JP2006352275A - 画像読取装置、ファイル生成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 画像読取装置で読み取った原稿の画像データを、ホストコンピュータを介さずにユーザの希望する画像フォーマットに変換して記録するとともに、読み取る原稿および変換する画像フォーマットに応じたファイル生成処理を行なえるようにする。
【解決手段】 原稿を読み取り、読み取った画像データに基づくファイルを作成する画像読取装置であって、原稿のタイプと色モードの設定を受け付ける読み取りモード設定受付手段と、作成するファイルの画像フォーマットの設定を受け付ける画像フォーマット設定受付手段と、設定された原稿のタイプと色モードおよび画像フォーマットに基づいて、原稿の読み取り形式および画像データに施す圧縮方式とを定めるファイル生成管理手段と、前記定められた読み取り形式で読み取られた画像データを前記定められた圧縮方式で圧縮する圧縮手段と、前記圧縮された画像データを設定された画像フォーマットに変換するファイル記録手段とを備えることを特徴とする画像読取装置。
【選択図】 図1
【解決手段】 原稿を読み取り、読み取った画像データに基づくファイルを作成する画像読取装置であって、原稿のタイプと色モードの設定を受け付ける読み取りモード設定受付手段と、作成するファイルの画像フォーマットの設定を受け付ける画像フォーマット設定受付手段と、設定された原稿のタイプと色モードおよび画像フォーマットに基づいて、原稿の読み取り形式および画像データに施す圧縮方式とを定めるファイル生成管理手段と、前記定められた読み取り形式で読み取られた画像データを前記定められた圧縮方式で圧縮する圧縮手段と、前記圧縮された画像データを設定された画像フォーマットに変換するファイル記録手段とを備えることを特徴とする画像読取装置。
【選択図】 図1
Description
この発明は、画像読取装置に係り、特に、読み取った画像データを、ユーザの設定に基づく画像フォーマットのファイルに変換して格納する画像読取装置に関する。
従来、スキャナ装置等の画像読取装置は、ホストコンピュータに接続され、ホストコンピュータからの指示に基づいて、原稿の画像を読み取り、読み取った画像データをホストコンピュータに送信していた。そして、画像データを受信したホストコンピュータ上で画像データのファイル化等の各種の処理が行なわれていた。
近年では、画像読取装置と印刷装置とを一体化した、いわゆる複合装置が普及してきた。複合装置は、ホストコンピュータの周辺機器として、従来からの印刷装置、画像読取装置として機能するほか、スキャナ部で読み取った画像データホストコンピュータを介さずに印刷するコピー装置としても機能する。
特に、最近では、メモリカード等の可搬型の記録装置から読み込んだ画像データをホストコンピュータを介すことなく印刷するスタンドアローンの印刷装置として用いられることも多くなっている。
このように複合装置は、ホストコンピュータを介さないで用いられることが多くなっている。このため、画像読取装置として機能させた場合に、読み取った画像データを、ホストコンピュータを介さずにファイル化し、記録装置に格納することができれば便利である。特に、着脱可能な可搬型の記録装置として普及が進んでいるUSBメモリに読み取った画像データをファイル化して直接記録できるようになれば、より有用性が増す。
このとき、読み取った画像データをそのままのビットマップイメージで記録することも考えられるが、データサイズ、扱いやすさ等を考慮すると、JPEG、TIFF(商標)、PDF(商標)等のユーザが希望する画像フォーマットで記録できることが望ましい。
一方で、複合装置は、画像データに対する処理を行なうのに十分なメモリ容量を備えていないことも多く、また、生成するファイルの容量も必要以上のサイズにならないことが望ましい。このため、読み取る原稿および生成するファイルの画像フォーマットに応じたファイル生成処理を行なうことが望ましい。
