JP4994091B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成を行う為にインクを吐出する記録ヘッドを備え、記録ヘッドを良好なインク吐出状態に回復させる機能を有するインクジェット記録装置である。
インクジェット記録装置において、画像を形成する場合インクを吐出する記録ヘッドが、紙や樹脂製の被印字媒体(以下メディアという)に対してインクを吐出し、記録ヘッドとメディアが相対移動することによって画像の形成を行う事が知られている。
インクジェット記録装置の画像形成方法としては、メディアと印字ヘッドを互いに直行する方向に移動させつつ画像を形成するシリアル方式と呼ばれる方法と、固定した記録ヘッドに対して、記録ヘッド下部にメディアを移動させ、画像を形成するライン方式と呼ばれる方法とに大別される。
近年では、高速印字及び装置の小型化に有利なライン方式の画像形成方法が増加傾向にあり、ヘッドのインク吐出口の配列方向に対しての大型化が進み、4インチヘッド等の長尺ヘッドを用いている。
さらに、インクジェット記録方式の技術の進歩に伴い、高速大量印刷の分野においてもライン方式のインクジェット記録装置が採用され始めている。
高速大量印刷を行うに当たって、インク容量も大容量化する必要が生じ、大容量を収容可能なインクタンクが必要となる。
そのため、従来からある記録ヘッドの近傍にインクタンクを設置するものでは機能を満足できず、インクタンクを記録ヘッドから離れた適切な位置に設置し、別途設けたインク供給手段によりインクを供給する装置を用いることになる。
記録ヘッドにインクを供給する方法として、インク供給経路の途中にサブタンクを設けている。サブタンクは、記録ヘッドへのインクの供給量調整、並びに記録ヘッドのインクメニスカス保持の機能がある。
記録ヘッドの状態として、記録ヘッドに設けられたインク吐出口へ充填されるインクに泡などの混入がないこと。また、乾燥や劣化によるインクの流動性が低下していない等であることが望ましい。
そこで、記録ヘッドの状態を保つ為に、一定のタイミングで記録ヘッド内のインクを置換する動作が行われる。
このインク置換動作の一例として、インク吐出口を覆う密閉キャップを設け、密閉キャップ内にポンプ等の加減圧装置により吸引し、インク吐出口からインクを吸い出す回復方法(以下通常負圧回復という)があり、回復装置構成を簡素化できるという長所を持っている。
しかし、通常負圧回復の回復性能はポンプ能力に依存することになり、例えばシリンダを用いたポンプでは、シリンダ内容積と、シリンダ駆動速度の関係により、回復性能は決定してしまう。
すなわち、キャップ内を含む流路容積とポンプのシリンダ容積、シリンダ駆動速度の相対関係から、最大負圧と、経過時間の関係が決定する(図示せず)。
負圧とは、大気圧を0kgf/cmとした場合の大気圧を下回る圧力を言う(―1kgf/cmが真空圧になる)。
この時、ポンプ駆動初期から徐々に減圧され、一定時間かけ最大負圧(通常負圧回復では−0.2kgf/cm〜−0.3kgf/cmが一般的)へ到達する。
よって、ポンプ能力が一定であれば、流路容積が大きいほど最大負圧に達する時間が大きくなり、また、流路内の容積を極力小さくすることで、最大負圧に達する時間を短縮する事が通常負圧回復では有用である。
ところで、ヘッド内に気泡が大量に発生したり、インクが乾燥等による粘度変化により流動性が著しく低下した場合は、ある程度高い負圧力が(流体速度が上がる)必要となる。
通常負圧回復では、負圧力はそれほど高くなく(−0.2kgf/cm〜−0.3kgf/cm)さらに最高負圧に到達するまでの数秒(通常2〜3秒程度)インクを流出し続けなければならない。
インク流出量の増加はインクの使用効率を下げてしまうため、インク流出量を減少させる必要がある。ゆえに、キャップ内の容積に瞬時に高い負圧力を与えインク流出時間を短縮しなければならない。
そこで、ポンプと密閉キャップとの間に負圧力を一時的に蓄積できる圧力室を設ける方法が特許文献1に記載されている。
