JP4972985B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置に関し、特に、未定着画像を熱定着する定着装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式、静電記録方式、イオノグラフィー等の画像形成方式を採用し、カラーや白黒の画像を形成する複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置では、未定着画像を熱定着するための定着装置が用いられている。このような定着装置としては、弾性押圧部材により加熱ロールに対して無端ベルトを圧接配置し、加熱ロールと無端ベルトとの間に形成された接触ニップ域に記録シートを通過させることにより未定着画像を加熱・加圧定着する、所謂ベルトニップ方式の定着装置が知られている(特許文献1等を参照)。
従来、上記方式の定着装置では、弾性押圧部材による押圧状態は固定されており、無端ベルトと加熱ロールとの間に形成される接触ニップ域の加圧状態は、画像を形成する用紙に関係なく一定であった。普通紙、厚紙、薄紙等、紙質の相違に対しては、紙質に応じて与える熱量を変化させることにより対応しているが、紙種は増加する一方であり、紙質に応じて熱量を変化させるだけでは良好な定着性を得ることができない、という問題があった。
この問題を解決するために、加熱ロールに圧接配置される無端ベルトの内側に弾性押圧部材を配設し、この弾性押圧部材を可動支持部材で支持すると共に、この可動支持部材の位置を可変設定できるようにした定着装置が提案されている(特許文献2参照)。この定着装置では、加熱ロールと無端ベルトとの間に形成される接触ニップ域の加圧状態を変更することができ、記録シートの厚さや種類等に応じて、使用対象となる記録シートに最適な接触ニップ域を容易に形成することができる。これにより紙質適応性を高めている。
特開昭62−135865号公報 特開平10−228200号公報
しかしながら、特許文献2の定着装置では、接触ニップ域の圧力状態が変更されるだけであり、多種・多様な紙種に十分に対応することができない、即ち、常に良好な定着性を得ることができないという問題があった。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたものであり、紙質に拘らず常に良好な定着画像を得ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の画像形成装置は、弾性体からなる圧力パッドを有する第1の押圧部材により加熱ロールに対して無端ベルトを圧接配置し、前記加熱ロールと前記無端ベルトとの間に形成された接触ニップ域に用紙を通過させて、該用紙上の未定着画像を加熱・加圧定着する定着装置と、前記第1の押圧部材に固定され且つ搬送方向に延びるアーム、前記搬送方向の入口側に配置され且つ回転により前記アームの一端を移動させる偏芯カム、及び前記搬送方向の出口側に配置され且つ荷重変化により伸縮して前記アームの他端を押圧する第2の押圧部材を備え、前記偏芯カムの回転及び前記第2の押圧部材に掛かる荷重変化に応じた前記アームの移動により、前記接触ニップ域のニップ圧及びニップ幅の少なくとも一方を変化させる可変機構と、前記偏芯カムを回転させると共に前記第2の押圧部材に掛かる荷重を増減して、前記可変機構を駆動する駆動手段と、画像を形成する用紙の紙質情報を含む画像形成条件に応じて前記搬送方向の圧力分布が変化するように、前記駆動手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴としている。
以上説明したように本発明によれば、接触ニップ域の圧力状態だけでなく、接触ニップ幅を紙質に応じて変更するように定着装置が制御されるので、紙質に拘わらず常に良好な定着画像を得ることができる、という効果がある。また、接触ニップ域の状態変化に加え、紙に定着するトナー量を考慮して定着装置を制御することで、画像によらず安定して良好な定着画像を得ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
(画像形成装置)
図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る画像形成装置は、電子写真方式を用いて用紙上に画像を形成する画像形成装置である。電子写真方式を用いた画像形成装置は、用紙上に画像を形成する画像形成部と、画像形成部に用紙を供給する給紙部とを備えている。また、画像形成部は、感光体ドラム、帯電部、光走査部、現像部、転写部、及び定着部を備えている。画像形成部では、帯電部で感光体ドラムの表面が一様に帯電され、ROS等で構成された光走査部により感光体ドラムが走査露光されて静電潜像が形成される。形成された静電潜像は現像部でトナーにより現像され、現像されたトナー像は転写部で用紙に転写される。こうして用紙に転写されたトナー像は、定着部で加熱・加圧定着される。このような画像形成装置には従来公知の構成を適用できるため、ここでは説明を省略する。
