JP4984339B2 - 非水電解質用セパレータ及び非水電解質電池 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、非水電解質電池に使用されるセパレータに関するものであり、さらには、このセパレータを用いた非水電解質電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子機器用二次電池としては、ニッケル・カドミウム電池及び鉛電池などが使用されてきた。近年では、電子技術の進歩に伴って電子機器の小型化及び携帯化が進んでいることから、電子機器用の二次電池を高エネルギー密度化することが要求されるようになっている。しかしながら、ニッケル・カドミウム電池や鉛電池などでは放電電圧が低く、エネルギー密度を十分に高くすることができない。
【0003】
このような状況から、近年、いわゆる非水電解質電池が盛んに研究開発されるようになってきている。この非水電解質電池の特徴としては、放電電圧が高いこと、軽量であることなどを挙げることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記非水電解質電池としては、リチウムの溶解・析出を利用したリチウム電池や、リチウムイオンのドープ・脱ドープを利用したリチウムイオン電池等が知られているが、いずれの電池においてもリチウムイオンの伝導性が電池性能に大きく関わっている。
【0005】
したがって、高容量で、且つ負荷特性、低温特性、サイクル特性に優れた電池を実現するには、非水電解質電池の電池系におけるリチウムイオンのイオン伝導性を如何に高めるかが重要な課題となる。
【0006】
このため、例えば非水電解質電池の非水電解質においては、化学的及び電気化学的に安定で誘電率の高いカーボネート系あるいはエーテル系の非水系溶媒を用い、電解質塩として従来のLiPF6 やLiBF4 等より解離度の高いイミド系のリチウム塩を用いる等して、イオン伝導性を高めることが検討されている。
【0007】
一方、電池反応において、リチウムイオンが正極と負極との間を移動する際には、セパレータを透過する必要があるが、セパレータは一般的に電解質と比較してイオン伝導性が低いことが知られている。
【0008】
セパレータのイオン伝導に対する抵抗を低減し、リチウムイオンのイオン伝導性を向上させる方法としては、空孔率を大きくすることや、薄膜化等が考えられる。
【0009】
しかしながら、これらの方法によりイオン伝導性を向上させたセパレータにおいては、正極と負極との隔膜としての機能、機械的強度、熱的強度、及び膜の厚さの均一性等に問題が生じてしまう。したがって、これらの方法は十分な解決法とはなっていない。
【0010】
本発明は、従来のこのような実状に鑑みて提案されたものであり、イオン伝導性が高いセパレータを提供することを目的とする。また、それにより、容量、サイクル寿命、負荷特性、及び低温特性の全てにおいて優れた非水電解質電池を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明の非水電解質電池用セパレータは、オレフィン及び/又はビニリデンフルオライドを繰り返し単位として含む高分子材料を含有する多層膜で形成され、1層以上の膜に比誘電率が12以上である無機化合物としてBaTiO3及び/又はBaOを含有する。
【0012】
また、本発明の非水電解質電池は、負極及び正極と、非水電解質と、セパレータとを備え、セパレータは、オレフィン及び/又はビニリデンフルオライドを繰り返し単位として含む高分子材料を含有する多層膜で形成され、1層以上の膜に比誘電率が12以上である無機化合物としてBaTiO3及び/又はBaOを含有する。
【0013】
セパレータ中に誘電性を有する無機化合物を添加すると、この無機化合物は、セパレータの空孔内に含浸された、あるいはセパレータ近傍に存在する非水電解質中の電解質塩(リチウム塩)の解離度を向上させる。
【0014】
この結果、セパレータのリチウムイオンのイオン伝導に対する抵抗が低減され、イオン伝導性が大幅に向上される。
【0015】
