JP4987274B2 - 工程制御システム、工程制御方法及び電子装置の製造方法 - Google Patents

工程制御システム、工程制御方法及び電子装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、電子装置の製造工程に関し、特に製造工程を制御する工程制御システム、工程制御方法及び電子装置の製造方法に関する。
高性能の電子装置を実現するには、高精度で、均一性及び再現性を備えた製造工程が必要となる。半導体集積回路(IC)や液晶表示装置(LCD)等の電子装置では、高機能性及び高速性を実現するため、微細化や多層化が進み、集積度も飛躍的に増加している。例えば、多層化された微細パターンで構成される大規模集積回路(LSI)等の半導体装置では、微細化に伴い製造工程の制御が困難になってきている。そのため、工程間あるいは工程内でフィードフォワード(FF)制御、あるいはフィードバック(FB)制御するランツーラン(RTR)制御により、工程能力を上げる試みがなされている(例えば、特許文献1〜3参照)。
例えば、半導体装置の製造において、工程能力が不足する工程に対してラン毎に変動するパラメータ、例えばエッチングレート等が工程終了後の品質管理(QC)測定で検出される。QC測定値を用いてRTR制御することにより、工程能力を向上させ、半導体チップの歩留まりを向上させている。
ラン毎に変動するパラメータのQC測定値が、処理中のロット内の一部のウェハにおいてロットの傾向と異なる異常値となることがある。ロット内全てのウェハに対してQC測定していないため、一部のウェハで生じる異常値を検出することができない。このような異常値を含むQC測定値を用いる場合、FB制御等が有効に働かない。その結果、制御精度の向上が不十分となり、半導体装置の歩留まりを低下させてしまう。
特開平10−275753号公報 特開平2000−252179号公報 特開平2002−151465号公報
本発明は、工程能力を向上させ、製造歩留まりの向上が可能な工程制御システム、工程制御方法及び電子装置の製造方法を提供する。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様は、(イ)製造装置の処理状態を表す装置情報をモニタするモニタユニットと、(ロ)製造工程を実施中にモニタユニットから装置情報のモニタ値を収集する装置情報収集ユニットと、(ハ)試験ウェハに対する試験製造工程における、装置情報の試験モニタ値と、製造装置を制御する処理パラメータ及び試験製造工程の仕上り形状から得られる特徴量との相関を作成する相関作成ユニットと、(ニ)複数の参照ウェハに対する参照製造工程において、装置情報の複数の参照モニタ値の分布における異常値を除いた複数の参照モニタ値のそれぞれに対して相関に基づいて算出された特徴量の複数の推定値の少なくとも一つと、対象ウェハに対する対象製造工程の処理対象構造の寸法とに基づいて、対象製造工程の処理パラメータの設定値を算出する工程管理ユニットと、(ホ)設定値を対象製造工程の処理ステップに記載した処理レシピに従って製造装置を制御する装置制御ユニットとを備える工程制御システムであることを要旨とする。
本発明の第2の態様は、(イ)試験ウェハに対して試験製造工程を実施して、製造装置の処理状態を表す装置情報の試験モニタ値と、製造装置を制御する処理パラメータ及び試験製造工程の仕上り形状から得られる特徴量との相関を作成し、(ロ)複数の参照ウェハに対して参照製造工程を実施して、複数の参照ウェハのそれぞれに対する装置情報の複数の参照モニタ値を取得し、(ハ)複数の参照モニタ値の分布における異常値を判定し、(ニ)異常値を除いた複数の参照モニタ値のそれぞれに対応する特徴量の複数の推定値を相関に基づいて算出し、(ホ)対象ウェハに対する対象製造工程の処理対象構造の寸法と、複数の推定値の少なくとも一つとに基づいて、対象製造工程の処理パラメータの設定値を算出し、(ヘ)設定値を対象製造工程の処理ステップに記載した処理レシピを作成することを含む工程制御方法であることを要旨とする。
本発明の第3の態様は、(イ)試験ウェハに対して試験製造工程を実施して、製造装置の処理状態を表す装置情報の試験モニタ値と、製造装置を制御する処理パラメータ及び試験製造工程の仕上り形状から得られる特徴量との相関を作成し、(ロ)複数の参照ウェハに対して参照製造工程を実施して、複数の参照ウェハのそれぞれに対する装置情報の複数の参照モニタ値を収集し、(ハ)複数の参照モニタ値の分布における異常値を判定し、(ニ)異常値を除いた複数の参照モニタ値のそれぞれに対応する特徴量の複数の推定値を相関に基づいて算出し、(ホ)対象ウェハに対する対象製造工程の処理対象構造の寸法と、複数の推定値の少なくとも一つとに基づいて、対象製造工程の処理パラメータの設定値を算出し、(ヘ)設定値を対象製造工程の処理ステップに記載した処理レシピを作成し、(ト)処理レシピに従って、製造装置により対象ウェハを加工することを含む電子装置の製造方法であることを要旨とする。
