JP4990751B2 - 画像処理装置、画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、多値画像データを圧縮する圧縮形式に基づく符号化処理及び2値画像データを圧縮する圧縮形式に基づく符号化処理が実行可能な画像処理装置、及び該画像処理装置を備えた画像読取装置に関するものである。
従来、カラーデジタル複写機において、画像読取部により読み取られた画像がモノクロ(白黒)画像であるかカラー画像であるかをACS(Auto Color Selection)処理により自動的に判別する技術が搭載されているものがある。さらに、当該複写機が外部機器(例えばパーソナルコンピュータ(以下、PCという))に画像データを送信する場合において、前記ACS処理の結果、前記画像がモノクロ画像であると判定したときに、2値の画像データを圧縮するMMR(Modified Modified Read)圧縮方式で符号化処理を行うか、多値の画像データを圧縮するJPEG圧縮方式で符号化処理を行うかをユーザが選択できる機能が搭載された複写機も商品化されている。
一方、下記特許文献1には、ACS処理では赤と黒との2色で構成された2色原稿であるか否かの判定は行わないことに起因して、ACSモード時には2色原稿であってもフルカラーモードと同一処理を行っていたという問題点に鑑み、画像データのカラー情報から、フルカラー原稿、ブラック原稿及び2色原稿のいずれであるかを、ヒストグラム情報と色差レベル情報とを用いて判定し、その判定結果に応じた画像処理を実行する技術が開示されている。
特開2007−97169号公報
ところで、前記画像がモノクロ画像である場合に、符号化処理の種類をユーザが選択できる機能が搭載された前記複写機においては、次のような問題点があった。
すなわち、MMR圧縮方式に基づく符号化処理は、通常、前記画像データのファイルの容量(サイズ)を小さくするために選択されるものであるが、中間調の画像を構成する画像データが多く存在する画像データに対してMMR圧縮方式で符号化処理が選択された場合、ファイルサイズが原画像データをそのままファイル化したファイルのサイズより大きくなり、場合によっては、JPEG圧縮方式の符号化処理で圧縮する場合よりもファイルサイズが大きくなることもあった。
例えば、原稿の用紙が藁半紙である場合、該用紙は全体的に色味を有しており、且つ、該用紙自体の色分布が一様ではなく微細な変化がある。このような用紙からなる原稿に対して読取動作を行った場合、画像以外の背景部分から得られる画像データは一定でない。原稿の用紙が所謂普通紙である場合には、画像以外の背景部分から得られる画像データは一定となるため大きな圧縮率で圧縮できるが、前述のように原稿の用紙が例えば藁半紙である場合に得られる画像データは一定でないため、非常に小さい圧縮率でしか圧縮することができず、更に、画像データが一定でないことに起因して別途生成すべきデータが生じる結果、ファイルサイズが原画像データをそのままファイル化したファイルのサイズより大きくなるという場合が生じていた。
また、MMR圧縮方式に代えて高圧縮PDFと呼ばれる圧縮方式も採用可能ではあるが、この場合、高圧縮PDFは、文字画像や罫線以外の画像はJPEG画像として判定するため、ファイルが大きくなる可能性がある。また、高圧縮PDFは、ハードウェアやソフトウェアの追加が必要になったり、ソフトウェアを追加した場合、該ソフトウェアによる処理時間の増大を招来したりする。
さらに、一旦、JPEG圧縮方式で符号化処理を行い、該符号化処理後の画像データを前記PCに送信し、該PCにおいて前記符号化処理後の画像データに対してファイル形式の変換(2値画像データへの変換)を行うように構成することも考えられるが、この場合、文字情報など周波数成分が比較的高いデータがPCにおける前記ファイル形式の変換処理時に失われ、画像の画質が低下する虞がある。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、処理対象の画像がモノクロ画像である場合に、画像の画質低下をできるだけ回避又は抑制しつつ、ファイルサイズをより小さくすることのできる画像処理装置及び画像読取装置を提供することを目的とする。
