JP2006112863A - 変化量検出装置および変化量検出方法 - Google Patents

変化量検出装置および変化量検出方法 Download PDF

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彰 齋藤
Yoichi Takahashi
陽一 高橋
Tomonaga Oba
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Keiichi Iwazumi
圭一 岩住
Fujio Higuchi
藤男 樋口
Keiko Kobayashi
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Abstract

【課題】
センサを使用して測定対象の初回の状態と、所定の時間経過した後の測定対象の状態とを検知し、その変化量を測定する場合に、その変化量を正確に測定する技術を提供する
【解決手段】
センサから出力される信号電圧をAD変換してAD変換値を出力するAD変換回路と、前記センサの温度を検知する温度センサと、テーブルを格納するメモリと、演算処理装置とを具備する変化量検出装置を構成する。そして、前記演算処理装置は、前記AD変換値の受信に応答して前記センサの温度を特定し、前記温度に対応する初期圧力データを示す初期AD変換値を前記テーブルから読み出し、前記初期AD変換値と前記AD変換値との変化量を特定する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、変化量検出装置および変化量検出方法に関し、特に圧力センサなどの状態検知装置から出力される出力信号の変化を検出する変化量検出装置および変化量検出方法に関する。
近年、車両の安全に係わる規制が日米で相次ぎ強化されている。北米にて施行されるTREAD法(Transportation Recall Enhancement,Acountability and Document Act)によると、2006年以降に販売される新車には、自動車タイヤ空気圧監視システムの装着が義務付けられる。そのため、現在、タイヤの中にセンサを装着して空気圧及び温度を測定する技術が検討されている。当該技術は、タイヤのバルブ部分にセンサユニットを搭載し、4輪全てを個別に監視するシステムである。このため、高精度のモニタリングが可能であり、駐停車中でもタイヤ空気圧を監視することができるなどのメリットを有する。
車両に備えられたタイヤの空気圧を測定する場合、センサユニットをタイヤのバルブ部分などに搭載して空気圧を測定することが一般的である。通常、車両が走行している場合と停車している場合とではタイヤの温度が異なっている。つまり、走行中の車両のタイヤの温度は、路面との摩擦によって停車時よりも上昇している。タイヤの温度が上昇すると、タイヤのバルブ部分に備えられたセンサユニットの温度も上昇してしまう。
タイヤの空気圧を測定する圧力センサは、そのセンサに加えられる圧力が一定であっても、測定するときの温度によって出力が変化してしまうことがある。したがって、一定時間経過後の空気圧の変化を正確に測定するには、タイヤ(つまりは、センサユニット)の温度が、その変化前後にわたって同一であることが要求される。しかしながら、タイヤの空気圧の変化を測定したいときに、その変化の前後にわたる温度が自然状態で同一であることは稀である。そのため、従来は、その温度による誤差を演算によって補正していた(例えば、特許文献1参照)。
図1は、圧力センサの温度特性を示すグラフである。図1のグラフは、圧力一定のときに、温度が変化した場合のセンサ出力の変化を示している。ここで、図1のグラフは、圧力センサに450Kpa(上述の一定の空気圧力)が加えられている場合を例示している。その圧力センサは、図1に示されているように、温度変化に対応して曲線的に出力値を変化させて出力している。演算によって温度変化に対する補正を行う場合、その曲線を表す式を予め定めておくことが要求される。しかしながら、加えられる圧力が変化するとこの曲線も変化してしまうことがある。したがって曲線を表す式を予め定めておくことは、一般的に困難である。そのため、補正を行うときには直線近似的に行うことが通常であるが、直線近似的に補正を行う場合には誤差を含んでしまう。
使用環境温度の変化が大きいタイヤは、その内部の空気圧変動も大きい。たとえば、タイヤの温度が上昇するとタイヤ内部の空気が膨張するため、タイヤ内部の空気圧も上昇する。また、タイヤがパンクする前兆をわずかな空気圧の変化で捕らえる必要もある。従って、タイヤ空気圧を検出するシステムで空気圧の変化を正確に算出するためには、温度変化に対応して空気圧が変化するということも考慮する必要がある。
