JP4982863B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
一方、画像形成装置は、設置あるいは保守点検などの際に運搬されることがある。画像形成装置は、重量物であるために運搬に際しては装置自体に装備されている取手を用いて行う場合がある。
また、上述した壁部に対して直角な方向に進退させるようにしたものも提案されている(例えば、特許文献2)。
そこで、進出長さを長くする場合、例えば、取手を設ける壁面に画像形成されたシートの反転処理が可能な両面搬送ユニットなどが付設されていると、その両面搬送ユニットの突出量以上の長さを取手の進退量として設定する必要がある。このため、取手自体の長さがかなり長くなり、装置筐体内での収容スペースもかなり大きくなる。
このような点を考慮した場合、特許文献1に開示されている構成では、水平面内で進退量に加えて斜めに入り込む横方向のスペースも必要となることから装置自体の大型化を招く虞がある。
しかし、この構成では、高さ方向において、さほど小さくない両面搬送ユニットの下方に手を差し入れて取手を引き出したり格納する作業となり、作業者が腰をかがめて取手の位置を確認しながら掴まなければならず、作業者にとって運搬作業がやりずらくなる虞がある。
特に、両面搬送ユニットを装備している場合には、筐体の周壁において両面搬送ユニットが配置されている壁面側の重量が大きくなることから、その重量を支えるに必要な取手の設置場所は両面搬送ユニットの重量を確実に支えることができる位置が望ましいが、上述した干渉の問題が解消されないと運搬作業性を向上させることが難しくなる。
取手は、上述したように、装置全体の重量を担う部分であり、運搬時には重量が作用するとその構造によっては変形したりすることもあるので、剛体構造とすることが求められる。しかし、断面剛性を高めるために取手を中実断面とした場合には、取手自体の重量負担が増加してしまい、この重量負荷の増加に耐え得るような筐体側での剛性構造が必要となり、構造の複雑化や重量増加を招く虞がある。
(1)筐体の周壁の一つの面において開閉可能な反転搬送ユニットを備え、前記筐体の周壁面から進退可能な取手を備えた画像形成装置において、
前記反転搬送ユニットは、前記筐体の周壁面から進退する取手が内部に露呈する欠如部を備え、
該欠如部は、前記取手の進退方向および進退方向と直角な方向で隣接する方向を開放する切り欠き部で構成され、
前記取手は、進出方向前端部を前記反転搬送ユニットの切り欠き部内に位置させる収納位置と、該進出方向前端部が前記収納位置から引き出されて前記反転搬送ユニットよりも外側に突出して掴むことができる引き出し位置とにそれぞれ位置決め可能であることを特徴とする画像形成装置。
前記取手には、前記収納位置と前記引き出し位置にて前記支持フレームに対して係止可能なストッパー部が設けられていることを特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
該取手の進出方向後方側に位置する支持フレームには、前記挿通部を有する第1の側面と、該側面に隣合う第2の側面とを有し、
該第2の側面は、他の支持フレームの挿通部を有する側面における該取手の進出方向に直行する側の端部よりも装置内側に位置し、
該第2の側面には、筐体の周壁の一つの面であって回動可能な外装カバーを回動可能に軸支する取り付け部が設けられている
ことを特徴とする(2)に記載の画像形成装置。
該係止固定部と該係止片とによって、前記取手を収納位置に係止または解除可能とする(2)に記載の画像形成装置。
支持フレームのうちで取手の進出方向後方側に位置する支持フレームが取手の挿通支持に加えて取手とは別部材である装置の外装カバーの軸支部という別機能を持たせた部材とすることができる。これにより、部品点数の低減に加えて、前面同士が装置の内方側に向けて段違いとされていることを利用して取手の進出方向前方側の支持フレームに外装カバーの取り付け部を設けるときに比べて、装置の前後方向の大きさを抑えることができる。
図1は、本発明による画像形成装置の外観図を示しており、同図に示す画像形成装置は、色毎の画像形成を行う作像部がこれら各作像部で形成された色の画像を重畳転写される転写ベルトの展張方向に並置した4連タンデム方式の電子写真カラー画像形成装置である。なお、本発明にいう画像形成装置は、複写機やプリンタあるいはファクシミリ装置さらには、これらの機能を複合した装置を対象としている。
