JPH10170113A - 製氷装置 - Google Patents

製氷装置

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JPH10170113A
JPH10170113A JP32390896A JP32390896A JPH10170113A JP H10170113 A JPH10170113 A JP H10170113A JP 32390896 A JP32390896 A JP 32390896A JP 32390896 A JP32390896 A JP 32390896A JP H10170113 A JPH10170113 A JP H10170113A
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JP
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ice making
ice
temperature
water
deicing
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JP32390896A
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Masahide Yatori
雅秀 矢取
Takashi Morishita
隆 森下
Takayoshi Azuma
多過喜 東
Makoto Sasaki
誠 佐々木
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Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製氷水タンクに貯水された製氷水の水温が除
氷運転中に上昇することを抑制でき、製氷水の温度上昇
による製氷機能の低下を防止することのできる製氷装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】 製氷板2のいずれか1つに設けられた温
度検出器41の検出温度が設定温度に達したときに除氷
タイマ40aを作動させ、且つ凝縮器27のファンモー
タ29をOFFからONに制御する制御部40を備えた
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、製氷板の表面に
製氷水を散水して氷を生成する製氷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の製氷装置は、特開平5−
45031号公報、特公平7−18628号公報等に示
されるように、製氷部に設けられた複数の製氷板の表面
に製氷水を散水する製氷用散水器と製氷板の裏面に除氷
水を散水する除氷用散水器とを備えており、製氷板の裏
面には、製氷板の表面を流下する製氷水を冷媒により冷
却する冷却チューブ等の製氷水冷却手段が取り付けられ
ている。また、この種の製氷装置は冷媒を圧縮する圧縮
機と、圧縮機から吐出された冷媒を凝縮する凝縮器と、
凝縮器で凝縮された冷媒を製氷水冷却手段に供給する冷
媒液供給管と、圧縮機から吐出された冷媒を凝縮器をバ
イパスして製氷水冷却手段に供給するホットガス供給管
とを備えており、製氷運転が終了すると、図6に示すよ
うに、製氷用散水器に製氷水を循環供給する循環ポンプ
が停止すると同時に、除氷用散水器に除氷水を供給する
給水ポンプが作動するようになっている。そして、給水
ポンプが作動すると、ホットガス供給管の途中に設けら
れたホットガス弁が閉状態から開状態に切り替わること
によって製氷水冷却手段に高温冷媒が供給されるように
なっている。
【0003】ところで、このような製氷装置は製氷板の
いずれか1つに離氷検知手段としての温度検出器を設
け、この温度検出器の検出温度が設定温度に達すると、
除氷タイマが作動するようになっている。そして、除氷
タイマがタイムアップすると、除氷運転が終了して製氷
運転が再び行われるようになっている。したがって、こ
のような製氷装置は温度検出器の検出温度が設定温度に
達しても除氷タイマがタイムアップするまで除氷運転が
行われるため、全ての製氷板に生成された氷を確実に除
氷でき、これにより温度検出器を全ての製氷板に設ける
必要がないので、構成の簡略化を図ることができるとい
う利点を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た製氷装置では温度検出器の検出温度が設定温度に達し
ても除氷運転が行われるため、例えば温度検出器の検出
温度が設定温度に達した時点で全ての製氷板から氷が離
氷していた場合には、除氷タイマがタイムアップするま
で除氷水が高温冷媒により加熱され、製氷板の下方に設
けられた製氷水タンクに製氷水として貯水される。この
ため、製氷水タンクに貯水された製氷水の温度が上昇
し、製氷水として製氷水タンクに貯水された除氷水は次
の製氷工程の際に製氷水散水手段に供給されるため、前
