JP2001263444A - フリクションフリー・ドライブシステム - Google Patents

フリクションフリー・ドライブシステム

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JP2001263444A
JP2001263444A JP2000075609A JP2000075609A JP2001263444A JP 2001263444 A JP2001263444 A JP 2001263444A JP 2000075609 A JP2000075609 A JP 2000075609A JP 2000075609 A JP2000075609 A JP 2000075609A JP 2001263444 A JP2001263444 A JP 2001263444A
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friction
difference
actuators
sum
speed
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JP2000075609A
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English (en)
Inventor
Kohei Onishi
公平 大西
Yuichiro Anzai
祐一郎 安西
Takahiro Yamukai
高弘 矢向
Nobuhiro Hayashida
宣宏 林田
Mitsuyasu Morisawa
光靖 森澤
Tamio Nakajima
民雄 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Society for Promotion of Science
Keio University
Japan Society For Promotion of Machine Industry
Original Assignee
Japan Society for Promotion of Science
Keio University
Japan Society For Promotion of Machine Industry
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 静止摩擦、動摩擦の影響を除去することがで
きるフリクションフリードライブシステムを提供するこ
と。 【解決手段】 差動機構10の出力軸は逆方向に回転す
るモータ1a,1bの回転速度差に相当した回転速度で
回転する。モータ1a,1bの回転速度の和は仮想和モ
ータ制御系20aにフィードバックされ、仮想和モータ
制御系20aは上記回転速度の和が和速度指令値V+cmd
に一致するような制御出力を発生する。また、上記回転
速度の差が仮想和モータ制御系20bにフィードバック
され、仮想差モータ制御系20bは上記回転速度の差が
差速度指令値V-cmdに一致するような制御出力を発生す
る。これらの出力は変換部23においてモータ1a,1
bの駆動信号に変換され、それぞれのモータ1a,1b
に与えられる。同様にして差動機構10の出力軸の回転
角度、トルクを制御することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動力伝達における
静止摩擦、動摩擦をなくすことが可能でより精密な位置
制御および力制御が実現できるフリクションフリー・ド
ライブシステムに関する。本発明によれば、特殊な装置
を必要とせずに静止摩擦、動摩擦をなくすことが可能で
あり、幅広い分野へ適用することができる。
【0002】
【従来の技術】産業界において、高精度な位置制御およ
び力制御の実現にあたり、動力伝達機構における静止摩
擦や動摩擦が問題となっている。例えば、アクチュエー
タは出力が0の時はアクチュエータは当然停止しなくて
はならない。しかしアクチュエータの始動時や停止時と
いった低速域においては摩擦の影響が大きい。これがア
クチュエータの性能を劣化させる要因の一つになってい
た。例えば、アクチュエータにより被駆動体を微速で移
動させようとすると、静止摩擦や動摩擦のため被駆動体
はなめらかに動かず、いわゆるスティック・スリップ動
作をする。すなわち、摩擦のため、ある程度以上の力が
作用するまで被駆動体は動かず、被駆動体に作用する力
がある閾値を越えると急に動きだす。つまり、被駆動体
をゆっくり移動させるため被駆動体に小さな力を作用さ
せても、被駆動体は移動停止を繰り返し滑らかに移動し
ない。摩擦の少ないアクチュエータとして磁気浮上シス
テムや磁気ベアリング等が提案されているが、磁気浮上
システムは特殊な装置を必要とし利用環境に制限を受け