請求項に記載の発明は、多値画像データを圧縮する第1の圧縮形式に基づく第1の符号化処理と、2値画像データを圧縮する第2の圧縮形式に基づく第2の符号化処理と、前記第2の圧縮形式より高い圧縮率で2値画像データを圧縮する第3の圧縮形式に基づく第3の符号化処理とが実行可能な画像処理装置であって、取得した画像データにより構成される画像がモノクロ画像であるか否かを判別する判別処理を行う判別部と、前記判別部により前記画像がモノクロ画像であると判別されると、該モノクロ画像を構成する画像データに対して前記第1の符号化処理を行う第1の符号化処理部と、前記モノクロ画像を構成する画像データに対して前記第2の符号化処理を行う第2の符号化処理部と、前記判別部により前記画像がモノクロ画像であると判別されると、該モノクロ画像を構成する画像データに対して前記第3の符号化処理を行う第3の符号化処理部と、前記第1の符号化処理部による第1の符号化処理後の画像データのデータ量を第1のデータ量とするとともに、前記第3の符号化処理部による第3の符号化処理後の画像データのデータ量又は該データ量に関連するデータ量を第2のデータ量としたとき、前記第1のデータ量と第2のデータ量との大小を比較する比較処理を行うデータ量比較部と、前記データ量比較部により前記第1のデータ量が前記第2のデータ量より小さいと判断されたときには、前記第1の符号化処理部による第1の符号化処理後の画像データをファイル化し、前記データ量比較部により前記第2のデータ量が前記第1のデータ量より小さいと判断されたときには、前記第2の符号化処理部に前記第2の符号化処理を行わせ、該処理後の画像データをファイル化するファイル生成部とを備える画像処理装置である。
この発明によれば、前記判別部により前記画像がモノクロ画像であると判別された場合に、前記第1の符号化処理部による第1の符号化処理後の画像データのデータ量(第1のデータ量)と、前記第3の符号化処理部による第3の符号化処理後の画像データのデータ量又は該データ量に関連するデータ量(第2のデータ量)との大小が比較され、前記第1のデータ量が前記第2のデータ量より小さいときには、前記第1の符号化処理部による第1の符号化処理後の画像データがファイル化され、前記第2のデータ量が前記第1のデータ量より小さいときには、前記第2の符号化処理部に前記第2の符号化処理を行わせ、該処理後の画像データがファイル化される。
すなわち、モノクロ画像を構成する画像データに対して符号化処理を行う場合、2値画像データを圧縮する前記第2の符号化処理の方が、多値画像データを圧縮する前記第1の符号化処理より適しているが、前記第1の符号化処理後の画像データのデータ量が、前記第3の符号化処理後の画像データのデータ量より小さい場合には、前記第1の符号化処理後の画像データがファイル化されることにより、該モノクロ画像のファイルの容量(ファイルサイズ)を、前記第2の符号化処理後の画像データをファイル化する場合より小さくすることができる。
一方、前記第3の符号化処理後の画像データのデータ量が、前記第1の符号化処理後の画像データのデータ量より小さい場合には、モノクロ画像を構成する画像データに対して符号化処理を行う場合に、その符号化処理として好適な第2の符号化処理が採用される。
これにより、画像がモノクロ画像である場合に、該画像の画質低下をできるだけ回避又は抑制しつつ、該画像をファイル化してなるファイルの容量(ファイルサイズ)をより小さくすることができる。
特に、本発明においては、前記第2の符号化処理より汎用性が低く、圧縮率が前記第2の圧縮形式より高い第3の符号化処理が存在する場合に、一旦、前記モノクロ画像を構成する画像データに対して前記第3の符号化処理を行って前記比較処理を実行し、第3の符号化処理後の画像データのデータ量が、第1の符号化処理後の画像データのデータ量より小さいときには、前記第2の符号化処理部に前記第2の符号化処理を行わせて、該処理後の画像データをファイル化することで、請求項1に記載の発明に比して、前記比較処理を始めとする各種処理の対象を、より小さいサイズの画像データにすることができ、前記処理に要する時間や負担を軽減することが可能となり、且つ、生成したファイルを当該画像処理装置から外部機器に送信する構成の場合に、より多くの外部機器において、該ファイル内の画像データに対して各種の画像処理を施すことができる。
そして、請求項に記載の発明のように、前記第1の圧縮形式をJPEG圧縮形式とし、前記第2の圧縮形式をMMR圧縮形式とし、前記第3の圧縮形式をJBIG圧縮形式としたものにおいて、請求項記載の発明が特に有効なものとなる。
請求項に記載の発明は、請求項またはに記載の画像処理装置において、前記第1符号化処理部及び前記第3の符号化処理部は、同一のASICを用いて実現されており、前記ASICは、前記第1の符号化処理と前記第3の符号化処理とを順次実行し、前記第1の符号化処理後の画像データと前記第3の符号化処理後の画像データとを前記データ量比較部に向けて順次又は同時に出力するものである。
この発明によれば、前記第1符号化処理部の処理と前記第3符号化処理部の処理とを異なるASICに行わせる構成に比して、ASICの数を少なくできる分、コストダウンや装置の小型化を図ることができる。
請求項に記載の発明は、請求項1ないしのいずれかに記載の画像処理装置において、前記判別部により前記画像がモノクロ画像であると判別された場合に、ファイル化する対象の画像データを、前記第1の符号化処理部による前記第1の符号化処理後の画像データと前記2の符号化処理部による前記第2の符号化処理後の画像データとの一方を選択する入力を行うための入力操作部を更に備え、前記ファイル生成部は、前記入力操作部により画像データが選択された場合、前記データ量比較部による比較結果に関係なく、前記入力操作部により選択された画像データをファイル化するものである。
