JP3866799B2 - 氷蓄熱装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、氷蓄熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、氷蓄熱装置としては、例えば、図2に示すものが知られている。
この従来の氷蓄熱装置によれば、蓄熱運転は、基本的に22時〜8時の10時間の間に行われる。
【0003】
氷蓄熱槽1内の蓄熱量は、氷量センサ2により常時監視しており、22時〜8時の間で所定の蓄熱量に達した場合は蓄熱運転を終了させる。
蓄熱運転の動作は、次の通りである。
製氷ポンプ3により氷蓄熱槽1から水だけを引き抜き、給水配管4を通して製氷機5に給水する。冷凍機6によって高温高圧の冷媒液を冷媒配管12を通して膨張弁13により低温低圧の冷媒を製氷機(蒸発器)5へ送り、製氷機5では伝熱面を介して冷媒と水が熱交換を行い、製氷機5に給水された水量の10%程度を氷にする。生成した氷と水は一緒に重力により製氷機5下部の補助タンク7に落下する。補助タンク7に落ちた氷と水は、攪拌機8により均一に混合される。補助タンク7に取り付けた電極棒9により補助タンク7の水位レベルに応じて氷スラリポンプ10を発停させ、氷スラリ配管11により氷水を氷蓄熱槽1に搬送する。
【0004】
この際の冷凍サイクルを説明する。
冷凍機6の冷媒液レシーバ16より高温高圧の冷媒液を冷媒配管12を通して製氷機5へ送る。この際、冷媒液は、製氷機5に入る手前で、膨張弁13により圧力を下げられ、製氷機5に入る時には、冷媒液温が−10℃〜−15℃とされている。製氷機5で冷媒液は水から熱を吸収してガスとなる。冷媒ガスはコンプレッサにより高温高圧ガスとなり、コンデンサ17において冷却水に熱を与え凝縮して高温高圧の冷媒液となり冷媒液レシーバ16に入る。コンデンサ17へ送られる冷却水は、コンデンサ17と密閉式冷却塔15との間を冷却水ポンプ14により循環している。
【0005】
次に、冷水追従運転について説明する。
冷水追従運転は、昼間の建物営業時間帯9時〜17時の間に行われる。中央監視により設定されたスケジュールタイマーにより運転される。
冷水追従運転の動作は、次の通りである。冷水一次ポンプ18により冷水第一配管20を介して空調負荷32側の12℃の水を冷媒・水熱交換器(蒸発器)19に給水し、冷媒と熱交換し7℃の冷水を取り出す。
【0006】
この時の冷凍サイクルを説明する。
冷凍機6の冷媒液レシーバ16より高温高圧の冷媒液が製氷機5へ送られないように電磁弁28を閉じる。そして、電磁弁29を開いて、冷凍機6の冷媒液レシーバ16より高温高圧の冷媒液を、冷媒・水熱交換器19に連絡する冷媒液管31へ送る。高温高圧の冷媒液は、冷媒・水熱交換器19に入る手前で膨張弁30により圧力を下げることにより、冷媒液温を2℃として冷媒・水熱交換器19に入る。ここで、水から熱を吸収してガスとなる。冷媒ガスはコンプレッサにより高温高圧ガスとなり、コンデンサ17において冷却水に熱を与え凝縮して高温高圧の冷媒液となり冷媒液レシーバ16に入る。コンデンサ17へ送られる冷却水は、コンデンサ17と密閉式冷却塔15との間を冷却水ポンプ14により循環している。
【0007】
次に、放熱運転について説明する。
昼間の建物営業時間帯9時〜17時の間に、中央監視により設定したタイムスケジュールにより放熱運転を行う。氷蓄熱槽1内水温を常時監視しており、放熱タイム中でも水温5℃で放熱運転を終了させる。
放熱運転の動作は、冷水一次ポンプ22により12℃の水を水・水熱交換器23の2次側に供給し、1次側には氷蓄熱槽1から解氷ポンプ24により2℃の冷水を供給し、熱交換を行い、2次側は12℃を7℃とし、1次側は2℃を10℃とした水温とする。1次側の水・水熱交換器23から出た10℃の水は、氷蓄熱槽1上部に設置したノズル25により蓄氷26上部に散水され、氷を溶かす。
【0008】
次に、放熱+冷水運転について説明する。
