JP4985002B2 - 排水処理方法及び排水処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体製造工場等から排出される排水を曝気して、好気性微生物により処理する排水処理方法及び排水処理装置に関するものである。
従来、好気性処理槽(曝気槽)内の被処理水に空気を供給して曝気処理が行われているが、供給する空気の酸素濃度を高めて好気性微生物をより活性化させて浄化処理能力を向上させるとともに、好気性処理槽の省スペース化、酸素を富化した空気の供給手段であるブロア、ポンプ、コンプレッサーの小型化等を図るものが開発されている。従来この排水処理方法、装置の代表的なものとして下記のものが知られている。
曝気槽と、曝気槽内の被処理水を導く被処理水導管と、酸素富化ガスを供給する酸素富化ガス供給管と、酸素富化ガス供給管を通して供給された酸素富化ガスを、被処理水導管を通して導かれた被処理水とともに曝気槽内に噴出させるエジェクタとを備え、曝気槽内には、ブロアに接続された散気管が設けられ、ブロアを用いて散気管を通して曝気槽内に空気を送り込むことができるようになっている。酸素富化ガス供給源は、液化酸素富化ガス貯蔵容器と、容器から取り出した液化酸素富化ガスを気化させる蒸発器を備えている。酸素富化ガスとしては、従来公知の吸着法などの方法により酸素濃度を高めた酸素富化空気や純酸素を用いるものである(例えば、特許文献1参照)。
また、導入された排水中のアンモニア性窒素を硝化菌により硝酸性窒素に酸化処理する密閉可能な硝化槽と、硝化槽内に純酸素又は酸素富化ガスを供給する酸素供給手段と、硝化槽内の排水に対する酸素の溶解を促進させるべく、硝化槽内の排水の液面と硝化槽の天井部との間の空間の気体を取り込み、当該気体を硝化槽内の排水に曝気する曝気手段とを備えることを特徴とする。この構成においては、密閉された硝化槽内に純酸素を供給し曝気することにより、排水への酸素の溶解率を高めて硝化反応を促進するもので、純酸素又は酸素富化ガスを供給する手段としてはPSA(プレッシャースイング吸着方式)酸素供給装置とを備えているものである(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−312896号公報 特開2004−298674号公報
前記、特許文献1、特許文献2に記載された排水処理においては、曝気に用いる酸素富化ガス供給源として、排水処理装置のために専用に設置した液化酸素富化ガス貯蔵容器と液化酸素富化ガスを気化させる蒸発器、またはPSA(プレッシャースイング吸着方式)酸素供給装置を備えるものである。このため酸素富化空気を得るための設備コストや運転コストも多大なものとなる。さらに設置に大きなスペースを必要とし、日常的なメンテナンスも必要となる。一方、半導体製造設備に併設されている深冷分離式窒素製造装置で副次的に生成される酸素富化空気は、大気に放出されており有効に活用されていない。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、高純度窒素ガスを使用する半導体製造設備や液晶製造設備等(本発明では、これらを総称して半導体製造設備という)において、洗浄等に用いられて有機物を含む排水の浄化処理にあたり、前記半導体製造設備に備える窒素製造装置の副生成ガスである酸素富化空気を有効に利用し、トータルシステムとしての設備費の削減および省エネルギー化、省スペース化と、浄化処理時間の短縮を図った排水処理方法を提供することを目的とするものである。
本発明の排水処理方法及び排水処理装置は、原料空気から分離して窒素ガスを製造する深冷分離式の窒素製造装置を用いている半導体製造設備から排出される被処理水である有機物を含む排水の浄化処理において、ブロアの吸入口近傍に配管の一端が開放され、この配管の他端部には前記窒素製造装置で得られた酸素富化空気を吸引する吸引部を構成し、この吸引部は前記窒素製造装置で得られた酸素富化空気を吐出する吐出口を囲うように前記配管の吸引口を位置させ、前記吐出口と前記吸引口は開口を形成させて大気開放状態で連通させ、前記ブロアの吸込み近傍への前記配管から前記窒素製造装置で得られた酸素富化空気の吐出は前記吸引部と同様の構成とし、前記窒素製造装置で副次的に生成され前記吐出口から吐出した酸素富化空気を前記ブロアの駆動により吸引し、好気性処理槽内に貯留する被処理水に供給して曝気し、前記被処理水の浄化処理を行うことを特徴とするものである。