特許文献1によるところ、ポンプとキャップの途中にバルブ等の開閉部材を設け、開閉部材によって密閉キャップと圧力室を遮断する。この状態でポンプを動作させ、圧力室の負圧力を高める。
所定の圧力に到達したところで、開閉部材によって密閉キャップと圧力室を開放することで、密閉キャップに瞬時に高い負圧力を作用させる(以下負圧充填回復という)。
先にも述べたが、近年ではヘッドの吐出口の配列方向に対して大型化が進み、2インチヘッドを超える長尺系ヘッドを用いるインクジェット印刷装置が考案されている。
これらのヘッドを覆いこむキャップを用いる場合は、キャップ容積が必然的に大きくなる為、負圧力の保持継続時間を長くする必要があり、圧力室の大容量化を招くことになる。
特開平10―211720
インクジェット印刷装置では、通常負圧回復は数時間〜数日程度の間隔で実施され、使用頻度が高い。
また、負圧充填回復は数日〜数ヶ月装置を動かさなかった場合(インクの流動性が著しく低い場合)に実施され、使用頻度は低い。
ところが、前記圧力室を経由する流路で、特に長尺ヘッドを使用して通常負圧回復を行うと、ヘッドの大きさに応じた圧力室が設けてあることから、前記したとおり、最大負圧力に達するまでの時間が余分にかかってしまうという課題を抱えることになった。
さらに、最大負圧力に達するまでの時間が余計に掛かる分インクを無駄に流出してしまう副作用も課題として存在する。
そこで、本発明で提案するところは、以上を鑑みて成されたものであり、負圧充填回復と、通常負圧回復を各々使い分ける必要があるインクジェットプリンタ等のインクジェット記録装置で、特に長尺系ヘッドを使用した場合に最適な回復手段を提供するものである。
インクを吐出し画像を形成する少なくとも一つの記録ヘッドと、前記記録ヘッドを密閉可能に覆う密閉キャップと、前記密閉キャップに連通する吸引ポンプとを有するインクジェット記録装置において、
前記密閉キャップと前記吸引ポンプの間に設けられた圧力室を経由する第1の流路と、前記圧力室を迂回しつつ前記密閉キャップと前記吸引ポンプを連通する第2の流路と、前記第1の流路と前記第2の流路を選択する選択手段とを有し、

前記選択手段は、前記密閉キャップと前記圧力室の間に設けられた第1の切換え手段と、前記圧力室と前記吸引ポンプとの間に設けられた第2の切換え手段を含むものであって、(1)前記選択手段により前記第1の流路を選択し、前記吸引ポンプで前記圧力室中を負圧にして、前記密閉キャップを介して前記記録ヘッドの回復を行う前記記録ヘッドの回復動作と、
(2)前記選択手段により前記第2の流路を選択し、前記吸引ポンプで前記密閉キャップを介して前記記録ヘッド内の回復を行う前記記録ヘッドの回復動作とを、選択可能である事を特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、負圧充填回復と、通常負圧回復を各々使い分けて使うインクジェットプリンタ等インクジェット記録装置で、特に長尺系ヘッドを使用した場合に最適な回復手段を提供することが可能になる。
[第1の実施形態]
<インクジェット記録装置構成>
図1は実施例を示すインクジェット記録装置の記録ヘッドユニット部1及びインク供給部5の概略斜視図であり、図2は記録ヘッド1a及びインク供給部5内のインク流路の簡略図である。
記録ヘッド1aは記録画像の幅(4インチ幅)に相当する一列のインクを吐出する吐出口(以下ノズル2a)がフェイス面2と呼ばれるインクを吐出する面に設けられている長尺ヘッドであり、このように形成された記録ヘッド1が6本搭載されている。
インク吐出口配列幅が約2インチ以上のヘッドを長尺ヘッドと呼び、本実施例の形態では4インチヘッドを用いたが、6インチ、8インチに及ぶものへの応用も可能である。
記録ヘッド1aのフェイス面2に設けられるインク吐出用のノズル2aは通常1ヘッドに対し、長手方向に1列設けられているものが一般的であるが、長手方向に対して複数列設けられているヘッドでもよい。
さらに、前記記録ヘッド1aを少なくとも1つ備えて在れば良く、ヘッドの搭載数を限定するものではない。
