JP4857018B2 - 画像形成装置及び像担持体の保護装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置及びこれらの機能を併せ持つ複合機や印刷機等の画像形成装置において、画像形成装置本体から開閉機構を開放して像担持体を露呈する場合、像担持体を保護する機構を有する画像形成装置及び像担持体の保護装置に関する。
従来の画像形成装置は、画像形成装置本体に対して開閉部材(開閉機構)が、閉位置と全開位置との間を開閉可能とし、画像形成装置内に装備されている種々機器類が装置本体に対して着脱自在に設けられている。また、着脱方向が開閉方向と同じ方向とし構成の簡略化を図り、着脱に必要な面が異なることがなく、着脱の際に用いられる面の数を最小限としている。また、下方に給紙カセット等で構成される給紙部を、上方に未定着トナー像を記録材に定着させる定着部を設け、記録材が下方から上方へ搬送され、その間に転写部材を配置し、トナー画像が転写部材により記録材に転写される。この転写部材を開放することにより、画像形成途中にて紙詰まりの発生した箇所が開放されるため、機内に残留した記録材を取り除くことができる(例えば、特許文献1参照)。
また、画像形成ユニットは、保守点検あるいは交換などにおいて画像形成装置から取り外しが可能の構成となっている。また、交換部品の一つに廃トナーを回収する廃トナー容器は、廃トナーで満杯となった場合に取り出せるように構成されている。画像形成ユニットは、画像形成装置本体から取り出した状態において、感光体ドラムを保護する排紙案内路を備えている。排紙案内路は、感光体ドラム部分を被覆する位置(保護する位置)へ自在に移動できるように支持されている。また、排紙案内路は、感光体ドラムの下面を保護する保護蓋と、廃トナーを収容する廃トナー容器と、転写部材と定着装置間の用紙搬送案内路からなる三つの機能を兼ね備えている。感光体ドラムの保護蓋が廃トナー容器と搬送案内路を兼ねるので、保守作業の能率が向上するとともに、保護蓋が開放位置にあるときの専用待避空間が不要となり、画像形成装置本体が小型化となっている(例えば、特許文献2及び3参照)。
特開2003−241616号公報 特開平9−330004号公報 特開平4−273270号公報
しかしながら、上記特許文献1のように開閉機構を備えた画像形成装置では、転写ベルト等の像担持体を保護する部材が無いので、画像形成装置内の像担持体を離脱する操作において、像担持体にキズ、打痕などの損傷を与えやすかった。
一方、上記特許文献2や3のように保護部材を備えた画像形成装置では、紙詰まり処理の度に感光体ドラム等の像担持体を含む画像形成ユニットを着脱する必要があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、開閉機構を備えた画像形成装置において、画像形成ユニットを着脱する必要なく紙詰まり等の処理を行うことができるとともに、像担持体を保護するための保護部材を移動可能に配置することにより、像担持体に対する損傷の低減を実現できる画像形成装置及び像担持体の保護装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明の第1の態様は、画像を担持する像担持体と、像担持体との間で転写ニップを形成し、転写ニップで像担持体に形成された画像を記録媒体に転写する転写手段と、転写手段を保持し、装置本体に対して開閉可能な開閉ユニットと、を備えた画像形成装置であって、像担持体の表面を保護する保護手段と、保護手段を移動させる移動手段と、を有し、移動手段は、その一部が、保護手段に備えられた取手と接続されており、開閉ユニットが開放され、像担持体が露出した場合、一部を、取手の操作と連動して、開閉ユニットが開放された方向かつ画像形成装置の上下方向の上方向へ移動させることで、記像担持体を保護する所定位置に保護手段を移動させ、開閉ユニットが開放された方向にて一部が移動させられる距離は、画像形成装置の上下方向の上方向にて一部が移動させられる距離よりへ長いことを特徴とする。