画像形成装置本体100の上には、画像読取装置200が取り付けられている。画像読取装置200は、上面にコンタクトガラスを備え、正面には手前側に突出した操作表示部90が設けられている。
画像読取装置200の上部には、自動原稿搬送装置(ADF)300が、背面側を支点として正面側を上下に開閉可能に取り付けられている。
図2において符号10c、10m、10y、10bは、それぞれシアン、マゼンタ、イエロ、ブラックの4つの画像形成ユニットであり、タンデム式に並べて設けられている。なお、本発明による画像形成装置は、図示したタンデム方式に限らず、例えば、フルカラー画像形成に際して用いられる画像形成ユニットを転写部に対して順次回転させて対面させるようにしたリボルバー式やタンデム式によるフルカラー画像ではなくモノクロ画像を形成する装置を対象とすることも可能である。
繰り出された所定用紙(記録媒体)22は、用紙搬送路(記録媒体搬送路)23を通して搬送されて一対のレジストローラ24間に突き当てられることで中間転写体15上のフルカラー画像の位置との整合を採るためのレジストタイミングが設定された上で2次転写装置25の位置に向けて給送される。
一括転写による2次転写工程を終了した所定用紙(記録媒体)22は、用紙搬送路23を通過して定着装置30の定着ニップ部に送られ、定着ニップ部を通過する際に作用する熱・圧力によってトナーが融解・浸透されることで定着され、排出ローラ26によって画像形成装置本体100上の排紙トレイ27に排出される。
反転搬送ユニット92では、所定用紙(記録媒体)の両面への作像ができるように所定用紙を反転させて再度2次転写工程に供するようになっている。このため、反転搬送ユニット92では、スイッチバック路93において所定用紙(記録媒体)22をスイッチバックさせて表裏反転してから再給紙路94を通過させて再度画像形成装置本体100側のレジストローラ24に向け給送するようになっており、所定用紙(記録媒体)22は、レジストローラ24によるレジストタイミング設定によって再度2次転写工程を実施される。なお、反転搬送ユニット92は、支軸35を支点として開閉可能(符号Rで示す方向)に設けられており、所定用紙(記録媒体)22のジャムが発生した場合には、その搬送経路および給紙部36を外部に露呈できる状態に開放することができるようになっている。
本実施例の特徴は、筐体の壁面に対して進退可能な取手が筐体内部に収納される際に筐体内での占有スペースを小さくしたことにある。
図3において、筐体の周壁の一つには、その周壁の面に対して開閉可能な反転搬送ユニット92が設けられており、反転搬送ユニット92の一部には、図4に示すように、筐体の周壁面から矢印で示す方向に進退可能な取手500が露呈する欠如部92Aが設けられている。上述した進退方向は、反転搬送ユニット92の開閉方向に平行する方向に相当している。
欠如部92Aには、筐体の周壁面から進退可能な取手500が設けられている。
取手500は、図3に示すように、進出方向(矢印F1で示す方向)の前端部を反転搬送ユニット92の欠如部92A内に進入させた位置(図3において符号Lで示す位置に前端部がある状態)に相当する収納位置と、収納位置から上記進出方向前端部が引き出されてその前端部が反転搬送ユニット92の外側に突出して握った状態に掴むことができる引き出し位置(図3において符号L1で示す位置に前端部がある状態)とにそれぞれ位置決めされるようになっている。各位置での位置決め機構については後で説明する。
図5は、取手500の支持部の構成を示す図である。
図5において本実施例における取手500は、上面を開放した上向きチャンネル形状の断面形状を有した板金部材が用いられており、取手500の進退方向(図5において符号Fで示す方向)のうちで進出方向(符号F1で示す方向)前方側に位置して筐体の隅部に設けてある柱材をなす第1の支持フレーム501と、進出方向後方側で筐体内に位置する第2の支持フレーム502とにそれぞれ形成されている挿通部501A、502A内に挿通されている。
なお、取手500は、上述したチャンネル状の板金部材とすることで、掴む際の手のひらに接する下面での面積を大きくして手にかかる重量負担の軽減や自身の重量軽減さらには断面剛性の確保ができるようにした形状に限るものではなく、チャンネル形状と同様に重量軽減および剛性確保が可能であれば他の断面形状とすることも可能である。
