JP4974238B2 - 建物 - Google Patents

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Description

本発明は、車両が格納される車庫により構成され又は当該車庫を一部に含んで構成されている建物に関する。
車庫用建物や車庫付き建物の車庫内において車両のエンジンが作動すると、その車庫内に車両の排ガスが充満するおそれがある。そこで、車庫内の換気を行う換気扇を備えた車庫内の換気装置が提案されている(特許文献1参照)。この換気装置によれば、車庫内の排ガス濃度が一定以上になることを抑制することができる。
特開平10−160213号公報
しかしながら、特許文献1に記載された換気装置では、車庫内の排ガス濃度が所定レベル以上にまで高まらなければ換気扇が作動しない。また、換気扇が作動した後も、排ガス濃度が十分に低下するまでには一定の時間が必要となる。このように、車庫内環境が十分であるとは言い難い。
本発明は上述の問題を解決するためになされたものであって、車庫内環境を良好に保つ建物を提供することを主たる目的とするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
第1の発明は、車両が駐車される車庫により構成され又は当該車庫を一部に含んで構成されている建物であって、車庫内の換気を行う換気装置と、車庫内にある車両のエンジン始動に関連付けて換気装置を作動させる制御手段と、を備えている。
ここで、車庫内に駐車された車両を暖機運転するなど、車庫内でエンジンが始動されると、車庫内の排ガス濃度が急激に高まることが考えられる。この点、第1の発明によれば、エンジン始動に関連付けて換気装置を作動させることで、排ガス濃度が高まる前から換気を開始することができる。これにより車庫内環境を良好に保つことができる。
第2の発明では、制御手段は、車庫内にある車両のエンジン始動前に換気装置を作動させる。このようにエンジン始動前から換気を開始することで、エンジン始動当初から効率よく車両の排ガスを屋外に排出することができる。これにより車庫内環境を一層良好に保つことができる。
第3の発明では、制御手段は、車庫内にある車両のエンジンを始動させる始動装置のエンジン始動操作に応じて換気装置を作動させる。この第3の発明によれば、車両のエンジン始動操作に伴って換気が自動的に開始されるため、建物の使用者に車庫内の換気を意識させることなく車庫内環境を良好に保つことができる。
第4の発明では、換気装置は、車庫の車両進入方向奥側において天井側から土間側に流れる換気流を発生させ、その換気流に乗せて車両の排ガスを屋外に排出する。
この第4の発明によれば、車庫内において車両進入方向奥側の換気を促進することができる。ここで、一般に車両の排ガスは同車両の後部から排出される。そのため、車両が後進で車庫内に入庫された場合には、車両の排ガスは車庫内の車両進入方向奥側に排出される。したがって、上述の如く車庫内の車両進入方向奥側の換気を促進することにより、特に車両が後進で車庫内に入庫された場合において、車両の排ガスを屋外に効率よく排出することができる。また、多くの場合、車両の排ガスは同車両から車庫の土間面近傍に排出される。したがって、上述の如く天井側から土間側に流れる換気流を発生させることにより、車両の排ガスが車庫内に拡散する前に、その排ガスを土間面近傍で換気流に乗せて、屋外へ排出することができる。
第5の発明では、換気装置は、車庫に設けられた給気口から屋内に取り入れられた外気を車庫内の車両進入方向奥側に供給する給気部と、車庫内の車両進入方向奥側の内気を車庫に設けられた排気口から屋外に排出する排気部とを有している。
この第5の発明によれば、給気部により車庫内の車両進入方向奥側に外気が供給され、排気部により車庫内の車両進入方向奥側の内気が屋外に排出される。これにより、屋外から給気口を通って車庫内の車両進入方向奥側に流入し、車庫内の車両進入方向奥側から排気口を通って屋外に流出する換気流を車庫内に発生させることができる。