また、このとき、セパレータの空孔率を大きくしたり薄膜化する必要がないので、正極と負極との間の隔膜としての機能や機械的強度、熱的強度等も十分に確保される。
【0016】
したがって、このセパレータを使用した非水電解質電池においては、正極、負極間のリチウムイオンの移動が円滑に行われ、内部インピーダンスが低減されて、優れた負荷特性、低温特性が実現される。また、リチウムイオンのイオン伝導性の向上はサイクル特性の点でも有利であり、この特性も向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用したセパレータや非水電解質電池について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0018】
なお、以下では、セパレータ及び非水電解質電池を構成する各薄膜の構成や材料等について例示するが、本発明は、例示する非水電解質電池に限定されるものではなく、所望とする目的や性能に応じて各薄膜の構成や材料などを選択すればよい。
【0019】
本発明が適用されるセパレータは、例えば非水電解質電池に用いられ、正極活物質層と負極活物質層とが接触してショートすることを防ぐ隔膜としての役割を有するとともに、電解液が含浸されてイオン伝導膜としての機能も有する。
【0020】
上記セパレータは、例えば、ポリオレフィンやポリビニリデンフルオライド等、オレフィンやビニリデンフルオライドを繰り返し単位として含有する高分子材料によって形成される。そして、通常は、微細な空孔が多数形成された多孔膜とされている。
【0021】
本発明のセパレータにおいては、比誘電率が12以上である無機化合物が含まれている。
【0022】
比誘電率が12以上である無機化合物としては、強誘電性を有するものと、常誘電性を有するものとがあるが、比誘電率が12以上であれば何れであってもよい。また、比誘電率は高い方が望ましい。強誘電性を有する無機化合物の具体例としては、BaTiO3 、TiO2 等が挙げられる。また、常誘電性を有する無機化合物の例としては、BaO等が挙げられる。
【0023】
これらの物質は化学的に安定であるため、非水電解質に対して不溶性もしくは難溶性である。また、イオンとして解離することもない。また、これらの物質は電気化学的にも安定であるため、正極や負極と反応することもない。
【0024】
上述した無機化合物を含有させることによって、セパレータにおける空孔内、及びセパレータの周囲に存在する非水電解質中に含まれる電解質塩であるリチウム化合物の解離度が上昇する。このため、セパレータのリチウムイオンに対する抵抗が低減され、イオン伝導性が高いものとなる。
【0025】
なお、上記セパレータは、単層膜あるいは多層膜とすることができ、特に多層膜とした場合には、任意の層に上記比誘電率が12以上である無機化合物を分散させればよい。勿論、多層膜とした場合に、2以上の層、あるいは全ての層に上記比誘電率が12以上である無機化合物を分散させることも可能である。
【0026】
上記セパレータは、例えば非水電解質電池のセパレータに用いられる。
【0027】
以下、本発明を適用したセパレータを使用して作製した非水電解質電池について説明する。
【0028】
非水電解質電池1は、図1に示すように、帯状の正極2と、帯状の負極3とが、セパレータ4を介して密着状態で巻回された電池素子が、電池缶5の内部に収容されてなる。
【0029】
正極2は、正極活物質と結着剤とを含有する正極合剤を集電体上に塗布、乾燥することにより作製される。集電体には例えばアルミニウム箔等の金属箔が用いられる。
【0030】
正極活物質としては、目的とする電池の種類に応じて、金属酸化物、金属硫化物、又は特定の高分子を使用することができる。
【0031】
例えば、リチウムの溶解・析出を利用したリチウム電池とする場合、TiS2 、MoS2 、NbSe2 、V2O5等のリチウムを含まない金属硫化物あるいは酸化物、さらにはポリアセチレン、ポリピロール等の高分子を使用することもできる。
【0032】