放熱+冷水運転は、冷水運転と放熱運転を同時に行うもので、水・水熱交換器23の2次側出口7℃冷水と、冷媒・水熱交換器19の2次側出口7℃冷水が2次側配管により合流する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、図2に示す従来の氷蓄熱装置による氷蓄熱システムでは、昼間解氷により建物の空調負荷に対応する他、製氷に使用した冷凍機6を用いて昼間冷水を製造する冷水追従運転を行っている。
【0010】
従って、氷蓄熱槽1から低温冷水を取り出し、空調負荷と熱交換した水を氷蓄熱槽1に戻す配管系統と、冷水追従運転により空調負荷に対応する配管系塔が別系統となっていた。
又、図2に示す従来の氷蓄熱装置による氷蓄熱システムでは、空調負荷32側に空冷ヒートポンプチラーが組み込まれているので、高圧ガス取締法による許可申請(法定冷凍能力が50トン以上の場合)を必要とする場合がある。例えば、空冷ヒートポンプチラーの法定冷凍能力が40トン、冷凍機6の法定冷凍能力が20トン×2台とすると、図2に示す従来の氷蓄熱装置による氷蓄熱システムでは、冷水第1配管20を介装するために、冷媒・水熱交換器19によって1次側と2次側とが繋がった形となり、合算されるため法定冷凍能力が80トンとなる。
【0011】
従って、法定冷凍能力が50トン以上の場合には、高圧ガス取締法により、耐圧、気密検査等面倒な手続きを必要とする。
本発明は斯かる従来の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、冷媒・冷水熱交換器と水・水熱交換器を直列に設けることにより、2次側の空調負荷と氷蓄熱槽との間を1台の水・水熱交換器で完全に分断することを可能とし高圧ガス取締法による容量の合算を不要とすると共に、昼間の空調負荷対応として (1) 放熱運転(解氷運転)、 (2) 冷水追従運転、 (3) 放熱+冷水追従運転の3モード運転を氷蓄熱槽に連絡する流路の切替操作によって達成することが可能な氷蓄熱装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、冷凍機と、この冷凍機に蓄熱モード用冷媒配管を介して連絡する製氷機と、この製氷機の下部に配設される補助タンクと、この補助タンクに氷スラリポンプを備えた氷スラリ配管を介して連絡する氷蓄熱槽と、この氷蓄熱槽の底部側と製氷機とを連絡し氷蓄熱槽内の水を製氷ポンプにより製氷機に送る給水配管と、氷蓄熱槽の底部側に連絡し氷水を解氷ポンプにより導出する冷水配管と、この冷水配管に介装され1次側に氷水を導入する水・水熱交換器と、この水・水熱交換器の下流側で冷水配管に介装される冷媒・水熱交換器と、この冷媒・水熱交換器と冷凍機とを連絡する冷水追従モード用冷媒配管と、冷媒・水熱交換器の上流側で電動弁を設けた冷水配管に連絡すると共に氷蓄熱槽内上部に配置される散水ノズルと、この散水ノズルと冷媒・水熱交換器との間の分岐部から分岐すると共に電動弁を設け氷蓄熱槽の底部内側の冷水配管吸込口近傍に開口端部を位置するように配置した冷水追従モード用水配管と、水・水熱交換器に連絡し空調負荷側の冷水を水・水熱交換器の2次側に送る冷水一次ポンプを備えた二次側水配管とを有することを特徴とする。
【0013】
(作用)
請求項1記載の発明においては、昼間の空調負荷対応として、(1)放熱運転、(2)冷水追従運転、(3)放熱+冷水追従運転の3モード運転が氷蓄熱槽を介して全て行える。1次側と2次側を水・水熱交換器を設置することにより、1次側と2次側とがそれぞれ独立系統となり縁が切れる。
【0014】
放熱+冷水追従運転のモードの時冷水追従運転を氷を解かして2次側空調負荷に対応する放熱運転の負荷側と熱交換後の水を予冷するのに用いる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0016】
図1は、請求項1に係る氷蓄熱装置の一実施形態を示す。