前記6本の記録ヘッド1aはノズル2aとメディアの搬送方向が直交する向きに順次並ぶ形で搭載されている。フルカラー画像を形成する際は各記録ヘッド1aが各種印字媒体(以下メディア30)の搬送方向上流側からそれぞれブラック、シアン、ライトシアン、マゼンタ、ライトマゼンタ、イエローのインクを搭載し、各色を吐出しフルカラー画像の形成を行う。
各記録ヘッド1aの並び順はフルカラー画質の向上を目的としてさまざまな並び順が構成可能であり、使用するインクにおいても同様にさまざまな色、組成(染料や顔料等)の物を用いることは可能である。
また、画像形成のスピードを上げることを目的として、前記6本の記録ヘッド1a全てにブラックインクを搭載して吐出する構成をとることも可能である。
以下に、主にヘッドの回復を行う吸引装置の説明をする。
それぞれの記録ヘッド1aのフェイス面2下部には各記録ヘッド1aのノズルを直接ふさぐことなくノズル付近を覆うように密閉するキャップ部材4aが設けられている。
本実施例ではキャップ部材4aは材質が塩素化ブチルゴムであり、硬度も20°のものを用いた。
キャップの密閉性は確実に保持しなければならない為、前記特性に近い材質を用いることが望ましいが、密閉性を確保することが可能ならこれにこだわるものではない。
また、前記記録ヘッド1aに複数列のノズルを設けたヘッドであっても、同様である。
それぞれのキャップ部材4aの側縁部には、記録ヘッド1aのフェイス面2を拭き取る図示しないブレード部材が設けられている。ブレード部材は、使用回数や、拭き取り性能を考慮すれば良く、何れを用いることも可能である。
これらキャップ部材4a、ブレード部材を保持し、記録ヘッド1aの長手方向に対して直角に移動可能な(図中X)キャップトレイ4が設置されている。
また、キャップトレイ4は、キャップ部材4a間の部分に、ヘッドが通過できる間隙が設けられ、印字時は図中X方向へ移動し、記録ヘッドがキャップ部材4aの間隙を印字可能な位置まで下降できる様に回避する構成になっている。
ヘッドユニット1の下部にはメディア搬送部50が設けられており、メディア30が所定速度で各記録ヘッド1a直下を搬送される。
この時、メディア30の搬送速度情報を各記録ヘッド1aにフィードバックし、メディア30に対するインク吐出タイミングが決定される。
キャップ部材4aは連結チューブ6aにより、流路切換器5aと連結する。
圧力室7は圧力を一時的に蓄積させることが可能な容器を用い、負圧充填回復においては最大−0.8kgf/cm〜−0.9kgf/cmの負圧力が発生する為、変形せず空気漏れしないような容器にする必要がある。
本実施例ではガラスによる容器を用いたが、ステンレス等の金属性でも良い。また、硬度の低い材質でも変形しないような構造になっていればよい(板金であれば絞り等、樹脂であればリブ等)。
圧力室7の容積は、本実施例で使用した4インチヘッド1本に最適な1000CCとした。
ただし、用いるインクの特性や、ノズル寸法、圧力室7以外の流路容積等、インクの流動性に影響を及ぼす要素を考慮し、適宜容積を決定しても良い。
流路切換器5a(第1の切換え手段),5b(第2の切換え手段)を含む選択手段は各々圧力室7と連結チューブ6b、6cによって接続される。
また、連結チューブ6b、6cと圧力室7を繋いだ第1の流路である圧力室側流路の始点、終点となる。
さらに流路切換器5a、5bを直接繋ぎ、圧力室7を迂回する第2の流路である迂回流路6dによって連通されている。
第2の流路である迂回流路6dの始点、終点も流路切換器5a、5bによって成されている。
迂回流路6dはチューブ等の円管部材を用いれば、円管断面と円管の長さの数値によって迂回流路6dの内容積を設定し易い。すなわち圧力室7との容積比較が行いやすく持ちいり易い。
本実施例では迂回流路6dの容積は約0.3cc(内径3mm、長さ50mmのチューブ容積として)である。
ゆえに、圧力室7と迂回流路6dの内容積は1000:0.3であり、純粋に容積内を特定負圧にする為に必要な時間の比となる。(その他流路は考慮しない場合)
