JP4987580B2 - 縦型ウエハボート - Google Patents

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Description

本発明は、縦型ウエハボートに関し、特にパーティクルの発生を抑制すると共に、パーティクルのウエハ表面への付着を抑制する縦型ウエハボートに関する。
半導体製造工程におけるCVD等のウエハ熱処理プロセス、例えば縦型熱処理炉において、縦型ウエハボートが広く用いられている。
この縦型ウエハボートは、例えば図8に示すように、成膜処理されるウエハWを搭載するための棚部2a、3a,4aが形成された複数本の支柱2,3,4と、前記支柱2,3,4の上下端部を固定する天板5及び底板6とから構成されている。
そして、前記縦型ウエハボート1の棚部2a、3a,4aに複数枚のウエハWを搭載し、ウエハWが搭載された縦型ウエハボート1を縦型熱処理炉に収容することによって、所定の熱処理がなされる。
この熱処理工程において、熱処理されるウエハWが縦型ウエハボート1の棚部と接触することによってその一部が欠損し、パーティクルが発生する。この発生したパーティクルは直下に支持された他のウエハW上に堆積し、良好なCVD膜の形成を阻害することが知られている。そのため、熱処理工程おいて、パーティクルのウエハへの付着を抑制することは極めて重要である。
このパーティクルのウエハへの付着を抑制する技術として、熱処理されるウエハを支持する部分の形状を改良することによりパーティクルの付着を抑制した縦型ウエハボートが、特許文献1において提案されている。
この特許文献1において提案された縦型ウエハボートを図9に基づいて説明する。この縦型ウエハボート1は図8に示される縦型ウエハボートと同様に、天板と底板間に複数本の支柱を所定間隔をおいて立設した構造を有している。尚、図9にあっては支柱2,4のみを示している。
この縦型ウエハボート20の特徴的構成は、ウエハWの端縁部を上面で支持する支持部(棚部)21、22及び該棚部21,22の下部に受け段部23,24を設け、該支持部21,22外周縁よりも外方に延出する受け面23a,24aを該受け段部23,24の上面に形成した点にある。
このように、前記支持部21,22の外周縁よりも外方に延出する受け面23a,24aを形成したことにより、縦型ウエハボート20とウエハWとの接触によって発生し重力によって下方に落下するパーティクルは、前記受け面23a,24aによって受け止められる。その結果、前記パーティクルが下方に位置する他のウエハ上に落下、付着するという不都合を回避でき、良好なCVD膜を形成することができる。
特開2002−217275号公報
ところで、前記した特許文献1に記載の縦型ウエハボートにあっては、発生したパーティクルが下方に落下しないようにする対策はなされているが、これは決して十分なものとは言えず、またパーティクル自体の発生を抑制する対策は十分になされていない。
即ち、ウエハの外周部が支持部(棚部)に相当の面積で摺接(当接)しているため、パーティクルの発生自体は、図8に示す棚部上にウエハを搭載する場合と何ら変らないものであった。
そして、この相当量のパーティクルに対する受け面23a,24aの設計が十分とは言えず、ウエハへのパーティクル落下を完全に防止することは困難であった。
また、前記した特許文献1記載の縦型ウエハボートの支持部では、図9に示すようにウエハが搭載されない領域SにもCVD膜が形成、付着する。
そして、縦型ウエハボートを繰り返し使用した際、前記領域S上をウエハ下面が摺接(当接)すると、前記領域S上に付着したCVD膜を剥離させ、パーティクルの発生につながっていた。
更に、前記した特許文献1に記載の縦型ウエハボートにあっては、図8に示す縦型ウエハボートと同様に、ウエハ下面の外周部が支持部に相当面積で摺接(当接)しているため、ウエハ下面の外周部にCVD膜が形成されない部分(いわゆるロッドマーク)が大きく形成される。そのため、後工程に悪影響を及ぼし半導体素子に用いることができる領域をより大きくしたいという要請を満足させるものではなかった。