温度変化によるセンサ出力の誤差を低減させるためには、精度の高いセンサの使用が要求される。しかしながら、精度の高いセンサは高価である。前述のように、2006年以降に販売される新車には、自動車タイヤ空気圧監視システムの装着が義務付けられている。そのため、TPMSに高価な回路を採用すると、それだけコストが増加することになる。また、高精度の圧力センサであっても、温度変化に対応して空気圧が変化する場合の補正を行うことができない。
測定時の温度に依存することなく、一定時間経過後の圧力の変化を正確に測定する技術が望まれている。その場合において、コストを増加させること無く所望の出力を得ることができる技術が望まれている。
特表2003−511287号公報
本発明が解決しようとする課題は、センサを使用して測定対象の初期データと、所定の時間経過した後のデータの変化量を測定する場合に、そのセンサが温度変化によって出力誤差を発生させてしまうセンサであってもその変化量を正確に測定する技術を提供することにある。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
上記課題を解決するために、センサ(2)から出力される信号電圧をAD変換してAD変換値を出力するAD変換回路(5)と、前記センサ(2)の温度を検知する温度センサ(3)と、テーブル(70)を格納するメモリ(81)と、演算処理装置(82)とを具備する変化量検出装置(1)を構成する。そして、前記演算処理装置(82)は、前記AD変換値の受信に応答して前記センサ(2)の温度を特定する。テーブル(70)には温度毎の初期圧力データ(71)を格納しておく。そして、前記温度に対応する初期圧力データを示す初期AD変換値を前記テーブル(70)から読み出して前記初期AD変換値と前記AD変換値との変化量を特定する。
本発明によると、センサを使用して測定対象の初回の状態と、所定の時間経過した後の状態との変化量を測定する場合において、そのセンサが温度変化によって出力誤差を発生させてしまうセンサであっても、その変化量を正確に測定することができる。また、温度変化に対応して空気圧自体が変化する場合でも、その変化量を正確に測定することができる。
[実施の形態の構成]
以下に、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明を行う。以下に述べる実施の形態では、本発明の半導体装置を自動車タイヤ空気圧監視システム、特にTPMS(Tire Pressure Monitoring Systems)に適用した場合を例に説明を行う。
初めに、本発明の実施の形態に係わる半導体装置1を備えたデータ通信装置(本実施の形態においては「送信側モジュール」)が装備されるTPMS(Tire Pressure Monitoring System)の概略構成を図2を参照して説明する。
TPMS10は、タイヤに装着される送信側モジュール15a〜dと、車体側に設置されるセンサイニシエータ18a〜dおよび受信側モジュール22とからなる。送信側モジュール15a〜dは、圧力および温度等を検出するための数種類のセンサと、受信側モジュール22へ上記センサで取得されたデータ信号をRF(Radio Frequency)の電波で送信するための送信部16a〜dと、センサイニシエータ18a〜dから送信されるコマンドデータ信号をLF(Low Frequency)の電波で受信するための受信部とを備えている。また、受信側モジュール22は、送信側モジュール15a〜dから送信されるデータ信号を受信するのみでなく、Key Less Entryなどから送信されるRFの電波を受信するための受信機能をも併せ持っている。
図3および図4に本発明の実施の形態に係わるTPMS10のシステムブロック図を示す。また、図5には本発明の実施の形態に係わるTPMS10における無線通信経路を示す。
図3から図5を参照すると、本実施形態に係わるTPMS10の送信側モジュール15a〜dは、全てのタイヤ10a〜dに装着される。送信側モジュール15a〜dは、空気圧センサ2a〜d、温度センサ3a〜dと、受信側モジュール22に上記センサで取得された測定データをRFの電波で送信するための送信部16a〜dとを備えている。
運転者が車に搭乗する際、運転者により受信側モジュール22へKey Less Entry用のRF電波が送信される。受信側モジュール22においてKey Less Entry用のRF電波が受信されると、受信側モジュール22から車内LAN20を介してセンサイニシエータ18a〜dへ向けて起動を知らせるためのコマンド信号が送信される。センサイニシエータ18a〜dは、そのコマンド信号に応答してLF電波により送信側モジュール15a〜dを起動させる。送信側モジュール15a〜dが起動すると、その送信側モジュール15a〜dに備えられた各種センサにより、直ちにタイヤの空気圧および温度が測定される。そして、測定により得られた情報は、送信部16a〜dにより、データ信号としてRF(433MHz、315MHz)の電波で車体側に装着されている受信側モジュール22に入力される。受信側モジュール22は、入力されたデータ信号に基づき、表示装置25(表示部24、警報部26など)により、運転者に対してタイヤの空気圧情報を知らせている。
