JP4973025B2 - 安全針組立体 - Google Patents
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Description
このような水平方向に平行な翼を有するフーバー針組立体を含め、針組立体においては、穿刺される針について、医療従事者および患者本人が不注意で使用後の針を刺してしまうことが問題とされている。また、保護がされていない使用済みの鋭い針で皮膚を単に引掻くだけで、感染症が発症する可能性が十分にあるということが認識されている。米国では「Needlestick Safety and Prevention Act 針刺し事故防止法」が制定されていることもあり、安全タイプの針組立体、特に安全フーバー針組立体が必要とされている。
上記蛇腹状のチューブ体は、一端が固定部材に取り付けられるとともに、他端がハブに取り付けられており、このチューブ体の軸部に針を貫通させてある。
上記固定部材は、針の先端部分を突出させた使用位置と、針の針先を収容した使用済位置とに移動可能となっており、固定部材を使用位置に位置させた際には、上記蛇腹状のチューブ体は固定部材とハブとの間で短く圧縮されて針の先端部分が固定部材から突出するのを許容するようになっている。この状態で、針の先端部分を生体に穿刺するとともに、固定部分を生体の皮膚などに固定して使用されるようになる。
使用後には、固定部分を生体の皮膚などに固定した状態で針の先端部分を生体から抜去することにより、相対的に固定部材を針の針先を収容した使用済位置に移動させることができる。この使用済位置では、上記蛇腹状のチューブ体は固定部材とハブとの間で長く引き伸ばされて針の先端部分を内部に収容するので、針刺し事故を防止することができる。
本発明はかかる事情に鑑み、蛇腹状のチューブ体を用いる必要性をなくして小型に製造することができる安全針組立体を提供するものである。
上記チューブ体はその長手方向に沿う切断部を有しており、上記固定部材が使用位置に位置している際には、上記チューブ体の中央部分は上記針を内部に収容することのない外側位置に位置しており、上記固定部材が使用済位置に位置された際に、上記チューブ体の中央部分は上記切断部を介して針をその内部に収容するようになっており、
かつ上記チューブ体の一端は固定部材に連結され、上記チューブ体の他端は、ハブの所要位置に設けたガイド孔を摺動自在に貫通しており、上記固定部材が使用位置に位置している際には、上記チューブ体の他端を含む中央部分が上記ガイド孔から突出して上記外側位置に位置しており、上記固定部材が使用済位置に移動された際には、固定部材の使用済位置への移動に伴ってチューブ体の中央部分がガイド孔内に引き込まれて、上記切断部を介して針をその内部に収容することを特徴とするものである。
また請求項3の発明は、湾曲部を有する針と、該針の末端部が連結されて該針を保持するハブと、上記針の先端部分を突出させた使用位置と針の針先を収容した使用済位置とに移動される固定部材と、可撓性を有するチューブ体とを備え、上記固定部材を使用済位置に位置させた際に、上記針を上記チューブ体の内部に収容するようにした安全針組立体において、
上記チューブ体はその長手方向に沿う切断部を有しており、上記固定部材が使用位置に位置している際には、上記チューブ体の中央部分は上記針を内部に収容することのない外側位置に位置しており、上記固定部材が使用済位置に位置された際に、上記チューブ体の中央部分は上記切断部を介して針をその内部に収容するようになっており、
かつ上記チューブ体の一端はハブに連結され、上記チューブ体の他端は、固定部材の所要位置に設けたガイド孔を摺動自在に貫通しており、上記固定部材が使用位置に位置している際には、上記チューブ体の他端を含む中央部分が上記ガイド孔から突出して上記外側位置に位置しており、上記固定部材が使用済位置に移動された際には、固定部材の使用済位置への移動に伴ってチューブ体の中央部分がガイド孔内に引き込まれて、上記切断部を介して針をその内部に収容することを特徴とするものである。