本発明は、上記技術的課題を解決するためになされたものであり、パーティクルの発生自体を抑制すると共に発生したパーティクルのウエハ表面への付着を顕著に抑制でき、更にいわゆるロッドマークを極力小さくすることができる縦型ウエハボートを提供することを目的とするものである。
本発明は上記目的を達成するために成されたものであり、本発明にかかる縦型ウエハボートは、成膜処理されるウエハを搭載するための棚部が形成された複数本の支柱と、前記支柱の上下端部を固定する天板及び底板とを備え、前記棚部が、前記支柱の側面から延設された延設部と、この延設部の上面に突出して形成されたウエハ載置部と、前記ウエハ載置部よりも支柱側の延設部の上面に、前記ウエハ載置部よりも低い高さに突出して形成されたウエハ非載置部とを有し、前記ウエハ載置部が、前記延設部の上面の中央部分に突出して、平面視上、三角形状、半円形状、半楕円形状のいずれかの形状に形成され、かつ、前記延設部の上面の表面粗さRaが1μm以上に形成され、前記ウエハ載置部上面の表面粗さRaが0.2μm〜0.5μm形成され、前記ウエハ非載置部の上面の表面粗さRaが1μm以上に形成され、更に、前記ウエハ載置部上面の面積が3〜15mmに形成されていることを特徴としている。
このようにウエハ非載置部が、前記ウエハ載置部よりも低く、かつ延設部の上面より高い位置に形成されるため、搭載されるウエハの摺接が抑制され、パーティクルの発生自体を抑制することができると共に、ウエハ非載置部に落下するパーティクルの移動自由度が小さく、より確実にウエハ非載置部において、パーティクルを捕獲することができる。
また、ウエハ載置部が延設部の上面に突出して形成されているため、この360°下方外周域の延設部上面で発生したパーティクルを受け止めることができ、下方に落下し、他のウエハへの付着を抑制することができる。更に、前記棚部の一部にウエハ載置部が形成されるため、ウエハ下面の外周部にCVD膜が形成されない部分(いわゆるロッドマーク)を、小さなものとすることができる。
特に、前記ウエハ載置部が、前記延設部の上面の中央部分に突出して、平面視上、三角形状、半円形状、半楕円形状のいずれかの形状に形成されているため、前記延設部の上面によって、発生したパーティクルを受け止める確率が向上すると共に、搭載されるウエハをより安定して保持することができる。
また、延設部の上面の表面粗さRaが1μm以上に形成されているため、延設部に付着するCVD膜の剥離が抑制され、パーティクルの発生を抑制することができる。
また、前記ウエハ載置部上面の表面粗さRaが0.2μm〜0.5μm形成されているため、ウエハのスリップの発生がより抑制される。
更に、前記ウエハ非載置部の上面の表面粗さRaが1μm以上に形成されるため、ウエハ非載置部の上面に付着するCVD膜の剥離が抑制され、パーティクルの発生を抑制することができる。
また、前記ウエハ載置部上面の面積が3〜15mmに形成され、従来のウエハ載置部比べて小面積に形成されているため、ウエハWに対する引掻き、あるいはウエハの擦れを抑制でき、ウエハが欠損することによって生じるパーティクルの発生を抑制することができる。また、前記したように、ウエハ載置部が小面積に形成されているため、ウエハの下面に形成される、いわゆるロッドマークを小さくすることができる。
更に、前記ウエハ非載置部の最も短い幅が、前記ウエハ載置部の最も長い幅以上の寸法をもって形成されていることが望ましい。
ひこのように構成されているため、ウエハ搭載時に、ウエハ載置部上にパーティクルが存在する場合にも、ウエハ非載置部で前記パーティクルを受け止めることができ、前記パーティクルの落下を防止することができる。
更にまた、前記ウエハ載置部の幅が前記支柱の幅よりも小さな寸法に形成され、かつ前記延設部の幅が支柱の幅よりも大きな寸法をもって形成されていることが望ましい。
延設部の上面でパーティクルを受け止めることができる確率が向上し、前記パーティクルの落下をより防止することができる。
本発明によれば、パーティクルの発生自体を抑制すると共に発生したパーティクルのウエハ表面への付着をより効果的に抑制でき、更にいわゆるロッドマークを極力小さくすることができる縦型ウエハボートを得ることができる。
