JPH08139038A - 気相反応装置 - Google Patents

気相反応装置

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JPH08139038A
JPH08139038A JP6300287A JP30028794A JPH08139038A JP H08139038 A JPH08139038 A JP H08139038A JP 6300287 A JP6300287 A JP 6300287A JP 30028794 A JP30028794 A JP 30028794A JP H08139038 A JPH08139038 A JP H08139038A
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JP
Japan
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coil
susceptor
high frequency
wire
gas phase
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Pending
Application number
JP6300287A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Oyama
勝美 大山
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Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度センサのCA線への高周波の流れ込みを
遮断し、膜質均一性の劣化を防止する気相反応装置を提
供する。 【構成】 反応炉を有し、該反応炉内に、高周波電源に
接続された上部電極と、上面に基板が載置されるサセプ
タを有し、プラズマにより成膜処理を行う気相反応装置
において、前記サセプタにはクロメルアルメル線からな
る温度センサが接続されており、該クロメルアルメル線
はサセプタの接続点から外部の温度表示装置の接続点ま
での途中に、少なくとも一巻のコイル状捲回部分を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は温度センサに関する。更
に詳細には、本発明はプラズマCVD装置などのような
プラズマを用いる気相反応装置のヒータ用の温度センサ
にに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ICの製造においては、基板の表
面に酸化シリコンの薄膜を形成する工程がある。薄膜の
形成方法には化学的気相成長法(CVD)が用いられて
いる。CVD法には、常圧法、減圧法およびプラズマ法
の3方法があるが、最近の高品質で高精度な薄膜が要求
される超LSIに対してはプラズマ法が好適であるとし
て注目されている。
【0003】プラズマ法は、真空中に噴射された反応ガ
スに対し、高周波電圧を印加してプラズマ化し、反応に
必要なエネルギーを得るもので、膜厚の均一性と共に良
好な膜質が得られ、しかも、膜形成速度が速いなど多く
の点で優れている。
【0004】プラズマ法によるシリコン酸化膜の形成材
料には例えば、SiH4 などが使用されてきたが、半導
体デバイスの微細化に伴ってステップカバレージ(段差
被覆性)の低下が問題となってきた。このモノシランガ
スの代わりに、最近、液体のテトラエチルオルソシリケ
ート(TEOS)[Si(OC254 ]が使用され
るようになってきた。TEOSはステップカバレージに
優れた緻密な膜を形成できるためである。TEOSを用
いてシリコン酸化膜を成膜する場合、TEOSを加熱し
て気化させ、TEOSガスとし、これに酸素ガスを混合
して反応炉に供給する。
【0005】図4は従来のプラズマCVD装置1の一例
の模式的構成図である。図において、反応炉(チャン
バ)10は気密とされ、反応炉10の蓋板102に金属
製のノズル部30を固定し、その下部にアルミニウム製
で、上面から下面に貫通する微小孔41を多数有する円
盤状のシャワー電極40を絶縁リング103により支持
する。これを上部電極32とする。シャワー電極40に
対して高周波電圧を印加する高周波電源7が設けられて
いる。
【0006】上部電極32に対峙して下部電極20が配
設されている。下部電極20は支柱25により支持され
ている。支柱25の上部にはサセプタ22が配設され、
サセプタ22の下部にはヒータ21が配設されており、
サセプタ22とヒータ21の周囲にはヒータカバー23
が設けられている。サセプタ22は例えば、金属製の係
合部材27及び絶縁部材29を介して支柱25により支
持されている。また、サセプタは金属製係合部材に接続
された導体31及び反応炉ベース101を介して接地さ
れている。サセプタ22の略中央部にクロメルアルメル
線(CA線)36からなる温度センサが埋設されてい
る。CA線の上端はキャップ38により封止されてい
る。また、CA線の他端は温度表示装置/温度コントロ
ーラ60に接続されている。
【0007】反応処理においては、反応炉10の側面1
05に設けられた搬入/搬出路50のゲート51を開
き、キャリッジ52により基板6を搬入してサセプタ2
2の上面略中央部に載置する。ゲートを閉じて、ダクト
104から排気することにより反応炉内部を所定の真空
度にした後、ヒータ21によりサセプタ22が加熱さ
れ、これに載置された基板が所定の温度になると、イン
レット34から所定の反応ガス(例えば、TEOS及び
酸素ガス)を反応炉内に送入する。ガスはノズル部30
を経て、シャワー電極40の微小孔41より基板に向け
て噴射される。
【0008】しかし、図4に示されるように、従来のプ
ラズマCVD装置のサセプタに接続されたCA線が支柱
内部を通り、真直ぐに反応炉外部へ引き出されている。
このため、アース線31の他に、CA線36にも高周波
が流れ込む。サセプタ温度センサのCA線がプラズマ放
電時のアース経路となると、高周波の流れる量が多い場
合、温度表示が変化し、更に量が増すと温度コントロー
ラ60を破損することがある。また、キャップ38付近
に電界集中が起きるために電極間の電位分布が乱れ、プ
ラズマCVD装置の膜質不均一性を誘発する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
はCA線への高周波の流れ込みを遮断し、膜質均一性の
劣化を防止する気相反応装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題は、反応炉を有
し、該反応炉内に、高周波電源に接続された上部電極
と、上面に基板が載置されるサセプタを有し、プラズマ
により成膜処理を行う気相反応装置において、前記サセ
プタにはクロメルアルメル線からなる温度センサが接続
されており、該クロメルアルメル線はサセプタの接続点
から外部の温度表示装置の接続点までの途中に、少なく
とも一巻のコイル状捲回部分を設けることにより解決さ
れる。
【0011】
【作用】前記のように、CA線の途中にコイル状の捲回
部分を設けることにより高周波の流れ込みを遮断した。
これにより、サセプタ上面における電界集中が起こらな
くなり、サセプタ上面の電位分布が均一になる。その結
果、高い膜質均一性が得られる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明を具体的に
説明する。
【0013】図1は本発明による下部電極の一例の概要
図である。図において、支柱25の内径が大きいこと、
及びCA線36にコイル状捲回部分が設けられているこ
と以外は図3に示された従来のプラズマCVD装置の下
部電極と部材は全て同一である。従って、図1でも同じ
参照符号を使用する。図示されているように、本発明の
温度センサのCA線36の特徴はその途中にコイル状の
捲回部分62を有することである。このコイル状捲回部
分62を収容するために、支柱25の内径は大きくされ
ている。
【0014】コイル状捲回部分62の捲回数は少なくと
も一巻あればよい。三巻よりも多い捲回数は高周波遮断
効果が飽和するので不経済となる。実際、通常のプラズ
マCVD装置の上部電極で使用される13.56MHz
の高周波電源周波数はCA線を一巻きするだけでも充分
な遮断効果が得られる。また、CA線をコイル状に捲回
する加工は大変難しいので、最大でも三巻程度にするこ
とが好ましい。CA線をコイル状に捲回する加工は容易
であり、その形成方法も当業者に周知である。
【0015】コイルの巻き径は特に限定されない。CA
線をコイル状に捲回加工することができ、所定の内径の
支柱内に収納させることができる巻き径であればよい。
しかし、一般的に、コイルの巻き径,巻き数,コイルの
長さは13.56MHzの電源周波数に対し、支柱のイ
ンピーダンスの約100倍以上のインピーダンスを持つ
ように設定するのが効果的である。
【0016】図2に示されるように、CA線36のコイ
ル状捲回部分62は反応炉10の外部に設けることがで
きる。CA線36のコイル状捲回部分62を反応炉10
の外部に設けることができるのは、下部電極の機構部に
余裕がある場合に限られる。従って、下部電極の機構部
に余裕が無い場合には、前記にようにCA線36のコイ
ル状捲回部分62は反応炉内に設けられる。
【0017】図3は、従来の温度センサを有するプラズ
マCVD装置により成膜した場合の膜厚分布(点線)
と、本発明の温度センサを有するプラズマCVD装置に
より同一条件で成膜した場合の膜厚分布(実線)とを比
較する特性図である。図示されているように、従来の温
度センサではキャップ付近に電界集中が起こるため、こ
の付近の膜厚が非常に高くなり、一方、キャップ周辺部
の膜厚が低くなる。そしてサセプタの周縁部に向かって
再び膜厚が増大する。このように、従来の温度センサを
有する装置では膜厚分布が不均一になりやすい。これに
対して、本発明の温度センサでは、サセプタ全面におい
て特に電界が集中する部分がないので、サセプタの中心
から周縁にかけて、膜厚が均一化する。
【0018】本発明のコイル状捲回部分を有する温度セ
ンサはプラズマCVD装置のサセプタの他、プラズマを
使用する気相反応装置、例えば、エッチャー及びアッシ
ャーなどのサセプタでも使用できる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
温度センサのCA線の途中にコイル状の捲回部分を設け
ることにより高周波の流れ込みを遮断した。これによ
り、サセプタ上面における電界集中が起こらなくなり、
サセプタ上面の電位分布が均一になる。その結果、高い
膜質均一性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコイル状捲回部分を有する温度センサ
を備えた下部電極の部分概要断面図である。
【図2】本発明の別の実施例のコイル状捲回部分を有す
る温度センサを備えた下部電極の部分概要断面図であ
る。
【図3】従来の温度センサを備えた下部電極と本発明の
温度センサを備えた下部電極による膜厚分布を示す特性
図である。
【図4】従来の温度センサを備えた下部電極を有するプ
ラズマCVD装置の一例の概要断面図である。
【符号の説明】
1 プラズマCVD装置 6 基板 7 高周波電源 10 反応炉 20 下部電極 21 ヒータ 22 サセプタ 23 ヒータカバー 25 支柱 29 絶縁材 31 アース線 32 上部電極 36 CA線 38 キャップ 62 コイル状捲回部分

