JP4980109B2 - プレス金型及びプレス成形方法 - Google Patents

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Description

本発明は、流動性をもつ原料が所定形状の製品になるように挟み込まれて成形される成形空間を形成する雄型と雌型を備えたプレス金型及びこのプレス金型を用いるプレス成形方法に関する。
流動性をもつ原料が所定形状の製品になるように挟み込んでプレス成形するプレス加工方法が広く採用されている。このプレス加工方法では、流動性をもつ原料が挟み込まれて所定形状に成形される成形空間を形成する雄型と雌型を備えたプレス金型が使用される。この流動性をもつ原料の一つとしてスタンパブルシートが知られている。
スタンパブルシートとは、熱可塑性樹脂にガラス繊維などを混合した複合材料のシートであって成形加工前の半製品をいう。このスタンパブルシートをプレス加工するに際しては、スタンパブルシートをヒータ等で加熱して軟化した後、雄型と雌型との間に挟んだ状態でこれら雄型と雌型を接近させる。スタンパブルシートは、雄型と雌型に挟まれた空間(成形空間)内を隅々まで流動し、この空間の形状に倣った製品に成形される。
上記したスタンパブルシートはガラス繊維が混合されているので、このスタンパブルシートを加熱して軟化する際にその厚さは約3倍程度に膨脹し、加熱中のスタンパブルシートには空気が入り込む。従って、半溶融状態の樹脂をプレス加工する場合に比べて、スタンパブルシートをプレス加工するときには成形時の空気やガスの排出量が多い。このため、これら空気やガスを円滑に排出させることがスタンパブルシートの成形時における重要なポイントとなる。
また、スタンパブルシートは、原料自体の重量に5%程度のバラツキがある上、プレス金型(雄型と雌型)を閉じる(接近させる)ときに原料(スタンパブルシート)を流動させるというプレス成形の性質上、金型内に多めの原料を入れて余分な原料を成形時に外部に食み出させる(漏れ出させる)ことも重要なポイントである。この食み出した(漏れ出た)原料は「ばり」になる。この「ばり」は、後工程で取り除く必要がある。この「ばり」取りの工数は多大なものとなる。
この「ばり」取り作業を無くす(又は、容易にする)ために、所定の箇所(オーバーフローゲート)のみから原料を外部に漏れ出させて、この漏れ出た部分をシャーエッジで切断するようにしたプレス金型を使用する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平09−267344号公報
しかし、上記した技術では、金型を完全に締め切った時点でも原料は流動性をもっており、上記のオーバーフローゲートから漏れ出た原料をシャーエッジで切断しても、その後に、オーバーフローゲートからは原料が漏れ出して「ばり」になるおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑み、「ばり」取り作業が不要となるプレス金型及びプレス成形方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明のプレス金型は、流動性をもつ原料が所定形状の製品になるように挟み込まれて成形される成形空間を形成する雄型と雌型を備え前記原料を前記成形空間に挟み込んで成形するときに前記成形空間から外部空間に漏れ出た前記原料、成形後に前記製品を取り出すために前記雄型と前記雌型を離すことにより、該製品から切り離されるプレス金型であって、前記雌型が、前記成形空間を成す内壁面と、前記外部空間を成す外周面と、これら内壁面と外周面を繋いで設けられ、前記雄型と前記雌型を離したとき、前記成形空間内の製品の端部を押さえて製品を前記雌型と一体的に前記雄型から離間するための段差とを有し、前記雄型が、前記成形空間を成す側壁面と、前記外部空間を成す側壁と、該側壁に窪んで形成され、前記成形空間から前記外部空間に漏れ出た前記原料を保持する部分とを有することを特徴とするプレス金型である。
