JP4971965B2 - 符号化装置、復号化装置、符号化方法、復号化方法、符号化プログラム、復号化プログラム、および記録媒体 - Google Patents

符号化装置、復号化装置、符号化方法、復号化方法、符号化プログラム、復号化プログラム、および記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP4971965B2
JP4971965B2 JP2007324589A JP2007324589A JP4971965B2 JP 4971965 B2 JP4971965 B2 JP 4971965B2 JP 2007324589 A JP2007324589 A JP 2007324589A JP 2007324589 A JP2007324589 A JP 2007324589A JP 4971965 B2 JP4971965 B2 JP 4971965B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
signal sequence
digit
sequence
decoding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007324589A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009145736A (ja
Inventor
健弘 守谷
登 原田
優 鎌本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2007324589A priority Critical patent/JP4971965B2/ja
Publication of JP2009145736A publication Critical patent/JP2009145736A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4971965B2 publication Critical patent/JP4971965B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L19/00Speech or audio signals analysis-synthesis techniques for redundancy reduction, e.g. in vocoders; Coding or decoding of speech or audio signals, using source filter models or psychoacoustic analysis
    • G10L19/002Dynamic bit allocation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computational Linguistics (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Audiology, Speech & Language Pathology (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Description

本発明は、信号列の符号化方法、復号化方法、これらの方法を用いた装置、プログラム、記録媒体に関する。
音声、画像などの情報を圧縮する方法として歪の無い可逆の符号化が知られている。また、波形をそのまま線形PCM信号として記録した場合には各種の圧縮符号化が考案されている(非特許文献1)。
一方、電話の長距離伝送やVoIP用の音声伝送には、振幅をそのままの数値とする線形PCMではなく、振幅を対数に近似させた対数近似圧伸PCM(非特許文献2)などが使われている。また、代表的な対数近似圧伸PCM(非特許文献2)であるG.711の符号を、線形な数値(unsigned 8bit value)にマッピングして符号化する技術もある(非特許文献3)。
Mat Hans, "Lossless Compression of Digital Audio", IEEE SIGNAL PROCESSING MAGAZINE, July 2001, pp.21-32. ITU-T Recommendation G.711, "Pulse Code Modulation (PCM) of Voice Frequencies". Florin Ghido, and Ioan Tabus, "ACCOUNTING FOR COMPANDING NONLINEARITIES IN LOSSLESS AUDIO COMPRESSION", in ICASSP 2007 Proceedings, pp.I-261-I-264 IEEE, 2007.