図において、50は冷凍機を示す。本実施形態では冷凍能力20RTの冷凍機50が2台配設されている。各冷凍機50は、1台の密閉型冷却塔60に冷却水管路51を介して連絡している。冷却水管路51には冷却水ポンプ52が設けられている。
【0017】
各冷凍機50には、蓄熱モード用冷媒配管53と冷水追従モード用冷媒配管54とが設けられている。
蓄熱モード用冷媒配管53には、電動弁55と膨張弁56とが設けられている。
【0018】
冷水追従モード用冷媒配管54には、電動弁57と膨張弁58とが設けられている。
そして、蓄熱モード用冷媒配管53と冷水追従モード用冷媒配管54とは、気液熱交換器59を介して連絡している。
各蓄熱モード用冷媒配管53は、2台の製氷機61にそれぞれ連絡している。
【0019】
各製氷機61の下部には、補助タンク62が配設されている。各補助タンク62には攪拌機63と電極棒64が設けられている。
各補助タンク63の底部には、氷スラリポンプ66を備えた氷スラリ配管65が取り付けられている。
各氷スラリ配管65の開口端部67は、氷蓄熱槽68の底部側に位置するように配管されている。
【0020】
氷蓄熱槽68は、底部側に冷水を吸い込むためのメッシュ付(金網)吸込口69,70が設けられており、一方の吸込口69に給水配管72が取り付けられ、他方の吸込口70に冷水配管74が取り付けられている。
氷蓄熱槽68には、上部側に散水ノズル71が設けられている。
給水配管72には製氷ポンプ73が設けられ、氷蓄熱槽68内の水を製氷機61へ送るようになっている。
【0021】
冷水配管74は、氷蓄熱槽68の底部側から氷水を解氷ポンプ75により導出し、水・水熱交換器76及び冷媒・水熱交換器77を経由し散水ノズル71又は冷水追従モード用水配管78を介して水を氷蓄熱槽68へ戻す水路を形成する。
水・水熱交換器76には、空調負荷側の冷水を送る冷水一次ポンプ80を備えた二次側水配管79が連絡している。
【0022】
冷媒・水熱交換器77は、2台有り、各冷媒・水熱交換器77には冷水追従モード用冷媒配管54が連絡している。
各冷媒・水熱交換器77において、冷水配管74は、それぞれの冷媒・水熱交換器77に連絡できるように分岐し、それぞれの流入側に電動弁81,82が設けられている。
【0023】
冷水追従モード用水配管78は、冷媒・水熱交換器77と散水ノズル71の間から分岐しており、分岐部83より下流側に電動弁84が設けられている。又、分岐部83より下流側の冷水配管74にも電動弁85が設けられている。
冷水追従モード用水配管78の氷蓄熱槽68内の開口端部86は、吸込口70の近傍に位置している。
【0024】
次に、このように構成された本実施形態に係る氷蓄熱装置の作用を説明する。
先ず、蓄熱運転について説明する。
基本的に22時〜8時の10時間の間に蓄熱運転を行う。氷蓄熱槽68内の蓄熱量は、従来と同様に氷量センサ(図示せず)により常時監視しており、22時〜8時の間で所定の蓄熱量に達した場合は蓄熱運転を終了させる。
【0025】
蓄熱運転の動作は、製氷ポンプ73により氷蓄熱槽68から水だけを引き抜き給水配管72を通して製氷機61に給水する。冷凍機50によって冷媒を製氷機61に送り、伝熱面を介して冷媒と水が熱交換を行い、製氷機61に給水された水量の10%程度を氷にする。生成した氷と水は一緒に重力により製氷機61下部の補助タンク62に落下する。補助タンク62に落ちた氷と水は、攪拌機63により均一に混合される。補助タンク62に取り付けた電極棒64により補助タンク62の水位レベルに応じて氷スラリポンプ66を発停させ、氷スラリ配管65により氷水を氷蓄熱槽68に搬送する。
【0026】
この際の冷凍サイクルを説明する。
冷凍機50の冷媒液レシーバより高温高圧の冷媒液を蓄熱モード用冷媒配管53を通して送る。この際、冷媒液は、製氷機(蒸発器)61に入る手前で、膨張弁56により圧力を下げられ、製氷機61に入る時には、冷媒液温を−10℃〜−15℃とされている。製氷機(蒸発器)61で冷媒液は水から熱を吸収してガスとなる。冷媒ガスはコンプレッサにより高温高圧ガスとなり、コンデンサ87において冷却水に熱を与え凝縮して高温高圧の冷媒液となり冷媒液レシーバ88に入る。コンデンサへ送られる冷却水は、コンデンサ87と密閉型冷却塔61との間を冷却水ポンプ52により循環している。