負圧充填回復においては最大−0.8kgf/cm〜−0.9kgf/cmの負圧力が発生する為、連結チューブ6a,6b、6c、迂回流路6dを構成する部材は、発生する負圧力により変形しないような材質を用いる必要がある。
本実施例ではPE(ポリエチレン)製の物を用いたが、ガラス、金属パイプ等でも良く、変形を防止する性質を持ち合わせていれば何れを用いることも可能である。形状も円形以外を用いても同様の効果は得られる。
流路切換器5a,5bは空気圧により弁の開閉を行い、流体の出入口が3個設けられ、3個の出入り口の開閉を選択できるものを用いているが、電磁弁式や、カム回転による弁開閉式の流路切換器、また手動式等、市販されている何れの方式においても同様の効果が得られる。
圧力室7上部に大気との接続路を開閉可能に切換える手段である大気開放弁7aが接続されている。ここで用いられる大気開放弁7aも電磁式やカム方式など何れにおいても同様の効果が得られ、何れを用いることも可能であるが、大気の開放、密閉を選択可能で圧力室を開閉可能であればよく、方式を限定するものではない。
吸引ポンプ8は連結チューブ6eによって流路切換器5bと接続されている。吸引ポンプ8は一般的にチューブポンプと呼ばれているものを用いた。
吸引ポンプ8は圧力を発生可能であれば良く、ピストン式、ダイヤフラム式等を用いても、圧力の特性を考慮に入れて用いれば同様の効果が得られる。
以上構成から、流路切換器5a,5bの開閉状態により、キャップ部材4aから圧力室7へ連通し、圧力室7から連結チューブ6eを介在し、吸引ポンプ8へ連通可能な第1の流路である圧力室側流路が設けられる。
また、キャップ部材4aから迂回流路6dを介在し、吸引ポンプ8へ連通可能な第2の流路である迂回流路を設けられる事も可能である。
キャップ部材4a、連結チューブ6a、6b,6c、切換器5a、5b、圧力室7、迂回流路6d、大気開放弁7a、吸引ポンプ8、これら構成が各ヘッドに対応して設けられたものである。
インク供給部5は、インクの貯留、ヘッドへのインク供給量調整を主に行うものである。
インク供給部5内に設けられた、加圧チューブ9a及び返還チューブ9bは記録ヘッド1aと接続されている。さらに、加圧チューブ9a,返還チューブ9bの他端にサブタンク15が設けられている。
サブタンク15には、大気の開閉可能な切換え手段である大気開放弁15aが上部に接続されている。ここで用いられる大気開放弁15aは圧力室7に設けられた大気開放弁7aと同様の機能を有している。
サブタンク15は、記録ヘッド1aのメニスカス保持を行い、高画質印字が継続的に行えるようになっている。
また、サブタンク15のインクの有無を検知するインク検知手段であるインク検知端子15hを備えている。
インク加圧ポンプ12aはヘッド内のインクを循環させる機能を持ち、補助的にヘッド内の回復を行う。
インク補給ポンプ12bはインクタンク20からサブタンク15へインクを供給する機能を持ち、サブタンク15内のインクが減少した場合、適宜インクを供給するものであり、サブタンク15にはインクタンク20と連結するチューブ30を持っている。
以下に本実施例の回復装置の動作説明を図3から図6を用いて行う。
図3から図6に掛けて、装置電源投入時やインクを大量に消費するなどの所定の印字後など、ヘッド内に泡が大量に発生し得る状況でのヘッド内の泡を除去する必要があるヘッドクリーニング(以下充填回復という)の動作を示す。
吸引キャップ4aをヘッドに設けたノズル2aを直接ふさぐことなく密閉可能な状態にする為に、吸引キャップ4aを図示しない駆動手段によりヘッドユニット1下部へ移動させる。
続けてヘッドユニット1を吸引キャップ4aに向かって降下させることによって、記録ヘッド1aに設けたノズル2aを直接ふさぐことなく密閉可能な状態になる。
この時、供給開閉弁15bは開き、ヘッドに対してインクを供給できる状態にしておく。
また、サブタンク15内のインクが所定の量に達していない場合は、インクタンク20からサブタンク15へインクを供給する。