図1に示すように、本実施の形態に係る画像形成装置には、画像形成装置の各部を駆動制御し、上述した画像形成処理を実行するプリンタ制御部10が設けられている。このプリンタ制御部10は、上位のコントローラ(ESS)14に接続され、ESS14により制御されている。ESS14には、操作パネル等のユーザ・インターフェイス(UI)部32が接続されている。
プリンタ制御部10には、ESS14から入力されたプリントコマンド(プリント条件、紙質情報等)に基づいて処理動作を実行するマイクロコンピュータ(CPU)12と、ESS14から入力された画像信号に基づいて制御信号を生成してレーザ走査装置(ROS)16に出力する画像データ処理部18と、定着器20に設けられたカム駆動用モータ22、用紙搬送用モータ24、及び駆動検知センサ26を駆動制御する負荷制御部28と、各種データを記憶するメモリ30と、が設けられている。カム駆動用モータ22には、ステッピングモータを用いることができる。
プリンタ制御部10のCPU12には、定着器20の各部を駆動制御するための制御テーブルの確定処理に用いるレジスタ34(TCNT1)とレジスタ36(TCNT2)とが設けられている。なお、制御テーブルの確定処理とその処理における2つのレジスタ(TCNT1、TCNT2)の役割については後述する。
また、図示した通り、クロック信号(VCLK)、ページシンク(PS)信号、ラインシンク(LS)信号、画像データ信号(VDATA)の各々は、画像データ処理部18から出力され、ROS16とCPU12の各々に入力される。
図2は本実施の形態に係る定着器の概略構成図である。
定着器20は、加熱ランプ42が内蔵された加熱ロール40と、この加熱ロール40に圧接し且つ加熱ロール40と共に転動する無端状の定着ベルト44と、を備えている。加熱ロール40は、熱伝導率のよいアルミニウム等の円筒状のコア46を備え、コア46の表面にはシリコーンゴム等からなる弾性層48が被覆されている。定着ベルト44はポリイミド等の耐熱性樹脂からなるフィルムで構成され、定着ベルト44の表面にはPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等の離型層(図示せず)が形成されている。
加熱ロール40に対向する定着ベルト44の内側には、シリコーンゴム等の耐熱性弾性体からなる圧力パッド50が配置されている。圧力パッド50は定着ベルト44を加熱ロール40に押圧する押圧部材52に嵌め込まれ、押圧部材52は走行ガイドを兼ねた支持部材54により移動可能に支持されている。定着ベルト44を加熱ロール40に押圧することにより、両者間に接触ニップ域56が形成される。そして、この接触ニップ域56に用紙を通過させることにより、用紙上に未定着トナー像が加熱・加圧定着される。
また、定着器20には、用紙の種類(紙種)に応じて接触ニップ域56の状態を変化させる可変機構が設けられている。この可変機構は、回転軸58の周りに回転する偏芯カム60と、一端が連結部62で連結されると共に他端が押圧部材52に固定されたアーム64及びアーム66と、アーム64の他端を押圧するスプリング等の押圧部材70と、で構成されている。
偏芯カム60は、図1に示すカム駆動用モータ22とシャフト(図示せず)によって接続されている。アーム64は押圧部材52を貫通し且つ中央部が押圧部材52に固定されており、アーム66は他端が押圧部材52に固定されている。押圧部材70の一端は固定部材68に固定され、荷重変化により伸縮自在に構成されている。
(接触ニップ域の状態変化)
図3(A)乃至(C)は、定着器20の「薄紙モード」、「普通紙モード」、「厚紙モード」での状態を示す図であり、図3(D)乃至(F)は各モードでのプロセス方向の圧力分布を示す図である。
通常、スタンバイ状態(待機状態)では、定着モードは「普通紙モード」に設定されており、定着器20は図3(B)及び図3(E)に示す状態となっている。