る。このため、幅広い分野への応用が進んでいない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
アクチュエータにより被駆動体を微速で移動させようと
すると、摩擦の影響により被駆動体は滑らかに移動せ
ず、いわゆるスティック・スリップ動作をする。また、
マスタースレーブ・サーボ系においては、アクチュエー
タに摩擦があると、スレーブ系に加わる力がマスター系
に正確に反映されず、微細な操作が困難となると言った
問題も生ずる。一方、摩擦の影響を小さくしたアクチュ
エータとしては前記したように磁気浮上システム等が知
られているが、磁気浮上システムは特殊な装置を必要と
し比較的高価である。このため、従来から、比較的構成
が簡単で安価な摩擦の少ないアクチュエータが要望され
ていた。本発明は上記事情に鑑みなされたものであっ
て、本発明の目的は、静止摩擦、動摩擦の影響を除去す
ることができる比較的構成が簡単で安価なフリクション
フリードライブシステムを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明ではアクチュエー
タの出力が0であるときも個々のアクチュエータが停止
する必要のないシステムを構築した。本発明は、2つの
アクチュエータと1つの差動機構で構成されるドライブ
機構(以下ではフリクションフリードライブ機構と呼
ぶ)と、第1、第2のアクチュエータの回転速度和を制
御する第1のアクチュエータ制御系(仮想和アクチュエ
ータ制御系)と、第1、第2のアクチュエータの回転速
度差、回転角度差、もしくはトルク差を制御する第2の
アクチュエータ制御系(仮想差アクチュエータ制御系)
を用いて、フリクションフリードライブシステムを構築
したものであり、以下のようにして前記課題を解決す
る。 (1)フリクションフリー・ドライブシステムを、同様
の特性を備えた第1、第2のアクチュエータと、上記第
1、第2のアクチュエータの回転軸に連結された第1、
第2の入力軸と、互いに逆方向に回転する上記第1、第
2の入力軸の回転速度の差に相当した回転速度で回転す
る出力軸を備えた差動機構と、上記第1、第2のアクチ
ュエータを制御するコントローラから構成する。そし
て、上記コントローラを、上記第1、第2のアクチュエ
ータの回転速度和が、速度和指令値に一致するように制
御する第1のアクチュエータ制御系と、上記第1、第2
のアクチュエータの回転速度差、回転角度差、もしくは
トルク差を制御して、前記差動機構の出力軸の速度、回
転角度、もしくはトルクが、速度指令値、回転角度指令
値もしくはトルク指令値に一致するように制御する第2
のアクチュエータ制御系とから構成し、上記第1のアク
チュエータ制御系と第2のアクチュエータ制御系の出力
を第1、第2のアクチュエータの駆動信号に変換して、
上記第1、第2のアクチュエータを同時に制御すること
により、第1、第2のアクチュエータを常時回転させな
がら、上記差動機構の出力軸の速度、回転角度、もしく
はトルクを制御する。 (2)上記差動機構としてフリクションドライブ型差動
機構を用いる。上記フリクションドライブ型差動機構
は、出力軸となる略円筒形の回転体と、該回転体の内部
に放射状に配置された回転可能なローラと、第1、第2
のアクチュエータの回転軸に連結された第1、第2の回
転板とから構成される。そして、上記ローラに、上記回
転体の両側から上記第1、第2の回転板を所定の力で押
し付けて、上記ローラと第1、第2の回転板を接触さ
せ、第1、第2のアクチュエータの回転速度差に相当し
た回転速度で出力軸となる回転体を回転させる。 (3)上記差動機構としてディファレンシャルギヤを用
いる。
【0005】本発明のシステムでは、上記のようにアク
チュエータを連続駆動させているため、静止摩擦は存在
しない。また上記のように制御系を、第1のアクチュエ
ータ制御系(仮想和アクチュエータ制御系)と、第2の
アクチュエータ制御系(仮想差アクチュエータ制御系)
から構成したので、摩擦補償とフリクションフリードラ
イブシステムの出力応答を独立に設計することができ
る。また、本発明においては、上記のように同様な特性
を持つ2つのアクチュエータを常時回転させ、差動機構
によりその差を出力しているので、アクチュエータに影
響を与えるクーロン力、粘性摩擦力の影響を相殺するこ
とができ、動力伝達で生じる動摩擦の大部分が、補償さ
れる。このため、摩擦による応答の劣化が極めて少ない
アクチュエータを実現することができる。また、従来の
アクチュエータをそのまま適用することができ、特殊な
アクチュエータおよび装置を必要としない。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明のフリクションフリードライブ機構
