JP3222859B2 - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラズマ処理装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばプラズマ処理装置についていえ
ば、従来から例えば半導体製造プロセスにおいては、半
導体ウエハ(以下、「ウエハ」という)などの表面処理
を行うためにおいて多く使用されているが、その中でも
とりわけ所謂平行平板型のプラズマ処理装置は、均一性
に優れ、大口径ウエハの処理が可能である等の長所を有
し、また装置構成も比較的簡易であるから、数多く使用
されている。
【0003】前記従来の一般的な平行平板型のプラズマ
処理装置は、処理室内の上下に電極が対向して平行に設
けられており、被処理体であるウエハは、例えば下側の
電極に載置され、例えばエッチング処理の場合には、こ
の処理室内にエッチングガスを導入すると共に、高周波
電力を前記電極に印加して電極間にプラズマを発生さ
せ、エッチングガスの解離によって生じたエッチャント
イオンによって、前記ウエハをエッチングするように構
成されている。かかる場合のエッチングガスは、上部電
極におけるウエハとの対向面に設けられた吐出部を構成
するガス拡散板の多数の孔からウエハに向けてそのまま
吐出されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のガ
ス拡散板では、例えばその周囲に例えば石英のシールド
リングや他の部材等があった場合に、エッチングレート
の向上に支障をきたしたり、また処理ガスの濃度分布に
微妙な影響を与えてエッチング処理の均一性を阻害する
おそれがあった。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、処理ガスをより円滑に被処理体に向けて吐出さ
せ、処理の高速化、均一化を図ることをその目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】 前記目的を達成するた
め、請求項1によれば、減圧自在な処理室と、この処理
室の上下に上部電極と下部電極とを対向して有し、上部
電極側に設けた吐出部から処理室内に処理ガスを吐出さ
せると共に、前記上部電極と下部電極間にプラズマを発
生させ、前記下部電極上の被処理体に対して処理を施す
如く構成されたプラズマ処理装置において、前記被処理
体側に向けてテーパ状に開口したガス拡散ガイドを、前
記吐出部周縁に設け、前記下部電極の上端縁周縁部に
は、外方部へと傾斜降下するテーパ部を有するガス拡散
排気ガイドを設け,さらに前記ガス拡散排気ガイドは導
電性の材質からなり、かつ接地されていることを特徴と
する、プラズマ処理装置が提供される。
【0007】
【0008】
【0009】 請求項に記載したように、前記ガス拡
散排気ガイドを、下部電極の上端縁周縁部に設けられる
フォーカスリングと一体化してもよい。
【0010】 また請求項に記載したように、ガス拡
散ガイドのテーパ部とガス拡散排気ガイドのテーパ部と
を平行になるようにしてもよい。
【0011】 またガス拡散ガイドのテーパ部が水平方
向とおりなす角度は、請求項に記載したように、25
゜〜30゜であることが好ましい。また請求項のよう
に,前記ガス拡散ガイドを導電性の材質で構成し,さら
に上部電極と絶縁して接地してもよい。
【0012】(作用)本発明のプラズマ処理装置によれ
ば、被処理体側に向けてテーパ状に開口したガス拡散ガ
イドが、処理室内に処理ガスを吐出させる前記吐出部周
縁に設けてあり、また下部電極側には、フォーカスリン
グやガス拡散排気ガイドが、内側から外側に向けて下降
傾斜するように設けてあるので、ガス流通コンダクタン
スが低減し、処理ガスがより良好に被処理体に向けて吐
出されると共に、ガスの流通が円滑となり、好ましい処
理ガスの雰囲気の下で被処理体に対して処理が実施で
き、好ましい処理結果が得られる。
【0013】また前記ガス拡散ガイドを前記上部電極を
囲むように配置し、かつ前記ガス拡散ガイド及び、フォ
ーカスリングや前記ガス拡散排気ガイドを導電性を有し
て接地するように構成すれば、さらに、電極間に発生す
るプラズマはこれら接地電極間に閉じこめられ、その結
果プラズマ密度が向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を添付図面に基づき説明すると、本実施の形態は、エ