そして上記固定部材が使用済位置に位置された際には、上記チューブ体の中央部分は上記切断部を介して針をその内部に収容することができるので、針刺し事故を防止することができる。
上記針2の湾曲部2aは、先端に形成された針先2cと上記基端部2bとの間に形成されており、基端部2bが生体の設置面に対して略水平となる上記ハブ3に装着され、湾曲部2aによって針先2cが下向きとなっている。そして薬剤等を搬送する管6の端部がハブ3に接続され、上記中空の針2は管6内に連通している。この管6は、薬剤等の搬送に差し支えることがなく、可撓性を有するものであれば、特に材料が限定されるものではない。
そして各把持部4の内側下部には突状の係合部4aがそれぞれ形成され、また固定部材5の両側には上記突状の係合部4aに係合する凹状の係合部5a(図2(b)参照)がそれぞれ形成されている。各係合部4a、5aは、係合部4aが凹状で、把持部5aが突状であっても良く、双方ともに凸状となっていいても良い。
上記把持部4の係合部4aと固定部材5の係合部5aとは、固定部材5をハブ3の底部に当接させた状態、すなわち固定部材5を使用位置Aに位置させた状態で係合可能となっており、かつその係合状態を維持するために、ハブ3と各把持部4の内側上部との間に、図示しないバネを弾装している。
これにより両係合部4a、5aの係合を解除させることができるので、この状態で固定部材5に対して把持部4を把持したままハブ3を引き上げれば、固定部材5に対してハブ3を上方に移動させて針2を生体から引き抜くことができる。
なお、上記各把持部4は必ずしもヒンジを介してハブ3に取り付ける必要はなく、例えば把持部4とハブ3とをヒンジの部分を介して相互に一体に設けてもよい。この場合には、相互に一体となった上記ヒンジの部分を弾性変形させて上記係合部4a、5aを係合させ、或いはその係合を解除させるようにすればよい。
また上記固定部材5には、その上面にハブ側に向けて筒状部5cが設けられており、この筒状部5cの内部を上記針通路5bの一部としている。この筒状部5cを設けることによって長い針通路5bを確保し、それによって上記固定部材5を使用済位置Bに位置させた際に、針先2cが針通路5bから離脱してしまうのを防止するようにしてある。
そして上記固定部材5を使用済位置Bに移動させた際に、上記針2の湾曲部2aから針先2cに亘る針2の先端部分側を可撓性を有するチューブ体7によって囲繞することができるようにしてある。これにより上記針2の針先端部側については、固定部材5とチューブ体7により、収容されることとなる。
上記チューブ体7の下端部は上記固定部材5に設けた筒状部5cの内面に固定してあり、それによって針2がチューブ体7の下端部の内部を貫通するようにしてある。
上記チューブ体7の上端部は、上記ハブ3に形成した略C字状のガイド孔3aを下方から上方に向けて貫通させている。このとき、C字状のガイド孔3aにおける両端部にチューブ体7の両切断部7aが位置するように貫通させてあり、ガイド孔3aにおける両端部によってチューブ体7の両切断部7aを相互に離隔させて両切断部7a間に間隔を形成させることができるようにしてある。
なおC字状のガイド孔3aとは、厳密にC字形の貫通孔のみに限定されるものではなく、く字形、U字形、馬蹄形など、概ねC字状の形状であればよい。
そして上記固定部材5がハブ3の底部に当接した使用位置Aに位置している状態では、チューブ体7内に進入した屈曲部2aから針先2cに伸びる先端部分は、チューブ体7の先端部と固定部材5の針通路5bとを貫通して、大きく突出した状態となっている。
上記チューブ体7の末端部には、先端部から予め所定の距離となる位置に大径筒状の抜け止め部7bを一体に成形してあり、この抜け止め部7bは上記ガイド孔3aを通過できない大きさに設定してある。本実施例では、抜け止め部7bはチューブ体7と一体に形成されているが、チューブ体7と別の部材で製造してチューブ体7に固定するようにしても良いことは勿論である。