本発明によれば、工程能力を向上させ、製造歩留まりの向上が可能な工程制御システム、工程制御方法及び電子装置の製造方法を提供することが可能となる。
以下図面を参照して、本発明の形態について説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号が付してある。但し、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る工程制御システムは、図1に示すように、装置情報収集ユニット10、相関作成ユニット11、工程管理ユニット12、生産管理システム14、製造装置16、モニタユニット18、装置制御ユニット20、品質管理装置22、装置情報データベース24、品質管理データベース26、及び制御情報データベース28等を備える。また、工程管理ユニット12、は、入力部30、判定部32、特徴量算出部34、目標値算出部36、パラメータ算出部38、出力部40、及び内部メモリ42等を備えている。
装置情報収集ユニット10、相関作成ユニット11、工程管理ユニット12、生産管理システム14、装置制御ユニット20、品質管理装置22、装置情報データベース24、品質管理データベース26、及び制御情報データベース28等は、ローカルエリアネットワーク(LAN)等の通信回線50を介して接続される。製造装置16には、モニタユニット18及び装置制御ユニット20が接続されている。モニタユニット18は、装置情報収集ユニット10に接続されている。
装置情報収集ユニット10、相関作成ユニット11、工程管理ユニット12、生産管理システム14、装置制御ユニット20は、通常のコンピュータシステムの中央処理装置(CPU)の一部として構成すればよい。入力部30、判定部32、特徴量算出部34、目標値算出部36、パラメータ算出部38、及び出力部40は、それぞれ専用のハードウェアで構成しても良く、通常のコンピュータシステムのCPUを用いて、ソフトウェアで実質的に等価な機能を有していても構わない。
例えば、製造装置16を用いて半導体装置の製造工程が、装置制御ユニット20により制御されて実施される。装置制御ユニット20は、生産管理システム14から製造装置の処理パラメータの設定値等の製造工程の処理条件が記載された処理レシピを取得する。製造装置16には、例えば、反応性イオンエッチング(RIE)装置、化学気相成長(CVD)装置、蒸着装置、イオン注入装置、フォトリソグラフィシステム等が含まれる。処理パラメータとして、例えば、時間、温度、流量、圧力等が含まれる。
また、製造装置16に設置されたモニタユニット18は、製造工程実施中の製造装置16の処理状態を表す装置情報をモニタする。モニタユニット18には、位置検出器、電力計、温度計、流量計、圧力計等が含まれる。装置情報として、例えばRIE装置の場合、高周波発振器整合回路の可変コンデンサの上部電極位置(以下、コンデンサ電極位置と称す。)、進行波電力、反射波電力、チャンバ温度、排気バルブの開度、ガス流量、圧力等が含まれる。
装置情報収集ユニット10は、装置制御ユニット20の制御により処理レシピに従って製造装置16が製造工程の処理を開始した後、処理レシピに記載の収集条件に従って製造装置16の装置情報のモニタ値をモニタユニット18から収集する。装置情報は、製造装置16で処理された半導体装置のロット番号及びウェハ番号が付加されて装置情報データベース24に格納される。なお、装置情報は、製造装置16で処理されるロットの全てのウェハについて取得される。
品質管理装置22は、製造装置16等で実施された複数の製造工程のそれぞれでの終了後の仕上り形状等の品質管理測定値を測定する。品質管理装置22には、例えば、走査型電子顕微鏡(SEM)、レーザ顕微鏡、段差計、膜厚計等が含まれる。品質管理測定値には、例えば、フォトリソグラフィ等により形成されたレジストパターンの幅、RIE等によりエッチングされたパターンの幅及び深さ、CVD等により堆積された膜の厚さ等の仕上り寸法が含まれる。また、レジストパターンやレジストパターンをマスクとして形成されたラインパターンの側壁角度、ライン端粗さ(LER)、裾引き形状等の加工形状も、品質管理測定値に含まれる。品質管理装置22で測定された品質管理測定値等を含む品質管理データは、ロット番号、ウェハ番号、処理時間及び他の処理パラメータの設定値と共に、品質管理データベース26に格納される。なお、品質管理測定は、全ウェハでは実施されず、ロットの中の代表的なウェハに対して実施される。
相関作成ユニット11は、予め装置情報と製造工程の特徴量との相関を調査する。例えば、試験ウェハに対する試験製造工程における処理時間及び品質管理測定値から特徴量を算出する。算出した特徴量と、試験製造工程でモニタされた装置情報との相関式が作成される。特徴量として、例えば、RIE等におけるスリミング速度やエッチング速度、CVD等における堆積速度等が算出される。相関は、制御情報データベース28に格納される。