リチウムイオンのドープ・脱ドープを利用したリチウムイオン電池とする場合には、LixMO2(式中Mは一種以上の遷移金属を表し、xは電池の充放電状態によって異なり、通常0.05以上、1.10以下である。)を主体とするリチウム複合酸化物等を使用することができる。このリチウム複合酸化物を構成する遷移金属Mとしては、Co、Ni、Mn等が好ましい。このようなリチウム複合酸化物の具体例としてはLiCoO2 、LiNiO2 、LiNiyCo1-yO2 (式中、0<y<1である。)、LiMn2O4、LiMPO4 (式中MはFe等、一種以上の遷移金属を表す)等を挙げることができる。
【0033】
リチウム複合酸化物は、高電圧を発生でき、エネルギー密度的に優れた正極活物質となる。正極活物質には、これらの正極活物質の複数種を併せて使用してもよい。また、以上のような正極活物質を使用して正極活物質を形成するときには、公知の導電剤や結着剤等を添加することができる。
【0034】
負極3は、負極活物質と結着剤とを含有する負極合剤を、集電体上に塗布、乾燥することにより作製される。上記集電体には、例えば銅箔等の金属箔が用いられる。
【0035】
負極活物質としては、例えば、リチウムの溶解・析出を利用したリチウム電池とする場合、金属リチウムや、リチウムを吸蔵・放出することが可能なリチウム合金等を用いることができる。
【0036】
リチウムイオンのドープ・脱ドープを利用したリチウムイオン電池とする場合には、難黒鉛化炭素系や黒鉛系の炭素材料を使用することができる。より具体的には、黒鉛類、メソカーボンマイクロビーズ、メソフェーズカーボンファイバー等の炭素繊維、熱分解炭素類、コークス類(ピッチコークス、ニードルコークス、石油コークス)、ガラス状炭素類、有機高分子化合物焼成体(フェノール樹脂、フラン樹脂等を適当な温度で焼成し炭素化したもの)、及び活性炭などの炭素材料を使用することができる。このような材料から負極を形成するときには、公知の結着剤などを添加することができる。
【0037】
非水電解質は、電解質塩を非水溶媒に溶解して調製される。
【0038】
非水溶媒としては、従来より非水電解液に使用されている種々の非水溶媒を使用することができる。例えば、炭酸プロピレン、炭酸エチレン、ジメトキシエタン、炭酸ジメチル、炭酸ジエチル、γ−ブチロラクトン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、4−メチル−1,3−ジオキソラン、ジエチルエーテル、スルホラン、メチルスルホラン、酪酸メチルスルホラン、アセトニトリル、プロピオンニトリル、プロピオン酸メチル等を使用することができる。これらの非水溶媒は単独で使用してもよく、複数種を混合して使用してもよい。
【0039】
電解質塩としては、LiPF6 、LiBF4 、LiCF3SO3、LiN(CF3SO2)2 、LiN(C2F5SO2)2等のうち少なくとも1つの化合物を使用することが望ましい。
【0040】
以上の正極2と、負極3とを、セパレータ4を介して密着させ、渦巻型に多数回巻回することにより電池素子が構成される。
【0041】
次に、その内側にニッケルメッキを施した鉄製の電池缶5の底部に絶縁板6を挿入し、さらに電池素子を収納する。
【0042】
そして負極3の集電をとるために、例えばニッケルからなる負極リード7の一端を負極3に圧着させ、他端を電池缶5に溶接する。これにより、電池缶5は、負極3と導通されることとなり、非水電解液電池1の外部負極端子となる。
【0043】
また、正極2の集電をとるために、例えばアルミニウムからなる正極リード8の一端を正極2に取り付け、他端を電流遮断用薄板9を介して電池蓋10と電気的に接続する。この電流遮断用薄板9は、電池内圧に応じて電流を遮断するものである。これにより、電池蓋10は正極2と導通をもつこととなり、非水電解質電池1の外部正極端子となる。
【0044】
次に、この電池缶5の中に非水電解液を注入する。この非水電解液は、先に述べたように電解質塩を非水溶媒に溶解させて調製される。
【0045】
最後に、アスファルトを塗布した絶縁封口ガスケット11を介して電池缶5をかしめることにより電池蓋10が固定されて円筒型の非水電解質電池1が作製される。
【0046】
