JP4462087B2 - 符号化装置及び符号化方法 - Google Patents
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Description
range’=range×pk (2)
low’=low+range×Fk (3)
式(2)及び式(3)で算出されたrange’、low’が、次の信号が入力されたときのrange、lowとなる。
G.N.N Martin "Range encoding: an algorithm for removing redundancy from a digitised message" Video and Data Recording Conference, March 1979
前記第1の符号化手段による符号化後に、連続して出現する記号の連続数に関する出現頻度表又は生起確率表を用いて、前記連続数記憶手段に記憶された連続数を符号化する第2の符号化手段と、を備えることを特徴としている。
まず、実施形態における構成について説明する。
実施例1では、記号集合Sの各記号のうち、連続して出現することが最も多い記号をs1(=0)とし、記号s1が連続して出現することを表す記号をsn+1とする。これは、音声信号や画像信号では、0を表す記号が連続して出現することが最も多いことによる。例えば、符号化対象が音声信号である場合、記号s1は、音声信号に対して周波数変換を施して得られた周波数変換係数にスカラー量子化を施した結果の値が0であることを表す記号である。周波数変換としては、音声信号ではMDCT(Modified Discrete Cosine Transform:変形離散コサイン変換)が使用されることが多く、画像信号ではDCT(Discrete Cosine Transform:離散コサイン変換)が使用されることが多いが、他の周波数変換を用いてもよい。
まず、レンジコーダ符号化で使用する下限low、幅range、cumc、cumlが初期化される(ステップS1)。次いで、入力された記号列の全ての記号に対して符号化処理済みであるか否かが判定される(ステップS2)。
実施例1では、連続して出現することが最も多い特定の記号s1(=0)の連続数を符号化する場合を示したが、連続して出現する記号の種類が多い場合には、図2の出現頻度表2における記号sn+1を、次の(次に入力される)記号が連続して出現することを表す記号とすることで対処することができる。
まず、レンジコーダ符号化で使用する下限low、幅range、cumc、cumlが初期化される(ステップS10)。次いで、入力された記号列の全ての記号に対して符号化処理済みであるか否かが判定される(ステップS11)。
実施例1及び実施例2では、符号化対象の記号とともに、連続して出現する記号の連続数を逐次的に符号化する場合を示したが、実施例3では、一定量の信号をまとめて(一括して)処理する場合について説明する。
まず、入力された記号列から、記号s1,…sn,sn+1と連続数lpが分離され(ステップS21)、分離された記号は入力順にバッファCに記憶され、分離された連続数は入力順にバッファBに記憶される。
2 出現頻度表
3 連続長出現頻度表
Claims (7)
- 符号化対象の記号列のうち、連続して出現することが最も多い特定の記号は、連続して出現することを表す記号と連続数とに置き換えられている記号列について、レンジコーダにより符号化を行う符号化装置であって、
符号化対象の記号集合に含まれる各記号と当該記号集合に含まれる特定の記号が連続して出現することを表す記号とに関する出現頻度表又は生起確率表を用いて、前記記号集合に含まれる各記号と、前記特定の記号が連続して出現することを表す記号を符号化する第1の符号化手段と、
前記第1の符号化手段で符号化した記号が前記特定の記号が連続して出現することを表す記号であった場合、連続して出現する特定の記号の連続数に関する出現頻度表又は生起確率表を用いて、前記連続して出現する特定の記号の連続数を符号化する第2の符号化手段と、
を備えることを特徴とする符号化装置。 - 前記符号化対象の記号列は、音声信号に対して周波数変換を施して得られた周波数変換係数にスカラー量子化を施した結果の値の配列であり、
前記連続して出現する特定の記号は0であることを表す記号であることを特徴とする請求項1に記載の符号化装置。 - 符号化対象の記号列のうち、連続して出現する記号については、連続して出現することを表す記号とその連続して出現する記号と連続数とに置き換えられている記号列について、レンジコーダにより符号化を行う符号化装置であって、
符号化対象となる記号が前記連続して出現することを表す記号であるか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により符号化対象となる記号が前記連続して出現することを表す記号でないと判断された場合に、符号化対象の記号集合に含まれる各記号と前記連続して出現することを表す記号とに関する出現頻度表又は生起確率表を用いて、当該符号化対象となる記号を符号化する第1の符号化手段と、