一般の電話に代わってVoIPシステムが普及してくると、VoIP用の音声伝送のために求められる伝送容量は増大する。たとえば、非特許文献2のITU−T G.711の場合であれば、1回線に対して64kbit/s×2の伝送容量が必要だが、回線数が増えれば求められる伝送容量も増大する。したがって、対数近似圧伸PCMなどの圧伸された信号列を圧縮符号化する技術(符号量を低減できる技術)が求められる。圧伸とは、元の信号の大小関係(大きさ)を番号系列で示すことを意味している。元の信号の大小関係(大きさ)を示す番号系列とは、大小関係を維持したまま、あるいは大小関係を反転して、均等間隔に付された数である。また、元の信号の大小関係(大きさ)を示す番号系列には、1つの元の信号の大きさ(例えば“0”)に対して2つの異なる番号を付与する場合も含まれる。図1は、第2信号列の振幅の例を示す図である。横軸は線形PCMの場合の値であり、縦軸は対数近似圧伸PCMの場合の対応する値である。図2は、8ビットのμ則の具体的な形式を示す図である。正負を示す1ビット(極性)、指数(傾き)を示す3ビット(指数部)、線形符号での増分を示す4ビット(線形部)から構成されている。この形式の対数近似圧伸PCMの場合、−127から127までの数値を表現できる。これは、線形PCMの−8158から8158までに相当する(図1)。なお、本明細書内で用いる「信号」とは、例えば図2に示されたような「ビット列」を意味しており、「信号列」とはこのような信号が複数個並んだ系列(例えば、160個の信号が並んだ系列)を指す。また、信号(ビット列)を構成する各ビットの中で、信号の振幅の絶対値を表現するビットを「桁」で表現する。図2の例では、ビット番号8(Bit number 8)が1桁目であり、ビット番号2が最大の桁(7桁目)である。ビット番号1は、極性を表すビットなので、桁を考える上では考慮しない。
そこで、G.711などの圧伸された信号列を、可逆圧縮することが考えられる。しかし、圧伸された信号列を、単純に可逆圧縮しても圧縮効率が十分高いとは言えない。本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、信号列に対して高い符号化効率を実現し、符号量を削減することを目的とする。また、特に圧伸された信号列に対して、有効に符号量を削減することを目的とする。
本発明の符号化装置と復号化装置によれば、信号の一部を取り出した新しい信号を、複数まとめて符号化する。詳しくは、取り出す部分(q桁)として、取り出す部分の値の発生確率に偏りがある部分を選定し、かつ、複数の取り出した部分をまとめて符号化できる。具体的な構成は以下のとおりである。
本発明の符号化装置は、分離部、分析部、多次元符号化部を具備する。分離部は、あらかじめ定めた数の信号から構成される信号列X={x(1),x(2),…,x(L)}(ただし、Lは正の整数)を、N個(ただし、Nは正の整数)の信号からなるM個(ただし、Mは2以上の整数)の分離信号列Y,…,Yに分割する。
分析部は、分離信号列Y={y(1),y(2),…,y(N)}(ただし、mは1以上M以下の整数)ごとに、各信号y(n)(ただし、nは1以上N以下の整数)の中のあらかじめ定めたq桁(ただし、qは正の整数)を1つの信号z(n)とした多次元用信号列Z={z(1),z(2),…,z(N)}と、信号y(n)の中の残りの桁または残りの桁の一部を1つの信号b(n)とした残余信号列B={b(1),b(2),…,b(N)}を生成する。信号b(n)が残りの桁の一部でもよいのは、信号の構成によっては不要な桁が存在することもあるからである。
多次元符号化部は、多次元用信号列Z,…,Zのn番目の信号の組み合わせ{z(n),z(n),…,z(n)}ごとに対応した可変長符号を生成する。なお、“0”と“1”から構成されたビット列では、q桁とはqビットの意味である。
具体的には、分析部は、分離信号列Yごとに、分離信号列Yの信号の中での最大の桁Aと、各信号の中のA−q+1桁目からA桁目までの信号によって構成された多次元用信号列Zと、各信号の1桁目からA−q桁目までの信号によって構成された残余信号列Bを生成すればよい。
また、多次元符号化部は、ライス符号を用いて、多次元用信号列Z,…,Zのn番目の信号の組み合わせ{z(n),z(n),…,z(n)}の各信号の合計z(n)+z(n)+…+z(n)が同じ場合には、符号長が同一または1ビットの違いとなるように可変長符号Cを生成する方法などがある。
