JP4972419B2 - 自動製氷機 - Google Patents

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Description

この発明は、自動製氷機に関し、更に詳細には、除氷運転に際して除氷水を製氷部に供給して、該製氷部に製造された氷の融解を促進するようにした自動製氷機に関するものである。
氷を連続的に製造する自動製氷機20として、例えば、図6に示すように、下方に開放する第1製氷小室10aを多数画成し、冷凍系12から導出する蒸発器14を背面に備えた第1製氷室10と、水皿16上に設けられ、上方に開放する第2製氷小室18aを多数画成した第2製氷室18とを備え、製氷運転に際し両製氷小室10a,18aを対応的に閉成して形成される内部空間に球体状の氷(球体氷)を生成するようにした自動製氷機20が知られている。この自動製氷機20では、除氷運転に際し、図示しない外部水道源に接続する給水管22を流通した常温の除氷水が、散水器24から水皿16に向けて供給されるようになっている。そして、散水器24から供給された除氷水は、第2製氷室18を囲繞する水皿16の水溜部26に貯留され、この除氷水により第2製氷室18が加熱されて、第2製氷小室18aと球体氷との氷結を解除するよう構成される。第2製氷小室18aと球体氷との氷結が解除されると、第1製氷室10に対して第2製氷室18が傾動開放すると共に、前記蒸発器14にホットガスが供給されて第1製氷室10を加熱し、第1製氷小室10aと球体氷との氷結を解除することで、第1製氷小室10aから球体氷群を剥離落下させるよう構成されている。
ここで、前記第2製氷室18の除氷に除氷水を用いる場合、該除氷水の温度は周囲温度に影響されるため、冬期のように除氷水の温度が低いときには除氷に要する時間が長くなり、日産製氷能力の低下や消費水量の増大と云った問題が生ずる。そこで、従来の自動製氷機20においては、常温の除氷水を熱交換器28で加温して、常に高温の除氷水を前記水溜部26に供給するようになっている。具体的には、前記給水管22の途中に2重管で構成される熱交換器28を配設し、冷凍系12から供給されるホットガスを該熱交換器28の外管28aに流通させる。これと同時に、除氷水が熱交換器28の内管28bを流通することで、該除氷水とホットガスとが熱交換を行なって、除氷水が加温されるようになっている。
特開2004−45011号公報
ところが、従来の自動製氷機20では、除氷水が必ず熱交換器28を通過する構造となされているため、夏期等のように、水道水が比較的高温な場合でも、除氷水は熱交換器28によって加温されてしまい、非常に高温となった除氷水が前記水溜部26へ供給されることがある。このような高温の除氷水が水溜部26に供給されると、散水器24や水皿16等が除氷水の熱により変形してしまう虞があった。また、非常に高温な除氷水によって、第2製氷室18の除氷時間(加温時間)が極端に短くなり、水皿16が氷ガミを起こしたり、アーチングが発生したりすることもあった。
なお、前記給水管22が何等かの原因で断水すると、熱交換器28を除氷水が流通しなくなって該熱交換器28がいわゆる「空焚き状態」となってしまう。すると、給水管22が熱交換器28によって加熱され続け、給水管22が変形してしまうことがある。そこで、このような断水に伴なう弊害を防止するため、給水管22に断水検知センサー30を設置して、断水によって給水管22が高温となった場合に自動製氷機20が自動停止するよう設定されている。ところが、前述のように常温でも高温な除氷水を更に熱交換器28で加温すると、除氷水が非常に高温となり、前記断水検知センサー30が除氷水の熱により誤作動を起こしてしまうこともあった。
そこで本発明は、従来の自動製氷機に内在する前記問題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、高温の除氷水は熱交換器により加温することなく製氷部へ直接供給して、除氷水の温度上昇に起因する問題発生を防止し得る自動製氷機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項1に係る自動製氷機は、
