JP4986511B2 - 切削装置 - Google Patents

切削装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4986511B2
JP4986511B2 JP2006166886A JP2006166886A JP4986511B2 JP 4986511 B2 JP4986511 B2 JP 4986511B2 JP 2006166886 A JP2006166886 A JP 2006166886A JP 2006166886 A JP2006166886 A JP 2006166886A JP 4986511 B2 JP4986511 B2 JP 4986511B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water supply
switching valve
cutting
carbon dioxide
path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006166886A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007331071A (ja
Inventor
万平 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Corp filed Critical Disco Corp
Priority to JP2006166886A priority Critical patent/JP4986511B2/ja
Publication of JP2007331071A publication Critical patent/JP2007331071A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4986511B2 publication Critical patent/JP4986511B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Dicing (AREA)

Description

本発明は、半導体ウエーハ等の被加工物を切削する切削装置、更に詳しくは被加工物の切削部に加工水を供給する加工水供給手段を装備した切削装置に関する。
半導体デバイス製造工程においては、略円板形状である半導体ウエーハの表面に格子状に配列されたストリートと呼ばれる分割予定ラインによって複数の領域が区画され、この区画された領域にIC、LSI等のデバイスを形成する。そして、半導体ウエーハをストリートに沿って切断することによりデバイスが形成された領域を分割して個々の半導体チップを製造している。また、サファイヤ基板の表面に窒化ガリウム系化合物半導体等が積層された光デバイスウエーハもストリートに沿って切断することにより個々の発光ダイオード、レーザーダイオード等の光デバイスに分割され、電気機器に広く利用されている。
上述した半導体ウエーハや光デバイスウエーハ等のストリートに沿った切断は、通常、ダイサーと呼ばれる切削装置によって行われている。この切削装置は、半導体ウエーハ等の被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を切削するための切削ブレードを備えた切削手段と、切削ブレードに加工水を供給する加工水供給手段を具備し、該加工水供給手段によって切削水を回転する切削ブレードに供給することにより切削ブレードを冷却するとともに、切削ブレードによる被加工物の切削部に加工水を供給しつつ切削作業を実施する。(例えば、特許文献1参照。)
特開2004−303855号公報
上述した切削ブレードによる被加工物の切削部に供給される加工水としては、デバイスの品質の低下を防止するために純水が用いられるが、静電気の帯電を防止するために純水に二酸化炭素が混入されている。この二酸化炭素が混入された加工水は、洗浄能力が高いことから切削後の被加工物を洗浄する洗浄水としても使用されている。
しかるに、切削装置の可動を停止して加工水の供給を停止すると、加工水供給手段における純水に二酸化炭素を混入する二酸化炭素混入手段から切削手段および洗浄手段に至る経路に加工水が滞留する。二酸化炭素が混入された加工水が滞留すると、バクテリアが発生するという問題がある。特に、加工水が比較的多量にある二酸化炭素混入手段においてバクテリアの発生が顕著である。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、二酸化炭素が混入された加工水の滞留を防止することができる加工水供給手段を備えた切削装置を提供することにある。