本発明の排水処理方法によれば、ブロアを駆動し吸引部から酸素富化空気を最大量吸引する状況においても、吐出口は大気開放状態となっていることから、窒素製造装置に接続した吐出口内に圧力変動を生じることがなく、深冷分離式の窒素製造装置における高純度窒素ガスおよび酸素富化空気の生成を安定して行うことができ、また、半導体製造設備に備える窒素製造装置の副生成ガスである酸素富化空気を有効に利用し、トータルシステムとしての設備費の削減および省エネルギー化、省スペース化と、浄化処理時間の短縮を図ることができる。
第1の発明は、原料空気から分離して窒素ガスを製造する深冷分離式の窒素製造装置を用いている半導体製造設備から排出される被処理水である有機物を含む排水の浄化処理において、ブロアの吸入口近傍に配管の一端が開放され、この配管の他端部には前記窒素製造装置で得られた酸素富化空気を吸引する吸引部を構成し、この吸引部は前記窒素製造装置で得られた酸素富化空気を吐出する吐出口を囲うように前記配管の吸引口を位置させ、前記吐出口と前記吸引口は開口を形成させて大気開放状態で連通させ、前記ブロアの吸込み近傍への前記配管から前記窒素製造装置で得られた酸素富化空気の吐出は前記吸引部と同様の構成とし、前記窒素製造装置で副次的に生成され前記吐出口から吐出した酸素富化空気を前記ブロアの駆動により吸引し、好気性処理槽内に貯留する被処理水に供給して曝気し、前記被処理水の浄化処理を行うことを特徴とする排水処理方法としたものである。これによって、ブロアを駆動し吸引部から酸素富化空気を最大量吸引する状況においても、吐出口は大気開放状態となっていることから、窒素製造装置に接続した吐出口内に圧力変動を生じることがなく、深冷分離式の窒素製造装置における高純度窒素ガスおよび酸素富化空気の生成を安定して行うことができ、また、半導体製造設備に備える窒素製造装置の副生成ガスである酸素富化空気を有効に利用し、トータルシステムとしての設備費の削減および省エネルギー化、省スペース化と、浄化処理時間の短縮を図ることができる。窒素製造装置は、深冷式窒素製造方法としたものである。これによって、半導体製造設備において窒素製造装置は常時連続して稼動しており、酸素富化空気も連続して得られ、さらに窒素製造装置を深冷分離式とすることで、酸素富化空気を比較的大量に得られることにより、流量調整槽および好気性処理槽内の被処理水に安定して供給することができる。
第2の発明は、第1の発明において、酸素富化空気を、好気性処理槽の上流側に位置する流量調整槽内の被処理水に供給して曝気することを特徴とする排水処理方法としたものである。これによって、好気性処理槽での曝気負荷の削減、迅速な目標溶存酸素濃度への制御を可能にして、より一層浄化処理時間の短縮を図ることができる。さらに流量調整槽、好気性処理槽内の被処理水への曝気用気体の送風量を抑えられることによるブロアの小型化、消費電力の削減、騒音の抑制を図ることができる。
第3の発明は、第1または2の発明において、被処理水への酸素富化空気の供給量を調節することによって、前記被処理水の溶存酸素濃度を制御することを特徴とする排水処理方法としたものである。これによって、被処理水の溶存酸素濃度を浄化処理に最適な値に制御することが可能となり処理時間の短縮を図ることができる。
第4の発明は、第3の発明において、酸素富化空気と大気中の空気の混合比率を調節して被処理水に供給することを特徴とする排水処理方法としたものである。これによって、被処理水への酸素富化空気の供給量を調節するとともに、曝気用の気体の総量を調節することを可能として、被処理水の溶存酸素濃度をよりきめ細かく制御することができる。さらに曝気用の気体の総量を調節することで被処理水の攪拌を促進して汚泥の沈降、凝集を防止することができる。
第5の発明は、第1〜4のいずれかの発明において、窒素製造装置から大気開放状態において酸素富化空気を吸引手段により吸引して被処理水に供給することを特徴とする排水処理方法としたものである。これによって、窒素製造装置からの酸素富化空気の吐出に対して流路抵抗の増加、圧力変動をなくし、窒素製造装置における高純度窒素ガスおよび酸素富化空気の生成を安定して行うことができる。