除氷運転に際し、外部水道源に接続する給水管を流通する常温の除氷水が、該給水管に設けられて冷凍系から供給されるホットガスが流通する熱交換器を通過する際に加温され、高温となった除氷水を散水器を介して製氷部に供給して該製氷部の除氷を促進するようにした自動製氷機において、
前記常温の除氷水の温度を検知する温度検知手段と、
前記給水管における前記熱交換器の上流側から分岐すると共に、前記散水器に連通するバイパス管と、
前記バイパス管に設けられ、前記温度検知手段による検知温度が設定温度より低い場合に閉成して、該バイパス管の除氷水の流通を規制すると共に、該検知温度が設定温度より高い場合に開放して、バイパス管の除氷水の流通を許容する開閉弁とを備え
前記バイパス管は、前記給水管から第1接続部において分岐すると共に、該給水管における前記熱交換器の下流側の第2接続部で合流するよう構成され、
前記給水管における第1接続部の下流側であって熱交換器の上流側の第3接続部から排水管が導出し、
前記温度検知手段による検知温度が設定温度より高い場合に前記開閉弁が開放した際に、前記バイパス管を流通して第2接続部で給水管に合流した除氷水の一部が該給水管を逆流し、熱交換器を通過した後に排水管から排出されるようにしたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、除氷水が高温な場合、熱交換器を迂回するバイパス管を介して除氷水を製氷部へ直接供給するようにしたので、非常に高温となった除氷水により、散水器や水皿等が変形するのを防止し得る。また、断水検知センサーが設置されている場合に、非常に高温となった除氷水によって該センサーが誤作動を起こすこともない。また、高温と判断された場合であっても、除氷水の一部が熱交換器を流通するようにしたので、該熱交換器が空焚き状態となることがない。この場合に、熱交換器で加温された除氷水は排水管より排出されるので、該除氷水が製氷部へ供給されることはない。
請求項2に係る自動製氷機では、前記排水管に設けられ、前記温度検知手段による検知温度が設定温度より低い場合に閉成して該排水管の除氷水の流通を規制すると共に、該検知温度が設定温度より高い場合に開放して該排水管の除氷水の流通を許容する第2の開閉弁を備えるようにした。
請求項3に係る自動製氷機では、前記給水管の第1接続部と第3接続部との間に設けられ、前記温度検知手段による検知温度が設定温度より低い場合に給水管を開放すると共に、温度検知手段による検知温度が設定温度より高い場合に給水管を閉成する第3の開閉弁を備えるようにした。
本発明に係る自動製氷機によれば、非常に高温となった除氷水が製氷部へ供給されるのを防止し得る。
次に、本発明に係る自動製氷機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、以下の説明において、従来技術で示した同一の部材については、同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
図1は、実施例に係る自動製氷機40の全体構成を概略的に示す説明図であって、該自動製氷機40の製氷機構では、所要直径をなす多数の球体氷を製造する製氷室が、水平に配設した熱良導性の金属を材質とする第1製氷室10と、この第1製氷室10を下方から開閉可能に閉成する第2製氷室18とから基本的に構成される。前記第1製氷室10には、半球状凹部としての第1製氷小室10aが、所要のパターンで下向きに多数凹設されている。また、第1製氷室10の上面には、圧縮機CMや凝縮器CN等と共に冷凍系12を構成する蒸発器14が密着固定され、圧縮機CMの運転により蒸発器14における気化冷媒の熱交換が促進されて、第1製氷室10が氷点下にまで冷却されるようになっている。
