JP4970669B2 - 空気圧機器ユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸着搬送・吸引搬送・真空成型機・空気抜きなどのエア回路に使用されるモジュール構造のエジェクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、吸着搬送・吸引搬送・真空成型機・空気抜きなどにおいては、例えば、図18に示すようなエア回路100を備えている。そこで、図18のエア回路100について説明すると、図18のエア回路100では、供給ポート107と、排気ポート108、吸引ポート109などを有したエジェクタ106を使用している。この点、エジェクタ106の供給ポート107に対しては、圧縮空気供給源101と、フィルタ102、レギュレータ103、圧力計104、電磁弁105が順に接続されている。また、エジェクタ106の排気ポート108に対しては、サイレンサ110が接続されている。さらに、エジェクタ106の吸引ポート109に対しては、図示はしないが、吸着搬送・吸引搬送のパッドや真空成型機などが接続される。
【0003】
従って、図18のエア回路100では、電磁弁105が開けられて、エジェクタ106の供給ポート107に圧縮空気が供給されると、エジェクタ106の吸引ポート109を介して外気が吸引され、吸引された外気が圧縮空気とともにエジェクタ106の排気ポート108に接続されたサイレンサ110から排気されるので、エジェクタ106の吸引ポート109を介して、吸着搬送・吸引搬送・真空成型機・空気抜きなどを行うことが可能となる。
尚、エジェクタ106の真空圧力は、エジェクタ106のケージポート111に接続された真空ケージ112で知ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図18のエア回路100では、フィルタ102、レギュレータ103、圧力計104、電磁弁105、サイレンサ110、真空ケージ112が個別に接続されているので、それらの空気圧機器が殺然と入り交じった外観を呈するに至っていた。
【0005】
もっとも、フィルタ102と、レギュレータ103、圧力計104に限っては、図19の空気圧機器ユニット200のフィルタ201、圧力計205を設けたレギュレータ202で代用すれば、フィルタ201とレギュレータ202は横幅・奥行きが統一されているので、フィルタ102と、レギュレータ103、圧力計104の外観は統一感を有したものになる。
【0006】
但し、それでも、図18のエア回路100の全体から見れば、複数の空気圧機器が殺然と入り交じった外観を解消するに至っていない。
尚、図18の空気圧機器ユニット200においては、フィルタ201とレギュレータ202に加えて、ルブリケータ203が取付ブラケット204を介して接続されている。
【0007】
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、吸着搬送・吸引搬送・真空成型機・空気抜きなどのエア回路を構成する各空気圧機器の外観を統一感させることができるモジュール構造のエジェクタを用いた空気圧機器ユニットを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために成された請求項1に係る発明は、空気圧機器ユニットであって、横幅・奥行きが統一されているとともに2つの吸気ポートが水平に設けられ、前記2つの吸気ポートを水平方向に接続する連通路にデフューザの一端が配置されるモジュール構造のエジェクタを、前記吸気ポートを継ぎ合わせて2個接続していること、を特徴としている。
【0009】
すなわち、本発明の空気圧機器ユニットでは、モジュール構造のエジェクタが、モジュール構造の各空気圧機器と同様にして、横幅・奥行きが統一されるとともに2つの吸気ポートが水平に設けられており、他の本発明のモジュール構造のエジェクタの吸気ポートに本発明のモジュール構造のエジェクタの吸気ポートを継ぎ合わせることにより、他の本発明のモジュール構造のエジェクタに本発明のモジュール構造のエジェクタを接続することができるので、吸着搬送・吸引搬送・真空成型機・空気抜きなどのエア回路を構成する各空気圧機器の外観を統一感させることができる。
【0010】
また、モジュール構造の各空気圧機器を接続する取付ブラケットを介して、他の本発明のモジュール構造のエジェクタの吸気ポートに本発明のモジュール構造のエジェクタの吸気ポートを継ぎ合わせることにより、モジュール構造の各空気圧機器又は他の本発明のモジュール構造のエジェクタに本発明のモジュール構造のエジェクタを接続することができることは、接続配管が無用となるので、本発明のモジュール構造のエジェクタは、接続性・設置性に優れたものであり、さらに、吸着搬送・吸引搬送・真空成型機・空気抜きなどのエア回路をコンパクトにすることが可能となる。
【0011】
尚、モジュール構造の各空気圧機器には、エアフィルタ、レギュレータ、ルブリゲータ、フィルタ・レギュレータ、オイルミストフィルタ、残圧排出弁、圧力スイッチ、ドライヤなどがある。
【0012】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載する空気圧機器ユニットであって、圧縮空気の供給通路を開閉する電磁弁がモジュール構造のエジェクタの上側に搭載されたこと、を特徴としている。
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載する空気圧機器ユニットであって、サイレンサがモジュール構造のエジェクタに内蔵されたこと、を特徴としている。
また、請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載する空気圧機器ユニットであって、吸気圧を測定するためのケージポートがモジュール構造のエジェクタの前側又は後側に設けられたこと、を特徴としている。
【0013】
