JP4992231B2 - 電動式パワーステアリング装置用の軸連結機構 - Google Patents

電動式パワーステアリング装置用の軸連結機構 Download PDF

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Description

本発明は、電動式パワーステアリング装置における電動モータ等の回転源側の回転軸と自動車のステアリング軸等の作動側の回転軸とを連結するに適した軸連結機構に関する。
特表2002−518242号公報 特開2004−148990号公報 特開2004−149070号公報
電動式パワーステアリング装置は、手動操作されるステアリングホイール(ハンドル)の回転に基づく回転力に電動モータの出力回転軸の回転に基づく回転力を付加してステアリングホイールの手動による操舵を容易に行い得るようにするものであって、斯かる電動式パワーステアリング装置においては、ステアリングホイール側のステアリング軸と電動モータの出力回転軸側の回転軸とを軸連結機構(カップリング)を介して連結している。
軸連結機構を介してステアリング軸と回転軸とを連結する場合、電動モータの出力回転軸の反転時の衝撃、電動モータのブラシ振動が軸連結機構及びステアリング軸を介してステアリングホイールに伝達されて運転者に不快な操舵感を生じさせる虞があり、これを回避するために軸連結機構にゴム又は軟質樹脂等のスペーサを設けることが提案されている。
ところで、衝撃、振動の低減を重視してスペーサをより柔軟なものにすると、柔軟なスペーサはクリープ変形が生じ易いために、スペーサへの繰り返し荷重によるスペーサの永久的な変形で軸連結機構にガタが生じてこれによってもまた運転者の操舵感覚が不快なものとなる虞がある。
一方、耐久性を重視してスペーサを硬質なものにすると、前記と逆にガタのない点で操舵感覚は良くなるが、上述の通りステアリングホイールに伝達された衝撃、振動で操舵感覚が不快なものとなる。
本発明は、前記諸点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、長期の使用によっても一方の回転軸である例えば電動モータの出力回転軸に連結された回転軸と他方の回転軸である例えばステアリングホイールに連結されたステアリング軸との間に軸心周りの方向についてのガタが生じ難く、しかも、電動モータの反転時の衝撃、ブラシ振動のステアリングホイールへの伝達を低減でき、而して、耐久性に優れ操舵感覚を不快にさせない電動式パワーステアリング装置用の軸連結機構を提供することにある。
一方の回転軸の回転を他方の回転軸に伝達するように二つの回転軸の間に配されて二つの回転軸を連結する本発明による軸連結機構は、軸方向において間隔をもって配された一対の回転伝達部及びこの一対の回転伝達部を相互に結合する内側中央部を一体的に有した回転伝達部材と、この回転伝達部材の一対の回転伝達部間に配されている回転伝達緩衝部材と、回転伝達部材に対する回転伝達緩衝部材の軸心周りの方向の位置を保持する保持手段とを具備しており、ここで、一対の回転伝達部の夫々は、軸心周りの方向において互いに離間していると共に径方向に伸びた少なくとも一対の突部を有しており、回転伝達緩衝部材は、内側中央部に外装された外側中央部と、軸方向における一対の回転伝達部の一対の突部間に配されていると共に各対の突部における軸心周りの方向の幅よりも大きな幅を有しており、且つ、外側中央部に一体的に形成されていると共に外側中央部から径方向に伸びている一対の突部とを有しており、回転伝達緩衝部材の一対の突部は、回転伝達部の夫々の一対の突部の剛性よりも小さな剛性を有すると共に弾性変形可能であり、保持手段は、内側中央部と外側中央部との間及び回転伝達部の突部と回転伝達緩衝部材の突部との間の少なくとも一方の間に設けられている。
本発明による軸連結機構によれば、軸方向における一対の回転伝達部間に配されている回転伝達緩衝部材が軸方向における一対の回転伝達部の一対の突部間に配されていると共に各対の各突部における軸心周りの方向の幅よりも大きな幅をもった一対の突部を有しており、この回転伝達緩衝部材の一対の突部が回転伝達部の夫々の一対の突部の剛性よりも小さな剛性を有すると共に弾性変形可能である結果、一方の回転軸の回転の他方の回転軸への伝達が回転伝達緩衝部材の一対の突部の弾性変形を介して行われるために、一方の回転軸の微小な回転の他方の回転軸への伝達を回転伝達緩衝部材の一対の突部の弾性変形で低減又は阻止できると共に一方の回転軸の他方の回転軸に対する大きな相対回転の他方の回転軸への伝達を回転伝達緩衝部材の一対の突部よりも大きな剛性を有している一対の回転伝達部の突部を介してそのまま行い得、しかも、回転伝達緩衝部