JP4975420B2 - 構造物の状態検出装置とその状態検出システム - Google Patents
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Description
なお、この発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、この実施形態に限定するものではない。
請求項1の発明は、図1、図3、図4、図11、図18、図20、図22、図23及び図24に示すように、コンクリート構造物(B)の状態を検出する構造物の状態検出装置であって、前記構造物の状態を埋設状態で検出する検出装置(3;3X〜3Z)と、前記検出装置の検出結果を埋設状態で送信する無線タグ(4)とを備え、前記検出装置は、前記構造物の歪みに応じて電気抵抗が変化する歪みゲージ(3a)を備え、前記歪みゲージは、この歪みゲージの検出感度方向がこの構造物の鉄筋の長さ方向に対して平行及び交差するように、前記構造物のコンクリート(C 1 )内にX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向に3つ配置されており、前記構造物のコンクリートの表面に沿ってこの構造物の鉄筋から進展する亀裂(W 1 )と、前記コンクリートの表面に向かって前記鉄筋から進展する亀裂(W 2 )とを検出することを特徴とする構造物の状態検出装置(2)である。
以下、図面を参照して、この発明の第1実施形態について詳しく説明する。
図1は、この発明の第1実施形態に係る構造物の状態検出システムの使用状態を概略的に示す模式図である。
図1に示す構造物Bは、状態検出システム1によって状態が検出される検出対象物であり、車両Vが走行する軌道Rの下部に空間を確保して、列車の荷重を支持する橋梁などの固定構造物である。構造物Bは、例えば、都市部などで路面交通などと立体化を図るために、都市鉄道又は新幹線などの一定区間を橋梁構造にして軌道Rを連続的に高架にする高架橋である。図1に示す構造物Bは、例えば、鉄筋コンクリート構造(RC構造)を主体とするラーメン高架橋などのコンクリート構造物であり、桁B1と、柱B2と、フーチングB3と、杭基礎B4などを備えている。地盤Gは、構造物Bの基礎を支える地面である。
図1及び図2に示す状態検出システム1は、構造物Bの状態を検出するシステムであり、図2に示すように状態検出装置2と、リーダライタ装置6と、評価装置7と、通信装置8などを備えている。状態検出システム1は、構造物Bの状態を状態検出装置2によって検出し、この状態検出装置2の検出結果をリーダライタ装置6によって受信し、評価装置7によってこの検出結果を解析して構造物Bの状態を評価する。
図2に示す記憶部6cは、種々の情報を記憶する部分である。記憶部6cは、検出装置3毎に検出結果情報を記憶するとともに、リーダライタ装置6側の種々の動作を制御部6gに実行させる制御プログラムを記憶している。記憶部6cは、例えば、無線タグ4側から受信した固有ID情報及び検出結果情報を記憶するメモリなどである。記憶部6cは、例えば、図5に示すように、各検出装置3の固有ID情報I1,…,INを記憶するとともに、各検出装置3が検出動作したときの年月日及び時刻に関する検出時間情報D11,…,DN1と、各検出装置3の歪みゲージ3aの抵抗値に関する抵抗値情報R11,…,RN1などを検出結果情報として記憶する。
記憶部7cは、種々の情報を記憶する部分である。記憶部7cは、例えば、リーダライタ装置6から入力した固有ID情報及び検出結果情報を記憶するメモリである。記憶部7cは、検出装置3毎の検出結果情報を過去から現在に至るまでの検出結果履歴として記憶している。記憶部7cは、例えば、図6に示すように、固有ID情報I1,…,IN毎に検出時間情報D11,…,D1nと抵抗値情報R11,…,R1nとを検出結果情報として時系列順に記憶している。
図7は、この発明の第1実施形態に係る構造物の状態検出システムの無線タグの動作を説明するためのフローチャートである。