また、本発明の第2の態様は、画像を担持する像担持体と、像担持体との間で転写ニップを形成し、転写ニップで像担持体に形成された画像を記録媒体に転写する転写手段と、転写手段を保持し、装置本体に対して開閉可能な開閉ユニットと、を備えた画像形成装置に設置される像担持体の保護装置であって、像担持体の表面を保護する保護手段と、保護手段を移動させる移動手段と、を有し、移動手段は、その一部が、保護手段に備えられた取手と接続されており、開閉ユニットが開放され、像担持体が露出した場合、一部を、取手の操作と連動して、開閉ユニットが開放された方向かつ画像形成装置の上下方向の上方向へ移動させることで、記像担持体を保護する所定位置に保護手段を移動させ、開閉ユニットが開放された方向にて一部が移動させられる距離は、画像形成装置の上下方向の上方向にて一部が移動させられる距離よりへ長いことを特徴とする。
本発明によれば、開閉機構を備えた画像形成装置において、可動する保護部材を備え、開閉機構の開放時に保護部材によって像担持体を保護することにより、像担持体に対する損傷の低減を実現することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例である画像形成装置の全体構成図である。
図1に示すように、画像形成装置1は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色毎に配置された像担持体としての感光体ドラム21Y、21C、21M、21Bkと、これら各感光体の表面を一様に帯電する帯電手段としての帯電ローラ23Y、23C、23M、23Bkとを備えている。
画像情報を書き込むための書き込みユニット41は、帯電ローラ23Y、23C、23M、23Bkにより帯電された感光体ドラム21Y、21C、21M、21Bkの感光体ドラム表面上にレーザー光を照射して、各感光体ドラム表面上に静電潜像を形成する。
次に、感光体ドラム表面上に形成された静電潜像を現像する現像手段25Y、25C、25M、25Bkにより、各感光体ドラム表面上にトナー像を形成する。
感光体ドラム表面上に形成されたトナー像を、シート状記録媒体としての転写材(用紙など)に転写させるには、まず、各感光体ドラム表面上のトナー像を、各感光体ドラムに対向して配置された中間転写手段である像担持体としての転写ベルト31に転写させる。
中間転写手段は、転写駆動ローラ33と、転写従動ローラ35と、中間転写ベルト31とで構成している転写回転体である。
中間転写ベルト31は、転写駆動ローラ33及び転写従動ローラ35とに掛け回されており、その展張方向を水平方向とし、転写駆動ローラ33を回転することにより中間転写ベルト31を駆動回転させている。
回転可能な中間転写ベルト31の表面上に、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)各色のトナー像を順次重ね転写する。
次に、中間転写ベルト31に重ねたトナー像を、シート状記録媒体としての転写材に対して一括転写可能な二次転写手段である二次転写ローラ37により、二次転写ローラ37と対向する転写駆動ローラ33で構成する転写ニップ位置で、中間転写ベルト31表面上に重ねた4色のトナー像を転写材に一括して転写する。
転写材にトナー像を転写させる為に、転写材の搬送を行う。まず転写材は給紙ユニット11から、給紙ローラ13により繰り出されて、レジストローラ対19に到達する。
レジストローラ対19では、転写ニップ位置に至る前に所定のタイミングをとってから転写材を、転写ニップ位置に向けて搬送している。
次に、転写材はレジストローラ対19から送り出され、転写ニップ位置へ案内する為の搬送ガイド部材である搬送ガイド15により、転写材を転写ニップ位置に案内し到達させる。
転写ニップ位置の下流側(図1における33,37の上方)は、連続する縦方向に定着装置51までの搬送路となっている。
転写ニップ位置から送り出された転写材は、定着装置51に案内するガイド板(図示せず)により、転写材に転写された4色のトナー像を溶融加圧定着するための定着装置51に案内され、トナー像の定着後、定着装置51の上方に配置された排紙ガイド板(図示せず)を介して一対の排紙ローラ53へ送り出される。
そして、排紙ローラ53により、トナー像が定着された転写材は、排紙ローラ対53の左方に配置された、転写材を積載する排紙トレイ61へ排出される。