車が走行を開始すると、タイヤに装備されている図示せぬ走行検出器により車の走行が感知されて、特定の時間間隔毎に、あるいはタイヤの空気圧変動及びタイヤ内の温度の変化が規定値以上になった場合に、空気圧センサ2a〜dおよび温度センサ3a〜dで取得されたタイヤの空気圧および温度情報等を示すデータ信号が送信側モジュール15a〜dの送信部16a〜dによりRFの電波で受信側モジュール22に送信される。そして、受信側モジュール22に入力されたデータ信号は、所定の演算処理によってデータ処理された後、車内LAN20を介して表示部24および警報部26に送信され、運転者にタイヤの空気圧および温度情報等が知らされる。
その送信側モジュール15a〜dは、半導体装置1と、圧力センサ2と、RFアンテナ21aと、コイルアンテナ21bとを含んで構成されている。図6は、本発明の第1の実施形態における半導体装置1の構成を示すブロック図である。第1の実施形態における半導体装置1は、前述の送信側モジュール15a〜dの各々に備えられている。図6に示されている圧力センサ2は、タイヤの空気圧を検出する空気圧力センサである。圧力センサ2は、タイヤ内部に備えられ、そのタイヤの空気圧に応答してセンサ出力としての信号電圧を出力している。以下の実施形態の説明では、圧力センサ2は、前述の図1に示されている特性と同様の特性を有するセンサであることを前提に説明を行う。
図6に示されているように、半導体装置1は、圧力センサ2から出力される信号電圧を受ける端子T1および端子T2を備えている。半導体装置1は、端子T1および端子T2を介して受信した信号電圧を増幅して増幅電圧を生成している。半導体装置1は、その増幅電圧をAD変換してAD変換値(デジタル信号)を生成する。さらに、半導体装置1は、そのAD変換値に基づいて空気圧力データを生成し、端子T3からRFアンテナ21aを介して受信側モジュール22に出力している。また、半導体装置1には、コイルアンテナ21bが受信した信号が端子T4介して供給されている。
RFアンテナ21aは、データ信号のRF電波を送信するアンテナである。RFアンテナ21aは、端子T3を介して、供給されるRF電波を、車体に装着されている受信側モジュール22に送信している。
コイルアンテナ21bは、受信側モジュール(図示されず)から送信されるコマンド信号のLF電波を受信するためのコイルアンテナである。コイルアンテナ21bは、受信したコマンド信号を端子T4を介してLF受信回路7に供給している。また、図5に示されているように、半導体装置1はさらに、温度センサ3と、増幅回路4と、AD変換回路5と、RF送信回路6と、LF受信回路7と、マイクロコンピュータ8とを含んで構成されている。
温度センサ3は、(圧力センサ2を含む)タイヤ内の温度を検出する温度状態検知器である。温度センサ3は、検出した温度に応答した信号電圧を生成してAD変換回路5に供給している。増幅回路4は、圧力センサ2から供給される信号電圧を増幅して出力する回路である。増幅回路4は、圧力センサ2から供給される信号電圧を受信している。増幅回路4によって増幅された増幅電圧(アナログ信号)は、AD変換回路5に供給されている。AD変換回路5は、増幅回路4から供給されるアナログ信号をデジタル信号に変換する回路である。AD変換回路5は、増幅回路4から供給される増幅電圧を受信している。AD変換回路5は、その増幅電圧に対してAD変換を実行し、マイクロコンピュータ8に出力している。また、AD変換回路5は温度センサ3から出力される信号電圧のAD変換も実行している。
RF送信回路6は、バス9を介して供給されるデータを送信するデータ送信モジュールである。RF送信回路6は、供給されたデータをデータ信号としてRFアンテナ21aを介して受信側モジュールへRFの電波で送信している。LF受信回路7は、コイルアンテナ21bから供給されるコマンド信号を処理する信号処理装置である。LF受信回路7は信号処理を行ったコマンド信号をバス9を介してマイクロコンピュータ8に供給している。
マイクロコンピュータ8は、半導体装置1に備えられた集積回路である。マイクロコンピュータ8は、AD変換回路5から供給されるデジタル信号に基づいてタイヤの空気圧(または温度)を算出する。マイクロコンピュータ8は、算出した空気圧を空気圧データ信号としてRF送信回路6へ出力している。RF送信回路6へ出力された空気圧データ信号は、前述のRFアンテナ21aを介して受信側モジュールへRFの電波で送信される。図6に示されているように、マイクロコンピュータ8はメモリ81とCPU82とを含んで構成されている。メモリ81は、情報の読み出し/書込みが可能な記憶装置である。本実施の形態におけるメモリ81は、RAM(Random Access Memory)であることを前提に説明をおこなう。なお、これは本発明のメモリ81の構成を限定するものではなく、例えば、EEPROMに代表される不揮発性メモリでメモリ81を構成することも可能である。CPU82は、マイクロコンピュータ8に備えられた演算処理部である。CPU82は、半導体装置1に備えられた各種装置の制御やバス9を介して受信するデータの処理を実行している。
