JP4984151B2 - チャック - Google Patents

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本発明は、親爪の把握爪装着面に対して傾斜した係合溝を親爪または把握爪に設け、親爪の係合溝と把握爪の係合溝に締付体を移動可能に係合して把握爪を親爪の把握爪装着面に圧着させるようにしたチャックに関する。
従来のチャックとして特許文献1、特許文献2に開示のものがある。特許文献1のチャックでは、マスタジョー(親爪)にマスタジョーのチャック半径方向に沿う支持面(把握爪装着面)と平行にT形スロット(係合溝)が設けてあり、トップジョー(把握爪)には支持面に対して傾斜したT形スロット(係合溝)が設けてある。マスタジョーとトップジョーのT形スロットには締付けナット(締付体)が係合している。締付けナットには作動ねじ(締付ボルト)が螺合しており、作動ねじの鍔がマスタジョーに係合されている。作動ねじを回すことで締付けナットがトップジョーのT形スロットに沿って移動することで、締付けナットにより支持面にトップジョーが圧着されるようになっている。圧着される時、トップジョーはマスタジョーに形成されたストップにより半径方向に保持される。
また、特許文献2のチャックでは、基礎顎部(親爪)にチャック半径方向に沿う基礎顎部の端面に対して適宜な角度傾いてチャック半径方向に延びるガイド溝(係合溝)が設けてあり、上部顎部(把握爪)にチャック半径方向に沿うガイド溝が設けてある。各ガイド溝にはクランプ細条(締付体)が係合している。基礎顎部には、位置調整ねじ(締付ボルト)が基礎顎部のガイド溝と平行に螺合されており、位置調整ねじの軸帯がクランプ細条の空所に挿入されている。位置調整ねじを締付けることでクランプ細条が基礎顎部のガイド溝に沿って移動し、基礎顎部の端面に上部顎部の歯部が圧接し、上部顎部が圧着されるようになっている。
特開昭61−4607号公報 特開平3−60904号公報
特許文献1に記載のものでは、親爪のストップにより把握爪をチャック半径方向で保持するが、ストップによる把握爪の保持部分は僅かであり、締付体による親爪のチャック半径方向に沿う支持面への把握爪の圧着が緩んでいると、把握爪がストップに保持されず、把握爪に作用する把握力や遠心力が把握爪をチャック半径方向に外すように作用するので把握爪が親爪から外れる恐れがある。特許文献2に記載のものも、締付ボルトが緩んでいる場合には親爪のチャック半径方向に沿う支持面の歯部と把握爪の歯部との圧着が解除された状態となり、把握力や遠心力がチャック半径方向に作用するので把握爪が親爪から外れる恐れがある。また、特許文献1、2に記載のものでは、把握爪の係脱や締付ボルトの回動作業をチャック半径方向から行うようになっているので、把握爪の交換がチャック正面からしかできない場合、把握爪の交換作業が容易に行えない。また、特許文献2に記載のものでは、締付体に締付ボルトによるチャック半径内方向に向かう締付力が作用して把握爪を親爪に圧着するようになっているが、ワークを把握した際の把握力や遠心力が締付力とは反対のチャック半径方向外側に作用する。そのため把握爪にチャック半径方向外側への力が作用し、親爪に対して把握爪をチャック半径方向外側に移動しようとするので把握精度が低下する恐れがある。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであって、締付ボルトが緩んでいても把握爪が親爪から外れる恐れがなく、把握爪の交換をチャック正面から容易に行え、把握力や遠心力によっても把握精度が低下しないチャックを提供するものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、チャック本体に複数の親爪を半径方向へ移動可能に設け、親爪と把握爪に夫々係合溝を設け、一方の係合溝を他方の係合溝と把握爪装着面に対して傾斜するように設け、親爪の係合溝に摺動可能に係合させた締付体を把握爪装着面に当て付けた把握爪の係合溝に係合させ、締付体を把握爪装着面に対して傾めに移動させて把握爪を親爪の把握爪装着面に圧着させるようにしたチャックにおいて、親爪の把握爪装着面をチャック軸線に沿う方向の内周面で構成し、親爪の係合溝を把握爪装着面に対してチャック前方へ向かう程半径外方向へ向かうように傾斜させ、親爪の係合溝に係合させた締付体に前側から係合溝と平行なねじ孔を設け、親爪に締付体のねじ孔にねじ部を螺合する締付ボルトのボルト頭を回動可能でかつ係合溝方向への移動を規制する係合凹部を設け、係合凹部にボルト頭を係合させた締付ボルトのねじ部を締付体のねじ孔に螺合させ、締付体のねじ孔が締付ボルトのねじ部から離脱する位置に締付体が後方へ移動するのを阻止する抜け止め部材を親爪に着脱可能に設け、親爪の係合溝に係合させた締付体に把握爪を係合させ、締付ボルトのボルト頭をチャック前方から回動させ、締付体をチャック軸線に対して斜め前方へ移動させて把握爪を親爪の把握爪装着面に圧着させることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、締付体に係合させた把握爪を半径外方向へ移動させて親爪の把握爪装着面に当て付けることで、把握爪のチャック軸線方向への移動を規制する規制部を親爪に設けたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、親爪の内側面の中央部にT字形断面の係合溝を前方に開放するように設け、締付体に係合溝に摺動可能に嵌合するT字形断面の係合部を設け、締付体の内側端部にチャック回転軸線方向のT字形断面の把握爪係合部を設け、把握爪の外周面の中央部に締付体の把握爪係合部にチャック前方から摺動可能に嵌合するT字形断面の係合溝を設けて成ることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、チャック本体に複数の親爪を半径方向へ移動可能に設け、親爪と把握爪に夫々係合溝を設け、一方の係合溝を他方の係合溝と把握爪装着面に対して傾斜するように設け、親爪の係合溝に摺動可能に係合させた締付体を把握爪装着面に当て付けた把握爪の係合溝に係合させ、締付体を把握爪装着面に対して傾めに移動させて把握爪を親爪の把握爪装着面に圧着させるようにしたチャックにおいて、
チャック本体に、前端面に複数の嵌合部が突設された駆動部材をチャック軸線L方向に摺動可能に嵌合し、チャック本体に形成した複数の挿通孔から前記嵌合部を突出させ、
チャック本体を前方から塞ぐフロントカバーの前記挿通孔に対応する位置に、チャック半径方向に延びる複数の爪案内溝を形成し、爪案内溝に親爪を摺動可能に嵌合し、親爪のチャック半径外方向部分に、チャック軸線前方向に向かう程チャック半径外方向へ向かうように傾斜した楔溝を設け、前記嵌合部に楔部を形成し、該楔溝に該楔部を摺動可能に係合し、
親爪の把握爪装着面をチャック軸線に沿う方向の内周面で構成し、親爪の係合溝を把握爪装着面に対してチャック前方へ向かう程半径外方向へ向かうように傾斜させ、親爪の係合溝に係合させた締付体に前側から係合溝と平行なねじ孔を設け、親爪に締付体のねじ孔にねじ部を螺合する締付ボルトのボルト頭を回動可能でかつ係合溝方向への移動を規制する係合凹部を設け、係合凹部にボルト頭を係合させた締付ボルトのねじ部を締付体のねじ孔に螺合させ、親爪の係合溝に係合させた締付体に把握爪を係合させ、締付ボルトのボルト頭をチャック前方から回動させ、締付体をチャック軸線に対して斜め前方へ移動させて把握爪を親爪の把握爪装着面に圧着させることを特徴とする。
本願の請求項1の発明では、親爪の把握爪装着面をチャック軸線に沿う方向の内周面で構成し、親爪の係合溝を把握爪装着面に対してチャック前方へ向かう程半径外方向へ向かうように傾斜させ、親爪の係合溝に係合させた締付体に前側から係合溝と平行なねじ孔を設け、親爪に締付体のねじ孔にねじ部を螺合する締付ボルトのボルト頭を回動可能でかつ係合溝方向への移動を規制する係合凹部を設け、係合凹部にボルト頭を係合させた締付ボルトのねじ部を締付体のねじ孔に螺合させ、締付体のねじ孔が締付ボルトのねじ部から離脱する位置に締付体が後方へ移動するのを阻止する抜け止め部材を親爪に着脱可能に設け、親爪の係合溝に係合させた締付体に把握爪を係合させ、締付ボルトのボルト頭をチャック前方から回動させ、締付体をチャック軸線に対して斜め前方へ移動させて把握爪を親爪の把握爪装着面に圧着させるようにしたので、締付ボルトのボルト頭をチャック前方から回動操作して締付体を半径方向へ移動させて、締付体に把握爪を前方から容易に係脱できて把握爪の交換を簡易迅速にできる。また、締付体をチャック軸線に対して斜め前方へ移動させて把握爪を把握爪装着面に圧着させるので、把握爪に作用する把握力や遠心力が把握爪を把握爪装着面に圧着させるように作用し、把握爪によるワークの把握精度を高くできる。また、チャック前向へ向かう程半径外方向へ向かうように傾斜させた係合溝に係合させた締付体のねじ孔に親爪の係合凹部に係合させた締付ボルトのねじ部を螺合させているので、締付体が把握力や遠心力等で係合溝から離脱するの阻止できる。また、締付体の後方移動が抜け止め部材によって阻止されることで締付体のねじ孔が締付ボルトのねじ部から離脱するのを防止でき、この状態で把握爪をチャック前方から締付体に係脱でき、把握爪の交換を容易にできる。また、抜け止め部材の離脱状態で、締付体と締付ボルトを親爪から外すことができる。
また、本願の請求項2の発明では、締付体に係合させた把握爪を半径外方向へ移動させて親爪の把握爪装着面に当て付けることで、把握爪のチャック軸線方向への移動を規制する規制部を親爪に設けたので、締付体に係合させた把握爪が締付体から外れるのを阻止でき、把握爪の姿勢を保って把持性能を維持できる。
本願の請求項の発明では、親爪の内側面の中央部にT字形断面の係合溝を前方に開放するように設け、締付体に係合溝に摺動可能に嵌合するT字形断面の係合部を設け、締付体の内側端部にチャック回転軸線方向のT字形断面の把握爪係合部を設け、把握爪の外周面の中央部に締付体の把握爪係合部にチャック前方から摺動可能に嵌合するT字形断面の係合溝を設けたので、締付体によって親爪の内側面の中央部を引付けて把握爪の外周面に均一に圧接でき、把握爪の位置を安定させることができる。
次に、本願発明の実施の形態について図1〜図7により説明する。チャック1は、チャック本体2がチャックボディ3とフロントカバー4とから構成されている。チャックボディ3の内部空間5には駆動部材6がチャック軸線L方向に摺動可能に嵌合されている。チャックボディ3には、円周方向等間隔に複数(本願実施の形態では4箇所)の挿通孔7が形成されている。フロントカバー4には、円周方向等間隔にチャック半径方向に延びる複数の爪案内溝8がチャックボディ3の挿通孔7に対応して形成されている。爪案内溝8には、駆動部材6の嵌合部9が挿通孔7から突出されている。また、爪案内溝8には、親爪10が摺動可能に嵌合されている。
親爪10には、チャック半径外方向の部分にチャック軸線L前方向に向かう程チャック半径外方向(以下斜め前方と記載する)へ向かうように傾斜した楔溝11が設けてある。この楔溝11には、駆動部材6の嵌合部9に形成された楔部12が摺動可能に係合している。また、この親爪10は、チャック半径内方向でチャック軸線Lに沿う方向の内周面が把握爪13を圧着させる把握爪装着面14に構成されている。また、親爪10は、内周面の中央部にT字形断面の係合溝15が形成されており、係合溝15は前記楔溝11と平行に形成されており、斜め前方へ向かって傾斜して親爪10の前面に開放している。この係合溝15の開放部15aから後述の締付ボルト17を回転操作するようになっている。係合溝15と楔溝11とが平行に形成されていることでチャック1を小型にできる。