さらに、本発明の空気圧機器ユニットにおいて、圧縮空気の供給通路を開閉する電磁弁をモジュール構造のエジェクタの上側に搭載したり、サイレンサをモジュール構造のエジェクタに内蔵したり、吸気圧を測定するためのケージポートがモジュール構造のエジェクタの前側又は後側に設けられたりすれば、電磁弁や、サイレンサ、ケージポートに取り付けられる真空ケージが本発明のモジュール構造のエジェクタと一体化されるので、上述した効果を一層大きく発揮することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照にして説明する。先ず、第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタの構造を、図7〜図12に基づいて説明する。図7は、第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aの正面図及び背面図である。図8は、第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aの左側面図である。図9は、第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aの右側面図である。図10は、第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aの上面図である。図11は、第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aの底面図である。図12は、第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aの断面図である。
【0015】
第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aは、「発明が解決しようとする課題」の欄で説明した図19の空気圧機器ユニット200の各空気圧機器(例えば、図19のフィルタ201、レギュレータ202、ルブリケータ203など)に接続されるものであり、図19の空気圧機器ユニット200の各空気圧機器と同じ横幅・奥行きを有するものである。
【0016】
また、第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aは、図7に示すように、プレートカバー2と、ボディ3、チューブ13などから構成されている。この点、プレートカバー2には、図10に示すように、供給ポート19が設けられている。尚、図10の2点鎖線は、供給ポート19に接続される電磁弁を示している。
【0017】
また、ボディ3の前面及び後面には、図7に示すように、吸気圧を測定するためのケージポート18が設けられている。また、ボディ3の左側面には、図8に示すように、吸気ポート16が設けられている。一方、ボディ3の右側面には、図9に示すように、吸気ポート17が設けられている。尚、吸気ポート16,17は、水平に設けられており、「接続口」に相当するものである。
【0018】
また、ボディ3は、図12に示すように、プレートカバー2がOリング4を介して取り付けられている。さらに、プレートカバー2の供給ポート19に対してノズル5が連設されており、ノズル5の下端は、吸気ポート16,17の連通路にまで達している。
【0019】
また、チューブ13は、ボディ3の底部に対して、所謂「ワンタッチ」で係合接続されるものある。また、チューブ13の底面には、図11及び図12に示すように、排気ポート20が設けられたボトムカバー14がOリング15を介して螺設されている。そして、チューブ13の上部には、図12に示すように、第1デフュザー32が設けられており、第1デフュザー32の上端は、ボディ3の吸気ポート16,17の連通路にまで達するとともに、ノズル5の下端と向き合っている。また、第1デフュザー32の内部には、チェックバルブ7とバルブストッパー8が設けられている。さらに、第1デフュザー32の下部には、Oリング9を介して、第2デフュザー11と連設しており、第2デフュザー11の下端は、サイレンサエレメント12を介して、ボトムカバー14の排気ポート20に連通している。尚、チューブ13と、第2デフュザー11、サイレンサエレメント12などにより、「サイレンサ」が構成される。
【0020】
また、第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aにおいては、図7〜図11に示すように、ボディ3の前面・後面・両側面で形成される稜線付近に、同一形状を有した取付片21が設けられている(図10、図11参照)。そして、第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aは、かかる取付片21を利用して、「発明が解決しようとする課題」の欄で説明した図19の空気圧機器ユニット200の各空気圧機器(例えば、図19のフィルタ201、レギュレータ202、ルブリケータ203など)に接続される。このとき、図5や図6に示す取付ブラケットJ,Tなどが使用される。
【0021】
具体的に言えば、例えば、図5に示す取付ブラケットJを使用する場合において、2つの第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aを接続するときは、一方の第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aの吸気ポート16と他方の第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aの吸気ポート17とをOリングOを挟んで連接させ、このとき、重なり合った双方の取付片21に対して2つの取付ブラケットJの取付溝J2を嵌入させるとともに、2つの取付ブラケットJの螺孔J1にボルトBを螺入させることにより行う。
【0022】
また、例えば、図6に示す取付ブラケットJ,Tを使用する場合において、2つの第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aを接続するときは、一方の第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aの吸気ポート16と他方の第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aの吸気ポート17とをOリングOを挟んで連接させ、このとき、重なり合った双方の取付片21に対して、取付ブラケットJの取付溝J2(図5参照)及び取付ブラケットTの取付溝T2を嵌入させるとともに、2つの取付ブラケットJ,Tの螺孔J1,T1にボルトBを螺入させることにより行う。
【0023】
次に、第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aに関し、「発明が解決しようとする課題」の欄で説明した図19の空気圧機器ユニット200の各空気圧機器に接続される事例を示す。
図2で示される空気圧機器ユニットU1は、第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aとフィルタ51とを、図6の取付ブラケットJ,Tで接続したものである。尚、第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aにおいては、供給ポート19(図12参照)には電磁弁V1が接続されるとともに、ケージポート18(図7参照)には圧力計Cが設けられている。
【0024】