の発明は、原料空気から分離して窒素ガスを製造する深冷分離式の窒素製造装置を用いている半導体製造設備から排出される被処理水である有機物を含む排水の浄化処理において、ブロアの吸入口近傍に配管の一端が開放され、この配管の他端部には前記窒素製造装置で得られた酸素富化空気を吸引する吸引部を構成し、この吸引部は前記窒素製造装置で得られた酸素富化空気を吐出する吐出口を囲うように前記配管の吸引口を位置させ、前記吐出口と前記吸引口は開口を形成させて大気開放状態で連通させ、前記ブロアの吸込み近傍への前記配管から前記窒素製造装置で得られた酸素富化空気の吐出は前記吸引部と同様の構成とし、前記窒素製造装置で副次的に生成され前記吐出口から吐出した酸素富化空気を前記ブロアの駆動により吸引し、好気性処理槽内に貯留する被処理水に供給して曝気し、前記被処理水の浄化処理を行うことを特徴とする排水処理装置としたものである。これによって、ブロアを駆動し吸引部から酸素富化空気を最大量吸引する状況においても、吐出口は大気開放状態となっていることから、窒素製造装置に接続した吐出口内に圧力変動を生じることがなく、深冷分離式の窒素製造装置における高純度窒素ガスおよび酸素富化空気の生成を安定して行うことができ、また、半導体製造設備に備える窒素製造装置の副生成ガスである酸素富化空気を有効に利用し、トータルシステムとしての設備費の削減および省エネルギー化、省スペース化と、浄化処理時間の短縮を図ることができる。窒素製造装置は、深冷式窒素製造方法としたものである。これによって、半導体製造設備において窒素製造装置は常時連続して稼動しており、酸素富化空気も連続して得られ、さらに窒素製造装置を深冷分離式とすることで、酸素富化空気を比較的大量に得られることにより、流量調整槽および好気性処理槽内の被処理水に安定して供給することができる。
の発明は、第の発明において、酸素富化空気を、好気性処理槽の上流側に位置する流量調整槽内の被処理水に供給して曝気することを特徴とする排水処理装置としたものである。これによって、好気性処理槽での曝気負荷の削減、迅速な目標溶存酸素濃度への制御を可能にして、より一層浄化処理時間の短縮を図ることができる。さらに流量調整槽、好気性処理槽内の被処理水への曝気用気体の送風量を抑えられることによるブロアの小型化、消費電力の削減、騒音の抑制を図ることができる。
の発明は、第6または7の発明において、被処理水への酸素富化空気の供給量を調節することによって、前記被処理水の溶存酸素濃度を制御することを特徴とする排水処理装置としたものである。これによって、被処理水の溶存酸素濃度を浄化処理に最適な値に制御することが可能となり処理時間の短縮を図ることができる。
の発明は、第の発明において、酸素富化空気と大気中の空気の混合比率を調節して被処理水に供給することを特徴とする排水処理装置としたものである。これによって、被処理水への酸素富化空気の供給量を調節するとともに、曝気用の気体の総量を調節することを可能として、被処理水の溶存酸素濃度をよりきめ細かく制御することができる。さらに曝気用の気体の総量を調節することで被処理水の攪拌を促進して汚泥の沈降、凝集を防止することができる。
10の発明は、第6〜9のいずれかの発明において、窒素製造装置から大気開放状態において酸素富化空気を吸引手段により吸引して被処理水に供給することを特徴とする排水処理装置としたものである。これによって、窒素製造装置からの酸素富化空気の吐出に対して流路抵抗の増加、圧力変動をなくし、窒素製造装置における高純度窒素ガスおよび酸素富化空気の生成を安定して行うことができる。
以下、本発明の実施例の排水処理方法を図1〜図2を参照しながら説明する。図1は排水処理装置の基本構成図、図2は窒素製造装置の構成を示す系統図である。なお図中の実線矢印は酸素富化空気の流れを示す。
図1、図2において、深冷分離式からなる窒素製造装置1で空気を深冷液化分離することによって得られた高純度窒素ガスは、配管2を介して半導体製造設備のユースポイント3へ供給する。このユースポイント3は、シランやアルシンのような半導体材料ガスの希釈用、ドーピングガスのキャリア用、製造ラインのパージ用、基板搬送等の雰囲気用といった種々の機器で様々な用途に使用される。また窒素製造装置1において高純度窒素ガス生成と同時に副次的に生成される酸素富化空気は、窒素製造装置1に付属の配管4の先端部の吐出口4aから吐出するよう構成している。
半導体製造設備において洗浄等に使用された有機物を含む排水を、配管7を介して流量調整槽5に供給し被処理水6として所定量貯留する。流量調整槽5の被処理水6中に位置して複数の散気孔9を有する散気管8および溶存酸素濃度検出器13を設け、散気管8は配管10を介してブロア11(吸引手段)に接続している。また流量調整槽5の底部には開閉弁12aを有する排水用の配管12を接続している。