は1つの差動機構と2つのアクチュエータにより構成さ
れる。図1、図2は本発明のフリクションフリードライ
ブ機構の構成例を示す図である。図1、図2はフリクシ
ョンドライブ型差動機構を用いた構成例を示す図であ
り、図1(a)に斜視図、図1(b)に分解斜視図(フ
リクションホイール2a,2bを両側に外した状態を示
している)、図2に図1(a)のA−A断面図を示す。
【0007】図1(a)(b)において、1a,1bは
アクチュエータであり、ここではアクチュエータとして
モータを用いた場合を示している。モータ1a,1bの
軸には、フリクションホイール2a,2bが取り付けら
れており、モータ1a,1bが回転すると、フリクショ
ンホイール2a,2bは回転する。一方、プーリー3の
内部には、フリクションローラ4a,4b(以下、ロー
ラという)が設けられ、ローラ4a,4bの軸の一方端
は、プーリー3の内周面に、軸の他方端は固定板5に取
り付けられ、ローラ4a,4bはベアリング等を介して
該軸に回転可能に取り付けられている。
【0008】図2に示すように、フリクションホイール
2a,2bは上記ローラ4a,4bの両側に所定の圧力
で接しており、フリクションホイール2aまたは2bが
回転すると、摩擦力によりローラ4a,4bも回転す
る。したがって、例えばプーリー3を固定した状態で、
フリクションホイール2aを回転させると、フリクショ
ンホイール2bは反対方向に回転する。すなわち、上記
フリクションホイール2a,2b、プーリー3、ローラ
4a,4bで差動機構10を構成しており、モータ1
a,1bを等速で反対方向に回転させた場合にはプーリ
ー3は回転せず、モータ1a,1bを異なった速度で反
対方向に回転させると、プーリー3はフリクションホイ
ール2a,2bの回転速度の差の速度で回転する。プー
リー3にはワイヤ6が巻き付けられており、該ワイヤ6
を介して、上記差動機構の出力が取り出される。なお、
図1、図2では2個のローラをプーリー内に設ける場合
について示したが、プーリー3内に複数のローラを放射
状に配置し、フリクションホイール2a,2bと接触さ
せるようにしてもよい。
【0009】本発明のフリクションフリードライブ機構
は上記のように、差動機構の両端にアクチュエータを設
置し、その2つのアクチュエータの差分をフリクション
フリードライブシステムの出力として取り出すものであ
る。2つのアクチュエータの差分が出力に相当するので
各アクチュエータは連続駆動が可能である。そこで、本
発明においては、各アクチュエータの連続駆動をおこな
い、静止摩擦が存在しないようにしている。図1、図2
に示した例では、フリクションホイールとローラを用い
て差動機構を構成しているので、バックラッシュの影響
のない差動機構を実現することができる。
【0010】なお、回転速度に対する摩擦力は一般に図
3に示す特性で表される。すなわち、回転速度が小さい
ときは摩擦力は大きく、回転速度が増加するに応じて摩
擦力は低下する。そして、回転速度がさらに増加するに
従って摩擦力が大きくなる。前記図1〜図2に示した差
動機構では、フリクションホイール2a,2bとローラ
4a,4bの間の摩擦力により2つのモータ1a,1b
の出力の差分を取り出しているので、フリクションホイ
ール2aとローラ4aの間の摩擦力f1と、フリクショ
ンホイール2bとローラ4bの間の摩擦力f2がバラン
スしている必要がある。そこで、2つのモータ1a,1
bの回転速度としては、速度が変わっても摩擦力が大き
く変わらない領域、例えば図3に示す速度の近傍に選定
するのが望ましい。
【0011】図1、図2では、差動機構10としてフリ
クションドライブ型差動機構を示しが、差動機構として
は、例えばデファレンシャルギヤを用いた差動機構を用
いることもできる。図4にデファレンシャルギヤとモー
タを用いたフリクションフリードライブ機構の構成例を
示す。図4において、1a,1bはモータであり、モー
タ1a,1bの軸にはギヤ11a,11bが取り付けら
れ、該ギヤ11a,11bはフリーギヤ12に係合して
いる。該フリーギヤ12はフレーム13に回転可能に取
り付けられており、上記フレーム12にはプーリー14
が取り付けられている。
【0012】したがって、前記図1,図2に示したもの
と同様、モータ1a,1bを等速で反対方向に回転させ
た場合にはプーリー14(フレーム12)は回転せず、
モータ1a,1bを異なった速度で反対方向に回転させ
ると、プーリー14はモータ1a,1b回転速度の差の
速度で回転する。プーリー3にはワイヤ6が巻き付けら
れており、該ワイヤ6を介して、上記差動機構10の出
力が取り出される。なお、図4に示すデファレンシャル
ギヤを用いたフリクションフリードライブ機構は、ギヤ
を用いているためバックラッシュが生じる。したがっ