前記判断手段により符号化対象となる記号が前記連続して出現することを表す記号であると判断された場合に、前記連続して出現することを表す記号と前記連続して出現する記号を、前記出現頻度表又は生起確率表を用いて符号化する第2の符号化手段と、
前記第2の符号化手段による符号化後に、連続して出現する記号の連続数に関する出現頻度表又は生起確率表を用いて、前記連続して出現する記号の連続数を符号化する第3の符号化手段と、
を備えることを特徴とする符号化装置。 - 符号化対象の記号列のうち、連続して出現することが最も多い特定の記号は、連続して出現することを表す記号と連続数とに置き換えられている記号列について、レンジコーダにより符号化を行う符号化装置であって、
前記符号化対象の記号列から一定量の記号を取り込んで、記号と連続数とに分離する分離手段と、
前記分離手段により分離された符号化対象の記号集合に含まれる各記号と前記連続して出現することを表す記号とを記憶する記号記憶手段と、
前記分離手段により分離された連続して出現する記号の連続数を記憶する連続数記憶手段と、
符号化対象の記号集合に含まれる各記号と前記連続して出現することを表す記号とに関する出現頻度表又は生起確率表を用いて、前記記号記憶手段に記憶された各記号を符号化する第1の符号化手段と、
前記第1の符号化手段による符号化後に、連続して出現する記号の連続数に関する出現頻度表又は生起確率表を用いて、前記連続数記憶手段に記憶された連続数を符号化する第2の符号化手段と、
を備えることを特徴とする符号化装置。 - 符号化対象の記号列のうち、連続して出現することが最も多い特定の記号は、連続して出現することを表す記号と連続数とに置き換えられている記号列について、レンジコーダにより符号化を行う符号化方法であって、
符号化対象の記号集合に含まれる各記号と当該記号集合に含まれる特定の記号が連続して出現することを表す記号とに関する出現頻度表又は生起確率表を用いて、前記記号集合に含まれる各記号と、前記特定の記号が連続して出現することを表す記号を符号化する第1の符号化ステップと、
前記第1の符号化ステップにより符号化した記号が前記特定の記号が連続して出現することを表す記号であった場合、連続して出現する特定の記号の連続数に関する出現頻度表又は生起確率表を用いて、前記連続して出現する特定の記号の連続数を符号化する第2の符号化ステップと、を有することを特徴とする符号化方法。 - 符号化対象の記号列のうち、連続して出現する記号については、連続して出現することを表す記号とその連続して出現する記号と連続数とに置き換えられている記号列について、レンジコーダにより符号化を行う符号化方法であって、
符号化対象となる記号が前記連続して出現することを表す記号であるか否かを判断する判断ステップと、
前記判断ステップにより符号化対象となる記号が前記連続して出現することを表す記号でないと判断された場合に、符号化対象の記号集合に含まれる各記号と前記連続して出現することを表す記号とに関する出現頻度表又は生起確率表を用いて、当該符号化対象となる記号を符号化する第1の符号化ステップと、
前記判断ステップにより符号化対象となる記号が前記連続して出現することを表す記号であると判断された場合に、前記連続して出現することを表す記号と前記連続して出現する記号を、前記出現頻度表又は生起確率表を用いて符号化する第2の符号化ステップと、
前記第2の符号化ステップによる符号化後に、連続して出現する記号の連続数に関する出現頻度表又は生起確率表を用いて、前記連続して出現する記号の連続数を符号化する第3の符号化ステップとを有することを特徴とする符号化方法。 - 符号化対象の記号列のうち、連続して出現することが最も多い特定の記号は、連続して出現することを表す記号と連続数とに置き換えられている記号列について、レンジコーダにより符号化を行う符号化方法であって、
前記符号化対象の記号列から一定量の記号を取り込んで、記号と連続数とに分離する分離ステップと、
前記分離ステップにより分離された符号化対象の記号集合に含まれる各記号と前記連続して出現することを表す記号とを記憶する記号記憶ステップと、
前記分離ステップにより分離された連続して出現する記号の連続数を記憶する連続数記憶ステップと、
符号化対象の記号集合に含まれる各記号と前記連続して出現することを表す記号とに関する出現頻度表又は生起確率表を用いて、前記記号記憶ステップにより記憶された各記号を符号化する第1の符号化ステップと、
前記第1の符号化ステップによる符号化後に、連続して出現する記号の連続数に関する出現頻度表又は生起確率表を用いて、前記連続数記憶ステップにより記憶された連続数を符号化する第2の符号化ステップとを有することを特徴とする符号化方法。
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