JP7049425B1 - ガスバーナ - Google Patents

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Abstract

【課題】失火を生じさせずに、騒音の発生を抑制することができるガスバーナを提供する。【解決手段】ガスバーナ1は、燃焼用空気Aを通過させる空気管2、燃料ガスFを通過させる燃料管、並びに複数の空気噴出口6A,6B及び複数のガス噴出口5が形成されたバーナノズル4を備える。複数のガス噴出口5は、バーナノズル4の周方向Cにおいて、等間隔に並ばないよう部分的に片寄った状態で形成されている。複数の空気噴出口6A,6Bは、バーナノズル4の径方向Rにおいて、ガス噴出口5の形成部位の外周側に重なる位置に形成された第1空気噴出口6Aと、ガス噴出口5が形成されていない部位の外周側に重なる位置に形成された第2空気噴出口6Bとによって構成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、燃料ガスの燃焼によって火炎を形成するガスバーナに関する。
燃料ガスを燃焼させるガスバーナは、燃焼による火炎によって種々の環境を加熱するために用いられる。ガスバーナにおいては、燃料ガスが通過する燃料管の先端部に設けられたバーナノズルの形状に種々の工夫がなされている。
例えば、特許文献1のガスバーナのバーナノズルは、バーナノズルの径方向外周側へ突出するフランジ部と、バーナノズルの開口先端部を閉塞するプレート部とを有する。プレート部には、燃料ガスを径方向外周側へ噴出させるガス噴出口と、プレート部の周りを旋回して軸方向先端側へ燃焼用空気を噴出させる空気噴出口とが形成されている。この特許文献1のバーナノズルにおいては、低負荷燃焼時の燃焼安定性を向上させ、バーナノズルが火炎によって高温に加熱されにくくしている。
特開2012-112560公報
特許文献1のバーナノズルにおいては、バーナノズルの周方向の全周において、燃料ガスと燃焼用空気とが均等に混合されて燃焼する。ところが、発明者らの研究により、このような周方向の全周における均等な燃焼が、騒音を発生させる要因になっていることが判明した。従って、失火を生じさせずに、騒音の発生を抑制するためには、更なる工夫が必要とされる。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたもので、失火を生じさせずに、騒音の発生を抑制することができるガスバーナを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、
燃焼用空気が通過する空気管と、
前記空気管内に配置され、燃料ガス、又は燃料ガスと燃焼用空気との混合気が通過する燃料管と、
前記空気管内に配置されるとともに前記燃料管の先端部に連結されたノズル管部、前記ノズル管部の全周から径方向の外周側に突出するフランジ部、前記フランジ部の中央部分から軸方向の先端側に突出する凸状端部、前記フランジ部に前記径方向の外周側から切り欠かれて形成されて前記燃焼用空気を前記軸方向の先端側へ噴出させる複数の空気噴出口、及び前記凸状端部に形成されて前記燃料ガス又は前記混合気を前記径方向の外周側へ噴出させる複数のガス噴出口が形成されたバーナノズルと、を備え、
数の前記空気噴出口は、前記バーナノズルの前記径方向において、前記ガス噴出口の形成部位の外周側に重なる位置に形成された第1空気噴出口と、前記ガス噴出口が形成されていない部位の外周側に重なる位置に形成された第2空気噴出口とによって構成されており、
前記バーナノズルを周方向に4等分する仮想領域を想定したときに、
前記ガス噴出口及び前記第1空気噴出口は、前記径方向において互いに対向する2つの第1仮想領域にそれぞれ形成されており、
前記第2空気噴出口は、前記径方向において互いに対向する残りの2つの第2仮想領域にそれぞれ形成されており、
前記第1空気噴出口は、前記ガス噴出口の形成位置に対して前記径方向の外周側に対向する位置に、最も内周側に位置する切欠き起点を有するとともに、前記切欠き起点から前記径方向の外周側に行くに連れて前記周方向の両側に拡がる一対の側面を有する、ガスバーナにある。