回の製氷工程よりも製氷時間が長くなり、製氷機能の低
下を招くことがあった。また、上述した製氷装置では温
度検出器の検出温度が設定温度に達した時点で除氷が完
了していた場合には、除氷タイマがタイムアップするま
で圧縮機に高温の冷媒が流入するため、圧縮機が焼付き
等を起こすことがあった。
【0005】そこで、この発明の第1の目的は、製氷水
タンクに貯水された製氷水の温度が除氷運転中に上昇す
ることを抑制でき、製氷水の温度上昇による製氷機能の
低下を防止することのできる製氷装置を提供することに
ある。また、この発明の第2の目的は、温度検出器の検
出温度が設定温度に達した時点で圧縮機に高温の冷媒が
流入することを防止でき、除氷運転時における圧縮機の
負荷を低減することのできる製氷装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、この発明は、複数の製氷板を有する製氷部と、
前記製氷板の表面に製氷水を散水する製氷水散水手段
と、前記製氷板の表面を流下する前記製氷水を冷媒によ
り冷却する製氷水冷却手段と、前記冷媒を圧縮する圧縮
機と、この圧縮機から吐出された冷媒を凝縮する凝縮器
とを有し、前記凝縮器の裏面に除氷水を散水して前記製
氷板の表面に生成された氷を除氷し、前記製氷板の温度
を検出する温度検出器の検出温度が設定温度に達したと
きに除氷タイマを作動させ、この除氷タイマがタイムア
ップした後に運転モードを除氷運転モードから製氷運転
モードに切り替える製氷装置であって、前記温度検出器
の検出温度が設定温度に達したときに前記凝縮器のファ
ンモータを作動させ、このファンモータの作動状態を前
記運転モードが除氷運転モードから製氷運転モードに切
り替わるまで継続して制御する制御手段を備えたことを
特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。図1および図2はこの発明
の一実施形態を示す図であって、図1は冷媒の循環経路
を示す図で、図2は製氷水と除氷水の供給経路を示す図
である。図2に示すように、この発明の一実施形態に係
る製氷装置は製氷部1を備えており、この製氷部1に
は、熱伝導性の高い材料(例えば銅等)からなる複数の
製氷板2(図2では2個のみ図示)が設けられている。
また、製氷部1には製氷板2の上方に製氷用散水器3お
よび除氷用散水器10が設けられ、製氷用散水器3から
散水された製氷水は製氷板2の表面を流下し、除氷用散
水器10から散水された除氷水は製氷板2の裏面を流下
するようになっている。
【0008】製氷用散水器3には、循環ポンプ5の吐出
口が製氷用給水管4を介して接続されている。この循環
ポンプ5の吸込み口は製氷板2の下方に設けられた製氷
水タンク7の給水口に製氷水吸入管6を介して接続して
おり、製氷水タンク7にはフロートスイッチ9が設けら
れている。このフロートスイッチ9は循環ポンプ5から
製氷用散水器3に供給される製氷水の給水量を所定量に
規定するためのもので、製氷水タンク7に貯水された製
氷水の水位が設定水位を下回ると、フロートスイッチ9
の信号出力が「HIGH」から「LOW」に切り替わる
ようになっている。
【0009】一方、除氷用散水器10には 給水ポンプ
12の吐出口が除氷用給水管11を介して接続されてい
る。この給水ポンプ12の吸込み口は除氷水吸入管13
を介して除氷水タンク14の給水口に接続しており、除
氷水タンク14には図示しない給水源から除氷水として
の水道水が給水弁15および給水管16を介して供給さ
れるようになっている。また、除氷水タンク14には満
水状態を検知するフロートスイッチ18が設けられ、除
氷水タンク14に貯水された除氷水の水位が設定水位を
下回ると、フロートスイッチ18の信号出力が「HIG
H」から「LOW」に切り替わるようになっている。な
お、製氷水タンク7および除氷水タンク14はオーバー
フロー管8,17を備えており、これらのオーバーフロ
ー管8,17に流入したオーバーフロー水は図示をしな
い排水ピットに排水されるようになっている。
【0010】製氷板2の裏面には、製氷板2の表面を流
下する製氷水を冷媒により冷却する製氷水冷却手段とし
ての冷却チューブ19が製氷板2の裏面を左右に蛇行し
ながら半田付け等により取り付けられている。この冷却
チューブ19は、図1に示すように、冷媒ガス吸入管2
1を介して圧縮機22の吸入口に接続しており、冷却チ
ューブ19内を流通した冷媒は圧縮機22に吸入される
ようになっている。そして、圧縮機22に吸入された冷
媒は高温の冷媒ガスとなって圧縮機22から吐出され、
冷媒ガス供給管24を経て凝縮器27に供給されるよう
になっている。なお、圧縮機22には圧縮機22の吸込
み圧力と吐出圧力との圧力差を監視するための高低圧圧
力スイッチ23が接続されている。冷媒ガス供給管24
は電磁弁25を有しており、この電磁弁25より上流側
の冷媒ガス供給管24には、熱交換チューブ26の一端
が接続されている。この熱交換チューブ26は除氷水タ
ンク14に貯水された除氷水を所定温度まで加温するた
