JP4984109B2 - 車両の室内構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の室内構造に関する。
自動車の室内には、乗員の快適性を向上させる目的で、乗員が腕を載置することができるアームレストが設けられることが少なくない。
このアームレストは、シートのタイプによっては当該シートに直接設けられる、すなわち、シートから延びる肘掛によって構成されることがあるけれども、シートに隣接するドアのトリムに形成される場合が多い。
このようなドアに設けられたドアアームレストは、例えば特許文献1に開示されている。
特開2003―118368号公報
ところで、車両室内におけるシート位置、例えば、シートバックの車両前後方向位置は、車両寸法の制約や、着座時の快適性、或いはまた、荷室空間確保による制約等、種々の要因に基づいて決定されるところ、シートバックをドアの後方にやや離れて配置しなければならない場合がある。
このような場合、ドアアームレストもまたシートバックと距離がおかれることになり、この結果、シートに着座した乗員が無理なく腕をドアアームレストに載置することができない、或いは、ドアアームレスト上の腕に無理なく体重をかけることができないこととなり、乗員の快適性が損ねられることがある。
本発明は、上述した問題を解決するために発明されたものであって、アームレストを乗員にとって快適な位置に設けた、車両の室内構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明による車両の室内構造は、ドアにおける車室内の側壁を形成し、ドアアームレストが設けられたドアトリムとこのドアトリムよりも車両前後方向後方側に設けられ、荷室の側壁を形成するリヤサイドトリムと、このリヤサイドトリムに隣接して配置されるシートバックを備えるシートとを有し、リヤサイドトリムには、シートバックの車幅方向外方の側端部の近傍で、車両前後方向後方に延びると共にドアアームレストに連続する棚部と、この棚部の上方に、車室幅方向内方に膨出した部分が形成されていることを特徴としている
このように構成された本発明においては、ドアアームレストに連続して車両前後方向後方に延びる棚部を、荷室の側壁を形成するリヤサイドトリムに形成したので、乗員はドアアームレストよりも身近な棚部に楽な姿勢で腕を載せることができる。また、例えば、シートを前倒させたときに、ドアと荷室の一体性又は連続性をイメージさせる車両室内デザインの提供が容易となる。
さらに、リヤサイドトリムには、棚部の上方に、車室幅方向内方に膨出した部分が形成されているので、簡易な手段でリヤサイドトリムとシートバック側端部の上方部分との近接配置を実現することができる。また、走行中の横揺れに対して、乗員の上体は、そのような膨出した部分で支持されることになるので、乗員の姿勢を確実に保持して乗り心地を向上させることができ、また、側面衝突時に乗員の上体の移動が膨出部で規制され、乗員が側突された車両側部に向って相対的に移動するのを抑制することができる。
また、本発明において、好ましくは、リヤサイドトリムの膨出した部分は、ドアトリムのドアアームレストの車室幅方向内方への突出量と同等に車室幅方向内方に向けて膨出した膨出部であり、この膨出部により、リヤサイドトリムとシートバックの側端部の上部とが近接するようになっている。
また、本発明において、好ましくは、シートバックには、その側端部の上部がリヤサイドトリムに向けて車室幅方向外方に延長されたシートバック延長部が形成され、このシートバック延長側部により、リヤサイドトリムの膨出した部分とリヤサイドトリムの膨出した部分とが近接するようになっている。
また、本発明において、好ましくは、シートは、シートバックを前傾又は後傾させることができ、又は、シート自体を前後方向に移動させることができるようになっている。このように構成された本発明においては、乗員は、多様な位置、又は、姿勢でリヤサイドトリムの棚部を利用することができる。
また、本発明において、好ましくは、棚部よりも上方に位置するリヤサイドトリムの部分と、シートバックの側端部の上部とが、近接して配置される。このように構成された本発明においては、シートと、その後方に設けられた荷室等との区画化が可能になる。