第2の支持フレーム502は、基片が筐体側に取り付けられて平面視形状がチャンネル状、つまり、折り曲げられて互いに対向する第1の側面とこの第1の側面と隣り合って第1の側面間を跨でいる第2の側面とを有したブラケット部材であり、対向する第1の側面に相当する片部に取手500の挿通部502A(図5では、便宜上、一方のみに符号502Aが付けてある)が形成されている。
前カバー1000は、図4に示すように、筐体の外装カバーの一つとして用いられる部材であり、前述した取り付け部502Cでの軸支部を支点として開放されると筐体内を露呈させることができる。この状態で、交換や取り出しが行われる部材や装置、例えば、後述する廃トナーを収容しているトナータンクT(図12参照)の取り出しなどのメンテナンスを行えるようになっている。
従って、第2の支持フレーム502は、取手500の挿通支持部であるとともに、外装カバーの取り付け部としても機能するようになっており、単一部材を異なる機能部として用いることができる部材である。
同図において蓋部材504は、可撓性を有した樹脂部材で構成された成形部品であり、取手500の上面を覆うことで取手500を握った際の握り面積を大きくして手に対する荷重集中などを緩和できる部材として用いられる。
凹部504Aの内部には、取手500が収納位置にあるときに第1の支持フレーム501側の挿通部501Aの上面よりも高い位置にオーバーラップするようにその挿通部501Aよりも高い位置に突出する係止固定部504Bと、係止固定部504Bよりも取手500の進出方向後方側に位置して挿通部501Aにおいて、後述する図10において符号501A1で示すように、係止固定部504Bとで挟み込まれる部分よりも高い位置および挿通部501A内に入り込める位置にそれぞれ揺動可能な係止片504Cとが設けられている。
押圧操作部504Dの押圧操作が解除されると係止片504Cは、挿通部501Bの一部にオーバーラップする位置まで自身の形状復元力により復動する。
この状態では、係止固定部504Bと係合片504Cとが挿通部501Aの上面よりも高い位置でオーバーラップした状態で第1の支持フレーム501を挟んでいる。
第1の支持フレーム501における挿通部501Aは、蓋部材504の係止固定部504Bおよび係止片504Cによって挟持される場合と挟持を解除されて取手500を移動させる場合とが選択されることになるが、取手500の移動を円滑化することと取手500が掴まれて持ち上げられた際の破損を防止することができる構成とされている。以下この構成について説明する。
取手500は、引き出し位置に向け移動する場合には、ほぼ水平方向に移動し、持ち上げられる場合には、図9において一点鎖線の範囲内に示すように、取手500の傾きにより取手500の対向片上面に位置する突起500Aがその進出方向後方側端面を第1の支持フレーム501の表面5010に突き当てるようになっている。
従って、取手500が持ち上げられた際には、第1の支持フレーム501の表面5010に対して突起500Aの長手方向端面が突き当たることになるので、長手方向ではなく短手方向の端面が突き当たる場合と違って、剪断力の作用方向に対する断面剛性を高めて突起500Aに作用する剪断力に対する剛性を確保することができる。
傾斜面の傾きは、取手500の下面に対向する内面の幅γに対して凹部501A2の外側幅σが小さくなるように、換言すれば、凹部501A2の上面に向けて取手500の左右面に対向する挿通部501Aの左右内面が収束する状態となる傾きとされている。さらに凹部501A2は、取手500の対向片部外側の面との間に生じる間隔α’をなるべく小さく、好ましくは殆どない状態となるような寸法で形成されている。
反転搬送ユニット92は、取手500の進出方向と平行する方向に開閉される部材であり、開放された際には、図11に示すように、引き出されている取手500を掴むことができない大きさの空間Pを設定できるように縦方向のサイズMが設定されている。つまり、引き出された取手500の上面との間に取手500を掴むことができない大きさの空間Pしかできないようになっている。これにより、空間P、つまり、引き出された取手500の上面側には取手500を掴むことができる空間がないので、取手500を掴むことができないようにされる。
本発明における取手500は、筐体内での占有スペースを小さくすることを特徴としているが、筐体内には、収納された取手500の一部が占める位置に既設装置が配置されている場合がある。このような場合として、前カバー1000を開放した際に露呈する廃トナーの収容部材であるトナータンクを既設装置の一つとして設けた場合がある。
