JP4979510B2 - 巻取り機 - Google Patents

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Description

被巻取り物を巻き取る巻取りリールを保持する複数の巻取りユニットと、その複数の巻取りユニットのうちの一つに選択的に被巻取り物を供給する供給装置とを備えた、多連型の巻取り機に関する。
被巻取り物を巻き取る巻取りリールを保持可能な複数の巻取りユニットと、その複数の巻取りユニットのうちの一つに選択的に被巻取り物を供給する供給装置とを備えた、従来の多連型の巻取り機の一つが、特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示された多連型の巻取り機(多連型巻取装置)を、図10に示す。
特許文献1に記載の多連型巻取装置1には、複数のスイングユニット3a〜3e(巻取りユニット)が、上下方向に移動駆動する移動ユニット4上に設けられている。移動ユニット4は、ボールネジ17に連繋されたボールナット18a,18bに固定され、移動ユニット駆動モータM1によるボールネジ17の回転駆動によって、上下方向に移動駆動される。また、移動ユニット4の上下方向の位置に応じて、スイングユニット3a〜3eのうちの一つに選択的に帯状体60(被巻取り物)を供給する供給装置2が設けられている。
特開平7−223760号公報
従来の多連型の巻取り機は、複数の巻取りユニットを有する移動ユニットを、上下に移動させる。
これでは、複数の巻取りユニットが非常に高重量であるため、それを上下に移動駆動する駆動手段(移動ユニット駆動モータM1)は、非常に高い駆動力を確保する必要があるとともに、移動ユニットを支持するボールネジ等の機構も、高い強度が要求され、装置の高コスト化、高重量化、大型化が避けられないという課題がある。
さらに、最上段と最下段との巻取りユニットを供給装置まで移動可能に構成するためには、巻取りユニットを駆動するためのボールネジは、多連に並べられた巻取りユニット全体の高さのおよそ2倍の長さを必要とする。このように、従来の多連型の巻取り機の構成では、装置の低背化が困難であるという課題がある。
本発明は上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、従来の多連型の巻取り機と比較し、低コスト化、低重量化、小型化、および低背化を図ることが可能な多連型の巻取り機を提供することにある。
本発明に係る巻取り機は、上記課題を解決するため、以下の構成を備える。
すなわち、本体と、該本体に、軸線を中心に回転可能に設けられたシャフトと、該シャフトを回転駆動させるシャフト駆動手段と、前記本体に、前記シャフトの軸線方向と平行な方向に並べられて設けられた複数の巻取りユニットと、前記本体に、前記シャフトの軸線方向と平行に移動可能に設けられ、位置に応じて、前記複数の巻取りユニットのうちの一つに選択的に被巻取り物を供給する供給装置と、該供給装置を前記シャフトの軸線方向と平行に移動駆動させる供給装置駆動手段とを備え、各前記巻取りユニットは、前記シャフトの回転に連れ回り可能に設けられた、被巻取り物を巻き取る巻取りリールを保持する巻取りリール保持部と、前記シャフトの回転を前記巻取りリール保持部に伝達する状態と伝達しない状態とを切り替え可能に設けられたクラッチとを有し、各前記巻取りユニットは、前記複数の巻取りユニットの並び方向と平行な軸で回動可能に前記本体に取り付けられ、該回動により、前記供給装置より被巻取り物を供給可能な初期位置から、前記巻取りリール保持部に取り付けられた巻取りリールが、初期位置の巻取りユニットの並び列上より外れる開放位置まで、移動可能に設けられていることを特徴とする。
これによれば、シンプルな機構を採用しながら、複数の巻取りユニットを移動させずに、各巻取りユニットに選択的に被巻取り物を供給して巻取りを行うことができ、装置の低コスト化、低重量化、小型化、および低背化を図ることができる。
また、ユーザが、被巻取り物を巻取り中の巻取りユニット以外のユニットを、開放位置まで回動させて、巻取りリールの交換等の操作を行うことができる。
さらに、各前記巻取りユニットは、前記初期位置にあるときには前記シャフトに連繋してシャフトに連れ回りし、前記開放位置にあるときには該連繋が解除されるシャフト連繋部を有し、前記クラッチは、前記シャフト連繋部の回転を前記巻取りリール保持部に伝達する状態と伝達しない状態とを切り替え可能に設けられていることを特徴とする。
さらに、前記シャフトには、当該シャフトに同軸に取り付けられた、前記複数の巻取りユニットのそれぞれに対応する複数の第一歯車が設けられ、各前記巻取りユニットの前記シャフト連繋部は、対応する巻取りユニットが前記初期位置にあるときには前記第一歯車に噛合し、前記開放位置にあるときには第一歯車から離間するよう配設された第二歯車であることを特徴とする。
これによれば、簡単な機構でシャフトの回転を巻取りリール保持部に伝達するシャフト連繋部を構成することができる。
また、前記巻取りユニットのそれぞれに対応して設けられ、対応する巻取りユニットを前記初期位置から回動しないよう初期位置でロック、およびロック解除可能なロック手段と、前記供給装置から被巻取り物を供給されている一の前記巻取りユニットに対応する前記ロック手段の、ロック解除を規制する解除規制手段とを備えることを特徴とする。
