JP2010000300A - 安全針組立体 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】 安全針組立体1は、先端に針先2bの形成された針2と、該針2の基端部が連結されて該針2を保持するハブ4と、上記針先2bが貫通するのを許容する針通路の形成された収納部材5とを備え、収納部材5は外筒管8および外筒管8に収納可能な内筒管9とを備えている。
上記針2には係合部としての環状突起6が設けられ、上記内筒管9の上部には被係合部としての被係合部材10が設けられている。
上記収納部材5を使用位置(a)に位置させると、上記内筒管9は外筒管8の内部に収納されるようになっており、収納部材5を使用済位置(b)に位置させると、上記針2の環状突起6が被係合部材10に係合し、内筒管9が外筒管8より露出することで、針先2bが収納部材5の内部に収容される。
【効果】 収納部材の脱落による誤穿刺事故を安価に防止することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は安全針組立体に関し、より詳しくは、使用後に針の先端部分を抜去した際に、針の先端部分を覆うことが可能である、誤穿刺事故防止のための安全機構を備えた安全針組立体に関する。
従来、医療従事者や患者への針の誤穿刺事故を防止するため、以下のような安全機構を備えた安全針組立体が用いられている。
この安全針組立体として、先端に針先の形成された針と、該針の基端部が連結されて該針を保持するハブと、上記針先が貫通するのを許容する針通路の形成された収納部材とを備えたものが知られている。(特許文献1)
上記安全針組立体の使用時には、上記収納部材を上記針先が針通路より突出した使用位置に位置させ、この収納部材が使用位置に位置した状態で針を患者等に穿刺し、収納部材を患者等に固定するようになっている。
一方、安全針組立体の使用後には、収納部材を移動させて針先が針通路に収容された使用済位置に位置させ、針先を収納部材の内部に収容することにより、誤穿刺事故を防止するようになっている。
特開2004−195227号公報
上記特許文献によれば、上記収納部材を使用済位置に移動させることで針先が収納部材内に収容されることとなるが、この収納部材を使用済位置を越えて移動させると、収納部材が針先より脱落し、再び針先が露出してしまう恐れがある。
上記特許文献1ではハブと収納部材との間にシースが設けられており、必要以上に収納部材が移動しないようになっているが、このようなシースを設けることは安全針組立体のコスト高につながることとなる。
このような問題に鑑み、本発明は誤穿刺事故を防止する安全機構を備えた安全針組立体であって、低コストに製造することの可能な安全針組立体を提供するものである。
すなわち本発明にかかる安全針組立体は、先端に針先の形成された針と、該針の基端部が連結されて該針を保持するハブと、上記針先が貫通するのを許容する針通路の形成された収納部材とを備え、
上記収納部材が、上記針先が針通路より突出した使用位置と、針先が針通路に収容された使用済位置とに位置するようにした安全針組立体において、
上記針の所要の位置に係合部を設けるとともに、上記針通路に上記係合部と係合する被係合部を設けて、上記係合部と被係合部とを相互に係合させることで、収納部材を使用済み位置に位置させることを特徴としている。
上記発明によれば、収納部材を移動させて使用済位置に位置させると、針に設けた係合部と、収納部材の針通路に設けた被係合部とが係合するので、収納部材を使用済位置を越えて移動するのを阻止することができ、収納部材が針先より脱落して針先が再露出するのを防止し、誤穿刺事故を防止することができる。
以下図示実施例について本発明を説明すると、図1、図2は第1実施例における安全針組立体1を示し、図1は安全針組立体1を側方から見た断面図を、図2は安全針組立体1を前方から見た断面図を示している。
