JPH06213419A - 流動焼却システム用ガンバーナーのパイロットバーナー - Google Patents
流動焼却システム用ガンバーナーのパイロットバーナーInfo
- Publication number
- JPH06213419A JPH06213419A JP3723793A JP3723793A JPH06213419A JP H06213419 A JPH06213419 A JP H06213419A JP 3723793 A JP3723793 A JP 3723793A JP 3723793 A JP3723793 A JP 3723793A JP H06213419 A JPH06213419 A JP H06213419A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pilot
- burner
- partition plate
- gas
- pipe
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 パイロット手段を単一にして管内の空間を広
く確保してバーナーの寿命を延ばし及びバーナー根元の
ガス及び空気配管本数を減少させた流動焼却システム用
ガンバーナーのパイロットバーナーを提供する。 【構成】 流動焼却システム用ガンバーナーのパイロッ
トバーナー１２は特にパイロット外管１３とパイロット
内管からなる単一のものであるため砂中ガンバーナー等
のガンバーナーの管内の空間が広く確保されると共にバ
ーナー根元のガス及び空気配管本数が減少することを特
徴とする。
く確保してバーナーの寿命を延ばし及びバーナー根元の
ガス及び空気配管本数を減少させた流動焼却システム用
ガンバーナーのパイロットバーナーを提供する。 【構成】 流動焼却システム用ガンバーナーのパイロッ
トバーナー１２は特にパイロット外管１３とパイロット
内管からなる単一のものであるため砂中ガンバーナー等
のガンバーナーの管内の空間が広く確保されると共にバ
ーナー根元のガス及び空気配管本数が減少することを特
徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は流動焼却システム用ガン
バーナーのパイロットバーナーに関するものである。
バーナーのパイロットバーナーに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来においてガンバーナーを用いた汚泥
焼却炉は特公昭６３−２４２１３号に公知である。ここ
に用いられているガンバーナーは汚泥焼却炉の炉圧変動
に耐える火炎を確保するため保炎部を中間仕切板の内側
に設け種火部を中間仕切板の外側に設けておりこの様な
２種のパイロット手段で炉圧変動に対応させていた。し
かしこの方法では狭い管内に２種のパイロット手段を設
けることになり中間仕切板の強度が低下するのみならず
バーナー根元のガス及び空気配管本数が多く複雑になつ
ていた。
焼却炉は特公昭６３−２４２１３号に公知である。ここ
に用いられているガンバーナーは汚泥焼却炉の炉圧変動
に耐える火炎を確保するため保炎部を中間仕切板の内側
に設け種火部を中間仕切板の外側に設けておりこの様な
２種のパイロット手段で炉圧変動に対応させていた。し
かしこの方法では狭い管内に２種のパイロット手段を設
けることになり中間仕切板の強度が低下するのみならず
バーナー根元のガス及び空気配管本数が多く複雑になつ
ていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の従来の
課題を解決しパイロット手段を単一にして管内の空間を
広く確保してバーナーの寿命を延ばし及びバーナー根元
のガス及び空気配管本数を減少させた流動焼却システム
用ガンバーナーのパイロットバーナーの提供を目的とす
る。
課題を解決しパイロット手段を単一にして管内の空間を
広く確保してバーナーの寿命を延ばし及びバーナー根元
のガス及び空気配管本数を減少させた流動焼却システム
用ガンバーナーのパイロットバーナーの提供を目的とす
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の目的達成
のために前方仕切板と後方仕切板の間のパイロット燃焼
室に突出するパイロット外管と、該パイロット外管内を
貫通して延びるパイロット内管と、該パイロット内管の
突出部の外周に設けられた先端部ガス孔と、前記パイロ
ット外管の先端の開口において空気とガスの両者が供給
される中間部ガス孔と、パイロット外管の外周に設けら
れガス路に連通された外周ガス孔とからなる流動焼却シ
ステム用ガンバーナーのパイロットバーナーを提案する
ものである。
のために前方仕切板と後方仕切板の間のパイロット燃焼
室に突出するパイロット外管と、該パイロット外管内を
貫通して延びるパイロット内管と、該パイロット内管の