これによれば、巻き取りを行っている巻取りユニットを初期位置から移動させてしまう誤操作を、解除規制手段によって防止することができる。
さらに、前記ロック手段は、ユーザが前記ロックを解除する操作を行うための操作レバーを有し、前記解除規制手段は、前記供給装置の移動に連動し、供給装置が被巻取り物を供給している一の前記巻取りユニットに対応する、前記ロック手段の前記操作レバーを覆って、該操作レバーに対するユーザの操作を不可能とするカバーであることを特徴とする。
これによれば、カバーという簡単な機構で解除規制手段を構成できる。
また、上下方向に移動可能に設けられ、前記供給装置に送り込まれる前の被巻取り物を下方から支持する被巻取り物支持部と、前記供給装置に送り込まれる前の被巻取り物の弛み量に応じて、前記被巻取り物支持部の上下位置を設定する支持部移動制御手段とを備えることを特徴とする。
これによれば、供給装置に送り込まれる前の被巻き取り物が、弛んで床面等に接触してしまうのを防ぐことができる。
また、前記巻取りリールは、軸線方向の両端部に、巻き取った被巻取り物を挟み込んで保持するための一対の保持板を有し、前記巻取りユニットは、前記保持板の縁部から一対の保持板の間に進入して保持板の対向面に当接し、保持板の縁部の間の間隔を保つ保持板縁部ガイドを有し、該保持板縁部ガイドの、前記保持板の縁部から前記巻取りリールの中心方向への進入量が、3〜10mmに設定されていることを特徴とする。
これによれば、保持板縁部ガイドの、保持板の縁部から巻取りリールの中心方向への進入量が、従来の30mm程度より大幅に小さくなっているから、保持板の縁部近傍まで被巻取り物を巻き取った際に、被巻取り物と保持板縁部ガイドとが干渉するのを防ぐことができる。
また、前記巻取りリールは、軸線方向の両端部に、巻き取った被巻取り物を挟み込んで保持するための一対の保持板を有し、前記巻取りユニットは、前記保持板の縁部から一対の保持板の間に進入して保持板の対向面に当接し、保持板の縁部の間の間隔を保つ保持板縁部ガイドを有し、該保持板縁部ガイドは、前記少なくとも一方の保持板の縁部を、保持板の対向面の反対面側からもガイドするよう設けられていることを特徴とする。
これによれば、保持板の縁部間の間隔を、より高い精度で所望の間隔に保持することができる。
また、前記巻取りリールは、軸線方向の両端部に、巻き取った被巻取り物を挟み込んで保持するための一対の保持板を有し、前記巻取りユニットは、層間紙が巻かれた層間紙リールを保持する層間紙リール保持部と、該層間紙リールから引き出される層間紙を前記保持板の間へ向けてガイドする層間紙ガイド手段とを有し、該層間紙ガイド手段は、前記保持板の間へガイドされる層間紙面の、前記巻取りリールの軸線に対する傾斜角度を調節できるよう、保持板の間に向かう最終のガイド部の傾斜角度をユーザが調節可能に設けられていることを特徴とする。
これによれば、巻取りリールに巻取られる層間紙が保持板に当たって折れるなどの不具合を防ぐための層間紙の傾斜角度を、任意に設定することができる。
さらに、前記層間紙ガイド手段の、前記保持板の間に向かう最終のガイド部は、軸部がスヘリカルベアリングにより傾斜角度を調節可能に支持された、層間紙ガイドローラであることを特徴とする。
また、前記供給装置は、当該供給装置のベース部上に設けられた、被巻取り物を両側から挟みこんで被巻取り物の進行に連れ回りする一対の被巻取り物ガイドローラを有し、一方の前記被巻取り物ガイドローラの軸は、他方の被巻取り物ガイドローラの軸に対して、上方側が被巻取り物の送り方向に向かって傾斜して設けられていることを特徴とする。
これによれば、被巻取り物に対して、ベース部に向かう方向の力を作用させることができ、被巻取り物がベース部から離れて被巻取り物ガイドローラから外れてしまうのを防ぐことができる。なお、両方の被巻取り物ガイドローラの軸を傾けると、被巻取り物が被巻取り物ガイドローラとベース部との間に挟まって変形する不具合が発生することがあるが、一方の被巻取り物ガイドローラの軸のみを傾けると、当該不具合が発生しない。
さらに、前記一方の被巻取り物ガイドローラの、被巻取り物との接触面は、前記他方の被巻取り物ガイドローラの、被巻取り物との接触面よりも、柔らかい材料で構成されていることを特徴とする。
さらに、前記一方の被巻取り物ガイドローラの、被巻取り物との接触面は、ウレタンから成り、前記他方の被巻取り物ガイドローラの、被巻取り物との接触面は、金属から成ることを特徴とする。
また、前記供給装置は、被巻取り物を両側から挟みこんで前記巻取りリールに向けて供給する一対の被巻取り物ガイドローラと、該被巻取り物ガイドローラの一方または両方の回転および停止を検出する回転検出手段と、該回転検出手段が前記被巻取り物ガイドローラの片方または両方の停止を検出した際に所定の出力を行う制御部とを有することを特徴とする。
これによれば、被巻取り物が被巻取り物ガイドローラから外れたことを検知することができる。
本発明に係る巻取り機によれば、低コスト化、低重量化、小型化、および低背化を図ることができる。
以下、本発明に係る巻取り機を実施するための最良の形態を説明する。