前記一態様のガスバーナにおいては、バーナノズルにおけるガス噴出口及び空気噴出口の形成の仕方に工夫をし、燃焼時に騒音が発生しにくくしている。具体的には、複数のガス噴出口は、バーナノズルの周方向において、等間隔に並ばないよう部分的に片寄った状態で形成されている。また、複数の空気噴出口は、バーナノズルの径方向において、ガス噴出口の形成部位の外周側に重なる位置に形成された第1空気噴出口と、ガス噴出口が形成されていない部位の外周側に重なる位置に形成された第2空気噴出口とによって構成されている。
バーナノズルの周方向の各部位において、ガス噴出口と第1空気噴出口とが径方向に重なる部位においては、燃料ガス又は混合気と燃焼用空気とが混合されやすく、これらの燃焼による火炎が安定して形成される。これにより、ガス噴出口と第1空気噴出口とが径方向に重なる部位は、燃焼が先に開始される燃焼の起点となる。この部位は、燃料ガスの濃度が高い領域となり、バーナノズルにおいて失火が生じにくくすることができる。
一方、バーナノズルの周方向の各部位において、第2空気噴出口が形成された部位の内周側には、ガス噴出口が形成されていない。そして、第2空気噴出口から噴出される燃焼用空気は、ガス噴出口から噴出される燃料ガス又は混合気と、第1空気噴出口から噴出される燃焼用空気との燃焼による火炎に供給されて、燃焼に利用される。
このような構成により、バーナノズルの周方向の各部位において、複数のガス噴出口から噴出された燃料ガスの濃度には、濃淡の分布が生じる。そのため、バーナノズルによる火炎の形成が緩やかになり、火炎の温度が緩やかに上昇する。その結果、燃焼に伴う騒音の発生を抑制することができる。
このように、前記一態様のガスバーナによれば、失火を生じさせずに、騒音の発生を抑制することができる。
図1は、実施形態1にかかる、ガスバーナを示す、図2のI-I断面図である。 図2は、実施形態1にかかる、ガスバーナを示す、図1のII-II断面図である。 図3は、実施形態1にかかる、ガスバーナを示す、図1のIII-III断面図である。 図4は、実施形態2にかかる、ガスバーナを示す、図5のIV-IV断面図である。 図5は、実施形態2にかかる、ガスバーナを示す、図4のV-V断面図である。
前述したガスバーナにかかる好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
<実施形態1>
本形態のガスバーナ1は、図1~図3に示すように、空気管2、燃料管3及びバーナノズル4を備える。空気管2は、燃焼用空気Aを通過させるものである。燃料管3は、空気管2内に配置されており、燃料ガスFを通過させるものである。バーナノズル4は、空気管2内に配置されるとともに燃料管3の先端部に設けられている。バーナノズル4には、燃焼用空気Aを噴出させる複数の空気噴出口6A,6Bと、燃料ガスFを噴出させる複数のガス噴出口5とが形成されている。
図2に示すように、複数のガス噴出口5は、バーナノズル4の周方向Cにおいて、等間隔に並ばないよう部分的に片寄った状態で形成されている。複数の空気噴出口6A,6Bは、バーナノズル4の径方向Rにおいて、ガス噴出口5の形成部位の外周側に重なる位置に形成された第1空気噴出口6Aと、ガス噴出口5が形成されていない部位の外周側に重なる位置に形成された第2空気噴出口6Bとによって構成されている。
以下に、本形態のガスバーナ1について詳説する。
本形態のガスバーナ1は、予混合気を用いず、火炎を形成する直前に燃料ガスFと燃焼用空気Aとを混合させて燃焼を行い、火炎を形成するものである。また、本形態のガスバーナ1は、バーナノズル4の周方向Cにおいて、燃料ガスFと燃焼用空気Aとの燃焼に意図的に片寄りを生じさせて、火炎の温度を低く保つよう構成されている。ガスバーナ1は、工業用炉に配置されて用いられ、燃焼による火炎によって炉内の雰囲気ガスを加熱するものである。本形態の燃料ガスFは、都市ガス、水素等の可燃性ガスである。
本形態のガスバーナ1は、空気管2、燃料管3及びバーナノズル4がラジアントチューブ内に配置されて、ラジアントチューブからの輻射熱によって、炉内の雰囲気ガス又は加熱対象物を加熱するラジアントチューブバーナとして用いる。ラジアントチューブは、シングルエンドバーナを構成するものとしてもよく、リジェネバーナを構成するものとしてもよい。図1~図3においては、ラジアントチューブを省略して示す。
(軸方向L、周方向C及び径方向R)
図1~図3に示すように、ガスバーナ1において、軸方向Lとは、空気管2、燃料管3及びバーナノズル4の中心軸線に沿った方向のことをいう。周方向Cとは、空気管2、燃料管3及びバーナノズル4の中心軸線の周りの方向のことをいう。径方向Rとは、空気管2、燃料管3及びバーナノズル4の中心軸線から放射状に延びる方向のことをいう。
(空気管2及び燃料管3)
図1及び図3に示すように、空気管2は、円筒形状に形成されており、内周側に、ブロア等によって供給される燃焼用空気Aを通過させるものである。燃料管3は、空気管2の内側に燃料管3と同軸状に配置されている。燃料管3内には、燃料ガスFが流れる燃料ガス流路31が形成されている。空気管2内であって燃料管3の外周側には、燃焼用空気Aが流れる円環状の空気流路21が形成されている。
(バーナノズル4)
図1及び図2に示すように、バーナノズル4は、燃料管3に連結されたノズル管部41と、ノズル管部41の全周から径方向Rの外周側に突出するフランジ部42と、フランジ部42の中央部分から軸方向Lの先端側に突出する凸状端部43とを有する。第1空気噴出口6A及び第2空気噴出口6Bは、フランジ部42の外周から切り欠かれて形成されている。ノズル管部41、フランジ部42及び凸状端部43の中央部には、燃料ガス流路31に連通された、燃料ガスFが導入されるノズル流路44が形成されている。ガス噴出口5は、ノズル流路44に連通された状態で、凸状端部43に形成されている。
(ガス噴出口5)
図1及び図2に示すように、バーナノズル4の凸状端部43には、バーナノズル4の径方向Rに沿って、換言すればバーナノズル4の軸方向Lに対して垂直に、燃料管3の燃料ガス流路31に連通される複数のガス噴出口5が形成されている。複数のガス噴出口5は、燃料ガスFをバーナノズル4の径方向Rの外周側へ噴出させるよう構成されている。換言すれば、複数のガス噴出口5は、バーナノズル4の中心部から径方向Rの外周側に向けて形成されている。
ガス噴出口5は、凸状端部43の径方向Rの外周面において、バーナノズル4の外部に開口されている。ガス噴出口5は、バーナノズル4の径方向Rの中心部から外周側に行くに連れて、軸方向Lの先端側に位置するよう、傾斜して形成されていてもよい。
本形態のバーナノズル4においては、バーナノズル4の周方向Cにおいて180°異なる位置にガス噴出口5が形成されていることにより、ガスバーナ1の燃焼時において、バーナノズル4の周方向Cにおける燃料ガスFの濃度に片寄り(ばらつき)が生じるようにしている。
(各空気噴出口6A,6B)
図1及び図2に示すように、バーナノズル4のフランジ部42には、空気管2の空気流路21に連通される複数の空気噴出口6A,6Bが形成されている。複数の第1空気噴出口6A及び複数の第2空気噴出口6Bは、燃焼用空気Aをバーナノズル4の軸方向Lの先端側へ噴出させるよう構成されている。複数の第1空気噴出口6A及び複数の第2空気噴出口6Bは、バーナノズル4の周方向Cに交互に並んで、周方向Cに等間隔に形成されている。
図2に示すように、第1空気噴出口6Aを構成する切欠きは、ガス噴出口5の形成位置に対して径方向Rの外周側に対向する位置に、最も内周側に位置する切欠き起点61を有するとともに、切欠き起点61から径方向Rの外周側に行くに連れて周方向Cの両側に拡がる一対の側面62を有する。この構成により、ガス噴出口5から噴出される燃料ガスFと、第1空気噴出口6Aから噴出される燃焼用空気Aとが適切に混合され、燃焼による火炎を安定して形成することができる。切欠き起点61は、円弧状に形成されている。一対の側面62は、直線状に形成されていてもよく、曲線状に形成されていてもよい。
第2空気噴出口6Bを構成する切欠きは、最も内周側に位置する切欠き起点61を有するとともに、切欠き起点61から径方向Rの外周側に行くに連れて周方向Cの両側に拡がる一対の側面62を有する。第2空気噴出口6Bの切欠き起点61及び一対の側面62の形状は、第1空気噴出口6Aの形状と同様である。
(ガス噴出口5及び各空気噴出口6A,6Bの配置)