本発明の復号化装置は、少なくとも可変長符号Cと残余信号列B={b(1),b(2),…,b(N)}を入力とし、多次元復号化部、復元部、統合部を具備する。多次元復号化部は、入力された可変長符号Cを、N個の信号の組み合わせ{z(n),z(n),…,z(n)}に変換し、M個の多次元用信号列Z={z(1),z(2),…,z(N)}を生成する。復元部は、多次元用信号列Z={z(1),z(2),…,z(N)}があらかじめ定めたq桁となるように、残余信号列Bを用いて分離信号列Y={y(1),y(2),…,y(N)}を生成する。統合部は、分離信号列Y,…,Yを、信号列X={x(1),x(2),…,x(L)}に統合する。
本発明の符号化装置と復号化装置によれば、信号の一部を複数取り出した部分の組み合わせの発生頻度の偏りを利用して、エントロピー符号化(例えば、ライス符号などにより符号化)することで、信号列を効率よく符号化できる。
対数近似圧伸PCMの場合(図2)には、小さい値の発生確率が高いので、上位側の数ビットは特に小さい値の可能性が高い。したがって、上位側からqビットを取り出せば、特に大きく符号量を削減できる。
[第1実施形態]
図3に第1実施形態の符号化装置の機能構成例を、図4に第1実施形態の符号化装置の処理フロー例を示す。符号化装置100は、分離部110、分析部120,…,120、多次元符号化部130を具備する。分離部110は、あらかじめ定めた数の信号から構成される信号列X={x(1),x(2),…,x(L)}を、N個の信号からなるM個の分離信号列Y={y(1),y(2),…,y(N)}に分割する(S110)。ただし、Lは正の整数、Mは2以上の整数、Nは正の整数、mは1以上M以下の整数である。
信号列Xが、あらかじめ定められた数(例えば160個)の信号の単位(フレーム)で構成されている場合には、Lをフレーム長(1フレーム内の信号の数)とすればよい。信号列Xの全ての信号を分割するのであれば、L/M=Nとすればよい。この場合、例えば、y(n)=x((n−1)×M+m)とする(ただし、nは1以上N以下の整数)。ただし、LがMで割り切れない場合は、信号列Xにダミーの信号を付加してMの倍数とした上で分割するか、信号列Xを分割した上で信号の数が少ない分離信号列Yにダミーの信号を付加する。例えばM=2ならば、分離信号列Yは奇数番目の信号だけを集めた信号列であり、分離信号列Yは偶数番目の信号だけを集めた信号列である。また、信号列Xの全ての信号を使うのではなく、いくつかの信号を選択して分離信号列Y,…,Yとしてもよい。例えば、信号を1つおきに選択する方法などがある。この場合は、Lが2Mの倍数ならば、L/2M=Nとなり、y(n)=x((n−1)×2M+m)とする。
分析部120,…,120は、分離信号列Yごとに、各信号y(n)の中のあらかじめ定めたq桁(ただし、qは正の整数)を1つの信号z(n)とした多次元用信号列Z={z(1),z(2),…,z(N)}と、信号y(n)の中の残りの桁または残りの桁の一部を1つの信号b(n)とした残余信号列B={b(1),b(2),…,b(N)}を生成する(S120,…,S120)。信号b(n)が残りの桁の一部でもよいのは、信号の構成によっては不要な桁が存在することもあるからである。なお、“0”と“1”から構成されたビット列では、q桁とはqビットの意味である。
例えば、分析部120は、分離信号列Yごとに、分離信号列Yの信号の中での最大の桁Aと、各信号の中のA−q+1桁目からA桁目までの信号によって構成された多次元用信号列Zと、各信号の1桁目からA−q桁目までの信号によって構成された残余信号列Bを生成する。具体例として、G.711のμ則の場合を以下に示す。μ則は、非特許文献2の表の第6列に「8ビットの形式(図2参照)」、第7列に「元の信号の量子化値」、第8列に「元の信号の大小関係を示す番号」が示されている。なお、「8ビットの形式」は、“0”と“1”とが反転されている。これを、ビット形式を決めるルールに従って数値に戻したものが、「元の信号の大小関係を示す番号」である。ビット番号1は極性を示しているので、ビット番号2(7桁目)からビット番号8(1桁目)の中で値が“0”の最小のビット番号(最大の桁)からビット番号8(1桁目)までのビット数(桁数)が、各信号の桁数である。「分離信号列Yの信号の中での最大の桁A」とは、分離信号列Yの各信号y(1),y(2),…,y(N)の桁の中で、最も大きいものを指している。例えば、A=7、q=3であれば、ビット番号4(5桁目)からビット番号2(7桁目)までの信号となる。つまり、指数部に該当する。