インク補給動作として、大気開放弁15aを開き、供給開閉弁15bを閉じた状態でインク補給ポンプ12bを駆動する。
インク補給動作終了後、供給開閉弁15bを開き、ヘッドに対してインクを供給できる状態にし、供給開閉弁15cは閉じておく。
負圧充填回復の負圧力充填動作として、流路切換器5bにより吸引ポンプ8と圧力室7は連通させ流路切換器5aによりキャップ4と圧力室7との接続は閉じる。この動作により、ポンプ8で発生する吸引力は直接ヘッド1に作用することはない。
さらに、圧力室7の大気開放弁7aも閉じた状態で吸引ポンプ8を駆動させる。この動作を行うことで図中矢印Aへ空気の流れが生じ圧力室7内が減圧される。
約20秒減圧を行うことで、圧力室7内が−0.8kgf/cm〜−0.9kgf/cm程度になり、その後、吸引ポンプ8を停止する。(図3)
時間は使用するヘッド、圧力室の容積に応じて適宜決定すればよく、2インチヘッドを用いるなら半分程度で済み、それ以下のヘッドであればその分短縮すればよい。
次に、ヘッドへのインク供給動作として、圧力室7内が所定の負圧に達した状態で、流路切換器5bを作用させ、吸引ポンプ8と圧力室7間の接続を閉じる。続いて流路切換器5aによりキャップ4aと圧力室7を連通させる。
キャップ4aはノズル2aを密閉状態に覆っている為に、圧力室7内に蓄積された負圧がキャップ4内を介在して記録ヘッド1aの全ノズル2aからさらにサブタンク15内に至るインクに作用する。
圧力室7内は既に高い負圧力を保持しているために、一気にノズル2aに高い負圧力が作用する。すなわち、泡は急激に流速を上げ、インク内に在る流動性の低い泡をノズル2aより吸引する効果を持つ。(図4)
5秒程度、インクをノズル2aから吸引した後、流路切換器5aにより、キャップ4aと圧力室7を閉鎖する。
その後、ヘッドユニット1をキャップ4aから離間し、続けて供給開閉弁15cを開放して、インク加圧ポンプ12aにより,ヘッド内のインクを加圧し、返還チューブ9b内にもインクを充填させインク充填は完了する。
一方、吸引装置は圧力室7からインクを排出するため、圧力室7に設けた大気開放弁7aを開放して圧力室7内に残留している負圧を大気に開放する。大気開放弁7を圧力室7の上部に設けることで、大気に開放した際インクが圧力室7外部に漏れることは無い。
流路切換器5bを駆動して、吸引タンク8と圧力室7を連通状態にして吸引ポンプ8を駆動する。
吸引ポンプを矢印A方向に駆動させると、吸引ポンプ8によって圧力室7のインクに直接吸引力が働くことから圧力室7内の廃インクが吸引ポンプを介して圧力室から排出される。(図5)
本構成では吸引ポンプ8の出口(圧力室とは他端側)は廃棄される構成であるが、この時吸引されたインクは通常廃インクとして廃棄されるが、インクを再度利用する形態(以下インクリサイクル)も考えられ、インクリサイクルとして用いることも何ら問題が無い。これら一連の動作により、負圧充填回復は終了する。
その後、ヘッドユニット1がキャップ部材4aの間隙を印字可能な位置まで下降し、所定の印字をメディアに30に対して行う。
図6はキャップから直接ポンプを用いて吸引する従来の回復方法(以下通常回復)を示す。
流路切換器5a,5bにより圧力室7を介さず吸引ポンプ8とキャップ4を直結し吸引ポンプ8の吸引力で直接インク吸引を行う(矢印C)。
圧力室7を通過する場合の全流路容積に比べ、迂回流路6dを通過する場合の全流路容積は、構成するチューブの断面積と、流路長による容積で構成されている為に小さい、よって圧力室7内で発生させられるような大きな負圧力を継続的には得られない。
しかし、圧力室7の流路容積との差を設けて、できるだけ小さく構成する。よって、迂回する流路の流路容積が小さくなりポンプ8で発生させる負圧力がヘッドに作用するまでの時間を短くすることが可能である。
すなわち、ヘッド1aに対して強めの圧力を用いて回復したい場合(ヘッド内の泡混入が顕著な場合、インクの流動性が著しく低下した場合)負圧充填回復を用い。