図7は、メモリ81に格納されているテーブルである。図7に示されているように、テーブル70は、温度範囲71に対応させて、空気圧情報(72〜75)を格納している。
温度範囲は、温度センサ3で検知された温度を所定の範囲ごとに振分けるための温度範囲情報である。図7に示されているように、テーブル70に格納されている温度範囲71は、摂氏5度の間隔で、圧力変化を監視する温度範囲を切り替えている。この間隔は、任意に変更することができる。例えば、圧力センサ2が大きい温度依存性を有する場合(温度変化に対する出力値の変動が大きい場合)、圧力変化を監視する温度範囲を狭めることで、信頼性の高い監視を行うことができる。
初期値72は、圧力の変化を算出するための初期圧力情報であり、最新実測値73は、現在における最新の圧力を示す情報である。マイクロコンピュータ8は、AD変換回路5から供給される現在の圧力情報を受信したときに、テーブル70を参照する。このとき、テーブル70の初期値72に初期値が格納されていない場合、その現在の圧力情報を初期値72としてメモリ81に格納する。したがって、初期値が格納されていないときは、例えば、温度範囲71が5℃〜10℃の行に示されるような格納状態になる。変化値74は、上記の初期値72と最新実測値73との差を示す情報である。要警告値75は、警告が必要な変化値(圧力減少値、または増加値)の値を示す情報である。要警告値75は、マイクロコンピュータ8が警告信号を出力するときの閾値として使用される。このように、各温度範囲に対応する初期値を予め備えておき、現在の圧力値と現在の温度での初期値とを比較することで、変化量を算出する。従って、温度上昇に対応してタイヤ内部の空気が膨張する場合であっても、複雑な補正計算を行うことなく空気圧変化を算出することができる。
[実施の形態の動作]
図8は本実施の形態の動作を示すフローチャートである。図8に示される動作は、車両に備えられたタイヤ空気圧力監視システムが動作すると開始する。システムがその動作を開始すると、送信モジュールは起動待機状態となりセンサイニシエータ18a〜dから送信されるコマンドデータ信号(LFの電波)で受信を待機する。通常、タイヤの空気圧は、自動車のユーザの好みで決定される。したがって、そのユーザが任意のタイミングでデータ初期化を行うことで、そのときのタイヤ圧力を初期値に設定することが可能になる。
システムがその動作を開始すると、送信側モジュールは起動待機状態となり、センサイニシエータ18a〜dから送信されるコマンドデータ信号(LFの電波)の受信を待機する(ステップS100)。ステップS100において、送信側モジュールは、コマンドデータ信号(LFの電波)を受信するとステップS101に進む。
ステップS101において、半導体装置1は、コイルアンテナ21bを介してデータ初期化命令を受信したかどうかを判断する。具体的には、受信した初期化命令は、LF受信回路7で信号処理を行った後マイクロコンピュータ8に供給され、マイクロコンピュータ8によってその判断が行われる。その判断の結果、データ初期化命令を受信した場合、CPU82は、メモリ81にアクセスし、テーブル70格納されたデータ(初期値72、最新実測値73、最新実測値73)の初期化を行う(ステップS102)。データ初期化命令を受信していない場合、処理はステップS103に進む。
ステップS103において、マイクロコンピュータ8は、AD変換回路5から供給された圧力データ(AD変換値)を受信する。マイクロコンピュータ8は、ステップS103で受信したデータに基づいて現在の圧力値を特定する(ステップS104)。ステップS105において、マイクロコンピュータ8は、圧力の特定完了に応答して、現在の温度の特定を行う。温度の特定が完了した後、ステップS106に進む。
ステップS106において、マイクロコンピュータ8は、テーブル70を参照し、ステップS105で特定した温度に対応する温度範囲71を特定する。そして、マイクロコンピュータ8は特定した温度範囲71に対応する初期値72が格納されているかの判断を行う。初期値72が格納されていなかった場合、処理はステップS107に進み、その圧力データを初期値72値として格納する。初期値の格納が完了した後、処理はステップS100戻り、待機動作を継続する。初期値72が格納されていた場合、ステップS108に進み、その圧力データを最新実測値73として格納する。このとき、前回測定された最新実測値73が格納されている場合、マイクロコンピュータ8は、最新実測値73の値を更新する。