図7に示すステップ(以下、Sという)100において、無線タグ4がリーダライタ装置6から送信要求を受信する。図1に示すリーダライタ装置6の入力部6bを利用者Mが操作して送信要求が選択されると、図2に示すリーダライタ装置6のアンテナ部6aから無線タグ4のアンテナ部4aに電磁波が送信されて、無線タグ4のアンテナ部4aがこの電磁波を受信する。
図8は、この発明の第1実施形態に係る構造物の状態検出システムのリーダライタ装置の動作を説明するためのフローチャートである。
図8に示すS200において、送信要求するか否かを制御部6gが判断する。図1に示すように、リーダライタ装置6を利用者Mが携帯して構造物Bが存在する現場まで行き、無線タグ4とリーダライタ装置6との間で無線通信可能な距離まで近づく。次に、リーダライタ装置6の図示しない電源スイッチを利用者MがON操作するとリーダライタ装置6が起動を開始する。その結果、制御プログラムを記憶部6cから制御部6gが読み出してこの制御プログラムに従って一連の処理を実行する。入力部6bを利用者Mが操作して送信要求が選択されたと制御部6gが判断したときにはS210に進み、送信要求がされなかったと制御部6gが判断したときには一連の動作を終了する。
図9は、この発明の第1実施形態に係る構造物の状態検出システムの評価装置の動作を説明するためのフローチャートである。
図9に示すS300において、評価装置7がリーダライタ装置6に固有ID情報の送信を要求する。例えば、図1に示す利用者Mが作業終了後に管理事務所内の評価装置7にリーダライタ装置6を通信装置8によって接続する。次に、評価装置7の図示しない電源スイッチを利用者MがON操作すると評価装置7が起動を開始し、評価プログラムを記憶部7cから制御部7fが読み出してこの評価プログラムに従って一連の処理を実行する。図2に示す評価装置7のインタフェース部7aからリーダライタ装置6のインタフェース部6eに通信装置8を通じて固有ID情報の送信を要求すると、リーダライタ装置6の制御部6gが記憶部6cから固有ID情報を読み出して、インタフェース部6eがインタフェース部7aにこの固有ID情報を送信する。
(1) この第1実施形態では、構造物Bの状態を埋設状態で検出装置3が検出し、この検出装置3の検出結果を埋設状態で無線タグ4が送信する。このため、例えば、構造物BのコンクリートC1内に埋設されている鉄筋S1の状態を簡単に検出し、この検出結果を確実に送信することができる。また、検出装置3及び無線タグ4が埋設状態であるため、物体の衝突や悪意による破損を防ぐことができる。
図10は、この発明の第2実施形態に係る構造物の状態検出システムのブロック図である。図11は、この発明の第2実施形態に係る構造物の状態検出システムの状態検出装置のブロック図である。以下では、図1〜図4に示す部分と同一の部分については、同一の番号を付して詳細な説明を省略する。
図10及び図11に示す検出装置3は、構造物Bの歪みを検出するとともに、この構造物Bの温度を検出する。検出装置3は、熱電対3eを備えており、この熱電対3eは構造物Bの温度に応じて起電力が変化する。熱電対3eは、図11に示すように、材質の異なり二本の金属線3fと、これらの金属線3fの両端を接続する一対の接点3gなどを備えており、一対の接点3g間の温度差によって起電力を発生する。熱電対3eは、歪みゲージ3aと同様に、コンクリートC1を打設する前に鉄筋S1の外周部に接着剤などによって固定されており、鉄筋S1の長さ方向に沿って歪みゲージ3aと対応して同数配置されている。
図10に示す記憶部6cは、例えば、図12に示すように、各検出装置3の固有ID情報I1,…,INを記憶するとともに、各検出装置3が検出動作したときの年月日及び時刻に関する検出時間情報D11,…,DN1と、各検出装置3の歪みゲージ3aの抵抗値に関する抵抗値情報R11,…,RN1と、各検出装置3の熱電対3eの電圧値に関する電圧値情報V11,…,VN1とを検出結果情報として記憶する。