図示実施例では、閉鎖手段10は、針通路5bに交差させて固定部材5内に形成した通路11と、この通路11に沿って移動可能に設けた磁性体からなるシャッター12と、このシャッター12を、上記針通路5bを閉鎖する位置に吸引保持する永久磁石からなる吸引部材13とを備えている。このとき、シャッター12を永久磁石とし、吸引部材13を磁性体から構成してもよい。
上記シャッター12は常時吸引部材13の磁力による吸引力を受けているが、固定部材5が使用位置Aに位置して針2の先端部が針通路5bを貫通している状態では、針2の外周面に当接した状態に保持されている。そして固定部材5が使用済位置Bに位置されて針2の針先2cがシャッター12よりも上方に移動された際には、吸引部材13の磁力によって吸引されて針通路5bを閉鎖するようになっている。
この状態では、針先2cは再び固定部材5よりも下方に突出することができず、これによって誤穿刺を防止することができる。
この状態では、針2の先端部分は固定部材5から大きく下方に突出しており、またシャッター12は吸引部材13によって吸引されているが針2の先端部外周面に当接して、針通路5bを閉鎖するのが阻害されている。また、上記チューブ体7の抜け止め部7bを含む中央部分はガイド孔3aから大きく上方に突出して、上記針2の先端部分を内部に収容することのない外側位置に位置している。
この状態において上記両把持部4を把持すれば、特に図示しないヒンジよりも下方位置の両把持部4を把持することにより、固定部材5から大きく下方に突出した針2の先端部分を容易に生体に穿刺することができ、その状態で固定部材5を生体の皮膚などに固定すればよい。
上記固定部材5が針先2c側に移動されると、固定部材5の筒状部5cに連結されたチューブ体7の中央部分がガイド孔3aを介して下方に引き込まれるようになる。前述したように、針2の屈曲部2aはC字状のガイド孔3aによって拡開されるチューブ体7の両切断部7a内に進入しているので、チューブ体7の中央部分がガイド孔3aを介して下方に引き込まれると、チューブ体7は屈曲部2aの外側から針2の先端部分に向けて被されるようになり、これにより針2の先端部分は順次チューブ体7の中央部分内に上記切断部7aを介して収容されるようになる。
これと同時に、上記チューブ体7の末端部に設けた抜け止め部7bがガイド孔3aに近接した位置となり、これによってチューブ体7はハブ3と固定部材5との間で張設された状態となるので、それ以上ハブ3と固定部材5とを離隔させることができなくなる。
これにより針先2cは針通路5b内に、特に固定部材5の筒状部5c内に保持されるようになり、針先2cがチューブ体7の切断部7aから外部に露出してしまうことが防止できる。
すなわち本実施例では、チューブ体7の一端をハブ3に固定する一方、ガイド孔3aは固定部材5の筒状部5cに形成してある。したがって固定部材5が使用位置Aに位置している状態では、すなわち固定部材5の筒状部5cがハブ3に近接している状態では、チューブ体7は、上記ハブ3から筒状部5cに形成したガイド孔3aを摺動可能に貫通して略水平方向に延びている。
そしてこの状態では、ハブ3に連結されたチューブ体7の一端部が針2の基端部2bから湾曲部2aに亘って針2をその内部に収容しており、該チューブ体7の中央部分は上記針2の湾曲部2aから外側に外れて、上記ガイド孔3aを摺動可能に貫通して針2を内部に収容することのない外側位置となっている。換言すれば、針2の湾曲部2aから針先2cに至る先端部分はチューブ体7の外部に露出している。
これによって、ガイド孔3aの両端部によって拡開されるチューブ体7の両切断部7aも針2の基端部2b側に向くようになっている。
その他の構成は第1実施例と同様に構成してあり、同一若しくは相当部分には第1実施例と同一の符号を付して示してある。