この発明によれば、圧縮形式を自動的に設定する機能と、採用する圧縮形式をユーザが決定する機能とをユーザの要求に応じて使い分けることが可能となり、高い利便性を有する画像処理装置を実現することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1ないしのいずれかに記載の画像処理装置において、前記判別処理を、ACS処理としたものである。
請求項に記載の発明は、原稿の画像を読み取る画像読取部と、請求項1ないしのいずれかに記載の画像処理装置とを備え、前記画像処理装置は、前記画像読取部の読取動作により得られた画像データをファイル化するものである画像読取装置である。
本発明によれば、前記画像読取装置において、請求項1ないしのいずれかに記載の発明による作用が得られる。
本発明によれば、処理対象の画像がモノクロ画像である場合に、画像の画質低下をできるだけ回避又は抑制しつつ、ファイルサイズをより小さくすることができる。
以下、本発明に係る画像形成装置の一実施形態である複合機を第1の実施形態として図面に基づき説明する。図1は、複合機の内部構成を概略的に示す側面図である。複合機1は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能等の機能を兼ね備えたものであり、本体部2と、本体部2の左方に配設されたスタックトレイ3と、本体部2の上部に配設された原稿読取部4と、原稿読取部4の上方に配設された原稿給送部5とを有している。
また、複合機1のフロント部には、操作部6が設けられている。この操作部6には、ユーザが印刷実行指示を入力するためのスタートキー7と、印刷部数等を入力するためのテンキー8と、各種複写動作の操作ガイド情報等を表示し、これら各種設定入力用にタッチパネル機能を有する液晶ディスプレイ等からなる表示部9と、表示部9で設定された設定内容等をリセットするリセットキー10と、実行中の印刷(画像形成)動作を停止させるためのストップキー11と、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能を切り換えるための機能切換キー12とが備えられている。
原稿読取部4は、CCD(Charge Coupled Device)センサ及び露光ランプ等からなるスキャナ部13と、ガラス等の透明部材により構成された原稿台14及び原稿読取スリット15とを備える。スキャナ部13は、図略の駆動部によって移動可能に構成され、原稿台14に載置された原稿を読み取るときは、原稿台14に対向する位置で原稿面に沿って移動され、原稿画像を走査しつつ取得した画像データを制御部35(図2)へ出力する。また、原稿給送部5により給送された原稿を読み取るときは、原稿読取スリット15と対向する位置に移動され、原稿読取スリット15を介して原稿給送部5による原稿の搬送動作と同期して原稿の画像を取得し、その画像データを制御部35へ出力する。
原稿給送部5は、原稿を載置するための原稿載置部16と、画像読み取り済みの原稿を排出するための原稿排出部17と、原稿載置部16に載置された原稿を1枚ずつ繰り出して原稿読取スリット15に対向する位置へ搬送し、原稿排出部17へ排出するための給紙ローラや搬送ローラ(図示せず)等からなる原稿搬送機構18を備える。原稿搬送機構18は、さらに原稿を表裏反転させて原稿読取スリット15と対向する位置へ再搬送する用紙反転機構(図示せず)を備え、原稿の両面の画像を、原稿読取スリット15を介してスキャナ部13から読取可能にしている。
また、原稿給送部5は、その前面側が上方に移動可能となるように本体部2に対して回動自在に設けられている。原稿給送部5の前面側を上方に移動させて原稿台14の上面を開放することにより、原稿台14の上面に読み取り原稿、例えば見開き状態にされた書籍等を操作者が載置できるようになっている。
本体部2は、複数の給紙カセット19と、給紙カセット19から記録紙を1枚ずつ繰り出して画像形成部21へ搬送する給紙ローラ20と、給紙カセット19から搬送されてきた記録紙に画像を形成する画像形成部21とを備える。
画像形成部21は、スキャナ部13で取得された画像データに基づきレーザ光等を出力して感光体ドラム22を露光する光学ユニット23と、感光体ドラム22上にトナー像を形成する現像部24と、感光体ドラム22上のトナー像を記録紙に転写する転写部25と、トナー像が転写された記録紙を加熱してトナー像を記録紙に定着させる一対のローラ26,27からなる定着装置28と、画像形成部21内の用紙搬送路中に設けられ、記録紙をスタックトレイ3又は排出トレイ29まで搬送する搬送ローラ対30,31等とを備える。