工程管理ユニット12の入力部30は、予め製造装置16で参照製造工程が実施された参照ロットの複数の参照ウェハのロット番号及びウェハ番号を指標にして、装置情報のモニタ値、品質管理測定値、及び処理時間等を、装置情報データベース24及び品質管理データベース26から取得する。また、対象ロットの対象ウェハにおいて、対象製造工程の前に実施された製造工程の仕上りのうち、対象製造工程の処理対象構造の仕上り形状に関する品質管理測定値を、品質管理データベース26から取得する。
判定部32は、複数の参照ウェハの装置情報のモニタ値の分布に出現する異常値に基いて、参照ウェハの中から、異常ウェハを判定する。なお、装置情報のモニタ値がモニタ値の分布の範囲内に出現する正常ウェハでは、参照製造工程の仕様で規定される許容範囲内の仕上がり形状が得られる。
特徴量算出部34は、装置情報と特徴量の相関に基づいて、異常ウェハを除いた複数の参照ウェハに対する装置情報のモニタ値に対応する特徴量の複数の推定値を算出する。
目標値算出部36は、対象製造工程の仕上り形状の仕様に基いて、対象ウェハの処理対象構造の品質管理測定値から処理の目標値を算出する。
パラメータ算出部38は、特徴量の複数の推定値の少なくとも一つと、対象ウェハに対する対象製造工程の処理対象構造の寸法に基づいて、対象製造工程の処理パラメータの設定値を算出する。例えば、参照ロットの正常ウェハの特徴量の複数の推定値の平均値が計算される。品質管理装置22で測定された対象ウェハの処理対象構造の形状と、推定値の平均値とを用いて、対象製造工程の処理パラメータが算出される。なお、参照ロットとして、対象ロットの直前に実施された一つ以上のロットが用いられる。
出力部40は、算出された処理パラメータの設定値を生産管理システム14に送信する。
内部メモリ42は、工程管理ユニット12における演算において、計算途中や解析途中のデータを一時的に保存する。
生産管理システム14は、制御情報データベース28に予め格納されている対象製造工程の工程仕様を取得し、対象製造工程の処理ステップに処理パラメータの設定値を記載して処理レシピを作成する。また、処理レシピには、工程仕様に基いて、モニタする装置情報の項目やサンプリングレート等の装置情報の収集条件、及び製造工程の特徴量の計算手順等が記載される。処理レシピは、装置情報収集ユニット10及び装置制御ユニット20に送信される。
装置制御ユニット20は、受信した処理レシピに従って、対象ウェハに対して製造装置16で実施される対象製造工程を制御する。
本発明の第1の実施の形態に係る工程制御システムによれば、全参照ウェハに対して取得される装置情報のモニタ値を用いて異常ウェハが判定される。製造工程の処理パラメータは、異常ウェハを除いた正常ウェハの特徴量の推定値に基づいて算出される。その結果、製造工程の処理を精度よく制御することができ、工程能力及び製造歩留まりの向上が可能となる。
本発明の第1の実施の形態では、90nmデザインルールの半導体装置、例えばロジック製品が製造される。説明を簡単にするため、制御対象の製造工程として、金属・酸化膜・半導体(MOS)トランジスタのゲート電極形成用エッチングマスクのレジストパターンの幅を縮小させるスリミングRIE工程を一例として、図2の工程フローチャート、及び図3〜図5の工程断面図を用いて説明する。MOSトランジスタのゲート加工寸法としてのゲート長は40nmである。
(イ)基板(ウェハ)60の表面に熱酸化等により、酸化シリコン(SiO)等の酸化膜61が形成される。ステップS160の多結晶シリコン(ポリSi)化学気相成長(CVD)工程により、酸化膜61上にポリSi膜62が堆積される。ステップS161の反射防止膜(ARC)CVD工程により、ポリSi膜62上に酸窒化シリコン(SiON)、窒化シリコン(Si)、窒化チタン(TiN)等のARC63が堆積される。なお、ARCCVD工程に代えて、ARC塗布工程により、ポリSi膜62上にARC63を塗布してもよい。
(ロ)図3に示すように、ステップS162のフォトリソグラフィ工程により、ARC63の表面にレジストパターン64が形成される。ステップS163の品質管理工程で、レジストパターン64のレジスト幅WrがSEM等の品質管理装置22で測定される。
(ハ)ステップS164のスリミングRIE工程で、四フッ化炭素(CF)、酸素(O)及び臭化水素(HBr)の混合ガスを用いるRIE等により、RIE装置(製造装置16)を用いてレジストパターン64及びARC63のエッチング(スリミングRIE)を実施する。図4に示すように、レジストパターン64a及びARCパターン63aを有するマスクパターン65が形成される。ステップS165の品質管理工程で、マスクパターン65のマスク幅WsがSEM等の品質管理装置22で測定される。