本発明は、画像読取装置で読み取った原稿の画像データを、ホストコンピュータを介さずにユーザの希望する画像フォーマットに変換して記録するとともに、読み取る原稿および変換する画像フォーマットに応じたファイル生成処理を行なえるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の態様である画像読取装置は、原稿を読み取り、読み取った画像データに基づくファイルを作成する画像読取装置であって、
原稿のタイプと色モードの設定を受け付ける読み取りモード設定受付手段と、
作成するファイルの画像フォーマットの設定を受け付ける画像フォーマット設定受付手段と、
設定された原稿のタイプと色モードおよび画像フォーマットに基づいて、原稿の読み取り形式および画像データに施す圧縮方式とを定めるファイル生成管理手段と、
前記定められた読み取り形式で読み取られた画像データを前記定められた圧縮方式で圧縮する圧縮手段と、
前記圧縮された画像データを設定された画像フォーマットに変換するファイル記録手段とを備えることを特徴とする。
原稿のタイプと色モードの設定を受け付ける読み取りモード設定受付手段と、
作成するファイルの画像フォーマットの設定を受け付ける画像フォーマット設定受付手段と、
設定された原稿のタイプと色モードおよび画像フォーマットに基づいて、原稿の読み取り形式および画像データに施す圧縮方式とを定めるファイル生成管理手段と、
前記定められた読み取り形式で読み取られた画像データを前記定められた圧縮方式で圧縮する圧縮手段と、
前記圧縮された画像データを設定された画像フォーマットに変換するファイル記録手段とを備えることを特徴とする。
本発明では、画像読取装置が、色モードと原稿タイプの情報および生成するファイルの画像フォーマットに応じて読み取り形式および圧縮形式を決定し、ファイルを生成するようにしている。これにより、ホストコンピュータを介さずにユーザの希望する画像フォーマットに変換して記録するとともに、読み取る原稿および変換する画像フォーマットに応じたファイル生成処理が実現される。
ここで、前記ファイル記録手段は、設定された画像フォーマットに変換されたファイルを着脱可能な可搬型の記録装置に記録することができ、この着脱可能な可搬型の記録装置は、例えば、USBメモリとすることができる。
また、前記ファイル生成管理手段が定める圧縮方式には、非圧縮が含まれ、非圧縮が定めれた場合は、前記ファイル記録手段は非圧縮の画像データを設定された画像フォーマットに変換するようにしてもよい。
また、画像フォーマット設定受付手段が設定を受け付ける画像フォーマットには、JPEG、TIFF、PDFが含まれることとすることができる。
このとき、前記設定を受け付けた原稿のタイプが文字から構成される書面であり、色モードがモノクロの場合で、前記設定を受け付けた画像フォーマットがTIFFあるいはPDFのときには、前記ファイル生成管理手段は、原稿の読み取り形式として、1ビット/画素モノクロ形式を定めることができる。
さらに、前記圧縮手段は、原稿の画像データを複数の領域に分割し、分割した領域単位で圧縮することができる。画像読取装置が備える主記憶装置は、十分な容量を有さない場合があることを考慮したものである。
上記目的を達成するため、本発明の第2の態様であるファイル生成方法は、原稿を読み取り、読み取った画像データに基づくファイルを作成する画像読取装置におけるファイル生成方法であって、
原稿のタイプと色モードの設定を受け付けるステップと、
作成するファイルの画像フォーマットの設定を受け付けるステップと、
設定された原稿のタイプと色モードおよび画像フォーマットに基づいて、原稿の読み取り形式および画像データに施す圧縮方式とを定めるステップと、
前記定められた読み取り形式で原稿を読み取り、読み取られた画像データを前記定められた圧縮方式で圧縮するステップと、
前記圧縮された画像データを設定された画像フォーマットに変換するステップとを有することを特徴とする。
原稿のタイプと色モードの設定を受け付けるステップと、