突出部の外周に設けられた先端部ガス孔と、前記パイロ
ット外管の先端の開口において空気とガスの両者が供給
される中間部ガス孔と、パイロット外管の外周に設けら
れガス路に連通された外周ガス孔とからなる流動焼却シ
ステム用ガンバーナーのパイロットバーナーを提案する
ものである。
【０００５】
【実施例】以下本発明の流動焼却システム用ガンバーナ
ーのパイロットバーナーを図面に示す実施例に従い説明
する。図１は本発明のパイロットバーナーが適用可能な
砂中ガンバーナー（６）を流動焼却炉（１）と共に示
す。すなわち砂中ガンバーナー（６）は流動焼却炉
（１）のバーナー挿入筒（３）に挿入して用いられる。
ーのパイロットバーナーを図面に示す実施例に従い説明
する。図１は本発明のパイロットバーナーが適用可能な
砂中ガンバーナー（６）を流動焼却炉（１）と共に示
す。すなわち砂中ガンバーナー（６）は流動焼却炉
（１）のバーナー挿入筒（３）に挿入して用いられる。
【０００６】砂中ガンバーナー（６）は図２に示す様に
バーナー筒（６ａ）を有する。該バーナー筒（６ａ）内
には図３に示す主バーナー（７）が基部から先端方向に
挿入される。
バーナー筒（６ａ）を有する。該バーナー筒（６ａ）内
には図３に示す主バーナー（７）が基部から先端方向に
挿入される。
【０００７】該主バーナー（７）の外周には前方寄りに
前方仕切板取付フランジ（８）が及び後方寄りに後方仕
切板（９）が各々固定される。前方仕切板取付フランジ
（８）には孔を有する前方仕切板（１０）が単数又は複
数枚ボルト（２１）で取り付けられる。すなわち前方仕
切板（１０）は耐熱ステンレススチール又はセラミック
が用いられる。更にその孔は前方仕切板（１０）の板厚
以下の孔径にされている。
前方仕切板取付フランジ（８）が及び後方寄りに後方仕
切板（９）が各々固定される。前方仕切板取付フランジ
（８）には孔を有する前方仕切板（１０）が単数又は複
数枚ボルト（２１）で取り付けられる。すなわち前方仕
切板（１０）は耐熱ステンレススチール又はセラミック
が用いられる。更にその孔は前方仕切板（１０）の板厚
以下の孔径にされている。
【０００８】次に後方仕切板（９）は図３に示す様にそ
の外周の一部が切り欠かれ空気用隙間が設けられる。更
に後方仕切板（９）にはスパークプラグ（１１）及びパ
イロットバーナー（１２）が挿入され取り付けられる。
の外周の一部が切り欠かれ空気用隙間が設けられる。更
に後方仕切板（９）にはスパークプラグ（１１）及びパ
イロットバーナー（１２）が挿入され取り付けられる。
【０００９】以上の前方仕切板（１０）と後方仕切板
（９）の間に形成される部屋はパイロットバーナー（１
２）が突出するパイロット燃焼室Ａとして用いられる。
（９）の間に形成される部屋はパイロットバーナー（１
２）が突出するパイロット燃焼室Ａとして用いられる。
【００１０】又前方仕切板（１０）の前方の部屋は主燃
焼室Ｂとして用いられる。一方前記後方仕切板（９）の
空気用隙間はパイロット燃焼室Ａの燃焼状態を監視する
フレームアイ（２０）の視野を確保するためのものでも
ある。
焼室Ｂとして用いられる。一方前記後方仕切板（９）の
空気用隙間はパイロット燃焼室Ａの燃焼状態を監視する
フレームアイ（２０）の視野を確保するためのものでも
ある。
【００１１】次にパイロットバーナー（１２）は図４に
示す様にパイロット外管（１３）内にパイロット内管
（１４）が貫通して延びたものである。すなわちパイロ
ット外管（１３）は前方仕切板（１０）と後方仕切板
（９）の間のパイロット燃焼室Ａに突出する。次にパイ
ロット内管（１４）内にはガス路Ｐが形成される一方パ
イロット内管（１４）の外側のパイロット外管（１３）
内には空気路Ｑが形成される。
示す様にパイロット外管（１３）内にパイロット内管
（１４）が貫通して延びたものである。すなわちパイロ
ット外管（１３）は前方仕切板（１０）と後方仕切板
（９）の間のパイロット燃焼室Ａに突出する。次にパイ
ロット内管（１４）内にはガス路Ｐが形成される一方パ
イロット内管（１４）の外側のパイロット外管（１３）
内には空気路Ｑが形成される。
【００１２】次にパイロット内管（１４）の突出部の外
周には複数の先端部ガス孔（１９）が設けられる。更に
パイロット外管（１３）の先端はパイロット内管（１
４）の中程に開口し中間部ガス孔（１８）を構成する。
周には複数の先端部ガス孔（１９）が設けられる。更に
パイロット外管（１３）の先端はパイロット内管（１
４）の中程に開口し中間部ガス孔（１８）を構成する。
【００１３】該中間部ガス孔（１８）にはガス路Ｐから
のガスと空気路Ｑからの空気の両者が供給される。次に
パイロット内管（１４）内のガス路Ｐは連通用ブロック
（１６）の連通孔を介してパイロット外管（１３）の外
周ガス孔（１７）にガスを供給する。
のガスと空気路Ｑからの空気の両者が供給される。次に