材の一対の突部における軸心周りの方向の一定以上の弾性変形では大きい剛性をもった一対の回転伝達部の突部で回転伝達緩衝部材の一対の突部の大きな変形を阻止できるために、回転伝達緩衝部材に対して柔軟性のある剛性の小さい樹脂材料を用いてもクリープによる回転伝達緩衝部材の永久的な変形を低減でき、その上、回転伝達部材が軸方向において間隔をもって配された一対の回転伝達部とこの一対の回転伝達部を相互に結合する内側中央部とを一体的に有していると共に回転伝達部材に対する回転伝達緩衝部材の軸心周りの方向の位置を保持する保持手段を具備しているために、回転伝達部材の一体成形化が可能となる上に、組み付け性を向上でき、而して、電動モータの反転時の衝撃、ブラシ振動のステアリングホイールへの伝達を低減できる上に両回転軸間の軸心周りの方向についてのガタをなくし得て、操舵感覚を不快にさせないと共に耐久性に優れ特性の安定したものとし得る。
保持手段は、内側中央部と外側中央部との相互に対面する両面のうちの一方の面に設けられた突起と、内側中央部と外側中央部との相互に対面する両面のうちの他方の面に設けられていると共に突起が嵌合した孔とを具備していても、内側中央部と外側中央部との相互に対面する両面における溶着部を具備していても、また回転伝達部材の突部と回転伝達緩衝部材の突部との相互に対面する両面のうちの一方の面に設けられた突起と、回転伝達部材の突部と回転伝達緩衝部材の突部との相互に対面する両面のうちの他方の面に設けられていると共に突起が嵌合した孔とを具備していても、更には、回転伝達部材の突部と回転伝達緩衝部材の突部との相互に対面する両面における溶着部を具備していてもよい。
一方の回転軸の回転を他方の回転軸に伝達するように二つの回転軸の間に配されて二つの回転軸を連結する本発明による他の軸連結機構は、回転伝達部及び中央部を一体的に有した回転伝達部材と、この回転伝達部材に軸方向において重ね合わされた回転伝達緩衝部材と、回転伝達部材に対する回転伝達緩衝部材の軸心周りの方向の位置を保持する保持手段とを具備しており、ここで、回転伝達部は、軸心周りの方向において互いに離間していると共に中央部から径方向に伸びた少なくとも一対の突部を有しており、回転伝達緩衝部材は、中央部に軸方向において重ね合わされた他の中央部と、軸方向において回転伝達部材の突部に重ね合わされていると共に回転伝達部材の突部における軸心周りの方向の幅よりも大きな幅を有しており、且つ、他の中央部に一体的に形成されていると共に他の中央部から径方向に伸びている一対の突部とを有しており、回転伝達緩衝部材の一対の突部は、回転伝達部材の一対の突部の剛性よりも小さな剛性を有すると共に弾性変形可能であり、保持手段は、中央部と他の中央部との間及び回転伝達部の突部と回転伝達緩衝部材の突部との間の少なくとも一方の間に設けられている。
斯かる他の軸連結機構においても、回転伝達部材に軸方向において重ね合わされた回転伝達緩衝部材が軸方向において回転伝達部の突部に重ね合わされていると共に各突部における軸心周りの方向の幅よりも大きな幅をもった一対の突部を有しており、この回転伝達緩衝部材の一対の突部が回転伝達部の一対の突部の剛性よりも小さな剛性を有すると共に弾性変形可能である結果、一方の回転軸の回転の他方の回転軸への伝達が回転伝達緩衝部材の一対の突部の弾性変形を介して行われるために、一方の回転軸の微小な回転の他方の回転軸への伝達を回転伝達緩衝部材の一対の突部の弾性変形で低減又は阻止できると共に一方の回転軸の他方の回転軸に対する大きな相対回転の他方の回転軸への伝達を回転伝達緩衝部材の一対の突部よりも大きな剛性を有している回転伝達部の突部を介してそのまま行い得、しかも、回転伝達緩衝部材の突部における軸心周りの方向の一定以上の弾性変形では大きい剛性をもった回転伝達部の突部で回転伝達緩衝部材の突部の大きな変形を阻止できるために、回転伝達緩衝部材に対して柔軟性のある剛性の小さい樹脂材料を用いてもクリープによる回転伝達緩衝部材の永久的な変形を低減でき、その上、回転伝達部材とこの回転伝達部材に軸方向において重ね合わされた回転伝達緩衝部材とを具備すると共に保持手段が回転伝達部材に対する回転伝達緩衝部材の軸心周りの方向の位置を保持するようになっているために、組み付け性を向上でき、而して、電動モータの反転時の衝撃、ブラシ振動のステアリングホイールへの伝達を低減できる上に両回転軸間の軸心周りの方向についてのガタをなくし得て、操舵感覚を不快にさせないと共に耐久性に優れ特性の安定したものとし得る。
