。
(1)下面カバーが分割構造のため、サセプタに支持部を取り付けた状態で、上面カバー、周辺カバー、下面カバーを着脱することができるため、部品の交換が容易である。また、石英洗浄等メンテナンスが必要な時や消耗した時に容易に交換できる。
(2)下面カバーが分割構造のため、分割下面カバーに接続部が存在してしまうが、コの字形の石英ブロックを固定部に差し込み、落し込んで分割下面カバーを固定することにより、ボルト等を締めつける接続工具が一切不要となり、手作業で簡単に固定することができる。
(3)分割接合部に段差、傾斜面、曲面、ブリッジ等を取り入れることにより、接合部からサセプタ下面がダイレクトに見通せなくなるので、サセプタ下面での異常放電を防止することができる。また、このような分割接合部は、金属汚染に対しても有効に作用する。
なお、上述した実施の形態では、いずれもプラズマ処理装置について説明したが、本発明はこれに限定されず、熱CVD装置にも適用可能である。
第1の実施の形態によるカバー付きサセプタの分解斜視図である。 第1の実施の形態によるカバー付きサセプタの要部拡大正断面図である。 第2の実施の形態によるカバー付きサセプタの分解斜視図である。 第2の実施の形態によるカバー付きサセプタの要部拡大正断面図である。 第3の実施の形態によるカバー付きサセプタの斜視図である。 第3の実施の形態によるカバー付きサセプタの分解斜視図である。 第3の実施の形態によるカバー付きサセプタの説明図であって、(a)は平面図分解斜視、(b)は正部分断面図である。 第3の実施の形態によるカバー付きサセプタの要部拡大正断面図である。 第4の実施の形態によるカバー付きサセプタの斜視図である。 第4の実施の形態によるカバー付きサセプタの分解斜視図である。 第4の実施の形態によるカバー付きサセプタの説明図であって、(a)は平面図、(b)は側断面図、(c)は正断面図、(d)は部分的な底面図、(e)は(c)図のe部拡大断面図である。 実施の形態による下面カバーの各種接合パターンを示す説明図である。 実施の形態を示すMMTの概略構成図である。 従来例のサセプタの説明図であって、(a)は平面図、(b)は(a)図のA−A線断面図、(c)は斜視図である。
符号の説明
10 サセプタの上面
11 サセプタ(基板載置台)
14 サセプタの側面
15 サセプタの下面
17 周辺カバー
17a 上端部
17b 下端部
21 支持部
200 ウェハ

Claims (3)

  1. 基板を収容する処理室と、
    前記処理室に略水平に設けられ、上面に前記基板を載置する基板載置面を有する基板載置台と、
    前記基板載置台の基板載置面より外側の基板載置台の周辺部上面及び側面を覆う周辺カバーとを備え、
    前記周辺カバーの端部が前記基板載置台の下面より下方に延在していることを特徴とする半導体製造装置。
  2. 基板を収容する処理室と、
    前記処理室に略水平に設けられ、上面に前記基板を載置する基板載置面を有する基板載置台と、
    前記基板載置台の基板載置面を含む基板載置台の上面を覆う上面カバーと、
    前記上面カバーとは別体で構成され、前記上面カバーの周辺部及び該周辺部より外側の基板載置台の周辺部上面及び側面を覆う周辺カバーと
    を備えたことを特徴とする半導体製造装置。
  3. 基板を収容する処理室と、
    前記処理室に略水平に設けられ、上面に前記基板を載置する基板載置面を有する基板載置台と、
    前記基板載置台の基板載置面と反対側の下面の少なくとも一部に取り付けられ前記基板載置台を支えるための支持部と、
    前記支持部が取り付けられた取付面以外の下面を覆う下面カバーとを備え、
    前記下面カバーは分割された上、前記支持部を避けて接合され、接合部が互いに重なるように形成されていることを特徴とする半導体製造装置。
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