第6の発明では、排気部は、車庫の車両進入方向奥側から排気口側に延びる排気通路と、車庫の車両進入方向奥側の内気を排気通路経由で排気口側へ送る排気用送風機とを有している。この場合、排気用送風機を作動(回転)させることで、車庫の車両進入方向奥側の内気を、排気通路経由で排気口側へ送り排気口から屋外に排出することができる。特に、第6の発明では、排気通路を、車庫の土間面よりも下方に設け、車庫の車両進入方向奥側で土間面に開口させている。この場合、車庫の車両進入方向奥側において、土間面近傍を通る換気流を車庫内に発生させることができる。これにより、土間面近傍に排出された車両の排ガスを換気流に乗せて効率よく屋外に排出することができる。
第7の発明では、給気部は、給気口側から車庫の車両進入方向奥側に延びる給気通路と、給気口から屋内に取り入れた外気を給気通路経由で車庫の車両進入方向奥側へ送る給気用送風機とを有している。この場合、給気用送風機を作動(回転)させることで、車庫の車両進入方向奥側の内気を、給気口から屋内に取り入れた外気を給気通路経由で車庫の車両進入方向奥側へ送ることができる。特に、第7の発明では、給気通路を車庫の天井側に設けている。これにより、車庫の車両進入方向奥側において、車庫の天井側から土間側へ流れる換気流を発生させることができる。
第8の発明では、複数のスラットが連結されたシャッタカーテンと各スラットを駆動する駆動部とを有し、シャッタカーテンにより車庫の車両出入り口を開閉する電動シャッタ装置を更に備えている。そして、制御手段は、駆動部による各スラットの駆動を制御して、シャッタカーテンの中間領域のスラットを閉状態とし、その上部領域及び下部領域のスラットを開状態とすることにより、シャッタカーテンに給気口及び排気口を形成する。
この第8の発明によれば、シャッタカーテンに給気口及び排気口を形成するため、車庫に給気口専用の開口や排気口専用の開口を設ける必要がない。
第9の発明では、車庫内において車両の有無を検出する車両検出装置を更に備え、制御手段は、車両検出装置により検出された車両の有無に基づいて換気装置を作動又は停止させる。ここで、車庫内に車両がある場合には、その車両から新たな排ガスが排出される可能性がある。一方、車庫内に車両がない場合には、新たな排ガスが車両から車庫内に排出されることはない。そのため、車両の有無を換気装置の制御パラメータの一つとすることで、換気装置を新たな排ガス発生の蓋然性に応じて適切に制御することができる。
第10の発明では、車庫内の排ガス濃度を検出する排ガス濃度検出装置を更に備え、制御手段は、排ガス濃度検出装置による排ガス濃度の検出結果に基づいて換気装置を停止させる。この第9の発明によれば、排ガス濃度が所定レベルに低下するまでは、換気装置による車庫内の換気が継続される。これにより、車庫内環境を一定レベル以上に保つことができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、車庫付き建物において、ガレージ内が換気システムによって換気されるようになっている。
はじめに、図1〜図3を参照しながら、本実施形態による車庫付き建物の概略構成について説明する。図1において、(a)は車庫付き建物の正面図、(b)は車庫付き建物の断面図である。
図1に示すように建物10は、一階部分に少なくともガレージ11を備えるとともに二階部分に例えば居室12を備える車庫付き建物である。ガレージ11は、車両50の出入り口17を有するとともにその出入り口17を除く周囲が壁により仕切られている。ガレージ11には、車両50の出入り口17を開閉するシャッタ装置30が設けられている。ガレージ11の天井面を形成する天井材18は二階部分の床材19と所定間隔をおいた下方に配置されており、天井材18と二階部分の床材19との間には所定の空間が形成されている。また、ガレージ11の床面はコンクリートが打設される等して土間材20が形成されている。