また、本発明において、好ましくは、車室幅方向内方に膨出した部分は、シートバックの側端部の上部と近接するよう形成される。
また、本発明において、好ましくは、シートベルト装置のショルダーアンカが、シートバックの上方で、リヤサイドトリム、又は、その近傍の車両ピラー部に設けられている。このように構成された本発明においては、乗員の拘束性を向上させるためこのような位置にショルダーアンカが設けられていても、リヤサイドトリムの一部と、シートバックの側端部の上部とが近接して配置されているので、ショルダーアンカからシートバック前面に延びるシートベルト部分が、リヤサイドトリムとシートバックの側端部との隙間に落ち込んでしまうのを防止することができ、シートベルト着用時に落ち込んだシートベルトを取り出さなければならない乗員の煩わしさを回避することができる。
また、本発明において、好ましくは、シートが3人掛け用のベンチシートであここで、ベンチシートではサイドサポートを十分に高くすることができないことが多いところ、このような場合、棚部をアームレストとして使用した場合に、車両がロールし、或いは、旋回したときには、乗員の姿勢が崩れやすいが、上記のように構成された本発明においては、リヤサイドトリムに車室幅方向内方に膨出した部分が設けられているので、このような乗員の姿勢の崩れを、そのようなリヤサイドトリムの膨出した部分により抑制することができる。
また、本発明において、好ましくは、シートバックは、正面視で、その側端部が、ドアアームレストの車幅方向内方側端部よりも車幅方向内方に配置され、且つ、前傾させることができるようになっており、ドアトリムは、シートバックを前傾させたとき、その側端部が隣接する部分に装備品が設けられるように形成されているこのように構成された本発明においては、シートバックの前傾時でもシートバックの側端部がドアアームレストの内方側端部を越えてドアトリムに向って移動しないので、ドアトリムにスピーカやドアポケットのような装備品を設ける空間を確保することができる。
また、本発明において、好ましくは、側端部よりも車幅方向内方に位置するよう形成され、且つ、前傾させることができるようになっており、シートバックの側端部と、ドアアームレストよりも下方のドアトリムの部分とは、シートバックを前傾させたとき、互いに近接した位置となるよう形成されているこのように構成された本発明においては、シートバックを前傾させることにより後方の荷室を拡大し、前傾シートバック上に荷物を積載したときに、荷物がドアトリムと前傾シートバックとの隙間から落下してしまうのを抑制することができる。
また、本発明において、好ましくは、シートバックは前傾させることができるようになっており、シートバックは、立設状態にあるとき、その側端部の上部と、リヤサイドトリムの膨出した部分とが、近接した位置になり、且つ、前傾させたとき、その側端部と、リヤサイドトリムの車幅方向内方側端部とが、近接した位置になるよう形成されている。
また、本発明において、好ましくは、シートバックは前傾させることができるようになっており、シートバックは、正面視で、その側端部の上部、ドアアームレストの車幅方向内方側端部よりも車幅方向外方に位置するよう形成され、ドアアームレストとシートバックの側端部とは、シートバックを前傾させる際、互いに干渉しないように形成され、シートバックの側端部と、ドアトリムのドアアームレストよりも下方の部分とは、シートバックを前傾させたときに、互いに近接した位置となるよう形成されているこのように構成された本発明においては、シートバックの側端部の上部をリヤサイドトリムに近づけることが出来、これにより、リヤサイドトリムの膨出した部分の膨出を小さくすることができ、また、シートバックを前傾させることにより後方の荷室を拡大し、前傾シートバック上に荷物を積載したときに、荷物がドアトリムと前傾シートバックとの隙間から落下してしまうのを抑制することができる。
また、本発明において、好ましくは、シートベルト装置のシートベルトリトラクタがシートバックに設けられている。このように構成された本発明においては、前述したリヤサイドトリムとシートとの隙間へのシートベルトの落ち込みをなくすことができる。