本実施の形態に係る巻取り機を説明する前に、巻取り機で巻き取られる被巻取り物と、被巻取り物が巻かれる巻取りリールについて説明する。
図9は、巻取りリール80の外観図である。巻取りリール80は、外周に被巻取り物が巻かれる円柱状のリール芯部80aと、リール芯部80aの軸線方向の両端部に設けられた、巻き取った被巻取り物を挟み込んで保持するための一対の円板状の保持板80b,80bとを有する。巻取りリール80の材料は、特に限定されるものではないが、例えば段ボールが採用される。
巻取り機により巻取りリール80に巻き取られる被巻取り物(一般にはウエブ等とも呼ばれる)は、巻取り可能な長尺の材料であれば特に限定されるものではないが、例えば、帯状の金属板にパンチ加工やプレス加工が施されて形成された、電気端子等の金属部品が連鎖状に連なったものが挙げられる。
さて、図1、図2および図3は、本実施の形態に係る巻取り機Aの外観を示す図であり、図1は斜視図、図2は図1の方向Xからの側面図、図3は平面図である。
巻取り機Aは、本体62と、本体62に設けられた複数の巻取りユニット64,64・・と、複数の巻取りユニット64,64・・の並び方向に移動駆動可能に設けられ、位置に応じて、複数の巻取りユニット64,64・・のうちの一つに選択的に被巻取り物を供給する供給装置66とを備える、多連型の巻取り機である。
なお、本実施の形態に係る巻取り機Aにおいて、本体62に取り付け可能な巻取りユニット64,64・・の個数は10であるが、図1および図2においては、機構の可視化のため、7つの巻取りユニット64,64・・のみを取り付けた状態(上から2,8,9段目の3つを取り外した状態)を示している。
(本体62)
図4は、巻取り機Aの本体62と、本体62に取り付けられたいくつかの構成要素のみを示した図である。
本体62は、平面形状が矩形の基体62aと、基体62a上から鉛直方向に延びて設けられた第一支柱62bおよび第二支柱62cとを有する。
(シャフト68およびシャフト駆動手段)
また、本体62の第一支柱62bには、第一支柱62bの側面から突出して設けられた複数の支持部材63,63・・に、軸線を中心に回転可能に軸支され、軸線が第一支柱62bの長手方向と平行(鉛直方向)に延びるシャフト68が設けられる。また、第一支柱62bの支持部材63の一つには、シャフト駆動手段としてのモータ70が固定される。モータ70の回転軸(図示せず)はシャフト68の一端部(上端部)に接続され、モータ70の回転軸の回転駆動に伴ってシャフト68が回転駆動される。
なお、モータ70の駆動制御は、CPUやメモリ等を有し、所定のソフトウェアプログラムを実行可能なマイコン等の、図示しない制御部により行う。
シャフト68には、当該シャフト68に同軸に取り付けられた、複数の巻取りユニット64,64・・のそれぞれに対応する複数の第一歯車72,72・・が固定されている。
(巻取りユニット64)
図1および図2に示すように、複数の巻取りユニット64,64・・は、第一支柱62bおよびシャフト68の軸線方向と平行な方向(鉛直方向)に並べられて設けられる。
各巻取りユニット64は、第一支柱62bに取り付けられたヒンジ部74により、その並び方向(鉛直方向)と平行な軸でそれぞれ回動可能に本体62に取り付けられている。言い換えれば、各巻取りユニット64は、ヒンジ部74により、その並び方向と垂直な面内(水平面内)で回動可能に設けられている。
図1〜図3において、上から5段目(前記取り外されている巻取りユニット64も段数に含む)の巻取りユニット64’は、ヒンジ部74で回動されて、開放位置に位置している状態を示している。その他の巻取りユニット64,64・・は、初期位置にある状態である。本願において、巻取りユニット64の初期位置とは、供給装置66より被巻取り物を供給可能な位置であり、巻取りユニット64の開放位置とは、巻取りリール保持部64a(後述)に取り付けられた巻取りリール80が、前記初期位置の巻取りユニットの並び列上より外れる位置(図1〜図3の巻取りユニット64’の位置)のことである。
(ロック手段および解除規制手段)
本体62の第二支柱62cには、各巻取りユニット64に対応して、各巻取りユニット64を前記初期位置から回動しないように物理的にロックするロック手段としてのロック部材76,76・・が取り付けられる。各ロック部材76は、図1に示すように、先端部が下方に折り曲げられた板状部を有し、この板状部が対応する巻取りユニット64のアーム部に設けられた開口部64b(図1参照)に嵌合して、巻取りユニット64を前記初期位置でロックするよう設けられている。
また、ロック部材76の板状部の先端部が操作レバー76aとなり、ユーザが操作レバー76aを上方に押し上げる操作をすることにより、前記ロックを解除することができる。
ユーザは、特定の巻取りユニット64において巻取りリール80への巻取りが完了した際等に、その巻取りユニット64に対応する操作レバー76aを操作してそのロックを解除し、その巻取りユニット64を開放位置まで回動させ、被巻取り物の巻取りが完了した巻取りリール80を巻取りリール保持部64a(後述)から取り外し、被巻取り物を巻き取っていない新しい巻取りリール80に交換する。