以下に、本発明にかかる一実施形態について、図1乃至図4に基づいて説明する。尚、図1は本発明の一実施形態にかかる縦型ウエハボートの棚部を示す要部拡大図、図2は図1に示した縦型ウエハボートの棚部の側面図、図3は図1に示した棚部の断面図、図4は図1に示した棚部の平面図である。
本発明の一実施形態にかかる縦型ウエハボートは、基本的には、図8に示した縦型ウエハボート1と同様に、成膜処理されるウエハWを搭載するための棚部が形成された複数本の支柱2,3,4と、前記支柱2,3,4の上下端部を固定する天板5及び底板6とを備えている。
従来の縦型ウエハボートと本発明の一実施形態にかかる縦型ウエハボートとは、棚部の形状が異なっている。そのため、この実施形態の説明では棚部について詳述し、その他の構成の説明は省略する。また、夫々の支柱2,3,4の棚部は同一形状であるため、支柱2に形成された一つの棚部について説明する。
図1に示すように、棚部10は、支柱2の側面から延設された延設部11と、この延設部11の上面部に形成されたウエハ載置部12と、前記延設部11の上面部上であって、前記ウエハ載置部12の支柱2側に突出して形成されたウエハ非載置部13とを備えている。
すなわち、前記ウエハ非載置部13は、前記ウエハ載置部12よりも支柱2側の延設部の上面に、前記ウエハ載置部12よりも低く、かつ延設部の上面より高く形成されている。
このような構成となっているため、ウエハ非載置部13に落下するパーティクルの移動自由度が小さく、より確実にウエハ非載置部13において、パーティクルを捕獲することができる。
前記延設部11は、図4に示すように平面視上矩形形状に形成され、その先端両端部に面取り部11aが形成されている。またこの前記延設部11の上面11bは平面として形成され、この上面11bは、後述ようにウエハWが載置されないため、表面粗さはRa1μm以上に形成されている。このように表面粗さRaが1μm以上に形成されているため、延設部11に付着するCVD膜の剥離が抑制され、パーティクルの発生を抑制することができる。
また、この延設部11の上縁部11c1〜11c5は曲面加工され、搭載されたウエハが熱処理中に変形し、前記延設部11の上縁部11c1〜11c5に接触した場合にも、スリップの発生が抑制されるように成されている。
尚、前記延設部11の下縁部11d1〜11d5(11d4,11d5は図示せず)についても、前記延設部11の上縁部11c1〜11c5と同様に、曲面加工しても良い。
また、前記ウエハ載置部12は前記延設部11の中央部分に突出して形成され、その上面12aの面積は3〜15mm2に形成されている。
従来の縦型ウエハボート1の棚部2a,3a,4a(ウエハが搭載される部分)の面積は、一般的に30〜120mm2程度に形成されている。
これに比べてウエハ載置部12は小面積に形成されているため、ウエハWに対する引掻き、あるいはウエハWの擦れを抑制でき、ウエハWが欠損することによって生じるパーティクルの発生を抑制することができる。また、前記したように、ウエハ載置部12は小面積に形成されているため、ウエハWの下面に形成される、いわゆるロッドマークを小さくすることができる。
また、前記ウエハ載置部12の上面12aは、図4に示すように、平面視上、載置されたウエハの内周部側から外周部側に向けてウエハWとの接触面積が増大するように、略三角形状に形成されている。この上面12aの頂角θは、50度〜120度が好ましい。
このように、ウエハ載置部12の上面12aが載置されたウエハWの内周部側から外周部側に向けてウエハWとの接触面積が増大するように形成されているため、小面積での支持に関わらず搭載されたウエハWをより安定して支持することができる。
尚、前記上面は必ずしも三角形状である必要はなく、搭載されるウエハWの内周部側から外周部側に向けてウエハとの接触面積が増大する形状であれば良く、例えば、半円状、半楕円状の形状であっても良い。
更に、このウエハ載置部12の上面12aの表面粗さRaは、0.2〜0.5μmに形成さている。これにより、ウエハのスリップの発生がより抑制される。
また、前記上面12aは、図3に示すように、前記延設部11の上面11aから0.8mm〜2mmの高さt1に形成され、前記上面12aと前記延設部11の上面11aとは平行な面として形成されている。