上記安全針組立体1は、略90°の湾曲部2aを有する中空の針2と、この針2と可撓性を有する管3とを保持するハブ4と、使用時には患者の皮膚等に固定され、使用後には上記針2を収納する収納部材5とから構成されている。
また図1(a)および図2(a)は安全針組立体1の使用状態を、図1(b)および図2(b)は安全針組立体1の使用済状態をそれぞれ示しており、使用状態では上記収納部材5をハブ4側の使用位置に位置させて上記針2の先端部分を突出させ、使用済状態では上記収納部材5を針2の先端側の使用済位置に位置させて針2の先端部分を収容するようになっている。
上記針2は、上記湾曲部2aを挟んで先端側に針先2bを備え、基端側には上記ハブ4に固定される基端部2cを備えている。上記基端部2cは患者等への設置面に対して略水平となるように上記ハブ4に保持され、上記湾曲部2aにより針先2bが下向きとなっている。また針先2bの刃面は穿刺方向に対して垂直となるように形成されている。
このような構成を有する針2はいわゆるフーバー針と呼ばれ、例えば皮下埋め込み型カテーテルアクセスポートに穿刺する針として利用される。そして針先2bの刃面を穿刺方向に対して垂直とすることで、ポートのセプタム刺通時にコアリングを起こさないようになっている。
そして、上記針先2bとハブ4の下端部との間の所要の位置には、針2の外周側に向けて膨出する係合部としての環状突起6が設けられており、この環状突起6は樹脂製のリング状の部材であって、針2の外周面に接着されている。
なお、上記係合部は必ずしも上記環状突起6のように針2と別体に設ける部材である必要はない。たとえば針2を外周側からカシメて、針2の一部分を外周側に向けて膨出させて形成するようにしてもよい。
また、上記湾曲部2aの湾曲は略90°となっているが、必ずしも上記湾曲部2aを設ける必要はなく、また略90°に限定する必要もない。つまり湾曲部2aを有さないストレートな針を備えた安全針組立体1に用いてもよい。
ただ、湾曲部2aの湾曲を略90°とすれば、安全針組立体1を上から押しつけるだけで患者に針2を穿刺することが可能であり、しかも管3が設置面と水平方向に延びて管3の配置も容易となる。
上記ハブ4は上記針2の基端部2cを保持すると共に、上記管3の端部を保持しており、ハブ4の内部には上記針2と管3とを連通させるための連通路4aが形成されている。
また、ハブ4の下部には上記針2と同一中心となる略円形の膨出部4bが設けられており、上記使用状態では膨出部4bと上記収納部材5とが相互に嵌合することにより、収納部材5が使用時にぐらつかないようになっている。
さらに、ハブ4の両側には図2に示す板状の把持部7が相互に向き合うように設けられており、これら把持部7の略中央にはハブ4と把持部7とを連結するステー7aが設けられている。
上記把持部7の上記ステー7aよりも下方には上記収納部材5に向けて連結部7bが形成されており、後述するように、上記収納部材5を使用位置に位置させると、この連結部7bと収納部材5に形成された連結部8dとが相互に係合し、ハブ4と収納部材5とを相互に連結保持するようになっている。
そして上記把持部7のステー7aよりも上部を近接する方向に押圧すると、上記連結部7bが外側に移動して連結部8dとの係合が解除され、収納部材5を使用済位置に移動させることができる。
上記収納部材5は有底筒状の外筒管8および内筒管9から構成され、これら外筒管8および内筒管9の内部には上記針2が貫通する針通路が形成されるとともに、内筒管9の内部には上記針2の環状突起6に係合する被係合部としての被係合部材10が設けられ、外筒管8の内部には安全針組立体1の使用後に針2の再露出を防止するための閉鎖手段11が設けられている。
上記外筒管8は、図示下方の底部中央に穿設された針通路を形成する貫通孔8aと、外筒管8の内周面の前後に上下方向に形成されたガイド溝8bと、ガイド溝8bの上部に設けられて内周面側に膨出する係合突起8cとを備えている。