また、親爪10には、図2に示すように後述の締付体16が締付ボルト17から離脱する位置にチャック軸線L後方向へ移動するのを阻止する抜け止め部材18が着脱可能に設けてある。抜け止め部材は抜け止めボルト18であり、親爪10にチャック半径内方向から内周面の中央部のチャック軸線L後方向の部分に螺合されて、抜け止めボルト頭部19が締付体16の移動を規制する。また、親爪10の内周面の中央部のチャック軸線L前方向には、締付ボルト17のボルト頭20が係合され、締付ボルト17のボルト頭20を回動可能でかつ係合溝15方向への移動を規制する係合凹部21が図2、図3の如く形成されている。親爪10の係合溝15には、抜け止めボルト18と係合凹部21との間で移動可能に締付体16が設けられる。また、親爪10のチャック軸線L前後方向部分には、チャック半径内方向に突出する前、後規制部22,23が形成されている。前、後規制部22,23は、締付体16に係合した把握爪13をチャック半径外方向へ移動させて親爪10の把握爪装着面14に当て付ける際に、把握爪13のチャック軸線L前後方向の前、後端面24,25に摺接可能に当接して、把握爪13のチャック軸線L前後方向への移動を規制する。
締付体16は、図2、図4に示すようにチャック半径外方向の外側端部に親爪10の係合溝15に摺動可能に嵌合するT字形断面の係合部26が係合溝15と平行に形成されている。また、締付体16は、親爪10の係合溝15に嵌合状態で、チャック半径内方向の内側端部にチャック軸線Lに平行なT字形断面の把握爪係合部27が形成されている。締付体16には、チャック軸線L前方向から親爪10の係合溝15と平行なねじ孔28が形成されている。ねじ孔28には締付ボルト17のねじ部29が螺合される。
締付体16は、親爪10の係合凹部21にボルト頭20が係合された締付ボルト17に向けて、チャック軸線L後方向から前方向に向けて親爪10の係合溝15に締付体16の係合部26を係合し、締付体16のねじ孔28に締付ボルト17のねじ部29が螺合される。螺合した締付ボルト17をチャック1前方の開放部15aから締付体16に締め付ける方向に回転操作させて締付体16を親爪10の係合溝15に沿ってチャック軸線Lに対して斜め前方に移動することで、締付体16は親爪10に係合される。係合された締付体16は、抜け止めボルト18が親爪10に螺合されることで締付体16のねじ孔28が締付ボルト17のねじ部29から離脱する位置にチャック軸線L後方向へ移動することが阻止されて、通常は親爪10から外れないようにされる。
把握爪13は、図5に示すように把握爪装着面14に当接するチャック半径外方向の当接面31の中央部に締付体16の把握爪係合部27にチャック前方から摺動可能に嵌合するT字形断面の係合溝30が設けられている。把握爪13の係合溝30は、図2に示すようにチャック軸線Lに沿って形成されている。把握爪13は、チャック半径外方向の当接面31のチャック軸線L前方向の部分に段部32が形成されている。把握爪13の段部32の前端面24と後端面25はチャック軸線L方向の前、後移動規制面となっており、前、後移動規制面24,25は、把握爪13を締付体16に係合してチャック半径外方向へ移動させて親爪10の把握爪装着面14に当て付けるとき親爪10の規制部22,23に摺接し、把握爪13のチャック軸線L方向への移動を規制するようになっている。