シャッタ装置30は、出入り口17上方の例えば屋内に取り付けられたシャッタケース31や、そのシャッタケース31に巻かれた状態で収納されるシャッタカーテン32などから構成されている。そして、シャッタカーテン32がシャッタケース31から引き出される(降下する)ことで出入り口17が閉鎖され、シャッタカーテン32がシャッタケース31内に巻き取られる(上昇する)ことで出入り口17が開放されるようになっている。シャッタカーテン32によって出入り口17が閉鎖された状態では、ガレージ11は概ね閉じた空間となる。
図2はシャッタ装置30の詳細構成を示す図である。なお、図2では、説明の便宜上、シャッタ装置30の左右両端に設けられるガイドレールやシャッタケース31(図1参照)の図示を省略している。シャッタ装置30において、シャッタカーテン32は、多数のスラット33を上下(スラット33の短手方向)に連結して構成されている。すなわち、上下に隣り合うスラット33の一部が互いに係合されることで、多数のスラット33が一体となってシャッタカーテン32を構成している。なお、多数のスラット33間を係合する構成は周知であるため、ここでは説明を省略する。
多数のスラット33のうち最上部のスラットには巻取ドラム34が連結されており、その巻取ドラム34にはドラム駆動部35が連結されている。ドラム駆動部35は電動モータなどから構成されており、巻取ドラム34がドラム駆動部35によって正逆いずれかの方向に回転駆動されることによって、シャッタカーテン32(多数の連結されたスラット33)が巻き取り又は引き出される。
シャッタカーテン32の側方には、各スラット33の角度(以下「スラット角度」という)を調整するための開閉ガイド機構36〜38が設けられている。開閉ガイド機構36〜38は、スラット33の一部に係合可能な係合リンク部39を有しており、係合リンク部39によってスラット角度が調整可能とされている。また、開閉ガイド機構36〜38には、電動モータなどから構成されたスラット駆動部40が連結されており、これらの開閉ガイド機構36〜38の各機構がスラット駆動部40により駆動されることで、シャッタカーテン32の上部領域32a、中間領域32b及び下部領域32cの各領域単位でスラット33がそれぞれ一斉に傾斜可能とされている。また、シャッタ装置30は、シャッタカーテン32の上部領域32a、中間領域32b及び下部領域32cの各領域のスラット角度を示す信号を出力するようになっている。
ガレージ11には、ガレージ11内を換気する換気装置が設けられている。換気装置は、給気用ダクト13、給気用ファン14、排気用ダクト15、排気用ファン16などで構成されている。
詳しくは、ガレージ11の天井材18と二階部分の床材19との間には、ガレージ11の車両進入方向手前側(出入り口17側)からガレージ11の車両進入方向奥側(出入り口17とは反対側)に延びる管状の給気用ダクト13が設けられている。給気用ダクト13は、天井材18の上方に配置されているため、ガレージ11の内部空間を狭くすることはない。給気用ダクト13の両端開口部は、天井材18のうち出入り口17側の端部とそこからみて奥側の端部とにおいて下方に向けて開口している。給気用ダクト13内には給気用ファン14が設けられている。給気用ファン14は、給気用ダクト13内の給気通路においてガレージ11手前側から奥側へ向かう気流が発生するように配置されている。したがって、給気用ファン14の駆動により、出入り口17の上部付近から給気用ダクト13に空気が取り込まれ、給気用ダクト13内に入った空気はガレージ11の奥側上部より排出される。この給気用ファン14は、その回転速度を示す信号を出力するようになっている。
