JP4989686B2 - パチンコ遊技機のハンドル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機の遊技球を発射操作するためのハンドル装置の改良に関する。
遊技球を遊技盤上に発射操作するためのハンドル装置は、パチンコ遊技機の前面下方に取り付けられていて、所定角度回動可能な操作ハンドルを備えている。特許文献1に示されるように、ハンドル装置にはボリューム(可変抵抗)を備えていて、操作ハンドルの回動に伴ってボリュームの抵抗値も変化し、発射ソレノイドに印加される電流値が変化し、遊技球の発射力を調整することができるようになっている。遊技者は操作ハンドルの回動角度を微調整することにより、遊技球の発射に関して技術介入し、遊技が進行するようになっている。
ところで、このようなハンドル装置には、操作ハンドルを閉位置に戻る方向に付勢する捲回スプリングが設けられていて、遊技者が操作ハンドルから手を離すと、操作ハンドルが閉位置に戻り、遊技球が無駄に発射されて消失してしまうことを防止している。ところが、前記捲回スプリングの付勢力により、操作ハンドルが勢い良く閉位置に戻ることから、操作ハンドルを閉位置に位置決めするストッパーに、操作ハンドルが衝突して、大きな打撃音が発生し、周囲の遊技者に不快感を与えるとともに、ハンドル装置の品質感が大きく損なわれるという問題があった。また、操作ハンドルがストッパーに勢い良く衝突することから、操作ハンドルやストッパーが破損する恐れがあった。
特開平9−10388号公報
本発明は、上記問題を解決し、衝撃の発生を抑止し、品質感を向上させたパチンコ遊技機のハンドル装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、
パチンコ遊技機の前面に取り付けられたハンドル装置本体と、閉位置から開位置に回動自在に前記ハンドル装置本体に取り付けられ、閉位置方向に付勢された操作ハンドルを有し、前記操作ハンドルの回動操作により、遊技球を発射操作するパチンコ遊技機のハンドル装置であって、
複数のギアにより前記操作ハンドルの回動を増速させる増速機構と、
前記増速機構により回転され、前記操作ハンドルに回動負荷を与える回動負荷手段を有し、
少なくとも開位置から閉位置方向への前記操作ハンドルの回動負荷を増大させたパチンコ遊技機のハンドル装置において、
前記増速機構は、ギアが形成され、操作ハンドルの回動に伴って回動する回動ギア部材と、
前記回動ギア部材に回動可能に取り付けられたギア支持部材と、
前記回動ギア部材のギアと噛合し、前記ギアよりも歯数が少ない小径ギアと、回動負荷手段に形成されたギアと噛合し前記小径ギアよりも歯数が多い大径ギアが同軸に形成され、前記ギア支持部材に回転自在に取り付けられた遊動ギアとから構成され、
操作ハンドルを開位置方向に回動させると、操作ハンドルの回動に伴って前記ギア支持部材が開位置方向に回動し、前記遊動ギアの大径ギアと回動負荷手段のギアとの噛合が外れて、操作ハンドルの回動が軽負荷となり、
開位置方向に回動された操作ハンドルが閉位置方向に回動すると、操作ハンドルの閉位置方向の回動に伴って前記ギア支持部材が閉位置方向に回動し、前記遊動ギアの大径ギアが前記回動負荷手段のギアと噛合し、操作ハンドルの回動負荷が増大するように構成したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は請求項2に記載の発明において、
ギア支持部材の開位置方向への回動を阻止する回動阻止手段を設けたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、
回動負荷手段は、フライホイール部材であり、
前記フライホイール部材の慣性モーメントにより、ハンドルレバーの回動負荷を増大させたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は請求項3に記載の発明において、
フライホイール部材と接触して摩擦力を発生させる摩擦部材を設けたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、
回動負荷手段は、部材と接触するフリクション部を有するフリクションホイールであり、