「薄紙モード」に移行する場合には、図3(A)に示すように、ここからの偏芯カム60の回転量によりプロセス方向の圧力分布を変化させる。例えば、カム駆動用モータ22として1ステップで1.6°回転するステッピングモータを用い、CPU12からのパルス(矩形波)を負荷制御部18に入力して、1パルスに対し1ステップ移動することにより1パルスに対し1.6°回転することができ、偏芯カム60の回転距離(量)を正確にコントロールすることができる。本実施の形態では、CPU12からの所定パルス数のパルス信号を負荷制御部18に入力して、カム駆動用モータ22を駆動し、偏芯カム60を所定角度(図では左回りに90°)だけ回転させている。
薄紙は、用紙に消費される熱量が小さい(加熱ロールの温度が下がり難い)ので、ニップ幅が小さくても用紙への画像の定着に問題はない。しかしながら、接触ニップ域56でのピーク圧力を高くしなければ、用紙の加熱ロール40からの剥離性が低下する。従って、「薄紙モード」では、定着ベルト44からの用紙の剥離が優先される。
図3(A)に示すように、偏芯カム60を所定角度回転させてアーム64、66を矢印A方向に移動させると共に、荷重を減らして押圧部材70を伸張することで、図3(D)に示すように、圧力パッド50を介して押圧される接触ニップ域56(プレ加熱部)が狭くなり、その結果、接触ニップ域56の幅(ニップ幅)が小さくなる。一方、押圧部材52の一部が加熱ロール40に食い込むことにより、押圧部材52を介して押圧される接触ニップ域56(定着部)でのピーク圧力が高くなる。
特に、画素密度が高い画像の場合には、用紙上のトナー量が多くなり、このトナーが加熱ロール40から剥離し難く、加熱ロール40に用紙が巻き付きトラブルを招く虞がある。本実施の形態では、用紙の先端部分での画素密度を計測することにより、画素密度の値に応じて、更に、接触ニップ域56での圧力(ニップ圧)及び接触ニップ域56での幅(ニップ幅)を細かく制御して、最適な定着条件を設定することができる。
例えば、画素密度が高くトナー量が多い場合には、ニップ幅を小さく、ピーク圧力を高くすることによって、用紙の剥離性が高い定着器へと意図的にコントロールすることができる。一方、画素密度が低くトナー量が少ない場合には、ピーク圧力が高い期間を短くすることによって、加熱ロール40の寿命(交換するまでのライフ)を長くできる。例えば、偏芯カム60の回転角度を90°から70°に減らすことで、ピーク圧力を10%程度低減することができる。
なお、定着器20から用紙が排出されると、定着器20は図3(B)に示すスタンバイ状態(待機状態)に戻る。定着器20出口に検知センサ(図示せず)を設けることで、用紙の排出を検知することができる。
「厚紙モード」に移行する場合には、図3(C)に示すように、偏芯カム60を所定角度回転(図では右回りに90°)させてアーム64、66を矢印B方向に移動させると共に、荷重を増やして押圧部材70を圧縮することで、圧力パッド50が持ち上げられ、図3(F)に示すように、プレ加熱部が広くなり、ニップ幅が広くなる。即ち、用紙に熱を伝える領域が長くなることになる。一方、定着部でのピーク圧力は低下する。
「厚紙モード」では、画像の定着が優先される。上述した通り、ニップ幅が広くなり加熱時間も延びるため、画素密度が高くトナー量が多い場合であっても、良好な画質(充分にトナーが溶解して用紙に定着した)を安定して得られるようになる。また、ニップ幅が広がったが、その代わり定着部のピーク圧力は低下する。定着部でのピーク圧力が低下したとしても、厚紙では用紙が持っている"コシ"が強いため、用紙が加熱ロール40に巻き付く懸念は無い。従って、定着部でのピーク圧力を薄紙や普通紙ほど高めなくてもよい。
従来、定着ベルトと加熱ロールとの間に形成される接触ニップ域の加圧状態は、画像を形成する用紙やトナー量に関係なく一定であった。普通紙、厚紙、薄紙等、紙質の相違に対しては、紙質に応じて与える熱量を変化させることにより対応していた。例えば、厚紙では、用紙の搬送速度を遅くし、加熱時間を長くすることによって、安定した定着作業を行っていた。本実施の形態では、ニップ幅を制御して加熱時間を長くするので、搬送速度(プロセススピード)を遅くすること無く、加熱時間を長くすることができる。なお、厚紙ではピーク圧力を高くする(機構)も用意する必要がない。
(制御テーブルの確定処理)
図4にCPU12で実行される「制御テーブルの確定処理」のルーチンを示す。
このフローチャートでは、まず、ステップ100で、印刷ジョブが開始されたことを確認する。印刷ジョブの開始が確認されると、ステップ100で肯定判断してステップ102に進み、ESS14から薄紙、普通紙、厚紙等の紙質情報を取得する。ESS14は、UI部32からの入力、マシンの設定値、厚さ検出センサ(図示せず)からの出力に基づいて、紙質情報を取得することができる。
