JP4984495B2 - モータ駆動用インバータ制御装置 - Google Patents
モータ駆動用インバータ制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4984495B2 JP4984495B2 JP2005321945A JP2005321945A JP4984495B2 JP 4984495 B2 JP4984495 B2 JP 4984495B2 JP 2005321945 A JP2005321945 A JP 2005321945A JP 2005321945 A JP2005321945 A JP 2005321945A JP 4984495 B2 JP4984495 B2 JP 4984495B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- motor
- inverter
- small
- phase
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
Description
一方、制御演算部では、外部から与えられたモータ4の速度指令に基づいてモータ4の各相電圧指令値を作成するモータ電圧作成手段14と、モータ電圧作成手段14から作成された各相電圧指令値に基づいてインバータ3のPWM信号を生成するPWM制御手段18から構成されている。
ここで、交流電源1が220V(交流電源周波数50Hz)、インバータ3の入力が1.5kW、平滑コンデンサ112が1500μFのとき、力率改善用リアクタ111が5mHおよび20mHの場合における交流電源電流の高調波成分と交流電源周波数に対する次数との関係を図14に示す。図14はIEC(国際電気標準会議)規格と併せて示したもので、力率改善用リアクタ111が5mHの場合には特に第3高調波成分がIEC規格のそれを大きく上回っているが、20mHの場合には40次までの高調波成分においてIEC規格をクリアしていることがわかる。
うになっている。
前記制御演算部では前記モータに印加した電圧よりモータ印加電圧位相を導出するとともに前記インバータの電気周波数における奇数次周波数の交流成分とする波形改善電圧を前記モータ印加電圧位相に基づいて演算し、前記波形改善電圧が前記インバータに印加される電圧によって補正されたモータ指令電圧補正値に重畳されていることを特徴としたものである。そして、前記波形改善電圧を演算する波形改善電圧演算手段は、前記モータの出力に比例して交流成分の振幅量を大きくする振幅量を調整する振幅調整手段と、前記モータへ最終的に印加される電圧指令値に重畳する位相を調整する位相調整手段の少なくともどちらか一方を有する。
本発明の第1の実施の形態を示すモータ駆動用インバータ制御装置のシステム構成図を図1に示す。
となるようにインバータを動作させ、モータの駆動を維持することが可能となる。
これまで説明してきた交流電源電流の脈動が、交流電源の正弦波波形の整数倍の周波数となれば規制値を満足できない可能性がでてくる。
そこで、制御演算部に波形改善電圧演算手段19を設け、各相における波形改善電圧vud*、vvd*、vwd*を求め、モータ指令電圧補正手段17で導出されたモータ指令電圧補正値vuh*、vvh*、vwh*に加算することによってモータ相電流のゼロクロス点付近における歪みを抑制し、交流電源電流の脈動を抑えるようにした。
インバータ3を介してモータ4へ最終的に印加される電圧指令値Vu*、Vv*、Vw*は、式5で表される。
ロクロス点付近における歪みを緩和したことによって、交流電源電流の脈動、すなわち、高調波電流の発生を抑えられている。
制御演算部の波形改善電圧演算手段19で求めた波形改善電圧vud*、vvd*、vwd*は、式6で表される演算により求めている。
(b)は波形改善電圧演算手段19で求めたU相における波形改善電圧vud*であり、(a)に示したモータ指令電圧補正値vuh*の5倍の周波数の交流成分としている。
(c)は上記両者を加算したものであり、モータ4へ最終的に印加されるU相における電圧指令値Vu*である。
なお、上記説明では波形改善電圧vud*をモータ指令電圧補正値vuh*の5倍の周波数成分
の波形、すなわち5次の交流成分としたが、5次と7次を組み合わせるといったように奇数次同士の組み合わせ波形とすると、さらにきめ細かい波形改善電圧を作成できる。
前述した交流電源電流の脈動は、モータ相電流の歪みによるものであり、インバータ3の出力に起因するものであるため、波形改善電圧演算手段19で求める波形改善電圧vud*、vvd*、vwd*は、ロータの位相θ1ではなく、インバータ3の出力であるモータ4の最終的に印加される電圧指令値Vu*、Vv*、Vw*から求めるモータ指令電圧位相θ2とした。
本発明の第2の実施の形態を示すモータ駆動用インバータ制御装置のシステム構成図を図9に示す。
本発明の実施の形態2では、実施の形態1のモータ駆動用インバータ制御装置において、波形改善電圧の交流成分の振幅量を調整する波形改善電圧振幅調整手段20と位相を調整する波形改善電圧位相調整手段21を付加した。