前記フリクション部と部材との間で発生する摩擦力によりハンドルレバーの回動負荷を増大させたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明は、複数のギアにより操作ハンドルの回動を増速させる増速機構と、増速機構により回転され、操作ハンドルに回動負荷を与える回動負荷手段を有し、少なくとも開位置から閉位置方向への前記操作ハンドルの回動負荷を増大させたことを特徴とする。
これにより、操作ハンドルの回動が増速されて回動負荷手段に伝達されることから、操作ハンドルの回動速度が遅くなり、衝撃の発生が抑制され、ハンドル装置の品質感を向上させることが可能となる。
また、前記増速機構は、ギアが形成され、操作ハンドルの回動に伴って回動する回動ギア部材と、前記回動ギア部材に回動可能に取り付けられたギア支持部材と、前記回動ギア部材のギアと噛合し前記ギアよりも歯数が少ない小径ギアと、回動負荷手段に形成されたギアと噛合し前記小径ギアよりも歯数が多い大径ギアが同軸に形成され、前記ギア支持部材に回転自在に取り付けられた遊動ギアとから構成されたことを特徴とする。
これにより、操作ハンドルを開位置方向に回動させると、遊動ギアの大径ギアとフライホイール部材の小径ギアとの噛合が外れ、操作ハンドルの回動負荷が大きくならず、従来のハンドル装置と同じような感覚で、遊技者が操作ハンドルを回動操作することが可能となる。
請求項2に記載の発明は請求項1に記載の発明において、ギア支持部材の開位置方向への回動を阻止する回動阻止手段を設けたことを特徴とする。
これにより、遊動ギアの大径ギアとフライホイール部材の小径ギアとの噛合が外れた状態でも、遊動ギアは回動負荷手段のギアの近傍に位置しているので、遊技者が操作ハンドルから手を離すと、直ぐに、遊動ギアの大径ギアがフライホイール部材の小径ギアに噛合し、操作ハンドルの回動負荷が大きくなることから、操作ハンドの回動速度の増速を抑止することが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、回動負荷手段は、フライホイール部材であり、前記フライホイール部材の慣性モーメントにより、ハンドルレバーの回動負荷を増大させたことを特徴とする。
これにより、確実にハンドルレバーの回動負荷を増大させることが可能となる。
請求項4に記載の発明は請求項3に記載の発明において、フライホイール部材と接触して摩擦力を発生させる摩擦部材を設けたことを特徴とする。
これにより、摩擦部材とフライホイール部材との摩擦力により、操作ハンドルの回動負荷が更に大きくなるので、操作ハンドルの閉位置方向への回動速度を更に遅くすることが可能となる。
請求項5に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、回動負荷手段は、部材と接触するフリクション部を有するフリクションホイールであり、前記フリクション部と部材との間で発生する摩擦力によりハンドルレバーの回動負荷を増大させたことを特徴とする。
これにより、確実にハンドルレバーの回動負荷を増大させることが可能となる。
第1の実施形態のパチンコ遊技機のハンドル装置の分解斜視図である。 ハンドルキャップを取り外した状態のハンドル装置の正面図である。(第1の実施形態) ハンドルキャップを取り外した状態のハンドル装置の斜視図である。(第1の実施形態) ハンドル装置の要部斜視図である。(第1の実施形態) 第1の実施形態のパチンコ遊技機のハンドル装置の別例の斜視図である。 第2の実施形態のパチンコ遊技機のハンドル装置の分解斜視図である。 ハンドルキャップを取り外した状態のハンドル装置の正面図である。(第2の実施形態) ハンドルキャップを取り外した状態のハンドル装置の斜視図である。(第2の実施形態) ハンドルキャップを取り外した状態のハンドル装置の正面図である。(第3の実施形態) ハンドルキャップを取り外した状態のハンドル装置の正面図である。(第4の実施形態)
(第1の実施形態)