作成するファイルの画像フォーマットの設定を受け付けるステップと、
設定された原稿のタイプと色モードおよび画像フォーマットに基づいて、原稿の読み取り形式および画像データに施す圧縮方式とを定めるステップと、
前記定められた読み取り形式で原稿を読み取り、読み取られた画像データを前記定められた圧縮方式で圧縮するステップと、
前記圧縮された画像データを設定された画像フォーマットに変換するステップとを有することを特徴とする。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の画像読取装置を複合装置に適用した場合のハードウェア構成を示すブロック図である。本図に示すように複合装置100は、制御部10とスキャナ部20とプリンタ部30と操作パネル部40とUSBコネクタ50とを備えて構成される。
制御部10は、複合装置100における各種処理を制御する。制御部10は、CPU11、RAM12、ROM13、スキャナ部20を制御するスキャナコントローラ14、プリンタ部30を制御するプリンタコントローラ15、USBコネクタ50を介した他機器との通信、図示しないインタフェースを介したホストコンピュータとの通信等を制御するインタフェースコントローラ16を備えている。
スキャナ部20は、原稿を読み取り、画像データに変換する処理を行なう。スキャナ部20は、原稿台、光源、CCD、駆動機構等を有する読取機構21と、アナログデジタル変換回路等を有する信号処理回路22とを備えている。
プリンタ部30は、スキャナ部20が読み取った画像データ、ホストコンピュータから送られた印刷データ、USBコネクタ50を介して読み取った画像データ等に基づく印刷処理を行なう。プリンタ部30は、印字ヘッド、インクカートリッジ、キャリッジ等を有する印字駆動機構31と、給紙装置、給紙モータ、送りモータ等を有する給排紙駆動機構32とを備えている。
操作パネル部40は、液晶表示装置、スイッチ等を備え、メニューを表示したり、ユーザからの操作を受け付ける。
USBコネクタ50は、例えば、USBメモリ200が装着される。
なお、複合装置100の構成は本図の例に限られない。例えば、メモリカード等の可搬型の記憶装置を装着可能なスロットをメモリコントローラとともに設けるようにしてもよい。また、プリンタ部30の印字方式としてレーザ方式等を採用するにしてもよい。
図2(a)は、操作パネル部40の外観の一例を説明するための図である。本図の例では、操作パネル部40は、液晶表示装置41、操作ボタン群42、モード設定ボタン群43、スタートボタン群44を備えている。
液晶表示装置41は、各種設定用のメニュー、複合装置からのメッセージ等を表示する。操作ボタン群42は、複数のボタンから構成される。それぞれのボタンには項目移動、戻る、決定等の機能が割り当てられており、メニューを選択したり、設定するための操作をユーザから受け付ける。モード設定ボタン群43は、複合装置100をプリンタ、スキャナ、コピー機のいずれの動作モードとして用いるかの指定を受け付けるためのボタン群である。スタートボタン群44は、設定された動作モードでの開始指示を受け付けるためのボタンである。スタートボタン群44では、カラーモードでの動作、モノクロモードでの動作指示を受け付けることができ、そのために、モノクロスタートボタン44a、カラースタートボタン44bを有している。
図3は、複合装置100の機能構成の一例を示すブロック図である。本図に示すように複合装置100には、操作受付部110と、原稿読取部120と、ファイル生成部130とが構成される。
操作受付部110は、ユーザからの操作を受け付けるための処理を行なう。操作受付部110は、主として操作パネル部40により構成される。本実施例において操作受付部110は、特に、読み取った原稿の画像データをファイルに変換して格納する指示を受け付る。また、その際に、原稿タイプ、色モードの指定を含む読み取りモードおよび変換するファイルの画像フォーマットの指定をユーザから受け付ける。