図10と図11は、本発明のモータ駆動用インバータ制御装置の第4と第5の動作結果で、波形改善電圧vud*、vvd*、vwd*を加算していない状態での波形である。
図10も図11も同じ回転数3300rpmでモータ4が動作して状態だが、図10はモータ出力が650W、図11はモータ出力が850Wのものであり、このようにモータ4が同じ回転数で動作していてもモータ出力が大きいほど交流電源電流の脈動(図中Ip)が大きくなる。
この差に対応すべく、波形改善電圧振幅調整手段21における特性を図12に示すように、モータ出力に比例して波形改善電圧の交流成分の振幅量を大きくするようなものとした。
これによって波形改善電圧vud*、vvd*、vwd*の過不足がないようにすることができる。
また、波形改善電圧vud*、vvd*、vwd*の位相に関しても運転回転数などによって波形改善電圧位相調整手段21で調整可能にすることで、微小なタイミングのずれをなくし、波形改善の効果を減退させることなく最大限に引き出すことが可能となる。
本発明に係る小容量コンデンサおよび小容量リアクタの仕様決定に関する具体的な方法について以下に説明する。
以上により、小容量コンデンサおよび小容量リアクタの組み合わせを決定することで、交流電源電流の高調波成分を抑制して、IEC規格をクリアすることが可能となる。
2 整流回路
3 インバータ
4 モータ
11 小容量リアクタ
12 小容量コンデンサ
14 モータ指令電圧作成手段
15 PN電圧検出手段
16 PN電圧補正手段
17 モータ指令電圧補正手段
18 PWM制御手段
19 波形改善電圧演算手段
20 波形改善電圧振幅調整手段
21 波形改善電圧位相調整手段
111 リアクタ
112 平滑コンデンサ
113 直流電源装置
Lin、Ldc リアクトル
D1〜D6 ダイオード
Q1 トランジスタ
G1 ベース駆動回路
I1、I2 パルス発生回路
C 中間コンデンサ
CD 平滑コンデンサ
RL 負荷抵抗
Rdm ダミー抵抗
Claims (2)
- 交流電源を入力とする整流回路と、直流電力から交流電力に変換するインバータと、モータと、前記インバータに印加される電圧によってモータ指令電圧を補正しながら前記インバータの動作をコントロールする制御演算部とを備え、前記整流回路はダイオードブリッジと、前記インバータの直流電圧がゼロになり得るように容量が設定された、前記ダイオードブリッジの直流出力側に接続される極めて小容量のリアクタ及び前記インバータの直流母線間に接続される極めて小容量のコンデンサを設け、
前記コンデンサの容量は、前記インバータの直流電圧が脈動によりゼロになり得る容量とし、
前記制御演算部は、前記インバータの直流電圧値を検出するPN電圧検出手段と、前記PN電圧を補正するPN電圧補正手段と、モータ指令電圧補正手段と、波形改善電圧演算手段と、を備え、
前記制御演算部では前記モータに印加した電圧よりモータ印加電圧位相を導出するとともに前記インバータの電気周波数における奇数次周波数の交流成分とする波形改善電圧を前記モータ印加電圧位相に基づいて演算し、前記波形改善電圧が前記インバータに印加される電圧によって補正されたモータ指令電圧補正値に重畳され、かつ、
前記波形改善電圧を演算する波形改善電圧演算手段は、前記モータの出力に比例して交流成分の振幅量を大きくする振幅調整手段と、前記モータへ最終的に印加される電圧指令値に重畳する位相を調整する位相調整手段の少なくともどちらか一方を有することを特徴とするモータ駆動用インバータ制御装置。 - 小容量リアクタと、小容量コンデンサとの共振周波数を交流電源周波数の40倍よりも大きくなるように、前記小容量リアクタおよび前記小容量コンデンサの組み合わせを決定することを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動用インバータ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005321945A JP4984495B2 (ja) | 2005-11-07 | 2005-11-07 | モータ駆動用インバータ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005321945A JP4984495B2 (ja) | 2005-11-07 | 2005-11-07 | モータ駆動用インバータ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007129866A JP2007129866A (ja) | 2007-05-24 |
JP4984495B2 true JP4984495B2 (ja) | 2012-07-25 |
Family