ステップS109において、マイクロコンピュータ8は、最新実測値73の更新完了に応答して、変化値74の算出を行う。ステップS110において、マイクロコンピュータ8は、算出された変化値が要警告値75を超えているかどうかの判断を行う。要警告値75を超えていなかった場合は、現在の変化値を所定の表示装置に出力する(ステップS111)。表示装置に出力した後、処理はステップS100戻り、待機動作を継続する。要警告値75を超えている場合は、ステップS112に進み、警告信号を生成して所定の装置に出力する。警告信号の出力後は、処理はステップS100戻り、待機動作を継続する。
以上のような構成・動作により、圧力センサに温度依存性が存在する場合であっても、初期値として格納する圧力データと、現在の圧力とを適切に比較することが可能になる。したがって、温度変化による出力誤差を低減させることが可能になる。また、タイヤの空気圧の変化を正確に算出するためには、温度変化に対応して空気圧が変化するということも考慮する必要がある。各温度範囲に対応する初期値を予め備えておき、現在の圧力値と現在の温度での初期値とを比較することで、温度上昇に対応してタイヤ内部の空気が膨張する場合であっても、複雑な補正計算を行うことなく空気圧変化を算出することができる。
図1は、圧力センサの温度特性を示すグラフである。 図2は、本発明の実施形態に係わるTPMS(Tire Pressure Monitoring System)の概略構成図である。 図3は、本発明の実施形態に係わるTPMS(Tire Pressure Monitoring System)のシステムブロック図である。 図4は、本発明の実施形態に係わるTPMS(Tire Pressure Monitoring System)のシステムブロック図である。 図5は、本発明の実施の形態に係わるTPMS(Tire Pressure Monitoring System)での無線通信経路を示す図である。 図6は、本発明の実施形態における半導体装置の構成を示すブロック図である。 図7は、メモリに格納されるテーブルである。 図8は、本実施の形態の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10…TPMS
1…半導体装置
2…圧力センサ
3…温度センサ
4…増幅回路
5…AD変換回路
6…RF送信回路
7…LF受信回路
8…マイクロコンピュータ
81…メモリ、82…CPU
9…バス
21a…RFアンテナ
21b…コイルアンテナ
70…テーブル
71…温度範囲
72…初期値
73…最新実測値
74…変化値
75…要警告値

Claims (14)

  1. センサから出力される信号電圧をAD変換してAD変換値を出力するAD変換回路と、
    前記センサの温度を検知する温度センサと、
    テーブルを格納するメモリと、
    演算処理装置と
    を具備し、
    前記演算処理装置は、前記AD変換値の受信に応答して、前記温度センサから出力される前記センサの温度を特定し、前記温度に対応する初期データを示す初期AD変換値を前記テーブルから読み出し、前記初期AD変換値と前記AD変換値との変化量を特定する
    変化量検出装置。
  2. 請求項1に記載の変化量検出装置において、
    前記演算処理装置は、前記AD変換値の受信に応答して前記センサの温度を特定し、
    前記温度に対応する初期データを示す初期AD変換値が前記テーブルに格納されていないときに前記AD変換値を前記初期AD変換値として前記テーブルに格納する
    変化量検出装置。
  3. 請求項2に記載の変化量検出装置において、
    前記テーブルは、さらに、警告信号出力閾値を格納し、
    前記演算処理装置は、前記変化量が前記警告信号出力閾値を超えるときに、警告信号を生成して出力する
    圧力変化検出装置。
  4. 請求項3に記載の変化量検出装置において、
    前記演算処理装置は、データ初期化命令に応答して、前記テーブルに格納される前記初期AD変換値を消去する
    変化量検出装置。
  5. 圧力センサと、
    前記圧力センサから出力される信号電圧をAD変換してAD変換値を出力するAD変換回路と、
    前記圧力センサの温度を検知する温度センサと、
    テーブルを格納するメモリと、
    演算処理装置と、
    受信するコマンド信号を前記演算処理装置に供給する受信回路と、
    前記演算処理装置から出力される変化量データを送信する送信回路と、
    を具備し、
    前記メモリは、温度毎の初期圧力データを示す初期AD変換値を前記テーブルに格納し、
    前記演算処理装置は、前記AD変換値の受信に応答して前記圧力センサの温度を特定し、前記温度に対応する初期AD変換値を前記テーブルから読み出し、前記読み出した初期AD変換値と前記AD変換値との変化量を算出し、前記変化量に基づいて変化量データを生成し、前記変化量データを前記送信回路を介して出力する
    データ送信装置。
  6. 請求項5に記載のデータ送信装置において、