て、バックラッシュが生じても問題がない用途に用いる
のが望ましい。
【0013】以下ではアクチュエータの例としてモータ
を用いた場合の本発明のフリクションフリードライブシ
ステムについて説明する。一般に、下記の式(1)で表
現されるように各モータにはクーロン力、粘性摩擦力が
影響し、各モータの性能を低下させる。なお、以下の式
において、θ1,θ2の上に1ドットを付したものはそ
れぞれモータ1a,1bの回転速度を表し、2ドットを
付したものはそれぞれモータ1a,1bの加速度を表
す。また、添え字に”1’を付けたものはモータ1a、
添え字に”2”を付けたものはモータ2aのパラメータ
である。
【0014】
【数1】
【0015】本発明のフリクションフリードライブシス
テムでは、2つのモータ1a,1bを常時回転させ、前
記差動機構によりその差を出力しているので、上記クー
ロン力、粘性摩擦力の影響をなくすことができる。な
お、ここでは、フリクションフリードライブシステムの
構成するアクチュエータはまったく同じ性能、特性であ
ると仮定する。図1,図4に示したフリクションフリー
ドライブ機構を制御するには、差動機構の両端に設置し
た2つのモータ1a,1bを同時に制御する必要があ
る。しかし、個々のモータ1a,1bを独立に制御する
と高精度な制御系を組むのは困難になる。そこで、本発
明においては、高精度な制御系を実現するために、作業
空間に基づいた仮想的なモータを用いる。すなわち、上
記フリクションフリードライブ機構は差動機構を用いて
いるため2つのアクチュエータの出力の差分が出力とし
て得られる。そのため下記の式(2)で示される仮想的
なモータを定義する。この仮想的なモータを“差の仮想
モータ”と呼ぶ。なお、以下の式において、”−”の添
え字を付けたものは、前記式(1)の差を表し、添え字
に”+”を付けたものは和を表す。
【0016】
【数2】
【0017】差の仮想モータの出力はフリクションフリ
ードライブシステムの出力に相当する。すなわちフリク
ションフリードライブシステムの運動方程式は式(2)
と式(3)で表される。式(3)に示されるようにフリ
クションフリードライブシステムの外乱は2つのアクチ
ュエータの差分になっている。また、アクチュエータが
常に回転しているため静止摩擦の影響も無い。これより
静止摩擦の影響が無く、動摩擦の影響も非常に小さいフ
リクションフリーである理想的なアクチュエータを実現
できる。
【0018】フリクションフリードライブシステムにお
いては差動機構の両端に設置したモータを常に回転させ
続ける必要がある。そこで、モータを常に回転させるた
めに下記式(4)で示す仮想的なモータを用いる。この
仮想的なモータを“和の仮想モータ”と呼ぶ。和の仮想
モータはフリクションフリードライブシステムの出力に
影響しないものである。また、下記式(5)よりわかる
ように和のモータに対しては2つのアクチュエータの外
乱の和が加わる。すなわち和の仮想モータにおいては個
々のアクチュエータを常に回転させ、アクチュエータ2
個分の摩擦補償をおこなう。以上の仮想モータを用いる
ことにより作業空間に応じたコントローラを構成するこ
とができる。
【0019】
【数3】
【0020】しかし、仮想モータに対する指令値を実際
のモータに対する指令値に変換する必要がある。この変
換は仮想モータの定義より下記式(6)で与えられる。
また、仮想モータの応答値は下記式(7)で与えられ
る。差の仮想モータの応答値に関してはロボット等に取
りつけたエンコーダ等のセンサから取りこむことも可能
である。
【0021】
【数4】
【0022】以上により、フリクションフリードライブ
システムのコントローラは、上記”和の仮想モータ”
と”差の仮想モータ”それぞれのコントローラを構成す
ることにより実現することができる。以上のように、フ
リクションフリードライブシステムは1つの差動機構と
2つのアクチュエータを用いる機構的特色と、作業空間
に応じた仮想的なモータを定義しコントローラを設計し
やすくするという特色を持つものであり、この2つの特
色を用いることにより、フリクションフリードライブシ
ステムを実現することが可能となる。
【0023】以下、本発明のフリクションフリードライ
ブシステムの構成例について説明する。なお、以下で
は、モータ1a,1bの回転角度をθ1,θ2、差動機
構の出力軸の回転角度をθ、モータ1a,1bの回転速
度をV1,V2、モータ1a,1bの駆動電流をI1,
I2、差動機構の出力軸の回転速度をV、モータ1a,
1bのトルクをτ1,τ2、差動機構の出力軸のトルク
をτで表す。図5は、本発明のフリクションフリードラ
イブシステムにより、出力軸を速度制御する場合の第1
の実施例を示す図である。図5において、1a,1bは
前記したモータ、10は差動機構であり、差動機構10