また、本画像形成装置は、定着装置51と排紙ローラ53との間において、揺動可能な方向切換爪55が配置され、この方向切換爪55によって搬送方向の切り換えが可能となっている。よって、定着装置51から排出される転写材は、排紙トレイ61に向けて排出する排紙ローラ53に向かう方向と、他方の移動方向としては反転搬送路56に向けた方向に搬送が可能となっている。反転搬送路56は、反転搬送ローラ57を備え、転写材の両面への画像形成を行う際に、転写材を反転させてレジストローラ対19に向けて搬送するための経路である。
図1において転写材の給紙搬送の過程における紙詰まり発生した場合、搬送路が狭く、かつ、二次転写ローラ37と転写駆動ローラ33とが開放されない為、紙詰まり発生箇所の確認及び紙詰まり処理する為の操作が困難である。
そこで、図2に示すように、画像形成装置1の下側の端部に支持軸63を配置し、開閉ユニット71が支持軸63を中心として回転し、画像形成装置本体に対して開閉可能とする。
開閉部材である開閉ユニット71は、外装カバー65と縦方向搬送路で構成している。縦方向搬送路は、レジストローラ対19と、二次転写ローラ37と、定着装置51と、排紙ローラ対53と、方向切換爪55と、反転搬送路56と、反転搬送ローラ57とで構成されている。
支持軸63は、画像形成装置1の前後(手前側と奥側)に配置され、開閉ユニット71が支持軸63を中心として回転し、回転中心が画像形成装置1の下側で成ることにより、図2に示すように開閉ユニット71の上側が大きく開放される。
開閉ユニット71を装置本体から開放することにより、転写ニップが開放され、二次転写ローラ37と転写ベルト31とが露呈される。よって、二次転写ローラ37と転写ベルト31における搬送路上の紙詰まりが確認できる。また、開閉ユニット71の開放により転写ニップが開放されるため、転写ニップを開放する為の特殊操作が無い。
更に、開閉ユニット71が開放される際には、転写ベルト31及び転写駆動ローラ33と、転写材の搬送方向に対して法線方向に開放する。よって、紙詰まり状態を維持した状態で露呈することが可能となる。即ち、開閉ユニット71は、転写ベルト31から開放される状態のとき、開閉ユニット71は、紙詰まりした転写材に負荷を掛けずに開放することができる。つまり、紙詰まりした転写材が、開閉ユニット71の開放操作で、開閉ユニット71の部品の角等による転写ベルト31表面への接触で、摺擦痕等が発生することは無い。
また、開放したレジストローラ対19は、画像形成装置本体側に配置されている搬送ガイド15と離れ、紙詰まりの状態を露呈することが可能となる。よって、レジストローラ対19近傍における紙詰まりも、開閉ユニット71を開放することで確認できる。
以上説明した構成により、本画像形成装置は、紙詰まりの確認及び処理作業が容易となる。
また、開放した開閉ユニット71に、定着装置51が配置されていることにより、定着装置の上流側の搬送ガイドが、画像形成装置本体側から離れる。よって、定着装置51周辺が開放されている為、定着装置51の温度が低下するので、紙詰まり処理作業時のやけど等が回避されるという効果もある。
図2において、転写材の紙詰まり処理と転写ベルト31等の交換作業の操作性は向上したが、開閉ユニット71の開放時に転写ベルト31が露呈されると、部品交換作業等において、開閉ユニット71の部品の角等により、転写ベルト31に打痕、キズ等の損傷を与える可能性がある。
そこで、紙詰まり処理操作時における転写ベルト31への接触を防止する為、図3に示すように、図2において転写材を転写ニップ位置へスムーズ導くことを目的として設けられた搬送ガイド15に、転写ベルト31を保護する保護部材としての機能を追加し、また、搬送ガイドを移動させる手段としてリンク83を備えるようにする。つまり、転写ベルト31の保護手段として搬送ガイド15と、搬送ガイド15を移動させる移動手段としてリンク83と、を像担持体の保護装置として、本画像形成装置に設置する。
搬送ガイド15は、転写ベルト31の保護部材となるように移動可能とする。図3に示すように、転写ベルト31を保護する位置に搬送ガイド15を移動させる移動機構としてのリンク83を配置し備える。そして、転写ベルト31を離脱する場合は、搬送ガイド15を図3に示す矢印方向に引き出して転写ベルト31を覆う位置に移動することで、転写ベルト31を保護する。
以上のように、搬送ガイド15は、転写ベルト31の保護部材を兼ねる。よって、搬送ガイド15は、転写材の搬送ガイド機能と転写ベルト31の保護機能とを一つの部材で構成することになり、画像形成装置1における省スペース及びコスト低減を実現できる。
図4は、搬送ガイド15の外観斜視図である。図4に示すように、転写ベルト31の保護部材となる機能を有した搬送ガイド15の下部に、脱着用の取手部17a及び17b(図3の17に相当)を配置する。
図4に示すように、転写材の最大搬送幅の手前と奥側均等に取手17aと取手17bを配置し、これらにより搬送ガイド15の引き出し移動を行う。すなわち、取手17aと取手17bを設けることにより、転写ベルト31を保護する位置(図3参照)に搬送ガイド15を引き出す操作を向上させる。なお、取手形状は、指の引っ掛かり部分を設けて、持ちやすくする。また、取手17aと取手17bの間中央に、搬送ガイド15を押し入れるプッシュ部20を設けることにより、搬送ガイド15を元の位置(図2参照)に戻す操作の向上を図る。以上の構成により、アクセサビリティ(操作する個所を明確にする)向上を図る。
また、搬送ガイド15と取手部17a及び17bとを一体で成形することによって、操作性を向上させるとともに、軽量化及びコスト低減を実現できる。
本画像形成装置は、図5に示すように、搬送ガイド15と取手部17の後方(搬送ガイド15の横(左側)及び転写ベルト31の下部)に、廃トナー回収部材81を配置する。転写ベルト31は、画像トナーを担持しており、廃トナー回収部材81は、転写後、転写ベルト31表面上に残留しているトナーを回収する機能を備える。
図5に示すように、転写ベルト31と廃トナー回収部材81とを近傍に配置することにより、廃トナーを画像形成装置本体内に排出するスペースが少なくなり、画像形成装置1の小型化が図れる。
この廃トナー回収部材81は、廃トナー回収部材81内に保持される廃トナーによって、廃トナー回収部材81の容量の集積限界に近づくに至る場合、廃トナー回収部材81を交換しなければならない。交換する場合は、フロントアクセス構造の開閉ユニット71を開き、廃トナー回収部材81を開閉ユニット71が開放された方向に脱着する。
図5において、転写回転体の転写ベルト31も、廃トナー回収部材81と共に着脱可能である。
図5において、取り出しユニット73として、転写ベルト31と廃トナー回収部材81とを同時に脱着できる構成とする。そして、取り出しユニット73を画像形成装置1本体から引抜いた後、転写ベルト31と廃トナー回収部材81とを分離する。よって、廃トナー回収部材81の交換時に、転写ベルト31と廃トナー回収部材81とを同時に離脱できるので、廃トナー回収部材81から落下する廃トナーを画像形成装置内に落下させないことが可能となる。
次に、移動機構であるリンク83について以下に説明する。
図6は、図1及び図2の状態におけるリンク83の状態を示す。
図6に示すように、リンク83は、搬送ガイド15と廃トナー回収部材81とを連結する。廃トナー回収部材81側に軸85を配置し、搬送ガイド15と一体化された取手部17に軸87を配置する。また、リンク83は2本配置する。
リンク83には、丸穴83aと、横方向の長穴83bとを設け、丸穴83aは軸87に取り付け、横方向の長穴83bは軸85に取り付ける。
開閉ユニット71を開放しないときは、図6に示すように、廃トナー回収部材81のA部分のくぼみに、搬送ガイド15と一体化された取手部17に形成された突起部74を引っ掛けて、搬送ガイド15を固定する。このとき、図6に示すように、軸85は軸87の近傍にある。
図7は、図3及び図5の状態におけるリンク83の状態を示す。
リンク83は、横方向の長穴83bの間で軸85の取り付け位置が移動可能となり、軸85を中心とするリンク83の回転半径の長さが変移することが可能となる。
図7に示すように、取手部17を引き出して搬送ガイド15を転写ベルト31の保護位置へ移動する場合、リンク83は反時計回りに楕円の軌跡を描いて回転し、2本のリンク83が転写ベルト31と水平になった時点で、搬送ガイド15は転写ベルト31に接触せずに転写ベルト31を覆うように斜め上方に配置される。また、回転体である転写ベルト31の回転方向と、搬送ガイド15の回転方向とが同じである為、転写ベルト31に接触しない。
以上のように、本画像形成装置は、移動機構としてのリンク83を設け、取手部17を操作して保護部材を兼ねる搬送ガイド15を移動させることにより、離脱操作に転写ベルト31を保護できる。
また、搬送ガイド15の移動中心をトナー回収部材81に配置することにより、搬送ガイド15を自由に移動可能となり、保護部材とすることが可能となる。
図8は、図7に示すリンク83の移動状態を詳細に示した図である。
図8に示すように、搬送ガイド15を移動する前の初期状態では、軸87(前)と軸85との間の距離はR1である。この距離R1は、軸85を中心とした円の軌跡の半径となる。
リンク83の横方向の長穴83において軸85の取り付け位置がLの距離に移動した状態では、軸87(後)になり、距離R2となる。同じく距離R2は、軸85を中心とした円の軌跡の半径となる。このとき、リンク83の軌跡は、距離R1から距離R2に移動しながら、軸85を中心とした楕円の軌跡となる。よって、リンク83と連結された取手部17は、横方向に長く、縦方向に短い方向の斜め上方に移動するので、搬送ガイド15を移動させる範囲が、上方に少ない場合には有効となる。
以上説明したように、本実施例によれば、画像形成装置本体と外装カバー65と縦方向搬送路で構成した開閉ユニット71を開放でき、二次転写ローラ37と転写駆動ローラ33とで構成する転写ニップ間が開放され、かつ、転写ベルト31が露出されるので、転写部分で紙詰まりした用紙は発見しやすく、紙詰まりの確認及び処理作業処理がし易い。
また、本実施例によれば、保守点検及び部品交換作業において、搬送ガイド15を転写ベルト31に接触しない軌跡で移動して、転写ベルト31を保護する位置に配置することができるので、転写ベルト31へのキズ、打痕などの損傷を防ぐことができる。
また、本実施例によれば、搬送ガイド15は転写ベルト31の保護部材としての機能を兼ねることにより、多数の部材を使用することなく、少ない部材で構成することができ、画像形成装置本体の小型化、かつ、コスト低減となる。
また、本実施例によれば、搬送ガイド15と取手17とを一体で構成することにより、部材数を低減でき、コスト低減となる。
また、本実施例によれば、転写ベルト31と廃トナー回収部材81とを同時に着脱可能とすることにより、転写ベルト31及び廃トナー回収部材81の交換作業操作が向上し、かつ、交換作業時における画像形成装置本体内へのトナーの飛散を低減させることができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。
本発明は、開閉機構を備える画像形成装置に適用できる。
本発明の画像形成装置の要部構成を模式的に示す側断面図である。 本発明の画像形成装置の縦方向搬送路を開放した状態を模式的に示す側断面図である。 本発明の画像形成装置の縦方向搬送路を開放し、搬送ガイドを移動した状態を模式的に示す側断面図である。 本発明の画像形成装置に設けられる、搬送ガイドに形成された取手部を示す外観斜視図である。 画像形成装置の縦方向搬送路を開放し、搬送ガイドを移動した状態において、取り出しユニットを脱着する状態を模式的に示す側断面図である。 搬送ガイド及びリンクの移動前の状態を模式的に拡大して示す側面図である。 搬送ガイド及びリンクの移動後の状態を模式的に拡大して示す側面図である。 リンクの移動軌跡を模式的に示す側面図である。
符号の説明
1 画像形成装置
11 給紙ユニット
13 給紙ローラ
15 搬送ガイド(保護手段の一例)
17(17a、17b) 取手部
19 レジストローラ対
20 プッシュ部材
21 感光体ドラム
23 帯電ローラ
25 現像手段
31 転写ベルト
33 転写駆動ローラ
35 転写従動ローラ
37 二次転写ローラ
41 書き込みユニット
51 定着装置
53 排紙ローラ
55 方向切換爪
56 反転搬送路
57 反転搬送ローラ
61 排紙トレイ
63 支持軸
65 外装カバー
81 廃トナー回収部材
83 リンク(移動手段の一例)
83a 丸穴
83b 長穴
85 (廃トナー回収部材側)軸
87 (搬送ガイド側)軸
71 開閉ユニット
73 取り出しユニット
74 突起部
A くぼみ

Claims (13)

  1. 画像を担持する像担持体と、
    該像担持体との間で転写ニップを形成し、該転写ニップで前記像担持体に形成された画像を記録媒体に転写する転写手段と、
    該転写手段を保持し、装置本体に対して開閉可能な開閉ユニットと、を備えた画像形成装置であって、
    前記像担持体の表面を保護する保護手段と、
    該保護手段を移動させる移動手段と、を有し、
    前記移動手段は、
    その一部が、前記保護手段に備えられた取手と接続されており、