(ニ)ステップS166のゲートRIE工程で、図5に示すように、マスクパターン65をマスクとしてRIE等により、ポリSi膜62及び酸化膜61が選択的に除去され、ゲート電極62a及びゲート酸化膜61aが形成される。ステップS167の品質管理工程で、ゲート電極62aの仕上り幅WpがSEM等の品質管理装置22で測定される。
現行のスリミングRIE工程では、所望のマスク幅Wsを高精度に制御するため、例えば、複数のウェハに対して実施されたスリミングRIE工程の品質管理測定の結果からスリミング速度を算出する。対象ウェハで測定されたレジスト幅Wr及び求めたスリミング速度に基づいて、スリミング時間が算出される。しかし、RIE装置で処理された複数のウェハの中の一部が、スリミング速度が許容範囲を超えて異常値を示す異常ウェハとなる場合がある。品質管理測定が異常ウェハを含む場合、算出されるスリミング速度が不正確となり、マスク幅Wsの制御が困難となる。その結果、ゲート電極62aの仕上り幅Wpが制御範囲からずれ、工程歩留まりが低下する。
本発明の第1の実施の形態に係る工程制御方法を上述のスリミングRIE工程に適用する場合について、図6に示す装置情報と特徴量の相関、及び図7に示すフローチャートを用いて説明する。
(イ)ステップS100で、図1に示した相関作成ユニット11により、試験ウェハに実施されたスリミングRIE工程における、レジスト幅Wr及びマスク幅Ws等の品質管理測定値及び処理パラメータの処理時間が、品質管理データベース26から取得される。品質管理測定値及び処理パラメータから、特徴量のスリミング速度が算出される。例えば、図6に示すように、装置情報のコンデンサ電極位置に対するスリミング速度が、一次式で近似される。装置情報に対する特徴量の相関式は、制御情報データベース28に格納される。
(ロ)ステップS101で、入力部30により、複数の参照ウェハのスリミングRIEの処理ステップ中にモニタされた装置情報のモニタ値が、装置情報データベース24から取得される。また、装置情報と特徴量の相関が、制御情報データベース28から取得される。
(ハ)ステップS102で、判定部32により、参照ウェハの装置情報のモニタ値の分布に出現する異常値に基いて、異常ウェハが判定される。
(ニ)ステップS103で、特徴量算出部34により、装置情報と特徴量の相関に基いて、異常値を除いた装置情報のモニタ値に対応する特徴量のスリミング速度の推定値が算出される。なお、品質管理測定が実施された参照ウェハについては、品質管理データベース26から取得される品質管理測定値及び処理パラメータより算出されるスリミング速度の値を推定値に代えて用いてもよい。
(ホ)ステップS104で、品質管理装置22により、対象ウェハに実施されたフォトリソグラフィ工程のレジストパターン64(処理対象構造)の仕上り形状のレジスト幅Wrが測定され、品質管理測定値として品質管理データベース26に格納される。工程管理ユニット12の入力部30により、品質管理データベース26及び制御情報データベース28から、レジスト幅Wr及びマスクパターン65の設計仕様がそれぞれ取得される。目標値算出部36により、レジスト幅Wr及びマスクパターン65の設計仕様を参照してスリミングRIE工程のスリミング目標値が算出される。
(ヘ)ステップS105で、パラメータ算出部38により、スリミング速度の推定値の平均値を用いて、スリミング目標値から処理パラメータのスリミング時間が算出される。算出されたスリミング時間は、出力部40を介して生産管理システム14に送信される。
(ト)生産管理システム14により、取得したスリミング時間をスリミングRIE工程の処理時間の設定値として記載して処理レシピが作成される。処理レシピは、装置情報収集ユニット10及び装置制御ユニット20に送信される。生産管理システム14から装置制御ユニット20に送信された処理レシピに従って製造装置16でスリミングRIEの処理が開始される。
本発明の第1の実施の形態に係る工程制御方法によれば、スリミング速度の推定値が、全参照ウェハに対して取得される装置情報のモニタ値を用いている。したがって、参照ウェハの中で異常な推定値を示す異常ウェハを判定することができる。スリミングRIE工程の処理時間は、異常ウェハを除いた正常ウェハのスリミング速度の推定値に基づいて算出される。その結果、ゲート電極62aの仕上り寸法の制御精度が向上し、規格外のロジック製品を減少させることができる。したがって、スリミングRIE工程の処理を精度よく制御することができ、工程能力及び製造歩留まりの向上が可能となる。