から前記したようにモータ1a,1bの回転速度V1,
V2の差V1−V2が出力される。一方、モータ1a,
1bの速度V1,V2は速度検出器31a,31bによ
り検出され、減算器25bにより減算されて差速度V1
−V2が求められる。また、モータ1a,1bの速度V
1,V2は加算器25aにより加算されて和速度V1+
V2が求められる。差速度V1−V2は仮想差モータ制
御系20bにフィードバックされ、また、和速度V1+
V2は仮想和モータ制御系20aにフィードバックされ
る。
【0024】仮想差モータ制御系20bのコントローラ
21bには外部から差速度指令値V -cmdが入力され、コ
ントローラ21bはモータ1a,1bの差速度V1−V
2と上記指令値V-cmdとの偏差を求め、その偏差に応じ
た電流指令値I-refを出力する。また、モータ1a,1
bの駆動電流11,I2が電流検出器32a,32bで
検出され、その差(I1−I2)/2が減算器26bか
ら出力され、減算器27bで上記電流指令値I-refとの
差が求められる。減算器27bが出力する電流指令値I
-refと差電流(I1−I2)/2との偏差は電流コント
ローラ22bに入力し、電流コントローラ22bは上記
偏差を演算して変換部23に出力する。
【0025】一方、仮想和モータ制御系20aのコント
ローラ21aには外部から和速度指令値V+cmdが入力さ
れ、コントローラ21aはモータ1a,1bの和速度V
1+V2と上記指令値V+cmdとの偏差を求め、その偏差
に応じた電流指令値I+refを出力する。また、モータ1
a,1bの駆動電流11,I2の和(I1+I2)/2
が減算器26aから出力され、減算器27aで上記電流
指令値I+refとの差が求められる。減算器27aが出力
する電流指令値I+refと和電流(I1+I2)/2との
偏差は電流コントローラ22aに入力し、電流コントロ
ーラ22aは上記偏差を演算して変換部23に出力す
る。変換部23は前記式(6)によりモータ1a,1b
の駆動電流を求め駆動部24a,24bに出力する。駆
動部24a,24bの出力はそれぞれモータ1a,1b
に与えられ、モータ1a,1bは和電流(I1+I2)
/2が前記電流指令値I+refに一致するように、また、
差電流(I1−I2)/2が前記電流指令値I-refに一
致するように制御される。
【0026】本実施例のフリクションフリードライブシ
ステムは上記のように構成されているので、差速度指令
値V-cmdを外部から与えることにより、モータ1a,1
bの速度差V1−V2が上記指令値V-cmdに一致するよ
うに制御することができる。すなわち、差動機構10の
出力V1−V2を、上記差速度指令値V-cmdに一致する
ように制御することができる。また、2つのモータ1
a,1bの和速度V1+V2を、上記和速度指令値V+c
mdに一致させることができる。したがって、上記和速度
指令値V+cmdを適切な値に設定することにより、2つの
モータ1a,1bを常時回転させ、前記したように摩擦
の影響を除去することができる。以上のように本実施例
においては、仮想和モータ制御系と仮想差モータ制御系
を設けてフリクションフリードライブ機構を制御してい
るので、差動機構10の両端に設置した2つのモータ1
a,1bを同時に高精度に制御することが可能となる。
【0027】図6は本発明のフリクションフリードライ
ブシステムにより、出力軸の回転角度を制御する場合の
第2の実施例を示す図である。本実施例の構成は、前記
図5の実施例と基本的には同じであり、同一のものには
同一の符号が付されている。本実施例においては、回転
速度V1,V2を検出し、その和V1+V2を仮想和モ
ータ制御系20aにフィードバックするとともに、回転
角度検出器33により差動機構10の出力軸の回転角度
θを検出し、仮想差モータ制御系20bにフィードバッ
クする。また、仮想和モータ制御系20aに速度和指令
値V+cmdを与え、仮想差モータ制御系20bに角度指令
値θcmdを与える。
【0028】仮想和モータ制御系20aは、前記第1の
実施例と同様、上記速度の和V1+V2が上記速度和指
令値V+cmdに一致するように制御する。また、仮想差モ
ータ制御系20bは、差動機構10の出力軸の回転角度
θが角度指令値θcmd に一致するように制御する。本実
施例のフリクションフリードライブシステムは上記のよ
うに構成されているので、差動機構10の出力軸の回転
角度θと上記回転角度指令値θcmd とが一致するように
制御することができる。また、第1の実施例と同様、2
つのモータ1a,1bの和速度V1+V2を、上記和速
度指令値V+cmdに一致させることができ、前記したよう
に摩擦の影響を除去することができる。
【0029】図7は本発明のフリクションフリードライ
ブシステムにより、出力軸のトルクを制御する場合の第