多次元符号化部130は、多次元用信号列Z,…,Zのn番目の信号の組み合わせ{z(n),z(n),…,z(n)}ごとに対応した可変長符号Cを生成する(S130)。組み合わせ{z(n),z(n),…,z(n)}の頻度から、可変長符号をあらかじめ設計しておいてもよいし、複数の可変長符号を設定しておき、好ましいものを選択するようにしてもよい。簡単な例として図5に、M=2の場合の多次元用信号列Z,Zのn番目の信号の組み合わせ{z(n),z(n)}と可変長符号Cの対応例を示す。なお、この図内の“0”は、“0”がX個並んだビット列を示している。信号z(n)が、小さい値ほど発生確率が高いのであれば、このような可変長符号とすればよい。また、図6と図7に、別のM=2の場合の多次元用信号列Z,Zのn番目の信号の組み合わせ{z(n),z(n)}と可変長符号Cの対応例を示す。図6はz(n)とz(n)の和が一定の場合に頻度が等しいと仮定したときの可変長符号の割り当て、図7はz(n)とz(n)の和が一定の組み合わせの中での識別番号を示している。この例では、図6の対応で決まるビット列をC、図7の対応で決まるビット列をCとし、C‖Cを可変長符号Cとする。なお、“‖”は、ビットの連結を示している。このように符号化することで、z(n)とz(n)の和が等しい組み合わせでは、符号長は同一または1ビットの違いとなる。図6と図7の例は、z(n)とz(n)の和が小さいほど発生確率が高い場合に有効である。
図8に第1実施形態の復号化装置の機能構成例を、図9に第1実施形態の復号化装置の処理フロー例を示す。復号化装置200は、少なくとも可変長符号Cと残余信号列B={b(1),b(2),…,b(N)}を入力とし、多次元復号化部210、復元部220,…,220、統合部230を具備する。多次元復号化部210は、入力された可変長符号Cを、N個の信号の組み合わせ{z(n),z(n),…,z(n)}に変換し、M個の多次元用信号列Z={z(1),z(2),…,z(N)}を生成する(S210)。M=2の場合ならば、例えば、図5から図7で示した対応例に従って、可変長符号Cを{z(n),z(n)}に変換すればよい。
復元部220,…,220は、多次元用信号列Z={z(1),z(2),…,z(N)}があらかじめ定めたq桁となるように、残余信号列Bを用いて分離信号列Y={y(1),y(2),…,y(N)}を生成する(S220,…,S220)。なお、復号化装置200に、最大の桁Aも入力されるのであれば、復元部220,…,220は、残余信号列Bの信号が1桁目からA−q桁目まで、多次元用信号列Zの信号がA−q+1桁目からA桁目までである信号によって構成された分離信号列Yを生成すればよい。
統合部230は、分離信号列Y,…,Yを、信号列X={x(1),x(2),…,x(L)}に統合する(S230)。復号化装置200は、符号化装置100の逆の処理を行うので、詳細は符号化装置100の説明と同じである。
符号化装置100と復号化装置200によれば、信号の一部を取り出した新しい信号z(n)を、複数まとめて符号化する。したがって、取り出す部分(q桁)として、取り出す部分の値の発生確率に偏りがある部分を選定し、かつ、複数の取り出した部分をまとめて符号化できる。複数の取り出した部分の組み合わせにも発生確率に偏りがあるので、エントロピー符号化(例えば、ライス符号)などにより効率よく符号化できる。
特に対数近似圧伸PCMの場合には、小さい値の発生確率が高いので、上位側の数ビットは特に小さい値の可能性が高い。したがって、上位側からqビットを取り出せば、大きく符号量を削減できる。
[第2実施形態]
第2実施形態は、線形予測符号化の予測残差列の符号化と復号化に第1実施形態の符号化装置と復号化装置を用いた例である。図10に第2実施形態の符号化装置の機能構成例を、図11に第2実施形態の符号化装置の処理フロー例を示す。符号化装置300は、線形予測部310、量子化部320、予測値算出部330、減算部340、係数符号化部350、符号化装置100を備える。
符号化装置300に、フレーム単位に分割された信号列S={s(1),s(2),…,s(L)}が入力されると、線形予測部310は、フレーム単位に分割された信号列Sから線形予測係数K={k(1),k(2),…,k(P)}を求める(S310)。なお、Pは予測次数である。量子化部320は、線形予測係数Kを量子化して量子化線形予測係数K’={k’(1),k’(2),…,k’(P)}を求める(S320)。予測値算出部330は、第2信号列Xと量子化線形予測係数K’を用いて、次式のように第2予測値列Y={y(1),y(2),…,y(L)}を求める(S330)。