図10に示す評価装置7は、検出装置3が構造物Bの歪みと温度とを検出したときに、この温度に基づいてこの歪みを補正し、補正後の歪みに基づいて構造物Bの損傷状態を評価する。評価装置7は、図10に示すように、温度に基づいて歪みを補正する補正部7gを備えている。記憶部7cは、例えば、図13に示すように、固有ID情報I1,…,IN毎に検出時間情報D11,…,D1nと、抵抗値情報R11,…,R1nと、電圧値情報V11,…,VN1とを時系列順に記憶している。評価部7dは、歪みゲージ3aの抵抗値と熱電対3eの電圧値とを評価プログラムに従って評価し、この測定結果に基づいて構造物Bの損傷状態を評価する。補正部7gは、記憶部7cが記憶する電圧値情報V11,…,VN1に基づいて抵抗値情報R11,…,R1nを補正し、補正後の抵抗値情報R11,…,R1nを制御部7fに出力する。評価部7dは、過去から現在に至るまでの歪みゲージ3aの補正後の抵抗値情報R11,…,R1nに基づいて鉄筋S1の歪みを演算し、この演算結果に基づいて鉄筋S1の損傷状態を評価する。
(1) この第2実施形態では、検出装置3が構造物Bの温度を検出する。このため、歪みゲージ3aの抵抗値が温度による影響を受けるときに、構造物Bの温度を検出することによって歪みゲージ3aの抵抗値を正確に検知することができる。
図14は、この発明の第3実施形態に係る状態検出システムのブロック図である。図15は、この発明の第3実施形態に係る構造物の状態検出システムの無線タグ側の記憶部のデータ構造を概略的に示す模式図である。
図14に示す無線タグ4は、検出装置3の検出結果を記憶する記憶部4fを備えており、この記憶部4fは制御プログラム、固有ID情報及び検出結果情報を記憶している。記憶部4fは、構造物Bの施工完了直後の検出装置3の検出結果を記憶したり、検出装置3の過去の検出結果を更新してこの検出装置3の最新の検出結果を記憶したりする。記憶部4fは、例えば、図15に示すように、検出装置3の固有ID情報I1を記憶するとともに、この検出装置3が検出動作を開始したときの基準年月日及び基準時刻に関する基準検出時間情報D11と、各検出装置3の歪みゲージ3aの基準抵抗値(初期設定値)に関する基準抵抗値情報R11と、各検出装置3の熱電対3eの基準電圧値(初期設定値)に関する基準電圧値情報V11とを検出結果情報として記憶する。
図16は、この発明の第3実施形態に係る構造物の状態検出システムの無線タグの動作を説明するためのフローチャートである。以下では、図7に示す処理と同一の処理については、同一の番号を付して詳細な説明を省略する。
図16に示すS160において、リセット要求を受信したか否かを制御部4bが判断する。アンテナ部4aが受信した電波からリセット要求されていると制御部4bが判断したときにはS170に進み、アンテナ部4aが受信した電波からリセット要求されていないと制御部4bが判断したときには一連の動作を終了する。
(1) この第3実施形態では、検出装置3の検出結果を記憶する記憶部4fを無線タグ4が備えている。このため、検出装置3の検出結果をリーダライタ装置6や評価装置7に記録し蓄積しておく必要がなくなって、検出装置3の検出結果を構造物B自体に記録させ保持させておくことができる。
図17は、この発明の第4実施形態に係る構造物の状態検出システムのブロック図である。図18は、この発明の第4実施形態に係る構造物の状態検出システムの状態検出装置のブロック図である。
図17及び図18に示す無線タグ4は、図2及び図3に示す無線タグ4とは異なり電源部4gを備えており、電源部4gの電力によって動作しリーダライタ装置6との間で交信するアクティブ型タグである。制御部4bは、検出装置3が所定のタイミングで検出動作を開始するように、電源部4gから検出装置3への電力の供給を制御しており、電源部4gが供給する電力を電源として動作する。制御部4bは、例えば、記憶部4fから読み出した固有ID情報をアンテナ部4aからリーダライタ装置6に送信させたり、検出結果情報を記憶部4fに記憶させたり、検出結果情報を記憶部4fから読み出してアンテナ部4aからリーダライタ装置6に送信させたりする。制御部4bは、アンテナ部4a、記憶部4f、インタフェース部4d及び電源部4gと通信可能なように接続されている。