一方、内筒管9は上記外筒管8よりも小径で全長が短く、図示上方の天面中央に穿設された針通路を形成する貫通孔9aと、内筒管9の下部には前後に突出する係合突起9bとを備え、この係合突起9bは上記外筒管8のガイド溝8bに沿って上下動するようになっている。
安全針組立体1の使用状態において、内筒管9は外筒管8の内部に収容されるようになっており、このとき内筒管9の下端部が外筒管8の底面に当接し、内筒管9の天面が上記ハブ4の膨出部4bに当接するようになっている。一方外筒管8の上記係合突起8cは上記ハブ4の膨出部4bを囲繞し、外筒管8の上端部がこの膨出部4bの周囲に下方から当接するようになっている。
このように、収納部材5を使用位置に位置させると、上記外筒管8および内筒管9はそれぞれ他の部材に当接するようになっており、針2を患者に穿刺した際に安定してハブ4を保持することができる。
一方、安全針組立体1を使用状態から使用済状態とすると、内筒管9が外筒管8に対して相対的に上方に露出するようになっており、内筒管9の係合突起9bが外筒管8のガイド溝8bに沿って上方に移動し、その後上記係合突起8cに係合すると、内筒管9がこれ以上外筒管8から露出しないようになる。
図2に示すように、上記外筒管8の外周面の左右位置には凹状の連結部8dが形成されており、上記把持部7に形成された連結部7bが連結部8dに係合することで、収納部材5を使用位置に保持するようになっている。
なお、これら連結部7b、8dは、連結部7bが凹状で、連結部8dが凸状であっても良く、また双方ともに凸状となっていても良い。
そして外筒管8の下部には図示左右に向けて翼状部材8eが形成されており、安全針組立体1を患者に固定する際には、テープ等により翼状部材8eごと患者に貼付するようになっている。
上記被係合部材10は上記内筒管9の貫通孔9aに隣接する位置に設けられ、ゴム等の弾性を有する樹脂で製造されると共に、上記貫通孔9aと中心を同じくする貫通孔10aが形成されている。
ここで、上記外筒管8および内筒管9の貫通孔8a、9aの径は、上記針2に設けた環状突起6の通過を許容する径に設定されている。
一方、被係合部材10の貫通孔10aの径は針2の通過を許容する径に設定されている一方、上記環状突起6の通過を阻止する径に設定されている。
このため、収納部材5を使用位置から使用済位置に移動させる際、針2が収納部材5に対して相対的に上方に移動すると、環状突起6が被係合部材10の下方から係合することとなる。
その後環状突起6は貫通孔10aを通過する代わりに被係合部材10を上方に押圧し、その結果上記内筒管9を外筒管8から上方に露出させるようになっている。
なお、収納部材5を針2に装着して安全針組立体1を組み立てる際、収納部材5の内筒管9の貫通孔9aから針先2bを挿入するが、その際被係合部材10の上方から環状突起6が係合したら、収納部材5もしくはハブ4に所要の力を作用させて貫通孔10aを瞬間的に拡径させ、環状突起6の通過を許容するようになっている。
図2に示すように、上記閉鎖手段11は上記外筒管8の底面に形成した通路11aと、この通路11aに沿って移動可能に設けた磁性体からなるシャッター11bと、このシャッター11bを吸引保持する永久磁石からなる吸引部材11cとを備えている。
上記通路11aは外筒管8の貫通孔8aを通過する針2の針通路と交差するように形成され、外筒管8を水平に貫通するようになっている。また上記通路11aの両端にはシャッター11bおよび吸引部材11cの脱落を防止する脱落防止部材11dが嵌着されている。
上記シャッター11bは常時吸引部材11cの磁力による吸引力を受けているが、収納部材5が使用位置に位置して針2が外筒管8の貫通孔8aを貫通している状態だと、該シャッター11bは針2の外周面に当接した状態に保持されることとなる。
そして収納部材5が使用済位置に位置すると、針先2bはシャッター11bよりも上方に移動するようになっており、その結果シャッター11bは吸引部材11cの磁力によって吸引されて貫通孔8aを閉鎖するようになっている。