次に、ステップ104で、画像形成装置の各部をプリンタ制御部10により制御して、画像形成(プリント)動作を開始する。次のステップ106で、印刷ジョブのページ毎に出力されるページシンク(PS)信号が入力されたことを確認する。図6に示すように、PS信号は、画像処理においてページタイミングを生成し、主走査方向のライン毎に出力されるラインシンク(LS)信号のパルス数をカウントして、1ページの印画エリアが終了するとインアクティブになる。即ち、LS信号のパルス数をカウントして副走査の長さを判断できる。
画像データ処理部18からPS信号が出力されると、ROS16にYMCK各色の画像データ信号(例えば、VDATA Y)が出力される。従って、PS信号の入力が確認されると、ステップ106で肯定判断してステップ108に進み、画素密度を計測する「画素密度計測処理」が実行される。この処理では、画素密度はレジスタ36(TCNT2)のカウント値として出力される。なお、「画素密度計測処理」の詳細については後述する。
画素密度が計測される(TCNT2のカウント値が得られる)と、次のステップ110に進み、図9に示す表を参照して定着器制御テーブルを確定する。図9に示す表(FUSER CONT Table)は、紙質、TCNT2のカウント値、画素密度、及び濃度に対応した「定着器制御テーブル」を示すものである。図9に示す表は、メモリ30に格納されている。
図9では、紙質は「薄紙、普通紙、厚紙」の3種類に分類され、各紙種毎に画素密度が「小、中、大」の3種類に分類されて、9種類の定着器制御テーブルが用意されている。画素密度が「小、中、大」は、濃度「薄、中、濃」に各々対応付けられる。画素密度の大小は、TCNT2のカウント値に閾値を設けることで判断される。閾値は定着器の特性に基づいて適宜設けられる。ここでは、TCNT2のカウント値が10以下の場合は画素密度「小」、11以上20以下の場合は画素密度「中」、21以上の場合は画素密度「大」とされている。
例えば、紙質が「普通紙」で且つ画素密度が「中」の場合には、表から「Table5」が選択され、定着器20は図3(B)及び(E)に示すスタンバイ状態(待機状態)とされる。また、紙質が「薄紙」で且つ画素密度が「大」の場合には、表から「Table3」が選択され、定着器20は図3(A)及び(D)に示す剥離優先の状態とされる。紙質が「薄紙」で且つ画素密度が「小」の場合には、表から「Table1」が選択され、「Table3」の場合より定着部でのピーク圧力が低下するように制御される。また、紙質が「厚紙」で且つ画素密度が「大」の場合には、表から「Table9」が選択され、定着器20は図3(C)及び(F)に示す定着優先の状態とされる。
定着器制御テーブルが確定されるとステップ112に進み、ステップ112で、図10に示す表を参照してモータ制御パターンを確定し、次のステップ114で、モータ制御パターンに応じた制御信号を負荷制御部28に出力する。図10に示す表(MOTOR CONT Table)は、定着器制御テーブルに対応した「モータ制御パターン」を示すものである。図10に示す表は、メモリ30に格納されている。また、各制御パターンも、メモリ30に格納されている。
ここでは、図9のTable1乃至9に対応して、9種類のPatternA乃至Hが設けられている。例えば、ステップ110で定着器制御テーブルが「Table3」と確定されると、次のステップ112では「Table3」に対応した「PatterneC」がモータ制御パターンと確定される。モータ制御パターンが確定すると、メモリ30から確定したパターンが読み出され、このパターンに従ったモータ制御が実行される。
なお、「パターン」とは、パルス数(モータの移動量)、励磁パターン、相に流す電流トルク等、ステッピングモータを制御するための制御パラメータを意味している。また、「パターン」には、他の形態から現在の形態へ移行するためのパラメータも含まれている。例えば、Table1からTable3に移行するためのモータのパラメータや、Table9からTable3に移行するためのモータのパラメータなどである。
次に、ステップ116で、PS信号がインアクティブになったことを確認する。PS信号がインアクティブになったことが確認されると、ステップ116で肯定判断してステップ118に進み、印刷ジョブが終了したか否かを判断する。印刷ジョブが終了していない場合は、次ページの処理があるため、ステップ106に戻って、PS信号が入力されたことを確認する。印刷ジョブが終了していれば、ここでルーチンを終了する。