次にチャック1の把握爪13の交換動作について説明する。先ず、把握爪13の取り外しについて説明する。チャック1前方の開放部15aから締付ボルト17を締付体16から緩める方向に回転操作し、締付体16を係合溝15に沿ってチャック軸線L後方向に移動しながらチャック半径内方向に移動し(以下この移動方向を斜め後方と記載する)、締付体16の後端面を抜け止めボルト18に当接する。図6に示すように、締付体16が抜け止めボルト18に当接した状態とすると、締付体16の把握爪係合部27がチャック半径内方向に移動したことにより、把握爪13の前端面24が親爪10の前規制部22より外れる。この状態で、把握爪13をチャック軸線L前方向に引き抜くことで、把握爪13は親爪10から分離される(図7)。次に把握爪13の取り付けについて説明する。新たに把握爪13を取り付けるには、図7に示すように、この把握爪係合部27にチャック軸線L前方向から新たな把握爪13の係合溝30を係合し、把握爪13の後移動規制面25が親爪10の後規制部23に当接するまで把握爪係合部27に沿って把握爪13を移動する。次に、チャック軸線L前方向から締付ボルト17を締付体16に締め付ける方向に回転操作する。締付ボルト17の締付により、締付体16は、親爪10の係合溝15に沿って斜め前方に移動すると共に、把握爪係合部27が係合溝15に沿って移動しながら把握爪13をチャック半径外方向に移動させる。
締付体16の係合部26と把握爪係合部27とが相対的にチャック軸線L前方向に向かうにつれて開くように傾斜しているので、締付体16が斜め前方へ移動するとチャック軸線Lに対して把握爪係合部27がチャック半径外方向に移動し、把握爪13は前、後規制部22,23に案内されて把握爪装着面14に当接する。このとき、把握爪13の前、後移動規制面24,25は親爪10の前、後規制部22,23に嵌り込んでいるので、前、後移動規制面24,25はチャック軸線L方向への移動が規制された状態で前、後規制部22,23に対してチャック半径外方向に摺動し、把握爪13がチャック軸線L方向移動が規制された状態でチャック半径外方向に移動される。そして、把握爪13は、チャック軸線L方向への移動が規制されていることで、締付体16から外れることが阻止され、把握爪13の姿勢を保って把持性能を維持できる。
更に締付ボルト17を回転操作し締付体16に締め付けると、締付体16の斜め前方への移動により把握爪13が把握爪装着面14に圧着される。この状態でワークを把握すると、把握爪13にワークからの反力がチャック半径外方向に作用し、また、回転時には遠心力が作用するが、反力や遠心力は把握爪13を親爪10の把握爪装着面14に圧着させるように作用するので、ワークの把握精度を高くできる。また、締付体16によって親爪10の把握爪装着面14に把握爪13の当接面31を均一に圧接できるので、把握爪13の位置を安定させることができる。
前記把握爪13を交換するために親爪10から分離する場合には、抜け止めボルト18によって締付体16が締付ボルト17から離脱することが防止されているので、締付体16や締付ボルト17がチャック1から外されないので簡易に把握爪13の交換作業が行える。以上のように把握爪13の交換は、締付ボルト17をチャック前方から回転操作し締付体16をチャック半径方向へ移動することで把握爪13をチャック前方から容易に係脱できて、簡易迅速に行える。
本発明のチャックを示す正面図である。 図1のII−II線断面図である。 親爪の正面図である。 締付体の正面図である。 把握爪の平面図である。 締付体の移動による把握爪のチャック半径内方向への移動状態を示す図である。 把握爪の着脱を示す説明図である。
符号の説明
1 チャック
2 チャック本体
4 フロントカバー
6 駆動部材
7 挿通孔
8 爪案内溝
9 嵌合部
10 親爪
11 楔溝
12 楔部
13 把握爪
14 把握爪装着面
15 親爪の係合溝
16 締付体
17 締付ボルト
18 抜け止め部材
20 ボルト頭
21 係合凹部
22,23 規制部
26 係合部
27 把握爪係合部
28 ねじ孔
29 ねじ部
30 把握爪の係合溝
L チャック軸線

Claims (4)

  1. チャック本体に複数の親爪を半径方向へ移動可能に設け、親爪と把握爪に夫々係合溝を設け、一方の係合溝を他方の係合溝と把握爪装着面に対して傾斜するように設け、親爪の係合溝に摺動可能に係合させた締付体を把握爪装着面に当て付けた把握爪の係合溝に係合させ、締付体を把握爪装着面に対して傾めに移動させて把握爪を親爪の把握爪装着面に圧着させるようにしたチャックにおいて、親爪の把握爪装着面をチャック軸線に沿う方向の内周面で構成し、親爪の係合溝を把握爪装着面に対してチャック前方へ向かう程半径外方向へ向かうように傾斜させ、親爪の係合溝に係合させた締付体に前側から係合溝と平行なねじ孔を設け、親爪に締付体のねじ孔にねじ部を螺合する締付ボルトのボルト頭を回動可能でかつ係合溝方向への移動を規制する係合凹部を設け、係合凹部にボルト頭を係合させた締付ボルトのねじ部を締付体のねじ孔に螺合させ、締付体のねじ孔が締付ボルトのねじ部から離脱する位置に締付体が後方へ移動するのを阻止する抜け止め部材を親爪に着脱可能に設け、親爪の係合溝に係合させた締付体に把握爪を係合させ、締付ボルトのボルト頭をチャック前方から回動させ、締付体をチャック軸線に対して斜め前方へ移動させて把握爪を親爪の把握爪装着面に圧着させることを特徴とするチャック。
  2. 締付体に係合させた把握爪を半径外方向へ移動させて親爪の把握爪装着面に当て付けることで、把握爪のチャック軸線方向への移動を規制する規制部を親爪に設けたことを特徴とする請求項1記載のチャック。
  3. 親爪の内側面の中央部にT字形断面の係合溝を前方に開放するように設け、締付体に係合溝に摺動可能に嵌合するT字形断面の係合部を設け、締付体の内側端部にチャック回転軸線方向のT字形断面の把握爪係合部を設け、把握爪の外周面の中央部に締付体の把握爪係合部にチャック前方から摺動可能に嵌合するT字形断面の係合溝を設けて成ることを特徴とする請求項1または2記載のチャック。
  4. チャック本体に複数の親爪を半径方向へ移動可能に設け、親爪と把握爪に夫々係合溝を設け、一方の係合溝を他方の係合溝と把握爪装着面に対して傾斜するように設け、親爪の係合溝に摺動可能に係合させた締付体を把握爪装着面に当て付けた把握爪の係合溝に係合させ、締付体を把握爪装着面に対して傾めに移動させて把握爪を親爪の把握爪装着面に圧着させるようにしたチャックにおいて、
    チャック本体に、前端面に複数の嵌合部が突設された駆動部材をチャック軸線L方向に摺動可能に嵌合し、チャック本体に形成した複数の挿通孔から前記嵌合部を突出させ、
    チャック本体を前方から塞ぐフロントカバーの前記挿通孔に対応する位置に、チャック半径方向に延びる複数の爪案内溝を形成し、爪案内溝に親爪を摺動可能に嵌合し、親爪のチャック半径外方向部分に、チャック軸線前方向に向かう程チャック半径外方向へ向かうように傾斜した楔溝を設け、前記嵌合部に楔部を形成し、該楔溝に該楔部を摺動可能に係合し、
    親爪の把握爪装着面をチャック軸線に沿う方向の内周面で構成し、親爪の係合溝を把握爪装着面に対してチャック前方へ向かう程半径外方向へ向かうように傾斜させ、親爪の係合溝に係合させた締付体に前側から係合溝と平行なねじ孔を設け、親爪に締付体のねじ孔にねじ部を螺合する締付ボルトのボルト頭を回動可能でかつ係合溝方向への移動を規制する係合凹部を設け、係合凹部にボルト頭を係合させた締付ボルトのねじ部を締付体のねじ孔に螺合させ、親爪の係合溝に係合させた締付体に把握爪を係合させ、締付ボルトのボルト頭をチャック前方から回動させ、締付体をチャック軸線に対して斜め前方へ移動させて把握爪を親爪の把握爪装着面に圧着させることを特徴とするチャック。
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