なお、上記シャッター11bを永久磁石とし、上記吸引部材11cを磁性体としてもよい。
以下、上記構成を有する安全針組立体1の使用方法について説明する。
安全針組立体1の使用状態においては、収納部材5は使用位置に位置しており、把持部7の連結部7bと収納部材5の外筒管8の連結部8dとが相互に係合して、収納部材5を使用位置に保持している。
また収納部材5の内筒管9は外筒管8内に収納され、内筒管9の天面がハブ4の膨出部4bに当接し、外筒管8の上端部がハブ4の膨出部4bの周囲に当接して、使用状態における収納部材5とハブ4とのぐらつきが防止されている。
さらにこの使用状態では、針2の針先2bは収納部材5から下方に突出しており、シャッター11bは吸引部材11cによって吸引されているが、針2の外周面に当接しているため、貫通孔8aを閉鎖するのが阻害されている。
この状態において、医療従事者が上記両把持部7の係合部7aよりも下方を把持しながら安全針組立体1を操作して、収納部材5より下方に突出した針2の針先2bを患者に穿刺し、その後上記翼状部材8eを患者の皮膚に固定する。
そして、安全針組立体1により薬液等の投与が完了したら、以下のようにして安全針組立体1を使用状態から使用済状態へと移行させ、患者から除去するようになっている。
最初に、医療従事者は上記両把持部7の係合部7aよりも上方を相互に近接する方向に押圧し、把持部7の連結部7bと収納部材5の外筒管8の連結部8dとの係合を解除する。
次に医療従事者はこの状態のまま把持部7をハブ4および針2ごと引き上げ、針2を患者から抜去する。このとき上記翼状部材8eが患者に固定されていることから、針2は収納部材5に対して相対的に上方に移動することとなる。
針2が上方に移動すると、上記環状突起6は外筒管8の貫通孔8aを通過して収納部材5内に進入し、その後環状突起6は内筒管9の天面に設けられた被係合部材10の貫通孔10aに下方から係合する。
針2をさらに上方に移動させると、上記環状突起6は被係合部材10の貫通孔10aを通過しないため、内筒管9が上方に押圧されて外筒管8に対して上方に露出するようになる。
内筒管9が外筒管8より露出して、内筒管9の係合突起9bが外筒管8のガイド溝8bの係合突起8cに係合すると、それ以上内筒管9が上方に移動するのが規制され、収納部材5が使用済位置に停止する。
そして収納部材5が使用済位置に停止すると同時に、針2の針先2bがシャッター11bを超えるので、シャッター11bは吸引部材11cに吸引されて針通路を閉鎖するようになっている。
最後に、医療従事者は上記翼状部材8eを患者に固定するテープを除去し、安全針組立体1を患者より除去する。なお、最初にテープを除去してから上記操作を行ってもよい。
このようにして、収納部材5が使用済位置に位置すると、被係合部材10と環状突起6とが係合していることから、収納部材5を使用済位置を越えて移動させることができなくなり、収納部材5の脱落が阻止され、針2が医療従事者に誤穿刺される事故を防止することができる。
さらに、上記閉鎖手段11によって針通路としての外筒管8の貫通孔8aが閉鎖されるため、針先2bが収納部材5に対して下方に移動しようとしても、シャッター11bによって阻止されるので、収納部材5から再露出することによる誤穿刺事故を防止することができる。
そして本実施例のように収納部材5を外筒管8と内筒管9とから構成することで、使用済状態における針通路の長さを使用状態における針通路の長さよりも長く設定することが可能となる。
つまり、上記環状突起6の位置を針2の針先2bよりも湾曲部2a側に位置させることができ、患者の皮膚を穿刺する際の穿刺抵抗を低減させることができる。
図3は本発明の第2実施例を示したもので、以下に述べる以外の構成については上記第1実施例と同様の構成であり、同一若しくは相当部分には第1実施例と同一の符号を付して示してある。