以下に図面を参照しつつ、本発明の好ましい実施の形態(第1の実施形態)を示す。第1の実施形態のパチンコ遊技機のハンドル装置100は、操作ハンドル2の回動に連動して回転するフライホイール部材9の慣性モーメントにより、操作ハンドル2が閉位置に戻る際の操作ハンドル2の回動負荷を増大させた実施形態である。以下、詳細に説明する。図1において、1はハンドル装置本体、2は遊技者が握る操作ハンドル、3はハンドルキャップである。ハンドル装置本体1は、筒状であり、パチンコ遊技機の前面下方に取り付けられる。操作ハンドル2は、ハンドル装置本体1の前端に回動自在に取り付けられ、ハンドル装置本体1に取り付けられた捲回スプリング4によって閉位置方向に常時付勢されている。ハンドルキャップ3は、各部材を遮蔽するように、ハンドル装置本体1の前端に配設されている。
ハンドル装置本体1の前端には、回動軸を挟むように複数のストッパー1aが形成されている。操作ハンドル2に形成された閉位置ストッパー受け2aがストッパー1aに当接して、操作ハンドル2の閉位置が位置決めされる。操作ハンドル2には、閉位置ストッパー受け2aに隣接して、開位置ストッパー受け2bが形成されている。開位置ストッパー受け2bがストッパー1aに当接すると、操作ハンドル2の開位置方向の回動が阻止され、操作ハンドル2の全開位置が位置決めされる。
ハンドル装置本体1内には、ボリューム(図示せず)が配設されていて、操作ハンドル2の閉位置から開位置方向への回動に伴ってボリュームの抵抗値も変化し、発射ソレノイドに印加される電流値が変化し、遊技球の発射力を調整することができるようになっている。なお、操作ハンドル2が閉位置にある場合には、遊技球が発射されず、操作ハンドル2の開位置に方向への回動に伴って、徐々に発射される遊技球の勢いが大きくなり、より遠くに遊技球が発射されるようになる。操作ハンドル2が開位置(全開位置)にある場合には、発射される遊技球の勢いが最大となる。
5はハンドル装置本体1の前端に取り付けられる基盤である。基盤5は、円盤形状であり、後述する各種部品が取り付けられる。6は回動ギア部材であり、筒状の本体6aの先端にギア6bが形成されている。回動ギア部材6は、基盤5に回動可能に取り付けられている。本体6aの外周面には係合突起6cが形成され、この係合突起6cが操作ハンドル2と係合し、操作ハンドル2の回動に連動して、回動ギア部材6が回動するようになっている。
回動ギア部材6の本体6aには、ギア支持部材7が回動可能に取り付けられている。図に示される実施形態では、ギア支持部材7は、洋梨板形状であり、円盤形状の基部7aから突出した突出部7bが形成されている。突出部7bの先端には、当接突起7cが形成されている。図2や図4に示されるように、基盤5上には、第1の規制突起5aと、第2の規制突起5bが互いに隣接して突設されている。第1の規制突起5aは、ギア支持部材7の当接突起7cと当接して、ギア支持部材7の開位置方向への回動を阻止する。また、第2の規制突起5bは、ギア支持部材7の当接突起7cと当接して、ギア支持部材7の開位置方向への回動を阻止する。
ギア支持部材7の突出部7bには、遊動ギア8が回転自在に取り付けられている。遊動ギア8には、大径ギア8aと小径ギア8bとが同軸に形成されている。勿論、大径ギア8aの歯数は、小径ギア8bの歯数よりも多くなっている。小径ギア8bは、回動ギア部材6のギア6bと噛合している。
基盤5上には、フライホイール部材9が回転自在に取り付けられている。フライホイール部材9には、円盤状のフライホイール支持部9aとギア9bとが同軸に形成されている。ギア9bは、遊動ギア8の大径ギア8aと噛合している。フライホイール支持部9aには、金属等で構成されたフライホイール9cが取り付けられている。このため、フライホイール部材9の慣性モーメント(回転モーメント)が大きくなっている。なお、フライホイール部材9の慣性モーメントが十分に大きい場合には、フライホイール9cは不要である。
遊動ギア8の小径ギア8bの歯数は、回動ギア部材6のギア6bの歯数よりも少なくなっている。また、フライホイール部材9のギア9bの歯数は、遊動ギア8の大径ギア8aの歯数よりも少なくなっている。このため、操作ハンドル2の回動が、増速されて、フライホイール部材9に伝達するようになっている。