図5には、図4のステップ108で実行される「画素密度計測処理」のサブルーチンを示す。サブルーチンが開始されると、まず、ステップ200で、レジスタ36(TCNT2)のカウント値をリセットし、次のステップ202で、LS信号が入力されたことを確認する。なお、用紙の定着器への到達を検出するレジセンサ(図示せず)の検出信号をトリガーとして、LS信号の入力を監視することができる。LS信号の入力が確認されると、ステップ202で肯定判断してステップ204に進み、レジスタ34(TCNT1)のカウント値をリセットする。LS信号が入力されると、次のステップ206で、クロック信号(VCLK)毎に画像データ信号(VDATA)を監視(取得)する。
図7は画像データ監視のタイミングを示すタイミングチャートであり、図8は画素密度が積算される様子を示すタイミングチャートである。図7及び図8に示すように、クロック信号に同期して設定された監視ポイント(矢印で示す)毎に、画像データ信号(VDATA Y)を確認する。図8では、クロック信号の立ち上りでデータの確定を行っている。なお、図ではY色の画像データ信号を確認しているが、Y色だけでなく、YMCK各色について画素密度の積算を行う。
この監視ポイントで、画像データ信号がハイレベル(H領域)にある場合には、TCNT1がアップカウントされ、カウント値が1増加する。画像データ信号がローレベル(L領域)にある場合には、TCNT1はアップカウントされない。TCNT1には予め閾値が設定されており、TCNT1のカウント値が設定された閾値を超える(オーバーフローする)と、TCNT2がアップカウントされ、カウント値が1増加する。従って、TCNT2のカウント値が大きいほど、画素密度が大きく、濃度が濃い(トナー量が多い)と判断される。なお、TCNT1はLS信号(1主走査ライン)毎にリセットされるので、TCNT2は1つのLS信号に対して1しか増加しない。
フローチャート(図5)に戻って説明すると、ステップ206で画像データ信号を取得した後、ステップ208で、画像データ信号がハイレベル(H領域)にあるか否かを判断する。H領域にある場合には、ステップ208で肯定判定してステップ210に進み、TCNT1をアップカウントする。一方、画像データ信号がL領域にある場合には、ステップ208で否定判定してステップ206に戻り、次の画像データ信号を取得する。
TCNT1をアップカウントした場合には、次にステップ212で、TCNT1がオーバーフローしていないか確認する。オーバーフローした場合は、ステップ212で肯定判定してステップ214に進み、TCNT2をアップカウントする。一方、TCNT1がオーバーフローしていない場合には、ステップ212で否定判定してステップ206に戻り、次の画像データ信号を取得する。
TCNT2をアップカウントした場合には、次のステップ216で、次のLS信号が入力されたことを確認する。次のLS信号が入力されると、ステップ218に進み、LS信号の入力回数が所定値(例えば、50回)を超えたか否かを判断する。即ち、画像データ信号を監視する期間はLS信号の個数で管理されており、これにより画素密度が計測される領域(印字される用紙先端からの距離)が設定されている。
LS信号の入力回数が所定値を超えた場合には、ステップ218で肯定判定してステップ220に進み、TCNT2のカウント値をメモリ30に記憶してルーチンを終了する。LS信号の入力回数が所定値を超えていない場合には、ステップ204に戻って処理を繰り返す。
(モータ故障検知)
本実施の形態に係る画像形成装置では、定着器20を駆動するモータ22に不具合があったり、モータを制御する負荷制御部28の回路基板に不具合があると、定着器20の可変機構が機能できなくなる。不具合を検知せず、用紙が定着器20に搬送されると、加熱ロールへの巻き付き、トナーの定着不良、紙づまり、紙しわ等が発生してしまう。従って、モータ故障検知機構を更に設けることが好ましい。
図11(A)及び(B)はモータ故障検知機構を示す図である。
図11(A)の機構では、モータ22とモータ22の駆動電源80との間にヒューズ82が挿入され、直列に接続された抵抗84、86の一端がヒューズ82とモータ22との間に接続されると共に他端が接地されている。また、抵抗84、86の接続点はCPU12に接続されている。これにより、抵抗84、86の分圧がCPU12に入力される。なお、分圧が3V程度になるように、抵抗84、86の値が調整される。このようにCPU12で分圧電位をモニターすることで、ヒューズ82の断線、駆動電源80の不具合等によるモータ22の異常を検知することができる。
なお、異常を検知した場合には、検知内容、基板交換指示を不揮発性のメモリに格納した後、UI部32にアナウンスを表示し、定着器20の加熱ロールへの電力供給をシャットダウンする。これは用紙が加熱ロールへ巻き付き、加熱によって発煙発火することを防止するためである。また、検知内容等をメモリに格納しておくことで、後にサービス員がメンテナンス(トラブル調査)を行った際に、メモリ内容を確認できる。