流量調整槽5内の被処理水6を、配管15を介してポンプ14により好気性処理槽16に供給し、好気性処理槽16内に被処理水17として所定量貯留する。好気性処理槽16内の被処理水17中に位置して複数の散気孔19を有する散気管18および溶存酸素濃度検出器24を設け、散気管18は配管22を介してブロア23(吸引手段)に接続している。また好気性処理槽16の底部には開閉弁21を有する排水用の配管20を接続している。
好気性処理槽16内で生物処理された処理水は、配管25を介して沈殿槽26に流れ、処理水27として所定量貯留する。沈殿槽26において汚泥分を沈殿させてこれを分離し配管28より放水する。沈殿槽26において沈殿した汚泥は配管29を介してポンプ30により好気性処理槽16に適宜返送するか、配管31を介して開閉弁32より排出する。
前記ブロア23の吸入口近傍に配管33の一端が開放され、この配管33の他端部には酸素富化空気を吸引する吸引部34を構成している。この吸引部34は、窒素製造装置1で得られた酸素富化空気を吐出する配管4の先端部の吐出口4aを囲うように配管33の吸引口33aを位置させ、吐出口4aと吸引口33aは開口35を形成させて大気開放状態で連通させている。またブロア23と吸引部34とを接続する配管33の途中には3方調節弁36を位置させ、吸引部34から吸引する酸素富化空気と配管37から吸引する大気との吸引量を調節する。ここでブロア23の吸込み近傍への、配管33から酸素富化空気の吐出は図1に示すように、吸引部34と同様の構成を取っている。
さらに、前記ブロア11の吸入口近傍に配管33から分岐した配管38の一端が開放され、配管38の途中には3方調節弁39を位置させ、吸引部34から吸引する酸素富化空気と配管40から吸引する大気との吸引量を調節する。なお酸素富化空気を吸引する配管33、38は、金属、樹脂等の材質で構成すればよく、また屈曲自在なダクトを用いることができる。ここでブロア11の吸込み近傍への、配管38から酸素富化空気の吐出は図1に示すように、吸引部34と同様の構成を取っている。
次に、原料空気を深冷液化分離することによって高純度窒素ガスおよび酸素富化空気を製造する深冷分離式の窒素製造装置1の基本構成を図2により説明する。フィルター41で粉塵を除去し、吸入された原料空気は、圧縮機42で所定の圧力に圧縮され、クーラー43で圧縮熱を除去された後、配管44を介して吸着器45に導入され、ここで空気中の水分、二酸化炭素等の不純物が除去される。吸着器45を導出した精製原料空気は、配管46を経て熱交換器47に導入され、ここで冷流体である高純度窒素ガスの戻りガスと熱交換を行うことによって冷却され、配管48を経て精留塔49の下部に導入される。精留塔49での液化精留により、原料空気は塔上部の窒素ガスと塔下部の酸素富化液化空気とに分離し、精留塔49の上部に分離した窒素ガスは、通常99.99%以上の純度の高純度窒素ガスとなる。
前記窒素ガスは、精留塔49の上部から配管50に抜き出され、熱交換器47に導入される。この窒素ガスは、熱交換器47で前記原料空気と熱交換を行うことによって冷流体(冷温状態)の窒素ガスからの冷熱を回収された後、熱交換器47から配管2に導出され、前記配管2を通って各半導体製造装置のユースポイント3にそれぞれ供給される。
一方、精留塔49の下部には、酸素濃度が略30%の酸素富化液化空気が分離する。この酸素富化液化空気は、精留塔49の下部から配管51に導出され、減圧弁52で例えば0.2〜0.5MPaに減圧された後、配管53を経て熱交換器47に導入され、ここで前記窒素ガスと熱交換を行い、加温されることにより気化して酸素富化空気となる。この酸素富化空気は配管4に導出される。
なお、前記吸引部34は、窒素製造装置1に付属の配管4の吐出口4aの近傍に位置させている。さらに吸引部34は配管4、吐出口4aには何らの変更を加えずに構成しており、酸素富化空気を吐出する配管4の先端部の吐出口4aを囲うように配管33の吸引口33aを位置させ、吐出口4aと吸引口33aは開口35を形成させて大気開放状態で連通させている。これによって、高純度窒素ガスを使用する半導体製造設備に備えている窒素製造装置1自体をそのまま使用することができ、さらに窒素製造装置1からの酸素富化空気の吐出に対して流路抵抗の増加、圧力変動をなくし、窒素製造装置1における高純度窒素ガスおよび酸素富化空気の生成を安定して行うことができる。