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物に加工水を供給する加工水供給ノズルを備え被加工物に加工水を供給しつつ切削する切削手段と、該加工水供給ノズルに加工水を供給する加工水供給手段と、を具備する切削装置において、
該加工水供給手段は、純水を供給する純水供給手段と、二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給手段と、該純水供給手段から純水供給経路を介して供給される純水に該二酸化炭素供給手段から供給される二酸化炭素を混入せしめる二酸化炭素混入器と、該二酸化炭素混入器において純水に二酸化炭素が混入された加工水を該加工水供給ノズルに供給する加工水供給経路と、該加工水供給経路に配設され切削装置の稼動時に開路し稼動停止時に閉路せしめられる第1の切換弁と、該加工水供給経路における該第1の切換弁と該二酸化炭素混入器との間に接続された排水経路と、該排水経路に配設され切削装置の稼動時に閉路し稼動停止時に開路せしめられる第2の切換弁と、を具備している、
ことを特徴とする切削装置が提供される。
上記排水経路における第2の切換弁より下流側に配設され、第2の切換弁を介して排出される加工水を上記純水供給経路に還流する加工水還流手段を備えている。
また、上記切削手段によって切削加工された被加工物を洗浄する洗浄手段を具備しており、洗浄手段と上記加工水供給経路における第1の切換弁より下流側とを接続する加工水供給管を備えている。
本発明による切削装置に装備される加工水供給手段は、加工水供給経路に配設され切削装置の稼動時に開路し稼動停止時に閉路せしめられる第1の切換弁と該加工水供給経路における第1の切換弁と二酸化炭素混入器との間に接続された排水経路と、排水経路に配設され切削装置の稼動時に閉路し稼動停止時に開路せしめられる第2の切換弁とを具備しているので、1日の作業が終了して切削装置の稼動を停止する際には、二酸化炭素混入器内の加工水は、加工水供給経路、水経路、第2の切換弁57を介して排出されるため、二酸化炭素混入器内の加工水が滞留することがなく、バクテリアの発生を防止することができる。
以下、本発明によって構成された切削装置の好適な実施形態について、添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
図1には、本発明によって構成された切削装置の斜視図が示されている。図1に示す実施形態における切削装置は、略直方体状の装置ハウジング2を具備している。この装置ハウジング2内には、被加工物を保持するチャックテーブル3が切削送り方向である矢印Xで示す方向に移動可能に配設されている。チャックテーブル3は、吸着チャック支持台31と、該吸着チャック支持台31上に配設された吸着チャック32を具備しており、該吸着チャック32の上面である保持面上に被加工物を図示しない吸引手段を作動することによって吸引保持するようになっている。また、チャックテーブル3は、図示しない回転機構によって回転可能に構成されている。なお、チャックテーブル31には、被加工物として後述する半導体ウエーハを保護テープを介して支持する環状のフレームを固定するためのクランプ33が配設されている。このように構成されたチャックテーブル3は、図示しない切削送り手段によって、矢印Xで示す切削送り方向に移動せしめられるようになっている。
図示の実施形態における切削装置は、切削手段としてのスピンドルユニット4を具備している。スピンドルユニット4は、図示しない割り出し送り手段によって図1において矢印Yで示す割り出し送り方向に移動せしめられるとともに、図示しない切り込み送り手段によって図1において矢印Zで示す切り込み送り方向に移動せしめられるようになっている。このスピンドルユニット4は、図示しない移動基台に装着され割り出し方向である矢印Yで示す方向および切り込み方向である矢印Zで示す方向に移動調整されるスピンドルハウジング41と、該スピンドルハウジング41に回転自在に支持された回転スピンドル42と、該回転スピンドル42の前端部に装着された切削ブレード43とを具備している。切削ブレード43は、例えば図2に示すようにアルミニウムによって形成された円盤状の基台431と、該基台431の外周部側面にダイヤモンド砥粒をニッケルメッキで固めて厚さが15〜30μmに形成された砥石部432からなっている。