第1製氷室10の直下には、熱良導性の金属を材質とする第2製氷室(製氷部)18が傾動可能に配設され、製氷運転に際して、該第1製氷室10を下方から閉成すると共に、除氷運転に際して、該第1製氷室10を開放し得るよう構成される(図1では、便宜上、第1製氷室10および第2製氷室18を分離して図示した)。この第2製氷室18には、前記第1製氷室10に凹設した第1製氷小室10aと対応したパターンで、同じく半球状凹部からなる第2製氷小室18aが上向きに多数凹設されている。そして、第1製氷室10と第2製氷室18とが閉成すると、両製氷小室10a,18aが相互に対応して所要直径の球状空間が内部に画成される。
第2製氷室18の外底部には、各第2製氷小室18aに製氷水を噴射供給するための噴射孔(図示せず)を多数備えた水皿16が一体的に固定されている。この水皿16は、上方が開放した箱体状に形成され、その内部空間が水溜部26とされている。そして、この水溜部26に後述する給水管42より供給された水道水(除氷水)を貯留して、該除氷水により第2製氷室18を加熱するようになっている。なお、前記水皿16の下部に製氷水タンク64が一体的に形成され、該タンク64内に製氷水が貯留される。また、第2製氷室18や水皿16、製氷水タンク32は、図示しない水皿開閉機構によって傾動されるようになっている。
前記給水管42は、一端が図示しない外部水道源に接続すると共に、他端が前記水皿16の上方で開口する散水器24に接続され、図1に示す如き配管構造をなしている。この給水管42の途中には、除氷水を加温する熱交換器としての温水器28が配設されている。この温水器28は、給水管42に連通接続する内管28bと、該内管28bを所定の空間を存して被覆する外管28aとからなる2重管構造とされ、後述するように除氷運転に際して内管28bと外管28aとの間の空間に高温冷媒(ホットガス)を流通させることで、内管28b内を流通する除氷水を加温するよう構成される。また、内管28bにおける除氷水が流通する内側およびホットガスが流通する外側には、その長手方向の略全体に亘ってフィン44が連続して突設されており、ホットガスと除氷水との熱交換効率の向上が図られている。
更に、前記給水管42には、温水器28の上流側から分岐して、該温水器28の下流側で合流するバイパス管46が配設されると共に、給水管42における温水器28の上流側から排水管48が導出している。すなわち、図1に示すように、前記給水管42とバイパス管46とにより環状の流通経路が形成され、温水器28の内管28b内を除氷水が何れの方向にも流通し得るようになっている。なお、以下の説明では、バイパス管46と給水管42との接続部のうち、上流側を第1接続部P1、下流側を第2接続部P2とし、更に、前記排水管48と給水管42との接続部を第3接続部P3と指称することとする。また、除氷水の流通経路について説明中で使用される「上流」または「下流」とは、後述するように、低温の除氷水が流通する方向を基準とする(図1では、給水管42を反時計回りに流通する方向が基準となる)。
前記給水管42におけるバイパス管46より上流側(すなわち、前記第1接続部P1の上流側)に、常温の除氷水温度を検知する温度検知センサー(温度検知手段)50が配設されている。また、給水管42における第2接続部P2から前記散水器24までの間に給水弁WVが介挿され、該給水弁WVが開放することで除氷水の第2製氷室18(水溜部26)への供給が制御される。更に、前記給水管42には、第1接続部P1の下流であって第3接続部P3の上流側に第1開閉弁V1が配設されている。この第1開閉弁V1は、前記温度検知センサー50による除氷水の検知温度が予め設定された設定温度(例えば、20℃)より低い場合に開放制御され、低温の除氷水を給水管42に流通させて、前記温水器28により加温させるようになっている(図2(a)参照)。