次に、本実施例の基本的な動作を説明する。窒素製造装置1で得られた酸素富化空気は、配管4を介して送られ先端部の吐出口4aから吸引部34に吐出する。さらに吐出口4aから吐出した酸素富化空気は、ブロア23の駆動により吸引され、配管22、散気管18、散気孔19を介して好気性処理槽16内の被処理水17に供給される。これにより好気性処理槽16内の被処理水17に酸素が供給され好気性微生物による浄化作用により被処理水17中の有機物を分解する。このとき三方調節弁36は配管33から酸素富化空気のみを通す通路に制御し、配管37から大気中の空気の流入は遮断されている。
好気性処理槽16で有機物を分解し浄化処理した処理水は、配管25を介して沈殿槽26に入り汚泥(活性汚泥)を分離し、処理水の浄化レベルを確認した後、配管28より外部に放水するものである。沈殿槽26に沈殿した汚泥は、必要に応じ配管29を介してポンプ30を駆動し、好気性処理槽16に返送する。また余剰となった汚泥は、配管31を介して開閉弁32を開として外部に排出する。
好気性処理槽16で有機物を含む被処理水17の浄化処理量に応じて、流量調整槽5から配管15を介してポンプ14を駆動し被処理水6を好気性処理槽16に供給する。このときポンプ14を連続駆動または間欠的に駆動し、流量調整槽5から被処理水6を好気性処理槽16に供給する。
前記したように、吸引部34の構成は、窒素製造装置1で得られた酸素富化空気を吐出する配管4の先端部の吐出口4aを囲うように配管33の吸引口33aを位置させ、吐出口4aと吸引口33aは開口35を形成させて大気開放状態で接続している。吐出口4aと吸引口33aに設けた開口35は、ブロア23を停止状態または三方調節弁36を配管37から大気中の空気のみをブロア23で吸引する状況において、窒素製造装置1で得られた酸素富化空気を吐出口4aから吐出する際に、流路抵抗とならないように十分な開口通路断面積を有するよう設定している。これによりいかなる状況においても、酸素富化空気の吐出に対して流路抵抗の増加をなくし、窒素製造装置1における高純度窒素ガスおよび酸素富化空気の生成を安定して行うことができるものである。
また、ブロア23を駆動し配管33を介して吸引部34から酸素富化空気を最大量吸引する状況においても、吐出口4aは大気開放状態となっていることおよび開口35が十分な開口通路断面積を有していることから、窒素製造装置1に接続した配管4および吐出口4a内に圧力変動を生じることがない。したがって窒素製造装置1における高純度窒素ガスおよび酸素富化空気の生成を安定して行うことができるものである。また窒素製造装置1から配管4の吐出口4aに至る経路に開閉弁を設けていないので、開閉弁およびこの開閉弁を制御する制御器の故障による窒素製造装置1からの酸素富化空気の吐出を遮断してしまう問題を生じることがない。
次に、好気性処理槽16で有機物を分解し浄化処理する際の、被処理水17への酸素富化空気の供給方法について説明する。溶存酸素濃度検出器24により検出した被処理水17の溶存酸素濃度が所定値よりも低い場合には、ブロア23の駆動回転数を上げ、吸引部34に吐出した酸素富化空気を、配管33を介して吸引し、さらに配管22、散気管18、散気孔19を介して被処理水17中に供給し曝気を行う。このとき三方調節弁36は配管33側からのみの通路を開としてある。
前記状態における吸引部34において、吐出口4aから吐出した酸素富化空気は、吐出口4aと吸引口33aとの開口35部分に滞留し、この滞留した酸素富化空気を配管33に吸引する。吐出口4aから吐出した酸素富化空気の量が、配管33に吸引する酸素富化空気の量よりも多い場合には、開口35部分から酸素富化空気の一部が大気中に放出される。したがって被処理水17には、窒素製造装置1で生成した酸素富化空気のみにより曝気を行う。また余剰となった酸素富化空気の一部が大気中に放出されることによって、酸素富化空気の吐出に対して流路抵抗の増加をなくし、窒素製造装置1における高純度窒素ガスおよび酸素富化空気の生成を安定して行うことができる。
また、吐出口4aから吐出した酸素富化空気の量が、配管33に吸引する酸素富化空気の量よりも少ない場合には、開口35部分から大気中の空気が吸引され吐出口4aから吐出した酸素富化空気と大気中の空気との混合空気として被処理水17中に供給し曝気を行う。このように、ブロア23を駆動し配管33を介して吸引部34から酸素富化空気を最大量吸引する状況においても、吐出口4aは大気開放状態となっていることおよび開口35が十分な開口通路断面積を有していることから、窒素製造装置1に接続した配管4内に圧力変動を生じることがない。したがって窒素製造装置1における高純度窒素ガスおよび酸素富化空気の生成を安定して行うことができる。