ユーザが、誤って、この操作を被巻取り物を巻取り中の巻取りユニット64に対して行わないようにするために、本巻取り機Aには、供給装置66が被巻取り物を供給する位置の一の巻取りユニット64に対応するロック部材76の、ロック解除を規制する解除規制手段が設けられている。
解除規制手段は、供給装置66に取り付けられることで供給装置66の上下方向(巻取りユニット64の並び方向)の移動に連動し、供給装置66が被巻取り物を供給する位置の一の巻取りユニット64に対応する、ロック部材76の操作レバー76aを覆うことで、その操作レバー76aに対するユーザの操作を不可能とするカバー78(図1参照)である。
なお、ロック手段および解除規制手段は、上記構成に限定されるものではなく、例えば、ロック手段として、巻取りユニット64の一部に物理的に当接および離間を切り替え可能なソレノイド等の電磁的な駆動手段を採用し、それを前記制御部により制御するよう設けても良い。この場合、解除規制手段は、例えば、供給装置66が被巻取り物を供給する位置の一の巻取りユニット64に対応するロック手段は解除しないように、前記制御部によりロック手段(ソレノイド等)を制御する構成とすればよい。
(シャフト連繋部およびクラッチ)
各巻取りユニット64の巻取りリール保持部64a(後述)は、シャフト68の回転駆動に連れ回りするよう設けられている。また、各巻取りユニット64には、シャフト68の回転を巻取りリール保持部64aに伝達する状態と伝達しない状態とを切り替える電磁クラッチ64d(クラッチ)(後述)が設けられている。
各巻取りユニット64は、図2に示すように、前記初期位置にあるときにはシャフト68の第一歯車72に噛合(連繋)してシャフト68に連れ回りし、前記開放位置にあるときにはその噛合が解除される、シャフト連繋部としての第二歯車64eを有する。
図5は、第二歯車64eの近傍の機構を拡大した説明図である。第二歯車64eの回転軸は、電磁クラッチ64dを介してプーリー64fに接続されている。プーリー64fには、巻取りリール保持部64aに連繋された図示しない無端ベルトが掛けられ、第二歯車64eの回転に伴ってプーリー64fおよび無端ベルトが回転駆動することにより、巻取りリール保持部64aが回転するよう設けられている。
電磁クラッチ64dは、前記制御部により制御される。制御部は、供給装置66から被巻取り物が供給されている巻取りユニット64に対応する電磁クラッチ64dを、第二歯車64e(シャフト68)の回転をプーリー64f(巻取りリール保持部64a)に伝達する状態(クラッチを繋いだ状態)に制御する。また、供給装置66から被巻取り物が供給されていない巻取りユニット64に対応する電磁クラッチ64dは、第二歯車64e(シャフト68)の回転をプーリー64f(巻取りリール保持部64a)に伝達しない状態(クラッチを切った状態)に制御する。
(巻取りリール保持部64a)
各巻取りユニット64には、被巻取り物を巻き取る巻取りリール80(図9参照)を保持する巻取りリール保持部64aが設けられている。
巻取りリール保持部64aは、巻取りリール80の保持板80bより若干小径の円板状に形成され、上面上に巻取りリール80を保持することができる。巻取りリール保持部64aには、中央部に、巻取りリール80の中央部の開口部80cに嵌入する第一突起部65aが設けられている。また、巻取りリール保持部64aの中央部から外れた位置には、巻取りリール80に形成されている開口部80cに嵌入する第二突起部65bが二つ設けられている。
巻取りリール保持部64aは、前述したように、巻取りユニット64が前記初期位置にあって第一歯車72と第二歯車64eとが噛合しており、なおかつ電磁クラッチ64dが繋がれている状態において、シャフト68の回転駆動に連れ回りして回転する。この回転により、巻取りリール保持部64aが保持している巻取りリール80に被巻取り物を巻き取らせることができる。
また、各巻取りユニット64には、供給装置66から供給されてくる被巻取り物を、巻取りリール保持部64a上の巻取りリール80へ案内する溝状のガイドレール64gが設けられる。
(層間紙リール保持部64cおよび層間紙ガイド手段)
各巻取りユニット64には、層間紙が巻かれた層間紙リールを保持する層間紙リール保持部64cが設けられている。
層間紙リール保持部64cは、円板状に形成され、上面上に層間紙リールを保持することができる。層間紙リール保持部64cは回転自在に設けられ、層間紙リールに巻かれた層間紙が引き出されることで連れ回りする。
層間紙は、巻取りリール80に巻き取られた被巻取り物が、層間で接触して、絡み合ったり傷ついたりするのを防ぐためのものであり、巻取りリール80に巻き取られる被巻取り物の層間に入るよう、被巻取り物と並んで巻き取られる。
各巻取りユニット64には、層間紙リール保持部64cに保持された層間紙リールから引き出される層間紙を、巻取りリール80の保持板80b,80bの間へ向けてガイドする層間紙ガイド手段が設けられている。層間紙ガイド手段は、具体的には、複数の層間紙ガイドローラ82,82・・によって構成されている。層間紙は、層間紙リール保持部64cに保持された層間紙リールから、複数の層間紙ガイドローラ82,82・・に掛け渡されて、巻取りリール80の保持板80b,80bの間へガイドされる。