また、記録紙の両面に画像を形成する場合は、画像形成部21で記録紙の一方の面に画像を形成した後、この記録紙を排出トレイ29側の搬送ローラ対30にニップされた状態とする。この状態で搬送ローラ対30を反転させて記録紙をスイッチバックさせ、記録紙を用紙搬送路32に送って画像形成部21の上流域に再度搬送し、画像形成部21により他方の面に画像を形成した後、記録紙をスタックトレイ3又は排出トレイ29に排出する。
図2は、複合機1の電気的な構成を示すブロック図である。尚、図1に示した各部と同一のものには同一の符号を付して詳細な説明は省略する。複合機1は、原稿読取部4、原稿給送部5、操作部6、画像形成部21、画像処理部33、通信部34及び制御部35を備えて構成される。なお、原稿読取部4、原稿給送部5、操作部6及び画像形成部21は、図1に示すものにそれぞれ相当している。
画像処理部33は、画像データに関する各種画像処理を行うものである。例えば、画像処理部33は、原稿読取部4によって取得された画像データや、ネットワーク接続されたパーソナルコンピュータ、公衆回線で接続されたファクシミリ装置等から通信部34を介して転送されてくる画像データに対して、レベル補正、ガンマ補正等の補正処理、画像データの圧縮又は伸長処理、拡大又は縮小処理などの画像加工処理を行う。
通信部34は、ネットワークインターフェースを用い、ネットワークを介して接続されたコンピュータやファクシミリ装置等の外部装置との間で種々のデータの送受信を行うものである。
制御部35は、複合機1の全体動作制御を司るものであり、CPU等によって構成される。原稿読取部4、原稿給送部5、操作部6、画像形成部21、画像処理部33、通信部34は、制御部35による制御の下で動作する。制御部35は、ユーザから操作部6に入力された各種の指示信号等に応じて、図略のROM又はHDDに記憶されている動作制御プログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示信号の出力、データ転送等を行って複合機1を統括的に制御する。
また、制御部35は、原稿読取部4の読取動作で得られた画像データをファイル化して、当該複合機1に接続されたコンピュータ等に送信する場合に、このファイル化に関する機能として、ACS部36と、第1符号化処理部37と、第2符号化処理部38と、データ量比較部39と、第3符号化処理部40と、ファイル生成部41とを備える。なお、第2符号化処理部38及び第3符号化処理部40の説明については、都合上、第3符号化処理部40から説明を行う。
ACS部36は、原稿読取部4によって読み取られた各頁の画像がモノクロ(白黒)画像であるかカラー画像であるかを判別する。ACS部36によるACS判定は、例えば以下のようにして行われる。
まず、ACS部36は、原稿読取部4によって読み取られた画像のデータについて、当該画像データの1画素毎に,それがカラー画素であるか白黒画素であるかを判定する。この判定方法は,前記画像データのR,G,B夫々の値や,判定対象画素周辺との彩差(色差)等により,前記画像データの各画素がカラーであるか白黒であるかを判定する周知の方法であるので詳細説明は省略する。ここで、ACS部36は、前記判定によりカラーと判定した場合、当該原稿におけるカラー画素数をカウントアップする。ACS部36は、当該カウントしたカラー画素数が予め設定された閾値に達すると、当該読み取られた原稿の画像がカラー画像であると判別する。また、ACS部36は、上記カラー画素又はモノクロ画素の判別対象となる残りの画素が全てカラー画素としてカウントしても上記閾値に達しないと判断すると、この時点で、当該読み取られた原稿の画像がモノクロ画像であると判別する。なお、当該ACS判定処理は、あくまでも一例であり、ACS部36によるACS判定を上記処理に限定するものではない。
第1符号化処理部37は、前記ACS部36により前記画像がカラー画像であると判別されたとき、該カラー画像を構成する画像データに対してJPEG圧縮形式の符号化処理を行い、また、前記ACS部36により前記画像がモノクロ画像であると判別されたとき、該モノクロ画像を構成する画像データに対してJPEG圧縮形式の符号化処理を行うものである。
第3符号化処理部40は、前記ACS部36により前記画像がモノクロ画像であると判別されたとき、該モノクロ画像を構成する画像データ(後述する誤差拡散処理後の画像データ)に対してJBIG(Joint Bi-level Image experts Group)圧縮形式の符号化処理を行うものである。JBIG圧縮形式は、ITU−T T.82 |ISO/IEC11544規定の2値画像圧縮方式であり、一般的に、MMR圧縮形式より圧縮率が高いが、汎用性はMMR圧縮形式より低い。
データ量比較部39は、前記ACS部36により前記画像がモノクロ画像であると判別された場合に、前記第1符号化処理部37による符号化処理後の画像データのデータ量と、前記第3符号化処理部40による符号化処理後の画像データのデータ量との大小を比較するものである。