以上の構成の非水電解質電池1は、セパレータ4として比誘電率が12以上の無機化合物が含有されたセパレータを用いているため、正極2、負極3間のリチウムイオンの移動が円滑に行われ、内部インピーダンスが低減されている。
【0047】
したがって、優れた負荷特性、低温特性が実現されるばかりか、高容量化が図られ、サイクル特性も大幅に改善される。
【0048】
上記非水電解質電池1の形状は、ここでは円筒型としたが、角型、コイン型、ボタン型等、任意の形状とすることができ、その形状については特に限定されることはない。その寸法も任意である。
【0049】
また、上記においては、液系の非水電解質を使用し電池缶を使用した例について説明してきたが、例えば、上記非水電解質としてゲル状電解質や固体電解質等を使用した場合には、電池缶を用いずラミネートフィルムを外装材とする薄型電池とすることもできる。
【0050】
ゲル状電解質や固体電解質は、基本的には、電解質塩、この電解質塩を溶解する非水溶媒、非水溶媒を保持する高分子マトリクスからなる。
【0051】
ここで、非水溶媒や電解質塩としては、液系の非水電解質と同様の非水溶媒、電解質塩を使用することが可能である。
【0052】
高分子マトリクスとしては、ポリビニリデンフルオライド、ポリアクリロニトリル、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド、ポリメタクリルニトリル等が挙げられ、使用形態(ゲル状、固体状等)等に応じてこれらから選択して使用される。
【0053】
図2及び図3は、薄型の形状を有する非水電解質電池20の構成例を示すものであり、この非水電解質電池20は、正極活物質層を有する正極21と、負極活物質層を有する負極22とが、セパレータ23を介して重ね合わされることによって形成された電池素子24が、外装フィルム25の内部に封入されてなる。
【0054】
上記正極21の集電体は正極リード26と接続されており、負極22の集電体は負極リード27と接続されている。そして、これら正極リード26及び負極リード27は、外装フィルム25とのシール部に樹脂フィルム28が介在され、絶縁性が確保されるとともに、一端が外部に引き出されている。
【0055】
また、上記正極21と負極22の活物質層上には、それぞれゲル状電解質層が含浸固化されており、これらゲル状電解質層が互いに対向するように正極21と負極22とがセパレータ23を介して重ね合わされている。
【0056】
したがって、セパレータ23にもゲル状電解質、あるいはこれに含まれる電解質塩が溶解された非水溶媒が一部含浸される。
【0057】
このとき、上記セパレータ23に比誘電率が12以上の無機化合物が含有されたセパレータを用いれば、先の非水電解質電池1と同様、内部インピーダンスが低減され、負荷特性、低温特性、容量、サイクル特性が大幅に改善される。
【0058】
【実施例】
次に、本発明を適用した具体的な実施例について、実験結果に基づいて説明する。
【0059】
実施例1
まず、負極活物質層を作製した。先ず、粉砕した黒鉛粉末を90重量部と、結着剤であるポリビニリデンフルオライドを10重量部とを混合し、負極合剤を作製した。次に、この負極合剤をN−メチル−2−ピロリドンに分散させてスラリー状とした。次に、これを負極集電体となる厚さが10μmであり、帯状である銅箔の片面に均一に塗布した後に乾燥させた。そして、ロールプレス機で圧縮成型することによって負極活物質層を作製した。
【0060】
つぎに、正極活物質層を作製した。先ず、LiCO3とCoCO3とを0.5モル対1.0モルの比で混合し、これに対して空気中において900℃で5時間の焼成を施すことによって、LiCoO2を作製した。次に、このLiCoO2を91重量部と、導電剤である黒鉛を6重量部と、結着剤であるポリビニリデンフルオライドを3重量部とを混合して正極合剤を作製した。次に、これをN−メチル−2−ピロリドンに分散させてスラリー状とした。次に、これを正極集電体となる厚さが20μmであり、帯状であるアルミニウム箔の片面に均一に塗布した後に乾燥させた。そして、ロールプレス機で圧縮成型することによって正極活物質層を作製した。
【0061】