図2を参照して説明を続けると、上記スピンドルハウジング41の前端部には、切削ブレード43の上半部を覆うブレードカバー44が取り付けられている。ブレードカバー44は、図示の実施形態においてはスピンドルハウジング41に装着された第1のカバー部材441と、該第1のカバー部材441に装着される第2のカバー部材442とからなっている。第1のカバー部材441の側面には雌ネジ穴441aと2個の位置決めピン441bが設けられており、第2のカバー部材442には上記雌ネジ穴441aと対応する位置に挿通穴442aが設けられている。また、第2のカバー部材442の第1のカバー部材441と対向する面には、上記2個の位置決めピン441bが嵌合する図示しない2個の凹部が形成されている。このように構成された第1のカバー部材441と第2のカバー部材442は、第2のカバー部材442に形成された図示しない2個の凹部を第1のカバー部材441に設けられた2個の位置決めピン441bに嵌合することによって位置決めする。そして、締結ボルト443を第2のカバー部材442の挿通穴442aに挿通し、第1のカバー部材441に設けられた雌ネジ穴441aと螺合することにより、第2のカバー部材442を第1のカバー部材441に装着する。
上記ブレードカバー44を構成する第1のカバー部材441と第2のカバー部材442には、それぞれ加工水供給管451、452が配設されている。この加工水供給管451、452の上端は後述する加工水供給手段5に接続されている。加工水供給管451、452の下端には、それぞれ切削ブレード43の砥石部432の両側にそれぞれ配設され砥石部432の両側面に向けて加工水を噴射する加工水供給ノズル461、462が接続されている。
図1に戻って説明を続けると、図示の実施形態における切削装置は、上記チャックテーブル3上に保持された被加工物の表面を撮像し、上記切削ブレード43によって切削すべき領域を検出するための撮像手段6を具備している。この撮像手段6は、顕微鏡やCCDカメラ等の光学手段からなっている。また、切削装置は、撮像手段6によって撮像された画像を表示する表示手段7を具備している。
上記装置ハウジング2におけるカセット載置領域8aには、被加工物を収容するカセットを載置するカセット載置テーブル8が配設されている。このカセット載置テーブル8は、図示しない昇降手段によって上下方向に移動可能に構成されている。カセット載置テーブル8上には、被加工物としての半導体ウエーハ10を収容するカセット9が載置される。カセット9に収容される半導体ウエーハ10は、表面に格子状のストリートが形成されており、この格子状のストリートによって区画された複数の矩形領域にIC、LSI等のデバイスが形成されている。このように形成された半導体ウエーハ10は、環状の支持フレーム11に装着された保護テープ12の表面に裏面が貼着された状態でカセット9に収容される。
また、図示の実施形態における切削装置は、カセット載置テーブル8上に載置されたカセット9に収容されている半導体ウエーハ10(環状のフレーム11に保護テープ12を介して支持されている状態)を仮置きテーブル13に搬出する搬出手段14と、仮置きテーブル13に搬出された半導体ウエーハ10を上記チャックテーブル3上に搬送する搬送手段15と、チャックテーブル3上で切削加工された半導体ウエーハ10を洗浄する洗浄手段16と、チャックテーブル3上で切削加工された半導体ウエーハ10を洗浄手段16へ搬送する洗浄搬送手段17を具備している。
次に、加工水供給手段5について、図2を参照して説明する。
図示の実施形態における加工水供給手段5は、純水を供給する純水供給手段51と、二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給手段52と、純水供給手段51から供給された純水に二酸化炭素供給手段52から供給された二酸化炭素を混入せしめる二酸化炭素混入器53と、該二酸化炭素混入器53において純水に二酸化炭素が混入された加工水を上記加工水供給ノズル461、462に供給する加工水供給経路54とを具備している。純水供給手段51は、純水を純水供給経路511を介して二酸化炭素混入器53に供給する。また、二酸化炭素供給手段52は、二酸化炭素を二酸化炭素供給経路521を介して二酸化炭素混入器53に供給する。上記加工水供給経路54は、二酸化炭素混入器53と加工水供給ノズル461、462に接続された加工水供給管451、452とを連通する。
上記加工水供給経路54には、切削装置の稼動時に開路し稼動停止時に閉路せしめられる第1の切換弁55が配設されている。この第1の切換弁55は、パイロット圧が作用していない状態では図示のように閉路しており、パイロット圧が作用すると開路するように構成されている。また、加工水供給経路54における第1の切換弁55と二酸化炭素混入器53との間には排水経路56が接続されている。この排水経路56に切削装置の稼動時に閉路し稼動停止時に開路せしめられる第2の切換弁57が配設されている。この第2の切換弁57は、パイロット圧が作用していない状態では図示のように開路しており、パイロット圧が作用すると閉路するように構成されている。