上記収納部材5は、有底筒状の外筒管8および内筒管9のほか、有底筒状の結合部材12を備えており、このうち外筒管8と内筒管9の構成および上記被係合部材10および閉鎖手段11の構成は上記第1実施例の構成と以下の点を除いて同一となっている。
本実施例の外筒管8には、上記第1実施例における連結部7bおよび翼状部材8eが設けられておらず、代わりに外筒管8の下面には結合部材12に向けて突出する突起8fが形成されている。
上記結合部材12は上記外筒管8よりも大径で、底面の中央には針通路を形成する貫通孔12aが形成されると共に、貫通孔12aを挟んで前後となる位置には上記突起8fと嵌合する凹部12bが形成されている。
上記外筒管8の突起8fと結合部材12の凹部12bとを相互に係合させることにより、外筒管8と結合部材12とが相互に回転するのが阻止され、安全針組立体1を患者に固定した際にハブ4が回転するのを防止するようになっている。
また、上記凹部12bは貫通孔12aを挟んで前後に設けられているため、安全針組立体を組み立てる際に、前後の区別をすることなく外筒管8に結合部材12を装着することができる。
さらに、結合部材12の図示しない左右の側面には、その下方の位置に翼状部材が設けられ、その上方には上記ハブ4の把持部7に形成された連結部7bと係合する凹形状からなる連結部が形成されている。
また本実施例の把持部7には、上記結合部材12よりも大径な略半円筒状のカバー7cが一体的に形成されており、上記連結部7bはこのカバー7cの内周面に形成され、上記第1実施例のときと同様、把持部7の上部を相互に近接するように押圧すると、連結部7bが相互に離隔して、両連結部の係合状態が解除されるようになっている。
そして上記構成を有する第2実施例の安全針組立体1によれば、その使用状態において、上記針先2bが収納部材5の結合部材12から下方に突出しており、針2を患者に穿刺したら、上記翼状部材をテープ等により患者に固定する。
このとき結合部材12は把持部7の連結部7bによってハブ4に連結されているため、外筒管8から脱落しないようになっており、また外筒管8および内筒管9も結合部材12によって針先2bに向けて移動するのが阻止されている。
つぎに、針2を生体から抜去する際には、第1実施例と同様、医療従事者は上記両把持部7の上端部を把持してこれらを近接させるように変形させ、連結部7bと結合部材12に形成された係合部との係合を解除する。
その後医療従事者は把持部7ごとハブ4及び針2を引き上げて針2を抜去し、針2の環状突起6が内筒管9を上方に押圧して外筒管8から露出させると、針先2bが収納部材5に収容される。
また針先2bが収納部材5に収容されると、上記閉鎖手段11のシャッター11bが吸引部材11cに吸引されて、外筒管8の貫通孔8aが閉鎖される。
この段階ではいまだ外筒管8と結合部材12とは相互に連結した状態となっているが、その後さらに把持部7を上方に移動させると、翼状部材が患者に固定されていることから、上記結合部材12から外筒管8が離脱し、結合部材12だけが患者に固定された状態となる。
その後患者から結合部材12を除去し、この結合部材12を一般の廃棄物として廃棄することができる。つまり第2実施例の安全針組立体1によれば、上記第1実施例に対して医療廃棄物の排出量を抑えることができる。
図4は本発明の第3実施例を示したもので、以下に述べる以外の構成については上記第1実施例または第2実施例と同様の構成であり、同一若しくは相当部分には第1実施例または第2実施例と同一の符号を付して示してある。
上記収納部材5は、有底筒状の外筒管8と内筒管9と結合部材12とを備えるほか、上記外筒管8と内筒管9との間に筒状の第1、第2筒状部材13,14を備えている。
最初に、第1筒状部材13は外筒管8よりも小径で第2筒状部材14よりも大径に製造されるとともに、上記第1筒状部材13は第2筒状部材14よりも外筒管8側に設けられており、第2筒状部材14は上記内筒管9よりも大径に製造されている。
上記内筒管9の外周面には、上記第1実施例における係合突起8fは設けられておらず、その代わりに上記第1筒状部材13に外筒管8のガイド溝8bに沿って上下動する係合突起13aが形成されている。