そして針2を生体から抜去する際に、上記固定部材5に対してハブ3が引き上げられると、それに伴ってハブ3に連結されたチューブ体7の中央部分がガイド孔3aを介して上方に引き込まれるようになる。このとき、上述したようにガイド孔3aの両端部が針2の基端部2b側となるよう形成してあるので、チューブ体7の両切断部7aも針2の基端部2b側に向くようにガイド孔3a内に引き込まれるようになり、これにより該チューブ体7は屈曲部2aの外側から針2の先端部分に向けて被せられながら、順次チューブ体7の中央部分内に上記切断部7aを介して収容されるようになる。
そして上記固定部材5が使用済位置Bとなれば、シャッター12が吸引部材13に吸引されて針通路5bを閉鎖し、また上記チューブ体7の末端部に設けた抜け止め部7bがガイド孔3aに近接した位置となるので、チューブ体7はハブ3と固定部材5との間で張設された状態となり、それ以上ハブ3と固定部材5とを離隔させることができなくなる。これにより針先2cは針通路5b内に保持されるようになる。
また上記各実施例においては、固定部材5を使用済位置Bとした際に、針2の針先2cが固定部材5の針通路5b内に位置するようにしているが、これに限定されるものではない。例えばチューブ体7の固定部材5に隣接した部分において切断部7aを形成しないようにし、固定部材5を使用済位置Bとした際に針2の針先2cを上記切断部7aの無いチューブ体7内に収容するようにしても、針刺し事故を防止することができる。
2a 湾曲部 2b 基端部
2c 針先 3 ハブ
3a ガイド孔 4 把持部
4a 係合部 5 固定部材
5a 係合部 5b 針通路
5c 筒状部 7 チューブ体
7a 切断部 7b 抜け止め部
10 閉鎖手段 11 通路
12 シャッター 13 吸引部材
A 使用位置 B 使用済位置
X 針2の先端部分の軸線
Claims (9)
- 湾曲部を有する針と、該針の末端部が連結されて該針を保持するハブと、上記針の先端部分を突出させた使用位置と針の針先を収容した使用済位置とに移動される固定部材と、可撓性を有するチューブ体とを備え、上記固定部材を使用済位置に位置させた際に、上記針を上記チューブ体の内部に収容するようにした安全針組立体において、
上記チューブ体はその長手方向に沿う切断部を有しており、上記固定部材が使用位置に位置している際には、上記チューブ体の中央部分は上記針を内部に収容することのない外側位置に位置しており、上記固定部材が使用済位置に位置された際に、上記チューブ体の中央部分は上記切断部を介して針をその内部に収容するようになっており、
かつ上記チューブ体の一端は固定部材に連結され、上記チューブ体の他端は、ハブの所要位置に設けたガイド孔を摺動自在に貫通しており、上記固定部材が使用位置に位置している際には、上記チューブ体の他端を含む中央部分が上記ガイド孔から突出して上記外側位置に位置しており、上記固定部材が使用済位置に移動された際には、固定部材の使用済位置への移動に伴ってチューブ体の中央部分がガイド孔内に引き込まれて、上記切断部を介して針をその内部に収容することを特徴とする安全針組立体。 - 上記ガイド孔は略C字状に形成して、針の湾曲部よりも先端部分における針の軸線を囲む位置に、かつ該ガイド孔の両端部が針の基端部側に向くように形成してあり、
上記ガイド孔の両端部にチューブ体の両切断部が位置するように該チューブ体をガイド孔に貫通させて、ガイド孔における両端部によってチューブ体の両切断部を相互に離隔させるとともに、針の基端部から伸びる屈曲部を、その離隔されたチューブ体の両切断部を介してチューブ体内に進入させ、上記固定部材が使用済位置に移動される際に、針の屈曲部の外側から先端部分に向けてチューブ体を針に被せてその内部に収容することを特徴とする請求項1に記載の安全針組立体。 - 湾曲部を有する針と、該針の末端部が連結されて該針を保持するハブと、上記針の先端部分を突出させた使用位置と針の針先を収容した使用済位置とに移動される固定部材と、可撓性を有するチューブ体とを備え、上記固定部材を使用済位置に位置させた際に、上記針を上記チューブ体の内部に収容するようにした安全針組立体において、