ID=38152056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005321945A Expired - Fee Related JP4984495B2 (ja) | 2005-11-07 | 2005-11-07 | モータ駆動用インバータ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4984495B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101878090B1 (ko) * | 2017-01-04 | 2018-07-16 | 현대자동차주식회사 | 모터 제어 시스템 및 방법 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1118475A (ja) * | 1997-06-23 | 1999-01-22 | Toshiba Corp | モータの制御装置 |
JP2004080954A (ja) * | 2002-08-21 | 2004-03-11 | Nissan Motor Co Ltd | モータ制御装置 |
JP4561219B2 (ja) * | 2003-10-03 | 2010-10-13 | パナソニック株式会社 | モータ駆動用インバータ制御装置およびそれを用いた空気調和機 |
-
2005
- 2005-11-07 JP JP2005321945A patent/JP4984495B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007129866A (ja) | 2007-05-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3955286B2 (ja) | モータ駆動用インバータ制御装置および空気調和機 | |
JP3955285B2 (ja) | モータ駆動用インバータ制御装置および空気調和機 | |
JP2004289985A (ja) | モータ駆動用インバータ制御装置および空気調和機 | |
JP3980005B2 (ja) | モータ駆動用インバータ制御装置および空気調和機 | |
JP5070799B2 (ja) | モータ駆動用インバータ制御装置とそれを備えた機器 | |
JP4742590B2 (ja) | モータ駆動用インバータ制御装置 | |
KR101561922B1 (ko) | 공기조화기의 전동기 제어방법 | |
JP2009177934A (ja) | モータ駆動用インバータ制御装置 | |
JP5286309B2 (ja) | 電源回路およびその制御回路 | |
JP5253470B2 (ja) | インバーター制御装置 | |
JP5078925B2 (ja) | 電動機の駆動装置並びに機器 | |
JP4561219B2 (ja) | モータ駆動用インバータ制御装置およびそれを用いた空気調和機 | |
JP5045020B2 (ja) | モータ駆動用インバータ制御装置 | |
JP4984495B2 (ja) | モータ駆動用インバータ制御装置 | |
JP2021027599A (ja) | インバータ装置 | |
JP4915078B2 (ja) | モータ駆動用インバータ制御装置 | |
JP2010124585A (ja) | モータ駆動用インバータ制御装置およびそれを備えた空気調和機 | |
JP4186750B2 (ja) | モータ制御装置 | |
JP4793079B2 (ja) | モータ駆動用インバータ制御装置 | |
JP2005304248A (ja) | モータ駆動用インバータ制御装置および電気機器 | |
JP5040160B2 (ja) | モータ駆動用インバータ制御装置 | |
KR101049930B1 (ko) | 공기조화기의 전동기 구동장치 | |
KR20100133635A (ko) | 공기조화기의 전동기 구동장치 | |
JP2006081328A (ja) | モータ駆動用インバータ制御装置 | |
JP4439869B2 (ja) | インバータ制御装置および空気調和機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081003 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20091126 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110128 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110215 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110404 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120117 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120316 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120403 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120416 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |