JP4979112B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
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Description
また、第1種ぱちんこ遊技機とは別機種として、役物とよばれる大入賞口内の特定領域を遊技球が通過したときに、通常遊技から特別遊技へと移行する第2種ぱちんこ遊技機も同様に広く親しまれている。
従来、第1種ぱちんこ遊技機および第2種ぱちんこ遊技機のそれぞれに対して、遊技性を向上させるためのさまざまな技術が提案されている。最近では第1種ぱちんこ遊技機および第2種ぱちんこ遊技機の遊技を組み合わせた弾球遊技機について提案するものもある(例えば、特許文献1参照)。
本発明者は、第1種当たりに対する遊技者の期待感を喚起するための演出表示(以下、「第1演出表示」とよぶ)と第2種当たりに対する遊技者の期待感を喚起するための演出表示(以下、「第2演出表示」とよぶ)の2種類の演出表示を別個に実行すれば、このようなタイプの弾球遊技機の遊技性を高める上でより効果的であると想到した。
しかし、遊技者が第1種当たりを狙っているときには、第1演出表示は遊技者の期待感を喚起する上で有効であるが、遊技目的にそぐわない第2演出表示はかえって遊技興趣を損なう可能性がある。これは、遊技者が第2種当たりを狙っている状況下における第1演出表示についても同様のことがいえる。
本発明はこのような課題が本発明者によって認識された上でなされたものであり、その主たる目的は、複数種類の遊技性を備える弾球遊技機において、それらの各遊技性を好適に高めるための演出制御技術を提供することにある。
この弾球遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な第1始動口と、第1始動口への遊技球の入球を契機に第1抽選を実行する第1抽選手段と、第1抽選の結果に応じた第1図柄を変動表示させる第1表示制御手段と、第1抽選の結果を視覚的に演出するための演出表示過程を示す第1演出パターンを複数種類記憶する第1演出パターン記憶手段と、第1演出パターンを選択するための選択条件を定めた第1演出パターン選択テーブルを参照し、記憶されている複数種類の第1演出パターンからいずれかの第1演出パターンを第1抽選の結果に応じて選択する第1演出パターン選択手段と、選択された第1演出パターンにて、第1抽選の結果についての演出表示である第1演出表示を実行する第1演出手段と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な可変入球装置と、第1特別遊技を実行するための条件である第1作動条件を保持する第1作動条件保持手段と、第1表示制御手段により変動表示される第1図柄が所定の当たり図柄で停止されたときに第1作動条件が成立したと判定し、可変入球装置の受け入れ状態を遊技者に有利な状態へ変化させることにより第1特別遊技を実行する第1特別遊技実行手段と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な第2始動口と、第2始動口への遊技球の入球を契機に第2抽選を実行する第2抽選手段と、第2抽選の結果に応じた第2図柄を変動表示させる第2表示制御手段と、第2抽選の結果を視覚的に演出するための演出表示過程を示す第2演出パターンを複数種類記憶する第2演出パターン記憶手段と、第2演出パターンを選択するための選択条件を定めた第2演出パターン選択テーブルを参照し、記憶されている複数種類の第2演出パターンからいずれかの第2演出パターンを第2抽選の結果に応じて選択する第2演出パターン選択手段と、選択された第2演出パターンにて、第2抽選の結果についての演出表示である第2演出表示を実行する第2演出手段と、遊技領域の所定位置に設けられ、第2表示制御手段により変動表示される第2図柄が所定の当たり図柄で停止されたときに遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化する可変入球口と、第2特別遊技を実行するための条件である第2作動条件を保持する第2作動条件保持手段と、可変入球口に遊技球が入球したときに第2作動条件が成立したと判定し、可変入球装置の受け入れ状態を遊技者に有利な状態に変化させ、可変入球装置内の特定領域へ遊技球が入球すると、可変入球装置の受け入れ状態を再度遊技者に有利な状態へ変化させることにより第2特別遊技を実行する第2特別遊技実行手段と、第1演出表示および第2演出表示が時間的に並行して実行されているとき、所定の演出優先条件が成立したときには、一方の演出内容が他方の演出内容よりも遊技者に視覚的に認識しやすくなるように優先すべき演出を変更させる優先演出変更手段と、を備える。
第1演出表示と第2演出表示は、それぞれ、遊技者の第1種当たりと第2種当たりに対する遊技者の期待感を喚起するための演出であるといえる。第1演出表示は、第1抽選の当否に対する遊技者の期待感を喚起するための演出表示であってもよいが、より広くは、第1特別遊技における賞球に対する遊技者の期待感を喚起するための演出表示として定義されてもよい。同様に、第2演出表示は、第2抽選の当否に対する遊技者の期待感を喚起するための演出であってもよいが、より広くは、第2特別遊技における賞球に対する遊技者の期待感を喚起するための演出表示として定義されてもよい。たとえば、これらの演出表示は、第1または第2特別遊技の継続期間の長短に対する遊技者の期待感を演出するために実行されてもよい。
第1種当たりと第2種当たりの両方の当たりに対する可能性がある遊技状態においては、これらの2種類の演出表示は時間的に同時並行的に実行されてもよい。
なお、優先表示は、たとえば、第1演出表示のための表示領域のサイズと第2演出表示のための表示領域のサイズを差別化することにより実現されてもよい。あるいは、一方の演出表示のための表示領域を他方に比べて明るくすることによって優先表示が実現されてもよい。あるいは、優先時と非優先時では、演出表示過程の内容そのものを異ならせることにより、その演出表示が優先された状態にあるか優先されていない状態にあるかを明確化してもよい。
この弾球遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な第1始動口と、第1始動口への遊技球の入球を契機に第1抽選を実行する第1抽選手段と、第1抽選の結果に応じた第1図柄を変動表示させる第1表示制御手段と、第1抽選の結果を視覚的に演出するための演出表示過程を示す第1演出パターンを複数種類記憶する第1演出パターン記憶手段と、第1演出パターンを選択するための選択条件を定めた第1演出パターン選択テーブルを参照し、記憶されている複数種類の第1演出パターンからいずれかの第1演出パターンを第1抽選の結果に応じて選択する第1演出パターン選択手段と、選択された第1演出パターンにて、第1抽選の結果についての演出表示である第1演出表示を実行する第1演出手段と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な第1可変入球装置と、第1特別遊技を実行するための条件である第1作動条件を保持する第1作動条件保持手段と、第1表示制御手段により変動表示される第1図柄が所定の当たり図柄で停止されたときに第1作動条件が成立したと判定し、第1可変入球装置の受け入れ状態を遊技者に有利な状態へ変化させることにより第1特別遊技を実行する第1特別遊技実行手段と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な第2始動口と、第2始動口への遊技球の入球を契機に第2抽選を実行する第2抽選手段と、第2抽選の結果に応じた第2図柄を変動表示させる第2表示制御手段と、第2抽選の結果を視覚的に演出するための演出表示過程を示す第2演出パターンを複数種類記憶する第2演出パターン記憶手段と、第2演出パターンを選択するための選択条件を定めた第2演出パターン選択テーブルを参照し、記憶されている複数種類の第2演出パターンからいずれかの第2演出パターンを第2抽選の結果に応じて選択する第2演出パターン選択手段と、選択された第2演出パターンにて、第2抽選の結果についての演出表示である第2演出表示を実行する第2演出手段と、遊技領域の所定位置に設けられ、第2表示制御手段により変動表示される第2図柄が所定の当たり図柄で停止されたときに遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化する可変入球口と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な第2可変入球装置と、第2特別遊技を実行するための条件である第2作動条件を保持する第2作動条件保持手段と、可変入球口に遊技球が入球したときに第2作動条件が成立したと判定し、第2可変入球装置の受け入れ状態を遊技者に有利な状態に変化させることにより第2特別遊技における第1段階を実行し、その第1段階において第2可変入球装置内の特定領域へ遊技球が入球した場合に第2特別遊技における第2段階への移行条件が成立したと判定し、第1可変入球装置の受け入れ状態を遊技者に有利な状態へ変化させることにより第2特別遊技における第2段階を実行する第2特別遊技実行手段と、第1演出表示および第2演出表示が時間的に並行して実行されているとき、所定の演出優先条件が成立したときには、一方の演出内容が他方の演出内容よりも遊技者に視覚的に認識しやすくなるように優先すべき演出を変更させる優先演出変更手段と、を備える。
また、第1および第2可変入球装置の2つの可変入球装置を設け、それぞれの役割を分離することにより弾球遊技機における技術介入性を高めることができる。
そして、第2演出手段は、第2特別遊技における第2段階への移行成否を視覚的に演出するための演出表示過程を含む第2演出パターンにより第2演出表示を実行し、優先演出変更手段は、第2可変入球装置に入球した遊技球の個数と演出優先条件の成否との間に相関関係を持たせた演出優先条件判定テーブルを参照し、計数された遊技球の個数に応じて演出優先条件の成否を判定してもよい。
そのため、たとえば、第2可変入球装置内に遊技球が多く落入したときには、第2演出表示を第1演出表示よりも優先表示させるための演出優先条件が成立しやすくなるように演出優先条件判定テーブルが設定されてもよい。このように演出優先条件を設定した上で、第2演出表示を優先表示させれば、遊技目的に沿った効果的な演出を実現しやすくなる。
なお、たとえば、遊技者は、第1特別遊技と第2特別遊技のどちらを好むかに応じていずれかへの移行を遊技目的として選択してもよい。あるいは、たとえば、遊技者は遊技状態に応じて第1特別遊技と第2特別遊技のどちらへの移行の可能性が高いかを判断して、いずれかへの移行を遊技目的として選択してもよい。このように、ここでいう遊技目的は、遊技者の好みに応じた目的であってもよいし、受益の可能性に応じた目的であってもよい。
これは、第2抽選についても同様である。この場合、第2演出表示が優先表示されるときには、第2抽選の当たりに対する遊技者の期待感をいっそう高めやすくなる。また、遊技者は、いずれの演出表示が優先表示されているかに応じて、第1特別遊技と第2特別遊技のいずれを狙うべきかを判断しやすくなる。
優先すべき演出表示をこのような演出優先条件にて切り換えることにより、遊技者のプレイスタイルに影響をおよぼすことが可能となる。これは、よりインタラクティブ性の高い遊技を提供する上で有効である。
優先演出変更手段は、第1演出表示および第2演出表示が時間的に並行して実行されている期間に優先指示入力が検出されたときには演出優先条件が成立したとして、優先すべき演出を変更させてもよい。
リーチパターンが選択されるときにはそうでないときに比べて第1種当たりが成立する可能性が高いといえるため、遊技者の第1種当たりに対する期待感が高められる状況にあると考えられる。このようなときに第1演出表示を優先表示させることにより、遊技者の期待感に応じた効果的な演出を提供しやすくなる。
それに対して、このような態様においては、第2図柄の変動表示中であっても遊技者が第1特別遊技への移行を目的としやすくなるように、第2図柄の変動時間は、たとえば、3分といった比較的長時間に設定される。その一方、第1図柄の変動時間は、たとえば、30秒といった比較的短時間に設定されてもよい。
このような変動時間の設定によれば、第2図柄の変動表示中であっても、遊技者は第1特別遊技へ遊技状態を移行させやすくなる。そのため、2種類の特別遊技のいずれかを遊技目的とするという遊技性をより明確化しやすくなる。いいかえれば、第2特別遊技への移行を期待しつつも、第1特別遊技への移行を意欲するという奥の深い遊技性を実現しやすくなる。
また、優先表示すべき演出表示を切り換えることによって、遊技目的に応じた演出効果を発揮させやすくなる。
なお、第2図柄の変動時間は常に第1図柄の変動時間より長くある必要はない。たとえば、第2図柄の変動時間の平均値が第1図柄の変動時間の平均値よりも長くなるように設定しても、同様の効果を期待できる。
以下、本実施例の弾球遊技機は、従来にいう、いわゆる第1種ぱちんこ遊技機の特徴と第2種ぱちんこ遊技機の特徴とを混在させた構成を有する。ぱちんこ遊技機10は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。ぱちんこ遊技機10の遊技機枠は、外枠11、前枠12、透明板13、扉14、上球皿15、下球皿16、スピーカ18、優先切換ボタン84および発射ハンドル17を含む。
外枠11は、開口部分を有し、ぱちんこ遊技機10を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠12は、外枠11の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構により外枠11へ開閉可能に取り付けられる。前枠12は、遊技球を発射する機構や、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導または回収するための機構等を含む。
判定図柄203は、いわゆる7セグメントで表示された特別図柄202の近傍にて1ドットで表示される図柄である。判定図柄203は、その変動表示として点滅表示がなされ、変動停止時に点灯されたまま停止した場合は「特定遊技の実行あり」を表し、消灯されたまま停止した場合は「特定遊技の実行なし」を表す。判定図柄203がいずれの態様にて停止するかは、後述する判定図柄抽選によって決定される。
演出図柄表示装置60は、第1演出図柄として、たとえばスロットマシーンのゲームを模した複数列の図柄変動の動画像を画面に表示する。演出図柄表示装置60は、この実施例では液晶ディスプレイで構成されるが、機械式のドラムやLEDなどの他の表示手段で構成されてもよい。第1演出図柄や第2演出図柄による演出の態様については、図5および図6に関連して図示する。
本実施例では、第1特別遊技における第1大入賞口28の開閉回数が最大15回であるのに対し、第2特別遊技の第2段階における第1大入賞口28の開閉回数は最大14回である。
電源スイッチ40はぱちんこ遊技機10の電源をオンオフするスイッチである。メイン基板41は、ぱちんこ遊技機10の全体動作を制御し、特に第1始動口24および第2始動口68へ入球したときの抽選等、遊技動作全般を処理する。サブ基板49は、液晶ユニット42を備え、演出図柄表示装置60における表示内容を制御し、特にメイン基板41による抽選結果に応じて表示内容を変動させる。メイン基板41およびサブ基板49は、遊技制御装置100を構成する。
セット基盤39は、賞球タンク44や賞球の流路、賞球を払い出す払出ユニット43等を含む。払出ユニット43は、各入賞口への入賞に応じて賞球タンク44から供給される遊技球を上球皿15へ払い出す。払出制御基板45は、払出ユニット43による払出動作を制御する。発射装置46は、上球皿15の貯留球を遊技領域52へ1球ずつ発射する。発射制御基板47は、発射装置46の発射動作を制御する。電源ユニット48は、ぱちんこ遊技機10の各部へ電力を供給する。
ぱちんこ遊技機10において、遊技制御装置100は、第1始動口24、第2始動口68、普通電動役物26、第1大入賞口28、第2大入賞口30、演出図柄表示装置60、特別図柄表示装置61、スピーカ18、優先切換ボタン84のそれぞれと電気的に接続されており、各種制御信号の送受信を可能とする。遊技制御装置100は、遊技の基本動作だけでなく、図柄の変動表示や電飾等の演出的動作も制御する。遊技制御装置100は、遊技の基本動作を含むぱちんこ遊技機10の全体動作を制御するメイン基板41と、図柄の演出等を制御するサブ基板49とに機能を分担させた形態で構成される。
遊技制御装置100は、各入球口への入球を判定する入球判定手段102、優先切換ボタン84の押下を検出する入力検出手段104、第1始動口24への遊技球の入球に基づき特別図柄抽選を実行する第1抽選手段106、第2始動口68への遊技球の入球に基づき普通図柄抽選を実行する第2抽選手段108、判定図柄抽選を実行する第3抽選手段110、特別図柄202、第1および第2の演出図柄、普通図柄204のそれぞれの変動表示パターンを保持するパターン記憶手段112、変動表示中における各始動口への入球を保留球として上限個数以内で記憶する入賞記憶手段114、図柄変動の停止図柄および変動表示の表示パターンを決定する図柄決定手段120、図柄や電飾等の表示を制御する表示制御手段130、特別遊技を制御する特別遊技制御手段140、第2大入賞口30へ入球した遊技球を計数する入球計数手段152、第1演出表示および第2演出表示のいずれかを他方よりも優先表示するように制御する優先制御手段154、特定遊技を制御する特定遊技制御手段160、および、可変入球口または可変入球装置の開閉を制御する開閉制御手段162を備える。
第1抽選手段106は、数学的に乱数を生成して取得してもよく、また図示しないカウンタにより生成されるカウント値を特図乱数として取得してもよい。特図乱数は「0〜65535」の範囲で生成される。第1抽選手段106は、取得した特図乱数に基づいて、特別図柄抽選の当否を判定する。第1抽選手段106は、取得された特図乱数が当たりとなるべき範囲、たとえば、「0〜250」内にあるか否かにより、特別図柄抽選の当否を判定する。第1抽選手段106は、このような特図乱数の当たりとなるべき範囲を定めた当否判定テーブルを記憶する。第1抽選手段106は、この当否判定テーブルを参照して、特図乱数の当否を判定する。こうして、特別図柄抽選が実行される。
ここで、特別図柄決定手段122および普通図柄決定手段128は、メイン基板41により実現される機能である。一方、第1演出図柄決定手段124や第2演出図柄決定手段126は、サブ基板49により実現される機能である。なお、パターン記憶手段112の機能の一部はメイン基板41において実現され、残りの機能はサブ基板49において実現される。
なお、以下、第1演出図柄の変動表示過程を示す表示パターンのことを、「第1演出パターン」ともよぶ。
各表示パターンに基づく図柄変動は、その終了条件として定められた表示時間が経過すると停止し、抽選の結果を示す停止図柄が表示される。
なお、第1演出図柄は特別図柄202が変動表示されている期間に対応して変動表示されるが、特別図柄抽選が当たりとなって第1特別遊技に移行したときには、第1特別遊技における遊技者の賞球期待を喚起するために演出表示が継続される。このように、第1演出図柄の変動表示期間は、特別図柄202が変動表示される期間に対応する第1段階と、第1特別遊技が実行される期間に対応する第2段階によって構成されているといえる。第1特別遊技に移行したときには、第1演出図柄決定手段124はパターン記憶手段112から第1特別遊技を演出するための第1演出パターンを選択する。
なお、以下、第2演出図柄の変動表示過程を示す表示パターンのことを、「第2演出パターン」ともよぶ。
各表示パターンの図柄変動は、その図柄変動の終了条件として定められた表示時間が経過したときに停止される。
なお、第2演出図柄は普通図柄204が変動表示されている期間に対応して変動表示されるが、普通図柄抽選が当たりとなって普通電動役物26が開放されるときには、普通電動役物26への遊技球の落入に対する遊技者の期待感を喚起するために演出表示を継続する。更に、開放された普通電動役物26に遊技球が首尾よく落入したときには、第2大入賞口30への遊技球の落入に対する遊技者の期待感を喚起するために第2演出表示が継続される。更に、遊技球が首尾よく第2大入賞口30に落入したときには、第2大入賞口30内の特定領域22への遊技球の落入に対する遊技者の期待感を喚起するために第2演出表示が継続される。そして、遊技球が特定領域22に落入したときには、第2特別遊技の第2段階について遊技者の賞球期待を喚起するために第2演出表示が実行される。
このように、第2演出図柄の変動表示期間は、普通図柄204が変動表示される期間に対応する第1段階、普通電動役物26の開放期間に対応する第2段階、第2大入賞口30の開放期間に対応する第3段階、第2大入賞口30が閉鎖されてから第2特別遊技の第2段階への移行成否が確定するまでの第4段階、第2特別遊技の第2段階が実行される期間に対応する第5段階によって構成されているといえる。第2演出図柄決定手段126は各段階に応じて、パターン記憶手段112からそれぞれ対応した第2演出パターンを選択する。
ここで、第1表示制御手段132および第2表示制御手段134の各機能は、主としてメイン基板41において実現され、第1演出手段136および第2演出手段138の各機能は主としてサブ基板49において実現される。
また、第1表示制御手段132は、演出図柄表示装置60に表示させる初期画面の中で、実行される特別遊技の単位遊技数を表示させる。
なお、表示制御手段130は、遊技効果ランプや保留ランプ20、21などのランプ表示も制御する。
第1作動条件は、第1表示制御手段132により変動表示される特別図柄202が特別図柄表示装置61において所定の当たり図柄で停止されることである。あるいは、特別図柄抽選が当たり判定された時点で第1作動条件が成立するとしてもよい。
作動回避手段150は、第1作動条件および第2作動条件のいずれか一方の作動条件が成立したとき、他方の作動条件の成立を回避させる機能をもつ。いいかえれば、第1特別遊技と第2特別遊技が同時並行的に実行されないように排他制御する。
第2特別遊技は、第1段階と第2段階の2段階に分けられた遊技として実行される。第2作動条件の成立は、第2特別遊技の第1段階への移行条件が成立したことを示し、第1段階および第2段階を通して第2特別遊技が続く限り第2作動条件が成立している。第2作動条件の成立中であって、第2特別遊技の第1段階または第2段階が実行されている間は、第1作動条件の成立が回避される。一方、第1作動条件の成立中は、第2作動条件の成立が回避され、第2特別遊技の第1段階および第2段階のいずれも実行されない。
切換条件判定手段158は、第1演出表示または第2演出表示のいずれかを他方よりも優先的に表示するための演出優先条件の成否を判定する。切換指示手段156は、この演出優先条件の成否に応じて、第1演出手段136および第2演出手段138に指示して、いずれかの演出表示を優先的に表示させるように指示する。より具体的には、図7に関連して後述する。
1.第1表示制御手段132による特別図柄202および第1演出図柄の変動時間が概して短縮される。これにより、特別図柄202の単位時間当たりの変動回数が増加するため、保留球の消化が促進される。
2.普通図柄抽選が当たりとなる確率が高確率に変動する。これにより、普通電動役物26が開放されやすくなるため、第2特別遊技に移行しやすくなる。
3.普通図柄204が特定の当たり図柄で停止したときの普通電動役物26の開閉を、連続して2回行う動作に切り換える。通常遊技時においては開閉は1回である。これにより、普通電動役物26に遊技球が落入しやすくなるため、第2特別遊技に移行しやすくなる。
4.普通電動役物26の1回当たりの開放時間が3秒間の比較的長い時間に設定される。通常遊技時においては0.8秒である。これにより、普通電動役物26に遊技球が落入しやすくなるため、第2特別遊技に移行しやすくなる。
以上の制御により、通常遊技中に比べて、特定遊技中は第2特別遊技がより発生しやすくなる。
以下、第1特別遊技と第2特別遊技の内容についてまとめておく。
条件判定手段144により第1作動条件が成立したと判定されると、第1特別遊技実行手段146は、第1特別遊技を構成する単位遊技の回数を1回から15回の範囲内で抽選により決定した上で、第1特別遊技を実行する。第1大入賞口28の開閉は単位遊技の回数分だけ繰り返される。第1特別遊技に移行すると、遊技者は相当数の出玉を期待できる。第1特別遊技実行手段146は、開閉制御手段162を制御して、第1大入賞口28の開閉を実行する。開閉制御手段162は、大入賞口ソレノイド82に開放指示を送り、第1大入賞口28を開放させる。第1大入賞口28は、Vゾーンと一般によばれる領域を有しておらず、遊技球のVゾーン通過を第1特別遊技の継続条件としない。したがって、遊技者は、第1特別遊技を、あらかじめ決定された単位遊技の回数をすべて消化するまで継続しやすくなる。
条件判定手段144により第2作動条件が成立したと判定されると、第2特別遊技実行手段148は、第2特別遊技を構成する単位遊技の回数を1回から15回の範囲内で抽選により決定した上で、第2特別遊技を実行する。第2特別遊技は、第1段階と第2段階の2段階に分けられる。第1段階では、第2大入賞口30の羽根が開き、遊技球が第2大入賞口30から役物64内に流入可能となる。第1段階では、第2特別遊技実行手段148が開閉制御手段162を制御して、第2大入賞口30を所定時間開放させる。開閉制御手段162は、大入賞口ソレノイド80に開放指示を送り、第2大入賞口30を開放させる。
なお、ここでいう解除条件とは、第2特別遊技が終了することである。たとえば第1段階において開放された第2大入賞口30内の特定領域22に遊技球が入球せず第2大入賞口30へ入球した遊技球がすべて流出領域66へ流出された場合や、あらかじめ決定された回数分だけ第2特別遊技の単位遊技が消化された場合に解除条件が満たされる。
ここでは、特別図柄202と普通図柄204がともに変動表示されているとする。このとき、第1演出図柄と第2演出図柄も演出図柄表示装置60においてともに変動表示される。第2演出表示領域172は、第2演出表示のための表示領域であり、第1演出表示領域174は、第1演出表示のための表示領域である。第1演出手段136は、第1演出表示領域174にて第1演出表示を実行し、第2演出手段138は第2演出表示領域172にて第2演出表示を実行している。
同図においては、第2演出表示が優先表示とされている。そのため、第2演出表示領域172として第1演出表示領域174よりも大きな表示領域が割り当てられている。
第2演出表示領域172においては、船176が同図左から右にむかって移動するアニメーションが第2演出図柄の変動表示として示される。普通図柄204が停止表示されるタイミングにて船176は旗178に到達する。これは、普通電動役物26が開放されるタイミングに相当する。
このとき、第1演出表示領域174に示す第1演出図柄は変動表示中であるが、第2演出表示に対して非優先表示となっている。優先制御手段154は遊技状態に応じて、2種類の演出表示のいずれかを優先表示させ、他方を非優先表示させる。
ここでも、特別図柄202と普通図柄204がともに変動表示されているとする。このとき、
同図においては、第1演出表示が優先表示とされている。そのため、第1演出表示領域174として第2演出表示領域172よりも大きな表示領域が割り当てられている。
ここでは、第1演出表示は時刻t0から時刻t4まで実行されるとする。一方、第2演出表示は、時刻t1から時刻t5まで実行されている。そのため、同図に示すように時刻t1から時刻t4までは、第1演出表示と第2演出表示が時間的に並行して実行されることになる。
また、第2演出パターンとして、第2演出パターンBが選択されているとする。第2演出パターンBも2種類のパターンを含んでいる。すなわち、優先表示されているときの第2演出パターンB1と、優先表示されていないときの第2演出パターンB2である。
以下、優先表示されるときの演出図柄の表示パターンのことを「優先パターン」、優先表示されないときに演出図柄の表示パターンのことを「非優先パターン」とよぶ。図5および図6に関連して説明したように、優先パターンは演出図柄表示装置60の画面中央において大きく演出表示されるときの表示パターンである。一方、非優先パターンは演出図柄表示装置60の画面右下において小さく演出表示されるときの表示パターンである。
以下、時刻t0から時刻t5までの各期間における優先切換処理について説明する。