また、本発明において、好ましくは、シートバックが前傾させることができるようになっており、シートバックの側端部と、ドアトリムのドアアームレストよりも下方の部分とは、シートバックを前傾させたとき、互いに近接した位置となるよう形成されているこのように構成された本発明においては、シートバックを前傾させることにより後方の荷室を拡大し、前傾シートバック上に荷物を積載したときに、荷物がドアトリムと前傾シートバックとの隙間から落下してしまうのを抑制することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明による車両の室内構造を説明する。
図1乃至図3は第1実施形態による、車両の室内構造を示す。
この室内構造では、車両1は、2列目のシート、すなわち、リヤシート2と、このリヤシート2の後方に設けられた荷室3とを備える。
リヤシート2は、シートクッション2Aと、このシートクッション2Aに既存の回動機構(図示せず)を介して連結されたシートバック2Bとを有する。
シートバック2Bは回動機構(図示せず)を介して前傾(前倒)、後傾(後倒)させることができ、また、後傾時にシートバック2Bを当該位置に解放自在に保持することができるように構成されている。シートバック2Bの前傾に関しては、シートバック2Bの乗員支持面2Baをシートクッション2Aの乗員支持面2Aaに接する位置まで前倒させ、シートバック2Bの背面2Bbを荷室3の床面3Aと実質的に面一に(フルフラット化)することができ、これにより、荷室を拡大することができる。シートバック2Bの後傾は乗員がくつろぎたいときなどに行われる。
また、シート2は、車両前後方向にスライドすることができるようになっている。
リヤシート2は、3人掛け用シートであり、シートクッション2Aが幅方向において分離されていない所謂ベンチシートであるが、シートバック2Bは幅方向において分割されている。分割されたシートバックは、互いに独立して、前倒させ、荷室3の床面3Aに対してフルフラット化させることができる。また、前席のシートクッションの車幅方向両端部には、サイドサポート部としての上方に隆起する部分が形成されるが、リヤシートのシートクッション2Aの座面(上面)の車幅方向車両外方部には、前席程大きな隆起は形成されておらず、これによりリヤシートに3人が着座した際の座り心地を向上させたり、フルフラット化の際にシートバック後面(背面)をより水平に近い状態にすることができる。
尚、本願においては、特にことわりがない限り、シートバック2Bは、図1に示すようなシート着座可能状態、すなわち、所謂立設状態にあるものとして説明される。
シート2に隣接してリヤドア30が配置され、リヤドア30のトリム31には、乗員が腕を載せるためのドアアームレスト31Aが形成されている。シート2のシートバック2Bは、このリヤドア30の後端部よりも車両前後方向後方、すなわち、荷室3の側部を構成するリヤサイドトリム3Bの前部に隣接して配置される。
荷室3のリヤサイドトリム3Bには、ドアアームレスト31Aと実質的に滑らかに連続するように棚部20Aが形成され、棚部20Aは、ドアアームレスト31Aの後縁部31aからシートバック2Bを越えて荷室中央付近まで車両前後方向後方に延びる。従って、シート2に着座した乗員は、ドアアームレスト31Aよりも近くにある、この棚部20Aに腕を容易に置くことができ、よって、この棚部20Aは荷室アームレストを構成する。かかる構成により、乗員は腕(肘から先)全体をドアアームレスト31A及び荷室アームレスト20Aに跨って載せることができ、これにより乗員の快適性が向上される。シート2のシートバック2Bが当該車両の標準状態において、ほぼドアアームレスト31Aの後縁部31付近にある場合でも、シート2が車両前後方向後方にスライドされ、或いは、シートバック2Bが後傾されることによって、シートバック2Bがドアアームレスト31Aの後縁部31よりも車両前後方向後方に移動される場合があり、このような場合にも、荷室アームレスト20Aは有用である。