本発明のプレス金型は、前記雄型の前記側壁に窪んで形成された部分が、湾曲面から成っていてもよい。
本発明のプレス金型は、前記雄型が、前記側壁面と前記側壁とを繋ぐ段差を有していてもよい。
本発明のプレス金型は、前記雌型の前記内壁面に、前記外部空間の近傍部分に位置して、外方に向けて削った部分を形成し、該部分と前記外部空間を成す前記雌型の前記外周面とを繋ぐ段差部を設けてもよい。
本発明のプレス金型は、前記雄型の前記側壁に窪んで形成された部分が、前記雄型の前記雌型に対する離間方向に沿って内方に傾斜して形成されてもよい。
本発明のプレス金型は、前記雌型に設けられた段差、(前記製品の板厚×前記原料の成形収縮率)以上(前記製品の外寸×前記原料の成形収縮率÷2)以下の範囲内であってもよい。
また、上記目的を達成するための本発明のプレス成形方法は、流動性をもつ原料が所定形状の製品になるように挟み込まれて成形される成形空間を形成する雄型と雌型を用い、前記原料を前記成形空間に挟み込んで成形するときに前記成形空間から外部空間に漏れ出た前記原料が、成形後に前記製品を取り出すために前記雄型と前記雌型を離すことにより、該製品から切り離されるプレス成形方法であって前記雌型が、前記成形空間を成す内壁面と、前記外部空間を成す外周面と、これら内壁面と外周面を繋ぐ段差とを有し、前記雄型が、前記成形空間を成す側壁面と、前記外部空間を成す側壁と、該側壁に窪んで形成された部分とを有し、前記雄型と前記雌型を離したとき、前記雄型の前記側壁に窪んで形成された部分が、前記成形空間から前記外部空間に漏れ出た前記原料を前記雄型に保持し、前記雌型の前記段差が、前記成形空間内の製品の端部を押さえて製品が前記雌型と一体的に前記雄型から離間することを特徴とするプレス成形方法である。
本発明によれば、プレス成形後に製品を取り出すために雄型と雌型を離す場合、成形空間から外部に漏れ出た原料は製品から切り離される。成形空間から外部に漏れ出た原料は「ばり」となるので、「ばり」取り作業は不要となる。
本発明は、スタンパブルシートをプレス加工する際に使用されるプレス金型に実現された。
図1と図2を参照して、本発明のプレス金型の一例を説明する。
図1(a)は、雌型を示す斜視図であり、(b)は、雄型を示す斜視図である。図2は、雄型と雌型の特徴的な部分を拡大して示す側面図である。図1では、雌型及び雄型に形成されている凹凸を誇張して示している。
プレス金型10は、流動性をもつ原料(例えばスタンパブルシート12(図3参照))が所定形状の製品になるように挟み込まれて成形される成形空間14を形成する雄型20と雌型30を備えている。ここでいう成形空間14とは、図3(c)に示す状態のプレス金型10によって形成される空間であって、製品の形とほぼ同じ形状の空間をいう。雄型20には、スタンパブルシート12がプレス加工に先立って載置される直方体状の載置台22と、この載置台22の下に連続して位置する下台24と、これら載置台22及び下台24を支える基台26が形成されている。載置台22、下台24、及び基台26は一体として作製されたものであるが、別々に作製してもよい。
載置台22の頂面(載置面)22aは長方形状であり、載置面22aには、この載置面22aよりも一回り狭い底面をもつ直方体状のスタンパブルシート12が載せられる(図3(a)参照)。載置台22の周面は側壁面22bであり、この側壁面22bと載置面22aは雌型30の成形面(内壁面)32と共に成形空間14を形成する。即ち、側壁面22b、載置面22a、及び成形面32によって取り囲まれた空間が成形空間14となる。側壁面22bは、目的とする製品の形状に合わせて適宜の形状にされるが、ここでは、凹凸の無い平坦な側壁面22bを示す。