時刻t0において、第1演出図柄決定手段124は、特別図柄抽選の結果に応じて第1演出パターンAを選択する。このとき、第2演出表示は実行されていないので、第1演出手段136は優先パターンA1により第1演出図柄を変動表示させる。
時刻t1から時刻t2:
時刻t1において、第2演出図柄決定手段126は、普通図柄抽選の結果に応じて第2演出パターンBを選択する。ここでは、第1演出表示がすでに実行中であるので、第2演出手段138は非優先パターンB2により第2演出図柄を変動表示させる。一方、第1演出手段136は、優先パターンA1による第1演出図柄の変動表示を継続する。なお、このときの表示態様は、図6の第1演出優先画面180に示した通りである。
時刻t3において、第2演出表示を第1演出表示よりも優先表示させるための演出優先条件が成立したとする。切換指示手段156は、第1演出手段136と第2演出手段138に指示して、優先すべき演出表示を切り換えさせる。
第1演出手段136は優先パターンA1に代えて非優先パターンA2により第1演出図柄を変動表示させる。第1演出手段136は、非優先パターンA2において、開始から(t2−t0)だけの時間が経過した時点から第1演出図柄を変動表示させる。
一方、第2演出手段138は非優先パターンB2に代えて優先パターンB1により第2演出図柄を変動表示される。第2演出手段138は、優先パターンB1において、開始から(t2−t1)だけの時間が経過した時点から第2演出図柄を変動表示される。
こうして、第2演出表示が第1演出表示よりも優先表示される。このときの表示態様は、図5の第2演出優先画面170に示した通りである。
時刻t3において、第1演出表示を第1演出表示よりも優先表示させるための演出優先条件が成立したとする。切換指示手段156は、第1演出手段136と第2演出手段138に指示して、優先すべき演出表示を切り換えさせる。
第1演出手段136は、非優先パターンA2に代えて優先パターンA1により第1演出図柄を変動表示させる。第1演出手段136は、優先パターンA1において、開始から(t3−t0)だけの時間が経過した時点から第1演出図柄を変動表示させる。
一方、第2演出手段138は、優先パターンB1に代えて非優先パターンB2により第2演出図柄を変動表示させる。第2演出手段138は、非優先パターンB2において、開始から(t3−t1)だけの時間が経過した時点から第2演出図柄を変動表示させる。
こうして、再度、第1演出表示が第2演出表示よりも優先表示される。
時刻t4において、第1演出表示が終了している。このため、切換指示手段156は第2演出表示を優先するように第2演出手段138に指示する。第2演出手段138は、非優先パターンB2に代えて優先パターンB1により第2演出図柄を変動表示させる。
たとえば、第1演出パターンや第2演出パターンは第1データと第2データの2種類のデータを含んで構成されてもよい。ここでいう第1データとは、その演出パターンによる演出表示が優先されるか否かにかかわらず演出表示のために選択されるべき画像データであり、第2データとは演出表示が優先されるか否かに応じて選択されるか否かが決定される画像データである。たとえば、図5や図6の第2演出表示領域172において、船176や旗178が第1データに相当し、その背景画像データが第2データに相当してもよい。このときの第2演出パターンのデータとしては、第1データおよび優先時の第2データと非優先時の第2データが含まれることになる。
優先表示時には、第1データと優先時の第2データが表示対象となる。すなわち、船176、旗178のようなキャラクタ画像と、優先時のために設定された背景画像データによって、第2演出表示が実行される。
一方、非優先時には、第1データと非優先時の第2データが表示対象となる。すなわち、船176、旗178のようなキャラクタ画像と、非優先時のために設定された別の背景画像データによって、第2演出表示が実行される。
このようにして、優先時と非優先時における表示態様を異ならせることにより、遊技者に対する演出効果を変化させてもよい。
なお、優先制御手段154は、優先時か非優先時かに応じて第1データによる画像の大きさを拡大または縮小してもよい。
図8から図18においては、主としてメイン基板41による遊技制御の過程を示す。
まず、条件判定手段144などが、第1作動条件判定処理を実行する(S10)。第1作動条件の成立の可否は、特別図柄抽選の結果により決定される。第1作動条件が成立すると、第1特別遊技実行手段146が、第1特別遊技実行処理を行う(S12)。条件判定手段144などは、第2作動条件判定処理を実行する(S14)。第2作動条件の成立の可否は、普通電動役物26に遊技球が落入したか否かに基づいて決定される。第2作動条件が成立すると、第2特別遊技実行手段148が、第2特別遊技実行処理を行う(S16)。
なお、図8に示すフローチャートでは、第2特別遊技が第1特別遊技の後に実行されるように示されているが、通常遊技の普通図柄抽選が当たりとなり、遊技球が普通電動役物26に入球する場合には、第2特別遊技が単独で実行されることもあり得る。
まず、第1抽選手段106などが乱数取得処理を実行し(S20)、第1表示制御手段132等が、図柄変動処理を実行する(S22)。
入球判定手段102は、遊技球が第1始動口24に入賞したか否かを判定する(S30)。遊技球が第1始動口24に入賞すると(S30のY)、第1抽選手段106は第1記憶手段116が保留球として記憶する特図乱数の個数が上限個数である4個に達しているか否かを判定する(S32)。保留球の数が上限に達していない場合(S32のY)、第1抽選手段106は、その入賞に対する特図乱数を取得し(S34)、保留球数に1を加算する。このとき、遊技盤50上に設けられた4つの保留ランプ20の一つが新たに点灯される。取得した特図乱数は特図保留球として第1記憶手段116に記憶される(S36)。第1始動口24に入賞しない場合(S30のN)、および特図保留球数が上限の4個に達している場合(S32のN)、S20のフローは終了する。
この図柄変動処理では、まず、特別図柄202の表示パターンおよび停止図柄を決定し、決定した表示パターンおよび停止図柄にしたがって、特別図柄表示装置61に、特別図柄202が変動表示される。特別図柄202および第1演出図柄は、それぞれ連動して変動表示されるものであり以下において特に区別する必要はないが、説明の便宜上、代表して特別図柄202の変動処理について説明する。
特別図柄202の変動表示が開始されるタイミングや、終了するタイミングにおいては、メイン基板41からサブ基板49に対してその旨が通知される。サブ基板49の第1演出手段136や第2演出手段138は、メイン基板41からのこのような通知にしたがって、第1演出図柄や第2演出図柄の変動表示タイミングを制御される。すなわち、第1演出図柄や第2演出図柄に関する処理は、図8から図18のフローチャートに示すメイン基板41の処理に付随して実行されるサブ基板49による処理である。サブ基板49における第1演出図柄および第2演出図柄に関する処理については、図19から図24に関連して説明する。
特別図柄決定手段122は、特別図柄202の表示パターンを選択する(S56)。このとき、特定遊技が実行中であれば、通常遊技に比べて変動時間が短い表示パターンが選択される。