第2符号化処理部38は、データ量比較部39により前記第3符号化処理部40による符号化処理後の画像データのデータ量が、前記第1符号化処理部37による符号化処理後の画像データのデータ量より小さいと判断された場合に、前記モノクロ画像を構成する画像データ(後述する誤差拡散処理後の画像データ)に対してMMR圧縮形式の符号化処理を行うものである。
ファイル生成部41は、前記第1〜第3符号化処理部37〜39による符号化処理後の画像データをファイル化するものである。
具体的には、ファイル生成部41は、前記ACS部36により前記画像がモノクロ画像であると判別された場合において、データ量比較部39により前記第3符号化処理部40による符号化処理後の画像データのデータ量が、前記第1符号化処理部37による符号化処理後の画像データのデータ量より小さいと判断されたときには、前記第2符号化処理部38に前記MMR圧縮形式の符号化処理を行わせ、該処理後の画像データをファイル化する。
また、ファイル生成部41は、前記ACS部36により前記画像がモノクロ画像であると判別された場合において、データ量比較部39により前記第3符号化処理部40による符号化処理後の画像データのデータ量が、前記第1符号化処理部37による符号化処理後の画像データのデータ量より大きいと判断された場合に、前記第1符号化処理部37による符号化処理後の画像データをファイル化する。
これは、MMR圧縮形式の符号化処理は、JBIG圧縮形式の符号化処理に比して圧縮率が低いものであることを考慮すると、JBIG圧縮形式の符号化処理後の画像データのデータ量が、JPEG圧縮形式の符号化処理後の画像データのデータ量より大きければ、MMR圧縮形式の符号化処理後の画像データのデータ量も、JPEG圧縮形式の符号化処理後の画像データのデータ量より大きくなると想定されることに基づき、できるだけ容量の小さいファイルを生成するために、前記第1符号化処理部37によるJPEG圧縮形式の符号化処理後の画像データをファイル化するようにしている。
なお、データ量比較部39により前記第3符号化処理部40による符号化処理後の画像データのデータ量が、前記第1符号化処理部37による符号化処理後の画像データのデータ量と同一である場合、本実施形態では、前記第1符号化処理部37による符号化処理後の画像データをファイル化する。
さらに、ファイル生成部41は、前記ACS部36により前記画像がカラー画像であると判別された場合には、前記第1符号化処理による符号化処理後の画像データをファイル化する。
図3は、制御部35による画像処理のフローチャートを示す図である。
図3に示すように、制御部35は、原稿読取部4の読取動作により得られた画像データ(原画像データ)を取得すると(ステップ♯1でYES)、この原画像データにより構成される画像がモノクロ画像であるか否かを判断する(ステップ♯2)。制御部35は、前記画像はモノクロ画像であると判断した場合には(ステップ♯2でYES)、前記原画像データに対してJPEG圧縮形式の符号化処理を実行するとともに、周知技術である誤差拡散処理及び該処理後の画像データに対するJBIG圧縮方式の符号化処理を実行する(ステップ♯3)。
次に、制御部35は、ステップ♯3においてJPEG圧縮方式の符号化処理で得られた画像データのデータ量が、ステップ♯3においてJBIG圧縮方式の符号化処理で得られた画像データのデータ量より大きいか否かを判断し(ステップ♯4)、大きくない、すなわち、ステップ♯3においてJPEG圧縮方式の符号化処理で得られた画像データが、ステップ♯3においてJBIG圧縮方式の符号化処理で得られた画像データのデータ量のデータ量以下であると判断すると(ステップ♯4でNO)、ステップ♯3のJPEG圧縮方式の符号化処理で得られた画像データをファイル化する(ステップ♯5)。
一方、制御部35は、ステップ♯3においてJPEG圧縮方式の符号化処理で得られた画像データのデータ量が、ステップ♯3においてJBIG圧縮方式の符号化処理で得られた画像データのデータ量より大きいと判断すると(ステップ♯4でYES)、前記誤差拡散処理及び該処理後の画像データに対するMMR圧縮方式の符号化処理を実行し(ステップ♯6)、この符号化処理後の画像データをファイル化する(ステップ♯7)。
また、制御部35は、ステップ♯2において取得した画像がカラー画像であると判断した場合には(ステップ♯2でNO)、JPEG圧縮方式の符号化処理を実行し(ステップ♯8)、この符号化処理後の画像データをファイル化する(ステップ♯9)。
以上のように、モノクロ画像を構成する画像データに対して符号化処理を行う場合、MMR圧縮形式の符号化処理の方がJPEG圧縮形式の符号化処理より適しているが、JBIG圧縮方式の符号化処理を行って得られた画像データのデータ量が、JPEG圧縮形式の符号化処理を行って得られる画像データのデータ量以上となるときには、JPEG圧縮形式の符号化処理を行って得られる画像データをファイル化するようにしたので、該モノクロ画像のファイルの容量(ファイルサイズ)を、前記MMR圧縮形式の符号化処理後の画像データをファイル化する場合より小さくすることができる。