また、図11(B)の機構では、モータ22とモータ22の駆動電源80との間に抵抗88が挿入され、抵抗88前後での電位を比較するコンパレータ90が設けられている。コンパレータ90の出力端は、CPU12に接続されている。これにより、コンパレータ90の出力(パルス電圧)がCPU12に入力される。モータ22が通常の動作を行っているときは、電流はリップル状になり、CPU12において出力されるパルスの逓倍の周波数が確認できる。例えば、モータの1相あたりのコイルに異常が発生した場合には、周波数が乱れるので、これにより何らかの異常がモータ22に発生したことが確認できる。また、周波数が現れない場合には、モータ22が回転していないと判断でき、電気回路側になんらかの不具合が発生したと判断することができる。
また、定着器20の周辺に、カムやギアの基準位置からのずれを検知する検知センサ(図1のセンサ26等)を配置して、モータ22の異常を検知することができる。例えば、定着器20がTable4の状態にある場合をホームポジションとして、センサ26から信号が入力されるようにする。印刷ジョブの開始前や用紙印刷間等の所定のタイミングでホームポジションに復帰するように制御し、そのタイミングでセンサ26からの検知信号が入力されない場合は、モータ22や負荷制御部28の回路基板に何らかの異常があると判断する。
なお、異常を検知した場合には、検知内容、基板交換指示を不揮発性のメモリに格納した後、UI部32にアナウンスを表示し、定着器20の加熱ロールへの電力供給をシャットダウンする。これは用紙が加熱ロールへ巻き付き、加熱によって発煙発火することを防止するためである。また、検知内容等をメモリに格納しておくことで、後にサービス員がメンテナンス(トラブル調査)を行った際に、メモリ内容を確認できる。
なお、異常を検知した場合には、検知内容、基板交換指示を不揮発性のメモリに格納した後、UI部32にアナウンスを表示し、以下の処置を行う。ホームポジションから全く移動しない場合、厚紙では搬送速度を通常より遅くする。画素密度が特に高い場合には、搬送速度を2.5倍程度にする。これは、充分にトナーを用紙に定着させないとユーザへのトナー付着の危険性があるためである。厚紙で画素密度が低い場合には、用紙に消費される熱量分だけ搬送速度を遅くする。例えば、搬送速度を2倍程度にする。定着器20のピーク圧力を高くできないため、薄紙が指定された場合は印刷ジョブを終了してメッセージを表示する。或いは、薄紙の選択をできないように印刷ジョブの開始前にUI部32にアナウンス表示を行う。
以上説明した通り、本実施の形態では、用紙の紙質に応じて接触ニップ域での圧力(ニップ圧)及び接触ニップ域の幅(ニップ幅)を制御すると共に、用紙の先端部分での画素密度の値に応じてニップ圧及びニップ幅を更に細かく制御して、最適な定着条件を設定することができ、紙質に拘わらず常に良好な定着画像を得ることができる。
また、本実施の形態では、ニップ幅を制御して加熱時間を変更することができ、厚紙の場合でも、搬送速度(プロセススピード)を遅くすることなく、熱供給量を制御することができる。
上記の実施の形態では、カムを用いて接触ニップ域56の状態を変化させる可変機構を設けた例について説明したが、これは一例であり、可変機構はステッピングモータを用いて制御できるものであれば特に制限はない。例えば、ギヤや梃子(テコ)の原理によって可変させる可変機構や、加熱ロールの位置を前後にずらす可変機構を用いることもできる。
また、連続プリントの際には、その都度Table5の待機状態まで戻っていると処理時間が長くなる。このため直前の形態から次の用紙に適した形態まで連続で動作を行う。これはパターンの中にそれぞれの形態(Table)からのモータ制御パターンを格納しており、そこから判断してCPUでモータの制御を行うことができるためである。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図である。 定着器の概略構成図である。 (A)乃至(C)は定着器の薄紙モード、普通紙モード、厚紙モードでの状態を示す図であり、(D)乃至(F)は各モードでのプロセス方向の圧力分布を示す図である。 制御テーブルの確定処理ルーチンを示すフローチャートである。 画素密度計測処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 ページシンク(PS)信号及びラインシンク(LS)信号の出力タイミングを示すタイミングチャートである。 画像データ監視のタイミングを示すタイミングチャートである。 画素密度が積算される様子を示すタイミングチャートである。 定着器制御テーブルを示す図である。 モータ制御テーブルを示す図である。 (A)及び(B)はモータ故障検知機構を示す図である。
