JP4971008B2 - ガスバーナ - Google Patents

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本発明は、パイロットガスをパイロットエアと燃焼させてパイロット火炎を形成し、このパイロット火炎によってメインガスを燃焼させ、主火炎を形成するよう構成したガスバーナに関する。
従来より、ガスバーナを用いて加熱炉内を加熱する場合などにおいては、パイロット火炎を用いて、メインガスを燃焼させることが行われている。例えば、特許文献1においては、パイロット用空気を通過させる外筒内に、パイロット用ガスを通過させる内筒を挿通配置し、この内筒内に、主燃料を噴射させる主燃料管を挿通配置して、三重管構造の燃料噴射ガンを構成している。これによれば、主バーナとは別にパイロットバーナを設ける必要がなく、バーナ全体の構造のコンパクト化及びシンプル化を図ることができる。
ところで、一対のガスバーナを用いて交番燃焼を行う(燃焼と排気とを交互に繰り返す)リジェネバーナ等を加熱炉に形成する際には、パイロット火炎を常時形成し、主燃料への着火を迅速に安定して行えるようにしている。そして、排気側のガスバーナにおいては、加熱炉から排気される排気ガスと共に、パイロット火炎を形成する燃焼ガスが排気されてしまうおそれがある。この場合には、排気ガスにおけるCO(一酸化炭素)の排気量が増加してしまう。
そのため、排気ガスにおけるCOの排気量を低減させるために、パイロット用ガスに対するパイロット用空気の空気比を大きくし、パイロット用ガスの燃焼を十分に行うことが考えられる。そして、パイロット用ガスに対するパイロット用空気の空気比を大きくすると、加熱炉が高温(例えば、1000〜1100℃程度)になった後には、COの排気量を少なく抑えることができる。
しかしながら、加熱炉が高温になる前の低温状態においては、空気比が大きくて、パイロット用ガスの燃焼が安定せず、パイロット火炎を安定して形成することが困難になる。
特開平10−68510号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、加熱炉内の温度の高低によらず、COの排出量を少なく抑えると共に、安定してパイロット火炎を形成することができるガスバーナを提供しようとするものである。
本発明は、パイロットエアを通過させるパイロットエアパイプと、該パイロットエアパイプ内に挿通しパイロットガスを通過させるパイロットガスパイプと、該パイロットガスパイプ内に挿通しメインガスを通過させるメインガスパイプと、上記パイロットエアパイプの周囲を覆う耐火ボディとを有しており、
上記パイロットガスパイプの先端部は、上記メインガスパイプの先端部によって閉塞してあり、上記パイロットガスパイプには、上記パイロットガスを上記パイロットエアパイプ内に混流させるためのパイロットガス噴出孔が形成してあり、
上記パイロットエアパイプは、上記耐火ボディに形成した挿通穴内に配置してあり、該挿通穴の内周面と上記パイロットエアパイプの外周面との間には、パイロットエア通路が形成してあり、
上記パイロットエアパイプには、該パイロットエアパイプ内を通過する上記パイロットエアの一部を上記パイロットエア通路内へ噴出させるパイロットエア噴出孔が形成してあり、
上記耐火ボディには、燃焼用エアを噴出させるメインエア通路が形成してあり、
上記パイロットエアパイプの先端部からは、該パイロットエアパイプ内の上記パイロットエアに上記パイロットガス噴出孔から噴出させる上記パイロットガスが混流してなる混合気を噴出させ、該混合気の燃焼によって第1空気比でパイロット火炎を形成し、該パイロット火炎に上記パイロットエア通路の先端部から噴出させる上記パイロットエアを供給して、第2空気比でパイロット火炎全体を形成し、また、上記メインガスパイプの先端部から噴出させる上記メインガスを、上記パイロット火炎によって着火し、上記メインエア通路の先端部から噴出させる上記燃焼用エアと共に燃焼させるよう構成したことを特徴とするガスバーナにある(請求項1)。
本発明のガスバーナは、上記パイロットエア通路及び上記パイロットエア噴出孔の形成により、このガスバーナを取り付ける加熱炉内の温度の高低によらず、CO(一酸化炭素)の排出量を少なく抑えると共に、安定してパイロット火炎を形成することができるものである。