ただし、jは1以上L以下の整数である。減算部340は、信号列Sと予測値列Yとの差の信号列(予測残差列)X={x(1),x(2),…,x(L)}を求める(S340)。係数符号化部350は、量子化線形予測係数K’を符号化し、予測係数符号Cを出力する(S350)。符号化装置100は、信号列Xを符号化し、可変長符号C、残余信号列B={b(1),b(2),…,b(N)}を出力する(S100)。なお、最大の桁Aも出力してもよい。
図12に第2実施形態の復号化装置の機能構成例を、図13に第2実施形態の復号化装置の処理フロー例を示す。復号化装置400は、復号化装置200、係数復号化部420、予測値算出部430、加算部440を備える。復号化装置200は、少なくとも可変長符号Cと残余信号列B={b(1),b(2),…,b(N)}を入力とし、予測残差列に該当する信号列X={x(1),x(2),…,x(L)}を求める(S200)。なお、最大の桁Aも入力としてもよい。係数復号化部420は、予測係数符号Cを復号化して量子化線形予測係数K’を求める(S420)。予測値算出部430は、復号化された信号列Xと量子化線形予測係数K’を用いて、次式のように予測値列Yを求める(S430)。
加算部440は、予測値列Yと信号列Xとを加算して信号列Sを求める(S440)。
符号化装置300と復号化装置400は、線形予測符号化の予測残差列の符号化と復号化に、符号化装置100と復号化装置200を用いた例である。符号化の対象となる信号列が予測残差列であるから、0近傍の発生確率が高い。したがって、本発明を適用することで符号量を削減できる。
図14に、コンピュータの機能構成例を示す。本発明の符号化方法、復号化方法は、コンピュータ2000の記録部2020に、本発明の各構成部としてコンピュータ2000を動作させるプログラムを読み込ませ、制御部2010、入力部2030、出力部2040などを動作させることで、コンピュータに実行させることができる。また、コンピュータに読み込ませる方法としては、プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録しておき、記録媒体からコンピュータに読み込ませる方法、サーバ等に記録されたプログラムを、電気通信回線等を通じてコンピュータに読み込ませる方法などがある。
圧伸された信号列の振幅の例を示す図。 8ビットのμ則の具体的な形式を示す図。 第1実施形態の符号化装置の機能構成例を示す図。 第1実施形態の符号化装置の処理フローの例を示す図。 M=2の場合の多次元用信号列Z,Zのn番目の信号の組み合わせ{z(n),z(n)}と可変長符号Cの対応例を示す図。 M=2の場合の多次元用信号列Z,Zのn番目の信号の組み合わせ{z(n),z(n)}と可変長符号Cの対応例を示す図。 M=2の場合の多次元用信号列Z,Zのn番目の信号の組み合わせ{z(n),z(n)}と可変長符号Cの対応例を示す図。 第1実施形態の復号化装置の機能構成例を示す図。 第1実施形態の復号化装置の処理フローの例を示す図。 第2実施形態の符号化装置の機能構成例を示す図。 第2実施形態の符号化装置の処理フローの例を示す図。 第2実施形態の復号化装置の機能構成例を示す図。 第2実施形態の復号化装置の処理フローの例を示す図。 コンピュータの機能構成例を示す図。
符号の説明
100、300 符号化装置 110 分離部
120 分析部 130 多次元符号化部
200、400 復号化装置 210 多次元復号化部
220 復元部 230 統合部
310 線形予測部 320 量子化部
330 予測値算出部 340 減算部
350 係数符号化部 420 係数復号化部
430 予測値算出部 440 加算部

Claims (20)

  1. あらかじめ定めた数の信号から構成される信号列X={x(1),x(2),…,x(L)}(ただし、Lは正の整数)を、N個(ただし、Nは正の整数)の信号からなるM個(ただし、Mは2以上の整数)の分離信号列Y,…,Yに分割する分離部と、
    分離信号列Y={y(1),y(2),…,y(N)}(ただし、mは1以上M以下の整数)ごとに、各信号y(n)(ただし、nは1以上N以下の整数)の中のあらかじめ定めたq桁(ただし、qは正の整数、桁とは信号の振幅の絶対値を表現するビット)を1つの信号z(n)とした多次元用信号列Z={z(1),z(2),…,z(N)}と、信号y(n)の中の残りの桁または残りの桁の一部を1つの信号b(n)とした残余信号列B={b(1),b(2),…,b(N)}を生成し前記残余信号列B ={b (1),b (2),…,b (N)}を出力する分析部と、