なお、上記説明では、製造工程がロット処理で行われる場合について説明している。しかし、製造工程は枚葉処理でもよい。枚葉処理の場合は、対象製造工程の直前に処理された正常ウェハのスリミング速度の推定値を用いればよい。また、対象製造工程の直前に処理された複数の正常ウェハのスリミング速度の推定値の平均値を用いてもよい。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る工程制御システムは、図8に示すように、装置情報収集ユニット10、相関作成ユニット11、工程管理ユニット12a、生産管理システム14、製造装置16、モニタユニット18、装置制御ユニット20、品質管理装置22、装置情報データベース24、品質管理データベース26、及び制御情報データベース28等を備える。また、工程管理ユニット12a、は、入力部30、判定部32、分類部33、特徴量算出部34、目標値算出部36、パラメータ算出部38、出力部40、及び内部メモリ42等を備えている。
本発明の第2の実施の形態に係る工程制御システムは、工程管理ユニット12aに分類部33を備えている点が第1の実施の形態と異なる。他の構成は第1の実施の形態と同様であるので、重複する記載は省略する。
例えば、RIE装置において、対象製造工程とは異なる処理レシピで処理される製造工程等では、処理室の壁面に異なる吸着物や付着物等が形成される。異なる処理レシピの製造工程の直後に実施される製造工程においては、処理室の壁面の吸着物や付着物からの脱ガス等により、処理中に処理室の雰囲気が変化する。その結果、装置情報のモニタ値が正常な値からずれ、異常値となる。また、特徴量であるエッチング速度や、製造工程の仕上り形状が変動する。
上記したような特定の条件下で実施される製造工程では、装置情報の異常値は、正常なモニタ値の分布位置からずれた一定の分布位置に再現性よく出現する。また、エッチング速度や仕上り形状等の変動量も、再現される。
例えば、図9に示すように、正常ウェハにおいては、装置情報のモニタ値は、領域Aに分布する。正常ウェハの特徴量の推定値は、領域Aに対応する範囲で、装置情報と特徴量の相関を近似する直線を含む領域に分布する。また、特定の条件下で実施される製造工程で得られた装置情報の異常値は、領域Bに再現性よく分布する。品質管理測定値に基いて算出された特徴量の推定値も、装置情報の領域Bに対応して一定の範囲に分布する。
工程管理ユニット12aの分類部33は、判定部32により判定された装置情報の異常値の中で出現する分布領域が再現する異常値に対して、分布領域に対応する異常モードに分類する。例えば、装置情報の異常値が領域Bに出現する異常ウェハが、領域Bに対応する異常モードに分類され、制御情報データベース28に格納される。なお、領域Bだけでなく、複数の領域に装置情報の異常値が再現性よく出現する場合、それぞれの異常値は、複数の領域に対応して複数の異常モードに分類される。
相関作成ユニット11は、領域Bに対応する異常モードについて、装置情報と特徴量との相関を調査する。図9に示したように、異常モードに対する装置情報と特徴量の新たな相関の近似式が作成される。異常モードの相関は、制御情報データベース28に格納される。
本発明の第2の実施の形態では、生産管理システム14は、対象製造工程の処理ステップを第1のステップ及び第2のステップに分割して処理レシピを作成する。第1及び第2のステップには、工程管理ユニット12aのパラメータ算出部38で正常ウェハを用いて算出された処理時間の値を2分割した第1及び第2の設定値が記載される。処理パラメータは、装置制御ユニット20及び装置情報収集ユニット10に送信される。
製造装置16で製造工程の第1のステップの処理中に、装置情報収集ユニット10より収集される装置情報のモニタ値が工程管理ユニット12aにリアルタイムで送信される。装置情報のモニタ値が、判定部32で正常と判定された場合、処理レシピに従って、処理レシピの第1及び第2のステップの処理が実施される。
装置情報のモニタ値が異常値と判定された場合は、分類部33は装置情報の異常値を分類し、異常モードに対応するか判定する。異常モードと判定された場合、特徴量算出部34は、制御情報データベース28から異常モードの相関を読み出し、特徴量の推定値を算出する。パラメータ算出部38は、異常モードに対応する特徴量の推定値に基いて、処理パラメータの新たな設定値を算出する。装置制御ユニット20は、出力部40から受信した新たな設定値に基いて、処理レシピの第2ステップの処理パラメータを変更する。
本発明の第2の実施の形態に係る工程制御システムによれば、装置情報のモニタ値が異常値と判定された場合、異常値に基いて分類される。異常モードに分類された異常ウェハにおいて、製造工程の第2のステップの処理が、異常モードの相関に基いて算出された特徴量の推定値を用いて制御される。したがって、製造工程の処理を精度よく制御することができ、工程能力及び製造歩留まりの向上が可能となる。
本発明の第2の実施の形態に係る工程制御方法を、図2〜図5に示したスリミングRIE工程に適用する場合について、図10に示すフローチャートを用いて説明する。
(イ)ステップS200で、図8に示した相関作成ユニット11により、試験ウェハに実施されたスリミングRIE工程における、レジスト幅Wr及びマスク幅Ws等の品質管理測定値と、処理パラメータの処理時間とから、特徴量のスリミング速度が算出される。装置情報に対する特徴量の相関は、制御情報データベース28に送信される。