原稿タイプとしては、例えば、主として文字から構成される書面である「文字」、文字と写真、イラスト等が混在する書面である「文字・写真混在」、主として、写真、イラスト等から構成される書面である「写真」のいずれかとすることができる。色モードとしては、「モノクロモード」「カラーモード」のいずれかとすることができる。また、変換する画像フォーマットとしては、「TIFF(Tagged Image File:商標)形式」「JPEG形式」「PDF(Portable Document Format:商標)形式」のいずれかとすることができる。
原稿読取部120は、操作受付部110が受け付けたユーザの操作に基づいて、原稿の読み取りを行なう。原稿の読み取り形式としては、例えば、24ビット/画素のRGBカラー、8ビット/画素のグレイスケール形式、1ビット/画素のモノクロ形式のいずれかとすることができる。どのような形式で原稿を読み取るかは、ユーザから指示を受け付けた原稿タイプ、色モードおよび変換する画像フォーマットに基づくものとする。これについては後に詳述する。原稿読取部120は、主としてスキャナ部20により構成される。原稿読取部120で読み取られた原稿の画像データはファイル生成部130に送られる。
ファイル生成部130は、原稿読取部120が読み取った原稿の画像データを、ユーザの指示にしたがった画像フォーマットのファイルに変換する。この際に、必要に応じて画像データを圧縮したうえで画像フォーマットの変換を行なう。画像データに圧縮処理を施すかどうか、および、圧縮を施す場合の圧縮方式は、ユーザから指示を受け付けた原稿タイプ、色モードおよび変換する画像フォーマットに基づくものとする。
これらの処理を行なうため、ファイル生成部130は、ファイル生成管理部131、データ圧縮部132、ファイル記録部133を備えている。
ファイル生成管理部131は、操作受付部110がユーザから受け付けた原稿タイプ、色モードおよび変換する画像フォーマットに応じて、あらかじめ定めた規則にしたがって、データ圧縮部132を用いた圧縮処理、ファイル記録部133を用いたファイルフォーマット変換処理を行なう。
データ圧縮部132は、データ圧縮処理を行なう。本実施例において用いられる圧縮方式はMMR(Modified Modified READ)方式、JPEG方式とする。このため、データ圧縮部132は、MMRデータ圧縮部132aと、JPEGデータ圧縮部132bとを有している。
ファイル記録部133は、圧縮された画像データあるいは非圧縮の画像データをユーザの指示に基づく画像フォーマットのファイルに変換する処理を行なう。このため、ファイル記録部133は、TIFF形式ファイル記録部133a、JPEG形式ファイル記録部133b、PDF形式ファイル記録部133cを有している。
また、本実施例において、ファイル記録部133は、フォーマット変換したファイル210をUSBコネクタ50に接続されたUSBメモリ200に記録する。ただし、記録する媒体は、USBメモリ200に限られない。例えば、メモリカード、ホストコンピュータ等に記録するようにしてもよい。
上述のように、本実施例では、あらかじめ定められた規則にしたがい、ユーザから指示された原稿タイプ、色モードおよび変換する画像フォーマットに応じて画像データの読み取り形式および圧縮の有無、圧縮する場合の圧縮方式が決定される。
このとき、ユーザはどの圧縮方式が用いられるかは意識する必要がないため、設定等が煩雑になることを防ぐことができる。
ただし、本発明で適用する圧縮方式、画像フォーマットは上記の例に限定されず、種々の圧縮方式、画像フォーマットを用いることができる。
図4は、原稿読取部120の読み取り形式およびファイル生成部130が行なう圧縮処理の規則を説明するための図である。本図に示すように、本実施例では、以下の規則により原稿を読み取り、必要に応じて読み取った画像データに圧縮処理を施す。
(1)色モードが「カラー」で、原稿タイプが「文字」「文字・写真混在」「写真」の場合:
・画像フォーマットが「TIFF」のときは、RGB(24ビット)で原稿を読み取り、圧縮は行なわない。その後、TIFFフォーマットに変換する。
・画像フォーマットが「JPEG」のときは、RGB(24ビット)で原稿を読み取り、JPEG方式で圧縮を行なう。その後、JPEGフォーマットに変換する。
・画像フォーマットが「PDF」のときは、RGB(24ビット)で原稿を読み取り、JPEG方式で圧縮を行なう。その後、PDFフォーマットに変換する。
(2)色モードが「モノクロ」で、原稿タイプが「文字」の場合:
・画像フォーマットが「TIFF」のときは、1ビットモノクロで原稿を読み取り、MMR方式で圧縮を行なう。その後、TIFFフォーマットに変換する。
・画像フォーマットが「JPEG」のときは、8ビットグレイスケールで原稿を読み取り、JPEG方式で圧縮を行なう。その後、JPEGフォーマットに変換する。
・画像フォーマットが「PDF」のときは、1ビットモノクロで原稿を読み取り、MMR方式で圧縮を行なう。その後、PDFフォーマットに変換する。
(3)色モードが「モノクロ」で、原稿タイプが「文字・写真混在」「写真」の場合:
・画像フォーマットが「TIFF」のときは、8ビットグレイスケールで原稿を読み取り、圧縮は行なわない。その後、TIFFフォーマットに変換する。
・画像フォーマットが「JPEG」のときは、8ビットグレイスケールで原稿を読み取り、JPEG方式で圧縮を行なう。その後、JPEGフォーマットに変換する。
・画像フォーマットが「PDF」のときは、8ビットグレイスケールで原稿を読み取り、JPEG方式で圧縮を行なう。その後、PDFフォーマットに変換する。
(1)色モードが「カラー」で、原稿タイプが「文字」「文字・写真混在」「写真」の場合:
・画像フォーマットが「TIFF」のときは、RGB(24ビット)で原稿を読み取り、圧縮は行なわない。その後、TIFFフォーマットに変換する。
・画像フォーマットが「JPEG」のときは、RGB(24ビット)で原稿を読み取り、JPEG方式で圧縮を行なう。その後、JPEGフォーマットに変換する。
・画像フォーマットが「PDF」のときは、RGB(24ビット)で原稿を読み取り、JPEG方式で圧縮を行なう。その後、PDFフォーマットに変換する。
(2)色モードが「モノクロ」で、原稿タイプが「文字」の場合:
・画像フォーマットが「TIFF」のときは、1ビットモノクロで原稿を読み取り、MMR方式で圧縮を行なう。その後、TIFFフォーマットに変換する。
・画像フォーマットが「JPEG」のときは、8ビットグレイスケールで原稿を読み取り、JPEG方式で圧縮を行なう。その後、JPEGフォーマットに変換する。
・画像フォーマットが「PDF」のときは、1ビットモノクロで原稿を読み取り、MMR方式で圧縮を行なう。その後、PDFフォーマットに変換する。
(3)色モードが「モノクロ」で、原稿タイプが「文字・写真混在」「写真」の場合:
・画像フォーマットが「TIFF」のときは、8ビットグレイスケールで原稿を読み取り、圧縮は行なわない。その後、TIFFフォーマットに変換する。
・画像フォーマットが「JPEG」のときは、8ビットグレイスケールで原稿を読み取り、JPEG方式で圧縮を行なう。その後、JPEGフォーマットに変換する。
・画像フォーマットが「PDF」のときは、8ビットグレイスケールで原稿を読み取り、JPEG方式で圧縮を行なう。その後、PDFフォーマットに変換する。
このような規則を用いることで、本実施例では、特に色モードが「モノクロ」で原稿タイプが「文字」の場合に、作成するファイルの容量を小さくすることができる。
次に、本実施例のファイル作成処理について図5のフロー図を参照して説明する。
本処理では、まず、ユーザから読み取る原稿タイプと作成するファイルの画像フォーマットの設定を受け付ける(S101)。原稿タイプと画像フォーマットの設定の受け付けは、例えば、図2(b)に示すように、液晶表示装置41に設定受付画面をメニュー形式で表示し、操作ボタン群42の操作により、ユーザからの設定を受け付けるようにする。本図の例では、原稿タイプとして「文字・写真混在」が設定され、画像フォーマット(ファイル形式)として「PDF」が設定されている。