本発明のガスバーナにおいてパイロット火炎を形成する際には、パイロットガスパイプ内をパイロットガスが通過し、パイロットエアパイプ内をパイロットエアが通過する。このとき、パイロットエアパイプ内を通過するパイロットエアの一部は、パイロットエア噴出孔からパイロットエア通路内に噴出し、このパイロットエア通路内を通過して、その先端部から噴出される。
一方、パイロットガスパイプ内を通過するパイロットガスは、パイロットガス噴出孔からパイロットエアパイプ内に噴出し、パイロットエアパイプ内のパイロットエアに混流する。この混流によって作り出された混合気は、パイロットエアパイプの先端部から噴出され、この混合気の燃焼によってパイロット火炎の形成が開始される。
そして、上記パイロットエア通路の先端部から噴出されるパイロットエアは、パイロット火炎に供給される。
これにより、パイロット火炎は、パイロットガス噴出孔から噴出されるパイロットガスの流量に対する、パイロットエアパイプの先端部から噴出されるパイロットエアの流量としての第1空気比によって形成を開始することができる。そのため、パイロット火炎の形成を開始する(パイロットガスの燃焼を開始する)際の第1空気比を小さくすることができ、例えば、加熱炉内の温度が低いときでも、パイロットガスに安定して着火させて、パイロット火炎の形成を安定して開始することができる。
また、パイロット火炎にパイロットエア通路の先端部から噴出されるパイロットエアが供給されることにより、パイロット火炎全体は、パイロットエアパイプの先端部から噴出されるパイロットエアの流量と、パイロットエア通路の先端部から噴出されるパイロットエアの流量との合計としての第2空気比によって形成することができる。そのため、パイロット火炎の全体を形成する際の第2空気比を大きく維持することができ、例えば、加熱炉内の温度が低いとき及び高いときのいずれにおいても、パイロットガスを十分に燃焼させて、CO(一酸化炭素)の排気量を少なく抑えることができる。
それ故、本発明のガスバーナによれば、加熱炉内の温度の高低によらず、COの排出量を少なく抑えると共に、安定してパイロット火炎を形成することができる。
上述した本発明における好ましい実施の形態につき説明する。
本発明において、上記パイロットエアパイプの先端部から噴出させるパイロットエアの流量は、上記パイロットエア通路の先端部から噴出させるパイロットエアの流量よりも多くなっていると共に、上記パイロットガス噴出孔から噴出させる上記パイロットガスの流量に対して、空気比(実際に供給した空気量を、理論上、燃料ガスを完全燃焼させるために要する空気量で割った値)が0.6〜1.4となる流量に設定することが好ましい(請求項2)。
この場合には、パイロット火炎の形成をより安定して開始することができると共に、COの排気量をより少なく抑えることができる。なお、上記パイロットエアパイプの先端部から噴出させるパイロットエアの空気比は、1〜1.2とすることがより好ましい。
また、上記パイロットエア通路の先端部から噴出させるパイロットエアの流量は、上記パイロットガス噴出孔から噴出させる上記パイロットガスに対して、空気比が0.1〜0.6となる流量に設定することが好ましい。また、上記パイロットエアパイプの先端部と上記パイロットエア通路の先端部とから噴出させるパイロットエアの合計の流量は、上記パイロットガス噴出孔から噴出させる上記パイロットガスに対して、空気比が1以上となる流量に設定することが好ましい。
また、上記パイロットガスパイプの先端部には、上記パイロットエアパイプ内において径方向外方に突出したフランジ部を形成し、該フランジ部には、上記混合気を噴出させるための混合気噴出溝を周方向に複数形成し、該混合気噴出溝の形成位置の下流側近傍から上記パイロット火炎の形成を開始するよう構成することが好ましい(請求項3)。
この場合には、複数の混合気噴出溝から噴出される混合気の燃焼によって、複数のパイロット火炎を形成し、このパイロット火炎をより安定して形成することができる。
また、本発明においては、上記耐火ボディには、燃焼用エアを噴出させるメインエア通路を形成し、上記メインガスパイプの先端部から噴出させる上記メインガスは、上記パイロット火炎によって着火し、上記メインエア通路の先端部から噴出させる上記燃焼用エアと共に燃焼させるよう構成する