めのもので、熱交換チューブ26の他端は電磁弁25よ
り下流側の冷媒ガス供給管24に接続されている。
【0011】凝縮器27は圧縮機22からの冷媒ガスが
流入する凝縮器本体28と、この凝縮器本体28に冷却
用空気を送風するファンモータ29とを備えており、凝
縮器本体28で凝縮された冷媒は凝縮圧力調整弁31、
受液器32およびドライヤ33を経て液ガス熱交換器3
4に供給されるようになっている。なお、外気温が低い
ときには、圧縮機22から吐出された冷媒は凝縮器本体
28を通らずに冷媒ガス供給管24、凝縮器バイパス管
30、凝縮圧力調整弁31、受液器32およびドライヤ
33を経て液ガス熱交換器34に供給されるようになっ
ている。液ガス熱交換器34は受液器32からの冷媒液
と冷媒ガス供給管24を流通する冷媒ガスとを熱交換さ
せて冷媒液を過冷却するもので、この液ガス熱交換器3
4で過冷却された冷媒液は冷媒液供給管35を流通し、
この冷媒液供給管35の途中に設けられたサイトグラス
36および膨張弁37を経て冷却チューブ19に供給さ
れるようになっている。
【0012】電磁弁25の上流側の冷媒ガス供給管24
には、圧縮機22から吐出された高温冷媒を凝縮器2
7、液ガス熱交換器34および膨張弁37等をバイパス
して冷却チューブ19に直接供給するホットガス供給管
38の一端が接続されている。このホットガス供給管3
8の途中にはホットガス弁39が設けられ、このホット
ガス弁39は制御部40から送出される信号により開閉
するようになっている。制御部40は循環ポンプ5、給
水ポンプ12、給水弁15、圧縮機22、ファンモータ
29およびホットガス弁39を制御するもので、この制
御部40には前述したフロートスイッチ9及び18の信
号出力と製氷板2のいずれか1つに設けられた温度検出
器41の信号出力が供給されるようになっている。ま
た、制御部40は除氷タイマ40aを有しており、この
除氷タイマ40aがタイムアップすると、運転モードが
除氷運転モードから製氷運転モードに切り替わるように
なっている。
【0013】図3は制御部40の動作を説明するための
フローチャートである。また、図4は同じく制御部40
の動作を説明するためのタイミングチャートであり、以
下、図3及び図4を参照して制御部40の動作について
説明する。例えば、図示をしない電源スイッチが投入さ
れると、図3に示すように、制御部40は予め定められ
た手順に従って初期給水運転を実施する(ステップS
1)。この初期給水運転では、図4に示すように、まず
給水弁15が開弁し、これにより図示しない給水源から
除氷水タンク14に除氷水が給水される。そして、除氷
水タンク14に所定量の除氷水が給水されると、除氷水
タンク14に設けられたフロートスイッチ18の信号出
力が「LOW」から「HIGH」になる。
【0014】フロートスイッチ18の信号出力が「LO
W」から「HIGH」になると、制御部40からの信号
により給水弁15が閉弁すると共に圧縮機22が作動
し、さらにホットガス弁39が制御部40からの信号に
より開状態となる。これにより圧縮機22から吐出され
た高温冷媒はホットガス供給管38を流通して冷却チュ
ーブ19に供給される。また、フロートスイッチ18の
信号出力が「LOW」から「HIGH」になると、制御
部40からの信号により給水ポンプ12が作動する。こ
れにより除氷水タンク14に貯水された除氷水が除氷用
散水器10に供給される。そして、除氷用散水器10に
供給された除氷水は製氷板2の裏面を流下し、製氷水と
して製氷水タンク7に貯水される。
【0015】このようにして製氷水タンク7に製氷水が
給水されると、製氷水タンク7内の製氷水水位が上昇す
る。そして、製氷水タンク7内の製氷水水位が設定水位
に達すると、フロートスイッチ9の信号出力が「LO
W」から「HIGH」に切り替わる。また、圧縮機22
から吐出された高温冷媒がホットガス供給管38を流通
して冷却チューブ19に供給されると、製氷板2の温度
が上昇する。そして、温度検出器41で検出された製氷
板2の温度が設定温度に達すると、除氷タイマ40aが
予め定められた時間だけ作動する。
【0016】除氷タイマ40aが所定時間だけ作動する
と、制御部40は給水ポンプ12に作動停止信号を送出
するとともに、ホットガス弁39に弁閉鎖信号を送出す
る。これにより給水ポンプ12の作動が停止し、さらに
ホットガス弁39が閉状態となる。これにより圧縮機2
2から吐出された冷媒は全て凝縮器27に供給される。
また、除氷タイマ40aがタイムアップすると、制御部
40は予め定められた手順に従って製氷運転を図3のス
テップS2にて実施する。この製氷運転では、図4に示
すように、制御部40からの信号により循環ポンプ5が
作動し、さらに凝縮器27のファンモータ29が制御部
40からの信号により作動する。ここで、循環ポンプ5
が作動すると、製氷水タンク7に貯水された製氷水が製
氷用散水器3に供給され、製氷用散水器3に供給された
製氷水は製氷板2の表面を流下する。また、凝縮器27
のファンモータ29が作動すると、圧縮機22から吐出