下台24は、載置台22の底面よりも一回り広い頂面24aと、この頂面24aにつながる側壁24bを有しており、側壁24bには凹凸が形成されている。載置台22の側壁面22bと下台24の頂面24aによって、段差23が形成されている。この段差23によって、成形空間14に隣接する外部空間16とこの成形空間14との境界における開口15が狭められる。なお、開口15は、後述するように雌型30の仕切面34によっても狭まられている。
側壁24bの凹凸は、図1(b)と図2に示すように、頂面24aの周縁から下方に延びながら内側に向けて湾曲している湾曲面24cと、湾曲面24cの下端につながって下方に延びる平滑面24dから構成されている。平滑面24dは、載置台22の側壁面22bに平行である。平滑面24dの下端は基台26の頂面26aにつながっている。
雌型30には、図1(a)と図2に示すように、直方体状の空間(この空間の一部が成形空間14を構成する)の上面と外壁面を取り囲むように形成された成形面32と、この空間の底面の周縁部に相当する位置にあって、成形面32の下端に直交して広がる仕切面34とが形成されている。成形面32の下端部と仕切面34とによって段差36が形成されている。また、雌型30には、仕切面34の周縁から直角に折れ曲がって下方に延びる外周面38が形成されている。図2及び図3(c)に示す位置に雄型20と雌型30が位置するときは、雄型20の湾曲面24cと平滑面24dは、雌型30の外周面38に対向しており、これら湾曲面24c、平滑面24d、及び外周面38に囲まれた空間が外部空間16となる。なお、雌型30には、基台26の頂面26aに向き合う底面39も形成されている。
ここで、上記の段差36を構成する仕切面34の幅W(成形面32の下端部からの突出量)について説明する。
仕切面34の幅W(段差ともいう)は、(製品の板厚t×スタンパブルシート12の成形収縮率)以上であり、(製品の外寸L×スタンパブルシート12の成形収縮率÷2)以下であることが好ましい。ここで、製品の板厚tは、成形空間14と外部空間との境界における製品の厚さをいい、図3(e)に示すtであり、図2のT(成形空間14の幅)よりも僅かに小さい。例えば成形収縮率が5/1000、板厚t、外寸Lがそれぞれ3mm、300mmの場合は、段差は0.015mm以上0.75mm以下の範囲内であればよいが、成形型の加工性や磨耗等を考慮し、0.2mm以上0.5mm以下の範囲内とすることが好ましい。
図3と図4を参照して、プレス金型10によるプレス加工方法を説明する。
図3(a)は、雄型に原料を載せた状態を示す側面図であり、(b)は、雄型に載せられた原料に雌型が接近してやや押し潰した状態を示す側面図であり、(c)は、原料が雄型と雌型に挟み込まれて成形され終わった状態を示す側面図であり、(d)は、原料が製品に成形され終わって雌型を雄型からやや離した状態を示す側面図であり、(e)は、成形後に雄型から雌型を離した状態を示す側面図である。図4(a)〜(e)は、図3の(a)〜(e)に対応させて成形空間と外部空間の境界とその近傍を拡大して示す断面図である。これらの図では、図1と図2に示す構成要素と同じ構成要素には同じ符号が付されている。
スタンパブルシート12を所定形状(ここでは、直方体状の箱型)の製品にプレス加工するに際しては、先ず、スタンパブルシート12を所定温度に予熱して軟化しておき、図3と図4の(a)に示すように、この軟化したものを雄型20の載置面22aに載せる。この載せたスタンパブルシート12の量は、製品12’の量よりも多少多い。続いて、雌型30をプレス機(図示せず)で雄型20に接近させて、図3と図4の(b)に示すように、スタンパブルシート12を圧縮して成形し始める。これによりスタンパブルシート12は流動して成形空間14に倣うように成形される。この圧縮に起因して発生したガスやエアーは開口15から外部空間16に排出される。