(ロ)ステップS201で、入力部30により、参照ウェハのスリミングRIEの処理ステップ中にモニタされた装置情報のモニタ値が、装置情報データベース24から取得される。また、装置情報と特徴量の相関が、制御情報データベース28から取得される。
(ハ)ステップS202で、判定部32により、参照ウェハの中で装置情報のモニタ値が異常値となる異常ウェハが判定される。
(ニ)異常ウェハと判定された場合、ステップS203で、分類部33により、異常値の中で出現する分布領域が再現する異常値の異常ウェハが異常モードに分類される。
(ホ)ステップS204で、相関作成ユニット11により、相関の再現性があると分類された異常モードの異常ウェハに対して、特徴量の計算値と、装置情報のモニタ値を用いて、装置情報と特徴量の相関が作成される。
(ヘ)異常ウェハを除いた正常ウェハにおいて、ステップS205で、特徴量算出部34により、装置情報と特徴量の相関に基いて装置情報のモニタ値に対応する特徴量のスリミング速度の推定値が算出される。工程管理ユニット12aの入力部30により、品質管理データベース26及び制御情報データベース28から、レジストパターン64(処理対象構造)のレジスト幅Wr及びマスクパターン65の設計仕様がそれぞれ取得される。目標値算出部36により、レジスト幅Wr及びマスクパターン65の設計仕様を参照してスリミングRIE工程のスリミング目標値が算出される。
(ト)ステップS206で、パラメータ算出部38により、正常ウェハのスリミング速度の推定値の平均値を用いて、スリミング目標値から処理パラメータのスリミング時間が算出される。算出されたスリミング時間は、出力部40を介して生産管理システム14に送信される。
(チ)ステップS207で、生産管理システム14により、対象製造工程の処理ステップを第1のステップ及び第2のステップに分割して処理レシピが作成される。第1及び第2のステップには、受信したスリミング時間の値を2分割した第1及び第2の設定値が記載される。処理レシピは、装置情報収集ユニット10及び装置制御ユニット20に送信される。
(リ)ステップS208で、装置制御ユニット20の制御により、処理レシピに従って製造装置16において、第1の設定値でスリミングRIEの第1のステップが開始される。
(ヌ)ステップS209で、第1のステップが開始されると同時に、装置情報収集ユニット10により、モニタユニット18でモニタされた装置情報が収集される。装置情報のモニタ値は、リアルタイムで工程管理ユニット12aに送信される。
(ル)ステップS210で、判定部32により、装置情報のモニタ値が異常値であるか判定される。モニタ値が正常値であれば、ステップS211で、第1のステップに引き続き、第2の設定値で第2のステップが処理される。
(ヲ)装置情報のモニタ値が異常値であれば、ステップS212で、分類部33により、異常値が分類され、再現性のある異常モードであるか判定される。再現性のある異常モードでない場合は、ステップS213で、アラームを発報してRIE装置を停止する。その後、異常原因を解析して以後の対応が判定される。。
(ワ)再現性のある異常モードであれば、ステップS214で、特徴量算出部34により、異常モードの装置情報及び特徴量の相関に基いて、特徴量の推定値が算出される。パラメータ算出部38により、異常モードに対応する特徴量の推定値に基いて、処理パラメータの新たな設定値が算出される。処理パラメータの新たな設定値は装置制御ユニット20に送信される。
(カ)ステップS215で、装置制御ユニット20により、処理パラメータの新たな設定値に基いて処理レシピの第2のステップの第2の設定値が変更される。
本発明の第2の実施の形態に係る工程制御方法によれば、異常値が検出されたウェハにおいて、スリミングRIE工程の第2のステップの処理が、第1のステップの処理中に、異常値に基いて算出されたスリミング速度に基づいて制御される。その結果、ゲート電極62aの仕上り寸法の制御精度が向上し、規格外のロジック製品を減少させることができる。このように、スリミングRIE工程の処理を精度よく制御することができ、工程能力及び製造歩留まりの向上が可能となる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明の第1及び第2の実施の形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者にはさまざまな代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
本発明の第1及び第2の実施の形態においては、制御対象工程として、スリミング処理等のRIE工程を用いている。しかし、制御対象工程として、例えば、CVD工程等であってもよい。
