JP4995478B2 - ナノインプリント用スペーサ、及びこれを用いた電子顕微鏡調整用試料の製造方法、並びに電子顕微鏡調整用試料、及びこれを備えた電子顕微鏡 - Google Patents
ナノインプリント用スペーサ、及びこれを用いた電子顕微鏡調整用試料の製造方法、並びに電子顕微鏡調整用試料、及びこれを備えた電子顕微鏡 Download PDFInfo
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Description
図1は、本発明の第1の実施形態に係るナノインプリント用スペーサを用いて、スタンパの微細パターンを転写材に転写して電子顕微鏡調整用試料を生成する様子を示す概略構造断面図である。上部ステージ1と下部ステージ2の間に例えばニッケル製のスタンパ3、例えばポリスチレン製の転写材4、例えばPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)製のスペーサ5が設置されている。図1では、転写材4をガラス転移点以上の温度に加熱した後、上部ステージ1と下部ステージ2を押し付け、転写材4が変形して表面41にスタンパ3の表面31の微細凹凸パターン32が転写された状態を示している。ナノインプリント転写終了の段階で、スペーサ5の壁51の中段に設けられた中段面(スタンパ保持部)52はスタンパ3の表面31に接している。この時、下部ステージ2の表面21と中段面52の間の距離L1を最終的に必要となる転写材の厚さに設計しておくことで、安定した厚さを持つ電子顕微鏡調整用試料が製造可能となる。ここで、中段面52は、スタンパ3の押下方向の高さをLに規制し、スペーサ5の側壁上部50は、スタンパ3の横方向の位置決めのために設けられている。
図4は、本発明の第2の実施形態に係るナノインプリント用スペーサを用いて、スタンパの微細パターンを転写材に転写して電子顕微鏡調整用試料を生成する様子を示す概略構造断面図である。また、図5は、図4で使用しているナノインプリント用スペーサの上面図である。
図8は、本発明の第2の実施形態に係るナノインプリント用スペーサを用いて、スタンパの微細パターンを転写材に転写して電子顕微鏡調整用試料を生成する様子を示す概略構造断面図である。図9は、図8で使用しているナノインプリント用スペーサの上面図である。
これまでの実施形態では、上部ステージ1と下部ステージ2の間に1個のスタンパ3と1個の転写材4と1個のスペーサ5を配置しているが、ステージの大きさによっては全てを複数個配置しても構わない。また、スペーサ5に中段面52や空隙部53を複数個配置して、1個のスペーサ5に複数個のスタンパ3及び転写材4を配置することも可能である。これらの方法により、一度のナノインプリントで複数個の転写材を製作することも可能となり、生産性の向上を図ることができる。また、生産性を向上させるため、予めスペーサ5をステージ内に組み込んでも構わない。
以上のように、単一の転写材を使用し、本発明のナノインプリント用スペーサを用いることで厚さ制御性に優れたナノインプリント法及び電子顕微鏡調整用試料の製造が可能となる。また、ナノインプリント用スペーサに突起や流路を設けることにより割断を容易にすることも可能となる。
以上のように製造された電子顕微鏡調整用試料70は図11に示すように例えばステンレス製の試料台71に例えばエポキシ系の接着剤72で接着した後、上面からアルミニウム等の導電性薄膜73を蒸着で形成し、最終的にステージ74に装着される。電子顕微鏡調整用試料70の構成材料である転写材が導電性であれば、導電性薄膜73の形成を省略しても構わない。
Claims (12)
- 転写材の表面に、スタンパがその表面に有する微細パターンを転写するナノインプリントプロセスで用いられるナノプリント用スペーサであって、
前記スタンパ及び前記転写材と共に対向するステージに挟み込まれ、前記転写材をとり囲むように配置された側壁部と、
前記スタンパを保持するスタンパ保持部と、
前記転写材の底部を覆うための底板部と、を有し、
前記側壁部は前記転写材の周囲をとり囲む閉ループ形状をなすことを特徴とするナノインプリント用スペーサ。 - 請求項1記載のナノインプリント用スペーサであって、さらに、前記底板部上に突起構造を有することを特徴とするナノインプリント用スペーサ。
- 請求項2記載のナノインプリント用スペーサであって、前記突起構造は閉ループ形状をなすことを特徴とするナノインプリント用スペーサ。
- 請求項1乃至3の何れか1項に記載のナノインプリント用スペーサであって、前記スタンパ保持部は段差を有する階段形状をなしていることを特徴とするナノインプリント用スペーサ。
- 請求項1乃至4の何れか1項に記載のナノインプリント用スペーサであって、前記側壁は、この側壁内側から外側へ貫通する流路を有することを特徴とするナノインプリント用スペーサ。
- 請求項1乃至5の何れか1項に記載のナノインプリント用スペーサであって、前記スペーサは前記転写材よりもガラス転移点が高い高分子材料で生成されていることを特徴とするナノインプリント用スペーサ。
- 請求項1乃至6の何れか1項に記載のナノインプリント用スペーサを用いて電子顕微鏡調整用試料を製造する電子顕微鏡調整用試料製造方法であって、
ナノインプリント用下部ステージに前記スペーサを載置し、前記下部ステージ上であって前記スペーサの前記側壁部内に転写材を配置し、前記転写材上にナノインプリント用スタンパ及びこのスタンパ上にナノインプリント用上部ステージを載せる工程と、
前記上部及び下部ステージを加熱することにより前記転写材をガラス転移点以上に加熱する工程と、
前記上部及び下部ステージとで前記ガラス転移点以上に熱せられた転写材をプレスする工程と、
プレス後前記上部及び下部ステージを冷却し、プレス力を解放して前記スタンパ及び前記スペーサを取り出す工程と、
を備えることを特徴とする電子顕微鏡調整用試料製造方法。 - 請求項1乃至6の何れか1項に記載のナノインプリント用スペーサと、
前記スペーサが載置される下部ステージと、
表面にプリントパターンを有するスタンパと、
前記スタンパの上に載置される上部ステージと、を備え、
前記スタンパの前記プリントパターンを転写材に転写することを特徴とするナノインプリント装置。 - 請求項7に記載の電子顕微鏡調整用試料製造方法によって、厚さが制御されて製造されたことを特徴とする電子顕微鏡調整用試料。
- 請求項9に記載の電子顕微鏡調整用試料であって、単一の高分子材料を構成材料とすることを特徴とする電子顕微鏡調整用試料。
- 請求項9に記載の電子顕微鏡調整用試料であって、単一の高分子材料を構成材料とし、その表面に導電性薄膜を形成することを特徴とする電子顕微鏡調整用試料。
- 請求項9乃至11の何れか1項に記載の電子顕微鏡調整用試料を装置内に設置し、軸や非点補正を自動で行う機能を有する電子顕微鏡装置。
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