ガレージ11の土間材20表面よりも下方には、ガレージ11奥側から手前側に延びる管状の排気用ダクト15が設けられている。排気用ダクト15は、例えば、土間材20をコンクリートによって形成する際に、予め排気用ダクト15を所定位置に位置決めした上でその排気用ダクト15を埋めるようにコンクリートを打設することにより設置される。排気用ダクト15は、このように土間材20表面より下方に配置されているため、ガレージ11の内部空間を狭くすることはない。排気用ダクト15の両端開口部は、土間材20のうち出入り口17側の端部とそこからみて奥側の端部とにおいて上方に向けて開口している。排気用ダクト15内の排気入口には排気用ファン16が設けられている。排気用ファン16は、排気用ダクト15内の排気通路においてガレージ11奥側から手前側へ向かう気流が発生するように配置されている。したがって、排気用ファン16の駆動により、ガレージ11の奥側下部から排気用ダクト15に空気が取り込まれ、排気用ダクト15内に入った空気はガレージ11の出入り口17の下部付近より排出される。この排気用ファン16は、その回転速度を示す信号を出力するようになっている。
給気用ダクト13及び給気用ファン14が「給気部」に相当し、排気用ダクト15及び排気用ファン16が「排気部」に相当する。また、給気用ファン14が「給気用送風機」に相当し、排気用ファン16が「排気用送風機」に相当する。なお、給気用送風機及び排気用送風機はブロワでもよい。
以上説明したガレージ11では、シャッタ装置30において、シャッタカーテン32の中間領域32bを閉鎖状態として上部領域32a及び下部領域32cを開放状態とすることで、シャッタカーテン32の上部領域32a及び下部領域32cにそれぞれ給気口及び排気口を形成することができる。また換気装置において、給気用ファン14及び排気用ファン16を作動(回転)させることで、シャッタカーテン32の上部領域32aに形成された給気口から給気用ダクト13を通ってガレージ11奥側まで流れ、ガレージ11奥側から排気用ダクト15を通ってシャッタカーテン32の下部領域32cに形成された排気口まで流れる換気流をガレージ11内に発生させることができる。
この換気装置による換気流は、ガレージ11内に停められた車両50のマフラー51近傍を流れるようになっている。詳しくは、図3(a)に示すように、車両50のマフラー51がガレージ11奥側に位置するように同ガレージ11内に車両50が停まっている場合には、ガレージ11奥側にて給気用ダクト13の給気出口から排気用ダクト15の排気入口に向かって流れる換気流が車両50のマフラー51近傍を流れる。一方、図3(b)に示すように、車両50のマフラー51がガレージ11の手前側に位置するように同ガレージ11内に車両50が停まっている場合には、ガレージ11の手前側にて排気用ダクト15の排気出口からシャッタカーテン32の下部領域32cへ向かって流れる換気流が車両50のマフラー51近傍を流れる。そして、マフラー51から排出される排気ガスは換気流に引きずられて換気流に乗る。すなわち、マフラー51の出口に直接換気流が作用する場合には、排気ガスが換気流に直接乗ることになる。また、マフラー51の出口から若干離れた箇所に換気流が存在する場合には、換気流の周辺が負圧になって排気ガスが換気流に向けて移動する結果、排気ガスが換気流に速やかに乗ることになる。これにより、車両50が後進及び前進のいずれでガレージ11内に入庫された場合でも、車両50の排気ガスを換気流に乗せて効率よく屋外へ排出することができる。
ガレージ11の天井材18には排ガス濃度センサ23が取り付けられている。排ガス濃度センサ23は、ガレージ11内の排ガス濃度に応じた検出信号を出力する。また、ガレージ11の土間材20には車両検出センサ24が取り付けられている。車両検出センサ24はガレージ11内に車両があるか否かを示す検出信号を出力する。
また、例えば居室12には建物用コントローラ25が設置されている。この建物用コントローラ25は、CPUやメモリ等を備えた周知のマイクロコンピュータを主体として構成されており、建物10の各部を制御する。特に本実施形態では、建物用コントローラ25はガレージ11の換気装置を制御可能に構成されている。
建物用コントローラ25には、上述したシャッタ装置30、給気用ファン14、排気用ファン16、排ガス濃度センサ23、車両検出センサ24が接続されている。また、このコントローラ25には、同コントローラ用のリモコン26及び車両50に搭載されたECU52が無線接続されている。ここで、リモコン26とは、建物10使用者の操作に応じた各種の要求信号を建物用コントローラ25に対して送信する無線端末である。特に本実施形態では、リモコン26は、エンジン始動要求信号(車両50のエンジン始動を要求する信号)を送信可能に構成されている。このリモコン26が「始動装置」に相当する。また、ECU52は、CPU、メモリ等を備えた周知のマイクロコンピュータを主体とする車両用のコントローラである。特に本実施形態では、ECU52は、建物用コントローラ25のエンジン始動指令信号(コントローラ25がECU52に対してエンジン始動を指令する信号)に応じて車両50のエンジンを始動可能に構成されている。
建物用コントローラ25は、排ガス濃度センサ23及び車両検出センサ24の検出信号やリモコン26の要求信号に基づいて、ドラム駆動部35、スラット駆動部40、給気用ファン14、排気用ファン16及びECU52を制御する。
次に、図4,5を参照しながら、ガレージ11内の換気処理について説明する。図4は、換気制御プログラムの流れを示すフローチャートである。このプログラムは、建物用コントローラ25のメモリに格納されており、建物用コントローラ25のCPUにより所定周期で実行されるようになっている。図5は、この換気処理による換気装置の作動を示す図である。図5において、(a)は換気処理開始前のガレージ11内の状態を示し、(b)は換気処理実行中のガレージ11内の状態を示している。
図4に示すステップS10では、コントローラ25は、車両50のエンジン始動要求の有無を判定する。詳しくは、コントローラ25は、リモコン26が送信するエンジン始動要求信号の有無を検出し、その検出結果に基づいてエンジン始動要求の有無を判定する。そして、コントローラ25は、車両50のエンジン始動要求があると判定した場合にはステップS11の処理に進み、車両50のエンジン始動要求がないと判定した場合には今回のプログラムの実行を終了する。
ステップS11では、コントローラ25は換気装置を作動させる。詳しくは、コントローラ25は、シャッタ装置30のスラット駆動部40を制御することで、シャッタカーテン32の中間領域32bを閉状態とし、シャッタカーテン32の上部領域32a及び下部領域32cを開状態とする(図5(b)参照)。また、コントローラ25は給気用ファン14及び排気用ファン16を作動させる(図5(b)参照)。その結果、図5(b)に一点鎖線で示す換気流がガレージ11内に発生する。
続くステップS12では、コントローラ25はシャッタ装置30及び換気装置の正常又は異常を判定する。詳しくは、コントローラ25は、シャッタ装置30のスラット角度を示す出力信号に基づいて、シャッタカーテン32の中間領域32bが閉状態となっていること、及びシャッタカーテン32の上部領域32a及び下部領域32cが開状態となっていることを確認する。また、コントローラ25は、給気用ファン14及び排気用ファン16の各ファンの回転速度を示す出力信号に基づいて、両ファン14,16が所定の回転速度以上で回転していることを確認する。そして、コントローラ25は、これらの全てが確認できた場合にはシャッタ装置30及び換気装置が正常であると判定し、これらのいずれかが確認できない場合にはシャッタ装置30及び換気装置のいずれかに異常があると判定する。
ステップS12において換気装置が正常であると判定した場合には、コントローラ25は、ガレージ11内に換気流が発生するのを待って(ステップS13参照)、ガレージ11内に停まっている車両50のエンジンを始動させる(ステップS14参照)。詳しくは、コントローラ25は、所定時間(例えば5秒)の経過を待って、エンジン始動指令信号をECU52に対して出力する。これにより、車両50においてECU52によりエンジンが始動される。その結果、図5(b)に二点鎖線示す排ガスが車両50からガレージ11内に排出される。