つぎに、非水電解質を作製した。炭酸エチレン(EC)を15重量部と、炭酸プロピレン(PC)を15重量部と、炭酸ジエチルを50重量部と、電解質塩であるLiPF6を20重量部とを混合して、非水電解質を作製した。
【0062】
つぎに、セパレータを作製した。先ず、重量平均分子量が1000000であるポリプロピレンを40重量部と、重量平均分子量が800000である高密度ポリエチレンを40重量部とを混合した。次に、これに対してBaTiO3を10重量部加えた。次に、上述したものとは別に、重量平均分子量が1000000であるポリプロピレンを10重量部用意した。次に、Tダイ押出機による3層押し出し法によって、厚さ12μmであるポリプロピレン層の量主面上に、それぞれ厚さが12μmであるポリエチレンとポリプロピレンとの混合層が形成された積層フィルムを作製した。なお、このときTダイ押出機におけるダイスの温度を230℃とし、冷却ロールの温度を80℃とした。次に、この積層フィルムに対して、空気中で熱処理を施す。熱処理の条件は、温度が125℃であり、時間が40時間である。次に、ロール延伸機を用いて積層フィルムを延伸した。このとき、最初に25℃で積層フィルムにおける長尺の延伸率が40%となるまで低温延伸を施し、その後に120℃で長尺の延伸率が20%となるまで高温延伸を施した。次に、上述したように延伸した積層フィルムの長尺方向の長さを、115℃において10%収縮させた。そして、白色多孔質フィルムであり、ポリオレフィンを基材とするセパレータを作製した。
【0063】
最後に、正極活物質層と負極活物質層とをセパレータを介して圧着し、巻層体を形成した。そして、巻層体を電池缶へ収容し、非水電解質を注入して非水電解質電池を作製した。
【0064】
実施例2
セパレータを作製するときに、重量平均分子量が1000000であるポリプロピレンを31.1重量部と、重量平均分子量が800000である高密度ポリエチレンを31.1重量部とを混合した。次に、これに対してBaTiO3を30重量部加えた。次に、上述したものとは別に、重量平均分子量が1000000であるポリプロピレンを7.8重量部用意した。それ以外は、実施例1と同じ方法で非水電解質電池を作製した。
【0065】
参考例1
まず、正極活物質層、負極活物質層、及び非水電解質を実施例1と同様の方法によって作製した。参考例1は、セパレータが1層からなるものであり、実施例に対して参考例となるものである。
【0066】
つぎに、セパレータを作製した。先ず、10重量部のポリビニリデンフルオライドを、エタノールを20重量部と、イソプロパノールを20重量部と、1−ブタノールを10重量部と、テトラヒドロフラン35重量部との混合液に溶解した。なお、エタノール、イソプロパノール、1−ブタノール、及びテトラヒドロフランは揮発性層分離剤である。次に、ここにBaTiO3を5重量部加えて塗工溶液を得た。次に、塗工溶液を離型処理したPETフィルムに塗布した後、50℃で乾燥させた。そして、塗工溶液によって形成されたフィルムをPETフィルムから剥離し、ポリビニリデンフルオライドを基材とするセパレータを作製した。
【0067】
最後に、正極活物質層と負極活物質層とをセパレータを介して圧着し、巻層体を形成した。そして、巻層体を電池缶へ収容し、非水電解質を注入して非水電解質電池を作製した。
【0068】
参考例2
セパレータに対してBaTiO3の代わりにTiO2を加えた以外は、実施例1と同様の方法によって非水電解質電池を作製した。参考例2は、無機化合物がTiO 2 であり、実施例に対して参考例となるものである。
【0069】
実施例5
セパレータに対してBaTiO3の代わりにBaOを加えた以外は、実施例1と同様の方法によって非水電解質電池を作製した。
【0070】
実施例6
まず、正極活物質層、負極活物質層、及びセパレータを実施例1と同様の方法によって作製した。
【0071】