3の実施例を示す図である。本実施例の構成は、前記図
5の実施例と基本的には同じであり、同一のものには同
一の符号が付されている。本実施例においては、回転速
度V1,V2を検出し、その和V1+V2を仮想和モー
タ制御系20aにフィードバックするとともに、トルク
検出器34により差動機構10の出力軸のトルクを検出
し、仮想差モータ制御系20bにフィードバックする。
また、仮想和モータ制御系20aに速度和指令値V+cmd
を与え、仮想差モータ制御系20bにトルク指令値τ
cmd を与える。
【0030】仮想和モータ制御系20aは、前記第1の
実施例と同様、上記速度の和V1+V2が上記速度和指
令値V+cmdに一致するように制御する。また、仮想差モ
ータ制御系20bは、差動機構10の出力軸のトルクτ
がトルク指令値τcmd に一致するように制御する。本実
施例のフリクションフリードライブシステムは上記のよ
うに構成されているので、差動機構10の出力軸のトル
クτを、上記トルク指令値τcmd に一致するように制御
することができ、また、第1の実施例と同様、2つのモ
ータ1a,1bの和速度V1+V2を、上記和速度指令
値V+cmdに一致させることができる。
【0031】上記第3の実施例では差動機構10の出力
軸にトルク検出器を設けた例を示したが、モータの出力
トルクはモータ電流に比例するので、電流制御系により
出力トルクを制御することも可能である。図8は、上記
トルク制御の他の構成例を示す図であり、本実施例の構
成は、前記図7の実施例と基本的には同じであるが、本
実施例は、前記図7に示したものからトルク検出器32
とトルクフィードバックループを除去したものである。
本実施例においては、回転速度V1,V2を検出し、そ
の和V1+V2を仮想和モータ制御系20aにフィード
バックするとともに、トルク指令値τcmd をコントロー
ラ21bに入力して、電流指令値I-refに変換する。該
電流指令値I-r efは、減算器27bにおいて電流検出器
32a,32bにより検出されたモータ1a,1bの駆
動電流の差(I1−I2)/2と比較され、その偏差が
電流コントローラ22bに入力される。電流コントロー
ラ22bはモータ1a,1bの駆動電流の差(I1−I
2)/2が上記電流指令値I-refに一致するように制御
する。
【0032】モータ1a,1bの駆動電流I1,I2は
それぞれのモータ1a,1bの出力軸のトルクに対応し
ているので、駆動電流I1,I2の差は差動機構10の
出力軸のトルクに比例する。したがって、トルク指令値
τcmd を電流指令値I-refに変換し、該電流指令値I
-refに一致するようにモータ1a,1bの駆動電流の差
を制御することにより差動機構10の出力軸のトルクτ
を上記トルク指令値τcm d に一致するように制御するこ
とができる。
【0033】本発明の本発明のフリクションフリードラ
イブシステムは、以上説明したように摩擦の影響を極力
小さくすることができる。したがって、本システムをマ
スタースレーブサーボ系に適用することにより、スレー
ブ系に加わる力をマスター系に正確に反映させることが
でき、微妙な操作が可能なマスタースレーブサーボ系を
構成することができる。図9に本発明のフリクションフ
リードライブシステムをマスタースレーブサーボ系に適
用した場合の構成例を示す。
【0034】図9において、41aはマスター・フリク
ションフリードライブ機構(以下マスター・ドライブ機
構と略記する)、41bはスレーブ・フリクションフリ
ードライブ機構(以下スレーブ・ドライブ機構と略記す
る)であり、前記図1、図2に示したように差動機構と
第1、第2モータ(図示せず)から構成される。マスタ
ー・ドライブ機構41a、スレーブ・ドライブ機構41
bの出力軸(前記差動機構10の出力軸)には操作桿4
2a,42bが設けられ、また、該出力軸の回転角度を
検出する回転角度検出器44a,44b、該出力軸に作
用する力を検出する力検出器45a,45bが設けられ
ている。
【0035】43a,43bは回転角度制御系を構成す
る回転角度コントローラであり、例えば前記図6に示し
た第2の実施例に示したものと同様に、仮想和モータ制
御系と仮想差モータ制御系を備え、それぞれマスター・
ドライブ機構41a,スレーブ・ドライブ機構41bの
出力軸の回転角度を制御する。47a,47bは力制御
系を構成する力コントローラであり、例えば前記図7に
示した第3の実施例に示したものと同様に、仮想和モー
タ制御系と仮想差モータ制御系を備え、それぞれマスタ
ー・ドライブ機構41a,スレーブ・ドライブ機構41
bの出力軸に作用する力を制御する。なお、図示してい
ないが、上記回転角度コントローラ43a,43b、力
コントローラ47a,48bには、前述したように和速
度指令値V+cmdが入力され、マスター・ドライブ機構4