操作ハンドル2を閉位置(図2の(A)の状態)から開位置方向に回動させると、遊動ギア8の小径ギア8bと、回動ギア部材6のギア6bとが噛合しているため、操作ハンドル2の回動に伴ってギア支持部材7が開位置方向に回動し、図2の(B)に示されるように、遊動ギア8の大径ギア8aとフライホイール部材9のギア9bとの噛合が外れる。大径ギア8aとギア9bとの噛合が外れると、ギア支持部材7の当接突起7cが第2の規制突起5bに当接して、ギア支持部材7の開位置方向への回動が阻止される。このため、遊動ギア8の大径ギア8aは、フライホイール部材9のギア9bの近傍に位置している。
操作ハンドル2が開位置にある状態(図2の(B)の状態)で、遊技者が操作ハンドル2から手を離すと、捲回スプリング4の付勢力により、操作ハンドル2が閉位置方向に回動し、これに伴ってギア支持部材7が閉位置方向に回動して、遊動ギア8の大径ギア8aがフライホイール部材9のギア9bに噛合する。大径ギア8aがギア9bに噛合すると、フライホイール部材9の慣性モーメントは大きく、操作ハンドル2の回動が増速されてフライホイール部材9に伝達されることから、操作ハンドル2の閉位置方向に戻る方向の回動負荷が大きくなり、操作ハンドル2の回動速度が遅くなる。これにより、閉位置ストッパー受け2aがストッパー1aに緩やかに当接し、打撃音の発生が抑制される。このため、周囲の遊技者に不快感を与えることがないだけでなく、操作ハンドル2がゆっくり閉位置に戻ることから、ハンドル装置の品質感が向上する。更に、操作ハンドル2がゆっくり閉位置に戻ることから、衝撃の発生が抑制され、ハンドル装置100が衝撃により破損することがない。
本実施形態では、操作ハンドル2を開位置方向に回動させると、遊動ギア8の大径ギア8aとフライホイール部材9のギア9bとの噛合が外れるので、操作ハンドル2の回動負荷が大きくならず(軽負荷で)、従来のハンドル装置と同じような感覚で、遊技者が操作ハンドル2を回動操作することができる。一方で、ギア支持部材7の当接突起7cと当接する第2の規制突起5bが形成されていることから、遊動ギア8の大径ギア8aとフライホイール部材9のギア9bとの噛合が外れた状態でも、遊動ギア8の大径ギア8aは、フライホイール部材9のギア9bの近傍に位置している。これにより、操作ハンドル2が開位置方向に回動されている状態で、遊技者が操作ハンドル2から手を離すと、直ぐに、遊動ギア8の大径ギア8aがフライホイール部材9のギア9bに噛合して、操作ハンドル2の回動負荷が大きくなるので、捲回スプリング4の付勢力により操作ハンドル2の回動速度が増速することがない。このため、打撃音の発生を防止し、ハンドル装置100の破損を防止することが可能となる。
図5に、第1の実施形態のハンドル装置100の別例を示す。図5に示されるように、フライホイール部材9のフライホイール支持部9a及びフライホイール9cの少なくとも一方と接触する摩擦部材11が設けられている。図5に示され実施形態では、摩擦部材11は、フライホイール部材9のフライホイール支持部9a及びフライホイール9cの少なくとも一方と接触するトーションスプリングである。このように、図5に示される実施形態では、摩擦部材11を設けたので、摩擦部材11とフライホイール部材9又はフライホイール9cとの摩擦力により、操作ハンドル2の回動負荷が更に大きくなるので、操作ハンドル2の閉位置方向への回動速度が更に遅くなり、打撃音及び衝撃の発生を更に抑制することが可能となる。なお、摩擦部材11は、トーションスプリングに限定されず、フライホイール部材9及びフライホイール9cの少なくとも一方と接触するフェルト(不織布)等の摩擦部材であっても差し支えない。
(第2の実施形態)
以下に第2の実施形態のパチンコ遊技機のハンドル装置200について、第1の実施形態と異なる点について説明する。図6〜図8に示されるように、第2の実施形態のハンドル装置200は、フライホイール部材9の代わりに、フリクションホイール21を基盤5に回転自在に取り付けた実施形態である。フリクションホイール21にはギア21aが形成され、このギア21aは遊動ギア8の大径ギア8aと噛合している。フリクションホイール21は、基盤5と接触するフリクション部21bを有している。フリクション部21bは、フェルトやゴム、合成樹脂等で構成されている。フリクション部21bは基盤5と接触しているので、フリクション部21bと基盤5との間に摩擦力が発生する。