前記上面12aが延設部11の上面11aから0.8mm以下の場合、搭載されたウエハが熱処理中に変形し、前記延設部11の上縁部11c1〜11c5に接触し、スリップが発生する虞があるためである。一方、前記上面12aが延設部11の上面から2mmを超えると、パーティクルが延設部11の上面11aに捕獲され難く、下方に位置するウエハ上に落下し、付着する確率が高まるためである。
また、搭載されたウエハが延設部11の上縁部11c1〜11c5と接触を防止するために、ウエハ載置部12の上面12aの上縁部と延設部11の上縁部11c1〜11c5との距離L1が2mm以上、10mm以下であることが望ましい。
この距離L1が2mm未満であると落下するパーティクルを延設部11が受ける確率が少なからず低下し、一方、この距離L1が10mmを超えると、搭載されたウエハが熱処理中に変形し、前記延設部11の上縁部11c1〜11c5に接触する虞があるためである。
また、ウエハ載置部12の前側部12b(ウエハ載置部12の内側側面)は、搭載されたウエハWが熱処理中に変形し、接触した際の負荷を軽減し、スリップの発生を抑制するため、半径0.5mm〜8mmの曲面に形成されている。
また、ウエハ非載置部13は、前記ウエハ載置部12よりも支柱2側の延設部11の上面に、突出して形成されている。また、ウエハ載置部12の上面12aとウエハ非載置部13の上面との間には斜面部14が形成されている。
このウエハ非載置部13は,図4に示すように、平面視上、略三角形状に形成されたウエハ載置部12に続いて略台形形状に形成されている。即ち、前記ウエハ載置部12の最大幅B1(ウエハ載置部の支柱側の上縁部寸法)以上の幅(ウエハ非載置部のウエハ載置部側の上縁部寸法)B2を有した台形形状に形成されている。
このように、略三角形状に形成されたウエハ載置部12に続いて、略台形形状に形成されたウエハ非載置部13が形成され、全体形状として略扇形に形成される。
そのため、ウエハ搭載時に、ウエハ載置部12上にパーティクルが存在する場合にも、ウエハ搭載方向奥側のウエハ非載置部13で前記パーティクルを受け止めることができ、前記パーティクルの落下を防止することができる。
尚、前記ウエハ非載置部13は台形形状である必要はなく、搭載されるウエハの内周部側から外周部側に向けて拡がる形状であれば良く、例えば、円弧状形状であっても良い。
更に、このウエハ非載置部13の上面13a平面として形成され、この上面13aにはウエハWが載置されないため、表面粗さはRa1μm以上に形成されている。このように表面粗さRaが1μm以上に形成されているため、ウエハ非載置部13の上面13aに付着するCVD膜の剥離が抑制され、パーティクルの発生をより抑制することができる。
また、ウエハ非載置部13の上面13aは、図3に示すように、延設部11の上面11aと前記ウエハ載置部12の上面12a高さの略中位に形成され、前記ウエハ載置部12の上面12aから0.2〜0.5mm低い寸法t2に形成されている。また、前記ウエハ非載置部13の上面13aと前記ウエハ載置部12の上面12aとは平行な面として形成されている。
前記上面13aがウエハ載置部12の上面12aから0.2mm未満の低い場合には、ウエハ載置部12の上面12aにウエハを搭載する際、ウエハWが摺接(当接)し、前記ウエハ非載置部13の上面13a上に付着したCVD膜を剥離させ、パーティクルを発生させる虞があるためであり、パーティクルの落下防止効果が低減する傾向にある。また、ウエハ搭載時にウエハWの外周側面が当接し、ウエハWの外周側面に傷を与える虞がある。
尚、前記上面13aがウエハ載置部12の上面12aから1mmを超えて低い場合には、より確実なパーティクル防止効果が低減する傾向にある。
次に、本発明の一実施形態にかかる縦型ウエハボートの第一乃至第三の変形例について、図5乃至図7に基づいて説明する。なお、図5乃至図7は、図4に相当する図であって、棚部の平面図である。
図5に示された第1の変形例は、図4に示した延設部11の先端両端部に形成された面取り部11aに代えて、延設部11の上面(延設部11の先端形状)をウエハ載置部12の端部形状と相似する断面曲線状になしたものであり、熱容量、熱応力を考慮した支柱設計とすることができる。