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応炉を有し、該反応炉内に、高周波電
    源に接続された上部電極と、上面に基板が載置されるサ
    セプタを有し、プラズマにより成膜処理を行う気相反応
    装置において、前記サセプタにはクロメルアルメル線か
    らなる温度センサが接続されており、該クロメルアルメ
    ル線はサセプタの接続点から外部の温度表示装置の接続
    点までの途中に、少なくとも一巻のコイル状捲回部分を
    有することを特徴とする気相反応装置。
  2. 【請求項2】 クロメルアルメル線は3巻のコイル状捲
    回部分を有する請求項1の気相反応装置。
  3. 【請求項3】 前記捲回部分が反応炉内に存在する請求
    項1の気相反応装置。
  4. 【請求項4】 前記捲回部分が反応炉外に存在する請求
    項1の気相反応装置。
  5. 【請求項5】 プラズマCVD装置である請求項1の気
    相反応装置。
  6. 【請求項6】 エッチャーである請求項1の気相反応装
    置。
  7. 【請求項7】 アッシャーである請求項1の気相反応装
    置。
JP6300287A 1994-11-09 1994-11-09 気相反応装置 Pending JPH08139038A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006086230A (ja) * 2004-09-14 2006-03-30 Hitachi Kokusai Electric Inc 半導体製造装置
JP2007518233A (ja) * 2004-01-15 2007-07-05 ドクトル・ラウレ・プラスマテヒノロギー・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 大容積の構成要素のプラズマ加工

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