された冷媒が凝縮器本体28で凝縮される。そして、凝
縮器本体28で凝縮された冷媒は凝縮圧力調整弁31、
受液器32、ドライヤ33、液ガス熱交換器34および
冷媒液供給管35を経て冷却チューブ19に供給され
る。これにより製氷板2の表面を流下する製氷水は冷却
チューブ19に供給された低温冷媒により冷却され、そ
の一部が製氷板2の表面に氷結する。そして、製氷板2
の表面に氷結した製氷水が成長することにより製氷板2
の表面に氷が生成される。なお、製氷用散水器3からの
散水量が多すぎるために製氷水タンク7に落下した水
は、再び製氷水として使用される。
【0017】製氷運転が行われると、制御部40はフロ
ートスイッチ9の信号出力を取り込み、フロートスイッ
チ9の信号出力が「HIGH」から「LOW」に切り替
わったか否かを図3のステップS3にて判断する。ここ
で、フロートスイッチ9の信号出力が「HIGH」から
「LOW」に切り替わっていない場合には、制御部40
はステップS2の製氷運転を継続する。また、フロート
スイッチ9の信号出力が「HIGH」から「LOW」に
切り替わった場合には、制御部40は循環ポンプ5およ
びファンモータ29に作動停止信号を送出する(ステッ
プS4)。これにより循環ポンプ5およびファンモータ
29の作動が停止し、製氷運転が終了する。また、これ
とほぼ同時に制御部40は給水ポンプ12に作動開始信
号を送出し、さらにホットガス弁39に弁開放信号を送
出する(ステップS5)。これにより給水ポンプ12が
作動し、この給水ポンプ12の作動により除氷水タンク
14に貯水された除氷水が除氷用散水器10に供給され
る。そして、除氷用散水器10に供給された除氷水は製
氷板2の裏面を流下し、製氷水として製氷水タンク7に
貯水される。また、このときホットガス弁39が開とな
り、これにより圧縮機22から吐出された高温冷媒がホ
ットガス供給管38を流通して冷却チューブ19に供給
される。
【0018】このようにして製氷板2の裏面を除氷水が
流下するとともに、圧縮機22から吐出された高温冷媒
がホットガス供給管38を流通して冷却チューブ19に
供給されると、製氷板2が高温冷媒と除氷水とにより加
温され、製氷板2に生成された氷が除氷される。このと
き、制御部40では温度検出器41の信号出力を取り込
み、製氷板2の温度が設定温度に達したか否かを図3の
ステップS6にて判断する。ここで、製氷板2の温度が
設定温度に達していない場合には、制御部40は製氷板
2に生成された氷がまだ離氷していないと判断し、除氷
運転を継続する。そして、製氷板2の温度が設定温度に
達した場合には、制御部40はステップS7にて除氷タ
イマ40aを所定時間だけ作動させる。
【0019】また、製氷板2の温度が設定温度に達する
と、制御部40は凝縮器27のファンモータ29に作動
開始信号を送出し、さらに給水ポンプ12に作動停止信
号を送出する(ステップS8,S9)。これにより凝縮
器27のファンモータ29が作動し、このとき圧縮機2
2から吐出された冷媒の一部が凝縮器本体28で凝縮さ
れる。そして、凝縮器本体28で凝縮された冷媒は凝縮
圧力調整弁31、受液器32、ドライヤ33、液ガス熱
交換器34および冷媒液供給管35を経て冷却チューブ
19に供給される。除氷タイマ40aがタイムアップす
ると(ステップ10)、制御部40はホットガス弁39
に弁閉鎖信号を送出し、製氷部1への高温冷媒の供給を
停止する(ステップS11)。これにより除氷運転が終
了し、除氷運転が終了すると、制御部40は運転終了か
否かをステップS12にて判断する。そして、運転終了
でない場合にはステップS2に戻り、上述した製氷運転
を繰り返す。
【0020】図5は製氷板の温度変化を示す線図であっ
て、図中実線Aはこの発明の一実施形態における製氷板
の温度変化を示し、図中点線Bは従来の製氷装置におけ
る製氷板の温度変化を示している。同図に示すように、
この発明の一実施形態では、除氷開始から除氷タイマ4
0aが作動するまでの製氷板2はその温度上昇率が従来
のものと同じであるが、除氷タイマ40aが作動してか
らタイムアップするまでの温度上昇率は従来のものより
小さくなる。これは除氷タイマ40aが作動すると、制
御部40からの信号により凝縮器27のファンモータ2
9が作動し、圧縮機22から吐出された冷媒の一部が凝
縮器本体28で凝縮されてから冷却チューブ19に供給
され、ホットガス弁39から冷却チューブ19に供給さ
れる高温冷媒の温度を低下させるからである。
【0021】したがって、上述した実施形態では除氷タ
イマ40aが作動してからタイムアップするまでの製氷
板2の温度上昇率を従来のものより低く抑えることがで
き、これにより除氷運転時における製氷水の温度上昇が
抑制されるので、製氷水の温度上昇による製氷機能の低
下を防止することができる。また、上述した実施形態で
は除氷タイマ40aが作動してからタイムアップするま
での製氷板2の温度上昇が抑制されるので、温度検出器
41の検出温度が設定温度に達した時点で圧縮機22に