斯かる他の軸連結機構において、保持手段は、中央部と他の中央部との相互に対面する両面のうちの一方の面に設けられた突起と、中央部と他の中央部との相互に対面する両面のうちの他方の面に設けられていると共に突起が嵌合した孔とを具備していても、中央部と他の中央部との相互に対面する両面における溶着部を具備していても、また、回転伝達部材の突部と回転伝達緩衝部材の突部との相互に対面する両面のうちの一方の面に設けられた突起と、回転伝達部材の突部と回転伝達緩衝部材の突部との相互に対面する両面のうちの他方の面に設けられていると共に突起が嵌合した孔とを具備していても、更には、回転伝達部材の突部と回転伝達緩衝部材の突部との相互に対面する両面における溶着部を具備していてもよい。
本発明のいずれの軸連結機構においても、回転伝達部材は、好ましくは、ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂等の硬質の樹脂から形成されるが、その他の剛性を呈する硬質の樹脂から形成されていてもよく、回転伝達緩衝部材は、ウレタンゴム、シリコーンゴム、ポリエステルエラストマー等のゴム弾性体から形成されているとよい。
本発明において、回転伝達部材及び回転伝達緩衝部材は、二色成形又はインサート成形により製造するとよく、例えば、回転伝達部材を成形後に、回転伝達緩衝部材を成形するとよく、回転伝達部材と回転伝達緩衝部材との成形順序は、これらに用いる材料に基づいて決定すればよい。したがって、回転伝達部材と回転伝達緩衝部材との成形において、これらの材質が熱付与により互いに溶着する場合には、この溶着部をもって保持手段とするとよい。
軸連結機構は、軸心周りの方向のスペーサとして二つの回転軸の間に配した回転伝達部材と回転伝達緩衝部材とを具備していればよいのであるが、好ましい例では、軸連結機構は、一方の回転軸に連結される一方の連結基体と、他方の回転軸に連結される他方の連結基体とを具備しており、一方の連結基体は、基部と、この基部から軸方向に一体的に突出した突部とを具備しており、他方の連結基体は、基部と、この基部から軸方向に一体的に突出した突部とを具備しており、一方の連結基体の突部と他方の連結基体の突部とは、回転伝達部材の突部及びこの突部に軸方向において重ね合わされた回転伝達緩衝部材の突部の夫々を軸心周りの方向において挟んで交互に配されており、この場合、一方の回転軸の他方の回転軸に対する相対的な初期回転で遊びが生じないようにするために、一方及び他方の連結基体の突部は、軸心周りの方向のその各側面で、両回転軸の一定以下の相対回転では軸心周りの方向において対面する回転伝達緩衝部材の突部の軸心周りの方向の側面に接触している一方、軸心周りの方向において対面する回転伝達部の突部の軸心周りの方向の側面に、両回転軸の一定以下の相対回転では非接触となり、両回転軸の一定以上の相対回転では接触するようになっているとよい。一方の連結基体は、一方の回転軸に直接的に連結されて固着されていてもよいが、歯車機構等の他の回転伝達機構を介して一方の回転軸に間接的に連結されていてもよく、他方の連結基体も同様である。
本発明の軸連結機構は、電動式パワーステアリング装置用のものであってもよく、この場合、一方の回転軸は、電動モータの出力回転軸に連結されるようになっており、他方の回転軸は、自動車のステアリング軸に連結されるようになっていてもよい。
本発明によれば、長期の使用によっても一方の回転軸である例えば電動モータの出力回転軸に連結された回転軸と他方の回転軸である例えばステアリングホイールに連結されたステアリング軸との間に軸心周りの方向についてのガタが生じ難く、しかも、電動モータの反転時の衝撃、ブラシ振動のステアリングホイールへの伝達を低減でき、而して、耐久性に優れ操舵感覚を不快にさせない電動式パワーステアリング装置用の軸連結機構を提供することができる。
次に本発明の実施の形態を、図に示す好ましい例に基づいて更に詳細に説明する。なお、本発明はこれら例に何等限定されないのである。
図1から図12において、本例の電動式パワーステアリング装置用の軸連結機構1は、回転軸2に連結された連結基体3と、回転軸としてのステアリング軸4に連結された連結基体5と、両連結基体3及び5を介して回転軸2とステアリング軸4との間に配されていると共に回転軸2の軸心周りの方向であるR方向の回転をステアリング軸4に伝達する回転伝達部材6と、回転伝達部材6に配されている回転伝達緩衝部材7と、回転伝達部材6に対する回転伝達緩衝部材7のR方向の位置を保持する保持手段8とを具備している。
回転軸2は、電動式パワーステアリング装置の電動モータ側の回転軸であり、剛性の連結基体3は、特に図5に示すように、円環状の基部11と、基部11の一方の環状面12から軸方向、即ちA方向に一体的に突出していると共にR方向に90°の等角度間隔で配された二対の突部13と、回転軸2が嵌着された貫通孔14とを具備しており、剛性の連結基体5は、特に図6に示すように、円環状の基部16と、基部16の一方の環状面17にA方向に一体的に突出していると共にR方向に90°の等角度間隔で配された二対の突部18と、ステアリング軸4が嵌着された貫通孔19とを具備している。