    前記開閉ユニットが開放され、前記像担持体が露出した場合、前記一部を、前記取手の操作と連動して、前記開閉ユニットが開放された方向かつ前記画像形成装置の上下方向の上方向へ移動させることで、前記記像担持体を保護する所定位置に前記保護手段を移動させ、
    前記開閉ユニットが開放された方向にて前記一部が移動させられる距離は、前記画像形成装置の上下方向の上方向にて前記一部が移動させられる距離よりへ長いことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記像担持体は、前記開閉ユニットが開閉する方向と同一方向に着脱可能であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記保護手段は、前記転写ニップへ前記記録媒体を案内する搬送ガイド手段を兼ねることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記保護手段と前記取手は一体で構成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記移動手段は、前記像担持体の離脱前に、前記保護手段を保護する所定位置に前記保護手段を移動させることを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記像担持体は、トナー画像が形成された感光体から該トナー画像が転写される転写回転体であることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記像担持体上の廃トナーを回収する廃トナー回収手段をさらに備え、
    前記像担持体は、前記廃トナー回収手段と共に着脱可能であることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記移動手段は、前記保護手段と前記廃トナー回収手段とを連結して設けられることを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  9. 画像を担持する像担持体と、
    該像担持体との間で転写ニップを形成し、該転写ニップで前記像担持体に形成された画像を記録媒体に転写する転写手段と、
    該転写手段を保持し、装置本体に対して開閉可能な開閉ユニットと、を備えた画像形成装置に設置される像担持体の保護装置であって、
    前記像担持体の表面を保護する保護手段と、
    該保護手段を移動させる移動手段と、を有し、
    前記移動手段は、
    その一部が、前記保護手段に備えられた取手と接続されており、
    前記開閉ユニットが開放され、前記像担持体が露出した場合、前記一部を、前記取手の操作と連動して、前記開閉ユニットが開放された方向かつ前記画像形成装置の上下方向の上方向へ移動させることで、前記記像担持体を保護する所定位置に前記保護手段を移動させ、
    前記開閉ユニットが開放された方向にて前記一部が移動させられる距離は、前記画像形成装置の上下方向の上方向にて前記一部が移動させられる距離よりへ長いことを特徴とする像担持体の保護装置。
  10. 前記保護手段は、前記転写ニップへ前記記録媒体を案内する搬送ガイド手段を兼ねることを特徴とする請求項記載の像担持体の保護装置。
  11. 前記保護手段と前記取手は一体で構成されることを特徴とする請求項9又は10記載の像担持体の保護装置。
  12. 前記像担持体は、前記開閉ユニットが開閉する方向と同一方向に着脱可能であり、
    前記移動手段は、前記像担持体の離脱前に、前記保護手段を保護する所定位置に前記保護手段を移動させることを特徴とする請求項から11のいずれか1項に記載の像担持体の保護装置。
  13. 前記像担持体上の廃トナーを回収する廃トナー回収手段をさらに備え、
    前記移動手段は、前記保護手段と前記廃トナー回収手段とを連結して設けられることを特徴とする請求項から12のいずれか1項に記載の像担持体の保護装置。
JP2006125727A 2006-04-28 2006-04-28 画像形成装置及び像担持体の保護装置 Expired - Fee Related JP4857018B2 (ja)

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