JP4996435B2 - 防錆手段 - Google Patents
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Description
金属製流体管の金属素材が直接その流体中に露出する金属露出部を、筐体で囲繞するとともに、前記金属露出部に対して防錆処理する防錆手段であって、
前記防錆手段は、前記金属製流体管を構成する金属よりもイオン化傾向が大きい金属から成る金属塊を備え、
前記金属塊は、前記金属製流体管と電気的に導通するように前記筐体内に前記金属製流体管の外周に沿って配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、金属製流体管よりもイオン化傾向が大きい金属塊が金属製流体管と電気的に導通するように筐体内において金属製流体管の外周に沿って配置されるため、金属塊が筐体の外部に露出することがないので金属塊が筐体の外部で場所をとることがなく、金属露出部に錆びが発生することを防止することができる。更に、金属塊が金属製流体管とを電気的に導通する特段の導通部品を設ける必要がないので、部品点数を減らすことができる。
前記筐体は、各々が固定手段により固定される複数の分割筐体から成り、
前記金属塊は、該分割筐体の内周面と前記金属製流体管の外周面との間に配置されるとともに、前記固定手段により前記金属製流体管の外周面との当接状態を維持していることを特徴としている。
この特徴によれば、固定手段により複数の分割筐体同士が固定されることを利用して、金属塊と金属製流体管との当接状態を維持することができ、金属塊と金属製流体管との導通状態を確保することができる。
前記金属製流体管は、金属素材の外周面に形成された防食用の塗膜層を有しており、
前記金属塊の内周面に、前記金属素材の外周面に向かって尖形形状を成す内周尖形部が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、固定手段により複数の分割筐体同士を固定することを利用して、金属塊の内周尖形部が塗膜層を剥離しながら進入して金属素材の外周面に当接できるため、分割筐体同士の固定により、金属塊を容易に金属製流体管と導通することができる。
前記金属製流体管は、金属素材の外周面に形成された防食用の塗膜層を有しており、
該塗膜層の少なくとも一部が剥離されることで金属素材が露出する露出部が形成され、
前記金属塊は、該露出部に当接する当接部を有することを特徴としている。
この特徴によれば、固定手段により複数の分割筐体同士を固定することを利用して、塗膜層が剥離されることで形成された露出部に金属塊の当接部が当接し、金属塊と金属素材とが接触することになるため、分割筐体同士の固定により、金属塊を容易に金属製流体管と導通することができる。
前記金属塊は、前記筐体よりもイオン化傾向が大きい金属から成り、
前記金属塊の外周面に、前記分割筐体の内周面に向かって尖形形状を成す外周尖形部が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、また、金属塊は分割筐体よりもイオン化傾向が大きいため、金属製流体管の金属露出部に加えて、筐体にも防錆効果を与えることができる。また、固定手段により複数の分割筐体同士を固定することを利用して、金属塊の外周尖形部が分割筐体の内周面に当接できるため、分割筐体同士の固定により、金属塊を容易に筐体と導通することができる。
前記金属塊は、該金属塊の外周面から前記金属素材に至るまで挿入される挿入部を有する導通部材から成る固定具により、前記金属製流体管の外周面との当接状態を維持していることを特徴としている。
この特徴によれば、固定具により、金属塊と金属製流体管とが固定されることを利用して、金属製流体管の外周面に塗膜層が形成されている場合にも、挿入部が金属塊の外周面から金属素材に至るまで挿入されるため、金属塊と金属素材とが挿入部を介して電気的に導通することが可能になり、金属塊と金属製流体管との導通状態を確保することができる。
前記金属製流体管の金属露出部は、筐体内において軸方向で分離した状態で一対配置され、
前記金属塊が、分離された各々の金属製流体管の外周に沿ってそれぞれ配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、分離された各々の金属製流体管同士が電気的に導通されない状態にあっても、金属塊が各々の金属製流体管にそれぞれ配置されているため、分離により各々の金属製流体管に形成された金属露出部をそれぞれ防錆できる。