次に、ユーザから原稿読み取りスタートの指示を受け付ける(S102)。スタートの指示は、図2(a)に示したスタートボタン群44により受け付けることができる。このとき、モノクロスタートボタン44aが押された場合には、色モードは「モノクロ」となり、カラースタートボタン44bが押された場合には、色モードは「カラー」となる。
モノクロスタートボタン44aおよびカラースタートボタン44bのいずれかのスタートボタンが押されると、複合装置100のスキャナ部20は原稿の読み取りを開始する(S103)。この際の読み取り形式は、図4に示した規則にしたがった内容で行なう。
また、ユーザから受け付けた原稿タイプと画像フォーマットの設定、および、色モードに応じて、圧縮処理を行なうかどうかを判断する(S104)。この判断は、図4に示した規則にしたがって行なわれる。
その結果、圧縮を行なう場合には、図4に示した規則にしたがった方式の圧縮を行なう。ここで、複合装置100が備えるRAM12は、読み取った画像データを格納して圧縮処理を行なうに十分な容量を備えていない場合が多い。そこで、本実施例では、図6のフロー図に示すような処理により、原稿の画像データ読み取りと圧縮処理とを並行して行なうようにする。
すなわち、画像読み取りを開始すると、圧縮データを格納するためのファイルを新規に作成する(S201)。
そして、原稿の画像データを1ラインずつ読み取っていく(S202)。本例において、圧縮処理は、所定のライン数で構成される領域単位で行なうようにする。すなわち、原稿を走査方向に複数の領域に区分けし、その領域単位で圧縮を施すようにする。このため、読み取ったラインが所定数に達しない場合(S203:N)には、ラインの読み取りを繰り返す(S202)。
読み取ったラインが所定数に達すると(S203:Y)、所定のライン数で構成される領域に対して圧縮処理を施す(S204)。圧縮が施された領域単位の画像データは、圧縮データを格納するためのファイルに追加される(S205)。ファイル生成部130は、この処理を原稿1枚分読み取るまで繰り返えし(S206)、原稿の読み取りが完了して画像データの圧縮処理を終えると、圧縮データを格納するためのファイルをクローズする(S207)。
図7は、所定ライン数単位の圧縮処理を具体的に説明するための図である。ここでは、図7(a)に示す所定数ラインの領域が圧縮対象となっている場合を例に説明する。すなわち、すでに処理済の部分に続く所定数ラインの領域を圧縮対象とする。読み取った所定数ラインの領域は、図7(b)に示すように、RAM12上に設けられたバッファに格納される。そして、バッファに格納された画像データに圧縮処理を施す(図7(c))。
バッファに格納された画像データを圧縮すると、圧縮データを格納するためのファイルに追加する(図7(d))。圧縮された画像データがファイルに追加されると、図7(b)に示したバッファは上書き可能となるため、後続するラインの読み取りを行なうことができる。この処理を原稿全体を読み取るまで繰り返すことにより、読み取った画像データの圧縮済ファイルが生成される(図7(e))。
図5のフロー図に戻って、上述のように圧縮された画像データあるいは圧縮が不要とされた画像データは、ユーザが指定した画像フォーマットに変換される(S106、図7(f))。
そして、フォーマット変換されたファイル210をUSBメモリ200に格納して本処理が終了する(S107)。なお、上述のように、フォーマット変換されたファイル210は、メモリカード、ホストコンピュータ等に格納するようにしてもよい。
このように本実施例では、色モードと原稿タイプの情報および生成するファイルの画像フォーマットに応じて読み取り形式および圧縮形式を決定するようにしている。これにより、データサイズが小さくなるような圧縮形式をユーザが直接的に指定することなく採用することができることになる。