    前記多次元用信号列Z,…,Zのn番目の信号の組み合わせ{z(n),z(n),…,z(n)}の各信号について、信号の合計が同じ値である信号の組み合わせに対しては符号長が同一または1ビットの違いとなるように設計された可変長符号化により可変長符号Cを生成する多次元符号化部と
    を備えることを特徴とする符号化装置。
  2. 請求項1記載の符号化装置であって、
    前記分析部は、
    分離信号列Yごとに、分離信号列Yの信号の中での最大の桁Aと、各信号の中のA−q+1桁目からA桁目までの信号によって構成された多次元用信号列Zと、各信号の1桁目からA−q桁目までの信号によって構成された残余信号列Bを生成する
    ことを特徴とする符号化装置。
  3. 請求項1または2に記載の符号化装置であって、
    前記信号列Xは、対数近似圧伸PCMである
    ことを特徴とする符号化装置。
  4. 請求項1または2に記載の符号化装置であって、
    前記信号列Xは、入力信号から予測値を差し引いた予測残差の系列である
    ことを特徴とする符号化装置。
  5. 少なくとも可変長符号Cと残余信号列B={b(1),b(2),…,b(N)}を入力とし、
    入力された可変長符号Cを、N個(ただし、Nは正の整数)の信号の組み合わせ{z(n),z(n),…,z(n)}(ただし、nは1以上N以下の整数、Mは2以上の整数)の各信号の合計z (n)+z (n)+…+z (n)が同じである信号の組み合わせに対しては符号長が同一または1ビットの違いとなるように設計された可変長復号化により、M個の多次元用信号列Z={z(1),z(2),…,z(N)}(ただし、mは1以上M以下の整数)に復号化する多次元復号化部と、
    前記多次元用信号列Z の信号z (n)分離信号列Y の信号y (n)のあらかじめ定めたq桁(ただし、qは正の整数、桁とは信号の振幅の絶対値を表現するビット)となるように、かつ、前記残余信号列B の信号b (n)が前記信号y (n)の残りの桁または残りの桁の一部となるように、分離信号列Y={y(1),y(2),…,y(N)}を生成する復元部と、
    (n)=x((n−1)×M+m)となるように、分離信号列Y,…,Yを、信号列X={x(1),x(2),…,x(L)}(ただし、L=M×N)に統合する統合部と
    を備える復号化装置。
  6. 請求項記載の復号化装置であって、
    前記復元部は、
    前記多次元用信号列Z、最大の桁A、残余信号列Bを入力とし、
    残余信号列Bの信号が1桁目からA−q桁目まで、多次元用信号列Zの信号がA−q+1桁目からA桁目までである信号によって構成された分離信号列Yを生成する
    ことを特徴とする復号化装置。
  7. 請求項5または6に記載の復号化装置であって、
    前記信号列Xは、対数近似圧伸PCMである
    ことを特徴とする復号化装置。
  8. 請求項5または6に記載の復号化装置であって、
    前記信号列Xは予測残差系列であり、前記信号列Xにその予測値を加算したものを出力とする
    ことを特徴とする復号化装置。
  9. あらかじめ定めた数の信号から構成される信号列X={x(1),x(2),…,x(L)}(ただし、Lは正の整数)を、N個(ただし、Nは正の整数)の信号からなるM個(ただし、Mは2以上の整数)の分離信号列Y ,…,Y に分割する分離ステップと、
    前記分離信号列Y={y(1),y(2),…,y(N)}(ただし、mは1以上M以下の整数)について、各信号y(n)(ただし、nは1以上N以下の整数)の中のあらかじめ定めたq桁(ただし、qは正の整数、桁とは信号の振幅の絶対値を表現するビット)を1つの信号z(n)とした多次元用信号列Z={z(1),z(2),…,z(N)}と、信号y(n)の中の残りの桁または残りの桁の一部を1つの信号b(n)とした残余信号列B={b(1),b(2),…,b(N)}を生成し前記残余信号列B ={b (1),b (2),…,b (N)}を出力する分析ステップと、
    前記多次元用信号列Z,…,Zのn番目の信号の組み合わせ{z(n),z(n),…,z(n)}の各信号について、信号の合計が同じ値である信号の組み合わせに対しては符号長が同一または1ビットの違いとなるように設計された可変長符号化により可変長符号Cを生成する多次元符号化ステップと
    を備えることを特徴とする符号化方法。
  10. 請求項記載の符号化方法であって、
    前記分析ステップは、
    前記分離信号列Yごとに、前記分離信号列Yの信号の中での最大の桁Aと、各信号の中のA−q+1桁目からA桁目までの信号によって構成された多次元用信号列Zと、各信号の1桁目からA−q桁目までの信号によって構成された残余信号列Bを生成する