つぎに、ゲル状電解質を作製した。先ず、炭酸エチレン(EC)を12重量部と、炭酸プロピレン(PC)を12重量部と、電解質塩であるLiPF6を6重量部とを混合して可塑剤を調整した。次に、この可塑剤に対して分子量が600000であるブロック共重合ポリ(ビニリデンフルオライド−co−ヘキサフルオロプロピレン)を10重量部と、炭酸ジエチルを60重量部とを混合して溶解させた。次に、これを負極活物質層と正極活物質層との片面に均一に塗布して含浸させた。そして、常温で8時間放置することによって炭酸ジエチルを気化させて除去し、ゲル状電解質を作製した。
【0072】
最後に、上述したようにゲル状電解質が塗布された正極活物質層と負極活物質層とを、ゲル状電解質が塗布された面を合わせて圧着し、電池素子を形成した。そして、この電池素子を外装フィルムへ収容し、2.5cm×4.0cm×0.3mmのサイズである非水電解質電池を作製した。
【0073】
比較例1
セパレータを作製するときに、重量平均分子量が1000000であるポリプロピレンを44.4重量部と、重量平均分子量が800000である高密度ポリエチレンを44.4重量部とを混合した。なお、ここにBaTiO3は加えなかった。次に、上述したものとは別に、重量平均分子量が1000000であるポリプロピレンを11.2重量部用意した。それ以外は、実施例1と同じ方法で非水電解質電池を作製した。
【0074】
比較例2
セパレータを作製するときに、ポリビニリデンフルオライドを15重量部とし、BaTiO3は加えなかった。それ以外は、実施例3と同様の方法によって非水電解質電池を作製した。
【0075】
比較例3
セパレータを作製するときに、BaTiO3の代わりにAl2O3を加えた以外は、実施例1と同様の方法によって非水電解質電池を作製した。
【0076】
比較例4
セパレータを作製するときに、重量平均分子量が1000000であるポリプロピレンを45重量部と、重量平均分子量が800000である高密度ポリエチレンを45重量部とを混合した。なお、ここにBaTiO3は加えなかった。次に、上述したものとは別に、重量平均分子量が1000000であるポリプロピレンを10重量部用意した。それ以外は、実施例1と同じ方法で非水電解質電池を作製した。
【0077】
実施例1、2、5、6、参考例1、2、及び比較例1〜比較例4で作製された非水電解質電池について、以下に示す方法によってサイクル寿命、負荷特性、及び低温特性を測定した。
【0078】
<サイクル寿命>
理論容量の2時間率放電(1/2C)において500回の充放電サイクル試験を行い、次のように評価した。先ず、各電池に対して23℃で定電流定電圧充電を上限4.2Vまで10時間行った。次に、2時間率放電(1/2C)を終始電圧3.2Vまで行った。放電容量はこのように決定し、更に、これから求められる平均電圧から時間率放電での出力を、サイクル初期の5時間率放電(1/5C)に対する100分率として計算した。
【0079】
<負荷特性>
理論容量の1/3時間率放電(3C)を行い、次のように評価した。先ず、各電池に対して23℃で定電流定電圧充電を上限4.2Vまで10時間行った。次に、1/3時間率放電(3C)を終始電圧3.2Vまで行った。放電容量はこのように決定し、更に、これから求められる平均電圧から各時間率放電での出力を、5時間率放電(1/5C)に対する100分率として計算した。
【0080】
<低温特性>
理論容量の2時間率放電(1/2C)を低温下で行い、次のように評価した。先ず、各電池に対して23℃で定電流定電圧充電を上限4.2Vまで10時間行った。次に、2時間率放電(1/2C)を終始電圧3.2Vまで、−20℃にて行った。更に、これから求められる平均電圧から時間率放電での出力を、常温(23℃)での5時間率放電(1/5C)に対する100分率として算出した。
【0081】
上述した実施例1、2、5、6、参考例1、2、及び比較例1〜比較例4について、サイクル寿命、負荷特性、及び低温特性を測定した結果を、表1に示す。
【0082】
【表1】
【0083】
表1から、ポリオレフィンを基材とするセパレータ中に、BaTiO3が10重量部〜30重量部含まれている実施例1及び実施例2は、BaTiO3が含まれていない比較例1と比較して、サイクル寿命、負荷特性、及び低温特性が向上していることが判明した。
【0084】