突部13の夫々は、R方向において一対の剛性回転伝達面としての側面21及び22を有しており、突部18の夫々もまた、R方向において一対の剛性回転伝達面としての側面23及び24を有している。
ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂等から一体に形成されている剛性の回転伝達部材6は、特に図7から図10に示すように、A方向において間隔をもって配された一対の回転伝達部31及び32と、一対の回転伝達部31及び32を相互に結合する環状の内側中央部33とを一体的に有しており、回転伝達部31及び32の夫々は、内側中央部33と同心に配されていると共に内側中央部33に一体形成された円環状の基部34と、R方向において45°の等角度間隔で互いに離間していると共に基部34から径方向に伸びて基部34に一体的に設けられた四対の突部35とを具備しており、各突部35は、R方向において一対の剛性回転伝達面としての側面38及び39を有している。
回転伝達部材6の一対の回転伝達部31及び32間に配されている回転伝達緩衝部材7は、回転伝達部材6よりも小さな剛性を有すると共に弾性変形可能であってウレタンゴム、シリコーンゴム、ポリエステルエラストマー等のゴム弾性体から一体形成されており、斯かる回転伝達緩衝部材7は、特に図11及び図12に示すように、内側中央部33と同心であって内側中央部33に外装された環状の外側中央部45と、A方向における一対の回転伝達部31及び32の突部35間に配されていると共に突部35におけるR方向の幅dよりも大きな幅Dを有しており、且つ、外側中央部45に一体的に形成されていると共に外側中央部45から径方向に伸びている四対の突部46を有している。回転伝達部31及び32の夫々の突部35と同数であってR方向において45°の等角度間隔で互いに離間して配された突部46の夫々は、回転伝達部31及び32の夫々の突部35の剛性よりも小さな剛性を有すると共に弾性変形可能であり、R方向において側面47及び48を有しており、回転伝達緩衝部材7は、回転伝達部31及び32の夫々のA方向の平坦な面49に対面する面50で平坦になっている。
保持手段8は、内側中央部33と外側中央部45との相互に対面する環状の両面55及び56のうちの一方の面56にR方向において等角度間隔で互いに離間して設けられた八個の突起57と、内側中央部33と外側中央部45との相互に対面する両面55及び56のうちの他方の面55にR方向において等角度間隔で互いに離間して設けられていると共に突起57が嵌合した八個の孔58とを具備しており、こうして本例の保持手段8は、内側中央部33と外側中央部45との間に設けられている。
回転伝達緩衝部材7と、回転伝達緩衝部材7をA方向において挟んだ回転伝達部31及び32とに対して、連結基体3の突部13の夫々と連結基体5の突部18の夫々とは、回転伝達部31及び32の突部35及び突部35にA方向において挟まれて重ね合わされた回転伝達緩衝部材7の突部46をR方向において挟んで交互に配されており、回転軸2及びステアリング軸4の一定以下のR方向の相対回転では、連結基体3の各突部13は、R方向のその各側面21及び22で、R方向において対面する回転伝達緩衝部材7の各突部46のR方向の側面47及び48に夫々接触している一方、R方向において対面する回転伝達部31及び32の突部35の側面38及び39に夫々非接触となっており、連結基体5の突部18は、R方向のその各側面23及び24で、R方向において対面する回転伝達緩衝部材7の各突部46のR方向の側面47及び48に夫々接触している一方、R方向において対面する回転伝達部31及び32の突部35の側面38及び39に夫々非接触となっている。
回転軸2のR方向の回転をステアリング軸4に伝達するように回転軸2及びステアリング軸4の間に配されて二つの回転軸である回転軸2及びステアリング軸4を相互に連結する軸連結機構1を具備した以上の電動式パワーステアリング装置では、ステアリングホイールが運転者により手動操作されると、ステアリング軸4がR方向に回転されて、ステアリング軸4のR方向の回転は、図示しない歯車等の伝達機構を介してドラッグ・リンク等に往復動として伝達されて操向輪(車輪)に対する操舵力を与える。運転者によるステアリングホイールの手動操作において、ステアリングホイールに加えられるトルクを検出するトルク検出器からの検出信号により制御される電動モータが作動されると、回転軸2がR方向に回転されて、突部13による突部46のR方向の変形後における側面38への側面21の接触又は側面39への側面22の接触に基づく突部13による突部35のR方向への押圧を介して連結基体3のR方向の回転が連結基体5の突部18に伝達されて、これによりステアリング軸4のR方向の回転力に対して回転軸2のR方向の回転力を付加して運転者によるステアリングホイールの手動操作を補助するようになっている。