また、制御パラメータとして、処理時間を用いて説明している。しかし、制御パラメータとして、流量、圧力、温度等を用いてもよい。例えば、制御パラメータとして、流量を用いる場合、予め流量と特徴量の関係を調査する。処理レシピの処理時間を固定して、参照製造工程において算出された特徴量の推定値から対象製造工程で要求される特徴量に対応する流量を算出すればよい。
また、装置情報と特徴量の相関として、単項式を用いて近似している。しかし、特徴量が、複数の装置情報に依存する場合がある。このような場合、複数の装置情報に対する特徴量の相関は、多項式で近似される。
本発明の第1及び第2の実施の形態では、半導体装置の製造方法について例示したが、本発明は、液晶装置、磁気記録媒体、光記録媒体、薄膜磁気ヘッド、超伝導素子等の電子装置の製造方法に適用できることは、上記説明から容易に理解できるであろう。
このように、本発明はここでは記載していないさまざまな実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係わる発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の第1の実施の形態に工程制御システムの構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態の説明に用いる半導体装置の工程フローの一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態の説明に用いる半導体装置の製造工程の一例を示す断面図(その1)である。 本発明の第1の実施の形態の説明に用いる半導体装置の製造工程の一例を示す断面図(その2)である。 本発明の第1の実施の形態の説明に用いる半導体装置の製造工程の一例を示す断面図(その3)である。 本発明の第1の実施の形態に係る工程制御方法に用いる装置パラメータと特徴量との相関の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る工程制御方法の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に工程制御システムの構成の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る工程制御方法に用いる装置パラメータと特徴量との相関の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る工程制御方法の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10…装置情報収集ユニット
11…相関作成ユニット
12、12a…工程管理ユニット
14…生産管理システム
16…製造装置
18…モニタユニット
20…装置制御ユニット
22…品質管理装置
24…装置情報データベース
26…品質管理データベース
28…制御情報データベース
32…判定部
33…分類部
34…特徴量算出部
36…目標値算出部
38…パラメータ算出部

Claims (3)

  1. 製造装置の処理状態を表す装置情報をモニタするモニタユニットと、
    製造工程を実施中に前記モニタユニットから前記装置情報のモニタ値を収集する装置情報収集ユニットと、
    ウェハに対する製造工程における、前記装置情報収集ユニットから得られた前記装置情報のモニタ値と、前記製造装置を制御する処理パラメータ及び前記ウェハに対する製造工程の仕上り形状から得られる特徴量との相関を作成する相関作成ユニットと、
    複数の参照ウェハに対する参照製造工程において、前記装置情報の複数の参照モニタ値の分布における異常値を除いた前記複数の参照モニタ値のそれぞれに対して、試験ウェハに対する試験製造工程における前記装置情報の試験モニタ値から、前記相関作成ユニットにより作成された前記相関としての第1相関に基づいて前記特徴量の複数の第1推定値を算出し、前記複数の第1推定値の少なくとも一つと、対象ウェハに対する対象製造工程の処理対象構造の寸法とに基づいて、前記対象製造工程の前記処理パラメータの設定値を算出し、且つ、前記異常値の中で出現分布領域が再現する異常値を異常モードに分類し、前記対象ウェハを処理しながら前記装置情報収集ユニットにより収集された前記装置情報の新たなモニタ値が異常と判定され、前記異常モードに分類された場合、前記異常モードに分類された異常ウェハの異常値と、前記異常ウェハの仕上り形状に基いて算出される特徴量とから、前記相関作成ユニットにより前記相関として作成された第2相関に基づいて前記新たなモニタ値に対応する前記特徴量の第2推定値を算出し、前記処理対象構造の寸法及び前記第2推定値に基いて前記処理パラメータの新たな設定値を算出する工程管理ユニットと、
    前記設定値又は前記新たな設定値を前記対象製造工程の処理ステップに記載した処理レシピに従って前記製造装置を制御する装置制御ユニット