パイロット内管（１４）内のガス路Ｐは連通用ブロック
（１６）の連通孔を介してパイロット外管（１３）の外
周ガス孔（１７）にガスを供給する。
【００１４】以上の実施例に示した本発明のパイロツト
バーナーの機能を砂中ガンバーナーの機能と共に次に説
明する。すなわちスパークプラグ（１１）によりパイロ
ットバーナー（１２）の外周ガス孔（１７）から噴出す
るガスが着火される。
バーナーの機能を砂中ガンバーナーの機能と共に次に説
明する。すなわちスパークプラグ（１１）によりパイロ
ットバーナー（１２）の外周ガス孔（１７）から噴出す
るガスが着火される。
【００１５】この炎は空気と混合されていないガスであ
るため温度が低くスパークプラグ（１１）を損傷しな
い。次に中間部ガス孔（１８）から噴出するガスが同時
に着火するがこのガスは空気と混合されているため温度
が高く消えにくい炎となる。
るため温度が低くスパークプラグ（１１）を損傷しな
い。次に中間部ガス孔（１８）から噴出するガスが同時
に着火するがこのガスは空気と混合されているため温度
が高く消えにくい炎となる。
【００１６】次に先端部ガス孔（１９）から噴出するガ
スも同時に着火するがこの炎は後方仕切板（９）の空気
用隙間からの２次空気が供給され難いことから先端方向
に延びる長い炎となる。従つてその炎は前方仕切板（１
０）に到達しその孔から主燃焼室Ｂへと流れ主バーナー
（７）の点火に用いられる。
スも同時に着火するがこの炎は後方仕切板（９）の空気
用隙間からの２次空気が供給され難いことから先端方向
に延びる長い炎となる。従つてその炎は前方仕切板（１
０）に到達しその孔から主燃焼室Ｂへと流れ主バーナー
（７）の点火に用いられる。
【００１７】以上で明らかな通りパイロットバーナー
（１２）のパイロット炎は３段階に設けられているので
ある。しかしパイロットバーナー（１２）自体はパイロ
ット外管（１３）とパイロット内管（１４）からなる単
一のものである。
（１２）のパイロット炎は３段階に設けられているので
ある。しかしパイロットバーナー（１２）自体はパイロ
ット外管（１３）とパイロット内管（１４）からなる単
一のものである。
【００１８】主バーナー（７）は流動焼却炉（１）の圧
力変動により消火されることがあるがパイロット炎はパ
イロット燃焼室Ａが前方仕切板（１０）により仕切られ
ていること及びパイロット炎が３段階であることから消
火されず燃焼を続ける。この結果主燃焼室Ｂにおいて主
バーナー（７）が消火されても３段階のパイロット炎が
全て消火されることなくこれにより直ちに再着火され
る。
力変動により消火されることがあるがパイロット炎はパ
イロット燃焼室Ａが前方仕切板（１０）により仕切られ
ていること及びパイロット炎が３段階であることから消
火されず燃焼を続ける。この結果主燃焼室Ｂにおいて主
バーナー（７）が消火されても３段階のパイロット炎が
全て消火されることなくこれにより直ちに再着火され
る。
【００１９】以上の結果砂中ガンバーナー（６）は燃焼
を継続し汚泥の温度を高温に保持して流動焼却炉（１）
内の汚泥を焼却する。次に前方仕切板（１０）であるが
これはパイロット燃焼室Ａでのパイロット炎が当る面に
おいて高温にさらされる。
を継続し汚泥の温度を高温に保持して流動焼却炉（１）
内の汚泥を焼却する。次に前方仕切板（１０）であるが
これはパイロット燃焼室Ａでのパイロット炎が当る面に
おいて高温にさらされる。
【００２０】従つて前方仕切板（１０）は一定期間毎に
前方仕切板取付フランジ（８）から外して交換する必要
がある。前方仕切板（１０）の枚数は流動焼却炉（１）
の状況に応じて増減される。
前方仕切板取付フランジ（８）から外して交換する必要
がある。前方仕切板（１０）の枚数は流動焼却炉（１）
の状況に応じて増減される。
【００２１】
【発明の効果】本発明の流動焼却システム用ガンバーナ
ーのパイロットバーナーは以上の通りでありその効果を
次に列記する。 （１）本発明のパイロットバーナーは特にパイロットバ
ーナーがパイロット外管とパイロット内管からなる単一
のものであるため砂中ガンバーナー等のガンバーナーの
管内の空間が広く確保される。 （２）本発明のパイロットバーナーは特に単一のもので
あるためバーナー根元のガス及び空気配管本数が減少す
る。
ーのパイロットバーナーは以上の通りでありその効果を
次に列記する。 （１）本発明のパイロットバーナーは特にパイロットバ
ーナーがパイロット外管とパイロット内管からなる単一
のものであるため砂中ガンバーナー等のガンバーナーの
管内の空間が広く確保される。 （２）本発明のパイロットバーナーは特に単一のもので
あるためバーナー根元のガス及び空気配管本数が減少す
る。
【図１】本発明のパイロットバーナーが適用可能な砂中
ガンバーナーを流動焼却炉と共に示す概念図
ガンバーナーを流動焼却炉と共に示す概念図