軸連結機構1では、ステアリングホイールが運転者により手動操作されないでステアリング軸4がR方向に回転されない状態又はステアリングホイールが運転者により手動操作されてステアリング軸4がR方向に回転される状態のいずれの状態においても、ステアリング軸4に対する回転軸2のR方向の相対回転が幅Dと幅dとの差の半分程度以内の微小なものである場合には、突部46が容易に圧縮変形する結果、斯かる回転軸2の微小なR方向の相対回転はステアリング軸4には殆ど伝達されず、而して、軸連結機構1及びステアリング軸4を介する電動モータの反転時の衝撃、ブラシ振動のステアリングホイールへの伝達を低減でき操舵感覚を不快にさせないようにできる上に、突部46の一定以上の圧縮変形後、側面38への側面21の接触又は側面39への側面22の接触が生じて突部46のそれ以上の圧縮変形を抑止できる結果、突部46の夫々のクリープによるへたりを防止でき、突部13及び18と突部46とのR方向における側面21及び22並びに23及び24と側面47及び48との互いの接触を長期に亘って維持でき、ステアリング軸4と回転軸2との間にR方向についてのガタが生じ難いことになる。そして、回転伝達部材6は、ステアリングホイールの運転者による手動操作でステアリング軸4がR方向に回転されると共に電動モータの作動で回転軸2がR方向に回転されてステアリング軸4に対して回転軸2が一定以上、すなわち幅Dと幅dとの差の半分程度以上にR方向に相対回転されようとする場合には、側面38への側面21の接触又は側面39への側面22の接触に基づく突部13による突部35のR方向への押圧でもって斯かる一定以上のR方向の相対回転に応答して回転軸2のR方向の回転をステアリング軸4に伝達してステアリング軸4の回転を補助するようになる。
以上のように軸連結機構1によれば、回転伝達部31及び32間に配されている回転伝達緩衝部材7がA方向において回転伝達部31及び32の突部35間の夫々に配されていると共に突部35の夫々のR方向の幅dよりも大きな幅Dをもった突部46を有しており、回転伝達緩衝部材7の各突部46が回転伝達部31及び32の突部35の夫々の剛性よりも小さな剛性を有している結果、回転軸2のR方向の回転のステアリング軸4への伝達が回転伝達緩衝部材7の突部46の弾性変形を介して行われるために、回転軸2のR方向の微小な回転のステアリング軸4への伝達を回転伝達緩衝部材7の突部46の弾性変形で低減又は阻止できると共に回転軸2のステアリング軸4に対する大きなR方向の相対回転のステアリング軸4への伝達を回転伝達緩衝部材7の突部46よりも大きな剛性を有している回転伝達部材6の突部35を介してそのまま行い得、しかも、ステアリング軸4に対する回転軸2のR方向の一定以上の相対回転では大きい剛性をもった回転伝達部材6の突部35で回転伝達緩衝部材7の突部46の大きな弾性変形を阻止できるために、回転伝達緩衝部材7に対して柔軟性のある剛性の小さい樹脂材料を用いてもクリープによる回転伝達緩衝部材7の突部46の永久的な変形を低減でき、その上、回転伝達部材6がA方向において間隔をもって配された一対の回転伝達部31及び32と一対の回転伝達部31及び32を相互に結合する内側中央部33とを一体的に有していると共に回転伝達部材6に対する回転伝達緩衝部材7のR方向の位置を保持する保持手段8が設けられているために、回転伝達部材6の一体成形化が可能となる上に、組み付け性を向上でき、而して、電動モータの反転時の衝撃、ブラシ振動のステアリングホイールへの伝達を低減できる上に回転軸2及びステアリング軸4間のR方向についてのガタをなくし得て、操舵感覚を不快にさせないと共に耐久性に優れ特性の安定したものとし得る。
また軸連結機構1によれば、保持手段8により回転伝達緩衝部材7が回転伝達部6に対してR方向に関して位置決めされているために、回転軸2及びステアリング軸4の相対的なR方向の両方の回転に対して回転伝達緩衝部材7による効果を均等に得ることができる。
上記の例の軸連結機構1は、一個の回転伝達緩衝部材7からなっているが、これに代えて、二個以上の回転伝達緩衝部材7からなっていてもよく、回転伝達部材6もまた二個以上からなっていてもよい。また、連結基体3及び5の突部13及び18、回転伝達部材6の突部35、回転伝達緩衝部材7の突部46並びに保持手段8の突起57及び孔58は、上記の個数に限らないのである。