上記第1の切換弁55と第2の切換弁57は、切換弁作動手段58によって作動せしめられるようになっている。切換弁作動手段58は、パイロットエアー供給手段581と、該パイロットエアー供給手段581と上記第1の切換弁55および第2の切換弁57のパイロットポートとを接続するパイロットエアー経路582と、該パイロットエアー経路582に配設された電磁切換弁583とならなっている。電磁切換弁583は、除勢(OFF)している状態では図示のように第1の切換弁55および第2の切換弁57のパイロットポートを開放しており、附勢(ON)されると第1の切換弁55および第2の切換弁57のパイロットポートをパイロットエアー供給手段581に連通するように構成されている。従って、電磁切換弁583が除勢(OFF)している状態では、第1の切換弁55は閉路し、第2の切換弁57は開路している。一方、電磁切換弁583が附勢(ON)されると、パイロットエアーが第1の切換弁55および第2の切換弁57に作用するため、第1の切換弁55は開路せしめられ、第2の切換弁57は閉路せしめられる。
図示の実施形態における加工水供給手段5は、第2の切換弁57を介して排出される加工水を上記純水供給経路511に還流する加工水還流手段59を具備している。加工水還流手段59は、純水供給経路511に接続された還流経路591と、該還流経路591と上記第2の切換弁57より下流側の排水経路56との間に配設された電磁切換弁592とからなっている。電磁切換弁592は、除勢(OFF)している状態では図示のように第2の切換弁57より下流側の排水経路56を排水管561に連通しており、附勢(ON)されると第2の切換弁57より下流側の排水経路56を上記還流管591と連通するように構成されている。
図示の実施形態における加工水供給手段5は、加工水供給経路54における第1の切換弁55より下流側に配設された電磁開閉弁61を備えている。この電磁開閉弁61は、除勢(OFF)している状態では図2に示すように閉路しており、附勢(ON)されると開路するように構成されている。また、加工水供給経路54における第1の切換弁55より下流側には上記洗浄手段16に加工水を供給する加工水供給管62が接続されている、この加工水供給管62に電磁開閉弁63が配設されている。この電磁開閉弁63は、除勢(OFF)している状態では図2に示すように閉路しており、附勢(ON)されると開路するように構成されている。
図示の実施形態における加工水供給手段5は、加工水供給経路54における第1の切換弁55と電磁開閉弁61との間に接続された排水管64と、該排水管64に配設された電磁開閉弁65を備えている。この電磁開閉弁65は、除勢(OFF)している状態では図2に示すように開路しており、附勢(ON)されると閉路するように構成されている。
図示の実施形態における加工水供給手段5は以上のように構成されており、切削装置を稼動する際には純水供給手段51と二酸化炭素供給手段52およびパイロットエアー供給手段581が作動されるとともに、電磁切換弁583が附勢(ON)される。電磁切換弁583が附勢(ON)されると、第1の切換弁55および第2の切換弁57のパイロットポートにパイロット圧が作用し、第1の切換弁55は開路せしめられ、第2の切換弁57は閉路せしめられる。また、電磁開閉弁65を附勢(ON)して閉路する。そして、切削ブレード43による切削作業が開始される際には、電磁開閉弁61が附勢(ON)され開路せしめられる。この結果、二酸化炭素混入器53において純水供給手段51から供給された純水に二酸化炭素供給手段52から供給された二酸化炭素が混入された加工水が加工水供給管451、452および加工水供給ノズル461、462を介して切削ブレード43による切削部に供給される。なお、切削ブレード43によって切削された被加工物を洗浄する際には、電磁開閉弁63を附勢(ON)して開路し、加工水を加工水供給管62を介して洗浄手段16に供給する。
次に、1日の作業が終了して切削装置の稼動を停止する際には、純水供給手段51と二酸化炭素供給手段52およびパイロットエアー供給手段581の作動が停止されるとともに、電磁切換弁583が除勢(OFF)される。電磁切換弁583が除勢(OFF)されると、図2に示すように第1の切換弁55および第2の切換弁57のパイロットポートを開放するため、第1の切換弁55が閉路し、第2の切換弁57が開路せしめられる。この結果、二酸化炭素混入器53内の加工水は、加工水供給経路54、水経路56、第2の切換弁57、電磁切換弁592、排水管561を介して排出される。なお、切削装置の稼動を停止する際には、電磁開閉弁65も除勢(OFF)される。この結果、第1の切換弁55から電磁開閉弁61および電磁開閉弁63までの加工水供給経路54にある加工水が排水管64および電磁開閉弁65を介して排出される。