第1の実施形態と同様に、操作ハンドル2が開位置にある状態(図7の(B)の状態)で、遊技者が操作ハンドル2から手を離すと、捲回スプリング4の付勢力により、操作ハンドル2が閉位置方向に回動し、これに伴ってギア支持部材7が閉位置方向に回動して、遊動ギア8の大径ギア8aがフライホイール部材9のギア9bに噛合する。大径ギア8aがギア9bに噛合すると、操作ハンドル2の回動が増速されてフリクションホイール21伝達され、フリクションホイール21と基盤5との摩擦力により、操作ハンドル2の閉位置方向に戻る方向の回動負荷が大きくなり、操作ハンドル2の回動速度が遅くなる。これによる効果は、第1の実施形態と同様である。
なお、図に示した実施形態では、フリクションホイール21のフリクション部21bは基盤5に接触しているが、他の固定した部材にフリクションホイール21を接触させた実施形態であっても差し支えない。
(第3の実施形態)
以下に第3の実施形態のパチンコ遊技機のハンドル装置300について、第1の実施形態と異なる点について説明する。図9に示されるように、第3の実施形態のハンドル装置300は、遊動ギア8の代わりに、増速ギア38を設けた実施形態である。なお、第3の実施形態のハンドル装置300では、ギア支持部材7は不要である。増速ギア38は、基盤5に回転自在に取り付けられている。増速ギア38には、大径ギア38aと小径ギア38bとが同軸に形成されている。勿論、大径ギア38aの歯数、小径ギア38bの歯数よりも多くなっている。小径ギア38bは、回動ギア部材6のギア6bと噛合している。大径ギア38aは、フライホイール部材9のギア9bと常時噛合している。このように、第3の実施形態では、増速ギア38の大径ギア38aがフライホイール部材9のギア9bと常時噛合しているので、操作ハンドル2を開位置方向に回動させる場合にも、操作ハンドル2に回動負荷が作用する。このため、操作ハンドル2の回動量を微調整しやすく、遊技者が狙った位置に遊技球を発射し易くなる。また、遊技者が、何かの都合で手ぶれが生じた場合であっても、操作ハンドル2が回動され難いので、遊技者のハンドル操作が安定する。
また、操作ハンドル2が開位置にある状態(図9の(B)の状態)で、遊技者が操作ハンドル2から手を離すと、捲回スプリング4の付勢力により、操作ハンドル2が閉位置方向に回動し、フライホイール部材9の慣性モーメントは大きく、操作ハンドル2の回動が増速されてフライホイール部材9に伝達されることから、操作ハンドル2の閉位置方向に戻る方向の回動負荷が大きくなり、操作ハンドル2の回動速度が遅くなる。これによる効果は、第1の実施形態と同様である。
なお、フライホイール部材9のフライホイール支持部9a及びフライホイール9cの少なくとも一方と接触する摩擦部材を設け、操作ハンドル2の回動負荷を更に増大させる構成にしても差し支えない。
(第4の実施形態)
以下に第4の実施形態のパチンコ遊技機のハンドル装置400について、第2の実施形態と異なる点について説明する。図10に示されるように、第4の実施形態のハンドル装置400は、遊動ギア8の代わりに、増速ギア48を設けた実施形態である。なお、第4の実施形態のハンドル装置400では、ギア支持部材7は不要である。増速ギア48は、基盤5に回転自在に取り付けられている。増速ギア48には、大径ギア48aと小径ギア48bとが同軸に形成されている。勿論、大径ギア48aの歯数、小径ギア48bの歯数よりも多くなっている。小径ギア48bは、回動ギア部材6のギア6bと噛合している。大径ギア48aは、フリクションホイール21のギア21aと常時噛合している。このように、第4の実施形態では、増速ギア48のギア48aがフリクションホイール21のギア21aと常時噛合しているので、操作ハンドル2を開位置方向に回動させる場合にも、操作ハンドル2に回動負荷が作用する。このため、操作ハンドル2の回動量を微調整しやすく、遊技者が狙った位置に遊技球を発射し易くなる。また、遊技者が、何かの都合で手ぶれが生じた場合であっても、操作ハンドル2が回動され難いので、遊技者のハンドル操作が安定する。
また、操作ハンドル2が開位置にある状態(図10の(B)の状態)で、遊技者が操作ハンドル2から手を離すと、捲回スプリング4の付勢力により、操作ハンドル2が閉位置方向に回動し、操作ハンドル2の回動が増速されてフリクションホイール21伝達され、フリクションホイール21と基盤5との摩擦力により、操作ハンドル2の閉位置方向に戻る方向の回動負荷が大きくなり、操作ハンドル2の回動速度が遅くなる。これによる効果は、第1の実施形態と同様である。