なお、巻き取り時の巻取りリール80の回転方向に応じて、巻取りリール80への層間紙の供給方向および位置が異なる。図1および図3においては、巻取りリール80を上方から見て時計回りに回転させたときのガイド経路上にガイドされた層間紙98aと、反時計回りに回転させたときのガイド経路上にガイドされた層間紙98bとを、両方とも記載している。実際には、巻取りリール80の回転方向に応じて、いずれか一方のガイド経路が選択されて用いられる。
層間紙ガイド手段は、巻取りリール80の保持板80b,80bの間へガイドされる層間紙面の、巻取りリール80(リール芯部80a)の軸線に対する傾斜角度が、若干(例えば20°程度)傾斜するよう設けられている。具体的には、層間紙ガイド手段を構成する複数の層間紙ガイドローラ82,82・・のうち、巻取りリール80の保持板80b,80bの間へ向かう最終(最下流)の層間紙ガイドローラ82a(ガイド部)は、その回転軸が巻取りリール80(リール芯部80a)の軸線に対して傾斜して設けられる。
保持板80b,80bの間へ導入される層間紙面を傾斜させることによれば、層間紙の、巻取りリール80の軸線方向の高さを低くして、層間紙が保持板80bに当たるのを防ぐことができる。これにより、保持板80b,80bの間へ導入される層間紙が、保持板80bに当たって折れてしまうといった不具合を防ぐことができる。
図6に、前記最終の層間紙ガイドローラ82aとその周辺の機構を拡大した断面説明図を示す。図6に示すように、最終の層間紙ガイドローラ82aの軸部83aは、スヘリカルベアリング83bにより傾斜角度を調節可能に支持されている。ユーザは、固定ネジ83cを緩めてスヘリカルベアリング83bを操作して、層間紙ガイドローラ82aの軸部83aの傾斜角度を所望の角度に調節して、固定ネジ83cを締め上げることで、軸部83aを所望の傾斜角度に設定することができる。
(保持板縁部ガイド)
巻取りユニット64には、保持板縁部ガイド84が設けられる。保持板縁部ガイド84の拡大説明図を図7に示す。
保持板縁部ガイド84は、巻取りの際、段ボール等で形成されて変形しやすい巻取りリール80の保持板80b,80bの縁部をガイドして、保持板80b,80bの間隔を維持するために用いられる。
保持板縁部ガイド84は、軸84aを中心に回転自在なローラであり、外周面には、周方向に沿って突出する第一突周部84b、第二突周部84c、および第三突周部84dが形成されている。
これらのうち第二突周部84cおよび第三突周部84dは、それぞれ、巻取りリール保持部64a上の巻取りリール80の上下の保持板80b,80bの縁部から保持板80b,80bの間に進入して保持板80b,80bの対向面80d,80dにそれぞれ当接するよう設けられる。この第二突周部84cおよび第三突周部84dにより、保持板80b,80bの縁部の間の間隔が広げられ、または間隔が所定の間隔以下とならないように保たれる。保持板縁部ガイド84の第二突周部84cおよび第三突周部84dは、それぞれ、保持板80bの縁部から巻取りリールの中心方向への進入量aが、3〜10mmとなるよう設定されている。
従来装置においては、進入量aが30mm程度であり、巻取りリール80に巻き取られた被巻取り物に、保持板縁部ガイド84の突周部が干渉してしまうことがあったが、本実施の形態ではその進入量aを小さく抑えることで、より保持板80bの縁部近傍まで、そのような干渉を起こさずに巻き取りを行うことができる。
また、第一突周部84bは、一方(上側)の保持板80bの縁部を、保持板80bの対向面80dの反対面80e側からガイドする。
これによれば、保持板80bの縁部間の間隔が、所定の間隔より広がらないように維持することができる。
(供給装置66)
供給装置66は、複数の巻取りユニット64,64・・に対して、一つのみ設けられ、複数の巻取りユニット64,64・・のうちの一つに選択的に被巻取り物を供給するよう設けられる。
供給装置66は、本体62の基体62a上に立脚するレール部材62d,62eにガイドされて、シャフト68の軸線方向(鉛直方向、複数の巻取りユニット64,64・・の並び方向)と平行に移動可能に設けられ、位置に応じて、複数の巻取りユニット64,64・・のうちの一つに選択的に被巻取り物を供給することができる。
供給装置66は、レール部材62dと平行に設けられたボールネジ(図示せず)に連繋されたボールナット(図示せず)に固定され、供給装置駆動手段としてのモータ86によるボールネジの回転駆動によって、上下方向に移動駆動される。なお、モータ86の駆動制御は、前記制御部により行う。
供給装置66には、図3に示すように、被巻取り物を巻取りユニット64に向けて送る複数の送りローラ66a,66a・・と、送りローラ66a,66a・・よりも被巻取り物の下流側(巻取りユニット64寄り)に設けられ、被巻取り物の進行に連れ回りする一対の被巻取り物ガイドローラ66b,66cとが設けられる。
供給装置66は、制御部によるモータ86の駆動制御で、被巻取り物ガイドローラ66b,66cから送り出される被巻取り物が、巻取りを行う巻取りユニット64のガイドレール64gに送り込まれる位置に位置制御される。