ッチング処理装置に適用した例であって、図1は本実施
の形態にかかるエッチング処理装置1の断面を模式的に
示しており、このエッチング処理装置1における処理室
2は、気密に閉塞自在な酸化アルマイト処理されたアル
ミニウムなどからなる円筒形状に成形された処理容器3
内に形成され、当該処理容器3自体は接地されている。
前記処理室2内の底部にはセラミックなどの絶縁支持板
4を介して、被処理体、例えば半導体ウエハ(以下、
「ウエハ」という)Wを載置するための略円柱状のサセ
プタ5が収容され、このサセプタ5が下部電極を構成し
ている。
【0015】前記サセプタ5の内部には、環状の冷媒室
6が設けられており、この冷媒室6には、温度調節用の
冷媒が冷媒導入管7を介して導入され、冷媒室6内を循
環して冷媒排出管8から排出される。そしてその間生ず
る冷熱は冷媒室6から前記サセプタ5を介して前記ウエ
ハWに対して伝熱され、このウエハWの処理面を所望す
る温度まで冷却することが可能である。
【0016】またさらに前記サセプタ5には、例えばセ
ラミックヒータなどの加熱手段9が設けられており、処
理容器3外部に設置されている電源10からの給電によ
って、サセプタ5を所望の温度に加熱するように構成さ
れている。従って、前記冷媒室6の冷熱とこの加熱手段
9とにより、ウエハWは所定の温度に設定、維持するこ
とが可能である。
【0017】また前記サセプタ5には、静電チャック1
1が設けら、処理容器3外部に設置されている直流高圧
電源12からの直流高電圧の印加によって、ウエハW
は、静電チャック11上面に吸着保持される。また前記
サセプタ5の上端周縁部には、静電チャック11上に保
持されたウエハWを囲むように、SiOからなる環状
のフォーカスリング13が配置されている。このフォー
カスリング13は、図示される如く内側から外側に向け
て下降傾斜するテーパがつけられている。
【0018】前記サセプタ5の上方には、このサセプタ
5と平行に対向して、ギャップ長約25mmで、上部電極
21が、絶縁材22を介して、処理容器3の上部に支持
されている。この上部電極21は中空構造であり、また
サセプタ5との対向面に、多数の拡散孔23を有し吐出
部も兼ねている。そしてこの上部電極21の前記サセプ
タ5との対向面の周囲には、環状のガス拡散ガイド24
が設けられている。このガス拡散ガイド24はSiO
からなり、、上部電極21の周囲を取り囲むようにして
支持されており、前記サセプタ5側に向けてテーパ状に
開口している。そして本実施の形態においては、そのテ
ーパ角度、即ち図2に示したように、テーパ部24aが
上部電極21のサセプタ5との対向面とおりなす角度
(水平方向とのなす角度)θが、30゜に設定してあ
る。
【0019】前記上部電極21の中央にはガス導入口2
5が設けられ、バルブ26を介して処理ガス供給源と接
続されている。本実施の形態においては、バルブ27、
マスフローコントローラ28を介して、処理ガス供給源
29からCFガスが、バルブ30、マスフローコント
ローラ31を介して、処理ガス供給源32からは、CH
ガスが、それぞれ前記拡散孔23を通じて処理室2
内に供給自在となっている。
【0020】処理室2内におけるサセプタ5の下部周囲
には、真空ポンプなどの真空引き手段41に通ずる排気
管42、43等が接続されており、この処理室2内を、
5mmTorr〜100mmTorr内の任意の減圧度にま
で真空引きすることが可能である。
【0021】次にこのエッチング処理装置1の高周波電
力印加系について説明すると、まず下部電極となる前記
サセプタ5に対しては、例えば周波数が800kHzの
相対的低周波を出力する相対的低周波電源51からの電
力が、整合器52を介して印加される。一方上部電極2
1に対しては、整合器53を介して、周波数が例えば2
7MHzの相対的高周波電力を出力する相対的高周波電
源54からの高周波が印加される構成となっている。
【0022】また前記処理容器3の側部には、ゲートバ
ルブ61を介してロードロック室62が隣接している。
そしてこのロードロック室62内には、被処理体である
ウエハWを処理容器3内の処理室2との間で搬送する搬
送アームなどの搬送手段63が設けられている。
【0023】本実施の形態にかかるエッチング処理装置
1の主要部は以上のように構成されており、例えばシリ
コンのウエハWの酸化膜に対してエッチング処理する場