その後、コントローラ25は、所定条件が成立するまで、所定時間(例えば10秒)の経過ごとにガレージ11内の排ガス濃度を検出する(ステップS15〜S17参照)。そして、コントローラ25は、所定条件が成立するとステップS18の処理に進む。ここで、所定条件とは、第1にガレージ11内の排ガス濃度が所定値以下となったこと、第2に車両50が出庫したこと又は車両50のエンジンが停止されたことである。
ここで、ステップS15〜S17の処理を詳しく説明すると、コントローラ25は、所定時間の経過を待って(ステップS15参照)、ガレージ11内の排ガス濃度が所定値以下になったか否かを排ガス濃度センサ23の検出信号に基づいて判定する(ステップS16参照)。そして、コントローラ25は、ガレージ11内の排ガス濃度が所定値以下であると判定した場合にはステップS17の処理に進み、ガレージ11内の排ガス濃度が所定値よりも大きいと判定した場合にはステップS15の処理に戻る。ステップS17では、コントローラ25は車両50が出庫したか否かを車両検出センサ24の検出信号に基づいて判定する。また、コントローラ25は、リモコン26において車両50のエンジンを停止させる操作がなされたか否かを判定する。そして、コントローラ25は、車両50が出庫した又は車両50のエンジンが停止されたと判定した場合にはステップS18の処理に進み、それ以外の場合にはステップS15の処理に戻る。
ステップS18では、コントローラ25は換気システムの作動を停止させる。詳しくは、コントローラ25は、シャッタ装置30のスラット駆動部40を制御することで、シャッタカーテン32の上部領域32a及び下部領域32cを閉状態、すなわちシャッタカーテン32の全域を閉状態とする。また、コントローラ25は給気用ファン14及び排気用ファン16を停止させる。
一方、ステップS12において換気装置に異常があると判定した場合には、コントローラ25は、ステップS19において警告表示(画面表示、音声表示など)を実施した上で、今回のプログラムの実行を終了する。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
リモコン26のエンジン始動要求信号に応じて、ガレージ11の換気システムが作動するようにした。このようにエンジン始動に関連付けて換気装置を作動させることで、ガレージ11内の排ガス濃度が高まる前から換気を開始することができる。また、建物10の使用者は、車両50のエンジン始動を要求するリモコン26の操作をすればよく、ガレージ11内の換気を意識してリモコン26及び建物用コントローラ25の操作を実施する必要がない。すなわち、車両の利用者に換気を意識させることなく、ガレージ11内の環境を良好に保つことができる。
また、換気システムによってガレージ11内に給気口から排気口へ流れる換気流を発生させた。これにより、車両50の排気ガスを換気流に乗せて効率よく屋外に排出することができる。
また、上記換気流が車両50のマフラー51近傍を流れるようにした。これにより、車両50の排気ガスがガレージ11内に拡散する前に、車両50の排ガスを換気流に乗せて屋外に排出することができる。また、車両50の排ガスに含まれる煤のガレージ11内壁面への付着を抑制することができる。
特に、車両50のマフラー51がガレージ11の奥側を向くように駐車されている場合には、排気ガスが換気流に乗って下方に導かれるため、排気ガスがガレージ11内に拡散することがなく、排気ガスの換気効率が高くなる。一方、車両50のマフラー51がガレージ11の出入り口17側を向くように駐車されている場合には、排気ガスが換気流に乗って即座にシャッタカーテン32の下部領域32cから排出されるため、排気ガスの換気効率が高くなる。したがって、車両50をガレージ11内において前後いずれの向きに停止させても、排気ガスを効率良く屋外に排出することができる。
また、上記換気流をガレージ11内に発生させた後に、車両50のエンジンが始動するようにした。これにより、エンジン始動当初から効率よく車両50の排ガスを屋外に排出することができる。