【0027】
次に、冷水追従運転について説明する。
冷水追従運転は、昼間の建物営業時間帯9時〜17時の間に行う。中央監視により設定されたスケジュールタイマーにより運転される。
冷水追従運転の動作は、次の通りである。冷水一次ポンプ80により12℃の水を水・水熱交換器76の2次側に供給し、1次側には氷蓄熱槽68の5℃の冷水を冷水配管74を介して解氷ポンプ75により供給し、熱交換を行い、2次側は12℃を7℃とし、1次側は5℃を10℃の水温とする。1次側の水・水熱交換器76から出た10℃の水は、冷媒・水熱交換器77に入り、冷媒と熱交換を行い5℃の冷水となる。この冷水は氷蓄熱槽68上部にある散水ノズル71側の電動弁85を閉、冷水追従モード用水配管78の電動弁84を開とし、解氷ポンプ75のサクション近辺の吸込口70に供給される。供給された5℃冷水は、ショートサーキットにより、解氷ポンプ75より取り出される。
【0028】
この時の冷凍サイクルを説明する。
蓄熱モード用冷媒配管53を電動弁55により閉とし、冷水追従モード用冷媒配管54を電動弁57により開とし、冷凍機50の冷媒液レシーバより高温高圧の冷媒液を冷媒・水熱交換器(蒸発器)77へ送る。高温高圧の冷媒液は、冷媒・水熱交換器77に入る手前で膨張弁58により圧力を下げることにより、冷媒液温を2℃として冷媒・水熱交換器77に入る。ここで、冷媒液は、水から熱を吸収してガスとなる。冷媒ガスはコンプレッサにより高温高圧ガスとなり、コンデンサ87で密閉型冷却塔60から冷却水ポンプ52で送られた冷却水に熱を与え凝縮して高温高圧の冷媒液となり冷媒レシーバに入る。
【0029】
次に、放熱運転について説明する。
昼間の建物営業時間帯9時〜17時の間に、中央監視により設定したタイムスケジュールにより放熱運転を行う。氷蓄熱槽68内水温を常時監視しており、放熱タイム中でも水温5℃で放熱運転を終了させる。
放熱運転の動作は、次の通りである。冷水一次ポンプ80により12℃の水を水・水熱交換器76の2次側に供給し、1次側には氷蓄熱槽68の2℃の冷水を冷水配管74を介して解氷ポンプ75により供給し、熱交換を行い、2次側は12℃を7℃とし、1次側は2℃を10℃の水温とする。1次側の水・水熱交換器76から出た10℃の水は、冷媒・水熱交換器77を通るが、冷凍機50は作動させない。冷媒・水熱交換器77を介した10℃の水は、氷蓄熱槽68上部にある冷水追従モード用水配管側の電動弁84を閉、氷蓄熱槽68上部の散水ノズル71側の電動弁85を開とし、散水ノズル71により氷蓄熱槽68内蓄氷上部に散水され、氷を溶かす。
【0030】
次に、放熱+冷水追従運転について説明する。
これは、冷水追従運転と放熱運転を同時に行うものである。
放熱冷水追従運転の動作は、次の通りである。冷水一次ポンプ80により12℃の水を水・水熱交換器76の2次側に供給し、1次側には氷蓄熱槽68の2℃の冷水を冷水配管74を介して解氷ポンプ75により供給し、熱交換を行い、2次側は12℃を7℃とし、1次側は2℃を10℃の水温とする。1次側の水・水熱交換器76から出た10℃の水は、冷媒・水熱交換器77を通り、冷凍機50を作動させ冷媒と熱交換し、冷媒・水熱交換器77の出口5℃の冷水となる。この5℃の冷水は、氷蓄熱槽68上部にある冷水追従モード用水配管側の電動弁84を閉、氷蓄熱槽68上部の散水ノズル71側の電動弁85を開とし、散水ノズル71により氷蓄熱槽68内蓄氷上部に散水され、氷を溶かす。
【0031】
以上のように、本実施形態では、従来2系統必要としたものを水・水熱交換器76を介装することにより1系統とことが可能となり、ポンプ台数、熱交換器を減らすことができる。
【0032】