    前記演算処理装置は、前記AD変換値の受信に応答して前記圧力センサの温度を特定し、
    前記温度に対応する初期圧力データを示す初期AD変換値が前記テーブルに格納されていないときに前記AD変換値を前記メモリに供給し、
    前記メモリは、前記AD変換値を前記初期AD変換値として前記テーブルに格納する
    データ送信装置。
  7. 請求項6に記載のデータ送信装置において、
    前記メモリは、さらに、警告信号出力閾値を前記テーブルに格納し、
    前記演算処理装置は、前記変化量と、前記警告信号出力閾値とを照合し、前記警告信号出力閾値を超えるときに、警告信号を生成して前記送信回路を介して出力する
    データ送信装置。
  8. 請求項7に記載のデータ送信装置において、
    前記演算処理装置は、前記受信回路を介して供給されるコマンド信号に応答して、前記テーブルに格納される前記初期AD変換値をリセットする
    データ送信装置。
  9. データ送信装置と、
    前記データ送信装置から供給され変化量データを受信する受信装置と
    を具備する自動車であって、
    前記データ送信装置は、
    前記自動車のタイヤの空気圧力を検知する圧力センサと、
    前記圧力センサから出力される信号電圧をAD変換してAD変換値を出力するAD変換回路と、
    前記圧力センサの温度を検知する温度センサと、
    メモリと、前記メモリは、前記タイヤの空気圧の初期値圧力データを示す初期AD変換値を温度毎に格納するテーブルを有し、
    演算処理装置と、
    受信するコマンド信号を前記演算処理装置に供給する受信回路と、
    前記演算処理装置から出力される変化量データを送信する送信回路と、
    を具備し、
    前記演算処理装置は、前記AD変換値の受信に応答して前記圧力センサの温度を特定し、前記温度に対応する初期AD変換値を前記テーブルから読み出し、前記読み出した初期AD変換値と前記AD変換値との変化量を算出し、前記変化量に基づいて変化量データを生成し、前記変化量データを前記送信回路を介して前記受信装置に出力する
    自動車。
  10. タイヤの空気圧の変化量を測定するためのプログラムであって、
    (a)前記タイヤの圧力値を示すAD変換値を受信するステップと、
    (b)前記AD変換値の受信に応答して、前記タイヤの現在の温度を特定するステップと、
    (c)前記温度に対応する初期圧力データをテーブルから読み出すステップと、
    (d)前記初期圧力データと前記AD変換値とを比較するステップ
    を具備する方法をコンピュータで実行可能なプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムにおいて、さらに、
    (e)前記温度に対応する初期圧力データを示す初期AD変換値が前記テーブルに格納されているかどうか判断するステップと、
    (f)前記初期AD変換値が前記テーブルに格納されていないときに前記AD変換値を前記初期AD変換値として前記テーブルに格納するステップ
    を具備する方法をコンピュータで実行可能なプログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムにおいて、さらに、
    (g)前記テーブルから警告信号出力閾値を読み出すステップと、
    (h)前記変化量が前記警告信号出力閾値を超えているかどうか判断するステップと、
    (i)前記変化量が前記警告信号出力閾値を超えているときに、警告信号を生成して出力するステップ
    を具備する方法をコンピュータで実行可能なプログラム。
  13. 請求項12に記載のプログラムにおいて、さらに、
    (j)データ初期化命令に応答して、前記テーブルに格納される前記初期AD変換値を消去するステップ
    を具備する方法をコンピュータで実行可能なプログラム。
  14. 圧力センサで空気圧力を検知するステップと、
    前記圧力センサから出力される信号電圧をAD変換してAD変換値を出力するステップと、
    前記圧力センサの温度を検知するステップと
    前記演算処理装置から出力される変化量データを送信するステップと、
    前記AD変換値の受信に応答して前記圧力センサの温度を特定するステップと、
    温度毎の初期圧力データを示す初期AD変換値を格納しているテーブルから、前記温度に対応する初期AD変換値を読み出すステップと、
    前記読み出した初期AD変換値と前記AD変換値との変化量を算出するステップと、
    前記変化量に基づいて変化量データを生成するステップと、
    前記変化量データを前記送信回路を介して出力するステップ
    を具備するデータ送信方法。
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