トナータンクTは、回収される廃トナーの収容量をなるべく少なくしないように収容空間を確保する部材であるが、本実施例においては、図13に示すように、トナータンクTの一部に取手500の収納部T1を設けている。なお図13(A)は、廃トナーの収容内部側を見た図であり、図13(B)は、トナータンクTの裏側から見た図である。
凹部で構成される収納部T1は、取手500の進出方向後方側に至る長さ(図13において符号S1で示す長さ)が、図3において符号Lで示した取手500の進出方向前方端の位置に関する構成に基づいて短くされた状態でトナータンクTの一部に取手500を収容可能な空間を構成している。これにより、トナータンクTと取手500の収納位置とをオーバーラップさせることができるので、トナータンクTとは別に取手500の収納部を設けたり、あるいは取手500の収納位置と干渉しない位置にトナータンクTを設ける場合と違って、既設装置であるトナータンクTの設置箇所を変更することなく取手500の収納位置を確保することができる。しかも、取手500の収納部をトナータンクTの一部に存在させる場合でも、取手500が筐体内で占有するスペースを小さくしているので、トナータンクT内での収納部が占有するスペースが大きくなるのを極力抑えることができることにより廃トナーの収容量が大きく低下するのを防止することもできる。
図14および図15は、筐体内で取手500の収納位置に相当する位置に既設装置が配置されている場合の別の例として給紙装置が装備されている場合を示している。
そこで、本実施例においては、取手500,500’のうちの一つである給送ローラ20の近傍に位置する取手500は、図14に示すように、給送ローラ20が存在しない側に位置する取手500’と高さ方向での配置位置が異なっており、具体的には、給送ローラ20と干渉しないように、給送ローラ20よりも高い位置に配置されている。
これにより、給紙カセット21が引き出されるのと連動して移動する給送ローラ20が取手500と干渉することがないので、給紙カセット21の挿脱作業が円滑に行える一方、取手500を設けた場合の給紙カセット上方での取手500の占有スペースを小さくして筐体K側での欠損部、つまり逃げ部K1が筐体Kの高さ方向や取手500の進退方向に沿った方向で極端に大きくなるのを防止することができる。このように逃げ部K1を大きくしないようにすることで、画像形成装置における作像部の主要機器を支持するために用いられる筐体の剛性が欠損部のサイズによって悪化するのを防止することができる。
図16は、取手500が収納位置に移動している状態を示す外観図である。
図16において反転搬送ユニット92に設けられている欠如部92Aは、取手500が収納位置にあるときにカバー506によって塞がれるようになっている。
カバー506は、反転搬送ユニット92に取り付けられて開閉することができる部材であり、反転搬送ユニット92が閉じられているときには、欠如部92Aを覆うことで反転搬送ユニット92の外装面の一部を構成し、取手500を収納位置から引き出す際には開放されて取手500の進出方向端部を露呈させて引き出せるようになっている。これにより、取手500が収納位置から不用意に引き出されることをなくすともに、欠如部92Aを設けた場合でも装置の外装デザインを変化させることがないようにできる。
21 給紙カセット
92 反転搬送ユニット
92A 欠如部
100 画像形成装置
500,500’ 取手
500A 突起
500B 水平方向突出片
501 第1の支持フレーム
501A 挿通部
502 第2の支持フレーム
502A 挿通部
502B 前面
502C 外装カバーの取り付け部
503 係止片
504 蓋部材
504A 凹部
504B 係合片部
505 第1の支持フレームと同じ面内で対向する位置のフレーム
506 カバー
1000 前カバー
α、β 取手の左右面と挿通部内面との間の隙間
γ 挿通部下面の幅
σ 挿通部上面の幅
M 欠如部での縦方向のサイズ
P 取手を掴むことができない大きさの空間
T トナータンク
T1 取手の収納部
K 筐体
K1 逃げ部
Claims (12)
- 筐体の周壁の一つの面において開閉可能な反転搬送ユニットを備え、前記筐体の周壁面から進退可能な取手を備えた画像形成装置において、
前記反転搬送ユニットは、前記筐体の周壁面から進退する取手が内部に露呈する欠如部を備え、
該欠如部は、前記取手の進退方向および進退方向と直角な方向で隣接する方向を開放する切り欠き部で構成され、