この第1実施形態では、シートベルト装置を構成するシートベルト巻取り機構、すなわち、リトラクタ(図示せず)はリヤサイドトリム3Bの内部に設けられ、このリトラクタから延びるシートベルト40は、シートバック2Bの上方でリヤピラー1Cに取り付けられたショルダーアンカ41を介してシートクッション2Aの下部に固定されている。シートベルト40にはシートクッション2Aとショルダーアンカ41との間にフック部材42が取り付けられ、フック部材42は、シートクッション2Aに固定されたバックル(図示せず)に着脱自在に取り付けられるようになっている。
このシートベルト装置の構成では、シート2に乗員が着座していない状態では、ショルダーアンカ41からシートクッション2Aの下部に延びるシートベルト40は、ともすると、シートバック2Bの側端部とリヤサイドトリム3Bとの隙間に入り込んでしまうことがあり、このような場合、乗員がシートベルトを着用しようとするとき、入り込んでしまったシートベルト40を隙間から取り出さなければならず、シートベルト着用作業を煩わしいものとしてしまう。
このような煩わしさを解消するため、この実施形態では、棚部、すなわち、荷室アームレスト20Aよりも上方に位置するリヤサイドトリム3Bの部分を車室幅方向内方に膨出させることによって膨出部21を構成し、この膨出部21を、シートバック2Bの側端部の上部に近接して配置されるように、寸法形状決めしている。このように、リヤサイドトリム3Bの膨出部21とシートバック2Bの側端部の上部とを近接させることによって、図2で良くわかるように、隙間C1を小さくし、ショルダーアンカ41とシートバック2Bとの間に延びるシートベルト40が隙間C1に入り込んでしまうのを簡易な仕方で防止することができる。この観点から、上記隙間C1が無くなるように膨出部21を寸法形状決めするのが好ましい。
膨出部21はまた、走行中の横揺れに対して、乗員の上体を支持することができ、乗員の姿勢を確実に保持して乗り心地を向上させることができる。シートバック2Bの車幅方向外側の側端部がシート前方に隆起して成るサイドサポート部SSがフロントシートのものに比較して低く(前方隆起が少なく)、乗員の横方向の移動を抑止しにくい形態である、本実施形態のベンチシート2において、膨出部21は特に有効である。
図3は、リヤシート2のシートバック2Bを前倒させてフルフラット化させた状態を示す。図3で良くわかるように、シートバック2Bの側端部は、ドアアームレスト31Aの車幅方向内方側端部31Bよりも車幅方向内方に配置されている。従って、シートバックの前傾時でもシートバックの側端部がドアアームレストの内方側端部を越えてドアトリムに向って移動することがない。よって、ドアアームレスト31Aの下方ドアトリム31の部分には空間的余裕があり、この実施形態では、この空間に、小物や雑誌などを収容することができるドアポケットDPを設けている。勿論、このドアポケットDPに代えて、その他の装備品、例えば、スピーカーを設置しても良いし、ドリンクホルダを設けても良い。
同様に、図3で良くわかるように、シートバック2Bの側端部は、シートバック2Bを前傾させたときに、ドアアームレスト31Aよりも下方のドアトリム31の部分に近接して配置されるように形作られている。この構成により、前傾させたシートバック2B(の背面)上に荷物を積載したときに、積載した荷物がドアトリム31と前傾させたシートバック2Bの側端部との隙間C2から落下してしまうのを抑制乃至防止することができる。
次に、図4及び図5を参照して、本発明の第2実施形態の室内構造を説明する。
第2実施形態の室内構造は、棚部、すなわち、荷室アームレスト20Aよりも上方に位置するリヤサイドトリム3Bの部分と、シートバック2Bの側端部の上部とを近接して配置する構造においてのみ、第1実施形態の室内構造と異なるに過ぎない。
従って、ここでは、第1実施形態の室内構造におけるのと異なる構成についてのみ説明することとする。また、説明の便宜上、第1実施形態の室内構造の構成要素と同様な構成要素には同じ参照番号を用いる。
第2実施形態の室内構造では、図4で良くわかるように、シートバック2Bの側端部の上部は、ドアアームレスト31Aの車幅方向内方側端部よりも車幅方向外方に配置されるように形作られ、シートバック延長側部70を構成する。このようにシートバック延長側部70を形成して、これをリヤサイドトリム3Bに近接配置するので、両者の隙間C1を小さくし、よって、シートベルト40が隙間C1に入り込んでしまうのを簡易な仕方で防止することができる。また、リヤサイドトリム3Bに膨出部21を設けないので、リヤサイドトリムの室内膨出量を小さくすることができる。