雌型30を雄型20に更に接近させることにより成形空間14が形成され、これにより、図3と図4の(c)に示すように、スタンパブルシート12が成形空間14の端末まで流動して、余分な部分13は開口15から外部空間16に漏れ出る。この状態では、製品12’は完成しているが、製品12’の端部には余分な部分13(「ばり」になる部分)がつながったままである。製品12’が十分に固まった後、雄型20を動かさずに雌型30を上昇させて雄型20から離す。このように雌型30を雄型20から離す場合、図3と図4の(d)に示すように、製品12’の下端面の縁部が、雌型30の仕切面34に引っ掛かって雌型30と共に製品12’も上昇する。ここで、成形空間14と外部空間16の境界面においては、図2に明確に示されるように、外部空間16の空間面積は成形空間14の空間面積よりも狭くなっており、両空間14,16は狭い開口15で接続されている(つながっている)。換言すれば、雄型30と雌型20には、成形空間14に隣接する外部空間16と成形空間14との境界における開口15を狭める段差23,36が形成されている。即ち、雌型30には、雄型20に向かって突出して境界面を形成する段差36が形成されており、雄型20には、雌型30に向かって突出して境界面を形成する段差23が形成されている。従って、図3と図4の(d)に示すように、雌型30を雄型20から引き離す際に、余分な部分13は狭い開口15を通り抜けることができずに雄型20の側壁24bの湾曲面24cに捕捉され、引っ張られて製品12’から切り離される。
上記のようにして余分な部分13が切り離された製品12’には、図3と図4の(e)に示すように、雌型30を更に引き上げることにより雄型20の拘束力が作用しなくなるので、製品12’がやや収縮して、この製品12’の下端面が仕切面34から外れて製品12’が落下する。これにより、製品12’だけを取り出せることとなる。なお、仕切面34の幅が狭すぎる(段差36が小さすぎる)ときは、雌型30が上昇したときに段差36以上に収縮して、製品12’が雌型30と共に引き上げられずに雄型20に残ったままとなって、製品12’から余分な部分13(「ばり」)が切断されないこととなる。この逆に、仕切面34の幅が広すぎる(段差36が多きすぎる)ときは、製品12’が雌型30と共に引き上げられて製品12’から余分な部分13(「ばり」)が切断されるものの、製品12’の下端面が仕切面34から外れずに製品12’が落下しないこととなり、製品12’を雌型30から取り外せない。
図5を参照して、プレス金型の他の例を説明する。
図5は、プレス金型の他の例を示す断面図である。
他の例のプレス金型60では、雄型20は、図1等に示す雄型20と同一形状であるが、雌型40は、図1等に示す雌型30とは異なる形状である。この雌型40の特徴は、開口15を形成するために、雌型40のうち開口15になる近傍部分42を削った点にある。この近傍部分42を削ることにより、図2等に示す段差36に相当する段差44を形成している。このように雌型40の一部を削ることにより製品61’の外周端部は外側に広がることとなるが、雌型の改造は容易にでき、改造に伴う費用の発生を最小限に抑制できる。
図6を参照して、プレス金型のさらに他の例を説明する。
図6は、プレス金型のさらに他の例を示す断面図である。
更に他の例のプレス金型70では、図1等に示す外部空間16を下方になるほど深く(広く)なるようにした外部空間71に特徴がある。このような外部空間71を形成するために、その内側に向かって凹となった雄型50を作製した。外部空間71は下方に行くほど広いので、切断された余分な部分13は外部空間16の同じ場所にとどまらなくなって「ばり」の除去が容易となる。二点鎖線で示す余分な部分13は、実線で示す余分な部分13が落下している状態を示す。
なお、上記した各例では、雄型と雌型で形成する成形空間と外部空間との境界面及びその近傍の全周にわたり(一周にわたって)仕切面34や側壁24bの凹凸などを形成したが、これらを部分的に形成して、残りの部分では、開口15を狭くしても良く、この場合は、「ばり」を製品全周で連続させないようにすることができるので、切断後の「ばり」が極めて容易に落下する。