図8(a),(b)は、一対の被巻取り物ガイドローラ66b,66cの拡大図である。被巻取り物ガイドローラ66b,66cは、供給装置66のベース部66d上に設けられる。図8(b)に示すように、一方の被巻取り物ガイドローラ66bの軸66eは、他方の被巻取り物ガイドローラ66cの軸66fに対して、上方側が被巻取り物の送り方向に向かって傾斜して設けられている。
また、一方の被巻取り物ガイドローラ66bの、被巻取り物との接触面は、他方の被巻取り物ガイドローラ66cの、被巻取り物との接触面よりも、柔らかい材料で構成されている。具体的には、一方の被巻取り物ガイドローラ66bの、被巻取り物との接触面は、ウレタンから成り、他方の被巻取り物ガイドローラ66cの、被巻取り物との接触面は、金属から成る。
一方の被巻取り物ガイドローラ66bの軸66eの傾きによれば、被巻取り物に対して、ベース部66dに向かう方向(下方)の力を作用させることができ、被巻取り物がベース部66dから離れて被巻取り物ガイドローラ66b,66cの間から外れてしまうのを防ぐことができる。
なお、両方の被巻取り物ガイドローラの軸66e,66fを傾けると、被巻取り物が被巻取り物ガイドローラ66b,66cと、ベース部66dの被巻取り物の摺接面66gとの間に挟まって変形する不具合が発生することがあるが、接触面が柔らかい一方の被巻取り物ガイドローラ66bの軸のみを傾けると、当該不具合が発生しないことを本願発明者らは見出した。
(被巻取り物支持部88)
図2に、被巻取り物支持部88を示す。被巻取り物支持部88は、供給装置66に送り込まれる前の被巻取り物、例えば被巻取り物が製造される製造装置Bと供給装置66の間の被巻取り物を、下方から支持する。
被巻取り物支持部88は、水平方向、かつ被巻取り物の進行方向に垂直な回転軸で回転可能な支持ローラ88aおよび押さえローラ88bと、支持台88cとを備える。ローラ88a,88bは、図示しない駆動手段により、支持台88cのレールに沿って鉛直方向に案内されて移動駆動可能に設けられる。この駆動手段は前記制御部で制御され、制御部は、供給装置66に送り込まれる前の被巻取り物の弛み量に応じて、被巻取り物支持部88としてのローラ88a,88bの上下位置を設定するよう制御を行う支持部移動制御手段を実現する。
この被巻取り物支持部88および支持部移動制御手段によれば、供給装置66に送り込まれる前の被巻き取り物が、弛んで床面等に接触してしまうのを防ぐことができる。
本実施の形態に係る巻取り機Aによれば、一つの段の巻取りユニット64の巻取りリール80の巻き取りが完了したら、供給装置66を上下に移動させて、他の段の巻取りユニット64の巻取りリール80に被巻取り物を巻き取らせることができる。この巻取りを行いながらも、ユーザは、その前に巻取りが完了した巻取りユニット64を前記開放位置に移動させて、巻取りリール80の交換などの作業を行うことができるから、巻取り工程を効率的に行うことができる。
特に、本実施の形態に係る巻取り機Aによれば、複数の巻取りユニット64,64・・の並び方向と平行に設けたシャフト68の回転駆動を、各巻取りユニット64の巻取りリール80に選択的に伝達するというシンプルな構成を採用することで、従来のように高重量の複数の巻取りユニットを移動させることなく、各巻取りユニット64に選択的に被巻取り物を供給して巻取りを行うことができ、装置の低コスト化、低重量化、小型化、および低背化を図ることができる。
(付記1)
本体と、
該本体に、軸線を中心に回転可能に設けられたシャフトと、
該シャフトを回転駆動させるシャフト駆動手段と、
前記本体に、前記シャフトの軸線方向と平行な方向に並べられて設けられた複数の巻取りユニットと、
前記本体に、前記シャフトの軸線方向と平行に移動可能に設けられ、位置に応じて、前記複数の巻取りユニットのうちの一つに選択的に被巻取り物を供給する供給装置と、
該供給装置を前記シャフトの軸線方向と平行に移動駆動させる供給装置駆動手段とを備え、
各前記巻取りユニットは、
前記シャフトの回転に連れ回り可能に設けられた、被巻取り物を巻き取る巻取りリールを保持する巻取りリール保持部と、
前記シャフトの回転を前記巻取りリール保持部に伝達する状態と伝達しない状態とを切り替え可能に設けられたクラッチとを有することを特徴とする巻取り機。
(付記2)
各前記巻取りユニットは、前記複数の巻取りユニットの並び方向と平行な軸で回動可能に前記本体に取り付けられ、該回動により、前記供給装置より被巻取り物を供給可能な初期位置から、前記巻取りリール保持部に取り付けられた巻取りリールが、初期位置の巻取りユニットの並び列上より外れる開放位置まで、移動可能に設けられていることを特徴とする付記1記載の巻取り機。
(付記3)
各前記巻取りユニットは、前記初期位置にあるときには前記シャフトに連繋してシャフトに連れ回りし、前記開放位置にあるときには該連繋が解除されるシャフト連繋部を有し、
前記クラッチは、前記シャフト連繋部の回転を前記巻取りリール保持部に伝達する状態と伝達しない状態とを切り替え可能に設けられていることを特徴とする付記2記載の巻取り機。
(付記4)
前記シャフトには、当該シャフトに同軸に取り付けられた、前記複数の巻取りユニットのそれぞれに対応する複数の第一歯車が設けられ、
各前記巻取りユニットの前記シャフト連繋部は、対応する巻取りユニットが前記初期位置にあるときには前記第一歯車に噛合し、前記開放位置にあるときには第一歯車から離間するよう配設された第二歯車であることを特徴とする付記3記載の巻取り機。