図2に示すように、本形態のバーナノズル4においては、バーナノズル4の周方向Cにおける複数のガス噴出口5の形成箇所に、意図的に片寄りを生じさせている。本形態のバーナノズル4においては、バーナノズル4を周方向Cに4等分する仮想領域K1,K2を想定する。図2において、仮想領域K1,K2を2点鎖線によって仕切って示す。ガス噴出口5及び第1空気噴出口6Aは、径方向Rにおいて互いに対向する2つの第1仮想領域K1にそれぞれ形成されている。第2空気噴出口6Bは、径方向Rにおいて互いに対向する残りの2つの第2仮想領域K2にそれぞれ形成されている。
換言すれば、バーナノズル4の周方向Cにおいては、ガス噴出口5及び第1空気噴出口6Aが形成された第1仮想領域K1と、第2空気噴出口6Bが形成された第2仮想領域K2とが交互に形成されている。ガス噴出口5及び第1空気噴出口6Aは各第1仮想領域K1に1つずつ形成されており、第2空気噴出口6Bは各第2仮想領域K2に1つ形成されている。
ガス噴出口5は、第1仮想領域K1に複数形成されていてもよい。第1空気噴出口6Aは、第1仮想領域K1に複数形成されていてもよい。第2空気噴出口6Bは、第2仮想領域K2に複数形成されていてもよい。第1空気噴出口6A及び第2空気噴出口6Bの少なくとも一方は、切欠きではなく、貫通穴として形成されていてもよい。また、第1空気噴出口6A及び第2空気噴出口6Bの少なくとも一方の切欠きは、種々の形状に形成されていてもよい。
図2に示すように、バーナノズル4のフランジ部42には、着火用のスパークプラグの先端部を配置するプラグ配置穴421と、火炎が形成されていることを監視するための監視穴422とが形成されている。本形態のプラグ配置穴421及び監視穴422は、第1仮想領域K1及び第2仮想領域K2に跨って形成されている。プラグ配置穴421は、第1仮想領域K1に形成されていてもよい。監視穴422は、第1仮想領域K1又は第2仮想領域K2に形成されていてもよい。
(燃料ガスF及び燃焼用空気Aの燃焼)
図1~図3に示すように、燃料ガスFは、燃料管3の燃料ガス流路31からバーナノズル4のノズル流路44に流れ、凸状端部43における2つのガス噴出口5から径方向Rの外周側に噴出される。燃焼用空気Aは、空気管2の空気流路21を流れ、バーナノズル4のフランジ部42における各空気噴出口6A,6Bから噴出される。ガス噴出口5から径方向Rの外周側へ噴出される燃料ガスFは、第1空気噴出口6Aから軸方向Lの先端側へ噴出される燃焼用空気Aと迅速に混合されて燃焼し、火炎を形成する。第2空気噴出口6Bから軸方向Lの先端側へ噴出される燃焼用空気Aは、火炎に供給され、バーナノズル4の軸方向Lの先端側においては、燃料ガスFと燃焼用空気Aの全体とが燃焼して、火炎の全体が形成される。
(作用効果)
本形態のガスバーナ1においては、バーナノズル4におけるガス噴出口5及び空気噴出口6A,6Bの形成の仕方に工夫をし、燃焼時に騒音が発生しにくくしている。具体的には、複数のガス噴出口5は、バーナノズル4の周方向Cにおいて、等間隔に並ばないよう部分的に片寄った状態で形成されている。また、複数の空気噴出口6A,6Bは、バーナノズル4の径方向Rにおいて、ガス噴出口5の形成部位の外周側に重なる位置に形成された第1空気噴出口6Aと、ガス噴出口5が形成されていない部位の外周側に重なる位置に形成された第2空気噴出口6Bとによって構成されている。
バーナノズル4の周方向Cの各部位において、ガス噴出口5と第1空気噴出口6Aとが径方向Rに重なる(対向する)部位においては、燃料ガスFと燃焼用空気Aとが混合されやすく、これらの燃焼による火炎が安定して形成される。これにより、ガス噴出口5と第1空気噴出口6Aとが径方向Rに重なる部位は、燃焼が先に開始される燃焼の起点となる。この部位は、燃料ガスFの濃度が高い領域となり、バーナノズル4において失火が生じにくくすることができる。
一方、バーナノズル4の周方向Cの各部位において、第2空気噴出口6Bが形成された部位の内周側には、ガス噴出口5が形成されていない。そして、第2空気噴出口6Bから噴出される燃焼用空気Aは、ガス噴出口5から噴出される燃料ガスFと、第1空気噴出口6Aから噴出される燃焼用空気Aとの燃焼による火炎に供給されて、燃焼に利用される。
このような構成により、バーナノズル4の周方向Cの各部位において、複数のガス噴出口5から噴出された燃料ガスFの濃度には、濃淡の分布が生じる。そのため、バーナノズル4による火炎の形成が緩やかになり、火炎の温度が緩やかに上昇する。その結果、燃焼に伴う騒音の発生を抑制することができる。