第1筒状部材13の上部には内周側に膨出する係合部13bが、第2筒状部材14の下部には外周側に膨出する係合部14aが設けられており、収納部材5が使用済位置に位置すると、これらの係合部13b,14aが相互に係合するようになっている。
これと同様、第2筒状部材14の上部には内周側に膨出する係合部14bが、内筒管9の下部には外周側に膨出する係合部9cが設けられており、収納部材5が使用済位置に位置すると、これらの係合部14b、9cが相互に係合するようになっている。
また本実施例においても、外筒管8の下部には第2実施例と同様の結合部材12が設けられており、この結合部材12には上記翼状部材および連結部が設けられている。
そして上記構成を有する第3実施例の安全針組立体1によれば、その使用状態において、上記針先2bが収納部材5の結合部材12から下方に突出しており、針2を患者に穿刺したら、上記翼状部材をテープ等により患者に固定する。
この使用状態において、上記内筒管9は第2筒状部材14の内部に、第2筒状部材14は第1筒状部材13の内部に、第1筒状部材13は外筒管8の内部にそれぞれ収納されるようになっており、内筒管9の天面がハブ4の膨出部4bに当接し、外筒管8の上端部が膨出部4bの周囲に当接するようになっている。
また結合部材12は把持部7の連結部7bによってハブ4に連結されているため、外筒管8から脱落しないようになっており、また外筒管8および内筒管9も結合部材12によって針2の先端に向けて移動するのが阻止されている。
そして本実施例の場合、使用状態において上記針2の環状突起6は収納部材5内に位置するようになっている。
つぎに、針2を生体から抜去する際には、第1、第2実施例と同様、医療従事者は上記両把持部7の上端部を把持してこれらを近接させるように変形させ、連結部7bと結合部材12に形成された連結部との係合を解除する。
その後医療従事者は把持部7ごとハブ4及び針2を引き上げて針2を抜去すると、針2の環状突起6が被係合部材10に係合して内筒管9を上方に押圧するようになる。
その結果、最初に内筒管9の係合部9cが第2筒状部材14の係合部14bと相互に係合し、次に第2筒状部材14の係合部14aが第1筒状部材13の係合部13bと相互に係合し、最後に第1筒状部材13の係合突起13aが外筒管8の係合突起8c相互に係合して、内筒管9、第1、第2筒状部材13,14が外筒管8に対して順次上方へと露出するようになっている。
このようにして内筒管9および第1、第2筒状部材13,14が外筒管8から露出すると、針先2bが収納部材5に収容され、上記閉鎖手段11のシャッター11bが吸引部材11cに吸引されて、外筒管8の貫通孔8aが閉鎖される。
この段階ではいまだ外筒管8と結合部材12とは相互に連結した状態となっているが、その後さらに把持部7を上方に移動させると、翼状部材が患者に固定されていることから、上記結合部材12から外筒管8が離脱し、結合部材12だけが患者に固定された状態となる。
その後患者から結合部材12を除去し、この結合部材12を一般の廃棄物として廃棄することができる。つまり第2実施例同様、医療廃棄物の排出量を抑えることができる。
また、収納部材5を使用済位置に移動させることにより、外筒管8、内筒管9、第1、第2筒状部材13,14によって針2のほとんどの部分を覆うことができ、針2を患者から抜去した後に、患者の血液等が飛散するのを防止することができる。
なお、この第3実施例において、上記結合部材12を設けず、第1実施例と同様、外筒管8に直接上記翼状部材を設けるような構成としてもよい。
なお、上記各実施例における閉鎖手段11はシャッター11bと吸引部材11cとを備えているが、これに限定されるものではない。例えば特許文献1で用いられているバネを利用した閉鎖手段であってもよい。