前記バイパス管46は、除氷水が温水器28を迂回し得るよう給水管42に設けられ、除氷水が高温である場合に、バイパス管46に設けられた第2開閉弁V2が開放して除氷水の流通が許容される。そして、バイパス管46を流通した高温の除氷水は、前記第2接続部P2で給水管42に合流し、散水器24を介して水溜部26へ供給される(図2(b)参照)。但し、バイパス管46を流通した除氷水は、全て水溜部26へ供給される訳でなく、その一部が第2接続部P2から給水管42を逆流し、前記温水器28の内管28bを通過するよう構成されている。このとき、給水管42を逆流する除氷水は、温水器28で更に加温されて非常に高温となるが、前記排水管48から排出される。すなわち、排水管48に介挿された第3開閉弁V3が第2開閉弁V2の開放と同時に開放するよう制御される。なお、バイパス管46を経て給水管42を逆流する除氷水の量は、給水管42を流下して水溜部26へ供給される除氷水に比べて少なく設定される。また、給水管42とバイパス管46との合流部(第2接続部P2)には、断水検知センサー30が設けられ、該センサー30が予め設定された異常温度を検知したときに、自動製氷機40の運転を停止するよう設定されている。
前記自動製氷機40における冷凍系12では、図1に示す如く、圧縮機CMで圧縮された気化冷媒は、吐出管52を経て凝縮器CNで凝縮液化し、ドライヤ66で脱湿された後に膨張弁54で減圧され、前記蒸発器14に流入してここで一挙に膨張して蒸発し、第1製氷室10と熱交換を行なって、各第1製氷小室10aを氷点下にまで冷却させる。そして、蒸発器14で蒸発した気化冷媒は、吸入管56を経て圧縮機CMに帰還して再循環される。
更に、圧縮機CMの吐出管52からホットガス管58が分岐され、このホットガス管58はホットガス弁HVを経て、蒸発器14の入口側に連通されている。このホットガス弁HVは、除氷運転に際し、第2製氷室18の除氷完了を検知したときに開放するよう制御される。すなわち、除氷運転における第1製氷室10の除氷時にホットガス弁HVが開放して、圧縮機CMから吐出される高温冷媒(ホットガス)を、前記ホットガス管58を介して蒸発器14にバイパスさせ、各第1製氷小室10aを加熱することにより、小室内部に生成される球体氷の周面を融解させて、各球体氷を自重により落下させるようになっている。
前記ホットガス管58におけるホットガス弁HVの配設位置より上流側(圧縮機CM側)から供給管60が分岐され、該供給管60は温水器28用の入口弁WHV1を経て、前記温水器28における外管28aの入口側に連通されている。また、温水器28における外管28aの出口側に連通接続される帰還管62は温水器28用の出口弁WHV2を経て、前記吸入管56に連通されている。前記入口弁WHV1および出口弁WHV2は、前記給水弁WVの開放と共に開放し、該給水弁WVの閉成と共に閉成するよう制御される。すなわち、除氷運転時に入口弁WHV1および出口弁WHV2を開放することで、圧縮機CMから吐出されるホットガスは供給管60を介して温水器28の外管28aにバイパスされ、該ホットガスと温水器28の内管28b内を流通する除氷水との間で熱交換を行なって除氷水を加温し得るよう構成される。
前記吐出管52におけるホットガス管58の分岐部より下流側に高圧ストップ弁HPVが配設される。この高圧ストップ弁HPVは、前記給水管42からの除氷水の供給が開始されると同時に閉成し、除氷水の供給が停止すると開放する制御がなされる。すなわち、入口弁WHV1および出口弁WHV2が開放するときには、高圧ストップ弁HPVが閉成するよう制御される。また、入口弁WHV1および出口弁WHV2が開放しているときには、ホットガス弁HVは閉成しており、これにより前記第2製氷室18の除氷に際しては、圧縮機CMから吐出されたホットガスは、蒸発器14側に流れることなく全て温水器28側に供給され、除氷水の加温にのみ用いられるようになっている。
(実施例の作用)
次に、実施例に係る自動製氷機40の作用につき、以下説明する。製氷運転に際し、第2製氷室18は第1製氷室10を下方から閉成して、各第1製氷小室10aを各第2製氷小室18aと対応させ、内部に氷形成用空間を画成している。この状態で製氷運転が開始されると、冷凍系12の圧縮機CMが起動して第1製氷室10に設けた蒸発器14に冷媒が循環供給されると共に、製氷水タンク64内の製氷水が両製氷小室10a,18aに画成される球状空間中に噴射供給される。製氷水の循環供給が継続するにつれ、両製氷小室10a,18a内で製氷水の一部が凍結して氷層が形成され始め、次第に氷層が氷に成長していく。そして、最終的に両製氷小室10a,18a内に形成される球状空間中に球体氷が生成される。