また、ポリビニリデンフルオライドを基材とするセパレータ中に、BaTiO3が5重量部含まれている参考例1は、BaTiO3が含まれていない比較例2と比較して、サイクル寿命、負荷特性、及び低温特性が向上していることが判明した。
【0085】
また、ポリオレフィンを基材とするセパレータ中にTiO2が10重量部含まれている参考例2においても、TiO2が含まれていない比較例1と比較して、サイクル寿命、負荷特性、及び低温特性が向上していることが判明した。
【0086】
また、ポリオレフィンを基材とするセパレータ中にBaOが10重量部含まれている実施例5においても、BaOが含まれていない比較例1と比較して、サイクル寿命、負荷特性、及び低温特性が向上していることが判明した。
【0087】
また、ポリオレフィンを基材とするセパレータ中にBaTiO3が10重量部含まれており、非水電解質としてゲル状電解質が使用されている実施例6においても、BaTiO3が含まれていない比較例4と比較して、サイクル寿命、負荷特性、及び低温特性が向上していることが判明した。
【0088】
また、ポリオレフィンを基材とするセパレータ中に比誘電率が12未満であるAl2O3が10重量部含まれている比較例3においては、BaTiO3が10重量部含まれている実施例1と比較して、サイクル寿命、負荷特性、及び低温特性が低下していることが判明した。
【0089】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明に係るセパレータにおいては、比誘電率が12以上である無機化合物が含まれているため、空孔内及び周囲に存在する非水電解質に含まれる電解質塩であるリチウム化合物の解離度が向上する。このため、本発明に係るセパレータは、イオン伝導性が高いものとなる。
【0090】
このとき、本発明に係るセパレータは、空孔率を増大したり薄くする必要がないために、隔膜としての機能が十分に確保されるとともに、十分な機械強度や熱的強度を有するものとなる。
【0091】
また、上記セパレータを用いた非水電解質電池では、正極、負極間のリチウムイオンの移動が円滑に行われ、内部インピーダンスが低減されて、優れた負荷特性、低温特性が実現される。同時に、高容量化やサイクル特性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した非水電解質電池の実施の一形態を示す縦断面図である。
【図2】本発明を適用した非水電解質電池の他の実施の形態を示す平面図である。
【図3】同非水電解質電池の断面図である。
【符号の説明】
0 非水電解質電池、2 正極、3 負極、4 セパレータ、5 電池缶、6絶縁板、7 負極リード、8 正極リード、9 電流遮断用薄板、10 電池蓋、11 絶縁封口ガスケット
Claims (6)
- オレフィン及び/又はビニリデンフルオライドを繰り返し単位として含む高分子材料を含有する多層膜で形成され、1層以上の膜に比誘電率が12以上である無機化合物としてBaTiO3及び/又はBaOを含有する非水電解質電池用セパレータ。
- 3層構造からなり、上記高分子材料がポリプロピレン及びポリエチレンである請求項1記載の非水電解質電池用セパレータ。
- 負極及び正極と、非水電解質と、セパレータとを備え、
上記セパレータは、オレフィン及び/又はビニリデンフルオライドを繰り返し単位として含む高分子材料を含有する多層膜で形成され、1層以上の膜に比誘電率が12以上である無機化合物としてBaTiO3及び/又はBaOを含有する非水電解質電池。 - 上記負極は、リチウムをドープ・脱ドープし得る物質を活物質として含み、上記正極は、リチウム複合酸化物を活物質として含む請求項3記載の非水電解質電池。
- 上記非水電解質は、LiPF6、LiBF4、LiN(C2F5SO2)2、LiN(CF3SO2)2及びLiCF3SO3から選ばれる少なくとも1種を電解質塩として含む請求項3又は請求項4記載の非水電解質電池。
- 上記セパレータは、3層構造からなり、高分子材料としてポリプロピレン及びポリエチレンを含有する請求項3乃至請求項5のいずれか1項記載の非水電解質電池。
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