保持手段8としては、上記のように内側中央部33と外側中央部45との間に設けられたものに限らないのであって、例えば、図13から図18に示すように、保持手段8は、回転伝達部材6の各突部35と回転伝達緩衝部材7の各突部46との相互に対面する両面49及び50のうちの一方の面50に設けられた円柱状の突起71と、回転伝達部材6の各突部35と回転伝達緩衝部材7の各突部46との相互に対面する両面49及び50のうちの他方の面49に設けられていると共に突起71が嵌合した円柱状の孔72とを具備していてもよい。斯かる回転伝達部31及び32の各突部35と回転伝達緩衝部材7の各突部46との間に設けられている保持手段8において、突起71は、各突部46のA方向の二つの面(表裏面)50に一体的に設けられており、突起71が嵌合した孔72は、各突部35のA方向の二つの面(表裏面)49に設けられている。
図13から図18に示す保持手段8によっても、回転伝達部材6に対する回転伝達緩衝部材7のR方向の位置を保持することができる上に、本例の保持手段8では、回転伝達部材6の各突部35に対する回転伝達緩衝部材7の各突部46のR方向の位置を保持することができる結果、回転軸2及びステアリング軸4の相対的なR方向の両方の回転に対して回転伝達緩衝部材7による効果をより均等に得ることができる。
更に保持手段8は、上記のような突起57又は71と孔58又は72とを具備したものに代えて、図19及び図20に示すように、回転伝達部材6の突部35と回転伝達緩衝部材7の突部46との相互に対面する両面49及び50を溶着させてなる溶着部75を具備したものであってもよい。溶着部75は、回転伝達部材6と回転伝達緩衝部材7とを互いに熱溶着し易い材料から二色成形又はインサート成形することにより得ることができる。図19及び図20に示す保持手段8では、突起57又は71及び孔58又は72を設けないために成形が容易となる。回転伝達部31及び32の突部35と回転伝達緩衝部材7の突部46との間に設けられている斯かる溶着部75を内側中央部33と外側中央部45との間の相互接触面に設けてもよい。
以上の軸連結機構1は、一対の回転伝達部31及び32を一体的に有した回転伝達部材6と、回転伝達部31及び32間に配された回転伝達緩衝部材7とを具備しているが、これに代えて、図21から図26に示すような回転伝達部31を有した回転伝達部材6と回転伝達部材6に重ね合わされた回転伝達緩衝部材7と保持手段8とを具備した軸連結機構1であってもよい。図21から図26において、ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂等から一体に形成されている剛性の回転伝達部材6は、回転伝達部31及び環状の中央部33aを一体的に有しており、回転伝達部材6よりも小さな剛性を有すると共に弾性変形可能であってウレタンゴム、シリコーンゴム、ポリエステルエラストマー等のゴム弾性体から一体形成されている回転伝達緩衝部材7は、回転伝達部材6にA方向において重ね合わされており、保持手段8は、回転伝達部材6に対する回転伝達緩衝部材7のR方向の位置を保持するようになっており、回転伝達部31は、R方向において45°の等角度間隔で互いに離間していると共に中央部33aから径方向に伸びて中央部33aに一体的に設けられた八個の突部35を有しており、各突部35は、R方向において一対の剛性回転伝達面としての側面38及び39を有しており、回転伝達緩衝部材7は、中央部33aにA方向において重ね合わされた環状の中央部45aと、A方向において回転伝達部材6の突部35に重ね合わされていると共に回転伝達部材6の突部35におけるR方向の幅dよりも大きな幅Dを有しており、且つ、中央部45aに一体的に形成されていると共に中央部45aから径方向に伸びている八個の突部46とを有しており、突部35と同数であってR方向において45°の等角度間隔で互いに離間して配された回転伝達緩衝部材7の各突部46は、回転伝達部材6の各突部35の剛性よりも小さな剛性を有すると共に弾性変形可能であり、R方向において側面47及び48を有しており、回転伝達緩衝部材7は、回転伝達部31のA方向の平坦な面49に対面する面50で平坦になっており、保持手段8は、中央部33aと中央部45aとの間及び回転伝達部31の突部35と回転伝達緩衝部材7の突部46との間の少なくとも一方の間、本例では、回転伝達部31の突部35と回転伝達緩衝部材7の突部46との間に設けられている。
図21から図26において、保持手段8は、回転伝達部材6の突部35と回転伝達緩衝部材7の突部46との相互に対面する両面49及び50のうちの一方の面50にR方向において等角度間隔で互いに離間して設けられた八個の突起71と、回転伝達部材6の突部35と回転伝達緩衝部材7の突部46との相互に対面する両面49及び50のうちの他方の面49にR方向において等角度間隔で互いに離間して設けられていると共に突起71が嵌合した孔72とを具備している。