10…制御部、11…CPU、12…RAM、13…ROM、14…スキャナコントローラ、15…プリンタコントローラ、16…インタフェースコントローラ、20…スキャナ部、21…読取機構、22…信号処理回路、30…プリンタ部、31…印字駆動機構、32…給排紙駆動機構、40…操作パネル部、41…液晶表示装置、42…操作ボタン群、43…モード設定ボタン群、44a…モノクロスタートボタン、44b…カラースタートボタン、50…USBコネクタ、100…複合装置、110…操作受付部、120…原稿読取部、130…ファイル生成部、131…ファイル生成管理部、132…データ圧縮部、133…ファイル記録部、200…USBメモリ、210…ファイル
Claims (9)
- 原稿を読み取り、読み取った画像データに基づくファイルを作成する画像読取装置であって、
原稿のタイプと色モードの設定を受け付ける読み取りモード設定受付手段と、
作成するファイルの画像フォーマットの設定を受け付ける画像フォーマット設定受付手段と、
設定された原稿のタイプと色モードおよび画像フォーマットに基づいて、原稿の読み取り形式および画像データに施す圧縮方式とを定めるファイル生成管理手段と、
前記定められた読み取り形式で読み取られた画像データを前記定められた圧縮方式で圧縮する圧縮手段と、
前記圧縮された画像データを設定された画像フォーマットに変換するファイル記録手段とを備えることを特徴とする画像読取装置。 - 請求項1に記載の画像読取装置であって、
前記ファイル記録手段は、設定された画像フォーマットに変換されたファイルを着脱可能な可搬型の記録装置に記録することを特徴とする画像読取装置。 - 請求項2に記載の画像読取装置であって、
前記着脱可能な可搬型の記録装置は、USBメモリであることを特徴とする画像読取装置。 - 請求項1に記載の画像読取装置であって、
前記ファイル生成管理手段が定める圧縮方式には、非圧縮が含まれ、非圧縮が定めれた場合は、前記ファイル記録手段は非圧縮の画像データを設定された画像フォーマットに変換することを特徴とする画像読取装置。 - 請求項1に記載の画像読取装置であって、
画像フォーマット設定受付手段が設定を受け付ける画像フォーマットには、JPEG、TIFF、PDFが含まれることを特徴とする画像読取装置。 - 請求項5に記載の画像読取装置であって、
前記設定を受け付けた原稿のタイプが文字から構成される書面であり、色モードがモノクロの場合で、前記設定を受け付けた画像フォーマットがTIFFあるいはPDFのときには、前記ファイル生成管理手段は、原稿の読み取り形式として、1ビット/画素モノクロ形式を定めることを特徴とする原稿読取装置。 - 請求項6に記載の画像読取装置であって、
前記ファイル生成管理手段は、前記設定の組み合わせ以外の場合には、原稿の読み取り形式として、色モードがカラーのとき、24ビット/画素RGB形式とし、色モードがモノクロのとき、8ビット/画素グレイスケール形式を定めることを特徴とする原稿読取装置。 - 請求項1に記載の画像読取装置であって、
前記圧縮手段は、原稿の画像データを複数の領域に分割し、分割した領域単位で圧縮することを特徴とする画像読取装置。 - 原稿を読み取り、読み取った画像データに基づくファイルを作成する画像読取装置におけるファイル生成方法であって、
原稿のタイプと色モードの設定を受け付けるステップと、
作成するファイルの画像フォーマットの設定を受け付けるステップと、
設定された原稿のタイプと色モードおよび画像フォーマットに基づいて、原稿の読み取り形式および画像データに施す圧縮方式とを定めるステップと、
前記定められた読み取り形式で原稿を読み取り、読み取られた画像データを前記定められた圧縮方式で圧縮するステップと、
前記圧縮された画像データを設定された画像フォーマットに変換するステップとを有することを特徴とするファイル生成方法。
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