(a)は、雌型を示す斜視図であり、(b)は、雄型を示す斜視図である。 雄型と雌型の特徴的な部分を拡大して示す側面図である。 (a)は、雄型に原料を載せた状態を示す側面図であり、(b)は、雄型に載せられた原料に雌型が接近してやや押し潰した状態を示す側面図であり、(c)は、原料が雄型と雌型に挟み込まれて成形され終わった状態を示す側面図であり、(d)は、原料が製品に成形され終わって雌型を雄型からやや離した状態を示す側面図であり、(e)は、成形後に雄型から雌型を離した状態を示す側面図である。 (a)〜(e)は、図3の(a)〜(e)に対応させて成形空間と外部空間の境界とその近傍を拡大して示す断面図である。 プレス金型の他の例を示す断面図である。 プレス金型のさらに他の例を示す断面図である。
符号の説明
10 プレス金型
12 スタンパブルシート
14 成形空間
16 外部空間
20 雄型
23、36 段差
30 雌型

Claims (7)

  1. 流動性をもつ原料が所定形状の製品になるように挟み込まれて成形される成形空間を形成する雄型と雌型を備え前記原料を前記成形空間に挟み込んで成形するときに前記成形空間から外部空間に漏れ出た前記原料、成形後に前記製品を取り出すために前記雄型と前記雌型を離すことにより、該製品から切り離されるプレス金型であって、
    前記雌型が、前記成形空間を成す内壁面と、前記外部空間を成す外周面と、これら内壁面と外周面を繋いで設けられ、前記雄型と前記雌型を離したとき、前記成形空間内の製品の端部を押さえて製品を前記雌型と一体的に前記雄型から離間するための段差とを有し、
    前記雄型が、前記成形空間を成す側壁面と、前記外部空間を成す側壁と、該側壁に窪んで形成され、前記成形空間から前記外部空間に漏れ出た前記原料を保持する部分とを有する
    ことを特徴とするプレス金型。
  2. 前記雄型の前記側壁に窪んで形成された部分が、湾曲面から成る請求項1に記載のプレス金型。
  3. 前記雄型が、前記側壁面と前記側壁とを繋ぐ段差を有する請求項1又は2に記載のプレス金型。
  4. 前記雌型の前記内壁面に、前記外部空間の近傍部分に位置して、外方に向けて削った部分を形成し、
    該部分と前記外部空間を成す前記雌型の前記外周面とを繋ぐ段差部を設けた請求項1から3の何れか1項に記載のプレス金型。
  5. 前記雄型の前記側壁に窪んで形成された部分が、前記雄型の前記雌型に対する離間方向に沿って内方に傾斜して形成された請求項1に記載のプレス金型。
  6. 前記雌型に設けられた段差、(前記製品の板厚×前記原料の成形収縮率)以上(前記製品の外寸×前記原料の成形収縮率÷2)以下の範囲内であることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載のプレス金型。
  7. 流動性をもつ原料が所定形状の製品になるように挟み込まれて成形される成形空間を形成する雄型と雌型を用い、前記原料を前記成形空間に挟み込んで成形するときに前記成形空間から外部空間に漏れ出た前記原料が、成形後に前記製品を取り出すために前記雄型と前記雌型を離すことにより、該製品から切り離されるプレス成形方法であって
    前記雌型が、前記成形空間を成す内壁面と、前記外部空間を成す外周面と、これら内壁面と外周面を繋ぐ段差とを有し、
    前記雄型が、前記成形空間を成す側壁面と、前記外部空間を成す側壁と、該側壁に窪んで形成された部分とを有し、
    前記雄型と前記雌型を離したとき、
    前記雄型の前記側壁に窪んで形成された部分が、前記成形空間から前記外部空間に漏れ出た前記原料を前記雄型に保持し、
    前記雌型の前記段差が、前記成形空間内の製品の端部を押さえて製品が前記雌型と一体的に前記雄型から離間する
    ことを特徴とするプレス成形方法。
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