【図２】図１の砂中ガンバーナーの断面側面図
【図３】図１の砂中ガンバーナーの斜視図
【図４】本発明のパイロットバーナーの縦断面図
１ 流動焼却炉 ２ トーチ用ガンバーナー ３ バーナー挿入筒 ４ 熱風入口 ５ 排気口 ６ 砂中ガンバーナー ６ａ バーナー筒 ７ 主バーナー ８ 前方仕切板取付フランジ ９ 後方仕切板 １０ 前方仕切板 １１ スパークプラグ １２ パイロットバーナー １３ パイロット外管 １４ パイロット内管 １５ じゃま板 １６ 連通用ブロック １７ 外周ガス孔 １８ 中間部ガス孔 １９ 先端部ガス孔 ２０ フレームアイ ２１ ボルト Ａ パイロット燃焼室 Ｂ 主燃焼室 Ｐ ガス路 Ｑ 空気路
Claims (1)
- 【請求項】前方仕切板と後方仕切板の間のパイロット燃
焼室に突出するパイロット外管と、該パイロット外管内
を貫通して延びるパイロット内管と、該パイロット内管
の突出部の外周に設けられた先端部ガス孔と、前記パイ
ロット外管の先端の開口において空気とガスの両者が供
給される中間部ガス孔と、パイロット外管の外周に設け
られガス路に連通された外周ガス孔とからなる流動焼却
システム用ガンバーナーのパイロットバーナー
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3723793A JPH06213419A (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 流動焼却システム用ガンバーナーのパイロットバーナー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3723793A JPH06213419A (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 流動焼却システム用ガンバーナーのパイロットバーナー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06213419A true JPH06213419A (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=12492007
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3723793A Pending JPH06213419A (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 流動焼却システム用ガンバーナーのパイロットバーナー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06213419A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996014540A1 (fr) * | 1994-11-08 | 1996-05-17 | Nippon Furnace Kogyo Kabushiki Kaisha | Bruleur pilote et tuyere a gaz/bruleur pilote a base de ce meme bruleur pilote |
| WO2002075218A1 (en) * | 2001-03-19 | 2002-09-26 | Alstom (Switzerland) Ltd | Gas pipe ignitor |
| JP2008249280A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Toho Gas Co Ltd | ガスバーナ |
-
1993
- 1993-01-18 JP JP3723793A patent/JPH06213419A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996014540A1 (fr) * | 1994-11-08 | 1996-05-17 | Nippon Furnace Kogyo Kabushiki Kaisha | Bruleur pilote et tuyere a gaz/bruleur pilote a base de ce meme bruleur pilote |
| WO2002075218A1 (en) * | 2001-03-19 | 2002-09-26 | Alstom (Switzerland) Ltd | Gas pipe ignitor |
| JP2008249280A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Toho Gas Co Ltd | ガスバーナ |
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