    ことを特徴とする符号化方法。
  11. 請求項9または10に記載の符号化方法であって、
    前記信号列Xは、対数近似圧伸PCMである
    ことを特徴とする符号化方法。
  12. 請求項9または10に記載の符号化方法であって、
    前記信号列Xは、入力信号から予測値を差し引いた予測残差の系列である
    ことを特徴とする符号化方法。
  13. 少なくとも可変長符号Cと残余信号列B={b(1),b(2),…,b(N)}を入力とし、
    入力された可変長符号Cを、N個(ただし、Nは正の整数)の信号の組み合わせ{z(n),z(n),…,z(n)}(ただし、nは1以上N以下の整数、Mは2以上の整数)の各信号の合計z (n)+z (n)+…+z (n)が同じである信号の組み合わせに対しては符号長が同一または1ビットの違いとなるように設計された可変長復号化により、M個の多次元用信号列Z={z(1),z(2),…,z(N)}(ただし、mは1以上M以下の整数)に復号化する多次元復号化ステップと、
    前記多次元用信号列Z の信号z (n)分離信号列Y の信号y (n)のあらかじめ定めたq桁(ただし、qは正の整数、桁とは信号の振幅の絶対値を表現するビット)となるように、かつ、前記残余信号列B の信号b (n)が前記信号y (n)の残りの桁または残りの桁の一部となるように、を用いて分離信号列Y={y(1),y(2),…,y(N)}を生成する復元ステップと、
    (n)=x((n−1)×M+m)となるように、前記分離信号列Y,…,Yを、信号列X={x(1),x(2),…,x(L)}(ただし、L=M×N)に統合する統合ステップ
    有する復号化方法。
  14. 請求項1記載の復号化方法であって、
    前記復元ステップは、
    前記多次元用信号列Z、最大の桁A、残余信号列Bを入力とし、
    残余信号列Bの信号が1桁目からA−q桁目まで、多次元用信号列Zの信号がA−q+1桁目からA桁目までである信号によって構成された前記分離信号列Yを生成する
    ことを特徴とする復号化方法。
  15. 請求項13または14に記載の復号化方法であって、
    前記信号列Xは、対数近似圧伸PCMである
    ことを特徴とする復号化方法。
  16. 請求項13または14に記載の復号化方法であって、
    前記信号列Xは予測残差系列であり、前記信号列Xにその予測値を加算したものを出力とする
    ことを特徴とする復号化方法。
  17. 請求項から1のいずれかに記載の符号化方法をコンピュータにより実行させる符号化プログラム。
  18. 請求項1から16のいずれかに記載の復号化方法をコンピュータにより実行させる復号化プログラム。
  19. 請求項17記載の符号化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  20. 請求項18記載の復号化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2007324589A 2007-12-17 2007-12-17 符号化装置、復号化装置、符号化方法、復号化方法、符号化プログラム、復号化プログラム、および記録媒体 Active JP4971965B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007324589A JP4971965B2 (ja) 2007-12-17 2007-12-17 符号化装置、復号化装置、符号化方法、復号化方法、符号化プログラム、復号化プログラム、および記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007324589A JP4971965B2 (ja) 2007-12-17 2007-12-17 符号化装置、復号化装置、符号化方法、復号化方法、符号化プログラム、復号化プログラム、および記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009145736A JP2009145736A (ja) 2009-07-02
JP4971965B2 true JP4971965B2 (ja) 2012-07-11

Family

ID=40916371