第1実施例の安全針組立体を側方からみた断面図であって、(a)は使用状態を、(b)は使用済状態を示す。 第1実施例の安全針組立体を前方からみた断面図であって、(a)は使用状態を、(b)は使用済状態を示す。 第2実施例の安全針組立体を側方からみた断面図であって、(a)は使用状態を、(b)は使用済状態を示す。 第3実施例の安全針組立体を側方からみた断面図であって、(a)は使用状態を、(b)は使用済状態を示す。
符号の説明
1 安全針組立体 2 針
4 ハブ 5 収納部材
6 環状突起 8 外筒管
9 内筒管 10 被係合部材
11 閉鎖手段

Claims (7)

  1. 先端に針先の形成された針と、該針の基端部が連結されて該針を保持するハブと、上記針先が貫通するのを許容する針通路の形成された収納部材とを備え、
    上記収納部材が、上記針先が針通路より突出した使用位置と、針先が針通路に収容された使用済位置とに位置するようにした安全針組立体において、
    上記針の所要の位置に係合部を設けるとともに、上記針通路に上記係合部と係合する被係合部を設けて、上記係合部と被係合部とを相互に係合させることで、収納部材を使用済み位置に位置させることを特徴とする安全針組立体。
  2. 上記収納部材は上記針通路を閉鎖する閉鎖手段を備え、
    上記閉鎖手段は、上記収納部材が使用位置に位置している際には針の通過を許容し、収納部材が使用済位置に位置して針先が閉鎖手段を越えて移動された際に上記針通路を閉鎖して、針先が再び収納部材から突出するのを阻止することを特徴とする請求項1に記載の安全針組立体。
  3. 上記閉鎖手段は、収納部材に形成されて上記針通路に交差する通路と、この通路に沿って移動可能に設けたシャッターと、このシャッターを上記針通路を閉鎖する位置に吸引移動させる吸引部材とを備え、上記シャッターと吸引部材とのいずれか一方が磁性体、他方が永久磁石から構成されており、
    上記シャッターは、収納部材が使用位置に位置して針が針通路より突出している状態では吸引部材によって針の外周面に当接した状態に保持され、収納部材が使用済位置に位置されて針先がシャッターを超えて移動された際には、吸引部材によって移動されて針通路を閉鎖することを特徴とする請求項2に記載の安全針組立体。
  4. 上記収納部材は、内部に針通路の形成された外筒管と、内部に針通路が形成されるとともに外筒管の内部を進退動する内筒管とを備え、上記被係合部を外筒管もしくは内筒管のいずれか一方に設け、
    上記収納部材が使用位置に位置した際には、上記内筒管が外筒管の内部に収納され、収納部材が使用済位置に位置した際には、内筒管が外筒管より突出して針通路が延長され、針先を収容するようにしたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の安全針組立体。
  5. 上記内筒管と外筒管との間に内部に少なくともひとつの筒状部材を設け、
    上記収納部材が使用位置に位置した際には、上記筒状部材が内筒管と外筒管との間に収納され、収納部材が使用済位置に位置した際には、上記内筒管および筒状部材が外筒管より突出して針通路が延長され、針先を収容するようにしたことを特徴とする請求項4に記載の安全針組立体。
  6. 収納部材は、針通路の先端側に患者に固定される翼状部材を備え、当該翼状部材を着脱自在としたことを特徴とする請求項1ないし請求項5に記載の安全針組立体。
  7. 上記ハブの両側にそれぞれ把持部が設けられるとともに、この把持部の一端部と収納部材とに相互に係合する連結部を設け、これら連結部は相互に係合して収納部材を上記使用位置に連結保持し、また両把持部の他端部は相互に向き合っており、両把持部の他端部を相互に近接する方向に押圧した際に、上記両連結部の係合が解除されることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の安全針組立体。
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