1a、スレーブ・ドライブ機構41bに設けられた2つ
のモータは、前記したようにその回転速度の和が上記和
速度指令値V+cmdに一致するような速度で常時回転して
いる。なお、上記回転角度コントローラ43aと力コン
トローラ47aのそれぞれに仮想和モータ制御系を設け
ず、両者の仮想和モータ制御系を共用するようにしても
よい。同様に、上記回転角度コントローラ43bと力コ
ントローラ47bの仮想和モータ制御系を共用すること
もできる。
【0036】図9に示すマスタースレーブサーボ系は次
のように動作する。マスター・ドライブ機構41aの操
作桿42aを回転させると、回転角度検出器44aの出
力が変化し、この回転角度検出器44aの出力は、回転
角度指令値θcmd としてスレーブサーボ系に送られる。
スレーブサーボ系においては、上記回転角度検出器44
aの出力と回転角度検出器44bの出力の偏差を減算器
46bにより求め、回転角度コントローラ43bに出力
する。回転角度コントローラ43bは上記偏差を0にす
るような操作出力を発生する。一方、マスター・ドライ
ブ機構41aの出力軸に作用する力が力検出器45aに
より検出され、力指令値τcmd としてスレーブ系に送ら
れる。スレーブ系においては、上記力検出器45aの出
力と力検出器45bの出力の偏差を減算器48bにより
求め、力コントローラ47bに出力する。力コントロー
ラ47bは上記偏差を0にするような操作出力を発生す
る。上記回転角度コントローラ43bの出力と力コント
ローラ47bの出力は加算器49bで加算され、スレー
ブ・ドライブ機構41bに与えられる。これにより、ス
レーブ・ドライブ機構41bの出力軸には、マスター・
ドライブ機構の出力軸に作用した力と同じ力が作用する
とともに、その回転角度がマスター・ドライブ機構41
aの回転角度に一致するように回転する。
【0037】ここで、スレーブ・ドライブ機構41bの
出力軸に負荷が取り付けられており、スレーブ・ドライ
ブ機構41bの出力軸に上記負荷による力が作用する
と、この力は力検出器45bにより検出され、力指令値
τcmd としてマスタ系に送られる。マスター系において
は、上記力検出器45bの出力と力検出器45aの出力
の偏差を減算器48aにより求め、力コントローラ47
aに出力する。力コントローラ47aは上記偏差を0に
するような操作出力を発生する。このため、マスター・
ドライブ機構41aの出力軸には上記力指令値τcmd
対応した力が作用する。したがって、マスター系の操作
桿42aを手で回転させたとき、スレーブ系の出力軸に
作用する力を手で感じ取ることができる。以上の説明で
は、マスター・ドライブ機構41aを操作した場合につ
いて説明したが、スレーブ・ドライブ機構41bを操作
した場合にも上記と同様に、マスター・ドライブ機構4
1aが制御される。
【0038】なお、図9において、回転角度フィードバ
ック、力フィードバック経路中に増幅器もしくは減衰器
を設け、回転角度フィードバック、力フィードバック信
号をn倍、もしくは1/n倍にすることにより、操作桿
42aの回転量に対して操作桿42bの回転量をn倍あ
るいは1/nにしたり、また、操作桿42aに作用する
力に対して操作桿42bに作用する力をn倍あるいは1
/nにすることもできる。上記マスタースレーブサーボ
系においては、マスター・ドライブ機構41a、スレー
ブ・ドライブ機構41bとして、前記したフリクション
フリードライブシステムを用いているので、アクチュエ
ータには基本的に摩擦がない。このため、スレーブ系に
加わる力をマスター系に正確に反映させることができ
る。したがって、本発明のフリクションフリードライブ
システムを用いれば、マスタースレーブサーボ系を、例
えば微細加工、外科手術、微妙な操作が必要な物品のハ
ンドリング等に適用することが可能となる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
以下の効果を得ることができる。 (1)アクチュエータを連続駆動させているため、静止
摩擦は存在せず、また、同様な特性を持つ2つのアクチ
ュエータを常時回転させ、差動機構によりその差を出力
しているので、アクチュエータに影響を与えるクーロン
力、粘性摩擦力の影響を相殺することができる。このた
め、動力伝達で生じる動摩擦の大部分を補償することが
でき、従来アクチュエータに必ず存在した静止摩擦、動
摩擦の影響を取り除くことが可能となり、摩擦による応
答の劣化が極めて少ないアクチュエータを実現すること
ができる。 (2)制御系を、第1のアクチュエータ制御系(仮想和
アクチュエータ制御系)と、第2のアクチュエータ制御
系(仮想差アクチュエータ制御系)から構成したので、
摩擦補償とフリクションフリードライブシステムの出力