また、JBIG圧縮方式の符号化処理を行って得られた画像データのデータ量が、JPEG圧縮形式の符号化処理を行って得られる画像データのデータ量より小さくなるときには、MMR圧縮形式の符号化処理を行って得られる画像データをファイル化するようにしたので、モノクロ画像を構成する画像データに対して符号化処理を行う場合に、その符号化処理として好適なMMR圧縮形式の符号化処理が採用され、適切な符号化処理を行うことができる。
これらの結果、処理対象の画像がモノクロ画像である場合に、画像の画質低下をできるだけ回避又は抑制しつつ、ファイルサイズをより小さくすることができる。
本件は、前記実施形態に代えて、或いは前記実施形態に加えて次のような変形形態も採用可能である。
[1]前記第1の実施形態においては、原稿読取部4の読取動作で得られた画像がモノクロ画像である場合において、JPEG圧縮方式による符号化処理後の画像データのデータ量と比較する対象を、JBIG圧縮方式による符号化処理後の画像データのデータ量そのものに設定したが、これに限らず、JBIG圧縮方式による符号化処理後の画像データのデータ量に予め定められた係数を乗算した値に設定してもよい。
或いは、JBIG圧縮方式による符号化処理後の画像データのような中間的な画像データを生成せずに、例えば図7に示すように、誤差拡散処理後の画像データから直接前記MMR圧縮方式による符号化処理後の画像データを生成して該画像データのデータ量を比較対象としてもよい。
図7に示す処理においては、制御部35は、原稿読取部4の読取動作により得られた画像データ(原画像データ)を取得すると(ステップ♯31でYES)、この原画像データにより構成される画像がモノクロ画像であるか否かを判断する(ステップ♯32)。制御部35は、前記画像はモノクロ画像であると判断した場合には(ステップ♯32でYES)、前記原画像データに対してJPEG圧縮形式の符号化処理を実行するとともに、周知技術である誤差拡散処理及び該処理後の画像データに対するMMR圧縮方式の符号化処理を実行する(ステップ♯33)。
次に、制御部35は、ステップ♯33においてJPEG圧縮方式の符号化処理で得られた画像データのデータ量が、ステップ♯33においてMMR圧縮方式の符号化処理で得られた画像データのデータ量より大きいか否かを判断し(ステップ♯34)、大きくない、すなわち、ステップ♯33においてJPEG圧縮方式の符号化処理で得られた画像データが、ステップ♯33においてMMR圧縮方式の符号化処理で得られた画像データのデータ量のデータ量以下であると判断すると(ステップ♯34でNO)、ステップ♯33のJPEG圧縮方式の符号化処理で得られた画像データをファイル化する(ステップ♯35)。
一方、制御部35は、ステップ♯33においてJPEG圧縮方式の符号化処理で得られた画像データのデータ量が、ステップ♯33においてMMR圧縮方式の符号化処理で得られた画像データのデータ量より大きいと判断すると(ステップ♯34でYES)、MMR圧縮方式の符号化処理後の画像データをファイル化する(ステップ♯36)。
また、制御部35は、ステップ♯32において取得した画像がカラー画像であると判断した場合には(ステップ♯32でNO)、JPEG圧縮方式の符号化処理を実行し(ステップ♯37)、この符号化処理後の画像データをファイル化する(ステップ♯38)。
ただし、前記第1の実施形態では、JBIG圧縮方式による符号化処理は、MMR圧縮方式による符号化処理より汎用性が低く且つ圧縮率が高いことから、一旦、誤差拡散処理後の画像データに対してJBIG圧縮方式による符号化処理を行って前記比較処理を実行し、この符号化処理後の画像データのデータ量が、JPEG圧縮方式による符号化処理後の画像データのデータ量より小さいときには、MMR圧縮方式による符号化処理を行って、該処理後の画像データをファイル化することで、前述のように誤差拡散処理後の画像データから直接前記MMR圧縮方式による符号化処理後の画像データを生成して該画像データのデータ量を比較対象とする構成に比して、前記比較処理を始めとする各種処理の対象を、より小さいサイズの画像データにすることができ、前記各種処理に要する時間や負担を軽減することが可能となり、且つ、生成したファイルを当該複合機1からパーソナルコンピュータ等の外部機器に送信する構成の場合に、より多くの外部機器において、該ファイル内の画像データに対して各種の画像処理を施すことができる。
さらに、他の圧縮方式(例えばMR圧縮方式)による符号化処理により画像データを生成して該画像データのデータ量を比較対象としてもよい。