以上、現時点において、もっとも、実践的であり、かつ好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うパチンコ遊技機のハンドル装置もまた技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
1 ハンドル装置本体
1a ストッパー
2 操作ハンドル
2a 閉位置ストッパー受け
2b 開位置ストッパー受け
3 ハンドルキャップ
4 捲回スプリング
5 基盤
5a 第1の規制突起
5b 第2の規制突起
6 回動ギア部材
6a 本体
6b ギア
6c 係合突起
7 ギア支持部材
7a 基部
7b 突出部
7c 当接突起
8 遊動ギア
8a 大径ギア
8b 小径ギア
9 フライホイール部材
9a フライホイール支持部
9b ギア
9c フライホイール
11 摩擦部材
21 フリクションホイール
21a ギア部
21b フリクション部
38 増速ギア(第3の実施形態)
38a 大径ギア
38b 小径ギア
48 増速ギア(第4の実施形態)
48a 大径ギア
48b 小径ギア
100 パチンコ遊技機のハンドル装置(第1の実施形態)
200 パチンコ遊技機のハンドル装置(第2の実施形態)
300 パチンコ遊技機のハンドル装置(第3の実施形態)
400 パチンコ遊技機のハンドル装置(第4の実施形態)

Claims (5)

  1. パチンコ遊技機の前面に取り付けられたハンドル装置本体と、閉位置から開位置に回動自在に前記ハンドル装置本体に取り付けられ、閉位置方向に付勢された操作ハンドルを有し、前記操作ハンドルの回動操作により、遊技球を発射操作するパチンコ遊技機のハンドル装置であって、
    複数のギアにより前記操作ハンドルの回動を増速させる増速機構と、
    前記増速機構により回転され、前記操作ハンドルに回動負荷を与える回動負荷手段を有し、
    少なくとも開位置から閉位置方向への前記操作ハンドルの回動負荷を増大させたパチンコ遊技機のハンドル装置において、
    前記増速機構は、ギアが形成され、操作ハンドルの回動に伴って回動する回動ギア部材と、
    前記回動ギア部材に回動可能に取り付けられたギア支持部材と、
    前記回動ギア部材のギアと噛合し、前記ギアよりも歯数が少ない小径ギアと、回動負荷手段に形成されたギアと噛合し前記小径ギアよりも歯数が多い大径ギアが同軸に形成され、前記ギア支持部材に回転自在に取り付けられた遊動ギアとから構成され、
    操作ハンドルを開位置方向に回動させると、操作ハンドルの回動に伴って前記ギア支持部材が開位置方向に回動し、前記遊動ギアの大径ギアと回動負荷手段のギアとの噛合が外れて、操作ハンドルの回動が軽負荷となり、
    開位置方向に回動された操作ハンドルが閉位置方向に回動すると、操作ハンドルの閉位置方向の回動に伴って前記ギア支持部材が閉位置方向に回動し、前記遊動ギアの大径ギアが前記回動負荷手段のギアと噛合し、操作ハンドルの回動負荷が増大するように構成したことを特徴とするパチンコ遊技機のハンドル装置。
  2. ギア支持部材の開位置方向への回動を阻止する回動阻止手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機のハンドル装置。
  3. 回動負荷手段は、フライホイール部材であり、
    前記フライホイール部材の慣性モーメントにより、ハンドルレバーの回動負荷を増大させたことを特徴とする請求項1または2に記載のパチンコ遊技機のハンドル装置。
  4. フライホイール部材と接触して摩擦力を発生させる摩擦部材を設けたことを特徴とする請求項3に記載のパチンコ遊技機のハンドル装置。
  5. 回動負荷手段は、部材と接触するフリクション部を有するフリクションホイールであり、
    前記フリクション部と部材との間で発生する摩擦力によりハンドルレバーの回動負荷を増大させたことを特徴とする請求項1または2に記載のパチンコ遊技機のハンドル装置。
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