(付記5)
前記巻取りユニットのそれぞれに対応して設けられ、対応する巻取りユニットを前記初期位置から回動しないよう初期位置でロック、およびロック解除可能なロック手段と、
前記供給装置から被巻取り物を供給されている一の前記巻取りユニットに対応する前記ロック手段の、ロック解除を規制する解除規制手段とを備えることを特徴とする付記2〜4のうちのいずれか一項記載の巻取り機。
(付記6)
前記ロック手段は、ユーザが前記ロックを解除する操作を行うための操作レバーを有し、
前記解除規制手段は、前記供給装置の移動に連動し、供給装置が被巻取り物を供給している一の前記巻取りユニットに対応する、前記ロック手段の前記操作レバーを覆って、該操作レバーに対するユーザの操作を不可能とするカバーであることを特徴とする付記5記載の巻取り機。
(付記7)
上下方向に移動可能に設けられ、前記供給装置に送り込まれる前の被巻取り物を下方から支持する被巻取り物支持部と、
前記供給装置に送り込まれる前の被巻取り物の弛み量に応じて、前記被巻取り物支持部の上下位置を設定する支持部移動制御手段とを備えることを特徴とする付記1〜6のうちのいずれか一項記載の巻取り機。
(付記8)
前記巻取りリールは、軸線方向の両端部に、巻き取った被巻取り物を挟み込んで保持するための一対の保持板を有し、
前記巻取りユニットは、前記保持板の縁部から一対の保持板の間に進入して保持板の対向面に当接し、保持板の縁部の間の間隔を保つ保持板縁部ガイドを有し、
該保持板縁部ガイドの、前記保持板の縁部から前記巻取りリールの中心方向への進入量が、3〜10mmに設定されていることを特徴とする付記1〜7のうちのいずれか一項記載の巻取り機。
(付記9)
前記巻取りリールは、軸線方向の両端部に、巻き取った被巻取り物を挟み込んで保持するための一対の保持板を有し、
前記巻取りユニットは、前記保持板の縁部から一対の保持板の間に進入して保持板の対向面に当接し、保持板の縁部の間の間隔を保つ保持板縁部ガイドを有し、
該保持板縁部ガイドは、前記少なくとも一方の保持板の縁部を、保持板の対向面の反対面側からもガイドするよう設けられていることを特徴とする付記1〜8のうちのいずれか一項記載の巻取り機。
(付記10)
前記巻取りリールは、軸線方向の両端部に、巻き取った被巻取り物を挟み込んで保持するための一対の保持板を有し、
前記巻取りユニットは、層間紙が巻かれた層間紙リールを保持する層間紙リール保持部と、該層間紙リールから引き出される層間紙を前記保持板の間へ向けてガイドする層間紙ガイド手段とを有し、
該層間紙ガイド手段は、前記保持板の間へガイドされる層間紙面の、前記巻取りリールの軸線に対する傾斜角度を調節できるよう、保持板の間に向かう最終のガイド部の傾斜角度をユーザが調節可能に設けられていることを特徴とする付記1〜9のうちのいずれか一項記載の巻取り機。
(付記11)
前記層間紙ガイド手段の、前記保持板の間に向かう最終のガイド部は、軸部がスヘリカルベアリングにより傾斜角度を調節可能に支持された、層間紙ガイドローラであることを特徴とする付記10記載の巻取り機。
(付記12)
前記供給装置は、当該供給装置のベース部上に設けられた、被巻取り物を両側から挟みこんで被巻取り物の進行に連れ回りする一対の被巻取り物ガイドローラを有し、
一方の前記被巻取り物ガイドローラの軸は、他方の被巻取り物ガイドローラの軸に対して、上方側が被巻取り物の送り方向に向かって傾斜して設けられていることを特徴とする付記1〜11のうちのいずれか一項記載の巻取り機。
(付記13)
前記一方の被巻取り物ガイドローラの、被巻取り物との接触面は、前記他方の被巻取り物ガイドローラの、被巻取り物との接触面よりも、柔らかい材料で構成されていることを特徴とする付記12記載の巻取り機。
(付記14)
前記一方の被巻取り物ガイドローラの、被巻取り物との接触面は、ウレタンから成り、
前記他方の被巻取り物ガイドローラの、被巻取り物との接触面は、金属から成ることを特徴とする付記13記載の巻取り機。
(付記15)
前記供給装置は、
被巻取り物を両側から挟みこんで前記巻取りリールに向けて供給する一対の被巻取り物ガイドローラと、
該被巻取り物ガイドローラの一方または両方の回転および停止を検出する回転検出手段と、
該回転検出手段が前記被巻取り物ガイドローラの片方または両方の停止を検出した際に所定の出力を行う制御部とを有することを特徴とする付記1〜14のうちのいずれか一項記載の巻取り機。
本発明に係る巻取り機の斜視図である。 本発明に係る巻取り機の側面図である。 本発明に係る巻取り機の平面図である。 本発明に係る巻取り機の本体の構成を示す説明図である。 第二歯車およびクラッチの近傍の機構の説明図である。 最終の層間紙ガイド部(層間紙ガイドローラ)の構成を示す断面説明図である。 保持板縁部ガイドの構成を示す説明図である。 被巻取り物ガイドローラの構成を示す説明図である。 巻取りリールの外観図である。 従来の巻取り機の側面図である。
符号の説明
A 巻取り機
62 本体
64 巻取りユニット
64a 巻取りリール保持部
64c 層間紙リール保持部
64d 電磁クラッチ(クラッチ)
64e 第二歯車