合の作用等について説明すると、まずゲートバルブ61
が開放された後、搬送手段63によってウエハWがロー
ドロック室62から処理室2内へと搬入され、サセプタ
5の静電チャック11上に載置された後、搬送手段63
が待避し、ゲートバルブ61が閉鎖される。次いで処理
室2内が真空引き41によって減圧されていき、所定の
減圧度になった後、処理ガス供給源29からはCF
スが供給され、処理ガス供給源32からはCHFガス
が供給され、処理室2の圧力が、例えば10mmTorr
に設定、維持される。
【0024】そして上部電極21に対して相対的高周波
電源54から周波数が27MHzの相対的高周波が印加
され、またサセプタ5に対して相対的低周波電源51か
ら周波数が800kHzの相対的低周波が印加され、上
部電極21とサセプタ5との間にプラズマが発生し、こ
の発生したプラズマによって処理室2内の前記処理ガス
が解離し、その際に生ずるフッ素ラジカルによってウエ
ハW表面のシリコン酸化膜(SiO)がエッチングさ
れていくのである。
【0025】次に前記エッチング処理装置1を用いて実
際に、6インチのシリコンのウエハW表面の酸化膜(S
iO)をエッチングした際の結果について説明する。
まず処理室2内の圧力は、既述の如く10mmTorrに
設定した。そしてCFガスとCHFガスの流量比
は、25/75sccmとした。温度については、処理
室2内底部を20゜C、同上部を30゜C、側部を40
゜Cに設定した。そして上部電極21に対しては200
0W、サセプタ5に対して800Wの電力を夫々印加し
た。
【0026】かかる条件の下でウエハWに対してエッチ
ングした結果、図3のグラフに示したような結果が得ら
れた。図3のグラフは、ウエハWの中心から直径方向
(X方向、Y方向)に外方にずらせた位置でのエッチン
グレートを示しているが、同グラフからわかるように、
中心から50mm離れた位置でも、エッチングレートは、
X方向、Y方向とも、夫々4000オングストローム/
minを越えており、測定点平均でも、4072オング
ストローム/minを確保できた。またエッチングレー
トの均一性(U)に関しては、U(%)=(ERmax−
ERmin)/2・ERave×100で表してみると、U=
6.3(%)であった。但し、ERmaxは、ウエハW上
の最大エッチングレート、ERminはウエハW上の最小
エッチングレート、ERaveは平均エッチングレートで
ある。
【0027】前記結果を従来と比較するために、本実施
の形態にかかるエッチング処理装置1から、他の構成は
そのままにしてガス拡散ガイド24のみを取り去った構
成にかかるエッチング処理装置を用い、前記各種条件と
全く同一条件の下で、ウエハWに対してエッチング行
い、その結果を図4のグラフに示した。この図3のグラ
フと図4のグラフとを比較すれば、まず本実施の形態の
方が従来よりも、エッチングレートが向上しており、ウ
エハW全般に渡って約1000オングストローム/mi
nもエッチングレートが高くなっていることが確認でき
る。ちなみに図3における測定点平均でのエッチングレ
ートは3142オングストローム/minであり、実際
上、本実施の形態の方が平均でも約1000オングスト
ローム/minエッチングレートが高くなっている。
【0028】次に均一性についても一見してわかるよう
に、図3のグラフの方が図4のグラフよりもグラフの傾
斜が緩やかであり、均一性に関しても前記実施の形態の
方が優れていることが確認できる。実際、前記従来のエ
ッチング処理装置によるエッチングにおける前記均一性
(U)の定義で得られる均一性(U)は、12.3%で
あった。既述したように本実施の形態のそれは6.3%
であったから、この点からも本実施の形態によって均一
性が向上したことが確認できる。またX方向、Y方向に
ずれた位置でのエッチングレートの差についても、本実
施の形態の方が従来よりも差がなくなっており、ウエハ
W全般において均一性が向上していることがわかる。さ
らにガス拡散ガイド24を設けただけで、前記したエッ
チングレート、均一処理性の改善がみられるので、既存
の装置に対しても簡単な装置改変だけで本発明を実施す
ることが可能になっている。
【0029】なお前記実施の形態にかかるエッチング処
理装置1は、上部電極21と下部電極となるサセプタ5
に異なった周波数の高周波電力を印加する構成であった
が、本発明は他の印加方式のエッチング処理装置に対し
てももちろん適用可能である。例えば図5に示したよう