また、ガレージ11内の排ガス濃度が所定値以下となったことを1つの条件として、ガレージ11の換気システムを停止するようにした。このようにガレージ11内の排ガス濃度が所定値以下になるまで換気システムを作動させることで、ガレージ11内環境を一定レベル以上に保つことができる。
また、ガレージ11内の排ガス濃度が所定値以下となったことに加え、車両50が出庫されたこと又は車両50のエンジンが停止されたことを条件として、ガレージ11の換気システムを停止するようにした。このようにガレージ11内の排ガス濃度の悪化要因がなくなるまで換気システムを作動させることで、ガレージ11内環境を確実に一定レベル以上に保つことができる。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されてもよい。
・上記実施形態では、ガレージ11内の換気開始から所定時間(例えば5秒)経過後に車両50のエンジンが始動するようにした。しかしながら、これに限られず、換気開始直後又は換気開始と同時にエンジンが始動するようにしてもよい。また、エンジン始動直後又はエンジン始動開始から所定時間経過後にガレージ11内の換気を開始するようにしてもよい。但し、エンジン始動直後に高濃度の排気ガスが発生することに鑑みると、上記実施形態のようにまずガレージ11内に換気流を発生させた上でエンジンを始動させることが最適である。
・上記実施形態では、換気装置の作動開始時期及びエンジン始動時期を建物用コントローラ25にて集中管理した。しかしながら、これに限られず、車両50のECU52が建物用コントローラ25に対してエンジン始動を通報し、建物用コントローラ25がこの通報に受けてガレージ11内の換気を開始するようにしてもよい。
・上記実施形態では、ガレージ11内の排ガス濃度が所定値以下になったことに加え、車両50が出庫した又は車両のエンジンが停止したことを条件として、ガレージ11内の換気を終了した。しかしながら、これに限られず、ガレージ11内の排ガス濃度が所定値以下になったことだけを条件としてガレージ11内の換気を終了するようにしてもよい。
・上記実施形態では、ガレージ11内の排ガス濃度を換気装置の停止条件とした。しかしながら、換気装置に異常が発生した場合には、ガレージ11内環境の悪化が懸念される。そこで、ガレージ11内の排ガス濃度を車両50のエンジン停止条件としてもよい。すなわち、ガレージ11内の排ガス濃度が所定値異常になった場合には、建物用コントローラ25により車両50のエンジンを強制的に停止させるようにしてもよい。具体的には、排ガス濃度センサ23の検出値が所定値以上になると、建物用コントローラ25から車両50のECU52に対してエンジン停止信号が送信されるようにする。
・上記実施形態では、給気用ダクト13をガレージ11の天井材18と居室12の床材19との間に給気用ダクト13を設けた。しかしながら、これに限られず、給気用ダクト13を天井材18よりも下方を通るように配設してもよい。また、上記実施形態では、ガレージ11の土間材20の表面よりも下方に排気用ダクト15を設けた。しかしながら、これに限られず、排気用ダクト15を土間材20よりも上方を通るように配設してもよい。但し、ガレージ11の内部空間を広くするためには、上記実施形態のように給気用ダクト13をガレージ11の天井材18よりも上方に設け、かつ排気用ダクト15を土間材20よりも下方に設けることが望ましい。
・上記実施形態では、換気装置の作動に伴って開口する給気口及び排気口を設けた。詳しくは、換気装置の作動に伴って、シャッタカーテン32の中間領域32bを閉状態とし、シャッタカーテン32の上部領域32a及び下部領域32cを開状態とし、これらの上部領域32a及び下部領域32cをそれぞれ給気口及び排気口とした。しかしながら、これに限られず、給気口及び排気口として常時開口する開口部をガレージ11に設けてもよい。この場合、給気口及び排気口は、ガレージ11手前側に限られず、例えばガレージ11奥側に設けてもよい。