このように、本形態のガスバーナ1によれば、失火を生じさせずに、騒音の発生を抑制することができる。
<実施形態2>
本形態は、バーナノズル4に生じる熱応力を低減する工夫をしたガスバーナ1について示す。図4及び図5に示すように、本形態のバーナノズル4の中心には、燃料ガスFをバーナノズル4の軸方向Lの先端側へ噴出させる直進ガス噴出口50が形成されている。直進ガス噴出口50は、バーナノズル4の凸状端部43の中心において、バーナノズル4のノズル流路44及び燃料管3の燃料ガス流路31に連通される状態で形成されている。直進ガス噴出口50は、ガス噴出口5の断面積と同じ断面積、又はガス噴出口5の断面積よりも小さな断面積で形成すればよい。
本形態のバーナノズル4の各ガス噴出口5及び各第1空気噴出口6Aの近傍においては、各ガス噴出口5から噴出される燃料ガスFと、燃焼による火炎との温度差が大きく、熱応力が局所的に集中する。本形態においては、複数のガス噴出口5の他に、直進ガス噴出口50からも燃料ガスFが噴出されることにより、複数のガス噴出口5から噴出される燃料ガスFの流量が減少する。これにより、複数のガス噴出口5から噴出される燃料ガスFと、燃焼による火炎との温度差を小さくすることができ、バーナノズル4に生じる熱応力が局所的に集中しにくくすることができる。
本形態のガスバーナ1における、その他の構成、作用効果等については、実施形態1の場合の構成、作用効果等と同様である。また、本形態においても、実施形態1に示した符号と同一の符号が示す構成要素は、実施形態1の構成要素と同様である。
本発明は、各実施形態のみに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲においてさらに異なる実施形態を構成することが可能である。燃料管3内には、燃料ガスFの代わりに、燃料ガスFと燃焼用空気Aとの混合気が供給されてもよい。また、本発明は、様々な変形例、均等範囲内の変形例等を含む。
1 ガスバーナ
K1 第1仮想領域
K2 第2仮想領域
2 空気管
3 燃料管
4 バーナノズル
5 ガス噴出口
50 直進ガス噴出口
6A 第1空気噴出口
6B 第2空気噴出口
61 切欠き起点
62 一対の側面
A 燃焼用空気
F 燃料ガス

Claims (2)

  1. 燃焼用空気が通過する空気管と、
    前記空気管内に配置され、燃料ガス、又は燃料ガスと燃焼用空気との混合気が通過する燃料管と、
    前記空気管内に配置されるとともに前記燃料管の先端部に連結されたノズル管部、前記ノズル管部の全周から径方向の外周側に突出するフランジ部、前記フランジ部の中央部分から軸方向の先端側に突出する凸状端部、前記フランジ部に前記径方向の外周側から切り欠かれて形成されて前記燃焼用空気を前記軸方向の先端側へ噴出させる複数の空気噴出口、及び前記凸状端部に形成されて前記燃料ガス又は前記混合気を前記径方向の外周側へ噴出させる複数のガス噴出口が形成されたバーナノズルと、を備え、
    数の前記空気噴出口は、前記バーナノズルの前記径方向において、前記ガス噴出口の形成部位の外周側に重なる位置に形成された第1空気噴出口と、前記ガス噴出口が形成されていない部位の外周側に重なる位置に形成された第2空気噴出口とによって構成されており、
    前記バーナノズルを周方向に4等分する仮想領域を想定したときに、
    前記ガス噴出口及び前記第1空気噴出口は、前記径方向において互いに対向する2つの第1仮想領域にそれぞれ形成されており、
    前記第2空気噴出口は、前記径方向において互いに対向する残りの2つの第2仮想領域にそれぞれ形成されており、
    前記第1空気噴出口は、前記ガス噴出口の形成位置に対して前記径方向の外周側に対向する位置に、最も内周側に位置する切欠き起点を有するとともに、前記切欠き起点から前記径方向の外周側に行くに連れて前記周方向の両側に拡がる一対の側面を有する、ガスバーナ。
  2. 前記バーナノズルの中心には、前記燃料ガス又は前記混合気を前記バーナノズルの前記軸方向の先端側へ噴出させる直進ガス噴出口が形成されている、請求項に記載のガスバーナ。
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