シートバック2Bの側端部は、勿論、シートバック2Bを前傾させる際に、ドアアームレスト31Aと干渉しないように形作られている。また、シートバック2Bの側端部と、ドアアームレスト31Aよりも下方のドアトリム31の部分、この実施形態では、ドアアームレスト31Aの車幅方向内方側端部31Bとは、シートバック2Bを前傾させたときに、近接して配置されるように形作られている。これにより、シートバック2Bを前傾させたときの、ドアトリム31とシートバック2Bの側端部との隙間C2を小さくすることができ、この隙間C2からシートバック2Bへの積載物が落下してしまうのを抑制することができる。
最後に、図6を参照して、本発明の第3実施形態の室内構造を説明する。
第3実施形態の室内構造は、シートベルト装置の構造においてのみ、第1実施形態、第2実施形態の室内構造と異なるに過ぎない。
従って、ここでは、シートベルト装置の構成を中心に説明することとする。また、説明の便宜上、上述した実施形態の室内構造の構成要素と同様な構成要素には同じ参照番号を用いる。
第3実施形態の室内構造において採用されたシートベルト装置では、リトラクタREはシートバック2B内部に設けられ、リトラクタREから延びるシートベルト40は、シートバック2Bの上部に設けられたベルト引出し開口部80から引き出されるようになっている。図5に示されるように、リトラクタREは、同じくシートバック2B内部に設けられたシートバックフレームSFの角部に固定されたブラケットBRに取り付けられる。
この構成によれば、リヤサイドトリム3Bに膨出部21を設けることも、シートバック2Bの側端部の上部によってシートバック延長側部70を形成することも必要なしに、リヤサイドトリム3Bとシートバック2Bとの隙間へのシートベルト40の落ち込みをなくすことができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されることなく以下のような種々の変更が可能である。
例えば、第3実施形態において、シートバック2Bの側端部と、ドアアームレスト31Aよりも下方のドアトリム31の部分、この実施形態では、ドアアームレスト31Aの車幅方向内方側端部31Bとは、シートバック2Bを前傾させたときに、近接して配置されるように形作られるのが良い。これにより、シートバック2Bを前傾させたときの、ドアトリム31とシートバック2Bの側端部との隙間(C2)を小さくすることができ、この隙間C2からシートバック2Bへの積載物が落下してしまうのを抑制することができる。
本発明の第1実施形態による室内構造を備える車両の後部セクションの概略斜視図である。 図1の車両の後部セクションの概略部分正面図である。 リヤシートを前倒させた状態で示す、図1の車両の後部セクションの概略部分正面図である。 本発明の第1実施形態による室内構造を備える車両の後部セクションの概略部分正面図である。 リヤシートを前倒させた状態で示す、図4の車両の後部セクションの概略部分正面図である。 本発明の第3実施形態による室内構造を備える車両の後部セクションの概略部分正面図である。
符号の説明
1 車両
2 リヤシート(シート)
2B シートバック
3 荷室
3B リヤサイドトリム
20A 棚部/荷室アームレスト
30 リヤドア
31 ドアトリム
31A ドアアームレスト

Claims (14)

  1. 車両の室内構造であって、
    ドアにおける車室内の側壁を形成し、ドアアームレストが設けられたドアトリムと
    このドアトリムよりも車両前後方向後方側に設けられ、荷室の側壁を形成するリヤサイドトリムと、
    このリヤサイドトリムに隣接して配置されるシートバックを備えるシートとを有し、
    前記リヤサイドトリムには、前記シートバックの車幅方向外方の側端部の近傍で、車両前後方向後方に延びると共に前記ドアアームレストに連続する棚部と、この棚部の上方に、車室幅方向内方に膨出した部分が形成されていることを特徴とする車両の室内構造。