・上記実施形態では、換気装置は給気部として給気用ダクト13及び給気用ファン14を備えた。しかしながら、換気装置は、給気用ダクト13を必ずしも備えなくてもよい。例えば、換気装置は、給気部としてガレージ11の開口部に設けられた給気用ファンにより外気をガレージ11内に取り入れてもよい。また換気装置は排気部として排気用ダクト15及び給気用ファン16を備えた。しかしながら、換気装置は、排気用ダクト15を必ずしも備えなくてもよい。例えば、換気装置は、排気部としてガレージ11の開口部に設けられた排気用ファンによりガレージ11の内気を屋外に排出してもよい。
車庫付き建物の概略構成を示す図。 シャッタ装置の構成を示す図。 ガレージ内に発生する換気流を示す図。 換気プログラムの流れを示すフローチャート。 換気処理実行中における換気装置の作動を示す図。
符号の説明
10…建物、11…ガレージ、11…建物、12…居室、13…給気用ダクト、14…給気用ファン、15…排気用ダクト、16…排気用ファン、17…出入り口、18…天井材、20…土間材、23…排ガス濃度センサ、24…車両検出センサ、25…建物用コントローラ、26…リモコン、30…シャッタ装置、33…スラット、50…車両、52…ECU。

Claims (9)

  1. 車両が格納される車庫により構成され又は当該車庫を一部に含んで構成されている建物であって、
    前記車庫内の換気を行う換気装置と、
    前記車庫内に停められた車両のエンジン始動に関連付けて前記換気装置を作動させる制御手段と、
    を備え
    前記制御手段は、前記車庫内に停められた車両のエンジン始動前に前記換気装置を作動させる建物。
  2. 前記制御手段は、前記車庫内に停められた車両のエンジンを始動させる始動装置のエンジン始動操作に応じて前記換気装置を作動させる請求項1に記載の建物。
  3. 前記換気装置は、前記車庫の車両進入方向奥側において天井側から土間側に流れる換気流を発生させ、その換気流に乗せて前記車両の排ガスを屋外に排出する請求項1又は2に記載の建物。
  4. 前記換気装置は、前記車庫に設けられた給気口から屋内に取り入れられた外気を前記車庫内の車両進入方向奥側に供給する給気部と、前記車庫内の車両進入方向奥側の内気を前記車庫に設けられた排気口から屋外に排出する排気部とを有している請求項に記載の建物。
  5. 前記排気部は、前記車庫の車両進入方向奥側から前記排気口側に延びる排気通路と、前記車庫の車両進入方向奥側の内気を前記排気通路経由で前記排気口側へ送る排気用送風機とを有しており、
    前記排気通路は、前記車庫の土間面よりも下方に設けられ、前記車庫の車両進入方向奥側で前記土間面に開口している請求項に記載の建物。
  6. 前記給気部は、前記給気口側から前記車庫の車両進入方向奥側に延びる給気通路と、前記給気口から屋内に取り入れた外気を前記給気通路経由で前記車庫の車両進入方向奥側へ送る給気用送風機とを有しており、
    前記給気通路は前記車庫の天井側に設けられている請求項に記載の建物。
  7. 複数のスラットが連結されたシャッタカーテンと各スラットを駆動する駆動部とを有し、前記シャッタカーテンにより前記車庫の車両出入り口を開閉する電動シャッタ装置を更に備え、
    前記制御手段は、前記駆動部による各スラットの駆動を制御して、シャッタカーテンの中間領域のスラットを閉状態とし、その上部領域及び下部領域のスラットを開状態とすることにより、前記シャッタカーテンの上部領域及び下部領域に前記給気口及び前記排気口を形成する請求項からのいずれか一項に記載の建物。
  8. 前記車庫内において車両の有無を検出する車両検出装置を更に備え、
    前記制御手段は、前記車両検出装置により検出された車両の有無に基づいて前記換気装置を作動又は停止させる請求項1からのいずれか一項に記載の建物。
  9. 前記車庫内の排ガス濃度を検出する排ガス濃度検出装置を更に備え、
    前記制御手段は、前記排ガス濃度検出装置による排ガス濃度の検出結果に基づいて前記換気装置を停止させる請求項1からのいずれか一項に記載の建物。
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