[2]前記第1の実施形態又は変形形態[1]では、ファイル化する画像データを自動的に決定するようにしたが、この機能に加えて、ファイル化する画像データ或いは該画像データを生成する符号化処理の種類をユーザが設定する入力を行える機能を搭載するようにしてもよい。
すなわち、制御部35は、原画像データを取得すると、例えば図4に示すような入力画面を表示部9に表示する。この入力画面には、原稿束の中にモノクロの原稿が含まれている旨のメッセージと、「白黒グレー」ボタン91a、「白黒2階調」ボタン91b及び「自動設定」ボタン91cとが表示されている。「白黒グレー」ボタン91aが選択されると、モノクロ原稿の画像データに対してJPEG圧縮形式の符号化処理が行われて該処理後の画像データのファイルが生成され、「白黒2階調」ボタン91bが選択されると、モノクロ原稿の画像データに対してMMR圧縮形式の符号化処理が行われて該処理後の画像データのファイルが生成され、「自動設定」ボタン91cが選択されると、モノクロ原稿の画像データに対し、前記第1の実施形態における決定方法で複合機1が決定した方の圧縮形式の符号化処理が行われて該処理後の画像データのファイルが生成される。
このように、ユーザがファイル化する画像データ或いは該画像データを生成する符号化処理の種類を設定する入力を行える機能を更に搭載することで、圧縮形式を自動的に設定する機能と採用する圧縮形式をユーザが決定する機能とをユーザの要求に応じて使い分けることが可能となり、高い利便性を有する複合機を実現することができる。
[3]前記実施形態では、JPEG圧縮方式による符号化処理を第1符号化処理部37で実行し、JBIG圧縮方式による符号化処理を第3符号化処理部39で実行するようにしたが、図5に示すように、これらの符号化処理を1つの符号化処理部(以下、この符号化処理部を本実施形態における第1符号化処理部37’という)で実行するように構成した場合には、制御部35による画像処理は図6や図8に示すような処理が行われる。
図6に示すように、制御部35は、原稿読取部4の読取動作により得られた画像データ(原画像データ)を取得すると(ステップ♯11でYES)、この原画像データにより構成される画像がモノクロ画像であるか否かを判断する(ステップ♯12)。制御部35は、前記画像はモノクロ画像であると判断した場合には(ステップ♯12でYES)、前記原画像データに対してJPEG圧縮形式の符号化処理を実行する(ステップ♯13)。また、制御部35は、周知技術である誤差拡散処理及び該処理後の画像データに対するJBIG圧縮方式の符号化処理を実行する(ステップ♯14)。なお、以下のステップ♯15〜♯20の処理は、図3のフローチャートに示すステップ♯4〜♯9の処理と略同様であるから、説明を省略する。
図8に示す処理は、図6に示す処理のようにJBIG圧縮方式による符号化処理後の画像データのような中間的な画像データを生成せずに、誤差拡散処理後の画像データから直接前記MMR圧縮方式による符号化処理後の画像データを生成して該画像データのデータ量を比較対象とする処理であり、図8に示すように、制御部35は、ステップ♯41〜♯43で図6のフローチャートに示すステップ♯11〜♯13の処理と略同様の処理を実行し、周知技術である誤差拡散処理及び該処理後の画像データに対するMMR圧縮方式の符号化処理を実行する(ステップ♯44)。
制御部35は、ステップ♯43においてJPEG圧縮方式の符号化処理で得られた画像データのデータ量と、ステップ♯44においてMMR圧縮方式の符号化処理で得られた画像データのデータ量との大小を比較し(ステップ♯45)、ステップ♯43においてJPEG圧縮方式の符号化処理で得られた画像データが、ステップ♯44においてMMR圧縮方式の符号化処理で得られた画像データのデータ量のデータ量以下であると判断すると(ステップ♯45でNO)、ステップ♯43のJPEG圧縮方式の符号化処理で得られた画像データをファイル化する(ステップ♯46)。
一方、制御部35は、ステップ♯43においてJPEG圧縮方式の符号化処理で得られた画像データのデータ量が、ステップ♯44においてMMR圧縮方式の符号化処理で得られた画像データのデータ量より大きいと判断すると(ステップ♯45でYES)、MMR圧縮方式の符号化処理後の画像データをファイル化する(ステップ♯47)。
なお、制御部35は、ステップ♯41において取得した画像がカラー画像であると判断した場合には(ステップ♯42でNO)、ステップ♯48,♯49で図6のフローチャートに示すステップ♯19,♯20の処理と略同様の処理を実行する。
[4]JPEG圧縮方式による符号化処理と、JBIG圧縮方式による符号化処理とを同一のASICを用いて実行する構成とすることで、各符号化処理を異なるASICで実行する構成に比して、ASICの数を減らすことができる分、コストダウンや装置の小型化を図ることができる。
[5]前記第1の実施形態では、2値を超える多値の画像データの圧縮に用いられる圧縮形式としてJPEG圧縮形式を、また、2値の画像データの圧縮に用いられる圧縮形式としてJBIG圧縮形式やMMR圧縮形式をそれぞれ一例として挙げて説明を行ったが、圧縮形式はこれらに限られるものではなく、他の圧縮形式も採用可能である。