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007324589A Active JP4971965B2 (ja) 2007-12-17 2007-12-17 符号化装置、復号化装置、符号化方法、復号化方法、符号化プログラム、復号化プログラム、および記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4971965B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001211082A (ja) * 1999-11-16 2001-08-03 Victor Co Of Japan Ltd Pcm信号符号化方法及び復号化方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009145736A (ja) 2009-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101176691B1 (ko) 변환 블록들의 효율적 코딩 및 디코딩
JP4825916B2 (ja) 符号化方法、復号化方法、これらの方法を用いた装置、プログラム、記録媒体
JP4888335B2 (ja) 符号化方法及び装置、並びにプログラム
JP2019522448A5 (ja)
CN107135004B (zh) 一种对地震数据流的自适应实时无损压缩方法
JP5337235B2 (ja) 符号化方法、復号方法、符号化装置、復号装置、プログラム及び記録媒体
JP4359312B2 (ja) 信号の符号化装置、復号化装置、方法、プログラム、記録媒体、及び信号のコーデック方法
KR20120096541A (ko) 디지털 신호의 압축 또는 압축해제를 위한 방법, 시스템 및 장치
JP2004258603A (ja) レベル・モードとラン・レングス/レベル・モードの間での符号化を適応させるエントロピー符号化
JP4971965B2 (ja) 符号化装置、復号化装置、符号化方法、復号化方法、符号化プログラム、復号化プログラム、および記録媒体
JP2013130885A (ja) 符号化方法、復号方法、それらの装置、プログラム及び記録媒体
WO2011150810A1 (zh) 数据编码方法、解码方法、编码器和解码器
EP3168994B1 (en) Data compression of a sequence of binary data
JP4834179B2 (ja) 符号化方法、その装置、プログラム及び記録媒体
JP5013293B2 (ja) 符号化装置、復号化装置、符号化方法、復号化方法、プログラム、記録媒体
JP4964114B2 (ja) 符号化装置、復号化装置、符号化方法、復号化方法、符号化プログラム、復号化プログラム、および記録媒体
JP4918103B2 (ja) 符号化方法、復号方法、それらの装置、プログラム及び記録媒体
CN106664099B (zh) 使用统计特性编码脉冲矢量的方法
JP4848049B2 (ja) 符号化方法、復号方法、それらの装置、プログラム及び記録媒体
JP4705685B2 (ja) 信号の符号化装置、復号化装置、方法、プログラム、および記録媒体
WO2019021552A1 (ja) 符号化装置、復号装置、符号列のデータ構造、符号化方法、復号方法、符号化プログラム、復号プログラム
JP4918108B2 (ja) 符号化方法、符号化装置、復号方法、復号装置、プログラム及び記録媒体
JP4462087B2 (ja) 符号化装置及び符号化方法
JP4438655B2 (ja) 符号化装置、復号装置、符号化方法及び復号方法
JP4348324B2 (ja) 信号の符号化装置、方法、プログラム、および記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100818

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20110812

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120302

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120327

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120406

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150413

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4971965

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350