なお、S56のタイミングにおいて、特別図柄決定手段122は特図乱数や特別図柄抽選の結果、選択された表示パターンなどについての情報をサブ基板49の第1演出図柄決定手段124や第1演出手段136に通知する。第1演出図柄決定手段124は、この情報に基づいて特別図柄202の表示パターンと対応する第1演出パターンをパターン記憶手段112から選択する。
なお、S40において図柄変動中であった場合(S40のY)、S42〜S62の処理はスキップされる。
第1作動フラグがオフである場合(S90のN)、S12の第1特別遊技実行処理は終了する。第1作動フラグがオンに設定されている場合であって(S90のY)、第1特別遊技実行フラグがオフに設定されていれば(S91のN)、第3抽選手段110は判定図柄抽選を実行する(S92)。たとえば、第3抽選手段110は、0から300の範囲で乱数を生成し、その乱数値が200以下であれば判定図柄抽選を当たりと判定し、それ以外であれば外れと判定する。判定図柄抽選の結果に応じて判定図柄203の停止図柄が決定される(S93)。すなわち、S92における判定図柄抽選が当たりである場合には判定図柄203は点滅表示後に点灯表示され、外れであれば点滅表示後に消灯される。第1特別遊技実行手段146は単位遊技数Mを抽選により決定し(S96)、第1特別遊技実行フラグをオンに設定する(S97)。第1特別遊技実行フラグのオンは、第1特別遊技が実行中であることを示し、第1特別遊技実行フラグのオフは、第1特別遊技が実行されていないことを示す。
まず、第2抽選手段108が乱数取得処理を実行し(S140)、第2表示制御手段134が、図柄変動処理を実行する(S142)。
入球判定手段102は、遊技球が第2始動口68へ入球したか否かを判定する(S150)。遊技球が第2始動口68に入球すると(S150のY)、第2抽選手段108は第2記憶手段118による記憶状態を調査して普図乱数の保留数が上限個数である4個に達しているか否かを判定する(S152)。保留球として記憶される普図乱数の数が上限に達していなければ(S152のY)、第2抽選手段108は、その入球に対する普図乱数を取得し(S154)、保留球数に1を加算する。このとき、遊技盤50上に設けられた4つの保留ランプ21の一つが新たに点灯される。第2抽選手段108は、取得した普図乱数を第2記憶手段118に格納する(S156)。遊技球が第2始動口68に入球していない場合や(S150のN)、保留球数が上限の4個に達している場合には(S152のN)、S154およびS156はスキップされる。
この図柄変動処理では、まず、普通図柄204の表示パターンおよび停止図柄を決定し、決定した表示パターンおよび停止図柄にしたがって、演出図柄表示装置60の右下隅に、普通図柄204が変動表示される。
まず、第2作動フラグがオフの場合は(S220のN)、S16の第2特別遊技実行処理は終了する。第2作動フラグがオンに設定されていて(S220のY)、第2特別遊技の第1段階であることを示す第1段階フラグがオフに設定され(S222のN)、第2特別遊技の第2段階であることを示す第2段階フラグもオフに設定されている場合(S223のN)、判定図柄抽選が実行される(S224)。判定図柄抽選の結果に応じて判定図柄203の停止図柄が決定される(S226)。
まず、特定遊技制御手段160は、特別遊技の開始に先立って実行された判定図柄抽選の当否により(S92、S224)、特定遊技への移行可否を判定する(S270)。
特定遊技フラグがオンされていなければ(S280のN)、すなわち、特定遊技中でなければ、S62の特定遊技終了判定処理は終了する。特定遊技フラグがオンされていれば(S280のY)、特定遊技制御手段160は図17のS274においてセットされた継続回数から1を減算する(S282)。S62の特定遊技終了判定処理は、図柄変動開始時に実行される処理であるため、S282において継続回数がデクリメントされることになる。
以上が、メイン基板41によって制御される遊技制御処理を示すフローチャートである。メイン基板41は、遊技の流れを主体的に制御するが、サブ基板49はこのメインの処理に付随して演出図柄200の変動表示を制御する。サブ基板49の、特に、第1演出手段136、第2演出手段138や、優先制御手段154などは、メイン基板41からの各種制御信号を受けて、演出図柄200の変動表示を制御する。
次の図19から図24に関連して、サブ基板49における演出図柄200についての処理過程を説明する。
まず、第1演出手段136などが、第1演出表示の開始に関する第1演出表示開始判定処理を実行する(S300)。次に、第2演出手段138などが、第2演出表示の開始に関する第2演出表示開始判定処理を実行する(S302)。優先制御手段154などが、第1演出表示と第2演出表示のいずれを優先表示させるか判定するための優先演出切換判定処理を実行する(S304)。
特別図柄202が変動表示中でなければ(S310のN)、第1演出図柄決定手段124は特別図柄202の変動開始タイミングに至っているか判定する(S320)。至っていなければ(S320のN)、S300の第1演出表示開始判定処理は終了する。変動開始タイミングに至っていれば(S320のY)、第1演出図柄決定手段124は第1演出図柄の変動表示過程を示す第1演出パターンを選択する(S322)。図11のS56のタイミングにおいて、第1表示制御手段132から第1演出図柄決定手段124に対して変動開始指示がなされ、これを契機として第1演出パターンが選択される。第1演出手段136は、第1演出パターンによる第1演出図柄の変動時間を管理するための第1演出表示タイマをセットする(S324)。この第1演出表示タイマは、すでに述べた特別図柄表示タイマと同じ長さの時間がセットされる。特別図柄表示タイマがゼロとなるときに、第1演出表示タイマもゼロになるため、特別図柄202と第1演出図柄は同じタイミングで停止表示される。第1演出手段136は、選択された第1演出パターンによる第1演出図柄の変動表示を開始する(S325)。
このあと、第1演出表示を第2演出表示よりも優先すべきかを判定するための優先条件判定処理が実行される(S326)。S326の優先条件判定処理の詳細については、次の図21に関連して説明する。
一方、第2特別遊技が実行中でなければ(S312のN)、第1演出手段136は第1演出表示タイマが停止中であるか判定する(S316)。停止中であれば(S316のY)、再び、第1演出表示タイマをオンする(S318)。
このようにして、第2特別遊技の実行中においては、特別図柄202と同様に第1演出図柄の変動表示のためのタイマが一時的に停止される。第2特別遊技が終了したときには、タイマのカウントが再開される。そのため、第1演出図柄の変動表示中に第2特別遊技に移行しても、第2特別遊技の終了後に、第1演出図柄を継続して変動表示させることができる。
まず、切換条件判定手段158は、図20のS322において、第1演出パターンとしてあらかじめ定められた特定のリーチパターンが選択されているか判定する(S330)。ここでいう特定のリーチパターンとは、特別図柄抽選が当たりとなるときには選択されやすい、あるいは、必ず選択されるように設定されたリーチパターンであってもよい。たとえば、このようなリーチパターンは特図乱数が当たりであるときには、90%の確率で選択され、外れであるときには3%の確率で選択されるような第1演出パターンであってもよい。したがって、このようなリーチパターンにより第1演出図柄が変動表示されるときには、遊技者の第1種当たりに対する期待感は特に高められることになる。