これにより、パイロット火炎によって安定してメインガスに着火を行い、このメインガスを燃焼用エアと安定して燃焼させることができる。
以下に、本発明のガスバーナにかかる実施例につき、図面と共に説明する。
本例のガスバーナ1は、図1に示すごとく、パイロットエアA2を通過させるパイロットエアパイプ2と、パイロットエアパイプ2内に挿通しパイロットガスF2を通過させるパイロットガスパイプ3と、パイロットガスパイプ3内に挿通しメインガスF1を通過させるメインガスパイプ4と、パイロットエアパイプ2の周囲を覆う耐火ボディ(バーナタイル)7とを有している。
図2〜図4に示すごとく、パイロットガスパイプ3の先端部は、メインガスパイプ4の先端部によって閉塞してあり、パイロットガスパイプ3には、パイロットガスF2をパイロットエアパイプ2内に混流させるためのパイロットガス噴出孔31が形成してある。パイロットエアパイプ2は、耐火ボディ7に形成した挿通穴70内に配置してあり、挿通穴70の内周面とパイロットエアパイプ2の外周面との間には、パイロットエア通路71が形成してある。
パイロットエアパイプ2には、このパイロットエアパイプ2内を通過するパイロットエアA2の一部をパイロットエア通路71内へ噴出させるパイロットエア噴出孔21が形成してある。そして、本例のガスバーナ1は、パイロットエアパイプ2の先端部から、パイロットエアパイプ2内のパイロットエアA2にパイロットガスF2が混流してなる混合気Gを噴出させ、この混合気Gの燃焼によって形成が開始されるパイロット火炎Hに、パイロットエア通路71の先端部から噴出させるパイロットエアA2を供給するよう構成してある。
以下に、本例のガスバーナ1につき、図1〜図4と共に詳説する。
本例のガスバーナ1は、パイロットエア通路71及びパイロットエア噴出孔21の形成により、加熱炉内の温度の高低によらず、CO(一酸化炭素)の排出量を少なく抑えると共に、安定してパイロット火炎Hを形成することができるものである。
本例のガスバーナ1は、加熱炉に対して一対に配設し、燃焼と排気とを交互に行うよう構成したリジェネバーナとして用いる。
図1に示すごとく、本例のパイロットエアパイプ2の後端部、パイロットガスパイプ3の後端部及びメインガスパイプ4の後端部は、加熱炉の外部に配置するバーナボディ6に取り付けてある。バーナボディ6には、パイロットエアパイプ2内にパイロットエアA2を導入するためのパイロットエア導入部61と、パイロットガスパイプ3内にパイロットガスF2を導入するためのパイロットガス導入部62と、メインガスパイプ4内にメインガスF1を導入するためのメインガス導入部63とが形成してある。
また、本例のパイロットエアA2及び燃焼用エアA1は、フレッシュエア(空気)であり、本例のメインガスF1及びパイロットガスF2は、都市ガス(13A等)、LPG等である。
なお、本例において、先端側とは加熱炉内側をいい、後端側とは加熱炉外側をいう。
耐火ボディ7には、燃焼用エアA1を噴出させるメインエア通路72が形成してあり、このメインエア通路72内には、加熱炉内を加熱した後の排気ガスの排熱を回収するための蓄熱体73が配置してある。耐火ボディ7は、金属製のボディ内に耐熱性のセラミックス等の耐熱材を配置して構成してある。耐火ボディ7における先端側面には、上記挿通穴70の形成箇所の周辺に環状突出壁74が形成してある。
図2に示すごとく、パイロットガスパイプ3の先端部には、メインガスパイプ4内を通過するメインガスF1を噴出させるためのメインガスノズル41が形成してある。このメインガスノズル41に形成したメインガス噴出口411は、メインガスパイプ4の軸方向Lに対して平行に形成してある。また、メインガス噴出口411は、メインガスF1を上記メインエア通路72の方向へ傾斜して噴出させるよう、メインガスパイプ4の軸方向Lに対して傾斜して形成することもできる。
また、図3に示すごとく、パイロットエア噴出孔21は、パイロットエアパイプ2の後端部の近傍において、周方向Cの複数箇所に形成してある。また、図4に示すごとく、パイロットガス噴出孔31は、パイロットガスパイプ3の先端部の近傍において、周方向Cの複数箇所に形成してある。