に、処理容器71及びサセプタ72が接地され、上部電
極73に対して高周波、例えば13.56MHzを印加
する、いわゆるプラズマ・エッチング(PE)方式のエ
ッチング処理装置74、図6に示したように、上部電極
81及び処理容器82が接地され、サセプタ83に対し
て前記高周波電力が印加されるリアクティブ・イオン・
エッチング(RIE)方式のエッチング処理装置84、
さらには図7に示したように、処理容器91だけは接地
し、上部電極92、下部電極93に対して、単一の高周
波電源94からの同一周波数の電力を、変圧器95を介
して位相を180゜ずらせて交互に印加するいわゆるパ
ワースプリット方式のエッチング処理装置96に対して
も、夫々処理ガス供給源Gから各処理容器71、82、
91内に処理ガスを吐出する吐出部を有する各上部電極
73、81、92の周囲に、テーパ状の環状のガス拡散
ガイドHを設ければ、エッチングレート及び均一性を向
上させることが可能である。
【0030】さらに前記実施の形態にかかるエッチング
処理装置1においては、下部電極となるサセプタ5の周
縁部にフォーカスリング13を設置した構成であった
が、これに代えて例えば図8に示したように、ガス拡散
排気ガイド101を設けてもよい。このガス拡散排気ガ
イド101は、全体が環状形態を有し、その上面、即ち
上部電極21側に、外方部へと傾斜降下するテーパ部1
01aを有する構成である。かかる構成のガス拡散排気
ガイド101を用いれば、排気側のガスコンダクタンス
が低減し、前記ガス拡散ガイド24と相俟って、処理室
2内でのガスの流通が一層円滑になり、その結果、さら
にエッチングレート及び均一性の向上を図ることが可能
である。
【0031】なお図8におけるガス拡散排気ガイド10
1のテーパ部101aは、前記ガス拡散ガイド24のテ
ーパ部24aと平行になるようにそのテーパ角度が設定
されているが、必ずしもそのように平行になるようにテ
ーパ角度を設定する必要はない。またこのガス拡散排気
ガイド101は、前出フォーカスリング13と併用して
もよい。その場合には、ガス拡散排気ガイドをフォーカ
スリングの外周に接地すればよい。またフォーカスリン
グと一体化した形状としてもよい。
【0032】前記したようなガス拡散排気ガイド101
は、もちろん前記実施の形態にかかるエッチング処理装
置1に限らず、図5に示したプラズマ・エッチング(P
E)方式のエッチング処理装置74、図6に示したリア
クティブ・イオン・エッチング(RIE)方式のエッチ
ング処理装置84、さらには図7に示したパワースプリ
ット方式のエッチング処理装置96に対しても、もちろ
ん適用可能である。
【0033】ところで今日デバイスの高集積化に伴っ
て、エッチング処理についてもより微細なエッチング処
理、例えば穴径が0.3μmのコンタクトホールを形成
する処理が必要となってきている。これを実現するため
には、プラズマ密度をより高密度化する必要があるが、
本発明によれば、前記したようなエッチングレート、均
一化の向上を図りつつ容易にこれを実現することが可能
である。
【0034】即ち前記実施の形態におけるエッチング処
理装置1におけるガス拡散ガイド24を導電性の材質で
構成すると共に、上部電極21と絶縁してこれを接地さ
せる。そして図8に示した、ガス拡散排気ガイド101
についても、導電性の材質で構成してサセプタ5と絶縁
してこれを接地させる。かかる構成によれば、上部電極
21とサセプタ5との間に発生したプラズマがこれらガ
ス拡散ガイド24とガス拡散排気ガイド101との間で
閉じこめられ、その拡散が防止される。従って、その分
プラズマ密度は向上し、より微細なエッチング処理が可
能になるのである。なおこのようなプラズマ閉じこめ構
成も、前出各プラズマ・エッチング(PE)方式のエッ
チング処理装置74、リアクティブ・イオン・エッチン
グ(RIE)方式のエッチング処理装置84、パワース
プリット方式のエッチング処理装置96に対しても、も
ちろん適用可能である。
【0035】なお前記したエッチング処理装置1は、被
処理体が半導体ウエハの場合について説明したが、それ
に限らず本発明は、例えばLCD基板を処理対象とする
エッチング処理装置として構成することももちろん可能
である。
【0036】
【発明の効果】 本発明のプラズマ処理装置によれば、
ガス流通コンダクタンスが低減し、処理ガスがより円滑
に被処理体に向けて吐出され、濃度分布を均一化するの