その他、定期的な回復等の弱い負圧で十分な回復時で、時間を短縮したい場合は、通常負圧回復を用いる。
<第2の実施形態>
図7は本発明の第2の実施例を示す記録ヘッド1a及び回復装置の拡大斜視図である。同様の機構部には同番号を付与する。本発明では6ヶ所に備えられた各密閉キャップ4a〜4fに対しそれぞれ連結チューブ6a1〜6a6の一端が接続されており、各連結チューブ6a1〜6a6の他端は継ぎ手部材である分岐ジョイント9と接続されている。
ジョイント9の連結チューブ6a1〜6a6が接続されていない他端側は、連結された流路となる集中流路9aにまとめられている。
集中流路9aは流路切換器5aに接続され、連結チューブ6b、迂回流路6dと連通している。連結チューブ6bの先には圧力室7、迂回流路6dの先には流路切換器5b、流路切換器5bは連結チューブ6cを介して圧力室7と連通している。
流路切換器5bは連結チューブ6eを介在して吸引ポンプ8と接続されている。
キャップ部材4a、連結チューブ6a、6b,6c、切換器5a、5b、圧力室7、迂回流路6d、大気開放弁7a、吸引ポンプ8、これら構成は本発明第1の形態と同じものである。
以上構成によれば、連結チューブ6b,6c、切換器5a、5b、圧力室7、迂回流路6d、大気開放弁7a、吸引ポンプ8、を含む構成が1つで、6本搭載される記録ヘッド同時にクリーニングを行うことが可能になる。
<第3の実施形態>
図8は本発明の第3の実施例を示す記録ヘッド1a及び回復装置の拡大斜視図である。同様の機構部には同番号を付与する。本発明では6ヶ所に備えられた各密閉キャップ4a〜4fに対しそれぞれ連結チューブ6a1〜6a6の一端が接続されており、各連結チューブ6a1〜6a6の他端は流路選択ジョイント10と接続されている。
流路選択ジョイント10の連結チューブ6a1〜6a6が接続された他端側は1つの集中流路10jにまとめられている。流路選択ジョイント10には流路選択ソレノイド10a〜10fが備えられている。
各連結チューブ6a1〜6a6は各流路選択ソレノイド10a〜10fを選択駆動することにより各連結チューブ6a1〜6a6個別に開閉可能に構成されている。
集中流路10jは流路切換器5aに接続され、連結チューブ6b、迂回流路6dと連通している。連結チューブ6bの先には圧力室7、迂回流路6dの先には流路切換器5b、流路切換器5bは連結チューブ6cを介して圧力室7と連通している。
流路切換器5bは連結チューブ6eを介在して吸引ポンプ8と接続されている。
キャップ部材4a、連結チューブ6a、6b,6c、切換器5a、5b、圧力室7、迂回流路6d、大気開放弁7a、吸引ポンプ8、これら構成は本発明第1の形態と同じものである。
以上構成によれば、連結チューブ6b,6c、切換器5a、5b、圧力室7、迂回流路6d、大気開放弁7a、吸引ポンプ8、を含む構成が1つで、6本搭載される記録ヘッドを選択的、又は6本全て同時にクリーニングを行うことが可能になる。
本発明第1実施例を表すインクジェット記録装置の正面図である。 本発明第1実施例のインク流路の簡略図である。 本発明第1実施例のインクジェット記録装置の負圧充填動作を示す図である。 本発明第1実施例のインクジェット記録装置の吸引動作を示す図である。 本発明第1実施例のインクジェット記録装置の廃インク排出動作を示す図である。 本発明第1実施例のインクジェット記録装置の通常回復動作を示す図である。 本発明の第2実施例を表すインクジェット記録装置の概略斜視図 本発明の第3実施例を表すインクジェット記録装置の概略斜視図
符号の説明
1:ヘッドユニット部
2:供給ユニット部
4:キャップユニット
4a,4b,4c,4d,4e,4f:キャップ
5a,5b:流路切換器
6a,6b,6c,6d,6e:連結チューブ
7:圧力室
7a:大気開放弁
8:吸引ポンプ
8a:壁部材
8b:コロ
8c:コロホルダ
8d:ギア
8e:モーター
9:分岐ジョイント
10:流路選択ジョイント
10a,10b,10c,10d,10e,10f:流路選択ソレノイド