66 供給装置
66b 一方の被巻取り物ガイドローラ
66c 他方の被巻取り物ガイドローラ
66d ベース部
66e 一方の被巻取り物ガイドローラの軸
66f 他方の被巻取り物ガイドローラの軸
68 シャフト
70 モータ(シャフト駆動手段)
72 第一歯車
74 ヒンジ部
76 ロック部材(ロック手段)
76 各ロック部材
76a 操作レバー
78 カバー(解除規制手段)
80 巻取りリール
80b 保持板
80d 一対の保持板の対向面
80e 一対の保持板の対向面の反対面
82 層間紙ガイドローラ(層間紙ガイド手段)
82a 最終の層間紙ガイドローラ(最終のガイド部)
83b スヘリカルベアリング
84 保持板縁部ガイド
84b 第一突周部
84c 第二突周部
84d 第三突周部
86 モータ(供給装置駆動手段)
88 被巻取り物支持部
98a,98b 層間紙
a 保持板縁部ガイドの進入量

Claims (7)

  1. 本体と、
    該本体に、軸線を中心に回転可能に設けられたシャフトと、
    該シャフトを回転駆動させるシャフト駆動手段と、
    前記本体に、前記シャフトの軸線方向と平行な方向に並べられて設けられた複数の巻取りユニットと、
    前記本体に、前記シャフトの軸線方向と平行に移動可能に設けられ、位置に応じて、前記複数の巻取りユニットのうちの一つに選択的に被巻取り物を供給する供給装置と、
    該供給装置を前記シャフトの軸線方向と平行に移動駆動させる供給装置駆動手段とを備え、
    各前記巻取りユニットは、前記シャフトの回転に連れ回り可能に設けられた、被巻取り物を巻き取る巻取りリールを保持する巻取りリール保持部と、前記シャフトの回転を前記巻取りリール保持部に伝達する状態と伝達しない状態とを切り替え可能に設けられたクラッチとを有し、
    各前記巻取りユニットは、前記複数の巻取りユニットの並び方向と平行な軸で回動可能に前記本体に取り付けられ、該回動により、前記供給装置より被巻取り物を供給可能な初期位置から、前記巻取りリール保持部に取り付けられた巻取りリールが、初期位置の巻取りユニットの並び列上より外れる開放位置まで、移動可能に設けられていることを特徴とする巻取り機。
  2. 上下方向に移動可能に設けられ、前記供給装置に送り込まれる前の被巻取り物を下方から支持する被巻取り物支持部と、
    前記供給装置に送り込まれる前の被巻取り物の弛み量に応じて、前記被巻取り物支持部の上下位置を設定する支持部移動制御手段とを備えることを特徴とする請求項記載の巻取り機。
  3. 前記巻取りリールは、軸線方向の両端部に、巻き取った被巻取り物を挟み込んで保持するための一対の保持板を有し、
    前記巻取りユニットは、前記保持板の縁部から一対の保持板の間に進入して保持板の対向面に当接し、保持板の縁部の間の間隔を保つ保持板縁部ガイドを有し、
    該保持板縁部ガイドの、前記保持板の縁部から前記巻取りリールの中心方向への進入量が、3〜10mmに設定されていることを特徴とする請求項1または2記載の巻取り機。
  4. 前記巻取りリールは、軸線方向の両端部に、巻き取った被巻取り物を挟み込んで保持するための一対の保持板を有し、
    前記巻取りユニットは、前記保持板の縁部から一対の保持板の間に進入して保持板の対向面に当接し、保持板の縁部の間の間隔を保つ保持板縁部ガイドを有し、
    該保持板縁部ガイドは、前記少なくとも一方の保持板の縁部を、保持板の対向面の反対面側からもガイドするよう設けられていることを特徴とする請求項1〜のうちのいずれか一項記載の巻取り機。
  5. 前記巻取りリールは、軸線方向の両端部に、巻き取った被巻取り物を挟み込んで保持するための一対の保持板を有し、
    前記巻取りユニットは、層間紙が巻かれた層間紙リールを保持する層間紙リール保持部と、該層間紙リールから引き出される層間紙を前記保持板の間へ向けてガイドする層間紙ガイド手段とを有し、
    該層間紙ガイド手段は、前記保持板の間へガイドされる層間紙面の、前記巻取りリールの軸線に対する傾斜角度を調節できるよう、保持板の間に向かう最終のガイド部の傾斜角度をユーザが調節可能に設けられていることを特徴とする請求項1〜のうちのいずれか一項記載の巻取り機。
  6. 前記供給装置は、当該供給装置のベース部上に設けられた、被巻取り物を両側から挟みこんで被巻取り物の進行に連れ回りする一対の被巻取り物ガイドローラを有し、
    一方の前記被巻取り物ガイドローラの軸は、他方の被巻取り物ガイドローラの軸に対して、上方側が被巻取り物の送り方向に向かって傾斜して設けられていることを特徴とする請求項1〜のうちのいずれか一項記載の巻取り機。
  7. 前記供給装置は、
    被巻取り物を両側から挟みこんで前記巻取りリールに向けて供給する一対の被巻取り物ガイドローラと、
    該被巻取り物ガイドローラの一方または両方の回転および停止を検出する回転検出手段と、
    該回転検出手段が前記被巻取り物ガイドローラの片方または両方の停止を検出した際に所定の出力を行う制御部とを有することを特徴とする請求項1〜のうちのいずれか一項記載の巻取り機。
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