図21から図26に示す回転伝達部材6、回転伝達緩衝部材7及び保持手段8は、図1から図3並びに図5及び図6に示す連結基体3及び5と共に用いられ、斯かる回転伝達部材6、回転伝達緩衝部材7及び保持手段8を具備した軸連結機構1は、上記と同様にして回転軸2のR方向の回転をステアリング軸4に伝達するように回転軸2及びステアリング軸4の間に配されて回転軸2及びステアリング軸4を連結する。
図21から図26に示す例においても、保持手段8は、中央部33a及び45aとの相互に対面する両面49及び50のうちの一方の面に設けられた突起と、中央部33a及び45aの相互に対面する両面49及び50のうちの他方の面に設けられていると共に突起が嵌合した孔とを具備していてもよく、また、突部35及び46の相互に対面する両面49及び50及び中央部33a及び45aの相互に対面する両面49及び50の少なくとも一方において溶着部を具備していてもよい。
本発明の実施の形態の好ましい例の正面図である。 図1に示す例の一部破断正面図である。 図1に示す例のIII−III線矢視断面図である。 図1に示す例の回転伝達部材と回転伝達緩衝部材との組合せ体の右側面図である。 図1に示す例の回転軸側の連結基体の右側面図である。 図1に示す例のステアリング軸側の連結基体の左側面図である。 図1に示す例の回転伝達部材の右側面図である。 図7に示す回転伝達部材の平面図である。 図7に示す回転伝達部材のIX−IX線矢視断面図である。 図8に示す回転伝達部材のX−X線矢視断面図である。 図1に示す例の回転伝達緩衝部材の右側面図である。 図11に示す回転伝達緩衝部材のXII−XII線矢視断面図である。 図1に示す例に適用できる回転伝達部材と回転伝達緩衝部材との組合せ体の他の例の右側面図である。 図13に示す組合せ体のXIV−XIV線矢視断面図である。 図13に示す回転伝達部材の右側面図である。 図15に示す回転伝達部材のXVI−XVI線矢視断面図である。 図13に示す回転伝達緩衝部材の右側面図である。 図17に示す回転伝達緩衝部材のXVIII−XVIII線矢視断面図である。 図1に示す例に適用できる回転伝達部材と回転伝達緩衝部材との組合せ体の更に他の例の右側面図である。 図19に示す組合せ体のXX−XX線矢視断面図である。 図1に示す例に適用できる回転伝達部材と回転伝達緩衝部材との組合せ体の更に他の例の右側面図である。 図21に示す組合せ体のXXII−XXII線矢視断面図である。 図21に示す回転伝達部材の右側面図である。 図23に示す回転伝達部材のXXIV−XXIV線矢視断面図である。 図21に示す回転伝達緩衝部材の右側面図である。 図25に示す回転伝達緩衝部材のXXV−XXV線矢視断面図である。
符号の説明
1 軸連結機構
2 回転軸
3、5 連結基体
4 ステアリング軸
6 回転伝達部材
7 回転伝達緩衝部材
8 保持手段

Claims (13)

  1. 一方の回転軸の回転を他方の回転軸に伝達するように二つの回転軸の間に配されて二つの回転軸を連結する軸連結機構であって、軸方向において間隔をもって配された一対の回転伝達部及びこの一対の回転伝達部を相互に結合する内側中央部を一体的に有した回転伝達部材と、この一対の回転伝達部間に配されている回転伝達緩衝部材と、回転伝達部材に対する回転伝達緩衝部材の軸心周りの方向の位置を保持する保持手段とを具備しており、一対の回転伝達部の夫々は、軸心周りの方向において互いに離間していると共に径方向に伸びた少なくとも一対の第一の突部を有しており、回転伝達緩衝部材は、回転伝達部材の内側中央部に外装された外側中央部と、軸方向における一対の回転伝達部のうちの一方の回転伝達部の一対の第一の突部及び一対の回転伝達部のうちの他方の回転伝達部の一対の第一の突部間に配されていると共にこれら各対の第一の突部における軸心周りの方向の幅よりも大きな幅を有しており、且つ、外側中央部に一体的に形成されていると共に当該外側中央部から径方向に伸びている一対の第二の突部とを有しており、の一対の第二の突部は、回転伝達部の夫々の一対の第一の突部の剛性よりも小さな剛性を有すると共に弾性変形可能であり、保持手段は、回転伝達部材の内側中央部と回転伝達緩衝部材の外側中央部との間及び回転伝達部の第一の突部と回転伝達緩衝部材の第二の突部との間の少なくとも一方の間に設けられている軸連結機構。
  2. 保持手段は、回転伝達部材の内側中央部と回転伝達緩衝部材の外側中央部との相互に対面する両面のうちの一方の面に設けられた突起と、当該内側中央部と当該外側中央部との相互に対面する両面のうちの他方の面に設けられていると共に突起が嵌合した孔とを具備している請求項1に記載の軸連結機構。