記憶部4fは、制御プログラム、固有ID情報及び検出結果情報を記憶している。記憶部4fは、例えば、図6及び図12に示すように、検出時間情報D11,…,D1nと、抵抗値情報R11,…,R1nと、電圧値情報V11,…,V1nとを検出結果情報として時系列順に記憶したり、図15に示すように基準検出時間情報D11と、基準抵抗値情報R11と、基準電圧値情報V11とを検出結果情報として記憶したりする。電源部4gは、検出装置3に電力を供給する部分である。電源部4gは、例えば、リーダライタ装置6側のアンテナ部6aが送信する電波をアンテナ部4aが受信したときに、このアンテナ部4aが発生する誘導起電力によって充電される二次電池などである。
図19は、この発明の第4実施形態に係る構造物の状態検出システムの無線タグの動作を説明するためのフローチャートである。
図19に示すS400において、動作タイミングであるか否かを制御部4bが判断する。図示しないタイマ回路を制御部4bが備えており、このタイマ回路の出力信号に基づいて、検出動作を開始する時刻に達したか否かを制御部4bが判断し、検出開始時刻に達したと制御部4bが判断したときにはS410に進み、検出開始時刻に達していないと制御部4bが判断したときには検出開始時刻に達するまで判断を繰り返す。
この第4実施形態では、検出装置3に電源部4gが電力を供給し、検出装置3が所定のタイミングに検出動作を開始するように、電源部4gから検出装置3への電力の供給動作を制御部4bが制御し、検出装置3の検出結果をアンテナ部4aが送信する。このため、構造物Bの状態を定期的に検出することができ、この検出結果を定期的に無線タグ4から送信することができる。このため、簡単な構造の受信機能のみを有するリーダライタ装置によって検出装置3の検出結果を受信することができる。
図20は、この発明の第5実施形態に係る構造物の状態検出システムの使用状態を概略的に示す模式図である。図21は、この発明の第5実施形態に係る構造物の状態検出システムの状態検出装置の設置方法を説明するための概念図であり、図21(A)〜図21(F)は施工開始から施工完了までの手順を概略的に示す概念図である。
図20に示す杭基礎B4は、鉄筋かごS2とコンクリートC1とによって構築されており、杭基礎B4の上部には杭頭部B41が形成されている。鉄筋かごS2は、図21(A)に示すように、鉄筋S1をかご状に組み立てた埋設物であり、例えば鉄筋S1を溶接して円筒状又は角柱状に組み立てられている。図20及び図21(D)に示す芯鉄筋S3は、地震時の杭基礎B4に発生する引き抜き力の伝達を担う部材であり、鉄筋かごS2に組み込まれている。図20及び図21(E)(F)に示すフーチングB3は、捨てコンクリートC2上に構築されており、この捨てコンクリートC2はフーチングB3を打設する前に割栗や砕石などの上に打設されたコンクリート構造物である。図20に示す検出装置3は、杭頭部B41の鉄筋S1の状態を検出しており、捨てコンクリートC2より上方の鉄筋かごS2の鉄筋S1に固定された状態でフーチングB3のコンクリートC1内に埋設されている。無線タグ4は、例えば、柱B2のコンクリートC1内に埋設されており、信号線5によって検出装置3と電気的に接続されている。
図21(A)に示すように、掘削機械などによってボーリング穴G1を地盤Gに掘削し、このボーリング穴G1に鉄筋かごS2を落とし込み、ボーリング穴G1にコンクリートC1を流し込む。その結果、図21(B)に示すように、コンクリートC1が硬化すると杭基礎B4が構築される。コンクリート打設後の杭頭部B41では、鉄筋かごS2がコンクリートC1によって覆われている。このため、図21(C)に示すように、杭頭部B41のコンクリートC1を取り除き、杭頭部B41の上端面(杭天端)を露出させる。次に、図21(D)に示すように、杭頭部B41の上端面に所定の高さで捨てコンクリートC2を打設し、この捨てコンクリートC2の上面から露出した鉄筋かごS2に芯鉄筋S3を組み込む。このときに、捨てコンクリートC2の上面から露出した鉄筋かごS2の鉄筋S1に検出装置3を固定し、検出装置3に信号線5を接続する。次に、図21(E)に示すように、捨てコンクリートC2上にフーチングB3を構築してフーチングB3内に検出装置3を埋設する。このとき、無線タグ4と接続する側の端部の信号線5が外部に引き出された状態で、捨てコンクリートC2上にフーチングB3が構築される。その後に、図21(F)に示すように、フーチングB3上に柱B2が構築されて、この柱B2内に無線タグ4が埋設される。