  2. 前記リヤサイドトリムの膨出した部分は、前記ドアトリムのドアアームレストの車室幅方向内方への突出量と同等に車室幅方向内方に向けて膨出した膨出部であり、この膨出部により、前記リヤサイドトリムと前記シートバックの側端部の上部とが近接するようになっている請求項1に記載の車両の室内構造。
  3. 前記シートバックには、その側端部の上部が前記リヤサイドトリムに向けて車室幅方向外方に延長されたシートバック延長部が形成され、このシートバック延長部により、前記リヤサイドトリムと前記シートバックの側端部の上部とが近接するようになっている請求項1に記載の車両の室内構造。
  4. 前記シートは、前記シートバックを前傾又は後傾させることができ、或いは、前記シート自体を前後方向に移動させることができるようになっている請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車両の室内構造。
  5. 前記棚部よりも上方に位置する前記リヤサイドトリムの部分と、前記シートバックの側端部の上部とが、近接して配置される請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車両の室内構造。
  6. 前記車室幅方向内方に膨出した部分は、前記シートバックの側端部の上部と近接するよう形成される請求項1乃至5のいずれか一項に記載の車両の室内構造。
  7. シートベルト装置のショルダーアンカが、前記シートバックの上方で、前記リヤサイドトリム、又は、その近傍の車両ピラー部に設けられている、請求項1乃至のいずれか一項に記載の車両の室内構造。
  8. 前記シートが3人掛け用のベンチシートである、請求項1乃至7のいずれか一項記載の車両の室内構造。
  9. 前記シートバックは、正面視で、その側端部が、前記ドアアームレストの車幅方向内方側端部よりも車幅方向内方に配置され、且つ、前傾させることができるようになっており、
    前記ドアトリムは、前記シートバックを前傾させたとき、その側端部が隣接する部分に装備品が設けられるように形成されている請求項4乃至8のいずれか一項記載の車両の室内構造。
  10. 前記シートバックは、正面視で、その側端部の上部、前記ドアアームレストの車幅方向内方側端部よりも車幅方向内方に位置するよう形成され、且つ、前傾させることができるようになっており、
    前記シートバックの側端部と、前記ドアトリムの前記ドアアームレストよりも下方の部分とは、前記シートバックを前傾させたとき、互いに近接した位置となるよう形成されている請求項4乃至9のいずれか一項に記載の車両の室内構造。
  11. 前記シートバックは前傾させることができるようになっており、
    前記シートバックは、立設状態にあるとき、その側端部の上部と、前記リヤサイドトリムの膨出した部分とが、近接した位置になり、且つ、前傾させたとき、その側端部と、前記リヤサイドトリムの車幅方向内方側端部とが、近接した位置になるよう形成されている請求項4乃至10のいずれか一項に記載の車両の室内構造。
  12. 前記シートバックは前傾させることができるようになっており、
    前記シートバックは、正面視で、その側端部の上部、前記ドアアームレストの車幅方向内方側端部よりも車幅方向外方に位置するよう形成され、
    前記ドアアームレストと前記シートバックの側端部とは、前記シートバックを前傾させる際、互いに干渉しないように形成され
    前記シートバックの側端部と、前記ドアトリムの前記ドアアームレストよりも下方の部分とは、前記シートバックを前傾させたときに、互いに近接した位置となるよう形成されている請求項4乃至11のいずれか一項に記載の車両の室内構造。
  13. シートベルト装置のシートベルトリトラクタが前記シートバックに設けられている、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の車両の室内構造。
  14. 前記シートバックが前傾させることができるようになっており、前記シートバックの側端部と、前記ドアトリムのドアアームレストよりも下方の部分とは、前記シートバックを前傾させたとき、互いに近接した位置となるよう形成されている請求項13記載の車両の室内構造。
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