また、溶存酸素濃度検出器24により検出した被処理水17の溶存酸素濃度が所定値に近似または高い場合には、ブロア23の駆動回転数を下げる。これによって吐出口4aと吸引口33aとの開口35部分に滞留した酸素富化空気の配管33への吸引量を減少させ、被処理水17への過剰な曝気を防止する。吸引部34においては、開口35部分から酸素富化空気の一部が大気中に放出される。
さらに、この状況における運転においても被処理水17への過剰な曝気となる場合には、三方調節弁36を配管37側からのみの通路を開とし、大気中の空気のみをブロア23により吸引し被処理水17に供給する。さらに過剰な曝気となる場合にはブロア23の駆動を停止する。
吐出口4aと吸引口33aに設けた開口35は、ブロア23を停止状態または三方調節弁36を管37から大気中の空気のみをブロア23で吸引する状況において、窒素製造装置1で得られた酸素富化空気を吐出口4aから吐出する際に、流路抵抗とならないように十分な開口通路断面積を有するよう設定している。これによりいかなる状況においても、酸素富化空気の吐出に対して流路抵抗の増加をなくし、窒素製造装置1における高純度窒素ガスおよび酸素富化空気の生成を安定して行うことができるものである。
以上のように、ブロア23の駆動回転数を制御することによって、被処理水17への酸素富化空気の供給量を調節し、前記被処理水の溶存酸素濃度を制御する。また被処理水17への酸素富化空気の供給量の調節は、配管33側からの酸素富化空気の吸引量と配管37側からの大気中の空気の吸引量の比率を、三方調節弁36の開度調節によって行うことができる。この場合には酸素富化空気と大気中の空気との混合気体のうち、三方調節弁36の開度調節によって酸素富化空気の吸引量を無段階に調節し、酸素富化空気と大気中の空気の混合比率を調節して被処理水に供給することによって、前記被処理水の溶存酸素濃度を制御するものである。
また、被処理水17へ供給する曝気用の酸素富化空気と大気中の空気との混合気体の量は、ブロア23の駆動回転数を制御することによって調節する。このように被処理水17への酸素富化空気の供給量を調節するとともに、曝気用の気体の総量を調節することを可能として、被処理水の溶存酸素濃度をよりきめ細かく制御することができる。さらに曝気用の気体の総量を調節することで被処理水17の攪拌を促進して汚泥の沈降、凝集を防止し、好気性処理槽16内の被処理水17の浄化を促進することができる。
次に、流量調整槽5の被処理水6への酸素富化空気の供給方法について説明する。溶存酸素濃度検出器13により検出した被処理水6の溶存酸素濃度が所定値よりも低い場合には、ブロア11(吸引手段)の駆動回転数を上げ、吸引部34に吐出した酸素富化空気を、配管33から分岐した配管38を介して吸引し、さらに配管10、散気管8、散気孔9を介して被処理水6中に供給し曝気を行う。このとき三方調節弁39は配管38側からのみの通路を開としてある。
また、溶存酸素濃度検出器13により検出した被処理水6の溶存酸素濃度が所定値に近似または高い場合には、ブロア11の駆動回転数を下げる。これによって酸素富化空気の配管38への吸引量を減少させ、被処理水6への過剰な曝気を防止する。さらにこの状況における運転においても被処理水6への過剰な曝気となる場合には、三方調節弁39を配管40側からのみの通路を開とし、大気中の空気のみをブロア11により吸引し被処理水6に供給する。さらに過剰な曝気となる場合にはブロア11の駆動を停止する。
以上のように、ブロア11の駆動回転数を制御することによって、被処理水6への酸素富化空気の供給量を調節し、前記被処理水の溶存酸素濃度を制御する。また被処理水6への酸素富化空気の供給量の調節は、配管38側からの酸素富化空気の吸引量と配管40側からの大気中の空気の吸引量の比率を、三方調節弁39の開度調節によって行うことができる。この場合には酸素富化空気と大気中の空気との混合気体のうち、三方調節弁39の開度調節によって酸素富化空気の吸引量を無段階に調節し、酸素富化空気と大気中の空気の混合比率を調節して被処理水に供給することによって、前記被処理水6の溶存酸素濃度を制御するものである。