符号の説明
10 プリンタ制御部
12 CPU
14 ESS
16 ROS
18 画像データ処理部
18 負荷制御部
20 定着器
22、24 モータ
26 センサ
28 負荷制御部
30 メモリ
32 UI部
34 レジスタ
36 レジスタ
40 加熱ロール
42 加熱ランプ
44 定着ベルト
46 コア
48 弾性層
50 圧力パッド
52 押圧部材
54 支持部材
56 接触ニップ域
58 回転軸
60 偏芯カム
62 連結部
64、66 アーム
68 固定部材
70 押圧部材
80 駆動電源
82 ヒューズ
84 抵抗
88 抵抗
90 コンパレータ

Claims (9)

  1. 弾性体からなる圧力パッドを有する第1の押圧部材により加熱ロールに対して無端ベルトを圧接配置し、前記加熱ロールと前記無端ベルトとの間に形成された接触ニップ域に用紙を通過させて、該用紙上の未定着画像を加熱・加圧定着する定着装置と、
    前記第1の押圧部材に固定され且つ搬送方向に延びるアーム、前記搬送方向の入口側に配置され且つ回転により前記アームの一端を移動させる偏芯カム、及び前記搬送方向の出口側に配置され且つ荷重変化により伸縮して前記アームの他端を押圧する第2の押圧部材を備え、前記偏芯カムの回転及び前記第2の押圧部材に掛かる荷重変化に応じた前記アームの移動により、前記接触ニップ域のニップ圧及びニップ幅の少なくとも一方を変化させる可変機構と、
    前記偏芯カムを回転させると共に前記第2の押圧部材に掛かる荷重を増減して、前記可変機構を駆動する駆動手段と、
    画像を形成する用紙の紙質情報を含む画像形成条件に応じて前記搬送方向の圧力分布が変化するように、前記駆動手段を制御する制御手段と、
    を備えた画像形成装置。
  2. 前記用紙の紙質情報を取得する情報取得手段と、入力された画像データの所定印字領域での画素密度を計測する計測手段と、前記情報取得手段で取得された紙質情報と前記計測手段で計測された画素密度とに応じて制御条件を設定する設定手段と、を更に備え、
    前記制御手段は、前記設定手段で設定された制御条件に基づいて前記駆動手段を制御する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、用紙が薄紙である場合に、用紙が普通紙である場合に比べて、前記接触ニップ域のニップ幅が小さくなり且つ前記接触ニップ域でのピーク圧力が高くなるように前記駆動手段を制御する、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、用紙が厚紙である場合に、用紙が普通紙である場合に比べて、前記接触ニップ域のニップ幅が広くなり且つ前記接触ニップ域でのピーク圧力が低下するように前記駆動手段を制御する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、用紙が薄紙であり且つ画素密度が低い場合に、用紙が薄紙であり且つ画素密度が高い場合に比べて、前記接触ニップ域でのピーク圧力が高い期間が短くなるように前記駆動手段を制御する、請求項2乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記計測手段は、主走査ライン毎に画像データを取得し、高濃度画素数をカウントして、所定印字領域での画素密度を計測する、請求項2乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記計測手段は、画像書き出し位置から所定印字領域での画素密度を計測する、請求項2乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記設定手段は、紙質情報と画素密度とに応じて制御条件を予めテーブルで記憶した記憶手段を備え、該テーブルを参照して、前記情報取得手段で取得された紙質情報と前記計測手段で計測された画素密度とに応じて制御条件を設定する、請求項2乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記駆動手段と該駆動手段の駆動電源との間の電圧変動を検出して前記駆動手段の異常を検知する異常検知手段を更に備えた請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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