一方、昼休み等において切削装置の稼動を一時停止する場合には、純水供給手段51と二酸化炭素供給手段52およびパイロットエアー供給手段581を作動している状態で、電磁切換弁583を除勢(OFF)する。そして、加工水還流手段59の電磁切換弁592を附勢(ON)する。この結果、第2の切換弁57より下流側の排水経路56が還流管591と連通する。従って、二酸化炭素混入器53内の加工水は、加工水供給経路54、第1の切換弁55、排水経路56、第2の切換弁57、電磁切換弁592還流経路591、純水供給経路511を介して循環されるため、二酸化炭素混入器53内の加工水が滞留することがない。なお、加工水を還流させないで排水管561から排水する場合には、加工水の滞留を防止できる排水量として0.05〜0.2リットル/分程度が経済的にも適当である。
次に、上述した加工水供給手段5を装備した切削装置を用いて半導体ウエーハ10を所定のストリートに沿って切断する切削作業行について、簡単に説明する。
切削装置を稼動する際には上述したように加工水供給手段5の純水供給手段51と二酸化炭素供給手段52およびパイロットエアー供給手段581が作動されるとともに、電磁切換弁583および電磁開閉弁65が附勢(ON)される。そして、切削作業開始スイッチ(図示せず)がONされると、カセット載置テーブル8上に載置されたカセット9の所定位置に収容されている半導体ウエーハ10(環状のフレーム11に保護テープ12を介して支持されている状態)は、図示しない昇降手段によってカセット載置テーブル8が上下動することにより搬出位置に位置付けられる。次に、搬出手段14が進退作動して搬出位置に位置付けられた半導体ウエーハ10を仮置きテーブル13上に搬出する。仮置きテーブル13に搬出された半導体ウエーハ10は、搬送手段15の旋回動作によって上記チャックテーブル3上に搬送される。
チャックテーブル3上に半導体ウエーハ10が載置されたならば、図示しない吸引手段が作動して半導体ウエーハ10をチャックテーブル3上に吸引保持する。また、半導体ウエーハ10を保護テープ12を介して支持する環状のフレーム11は、上記クランプ33によって固定される。このようにして半導体ウエーハ10を保持したチャックテーブル3は、撮像手段6の直下まで移動せしめられる。チャックテーブル3が撮像手段6の直下に位置付けられると、撮像手段6によって半導体ウエーハ10に形成されているストリートが検出され、スピンドルユニット4を割り出し方向である矢印Y方向に移動調節してストリートと切削ブレード43との精密位置合わせ作業が行われる。
その後、切削ブレード43を矢印Zで示す方向に所定量切り込み送りし所定の方向に回転させつつ、半導体ウエーハ10を吸引保持したチャックテーブル3を切削送り方向である矢印Xで示す方向(切削ブレード43の回転軸と直交する方向)に所定の切削送り速度で移動することにより、チャックテーブル3上に保持された半導体ウエーハ10は切削ブレード43により所定のストリートに沿って切断される(切削工程)。この切削工程を実施する際には、加工水供給手段5の電磁開閉弁61が附勢(ON)される。従って、上述したように電磁開閉弁61が開路して、二酸化炭素混入器53において純水に二酸化炭素が混入された加工水が加工水供給管451、452および加工水供給ノズル461、462を介して切削ブレード43の砥石部432の側面に向けて噴射される。
このようにして、半導体ウエーハ10を所定のストリートに沿って切断したら、チャックテーブル3を矢印Yで示す方向にストリートの間隔だけ割り出し送りし、上記切削工程を実施する。そして、半導体ウエーハ10の所定方向に延在するストリートの全てに沿って切削工程を実施したならば、チャックテーブル3を90度回転させて、半導体ウエーハ10の所定方向と直交する方向に延在するストリートに沿って切削工程を実行することにより、半導体ウエーハ10に格子状に形成された全てのストリートが切削されて個々のチップに分割される。なお、分割されたチップは、保護テープ12の作用によってバラバラにはならず、環状のフレーム11に支持されたウエーハの状態が維持されている。
上述したように半導体ウエーハ10のストリートに沿って切削工程が終了したら、半導体ウエーハ10を保持したチャックテーブル3は最初に半導体ウエーハ10を吸引保持した位置に戻される。そして、半導体ウエーハ10の吸引保持を解除する。次に、半導体ウエーハ10は洗浄搬送手段17によって洗浄手段16に搬送される。洗浄手段16に搬送された半導体ウエーハ10は、ここで洗浄される。このとき、上述したように加工水供給手段5の電磁開閉弁63を附勢(ON)して開路し、加工水を加工水供給管62を介して洗浄手段16に供給する。このようにして洗浄された半導体ウエーハ10は、乾燥後に搬送手段15によって仮置きテーブル13に搬送される。そして、半導体ウエーハ10は、搬出手段14によってカセット9の所定位置に収納される。