解氷・冷水追従運転系統を直列に配置するため、空調負荷と熱交換した水は、氷蓄熱槽68に戻ることが可能となり、氷蓄熱槽68からの取出冷水は水・水熱交換器76を介装することにより二次側水配管79と縁を切ることができる。
水・水熱交換器76の1次側には、(1)放熱運転、(2)冷水追従運転、(3)放熱+冷水追従運転の3モード運転が、氷蓄熱槽68を介して全て行える。
【0033】
尚、本実施形態では、氷蓄熱用冷凍機50の法定冷凍能力を20トン×2台とし、2次側主熱源の法定冷凍能力を40トンとしたが、上述した如く、1次側と2次側とが水・水熱交換器76によって縁が切ってあるため、高圧ガス取締法上合算されないため、設備全体として法定能力が40トンとなり、設備届出となり、申請手続きが簡単となる。
【0034】
【発明の効果】
以上のように、請求項1記載の発明によれば、氷蓄熱槽〜解氷ポンプ〜水・水熱交換器〜冷媒・水熱交換器〜散水ノズルをその循環系に含む冷水配管と、冷水配管の、冷媒・水熱交換器と散水ノズルとの間に電動弁を介して分岐接続され、そのもう片側管端を氷蓄熱槽の底部側の冷水配管吸込口近傍に開口端部を位置させる冷水追従モード用水配管を備える構成としたので、「放熱運転(解氷運転)」は、冷媒・水熱交換器に冷媒を流さないよう、かつ、散水ノズルに流路を切り替えるのみで、「冷水追従運転」は、冷媒・水熱交換器に冷媒を流すよう、かつ、冷水追従モード用水配管に流路を切り替えるのみで、「放熱+冷水追従遮転」は、冷媒・水熱交換器に冷媒を流すよう、かつ、散水ノズルに流路を切り替えるのみで、それぞれ達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る氷蓄熱装置の一実施形態を示す説明図である。
【図2】従来の氷蓄熱装置を示す説明図である。
【符号の説明】
50 冷凍機
53 蓄熱モード用冷媒配管
54 冷水追従モード用冷媒配管
55,57,81,82,84,85 電動弁
56,58 膨張弁
61 製氷機
62 補助タンク
66 氷スラリポンプ
68 氷蓄熱槽
69,70 メッシュ付(金網)吸込口
71 散水ノズル
72 給水配管
73 製氷ポンプ
74 冷水配管
75 解氷ポンプ
76 水・水熱交換器
77 冷媒・水熱交換器
78 冷水追従モード用水配管
79 二次側水配管
80 冷水一次ポンプ
Claims (1)
- 冷凍機(50)と、
この冷凍機(50)に蓄熱モード用冷媒配管(53)を介して連絡する製氷機(61)と、
この製氷機(61)の下部に配設される補助タンク(62)と、
この補助タンク(62)に氷スラリポンプ(66)を備えた氷スラリ配管(65)を介して連絡する氷蓄熱槽(68)と、
この氷蓄熱槽(68)の底部側と製氷機(61)とを連絡し氷蓄熱槽(68)内の水を製氷ポンプ(73)により製氷機(61)に送る給水配管(72)と、
氷蓄熱槽(68)の底部側に連絡し氷水を解氷ポンプ(75)により導出する冷水配管(74)と、
この冷水配管(74)に介装され1次側に氷水を導入する水・水熱交換器(76)と、
この水・水熱交換器(76)の下流側で冷水配管(74)に介装される冷媒・水熱交換器(77)と、
この冷媒・水熱交換器(77)と冷凍機(50)とを連絡する冷水追従モード用冷媒配管(54)と、
冷媒・水熱交換器(77)の上流側で電動弁(81,82,85)を設けた冷水配管(74)に連絡すると共に氷蓄熱槽(68)内上部に配置される散水ノズル(71)と、
この散水ノズル(71)と冷媒・水熱交換器(77)との間の分岐部(83)から分岐すると共に電動弁(84)を設け氷蓄熱槽(68)の底部内側の冷水配管吸込口(70)近傍に開口端部(86)を位置するように配置した冷水追従モード用水配管(78)と、
水・水熱交換器(76)に連絡し空調負荷側の冷水を水・水熱交換器(76)の2次側に送る冷水一次ポンプ(80)を備えた二次側水配管(79)と
を有することを特徴とする氷蓄熱装置。
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