前記筐体内には、前記金属製流体管の少なくとも一部が切除されるとともに、流体を制水する制水体が設置されており、
該制水体に、第2の金属塊が前記金属製流体管と電気的に導通するように設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、金属製流体管の少なくとも一部が切除され、筐体内において金属塊が金属製流体管に配置できるスペースが小さくなっても、筐体内に配置された制水体を利用して、第2の金属塊が制水体に設けられているので、金属性流体管の外周面に配置された金属塊に加えて、第2の金属塊により、金属露出部の防錆効果を継続させることができる。
1a 金属素材
1c 塗膜層
1d 管端面(金属露出部)
1e 露出部
1’ 流体管切断片
2 防錆具(防錆手段,金属塊)
2a 内周尖形部
11 上筐体(分割筐体)
12 下筐体(分割筐体)
13 防錆片(防錆手段,第2の金属塊)
19 ネジ(固定具)
19a 首下部(挿入部)
22 制水部(制水体)
41 フランジ部(固定手段)
42 フランジ部(固定手段)
43 ボルト孔(固定手段)
44 ボルト孔(固定手段)
47 ボルト(固定手段)
48 ナット(固定手段)
102 防錆具(金属塊)
102a 外周尖形部
103 介在部材(防錆手段)
103a 内周尖形部
201 金属製流体管
201d 管端面(金属露出部)
202 防錆具(防錆手段,金属塊)
211 上筐体(分割筐体)
212 下筐体(分割筐体)
301 金属製流体管
301d 管端面(金属露出部)
302 防錆具(防錆手段,金属塊)
502 防錆具(防錆手段,金属塊)
502a 内周凸部(当接部)
602 防錆具(防錆手段,金属塊)
Claims (8)
- 金属製流体管の金属素材が直接その流体中に露出する金属露出部を、筐体で囲繞するとともに、前記金属露出部に対して防錆処理する防錆手段であって、
前記防錆手段は、前記金属製流体管を構成する金属よりもイオン化傾向が大きい金属から成る金属塊を備え、
前記金属塊は、前記金属製流体管と電気的に導通するように前記筐体内に前記金属製流体管の外周に沿って配置されていることを特徴とする防錆手段。 - 前記筐体は、各々が固定手段により固定される複数の分割筐体から成り、
前記金属塊は、該分割筐体の内周面と前記金属製流体管の外周面との間に配置されるとともに、前記固定手段により前記金属製流体管の外周面との当接状態を維持していることを特徴とする請求項1に記載の防錆手段。 - 前記金属製流体管は、金属素材の外周面に形成された防食用の塗膜層を有しており、
前記金属塊の内周面に、前記金属素材の外周面に向かって尖形形状を成す内周尖形部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の防錆手段。 - 前記金属製流体管は、金属素材の外周面に形成された防食用の塗膜層を有しており、
該塗膜層の少なくとも一部が剥離されることで金属素材が露出する露出部が形成され、
前記金属塊は、該露出部に当接する当接部を有することを特徴とする請求項2に記載の防錆手段。 - 前記金属塊は、前記筐体よりもイオン化傾向が大きい金属から成り、
前記金属塊の外周面に、前記分割筐体の内周面に向かって尖形形状を成す外周尖形部が形成されていることを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の防錆手段。 - 前記金属塊は、該金属塊の外周面から前記金属素材に至るまで挿入される挿入部を有する導通部材から成る固定具により、前記金属製流体管の外周面との当接状態を維持していることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の防錆手段。
- 前記金属製流体管の金属露出部は、筐体内において軸方向で分離した状態で一対配置され、
前記金属塊が、分離された各々の金属製流体管の外周に沿ってそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の防錆手段。 - 前記筐体内には、前記金属製流体管の少なくとも一部が切除されるとともに、流体を制水する制水体が設置されており、
該制水体に、第2の金属塊が前記金属製流体管と電気的に導通するように設けられていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の防錆手段。
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