また、被処理水6へ供給する曝気用の酸素富化空気と大気中の空気との混合気体の量は、ブロア11の駆動回転数を制御することによって調節する。このように被処理水6への酸素富化空気の供給量を調節するとともに、曝気用の気体の総量を調節することを可能として、被処理水の溶存酸素濃度をよりきめ細かく制御することができる。さらに曝気用の気体の総量を調節することで流量調整槽5内の被処理水6の攪拌を促進して汚泥の沈降、凝集を防止することができる。
ブロア11、23、ポンプ14、30、三方調節弁36、39、溶存酸素濃度検出器13、24の全体の制御は、制御器(図示なし)によって行うものである。またブロア11、23はこれに限定するものではなく、ポンプ、コンプレッサーを用いてもよい。
以上のように本発明の排水処理方法によれば、半導体製造設備に併設されている窒素製造装置1で副次的に生成される酸素富化空気を、前記半導体製造設備から排出される有機物を含む好気性処理槽16の被処理水17に供給することによって、専用の酸素富化空気供給源(例えば、酸素ガス供給設備)を不要とし、トータルシステムとしての設備費の削減および省エネルギー化、省スペース化を図ることができる。さらに浄化処理時間の短縮、曝気用気体の送風量を抑えられることによるブロア23の小型化、消費電力の削減、騒音の抑制を図ることができる。さらに半導体製造設備において窒素製造装置1は常時連続して稼動しており、酸素富化空気も連続して得られ、さらに窒素製造装置1を深冷分離式とすることで、酸素富化空気を比較的大量に得られることにより、好気性処理槽16の被処理水17に安定して供給することができる。
また、流量調整槽5内の被処理水6にも窒素製造装置1で得られた酸素富化空気を供給することによって、好気性処理槽16での曝気負荷の削減、迅速な目標溶存酸素濃度への制御を可能にして、より一層浄化処理時間の短縮を図ることができる。さらに流量調整槽5、好気性処理槽16内の被処理水6、17への曝気用気体の送風量を抑えられることによるブロア23の小型化、消費電力の削減、騒音の抑制を図ることができる。
また、好気性処理槽16内の被処理水17または流量調整槽5内の被処理水6への酸素富化空気の供給量を調節することによって、前記被処理水の溶存酸素濃度を浄化処理に最適な値に制御することが可能となり処理時間の短縮を図ることができる。また酸素富化空気と大気中の空気の混合比率を調節することによって、被処理水6、17への酸素富化空気の供給量を調節するとともに、曝気用の気体の総量を調節することを可能として、被処理水6、17の溶存酸素濃度をよりきめ細かく制御することができる。さらに曝気用の気体の総量を調節することで流量調整槽5、好気性処理槽16内の被処理水6、17の攪拌を促進して汚泥の沈降、凝集を防止することができる。
また、窒素製造装置1から大気開放状態において酸素富化空気を吸引手段であるブロア11またはブロア23により吸引して被処理水6、17に供給することによって、窒素製造装置1からの酸素富化空気の吐出に対して流路抵抗の増加、圧力変動をなくし、窒素製造装置1における高純度窒素ガスおよび酸素富化空気の生成を安定して行うことができる。
以上のように、本発明の排水処理方法、排水処理装置は、原料空気から分離して高純度窒素を製造する深冷分離式の窒素製造装置を用いている半導体製造設備から排出される被処理水である有機物を含む排水の浄化処理において、ブロアの吸入口近傍に配管の一端が開放され、この配管の他端部には前記窒素製造装置で得られた酸素富化空気を吸引する吸引部を構成し、この吸引部は前記窒素製造装置で得られた酸素富化空気を吐出する吐出口を囲うように前記配管の吸引口を位置させ、前記吐出口と前記吸引口は開口を形成させて大気開放状態で連通させ、前記ブロアの吸込み近傍への前記配管から前記窒素製造装置で得られた酸素富化空気の吐出は前記吸引部と同様の構成とし、前記窒素製造装置で副次的に生成され前記吐出口から吐出した酸素富化空気を前記ブロアの駆動により吸引し、好気性処理槽内に貯留する被処理水に供給して曝気し、前記被処理水の浄化処理を行うことを特徴とするものである。これによってブロアを駆動し吸引部から酸素富化空気を最大量吸引する状況においても、吐出口は大気開放状態となっていることから、窒素製造装置に接続した吐出口内に圧力変動を生じることがなく、深冷分離式の窒素製造装置における高純度窒素ガスおよび酸素富化空気の生成を安定して行うことができ、また、半導体製造設備に備える窒素製造装置の副生成ガスである酸素富化空気を有効に利用し、トータルシステムとしての設備費の削減および省エネルギー化、省スペース化と、浄化処理時間の短縮を図ることができる。