次に、昼休み等において切削装置の稼動を一時停止する場合には、上述したように純水供給手段51と二酸化炭素供給手段52およびパイロットエアー供給手段581を作動している状態で、電磁切換弁583を除勢(OFF)する。そして、加工水還流手段59の電磁切換弁592を附勢(ON)して開路する。この結果、上述したように二酸化炭素混入器53内の加工水は、加工水供給経路54、水経路56、第2の切換弁57、電磁切換弁592還流経路591、純水供給経路511を介して循環されるため、二酸化炭素混入器53内の加工水が滞留することがない。このとき、電磁開閉弁65を除勢(OFF)して開路することにより、第1の切換弁55から電磁開閉弁61および電磁開閉弁63までの加工水供給経路54にある加工水が排水管64および電磁開閉弁65を介して排出される。
次に、1日の作業が終了して切削装置の稼動を停止する際には、上述したように純水供給手段51と二酸化炭素供給手段52およびパイロットエアー供給手段581の作動を停止するとともに、電磁切換弁583を除勢(OFF)する。この結果、図2に示すように第1の切換弁55および第2の切換弁57のパイロットポートは開放され、第1の切換弁55が閉路し、第2の切換弁57が開路せしめられる。従って、二酸化炭素混入器53内の加工水は、加工水供給経路54、水経路56、第2の切換弁57、電磁切換弁592、排水管561を介して排出されるため、二酸化炭素混入器53内の加工水が滞留することがない。また、切削装置の稼動を停止する際には、電磁開閉弁65も除勢(OFF)され開路するので第1の切換弁55から電磁開閉弁61および電磁開閉弁63までの加工水供給経路54にある加工水が排水管64および電磁開閉弁65を介して排出される。
本発明に従って構成された切削装置の斜視図。 図1に示す切削装置に装備される加工液供給手段のブロック構成図。
符号の説明
2:装置ハウジング
3:チャックテーブ
4:スピンドルユニット
43:切削ブレード
44:ブレードカバー
461,462:ノズル
5:加工液供給手段
51:純水供給手段
52:二酸化炭素供給手段
53:二酸化炭素混入器
54:加工水供給経路
55:第1の切換弁
56:排水経路
57:第2の切換弁
58:切換弁作動手段
581:パイロットエアー供給手段
582:パイロットエアー経路
583:電磁切換弁
59:加工水還流手段
591:還流経路
592:電磁切換弁
61:電磁開閉弁
63:電磁開閉弁
65:電磁開閉弁
6:撮像手段
7:表示手段
8:カセット載置テーブル
9:カセット
10:半導体ウエーハ(被加工物)
11:環状の支持フレーム
12:保護テープ
13:仮置きテーブル
14:搬出手段
15:搬送手段
16:洗浄手段
17:洗浄搬送手段

Claims (3)

  1. 被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物に加工水を供給する加工水供給ノズルを備え被加工物に加工水を供給しつつ切削する切削手段と、該加工水供給ノズルに加工水を供給する加工水供給手段と、を具備する切削装置において、
    該加工水供給手段は、純水を供給する純水供給手段と、二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給手段と、該純水供給手段から純水供給経路を介して供給される純水に該二酸化炭素供給手段から供給される二酸化炭素を混入せしめる二酸化炭素混入器と、該二酸化炭素混入器において純水に二酸化炭素が混入された加工水を該加工水供給ノズルに供給する加工水供給経路と、該加工水供給経路に配設され切削装置の稼動時に開路し稼動停止時に閉路せしめられる第1の切換弁と、該加工水供給経路における該第1の切換弁と該二酸化炭素混入器との間に接続された排水経路と、該排水経路に配設され切削装置の稼動時に閉路し稼動停止時に開路せしめられる第2の切換弁と、を具備している、
    ことを特徴とする切削装置。
  2. 該排水経路における該第2の切換弁より下流側に配設され、該第2の切換弁を介して排出される加工水を該純水供給経路に還流する加工水還流手段を備えている、請求項1記載の切削装置。
  3. 該切削手段によって切削加工された被加工物を洗浄する洗浄手段を具備しており、該洗浄手段と該加工水供給経路における該第1の切換弁より下流側とを接続する加工水供給管を備えている、請求項1又は2記載の切削装置。