前記取手は、進出方向前端部を前記反転搬送ユニットの切り欠き部内に位置させる収納位置と、該進出方向前端部が前記収納位置から引き出されて前記反転搬送ユニットよりも外側に突出して掴むことができる引き出し位置とにそれぞれ位置決め可能であることを特徴とする画像形成装置。 - 前記筐体の周壁面の内方には、前記取手の挿通部を備えた支持フレームが設けられ、
前記取手には、前記収納位置と前記引き出し位置にて前記支持フレームに対して係止可能なストッパー部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記支持フレームは、前記取手の進退方向に沿って複数設けられ、
該取手の進出方向後方側に位置する支持フレームには、前記挿通部を有する第1の側面と、該側面に隣合う第2の側面とを有し、
該第2の側面は、他の支持フレームの挿通部を有する側面における該取手の進出方向に直行する側の端部よりも装置内側に位置し、
該第2の側面には、筐体の周壁の一つの面であって回動可能な外装カバーを回動可能に軸支する取り付け部が設けられている
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記取手は、上面が開放する上向きチャンネル状の断面形状とされていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記反転搬送ユニットが閉じられているとき、前記支持フレームに設けられている前記取手の挿通部は、前記取手の進退方向からみて前記ストッパー部と係合する部分を除く前記取手の上下左右面との間に隙間を形成できる寸法を有し、該取手との干渉を防止されていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記支持フレームに設けられている前記取手の挿通部の一部には、前記取手を持ち上げたときに、前記取手の進退方向からみて前記取手の該左右方向の表面が左右方向に広がるのを阻止する変形防止部が設けられていることを特徴とする請求項4または5に記載の画像形成装置。
- 前記変形防止部は、前記取手の下部左右方向の表面と挿通部内面との間の隙間に対して前記取手の上部左右方向の表面と挿通部内面との間の隙間を小さくして形成されていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
- 前記ストッパー部は、前記取手の上面に設けられ可撓性からなる蓋部材と、該蓋部材の上面に設けられ、前記挿通部よりも高い位置に突出する係止固定部と、前記係止固定部よりも前記取手の進出方向後方側であって前記挿通部よりも高い位置および前記挿通部内に揺動可能な係止片とで構成され、
該係止固定部と該係止片とによって、前記取手を収納位置に係止または解除可能とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記反転搬送ユニットが開放したときにおける欠如部と引き出し位置における前記取手の上面との間には、該取手を掴むことができない大きさの空間を有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記取手が進退可能に設けられている筐体内には、廃トナーの収容空間を有する廃トナータンクが着脱可能に設けられ、該廃トナータンクの一部には、前記収納位置にある前記取手の進出方向後方側を収容可能な空間部で構成された取手逃げ部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記筐体内部には該筐体に対して引き出し可能な給紙装置が設けられ、前記取手は、前記反転搬送ユニットが位置する筐体壁面とこの壁面以外の壁面とを含む筐体の4隅部近傍に設けられ、そのうちで、前記給紙装置の引き出し側に位置する取手の一つは、該給紙装置に装備されている繰り出しローラと干渉しない位置に逃げた状態で配置されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記反転搬送ユニットは、前記取手が収納位置にあるときに前記欠如部を覆うカバーを備え、該カバーは、前記反転搬送ユニットと一体で開放可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
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