普通図柄204が変動表示中でなければ(S340のN)、第2演出図柄決定手段126は普通図柄204の変動開始タイミングに至っているか判定する(S350)。至っていなければ(S350のN)、S302の第2演出表示開始判定処理は終了する。変動開始タイミングに至っていれば(S350のY)、第2演出図柄決定手段126は第2演出図柄の変動表示過程を示す第2演出パターンを選択する(S352)。図15のS180のタイミングにおいて、第2表示制御手段134から第2演出図柄決定手段126に対して変動開始指示がなされ、これを契機として第2演出パターンが選択される。第2演出手段138は、第2演出パターンによる第1演出図柄の変動時間を管理するための第2演出表示タイマをセットする(S354)。この第2演出表示タイマは、すでに述べた普通図柄表示タイマと同じ長さの時間がセットされる。普通図柄表示タイマがゼロとなるときに、第2演出表示タイマもゼロになるため、普通図柄204と第2演出図柄は同じタイミングで停止表示される。第2演出手段138は、選択された第2演出パターンによる第2演出図柄の変動表示を開始する(S356)。
一方、第1特別遊技が実行中でなければ(S342のN)、第2演出手段138は第2演出表示タイマが停止中であるか判定する(S346)。停止中であれば(S346のY)、再び、第2演出表示タイマをオンする(S348)。
このようにして、第1特別遊技の実行中においては、普通図柄204と同様に第2演出図柄の変動表示のためのタイマが一時的に停止される。第1特別遊技が終了したときには、タイマのカウントが再開される。そのため、第2演出図柄の変動表示中に第1特別遊技に移行しても、第1特別遊技の終了後に、第2演出図柄を継続して変動表示させることができる。
優先制御手段154は、特別図柄202が変動表示中であるか判定する(S360)。変動表示中でないときには(S360のN)、普通図柄204が変動表示中であるか判定する(S372)。普通図柄204も変動表示中でなければ(S372のN)、S304の優先演出切換判定処理は終了する。普通図柄204が変動表示中であれば(S372のY)、第1特別遊技が実行中であるか判定する(S374)。実行中であれば(S374のY)、すなわち、普通図柄204の変動表示中において第1特別遊技実行中であれば、切換指示手段156は第1演出表示を優先表示させるように第1演出手段136と第2演出手段138に指示する(S376)。このときには、演出図柄表示装置60においては第1特別遊技に関する第1演出表示が第2演出表示よりも優先的に表示されることになる。それに対し、第2演出表示は演出図柄表示装置60の右下隅にて実行される。一方、第1特別遊技実行中でなければ(S374のN)、すなわち、普通図柄204だけが変動表示中であるときには、第2演出表示が優先的に表示される(S378)。
第1優先フラグがオンされているときには(S380のY)、切換指示手段156は図21のS336にて特定された優先タイミングに至っているかを判定する(S382)。優先タイミングに至っていれば(S384のY)、切換指示手段156は第1演出手段136と第2演出手段138に指示して第1演出表示を第2演出表示よりも優先表示させる(S384)。その手法については図7に関連して説明した通りである。優先制御手段154は、第1優先フラグをオフする(S386)。
このように、特別図柄抽選や普通図柄抽選の当否と優先演出の切換のための演出優先条件の成否に対して相関関係を持たせることにより、優先演出により抽選結果に対する示唆的な、または、確定的な演出効果を発揮させることができる。
また、第1特別遊技と第2特別遊技が同時に成立しないように制御されるため、たとえ普通図柄204の変動表示中に第1特別遊技に移行しても、普通図柄抽選の結果は有効に保持されるため、遊技者の受益機会が確保されやすくなっている。これにより、遊技者は安心して、第1種当たりか第2種当たりかのいずれかを遊技目的として選択できることになる。
なお、普通図柄204の変動時間を長く設定すれば、第2演出図柄による演出のための時間を長く設定できることから、第2演出表示の演出効果を高める上でも有効である。
これら請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、本実施例において示された各機能ブロックの単体もしくはそれらの連係によって実現されることも当業者には理解されるところである。
本実施例において、第1特別遊技は第1大入賞口に基づく単位遊技により構成され、第2特別遊技は、第1大入賞口と第2大入賞口の両方に基づく単位遊技により構成される。その変形例として、第1特別遊技は第1大入賞口に基づく単位遊技により構成され、第2特別遊技は第2大入賞口のみによって実行されるとすることにより、2種類の大入賞口の役割を更に明確化してもよい。
更に変形例として、第1特別遊技と第2特別遊技において2種類の大入賞口がその遊技中に有効または無効のいずれかに変化してもよい。具体的には、たとえば、第1特別遊技の1回目の単位遊技では第1大入賞口への遊技球の入球が単位遊技を継続するための条件となるが第2大入賞口への遊技球の入球はそのような条件とはならず、2回目の単位遊技においてはその逆となるように制御してもよい。第2特別遊技の場合にも、単位遊技ごとに2種類の大入賞口の有効無効が変化するように制御してもよい。この場合、遊技者は特別遊技の実行中において遊技球の入球が単位遊技を継続するための条件となる大入賞口を狙って打球する必要があるため、特別遊技における技術介入性を高めることができる。
また、各大入賞口ごとに払い出される賞球数は同じであることは必須ではなく、それぞれ異なってもよい。大入賞口の賞球数は遊技状態に応じて変化してもよい。たとえば、第1特別遊技の各単位遊技ごとに、第1大入賞口の賞球数が変化してもよい。この場合にも、より多くの賞球を獲得できる大入賞口に向けて打球調整する遊技者は、結果的により多くの賞球を得ることができるため、特別遊技における技術介入性を高めることができる。また、特別遊技中に短い時間間隔で各大入賞口の賞球数を変化させれば、更に特別遊技における技術介入性を高めることができる。
変形例として、優先制御手段154は、第1演出図柄や第2演出図柄を拡大または縮小させるように画像処理することによって、優先と非優先を切り換えるための制御を実行してもよい。
また、一方の演出図柄を他方よりも明るく、あるいは、異なる色彩で表示させてもよい。たとえば、優先側の演出表示はカラーにて表示させ、非優先側の演出表示はモノクロで表示させてもよい。あるいは、優先側の演出表示は3次元グラフィックスにて表示させ、非優先側の演出表示は、セル画的な2次元画像として表示させてもよい。
Claims (2)
- 遊技領域が形成された遊技盤と、
前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な特別図柄始動口と、
前記特別図柄始動口への遊技球の入球を契機に特別図柄抽選を実行する特別図柄抽選手段と、