    とを備えことを特徴とする工程制御システム。
  2. 装置情報収集ユニット、相関作成ユニット、工程管理ユニット、装置制御ユニット、生産管理ユニットを備える工程制御システムによる工程制御方法であって、
    試験ウェハに対して試験製造工程を実施して、製造装置の処理状態を表す装置情報の試験モニタ値と、前記製造装置を制御する処理パラメータ及び前記試験製造工程の仕上り形状から得られる特徴量との相関を、前記相関作成ユニットにより作成し、
    複数の参照ウェハに対して参照製造工程を実施して、前記複数の参照ウェハのそれぞれに対する前記装置情報の複数の参照モニタ値を、前記相装置情報収集ユニットにより取得し、
    前記複数の参照モニタ値の分布における異常値を、前記工程管理ユニットにより判定し、
    前記異常値を除いた前記複数の参照モニタ値のそれぞれに対応する前記特徴量の複数の推定値を、前記工程管理ユニットにより前記相関に基づいて算出し、
    対象ウェハに対する対象製造工程の処理対象構造の寸法と、前記複数の推定値の少なくとも一つとに基づいて、前記対象製造工程の前記処理パラメータの設定値を、前記工程管理ユニットにより算出し、
    前記設定値を前記対象製造工程の処理ステップに記載した処理レシピを、前記生産管理システムにより作成し、
    前記異常値の中で出現分布領域が再現する前記異常値を、前記工程管理ユニットにより異常モードに分類し、
    前記異常モードに分類された異常ウェハの異常値と、前記異常ウェハの仕上り形状に基いて算出される特徴量との新たな相関を、前記相関作成ユニットにより作成し、
    前記処理ステップの第1ステップにおいて前記処理レシピに従って前記対象ウェハを処理しながら収集された前記装置情報の新たなモニタ値が異常と判定され、前記異常モードに分類された場合、前記新たなモニタ値に対応する前記特徴量の新たな推定値を、前記工程管理ユニットにより前記新たな相関に基いて算出し、
    前記処理対象構造の寸法及び前記新たな推定値に基いて前記処理パラメータの新たな設定値を、前記工程管理ユニットにより算出し、
    前記新たな設定値に基いて、前記処理ステップの第2ステップにおける前記処理レシピの前記設定値を、前記装置制御ユニットにより変更する
    ことを含むことを特徴とする工程制御方法。
  3. 装置情報収集ユニット、相関作成ユニット、工程管理ユニット、装置制御ユニット、生産管理ユニットを備える工程制御システムにより工程制御される電子装置の製造方法であって、
    試験ウェハに対して試験製造工程を実施して、製造装置の処理状態を表す装置情報の試験モニタ値と、前記製造装置を制御する処理パラメータ及び前記試験製造工程の仕上り形状から得られる特徴量との相関を、前記相関作成ユニットにより作成し、
    複数の参照ウェハに対して参照製造工程を実施して、前記複数の参照ウェハのそれぞれに対する前記装置情報の複数の参照モニタ値を、前記装置情報収集ユニットにより収集し、
    前記複数の参照モニタ値の分布における異常値を、前記工程管理ユニットにより判定し、
    前記異常値を除いた前記複数の参照モニタ値のそれぞれに対応する前記特徴量の複数の推定値を、前記工程管理ユニットにより前記相関に基づいて算出し、
    対象ウェハに対する対象製造工程の処理対象構造の寸法と、前記複数の推定値の少なくとも一つとに基づいて、前記対象製造工程の前記処理パラメータの設定値を、前記工程管理ユニットにより算出し、
    前記設定値を前記対象製造工程の処理ステップに記載した処理レシピを、前記生産管理システムにより作成し、
    前記処理レシピに従って、前記処理ステップの第1ステップにおいて前記製造装置により前記対象ウェハを加工し、
    前記異常値の中で出現分布領域が再現する前記異常値を、前記工程管理ユニットにより異常モードに分類し、
    前記異常モードに分類された異常ウェハの異常値と、前記異常ウェハの仕上り形状に基いて算出される特徴量との新たな相関を、前記相関作成ユニットにより作成し、
    前記第1ステップにおいて前記処理レシピに従って前記対象ウェハを処理しながら収集された前記装置情報の新たなモニタ値が異常と判定され、前記異常モードに分類された場合、前記新たなモニタ値に対応する前記特徴量の新たな推定値を、前記工程管理ユニットにより前記新たな相関に基いて算出し、
    前記処理対象構造の寸法及び前記新たな推定値に基いて前記処理パラメータの新たな設定値を、前記工程管理ユニットにより算出し、
    前記新たな設定値に基いて、前記処理ステップの第2ステップにおける前記処理レシピの前記設定値を、前記装置制御ユニットにより変更する
    ことを含むことを特徴とする電子装置の製造方法。
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