この第5実施形態では、杭頭部B41の鉄筋S1の状態を検出装置3が検出する。このため、地震発生時に損傷を受け易い杭基礎B4の損傷状態を評価することができる。また、フーチングB3の下方で杭基礎B4の上部に検出装置3を埋設した場合には、フーチングB3と杭基礎B4との間を信号線5が通過するため、地震時の揺れによってフーチングB3と杭基礎B4とが相対的に変位し信号線5が破断するおそれがある。この第5実施形態では、フーチングB3内の杭基礎B4の上部に検出装置3が埋設されている。このため、地震発生時の揺れによってフーチングB3と杭基礎B4とが相対的に変位しても信号線5が破断するのを防ぐことができる。
図22は、この発明の第6実施形態に係る構造物の状態検出システムの状態検出装置の使用状態を概略的に示す模式図であり、図22(A)は橋梁の柱基部に設置した状態を示す模式図であり、図22(B)は橋梁の橋台基部に設置した状態を示す模式図である。
図22(A)に示す構造物Bは、ラーメン高架橋などのコンクリート構造物である。図22(B)に示す構造物Bは橋梁の両側で桁B1を受ける橋台であり、桁B1を支持する躯体B5を備えている。図22に示す基部B21,B22,B51は、二つの部材が接続する根元部分であり、基部B21は桁B1と接続する柱B2の根元部分であり、基部B22はフーチングB3と接続する柱B2の根元部分であり、基部B51はフーチングB3と接続する躯体B5の根元部分である。検出装置3は、構造物Bの基部B21,B22,B51の状態を検出している。図22(A)に示す検出装置3は、構造物Bがラーメン高架橋などの橋梁であるときにこの橋梁の柱B2の基部B21,B22の状態を検出し、図2(B)に示す検出装置3は構造物Bが橋梁の橋台であるときにこの橋台の基部B51の状態を検出する。
(1) この第6実施形態では、構造物Bの基部B21,B22,B51の状態を検出装置3が検出する。例えば、剛性の高い桁B1やフーチングB3に剛性の低い柱B2や躯体B5が接続されている場合には、地震によって基部B21,B22,B51の鉄筋S1が大きな損傷を受けることがある。この第6実施形態では、このような二つの部材同士の応力を受け持つ強さの比率(剛比)が大きく異なる基部B21,B22,B51の状態を検出装置3によって検出し評価することができる。
図23は、この発明の第7実施形態に係る構造物の状態検出システムの状態検出装置の使用状態を概略的に示す模式図であり、図23(A)は横断面図であり、図23(B)は縦断面図である。図24は、この発明の第7実施形態に係る構造物の状態検出システムの状態検出装置による亀裂の検出動作を説明するための模式図であり、図24(A)は亀裂が発生した初期段階を示す横断面図であり、図24(B)は亀裂が進展した状態を示す横断面図である。
図23に示す検出装置3X〜3Zは、構造物BのコンクリートC1の状態を検出しており、検出感度方向がそれぞれ異なるようにコンクリートC1内に合計3個配置されている。検出装置3X〜3Zは、検出感度方向がそれぞれX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向になるようにコンクリートC1内に配置されており、信号線5によって無線タグ4に接続されている。例えば、検出装置3Xは、図24(A)に示すようにコンクリートC1の表面に沿って鉄筋S1から進展する亀裂W1を検出し、検出装置3Yは図24(B)に示すようにコンクリートC1の表面に向かって鉄筋S1から進展する亀裂W2を検出する。