図2、図4に示すごとく、パイロットガスパイプ3の先端部には、パイロットエアパイプ2内において径方向外方に突出し、パイロットエアパイプ2の内周面に当接するフランジ部32が形成してある。このフランジ部32には、パイロットエアA2とパイロットガスF2とが混合してなる混合気Gを噴出させるための混合気噴出溝321が周方向Cに複数形成してある。また、この混合気噴出溝321は、フランジ部32の周方向Cに傾斜して形成してあり、混合気噴出溝321から噴出させる混合気Gを旋回させるようにしてある。
また、パイロットエアパイプ2内には、スパークを発生させるスパークロッド15が配設してあり、このスパークロッド15の先端部は、パイロットガスパイプ3におけるフランジ部32の先端面から突出している。
パイロットガスパイプ3内におけるパイロットガスF2の通路は、パイロットガスパイプ3の内周面とメインガスパイプ4の外周面との間において、円環状に形成されている。また、パイロットエアパイプ2内におけるパイロットエアA2の通路は、パイロットエアパイプ2の内周面とパイロットガスパイプ3の外周面との間において、円環状に形成されている。また、上記パイロットエア通路71は、耐火ボディ7における挿通穴70の内周面と、パイロットエアパイプ2の外周面との間において、円環状に形成されている。
また、パイロットエアパイプ2内におけるパイロットエアA2の通路の断面積は、パイロットエア通路71における通路断面積よりも大きくなっており、パイロットエアパイプ2の先端部から噴出させるパイロットエアA2の流量は、パイロットエア通路71の先端部から噴出させるパイロットエアA2の流量よりも多くしてある。
本例においては、パイロットエアパイプ2の先端部から噴出させるパイロットエアA2の流量は、パイロットガス噴出孔31から噴出させるパイロットガスF2の流量に対して、空気比(実際に供給した空気量を、理論上、燃料ガスを完全燃焼させるために要する空気量で割った値)が約1.1となる流量に設定してある。また、パイロットエア通路71の先端部から噴出させるパイロットエアA2の流量は、パイロットガス噴出孔31から噴出させるパイロットガスF2の流量に対して、空気比が約0.3となる流量に設定してある。そして、パイロットガスF2に対するパイロットエアA2全体の空気比は、約1.4に設定してある。
本例のガスバーナ1においてパイロット火炎Hを形成する際には、パイロットガスパイプ3内をパイロットガスF2が通過し、パイロットエアパイプ2内をパイロットエアA2が通過する。このとき、パイロットエアパイプ2内を通過するパイロットエアA2の一部は、複数のパイロットエア噴出孔21からパイロットエア通路71内に噴出し、このパイロットエア通路71内を通過して、その先端部から噴出される。
一方、パイロットガスパイプ3内を通過するパイロットガスF2は、複数のパイロットガス噴出孔31からパイロットエアパイプ2内に噴出し、パイロットエアパイプ2内のパイロットエアA2に混流する。この混流によって作り出された混合気Gは、パイロットエアパイプ2のフランジ部32における複数の混合気噴出溝321から噴出され、この混合気Gの燃焼によって、混合気噴出溝321の形成位置に対応して、混合気噴出溝321の下流側近傍からパイロット火炎Hの形成が開始される。
そして、上記パイロットエア通路71の先端部から噴出するパイロットエアA2は、パイロット火炎Hに供給される。
これにより、パイロット火炎Hは、パイロットガス噴出孔31から噴出されるパイロットガスF2の流量に対する、パイロットエアパイプ2の先端部から噴出されるパイロットエアA2の流量としての第1空気比によって形成を開始することができる。そのため、パイロット火炎Hの形成を開始する(パイロットガスF2の燃焼を開始する)際の第1空気比を小さくすることができ、例えば、加熱炉内の温度が低いときでも、パイロットガスF2に安定して着火させて、パイロット火炎Hの形成を安定して開始することができる。
また、パイロット火炎Hにパイロットエア通路71の先端部から噴出されるパイロットエアA2が供給されることにより、パイロット火炎H全体は、パイロットエアパイプ2の先端部から噴出されるパイロットエアA2の流量と、パイロットエア通路71の先端部から噴出されるパイロットエアA2の流量との合計としての第2空気比によって形成することができる。そのため、パイロット火炎Hの全体を形成する際の第2空気比を大きく維持することができ、例えば、加熱炉内の温度が低いとき及び高いときのいずれにおいても、パイロットガスF2を十分に燃焼させて、CO(一酸化炭素)の排気量を少なく抑えることができる。