前記特別図柄抽選の結果に応じた特別図柄を変動表示させる特別図柄表示制御手段と、
前記特別図柄抽選の結果を視覚的に演出するための演出表示過程を示す第1演出パターンを複数種類記憶する第1演出パターン記憶手段と、
第1演出パターンを選択するための選択条件を定めた第1演出パターン選択テーブルを参照し、前記記憶されている複数種類の第1演出パターンからいずれかの第1演出パターンを前記特別図柄抽選の結果に応じて選択する第1演出パターン選択手段と、
前記選択された第1演出パターンにて、前記特別図柄抽選の結果についての演出表示である第1演出表示を実行する第1演出手段と、
前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な可変入球装置と、
第1種特別遊技を実行するための条件である第1作動条件を保持する第1作動条件保持手段と、
前記特別図柄表示制御手段により変動表示される特別図柄が所定の当たり図柄で停止されたときに前記第1作動条件が成立したと判定し、前記可変入球装置の受け入れ状態を遊技者に有利な状態へ変化させることにより前記第1種特別遊技を実行する第1種特別遊技実行手段と、
前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な普通図柄始動口と、
前記普通図柄始動口への遊技球の入球を契機に普通図柄抽選を実行する普通図柄抽選手段と、
前記普通図柄抽選の結果に応じた普通図柄を変動表示させる普通図柄表示制御手段と、
前記普通図柄抽選の結果を視覚的に演出するための演出表示過程を示す第2演出パターンを複数種類記憶する第2演出パターン記憶手段と、
第2演出パターンを選択するための選択条件を定めた第2演出パターン選択テーブルを参照し、前記記憶されている複数種類の第2演出パターンからいずれかの第2演出パターンを前記普通図柄抽選の結果に応じて選択する第2演出パターン選択手段と、
前記選択された第2演出パターンにて、前記普通図柄抽選の結果についての演出表示である第2演出表示を実行する第2演出手段と、
前記遊技領域の所定位置に設けられ、閉鎖状態では入球口が前記特別図柄始動口に遮蔽されて遊技球が入球せず、前記普通図柄表示制御手段により変動表示される普通図柄が所定の当たり図柄で停止されたときに開放状態となることで遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化する可変入球口と、
第2種特別遊技を実行するための条件である第2作動条件を保持する第2作動条件保持手段と、
前記可変入球口に遊技球が入球したときに前記第2作動条件が成立したと判定し、前記可変入球装置の受け入れ状態を遊技者に有利な状態に変化させ、前記可変入球装置内の特定領域へ遊技球が入球すると、前記可変入球装置の受け入れ状態を再度遊技者に有利な状態へ変化させることにより前記第2種特別遊技を実行する第2種特別遊技実行手段と、
前記第1演出表示および前記第2演出表示が時間的に並行して実行されているとき、所定の演出優先条件が成立したときには、一方の演出内容が他方の演出内容よりも遊技者に視覚的に認識しやすくなるように優先すべき演出を変更させる優先演出変更手段と、
を備えることを特徴とする弾球遊技機。 - 遊技領域が形成された遊技盤と、
前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な特別図柄始動口と、
前記特別図柄始動口への遊技球の入球を契機に特別図柄抽選を実行する特別図柄抽選手段と、
前記特別図柄抽選の結果に応じた特別図柄を変動表示させる特別図柄表示制御手段と、
前記特別図柄抽選の結果を視覚的に演出するための演出表示過程を示す第1演出パターンを複数種類記憶する第1演出パターン記憶手段と、
第1演出パターンを選択するための選択条件を定めた第1演出パターン選択テーブルを参照し、前記記憶されている複数種類の第1演出パターンからいずれかの第1演出パターンを前記特別図柄抽選の結果に応じて選択する第1演出パターン選択手段と、
前記選択された第1演出パターンにて、前記特別図柄抽選の結果についての演出表示である第1演出表示を実行する第1演出手段と、
前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な第1種可変入球装置と、
第1種特別遊技を実行するための条件である第1作動条件を保持する第1作動条件保持手段と、
前記特別図柄表示制御手段により変動表示される特別図柄が所定の当たり図柄で停止されたときに前記第1作動条件が成立したと判定し、前記第1種可変入球装置の受け入れ状態を遊技者に有利な状態へ変化させることにより前記第1種特別遊技を実行する第1種特別遊技実行手段と、
前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な普通図柄始動口と、
前記普通図柄始動口への遊技球の入球を契機に普通図柄抽選を実行する普通図柄抽選手段と、
前記普通図柄抽選の結果に応じた普通図柄を変動表示させる普通図柄表示制御手段と、
前記普通図柄抽選の結果を視覚的に演出するための演出表示過程を示す第2演出パターンを複数種類記憶する第2演出パターン記憶手段と、
第2演出パターンを選択するための選択条件を定めた第2演出パターン選択テーブルを参照し、前記記憶されている複数種類の第2演出パターンからいずれかの第2演出パターンを前記普通図柄抽選の結果に応じて選択する第2演出パターン選択手段と、
前記選択された第2演出パターンにて、前記普通図柄抽選の結果についての演出表示である第2演出表示を実行する第2演出手段と、
前記遊技領域の所定位置に設けられ、閉鎖状態では入球口が前記特別図柄始動口に遮蔽されて遊技球が入球せず、前記普通図柄表示制御手段により変動表示される普通図柄が所定の当たり図柄で停止されたときに開放状態となることで遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化する可変入球口と、
前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な第2種可変入球装置と、
第2種特別遊技を実行するための条件である第2作動条件を保持する第2作動条件保持手段と、
前記可変入球口に遊技球が入球したときに前記第2作動条件が成立したと判定し、前記第2種可変入球装置の受け入れ状態を遊技者に有利な状態に変化させることにより第2種特別遊技における第1段階を実行し、その第1段階において前記第2種可変入球装置内の特定領域へ遊技球が入球した場合に前記第2種特別遊技における第2段階への移行条件が成立したと判定し、前記第1種可変入球装置の受け入れ状態を遊技者に有利な状態へ変化させることにより第2種特別遊技における第2段階を実行する第2種特別遊技実行手段と、
前記第1演出表示および前記第2演出表示が時間的に並行して実行されているとき、所定の演出優先条件が成立したときには、一方の演出内容が他方の演出内容よりも遊技者に視覚的に認識しやすくなるように優先すべき演出を変更させる優先演出変更手段と、
を備えることを特徴とする弾球遊技機。
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