例えば、図24(A)に示すように、鉄筋S1が腐食すると鉄筋S1の周囲のコンクリートC1が浮き上がり、コンクリートC1の表面に沿って亀裂W1が進展する。その結果、コンクリートC1の表面に沿って鉄筋S1から進展する亀裂W1を検出装置3Xが検出する。図24(B)に示すように、鉄筋S1の腐食がさらに進むと、鉄筋S1からコンクリートC1が剥離して浮き上がりコンクリートC1の劣化がさらに進み、コンクリートC1の表面に向かって亀裂W2が進展する。その結果、コンクリートC1の表面に向かって鉄筋S1から進展する亀裂W2を検出装置3Yが検出する。
(1) この第7実施形態では、構造物BのコンクリートC1の状態を検出装置3X〜3Zが検出する。このため、コンクリートC1の剥離などの劣化状態を検出して、構造物Bの損傷状態を簡単に評価することができる。
図25は、この発明の第8実施形態に係る構造物の状態検出システムによって検出される埋設物を概略的に示す模式図であり、図25(A)は設置前の埋設物の状態を示す外観図であり、図25(B)は設置後の埋設物の状態を示す外観図である。
図25に示す鉄筋かごS2は、検出対象部の状態を検出する検出装置3を備えており、この検出装置3は無線タグ4に信号線5を通じて接続可能である。検出装置3は、検出対象部が鉄筋S1であるときにはこの鉄筋S1の状態を検出し、検出対象部がコンクリートC1であるときにはこのコンクリートC1の状態を検出する。検出装置3は、図25(A)に示すように、鉄筋かごS2を組立工場などで組み立てるときに予め鉄筋S1に固定されており、鉄筋S1に固定された状態で現場に搬入される。検出装置3は、図25(B)に示すように、信号線5によって無線タグ4と接続された状態で鉄筋かごS2とともに現場でコンクリートC1内に埋設される。検出装置3は、例えば、杭基礎B4の外径Dであるときには、フーチングB3の下面から深さH(=1.5D)以内における鉄筋S1に損傷が集中し易い位置に固定されている。この第8実施形態では、第1実施形態〜第7実施形態の効果に加えて、検出装置3を鉄筋S1に取り付けた状態で鉄筋かごS2が製品化されているため、この鉄筋かごS2を現場に搬入して設置するだけで構造物Bの状態を簡単に検出することができる。
この発明は、以上説明した実施形態に限定するものではなく、以下に記載するように種々の変形又は変更が可能であり、これらもこの発明の範囲内である。
(1) この実施形態では、構造物Bとして橋梁を例に挙げて説明したが、トンネル又は架線柱などの他の固定構造物についてもこの発明を適用することができる。また、この実施形態では、鉄道車両が走行する橋梁を例に挙げて説明したが、自動車が走行する橋や歩行者のみが通行する橋などについてもこの発明を適用することができる。さらに、この実施形態では、構造物Bがコンクリート構造である場合を例に挙げて説明したが、このような構造に限定するものではない。例えば、鉄筋コンクリートスラブと鋼桁とによって構成された合成桁や、H形鋼などをRC桁に埋め込み一体化させたH鋼埋め込み桁などの合成(複合)構造などについても、この発明を適用することができる。
2 状態検出装置
3 検出装置
3X〜3Z 検出装置
3a 歪みゲージ
3e 熱電対
4 無線タグ
4a アンテナ部
4b 制御部
4c 記憶部
4d インタフェース部
4f 記憶部
4g 電源部
5 信号線
6 リーダライタ装置
6a アンテナ部
6c 記憶部
6e インタフェース部
6g 制御部
7 評価装置
7a インタフェース部
7c 記憶部
7d 評価部
7f 制御部
7g 補正部
B 構造物(コンクリート構造物)
B1 桁
B2 柱
B21,B22 基部(柱基部)
B3 フーチング
B4 杭基礎
B41 杭頭部
B5 躯体
B51 基部(橋台基部)
C1 コンクリート(検出対象部)
S1 鉄筋(検出対象部)
S2 鉄筋かご(埋設物)
M 利用者
V 車両
R 軌道
W1,W2 亀裂
Claims (14)
- コンクリート構造物の状態を検出する構造物の状態検出装置であって、
前記構造物の状態を埋設状態で検出する検出装置と、
前記検出装置の検出結果を埋設状態で送信する無線タグとを備え、
前記検出装置は、前記構造物の歪みに応じて電気抵抗が変化する歪みゲージを備え、