それ故、本例のガスバーナ1によれば、加熱炉内の温度の高低によらず、COの排出量を少なく抑えると共に、安定してパイロット火炎Hを形成することができる。
また、一対のガスバーナ1による交番燃焼を行う際に、燃焼側のガスバーナ1においては、メインガスノズル41のメインガス噴出口411から噴出されるメインガスF1は、上記複数のパイロット火炎Hによって着火され、上記メインエア通路72の先端部から噴出される燃焼用エアA1と共に燃焼することができる。そして、メインエア通路72内における蓄熱体73に回収された排熱を利用して、安定してメインガスF1を燃焼させて、この燃焼によるメイン火炎を形成することができる。また、上記交番燃焼を行う際に、パイロット火炎Hは、燃焼側及び排気側のガスバーナ1の両方において常時形成しておくことができる。
実施例における、ガスバーナを示す断面説明図。 実施例における、ガスバーナの一部を拡大して示す断面説明図。 実施例における、ガスバーナの一部を示す図で、図2におけるA線矢視断面説明図。 実施例における、ガスバーナの一部を示す図で、図2におけるB線矢視断面説明図。
符号の説明
1 ガスバーナ
2 パイロットエアパイプ
21 パイロットエア噴出孔
3 パイロットガスパイプ
31 パイロットガス噴出孔
32 フランジ部
321 混合気噴出溝
4 メインガスパイプ
41 メインガスノズル
411 メインガス噴出口
6 バーナボディ
7 耐火ボディ
70 挿通穴
71 パイロットエア通路
72 メインエア通路
73 蓄熱体
A1 燃焼用エア
A2 パイロットエア
F1 メインガス
F2 パイロットガス
G 混合気
H パイロット火炎

Claims (3)

  1. パイロットエアを通過させるパイロットエアパイプと、該パイロットエアパイプ内に挿通しパイロットガスを通過させるパイロットガスパイプと、該パイロットガスパイプ内に挿通しメインガスを通過させるメインガスパイプと、上記パイロットエアパイプの周囲を覆う耐火ボディとを有しており、
    上記パイロットガスパイプの先端部は、上記メインガスパイプの先端部によって閉塞してあり、上記パイロットガスパイプには、上記パイロットガスを上記パイロットエアパイプ内に混流させるためのパイロットガス噴出孔が形成してあり、
    上記パイロットエアパイプは、上記耐火ボディに形成した挿通穴内に配置してあり、該挿通穴の内周面と上記パイロットエアパイプの外周面との間には、パイロットエア通路が形成してあり、
    上記パイロットエアパイプには、該パイロットエアパイプ内を通過する上記パイロットエアの一部を上記パイロットエア通路内へ噴出させるパイロットエア噴出孔が形成してあり、
    上記耐火ボディには、燃焼用エアを噴出させるメインエア通路が形成してあり、
    上記パイロットエアパイプの先端部からは、該パイロットエアパイプ内の上記パイロットエアに上記パイロットガス噴出孔から噴出させる上記パイロットガスが混流してなる混合気を噴出させ、該混合気の燃焼によって第1空気比でパイロット火炎を形成し、該パイロット火炎に上記パイロットエア通路の先端部から噴出させる上記パイロットエアを供給して、第2空気比でパイロット火炎全体を形成し、また、上記メインガスパイプの先端部から噴出させる上記メインガスを、上記パイロット火炎によって着火し、上記メインエア通路の先端部から噴出させる上記燃焼用エアと共に燃焼させるよう構成したことを特徴とするガスバーナ。
  2. 請求項1において、上記パイロットエアパイプの先端部から噴出させるパイロットエアの流量は、上記パイロットエア通路の先端部から噴出させるパイロットエアの流量よりも多くなっていると共に、上記パイロットガス噴出孔から噴出させる上記パイロットガスの流量に対して、空気比が0.6〜1.4となる流量に設定してあることを特徴とするガスバーナ。
  3. 請求項1又は2において、上記パイロットガスパイプの先端部には、上記パイロットエアパイプ内において径方向外方に突出したフランジ部が形成してあり、該フランジ部には、上記混合気を噴出させるための混合気噴出溝が周方向に複数形成してあり、
    該混合気噴出溝の形成位置の下流側近傍から上記パイロット火炎の形成を開始するよう構成してあることを特徴とするガスバーナ。
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