また、図6に示された第2の変形例は、延設部11の幅B4を支柱の幅B3よりも大きく形成したものである。このように構成することにより、延設部の上面、ウエハ非載置部13の上面でパーティクルを受け止めることができる確率が向上し、前記パーティクルの落下をより防止することができる。
更に、図7に示された第3の変形例は、図4に示した延設部11の先端両端部に形成された面取り部11aに代えて、延設部11の上面を半円状になしたものであり、また幅B4を支柱の幅B3よりも大きく形成したものである。
第2の変形例と同様に、延設部の上面、ウエハ非載置部13の上面でパーティクルを受け止めることができる確率が向上し、前記パーティクルの落下をより防止することができる。
尚、本発明において、この縦型ウエハボート1の基材は特に限定されないが、例えば、SiC(炭化ケイ素)基材を用いることができ、SiC(炭化ケイ素)基材としては、SiCの成形体を高温で熱処理した再結晶質のSiC、あるいはSiCと炭素からなる成形体に溶融シリコンを含浸させた反応焼結SiC、または上記した基材にCVDによるSiCコートを施した基材を適宜使用できる。
図1は本発明の一実施形態にかかる縦型ウエハボートの棚部を示す要部拡大図である。 図2は図1に示した縦型ウエハボートの棚部の側面図である。 、図3は図1に示した棚部の断面図である。 図4は図1に示した棚部の平面図である。 図5は、図4に相当する図であって、本発明の第1の変形例を示す図である。 図6は、図4に相当する図であって、本発明の第2の変形例を示す図である。 図7は、図4に相当する図であって、本発明の第3の変形例を示す図である。 図8は、従来の縦型ウエハボートを示す斜視図である。 図9は従来の棚部を示す断面図である。
符号の説明
1 縦型ウエハボート
2,3,4 支柱
2a,3a,4a 棚部
5 天板
6 底板
10 棚部
11 延設部
11a 面取り部
11b 上面
12 ウエハ載置部
12a ウエハ載置部の上面
13 ウエハ非載置部
13a ウエハ非載置部の上面
t1 上面12aからの上面13aの高さ
L1 上面12a上縁部と上面11aの上縁までの距離
B1 ウエハ載置部の最大幅
B2 ウエハ非載置部の最小幅
B3 支柱の幅
B4 延設部の幅
W ウエハ

Claims (5)

  1. 成膜処理されるウエハを搭載するための棚部が形成された複数本の支柱と、前記支柱の上下端部を固定する天板及び底板とを備え、
    前記棚部が、前記支柱の側面から延設された延設部と、この延設部の上面に突出して形成されたウエハ載置部と、前記ウエハ載置部よりも支柱側の延設部の上面に、前記ウエハ載置部よりも低い高さに突出して形成されたウエハ非載置部とを有し、
    前記ウエハ載置部が、前記延設部の上面の中央部分に突出して、平面視上、三角形状、半円形状、半楕円形状のいずれかの形状に形成され、
    かつ、前記延設部の上面の表面粗さRaが1μm以上に形成され、前記ウエハ載置部上面の表面粗さRaが0.2μm〜0.5μm形成され、前記ウエハ非載置部の上面の表面粗さRaが1μm以上に形成され、
    更に、前記ウエハ載置部上面の面積が3〜15mmに形成されていることを特徴とする縦型ウエハボート。
  2. 前記ウエハ載置部が、平面視上、頂角が50°〜120°の三角形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の縦型ウエハボート。
  3. 前記ウエハ載置部の前側部が、半径0.5mm〜8mmの曲面に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の縦型ウエハボート。
  4. 前記ウエハ非載置部の最も短い幅が、前記ウエハ載置部の最も長い幅以上の寸法をもって形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の縦型ウエハボート。
  5. 前記ウエハ載置部の幅が前記支柱の幅よりも小さな寸法に形成され、かつ前記延設部の幅が支柱の幅よりも大きな寸法をもって形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の縦型ウエハボート。
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