吸入される冷媒の温度上昇を抑制でき、除氷運転時にお
ける圧縮機22の負荷を低減することができる。さら
に、上述した実施形態では除氷運転時における製氷水の
温度上昇が抑制されるので、凝縮器27のファンモータ
29として消費電力の大きいモータを使用しなくても製
氷運転時に冷媒を凝縮することができ、これにより凝縮
器本体28の小型化を図ることができる。
【0022】なお、上述した一実施形態では製氷板2の
いずれか1つに温度検出器41を取り付けた流下式製氷
装置にこの発明を適用した場合について説明したが、冷
却チューブ19のいずれか1つ又は冷媒ガス吸入管21
に温度検出器41を取り付けた流下式製氷装置にも適用
可能である。また、上述した一実施形態では流下式の製
氷装置にこの発明を適用した場合について説明したが、
流下式に限らず、例えばセル方式、プレート方式等の各
種の製氷装置にも適用可能である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、製氷水タンクに貯水された製氷水の水温が除氷運転
中に上昇することを抑制でき、製氷水の温度上昇による
製氷機能の低下を防止することができる。また、温度検
出器の検出温度が設定温度に達した時点で圧縮機に吸入
される冷媒の温度上昇を抑制でき、除氷運転時における
圧縮機の負荷を低減することができるとともに、凝縮器
の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態に係る製氷装置におけ
る冷媒の循環経路を示す図である。
【図2】 同実施形態に係る製氷装置の製氷水と除氷水
の給水系統を示す図である。
【図3】 同実施形態に係る製氷装置の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図4】 同実施形態に係る製氷装置の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図5】 製氷板の温度変化を示す線図である。
【図6】 従来の製氷装置の動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
1…製氷部、2…製氷板、3…製氷用散水器、5…循環
ポンプ、7…製氷水タンク、9…フロートスイッチ、1
0…除氷用散水器、12…給水ポンプ、14…除氷用タ
ンク、15…給水弁、18…フロートスイッチ、19…
冷却チューブ、22…圧縮機、27…凝縮器、28…凝
縮器本体、29…ファンモータ、35…冷媒液供給管、
37…膨張弁、38…ホットガス供給管、39…ホット
ガス弁、40…制御部、40a…除氷タイマ、41…温
度検出器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 誠 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の製氷板を有する製氷部と、前記製
    氷板の表面に製氷水を散水する製氷水散水手段と、前記
    製氷板の表面を流下する前記製氷水を冷媒により冷却す
    る製氷水冷却手段と、前記冷媒を圧縮する圧縮機と、こ
    の圧縮機から吐出された冷媒を凝縮する凝縮器とを有
    し、前記凝縮器の裏面に除氷水を散水して前記製氷板の
    表面に生成された氷を除氷し、前記製氷板の温度を検出
    する温度検出器の検出温度が設定温度に達したときに除
    氷タイマを作動させ、この除氷タイマがタイムアップし
    た後に運転モードを除氷運転モードから製氷運転モード
    に切り替える製氷装置であって、 前記温度検出器の検出温度が設定温度に達したときに前
    記凝縮器のファンモータを作動させ、このファンモータ
    の作動状態を前記運転モードが除氷運転モードから製氷
    運転モードに切り替わるまで継続して制御する制御手段
    を備えたことを特徴とする製氷装置。
JP32390896A 1996-12-04 1996-12-04 製氷装置 Pending JPH10170113A (ja)

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JP (1) JPH10170113A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008185319A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Hoshizaki Electric Co Ltd 自動製氷機

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JP2008185319A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Hoshizaki Electric Co Ltd 自動製氷機

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