で、処理の高速化、均一化を図ることが可能である。ま
た例えばエッチング処理の場合には、エッチングレート
の向上、エッチングの均一化を図ることができる。しか
も既存の装置に対しても、簡単な装置改変だけで本発明
を実施することが可能になっている。また特に請求項
の発明によれば,プラズマの拡散が防止され,プラズマ
密度が向上するという効果がさらに得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるエッチング処理装
置の断面説明図である。
【図2】図1のエッチング処理装置におけるガス拡散ガ
イドの要部拡大説明図である。
【図3】図2のエッチング処理装置を用いてシリコンウ
エハの酸化膜のエッチングを行ったときの、ウエハの径
方向にずれた位置とエッチングレートとの関係を示すグ
ラフである。
【図4】ガス拡散ガイドを持たない従来のエッチング処
理装置を用いてシリコンウエハの酸化膜のエッチングを
行ったときの、ウエハの径方向にずれた位置とエッチン
グレートとの関係を示すグラフである。
【図5】プラズマ・エッチング(PE)方式のエッチン
グ処理装置の上部電極周囲にガス拡散ガイドを設けた実
施の形態の断面説明図である。
【図6】リアクティブ・イオン・エッチング(RIE)
方式のエッチング処理装置の上部電極周囲にガス拡散ガ
イドを設けた実施の形態の断面説明図である。
【図7】パワースプリット方式のエッチング処理装置の
上部電極周囲にガス拡散ガイドを設けた実施の形態の断
面説明図である。
【図8】図1のエッチング処理装置におけるサセプタ上
のフォーカスリングに代えてガス拡散排気ガイドを接地
した様子を示す断面説明図である。
【符号の説明】
1 エッチング処理装置 2 処理室 3 処理容器 5 サセプタ 13 フォーカスリング 21 上部電極 23 拡散孔 24 ガス拡散ガイド 24a テーパ部 25 ガス導入口 29、32 処理ガス供給源 51 相対的低周波電源 54 相対的高周波電源 W ウエハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平6−252963 (32)優先日 平成6年9月20日(1994.9.20) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平7−29940 (32)優先日 平成7年1月25日(1995.1.25) (33)優先権主張国 日本(JP) 前置審査

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 減圧自在な処理室と、この処理室の上下
    に上部電極と下部電極とを対向して有し、上部電極側に
    設けた吐出部から処理室内に処理ガスを吐出させると共
    に、前記上部電極と下部電極間にプラズマを発生させ、
    前記下部電極上の被処理体に対して処理を施す如く構成
    されたプラズマ処理装置において、 前記被処理体側に向けてテーパ状に開口したガス拡散ガ
    イドを、前記吐出部周縁に設け、 前記下部電極の上端縁周縁部には、外方部へと傾斜降下
    するテーパ部を有するガス拡散排気ガイドを設け, さらに前記ガス拡散排気ガイドは 導電性の材質からな
    り、かつ接地されていることを特徴とする、プラズマ処
    理装置。
  2. 【請求項2】 前記ガス拡散排気ガイドは、下部電極の
    上端縁周縁部に設けられるフォーカスリングと一体化さ
    れていることを特徴とする、請求項1に記載のプラズマ
    処理装置。
  3. 【請求項3】 ガス拡散ガイドのテーパ部とガス拡散排
    気ガイドのテーパ部とは平行であることを特徴とする、
    請求項又は2のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  4. 【請求項4】 ガス拡散ガイドのテーパ部が水平方向と
    おりなす角度が25゜〜30゜であることを特徴とす
    る、請求項,2又は3のいずれかに記載のプラズマ処
    理装置。
  5. 【請求項5】 前記ガス拡散ガイドは,導電性の材質で
    構成され,さらに上部電極と絶縁されて接地されている
    ことを特徴とする,請求項,2、3又は4のいずれか
    に記載のプラズマ処理装置。
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