Claims (9)

  1. インクを吐出し画像を形成する少なくとも一つの記録ヘッドと、前記記録ヘッドを密閉可
    能に覆う密閉キャップと、前記密閉キャップに連通する吸引ポンプとを有するインクジェ
    ット記録装置において、
    前記密閉キャップと前記吸引ポンプの間に設けられた圧力室を経由する第1の流路と、前
    記圧力室を迂回しつつ前記密閉キャップと前記吸引ポンプを連通する第2の流路と、前記
    第1の流路と前記第2の流路を選択する選択手段とを有し、

    前記選択手段は、前記密閉キャップと前記圧力室の間に設けられた第1の切換え手段と、前記圧力室と前記吸引ポンプとの間に設けられた第2の切換え手段を含むものであって、(1)前記選択手段により前記第1の流路を選択し、前記吸引ポンプで前記圧力室中を負
    圧にして、前記密閉キャップを介して前記記録ヘッドの回復を行う前記記録ヘッドの回復
    動作と、
    (2)前記選択手段により前記第2の流路を選択し、前記吸引ポンプで前記密閉キャップ
    を介して前記記録ヘッド内の回復を行う前記記録ヘッドの回復動作とを、選択可能である
    事を特徴とするインクジェット記録装置。

  2. 前記第2の切換え手段により、前記吸引ポンプと前記圧力室を連通し、前記第1の切換え
    手段により前記密閉キャップと前記圧力室の接続を閉じた後に、前記吸引ポンプを駆動し
    て前記圧力室内が所定の負圧に達した状態で、前記吸引ポンプを停止し、前記第2の切換
    え手段により前記吸引ポンプと前記圧力室の間の接続を閉じ、次に前記第1の切換え手段
    により前記密閉キャップと前記圧力室とを連通させることで、前記圧力室内の負圧により
    前記密閉キャップを介して前記記録ヘッド内の回復を行う事を特徴とする請求項
    載のインクジェット記録装置。

  3. 前記第2の切換え手段により、前記吸引ポンプと前記圧力室の接続を閉じ、前記第1の切
    換え手段により、前記密閉キャップと前記圧力室の接続を閉じることにより、前記第2の
    流路を選択し、前記吸引キャップから前記吸引ポンプとの間を連通させ、前記吸引ポンプ
    を駆動して、前記記録ヘッドのノズルからインクを吸引する事を特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載のインクジェット記録装置。

  4. 前記第1の流路の一部に、大気との接続路を開閉する手段を設けることを特徴とする請求
    項1乃至請求項のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。

  5. 前記圧力室内を負圧にする際に、前記大気との接続路を開閉する手段を閉じる事を特徴と
    する請求項に記載のインクジェット記録装置。

  6. 前記密閉キャップは、前記記録ヘッドに設けられたインク吐出口付近を覆うように設ける
    こと特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。

  7. 前記記録ヘッドは複数設けられ、これらの複数の前記記録ヘッドに各々対応して前記密閉
    キャップが複数設けられ、前記複数の密閉キャップと、前記圧力室の間に設けられた継ぎ
    手部材によって連結された流路に、前記第1の流路と、前記第2の流路が接続されたこと
    を特徴とする請求項に記載のインクジェット記録装置。

  8. 前記継ぎ手部材が分岐ジョイント及び流路選別ジョイントから選ばれる事を特徴とする請
    求項に記載のインクジェット記録装置。

  9. 前記記録ヘッドは電気熱変換体によって、インクを吐出させるヘッドであることを特徴と
    する請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
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