球体氷の製造が完了して製氷運転が終了すると、第1,第2製氷室10,18への製氷水の循環供給が停止される。なお、図3または図4に示すように、冷凍系12を構成する圧縮機CMへの通電は継続されたままである。また、製氷運転の終了と共に水皿開閉機構の運転が開始されるが、第2製氷小室18aと球体氷とは氷結状態を保持しているので、水皿16は閉成位置に臨んだままとなっている。次に、前記給水弁WVが開放され、これにより外部水道源から常温の除氷水が給水管42に流通される。また、前記入口弁WHV1および出口弁WHV2が開放すると共に、前記高圧ストップ弁HPVが閉成する。但し、ホットガス弁HVは閉成状態に保持されるので、前記圧縮機CMから吐出されるホットガスは蒸発器14へ供給されることなく、全て前記供給管60を介して温水器28の外管28aに送られる。
常温の除氷水が給水管42を流通すると、前記温度検知センサー50が除氷水の温度を検知する。そして、この検知温度が設定温度よりも低い場合には、除氷水を加温するため、図3に示されるような第1〜第3開閉弁V1,V2,V3の開閉制御がなされる。すなわち、前記第1開閉弁V1が開放されて給水管42の除氷水の流通が許容されると共に、前記第2および第3開閉弁V2,V3が閉成され、バイパス管46および排水管48の除氷水の流通が規制される。これにより、図2(a)に示すように、低温の除氷水は給水管42内の第1接続部P1および第3接続部P3を通過した後、温水器28の内管28bを流通する。従って、除氷水は、温水器28の外管28aを流通するホットガスと熱交換を行なって加温される。ここで、除氷水が内管28b内を流通する方向と、ホットガスが外管28aを流通する方向とが逆となっており、両者間の熱交換が効率的に行なわれる。温水器28を通過した除氷水は、前記第2接続部P2を通過した後、給水弁WVを経て前記散水器24から水溜部26へ供給される。このとき、前記第2開閉弁V2が閉成しているので、温水器28で加温された除氷水は全て水溜部26に供給される。
一方、前記温度検知センサー50による検知温度が設定温度を超えている場合には、除氷水を更に加熱するのを防止するべく、図4に示す如き制御が行なわれる。すなわち、前記第1開閉弁V1が閉成されると共に、前記第2,第3開閉弁V2,V3が開放される。これにより、高温の除氷水は給水管42から第1接続部P1でバイパス管46へ移り、第2開閉弁V2を通過した後、第2接続部P2で再び給水管42に合流する(図2(b)参照)。すると、高温の除氷水は、その多くが給水弁WV側へ流通して、温水器28に加熱されることなく水溜部26へ供給される。また、高温の除氷水の一部は、前記第2接続部P2から給水管42を逆流する方向(温水器28側)へ流通し、該温水器28を通過して熱交換を行なう。そして、温水器28によって加温された除氷水は、第3接続部P3を通過した後、前記排水管48より外部へ排出される。このように、除氷水が高温の場合でも、その一部は温水器28を通過するので、該温水器28が空焚き状態となることがない。これにより、前記断水検知センサー30が誤作動し、自動製氷機40が停止してしまうのを防止し得る。しかも、給水中、温水器28の除氷水の流通は維持されるため、除氷水が高温の場合に温水器28へのホットガスの流通を一端停止させると云った煩雑な制御を行なう必要もない。
前記水溜部26に除氷水が貯留されると、該除氷水により前記第2製氷室18が加熱される。すると、前記第2製氷室18は、次第に温度上昇をなし、前記第2製氷小室18aの壁面と球体氷との氷結力は徐々に低下する。なお、第2製氷室18と接触する第1製氷室10にも除氷水の熱は伝わるが、この熱は僅かであり、第1製氷小室10aの壁面と球体氷との氷結力は低下しない。第2製氷小室18aの壁面と球体氷との氷結力が、第2製氷室18や水皿16等の自重を支えられなくなるまで低下すると、第2製氷室18から球体氷が剥離し、該水皿16等は自重によって下側に傾動する。すると、前記給水弁WVが閉成されて給水を停止すると共に、水皿開閉機構が作動して水皿16は開放位置に向けて傾動を開始する。これと同時に、前記入口弁WHV1および出口弁WHV2が閉成すると共に、前記高圧ストップ弁HPVは開放する(図3,図4参照)。