上記チューブ体はその長手方向に沿う切断部を有しており、上記固定部材が使用位置に位置している際には、上記チューブ体の中央部分は上記針を内部に収容することのない外側位置に位置しており、上記固定部材が使用済位置に位置された際に、上記チューブ体の中央部分は上記切断部を介して針をその内部に収容するようになっており、
かつ上記チューブ体の一端はハブに連結され、上記チューブ体の他端は、固定部材の所要位置に設けたガイド孔を摺動自在に貫通しており、上記固定部材が使用位置に位置している際には、上記チューブ体の他端を含む中央部分が上記ガイド孔から突出して上記外側位置に位置しており、上記固定部材が使用済位置に移動された際には、固定部材の使用済位置への移動に伴ってチューブ体の中央部分がガイド孔内に引き込まれて、上記切断部を介して針をその内部に収容することを特徴とする安全針組立体。 - 上記固定部材にハブ側に向けて筒状部が設けられて、上記針の先端部分はこの筒状部内を貫通するようになっており、上記ガイド孔は上記筒状部に形成されて該筒状部の円周方向に沿って針の先端部分を囲むように形成してあり、このガイド孔の両端部にチューブ体の両切断部が位置するように該チューブ体をガイド孔に貫通させて、ガイド孔における両端部によってチューブ体の両切断部を相互に離隔させ、上記固定部材が使用済位置に移動される際に、針の屈曲部の外側から先端部分に向けてチューブ体を針に被せてその内部に収容することを特徴とする請求項3に記載の安全針組立体。
- 上記ガイド孔は両端部を備えており、このガイド孔の両端部にチューブ体の両切断部が位置するように該チューブ体をガイド孔に貫通させて、ガイド孔における両端部によってチューブ体の両切断部を相互に離隔させたことを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の安全針組立体。
- 上記ガイド孔から突出して上記外側位置に位置しているチューブ体の他端に、上記ガイド孔を通過できない大きさの抜け止め部を設けてあり、上記固定部材が使用済位置に移動された際には上記抜け止め部がガイド孔に近接した位置に位置して、チューブ体が固定部材とハブとの間で張設された状態となることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の安全針組立体。
- 上記ハブの両側にそれぞれ把持部が設けられるとともに、この把持部の一端部と固定部材とに相互に係合可能な係合部が設けられ、これら係合部は相互に係合して固定部材を上記使用位置に保持し、また両把持部の他端部は相互に向き合っており、両把持部の他端部を相互に近接する方向に押圧した際に、上記両係合部の係合が解除されることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の安全針組立体。
- 上記固定部材は、上記針の先端部分が貫通するのを許容する針通路と、この針通路を閉鎖する閉鎖手段とを備えており、
上記閉鎖手段は、上記固定部材が使用位置に位置している際には針の先端部分の通過を許容しており、固定部材が使用済位置に位置されて針の針先が閉鎖手段を越えて移動された際に上記針通路を閉鎖して、針先が再び固定部材から突出するのを阻止することを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の安全針組立体。 - 上記閉鎖手段は、上記針通路に交差させて固定部材に形成した通路と、この通路に沿って移動可能に設けたシャッターと、このシャッターを上記針通路を閉鎖する位置に吸引移動させる吸引部材とを備え、上記シャッターと吸引部材とのいずれか一方が磁性体、他方が永久磁石から構成されており、
上記シャッターは、固定部材が使用位置に位置して針の先端部分が針通路を貫通している状態では吸引部材によって針の外周面に当接した状態に保持され、固定部材が使用済位置に位置されて針の針先がシャッターを超えて移動された際には、吸引部材によって移動されて針通路を閉鎖することを特徴とする請求項8に記載の安全針組立体。
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