前記歪みゲージは、
この歪みゲージの検出感度方向がこの構造物の鉄筋の長さ方向に対して平行及び交差するように、前記構造物のコンクリート内にX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向に3つ配置されており、
前記構造物のコンクリートの表面に沿ってこの構造物の鉄筋から進展する亀裂と、前記コンクリートの表面に向かって前記鉄筋から進展する亀裂とを検出すること、
を特徴とする構造物の状態検出装置。 - 請求項1に記載の構造物の状態検出装置において、
前記無線タグは、前記検出装置の検出結果を送信するアンテナ部を備え、
前記アンテナ部は、外部から受信した電波によって発生する誘導起電力を前記検出装置に供給すること、
を特徴とする構造物の状態検出装置。 - 請求項1に記載の構造物の状態検出装置において、
前記無線タグは、
前記検出装置に電力を供給する電源部と、
前記検出装置が所定のタイミングに検出動作を開始するように、前記電源部からこの検出装置への前記電力の供給動作を制御する制御部と、
前記検出装置の検出結果を送信するアンテナ部とを備えること、
を特徴とする構造物の状態検出装置。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の構造物の状態検出装置において、
前記検出装置は、杭頭部の鉄筋の状態を検出すること、
を特徴とする構造物の状態検出装置。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の構造物の状態検出装置において、
前記検出装置は、前記構造物の基部の状態を検出すること、
を特徴とする構造物の状態検出装置。 - 請求項5に記載の構造物の状態検出装置において、
前記検出装置は、橋梁の柱基部又は橋台基部の状態を検出すること、
を特徴とする構造物の状態検出装置。 - 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の構造物の状態検出装置において、
前記検出装置は、前記構造物の温度を検出すること、
を特徴とする構造物の状態検出装置。 - 請求項7に記載の構造物の状態検出装置において、
前記検出装置は、前記構造物の温度に応じて起電力が変化する熱電対を備えること、
を特徴とする構造物の状態検出装置。 - 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の構造物の状態検出装置において、
前記無線タグは、前記検出装置の検出結果を記憶する記憶部を備えること、
を特徴とする構造物の状態検出装置。 - 請求項9に記載の構造物の状態検出装置において、
前記記憶部は、前記構造物の施工完了直後の前記検出装置の検出結果を記憶すること、
を特徴とする構造物の状態検出装置。 - 請求項9又は請求項10に記載の構造物の状態検出装置において、
前記記憶部は、前記検出装置の過去の検出結果を更新してこの検出装置の最新の検出結果を記憶すること、
を特徴とする構造物の状態検出装置。 - コンクリート構造物の状態を検出する構造物の状態検出システムであって、
請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の構造物の状態検出装置と、
前記検出装置の検出結果を前記無線タグから受信するリーダライタ装置と、
を備える構造物の状態検出システム。 - 請求項12に記載の構造物の状態検出システムにおいて、
前記検出装置の検出結果に基づいて前記構造物の損傷状態を評価する評価装置を備えること、
を特徴とする構造物の状態検出システム。 - 請求項13に記載の構造物の状態検出システムにおいて、
前記評価装置は、前記検出装置が前記構造物の歪みと温度とを検出したときに、前記温度に基づいて前記歪みを補正し、補正後の前記歪みに基づいて前記構造物の損傷状態を評価すること、
を特徴とする構造物の状態検出システム。
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