水皿16が完全に開放すると、水皿開閉機構が停止して、前記ホットガス弁HVが開放して蒸発器14にホットガスが供給される。これにより、第1製氷室10の加熱がなされ、第1製氷小室10aの内面と球体氷との氷結面の融解を開始する。このとき、前記入口弁WHV1および出口弁WHV2は何れも閉成しているから、圧縮機CMに吐出される略全てのホットガスは、蒸発器14に供給されて第1製氷室10の効率的な除氷が達成される。そして、第1製氷室10の除氷開始により第1製氷小室10aが或る程度加温されると、小室壁面と球体氷との氷結が解除されて自重落下し、図示しない下方の貯氷庫に貯留される。
第1製氷小室10aから全ての球体氷が離脱すると、水皿開閉機構が作動して水皿16が閉成する方向に回動される。また、第1製氷室10の除氷完了が検知されると、給水弁WVが開放されて、給水管42を介して常温の水道水(除氷水)が製氷水として水溜部26に供給される。そして、水溜部26から溢れた製氷水が製氷水タンク64内に貯留される。なお、このとき前記温水器28にはホットガスが供給されていないから、製氷水として供給される水道水が加温されることはない。前記水皿16が閉成位置に復帰すると、水皿開閉機構が停止されると共に、前記給水弁WVおよびホットガス弁HVが閉成して、水道水およびホットガスの供給が停止される。そして、再び製氷運転が開始され、前述した動作を繰り返す。
以上に説明したように、実施例に係る自動製氷機40では、第2製氷室18の除氷に際して除氷水が高温である場合には、温水器28によって更に加温することなく、除氷水はそのまま水溜部26へ供給される。従って、非常に高温な除氷水によって散水器24や水皿16等が変形するのを防止し得る。また、冬期のように除氷水が低温の場合には、従来通り、温水器28により適度な温度まで加温するので、第2製氷室18の除氷に要する時間を短縮することができ、自動製氷機40の日産製氷能力を向上し得る。また、温水器28へホットガスを供給することで、圧縮機CMを一旦停止させる必要もない。
(参考例)
なお、実施例で示した自動製氷機40では、給水管42とバイパス管46とにより循環流路を形成し、除氷水が高温の場合であっても、その一部は温水器28を通過するよう設定されていた。しかしながら、例えば、除氷水を温水器28で加温する必要がない場合に、温水器28へのホットガスの供給を停止させるのであれば、前述のような構成を採用する必要はない。例えば、図5は参考例に係る自動製氷機70の要部を示す説明図であって、バイパス管74が、給水管72における温水器28の上流側から分岐すると共に下流側で合流するよう配設されている。このバイパス管74には、第4開閉弁Vが設けられ、温度検知センサー50が高温を検知した場合に該開閉弁Vが開放される。一方、給水管72において、バイパス管74の分岐部の下流側であって、温水器28の上流側に第5開閉弁Vが設けられ、除氷水が高温の場合に第5開閉弁Vが閉成される。従って、除氷水が高温の場合には、図5(b)に示すように、除氷水がバイパス管74を流通して、温水器28を迂回するようになっている。
また、前記温度検知センサー50の検知温度が低温の場合には、前記第4開閉弁Vが閉成されると共に、第5開閉弁Vが開放され、低温の除氷水は、給水管72を流通して温水器28により加温される(図5(a)参照)。更に、参考例に係る自動製氷機70においては、除氷水が高温と判断された場合に、入口弁WHVおよび出口弁WHVが閉成される。従って、除氷水が高温の場合、温水器28へのホットガスの供給が停止されて、該温水器28が空焚きとなるのを防止し得る。