排水の好気性処理を必要とする広範囲の装置の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1の排水処理装置の基本構成図 窒素製造装置の構成を示す系統図
符号の説明
1 窒素製造装置
2、4、7、10、12、15、20、22、25、28、29、31、33、37、38、40、44、46、48、50、51、53 配管
3 ユースポイント
4a 吐出口
5 流量調整槽
6、17 被処理水
8、18 散気管
9、19 散気孔
11、23 ブロア
13、24 溶存酸素濃度検出器
14、30 ポンプ
16 好気性処理槽
21、32 開閉弁
26 沈殿槽
27 処理水
33a 吸引口
34 吸引部
35 開口
36、39 三方調節弁
41 フィルター
42 圧縮機
43 クーラー
45 吸着器
47 熱交換器
49 精留塔
52 減圧弁

Claims (10)

  1. 原料空気から分離して窒素ガスを製造する深冷分離式の窒素製造装置を用いた半導体製造設備から排出される被処理水である有機物を含む排水の浄化処理において、ブロアの吸入口近傍に配管の一端が開放され、この配管の他端部には前記窒素製造装置で得られた酸素富化空気を吸引する吸引部を構成し、この吸引部は前記窒素製造装置で得られた酸素富化空気を吐出する吐出口を囲うように前記配管の吸引口を位置させ、前記吐出口と前記吸引口は開口を形成させて大気開放状態で連通させ、前記ブロアの吸込み近傍への前記配管から前記窒素製造装置で得られた酸素富化空気の吐出は前記吸引部と同様の構成とし、前記窒素製造装置で副次的に生成され前記吐出口から吐出した酸素富化空気を前記ブロアの駆動により吸引し、好気性処理槽内に貯留する被処理水に供給して曝気し、前記被処理水の浄化処理を行うことを特徴とする排水処理方法。
  2. 酸素富化空気を、好気性処理槽の上流側に位置する流量調整槽内の被処理水に供給して曝気することを特徴とする請求項1に記載の排水処理方法。
  3. 被処理水への酸素富化空気の供給量を調節することによって、前記被処理水の溶存酸素濃度を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の排水処理方法。
  4. 酸素富化空気と大気中の空気の混合比率を調節して被処理水に供給することを制御することを特徴とする請求項3に記載の排水処理方法。
  5. 窒素製造装置から大気開放状態において酸素富化空気を吸引手段により吸引して被処理水に供給することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の排水処理方法。
  6. 原料空気から分離して窒素ガスを製造する深冷分離式の窒素製造装置を用いている半導体製造設備から排出される被処理水である有機物を含む排水の浄化処理において、ブロアの吸入口近傍に配管の一端が開放され、この配管の他端部には前記窒素製造装置で得られた酸素富化空気を吸引する吸引部を構成し、この吸引部は前記窒素製造装置で得られた酸素富化空気を吐出する吐出口を囲うように前記配管の吸引口を位置させ、前記吐出口と前記吸引口は開口を形成させて大気開放状態で連通させ、前記ブロアの吸込み近傍への前記配管から前記窒素製造装置で得られた酸素富化空気の吐出は前記吸引部と同様の構成とし、前記窒素製造装置で副次的に生成され記吐出口から吐出した酸素富化空気を前記ブロアの駆動により吸引し、好気性処理槽内に貯留する被処理水に供給して曝気し、前記被処理水の浄化処理を行うことを特徴とする排水処理装置。
  7. 酸素富化空気を、好気性処理槽の上流側に位置する流量調整槽内の被処理水に供給して曝気することを特徴とする請求項に記載の排水処理装置。
  8. 被処理水への酸素富化空気の供給量を調節することによって、前記被処理水の溶存酸素濃度を制御することを特徴とする請求項6または7に記載の排水処理装置。
  9. 酸素富化空気と大気中の空気の混合比率を調節して被処理水に供給することを制御することを特徴とする請求項に記載の排水処理装置。
  10. 窒素製造装置から大気開放状態において酸素富化空気を吸引手段により吸引して被処理水に供給することを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の排水処理装置。
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