JP2006166886A 2006-06-16 2006-06-16 切削装置 Active JP4986511B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006166886A JP4986511B2 (ja) 2006-06-16 2006-06-16 切削装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006166886A JP4986511B2 (ja) 2006-06-16 2006-06-16 切削装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007331071A JP2007331071A (ja) 2007-12-27
JP4986511B2 true JP4986511B2 (ja) 2012-07-25

Family

ID=38931038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006166886A Active JP4986511B2 (ja) 2006-06-16 2006-06-16 切削装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4986511B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5307416B2 (ja) * 2008-02-13 2013-10-02 株式会社ディスコ ウエーハの分割装置
JP2012009551A (ja) * 2010-06-23 2012-01-12 Disco Abrasive Syst Ltd ウエーハの加工方法
JP2012009662A (ja) * 2010-06-25 2012-01-12 Disco Abrasive Syst Ltd ウエーハの研削方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6328608A (ja) * 1986-07-23 1988-02-06 日立東京エレクトロニクス株式会社 ダイシング装置
JP2003039274A (ja) * 2001-07-30 2003-02-12 Aisin Seiki Co Ltd 切削液供給装置
JP4210462B2 (ja) * 2002-03-29 2009-01-21 株式会社ディスコ 切削装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007331071A (ja) 2007-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007214201A (ja) 切削装置
JP2010046726A (ja) 切削装置
JP2006231474A (ja) 切削装置
JP5758111B2 (ja) 切削装置
JP5149035B2 (ja) 加工廃液処理装置
JP4986511B2 (ja) 切削装置
JP4373736B2 (ja) 加工装置のチャックテーブル
JP5350818B2 (ja) 研削装置
TWI806950B (zh) 切削裝置
JP4903445B2 (ja) 切削ブレードの切り込み確認方法
JP5442979B2 (ja) 切削装置
JP2019181584A (ja) 加工装置
JP2009059749A (ja) ウエーハの切削方法
JP2003282673A (ja) 半導体ウエーハの搬送装置
JP4908097B2 (ja) 切削装置
JP4634820B2 (ja) 切削装置
JP5680955B2 (ja) 加工装置
JP5291178B2 (ja) 切削装置
JP5117772B2 (ja) 切削装置
JP6208587B2 (ja) 切削装置
JP4819523B2 (ja) 加工液供給装置
JP2006344630A (ja) 切削装置
JP6151609B2 (ja) 切削装置
JP5014964B2 (ja) 研削装置における被加工物の保持機構
JP2003257912A (ja) 半導体ウエーハの洗浄装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090521

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110902

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120417

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120424

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4986511

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250