  3. 保持手段は、回転伝達部材の内側中央部と回転伝達緩衝部材の外側中央部との相互に対面する両面における溶着部を具備している請求項1又は2に記載の軸連結機構。
  4. 保持手段は、回転伝達部の第一の突部と回転伝達緩衝部材の第二の突部との相互に対面する両面のうちの一方の面に設けられた突起と、この突起が嵌合していると共に回転伝達部の第一の突部と回転伝達緩衝部材の第二の突部との相互に対面する両面のうちの他方の面に設けられている孔とを具備している請求項1から3のいずれか一項に記載の軸連結機構。
  5. 保持手段は、回転伝達部の第一の突部と回転伝達緩衝部材の第二の突部との相互に対面する両面における溶着部を具備している請求項1から4のいずれか一項に記載の軸連結機構。
  6. 一方の回転軸の回転を他方の回転軸に伝達するように二つの回転軸の間に配されて二つの回転軸を連結する軸連結機構であって、回転伝達部及び中央部を一体的に有した回転伝達部材と、この回転伝達部材に軸方向において重ね合わされた回転伝達緩衝部材と、回転伝達部材に対する回転伝達緩衝部材の軸心周りの方向の位置を保持する保持手段とを具備しており、回転伝達部材の回転伝達部は、軸心周りの方向において互いに離間していると共に回転伝達部材の中央部から径方向に伸びた少なくとも一対の第一の突部を有しており、回転伝達緩衝部材は、回転伝達部材の中央部に軸方向において重ね合わされた他の中央部と、軸方向において回転伝達部の第一の突部に重ね合わされていると共に回転伝達部の第一の突部における軸心周りの方向の幅よりも大きな幅を有しており、且つ、他の中央部に一体的に形成されていると共に当該他の中央部から径方向に伸びている一対の第二の突部とを有しており、の一対の第二の突部は、回転伝達部の一対の第一の突部の剛性よりも小さな剛性を有すると共に弾性変形可能であり、保持手段は、回転伝達部材の中央部と回転伝達緩衝部材の他の中央部との間及び回転伝達部の第一の突部と回転伝達緩衝部材の第二の突部との間の少なくとも一方の間に設けられている軸連結機構。
  7. 保持手段は、回転伝達部材の中央部と回転伝達緩衝部材の他の中央部との相互に対面する両面のうちの一方の面に設けられた突起と、当該中央部と当該他の中央部との相互に対面する両面のうちの他方の面に設けられていると共に突起が嵌合した孔とを具備している請求項6に記載の軸連結機構。
  8. 保持手段は、回転伝達部材の中央部と回転伝達緩衝部材の他の中央部との相互に対面する両面における溶着部を具備している請求項6又は7に記載の軸連結機構。
  9. 保持手段は、回転伝達部の第一の突部と回転伝達緩衝部材の第二の突部との相互に対面する両面のうちの一方の面に設けられた突起と、この突起が嵌合していると共に回転伝達部の第一の突部と回転伝達緩衝部材の第二の突部との相互に対面する両面のうちの他方の面に設けられている孔とを具備している請求項6から8のいずれか一項に記載の軸連結機構。
  10. 保持手段は、回転伝達部の第一の突部と回転伝達緩衝部材の第二の突部との相互に対面する両面における溶着部を具備している請求項6から9のいずれか一項に記載の軸連結機構。
  11. 一方の回転軸に連結される一方の連結基体と、他方の回転軸に連結される他方の連結基体とを具備しており、一方の連結基体は、基部と、この基部から軸方向に一体的に突出した突部とを具備しており、他方の連結基体は、基部と、この基部から軸方向に一体的に突出した突部とを具備しており、一方の連結基体の突部と他方の連結基体の突部とは、回転伝達部の第一の突部及びこの第一の突部に軸方向において重ね合わされた回転伝達緩衝部材の第二の突部の夫々を軸心周りの方向において挟んで交互に配されている請求項1から10のいずれか一項に記載の軸連結機構。
  12. 一方及び他方の連結基体の突部は、軸心周りの方向のその各側面で、両回転軸の一定以下の相対回転では軸心周りの方向において対面する回転伝達緩衝部材の第二の突部の軸心周りの方向の側面に接触している一方、軸心周りの方向において対面する回転伝達部の第一の突部の軸心周りの方向の側面に、両回転軸の一定以下の相対回転では非接触となり、両回転軸の一定以上の相対回転では接触するようになっている請求項11に記載の軸連結機構。
  13. 電動式パワーステアリング装置用の軸連結機構であって、一方の回転軸は、電動モータの出力回転軸に連結されるようになっており、他方の回転軸は、自動車のステアリング軸に連結されるようになっている請求項1から12のいずれか一項に記載の軸連結機構。
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