[6]本件の適用対象は、複合機に限定されるものではなく、スキャナ等の画像読取装置も含む。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例である複合機の内部構成を概略的に示す側面図である。 複合機の電気的な構成を示すブロック図である。 制御部による画像処理のフローチャートを示す図である。 ユーザがファイル化する画像データを生成する符号化処理の種類を設定する入力を行うための入力画面の一例を示す図である。 複合機の変形形態における電気的な構成を示すブロック図である。 変形形態における制御部による画像処理のフローチャートを示す図である。 変形形態における制御部による画像処理のフローチャートを示す図である。 変形形態における制御部による画像処理のフローチャートを示す図である。
符号の説明
36 ACS部
37,37’ 第1符号化処理部
38 第2符号化処理部
39 データ量比較部
40 第3符号化処理部
41 ファイル生成部

Claims (6)

  1. 多値画像データを圧縮する第1の圧縮形式に基づく第1の符号化処理と、2値画像データを圧縮する第2の圧縮形式に基づく第2の符号化処理と、前記第2の圧縮形式より高い圧縮率で2値画像データを圧縮する第3の圧縮形式に基づく第3の符号化処理とが実行可能な画像処理装置であって、
    取得した画像データにより構成される画像がモノクロ画像であるか否かを判別する判別処理を行う判別部と、
    前記判別部により前記画像がモノクロ画像であると判別されると、該モノクロ画像を構成する画像データに対して前記第1の符号化処理を行う第1の符号化処理部と、
    前記モノクロ画像を構成する画像データに対して前記第2の符号化処理を行う第2の符号化処理部と、
    前記判別部により前記画像がモノクロ画像であると判別されると、該モノクロ画像を構成する画像データに対して前記第3の符号化処理を行う第3の符号化処理部と、
    前記第1の符号化処理部による第1の符号化処理後の画像データのデータ量を第1のデータ量とするとともに、前記第3の符号化処理部による第3の符号化処理後の画像データのデータ量又は該データ量に関連するデータ量を第2のデータ量としたとき、前記第1のデータ量と第2のデータ量との大小を比較する比較処理を行うデータ量比較部と、
    前記データ量比較部により前記第1のデータ量が前記第2のデータ量より小さいと判断されたときには、前記第1の符号化処理部による第1の符号化処理後の画像データをファイル化し、前記データ量比較部により前記第2のデータ量が前記第1のデータ量より小さ
    いと判断されたときには、前記第2の符号化処理部に前記第2の符号化処理を行わせ、該処理後の画像データをファイル化するファイル生成部と
    を備える画像処理装置。
  2. 前記第1の圧縮形式は、JPEG圧縮形式であり、前記第2の圧縮形式は、MMR圧縮形式であり、前記第3の圧縮形式は、JBIG圧縮形式である請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1符号化処理部及び前記第3の符号化処理部は、同一のASICを用いて実現されており、前記ASICは、前記第1の符号化処理と前記第3の符号化処理とを順次実行し、前記第1の符号化処理後の画像データと前記第3の符号化処理後の画像データとを前記データ量比較部に向けて順次又は同時に出力する請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記判別部により前記画像がモノクロ画像であると判別された場合に、ファイル化する対象の画像データを、前記第1の符号化処理部による前記第1の符号化処理後の画像データと前記2の符号化処理部による前記第2の符号化処理後の画像データとの一方を選択する入力を行うための入力操作部を更に備え、
    前記ファイル生成部は、前記入力操作部により画像データが選択された場合、前記データ量比較部による比較結果に関係なく、前記入力操作部により選択された画像データをファイル化する請求項1ないし3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記判別処理は、ACS処理である請求項1ないし4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 原稿の画像を読み取る画像読取部と、
    請求項1ないし5のいずれかに記載の画像処理装置とを備え、
    前記画像処理装置は、前記画像読取部の読取動作により得られた画像データをファイル化するものである画像読取装置。
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