応答を独立に設計することができる。 (3)従来のアクチュエータをそのまま適用することが
でき、特殊なアクチュエータおよび装置を必要としな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフリクションフリードライブ機構の構
成例を示す図である。
【図2】図1(a)のA−A断面図である。
【図3】回転速度に対する摩擦力を示す図である。
【図4】デファレンシャルギヤを用いたフリクションフ
リードライブ機構の構成例を示す図である。
【図5】本発明の実施例の速度制御システムの構成を示
す図である。
【図6】本発明の実施例の回転角度制御システムの構成
を示す図である。
【図7】本発明の実施例のトルク制御システム(1)の
構成を示す図である。
【図8】本発明の実施例のトルク制御システム(2)の
構成を示す図である。
【図9】本発明をマスタースレーブサーボ系に適用した
場合のシステム構成を示す図である。
【符号の説明】
1a,1b アクチュエータ(モータ) 2a,2b フリクションホイール 3 プーリー 4a,4b ローラ 10 差動機構 11a,11b ギヤ 12 フリーギヤ 13 フレーム 14 プーリー 20a 仮想和モータ制御系 20b 仮想差モータ制御系 21a,21b コントローラ 22a,22b 電流コントローラ 23 変換部 41a マスター・ドライブ機構 41b スレーブ・ドライブ機構 43a,43b 回転角度コントローラ 47a,47b 力コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢向 高弘 東京都杉並区上井草3−12−7 (72)発明者 林田 宣宏 神奈川県川崎市中原区木月3−1132 サン コーポ日吉A−103 (72)発明者 森澤 光靖 東京都世田谷区下馬6−47−18 (72)発明者 中島 民雄 神奈川県高座郡寒川町岡田8−26−7 Fターム(参考) 3J028 EA09 EB10 EB35 EB43 EB48 EB63 FB06 FB13 FC07 FC23 FC63 3J051 AA03 BA03 BB05 BD05 BE02 BE03 CA03 CB04 EB01 EB03 ED02 ED18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同様の特性を備えた第1、第2のアクチ
    ュエータと、 上記第1、第2のアクチュエータの回転軸に連結された
    第1、第2の入力軸と、互いに逆方向に回転する上記第
    1、第2の入力軸の回転速度の差に相当した回転速度で
    回転する出力軸を備えた差動機構と、 上記第1、第2のアクチュエータを制御するコントロー
    ラから構成されるフリクションフリー・ドライブシステ
    ムであって、 上記コントローラは、 上記第1、第2のアクチュエータの回転速度和が、速度
    和指令値に一致するように制御する第1のアクチュエー
    タ制御系と、 上記第1、第2のアクチュエータの回転速度差、回転角
    度差、もしくはトルク差を制御して、前記差動機構の出
    力軸の速度、回転角度、もしくはトルクが、速度指令
    値、回転角度指令値もしくはトルク指令値に一致するよ
    うに制御する第2のアクチュエータ制御系を備え、 上記第1のアクチュエータ制御系と第2のアクチュエー
    タ制御系の出力を第1、第2のアクチュエータの駆動信
    号に変換して、上記第1、第2のアクチュエータを同時
    に制御することにより、第1、第2のアクチュエータを
    常時回転させながら、上記差動機構の出力軸の速度、回
    転角度、もしくはトルクを制御することを特徴とするフ
    リクションフリー・ドライブシステム。
  2. 【請求項2】 上記差動機構は、フリクションドライブ
    型差動機構であり、 上記フリクションドライブ型差動機構は、出力軸となる
    略円筒形の回転体と、該回転体の内部に放射状に配置さ
    れた回転可能なローラと、第1、第2のアクチュエータ
    の回転軸に連結された第1、第2の回転板とを備え、 上記ローラに、上記回転体の両側から上記第1、第2の
    回転板を所定の力で押し付けて、上記ローラと第1、第
    2の回転板を接触させ、第1、第2のアクチュエータの
    回転速度差に相当した回転速度で出力軸となる回転体を
    回転させるようにしたことを特徴とする請求項1のフリ
    クションフリー・ドライブシステム。
  3. 【請求項3】 上記差動機構がディファレンシャルギヤ
    であることを特徴とする請求項1のフリクションフリー
    ・ドライブシステム。
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