なお、実施例および参考例に係る自動製氷機40,70では、製氷室が第1および第2製氷室10,18から構成され、球体氷を製造するタイプのものを採用したが、角氷等、氷の形状は球体に限定される訳ではない。また、本発明に係る自動製氷機としては、必ずしも、実施例で説明した自動製氷機40,70の機種に限定される訳でなく、除氷運転時に製氷室(製氷部)へ除氷水を供給するものであれば、如何なるタイプの自動製氷機においても本発明を実施することが可能である。従って、例えば、垂直に立設した製氷板の表面に製氷水を流下させて氷を製造する流下式製氷機について、本発明を実施することも可能である。
実施例に係る自動製氷機の全体を示す概略説明図である。 実施例に係る自動製氷機の要部を示す説明図であって、(a)は除氷水が低温の場合の流路を示し、(b)は除氷水が高温の場合の流路を示す。 除氷水が低温の場合における自動製氷機のタイミングチャートである。 除氷水が高温の場合における自動製氷機のタイミングチャートである。 参考例に係る自動製氷機の要部を示す説明図であって、(a)は除氷水が低温の場合の流路を示し、(b)は除氷水が高温の場合の流路を示す。 従来例に係る自動製氷機の全体を示す概略説明図である
符号の説明
12 冷凍系,18 第2製氷室(製氷部),24 散水器
28 温水器(熱交換器),42 給水管,46 バイパス管
50 温度検知センサー(温度検知手段),P1 第1接続部
2 第2接続部,P3 第3接続部,V2 第2開閉弁(開閉弁)
1 第1開閉弁(第3の開閉弁),V 第3開閉弁(第2の開閉弁)

Claims (3)

  1. 除氷運転に際し、外部水道源に接続する給水管(42)を流通する常温の除氷水が、該給水管(42)に設けられて冷凍系(12)から供給されるホットガスが流通する熱交換器(28)を通過する際に加温され、高温となった除氷水を散水器(24)を介して製氷部(18)に供給して該製氷部(18)の除氷を促進するようにした自動製氷機において、
    前記常温の除氷水の温度を検知する温度検知手段(50)と、
    前記給水管(42)における前記熱交換器(28)の上流側から分岐すると共に、前記散水器(24)に連通するバイパス管(46)と、
    前記バイパス管(46)に設けられ、前記温度検知手段(50)による検知温度が設定温度より低い場合に閉成して、該バイパス管(46)の除氷水の流通を規制すると共に、該検知温度が設定温度より高い場合に開放して、バイパス管(46)の除氷水の流通を許容する開閉弁(V 2 )とを備え
    前記バイパス管(46)は、前記給水管(42)から第1接続部(P 1 )において分岐すると共に、該給水管(42)における前記熱交換器(28)の下流側の第2接続部(P 2 )で合流するよう構成され、
    前記給水管(42)における第1接続部(P 1 )の下流側であって熱交換器(28)の上流側の第3接続部(P 3 )から排水管(48)が導出し、
    前記温度検知手段(50)による検知温度が設定温度より高い場合に前記開閉弁(V 2 )が開放した際に、前記バイパス管(46)を流通して第2接続部(P 2 )で給水管(42)に合流した除氷水の一部が該給水管(42)を逆流し、熱交換器(28)を通過した後に排水管(48)から排出されるようにした
    ことを特徴とする自動製氷機。
  2. 前記排水管(48)に設けられ、前記温度検知手段(50)による検知温度が設定温度より低い場合に閉成して該排水管(48)の除氷水の流通を規制すると共に、該検知温度が設定温度より高い場合に開放して該排水管(48)の除氷水の流通を許容する第2の開閉弁(V 3 )を備える請求項1記載の自動製氷機。
  3. 前記給水管(42)の第1接続部(P 1 )と第3接続部(P 3 )との間に設けられ、前記温度検知手段(50)による検知温度が設定温度より低い場合に給水管(42)を開放すると共に、温度検知手段(50)による検知温度が設定温度より高い場合に給水管(42)を閉成する第3の開閉弁(V 1 )を備える請求項1または2記載の自動製氷機。
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