また、図3で示される空気圧機器ユニットU2は、第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aとレギュレータ52とフィルタ51とを、図6の取付ブラケットJ,Tで接続したものである。尚、第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aにおいては、供給ポート19(図12参照)には電磁弁V1が接続されている。
【0025】
また、図4で示される空気圧機器ユニットU3は、2つの第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aとフィルタ53とを、図6の取付ブラケットJ,Tで接続したものである。尚、2つのの第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aにおいては、供給ポート19(図12参照)には電磁弁V1が接続されている。また、中央の第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aにおいては、ケージポート18(図7参照)には圧力計Cが設けられている。
尚、図4で示される空気圧機器ユニットU3においては、2つの第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aを接続しているので、吸引される空気量が倍増される。
【0026】
また、図1で示される空気圧機器ユニットU4は、2つの第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aを、図6の取付ブラケットJ,Tで接続するとともに、レギュレータ52とフィルタ53とを、図6の取付ブラケットJ,Tで接続し、さらに、一方の第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aとレギュレータ52とを、図5の取付ブラケットJで接続したものである。尚、2つのの第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aにおいては、供給ポート19(図12参照)には電磁弁V1が接続されている。
尚、図1で示される空気圧機器ユニットU4においては、2つの第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aを接続しているので、吸引される空気量が倍増される。
【0027】
以上詳細に説明したように、第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aでは、「発明が解決しようとする課題」の欄で説明した図19の空気圧機器ユニット200の各空気圧機器と同様にして、横幅・奥行きが統一されるとともに、図12に示すように、2つの吸気ポート16,17が水平に設けられている。そして、図1〜図4に示すように、モジュール構造の各空気圧機器(フィルタ51,53、レギュレータ52)を接続する取付ブラケットJ,T(図5、図6参照)を介して、モジュール構造の各空気圧機器(フィルタ51,53、レギュレータ52)の接続口又は他の第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aの吸気ポート16,17に第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aの吸気ポート16,17を継ぎ合わせることにより、モジュール構造の各空気圧機器(フィルタ51,53、レギュレータ52)又は他の第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aに第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aを接続することができる。従って、吸着搬送・吸引搬送・真空成型機・空気抜きなどのエア回路を構成する各空気圧機器の外観を統一感させることができる。
【0028】
また、図1〜図4に示すようにして、モジュール構造の各空気圧機器(フィルタ51,53、レギュレータ52)を接続する取付ブラケットJ,T(図5、図6参照)を介して、モジュール構造の各空気圧機器(フィルタ51,53、レギュレータ52)の接続口又は他の第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aの吸気ポート16,17に第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aの吸気ポート16,17を継ぎ合わせることにより、モジュール構造の各空気圧機器(フィルタ51,53、レギュレータ52)又は他の第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aに第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aを接続することができることは、接続配管が無用となるので、第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aは、接続性・設置性に優れたものであり、さらに、吸着搬送・吸引搬送・真空成型機・空気抜きなどのエア回路をコンパクトにすることが可能となる。
【0029】
さらに、第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aにおいては、図1〜図4に示すように、圧縮空気の供給通路を開閉する電磁弁V1を上側に搭載しており、また、図12に示すように、サイレンサ(チューブ13と、第2デフュザー11、サイレンサエレメント12などにより構成されるもの)を内蔵しており、さらに、図7に示すように、吸気圧を測定するためのケージポート18が前側又は後側に設けられており、電磁弁V1や、サイレンサ(チューブ13と、第2デフュザー11、サイレンサエレメント12などにより構成されるもの)、ケージポート18に取り付けられる圧力計C(図2、図4参照)が第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aと一体化されるので、上述した効果を一層大きく発揮することができる。
【0030】
次に、第1参考例のモジュール構造のエジェクタの構造を、図13に基づいて説明する。図13は、第1参考例のモジュール構造のエジェクタ1Bの断面図である。尚。第1参考例のモジュール構造のエジェクタ1Bの正面図及び背面図は、図7と同様である。また、第1参考例のモジュール構造のエジェクタ1Bの左側面図は、図8と同様である。また、第1参考例のモジュール構造のエジェクタ1Bの右側面図は、図9と同様である。また、第1参考例のモジュール構造のエジェクタ1Bの上面図は、図10と同様である。また、第1参考例のモジュール構造のエジェクタ1Bの底面図は、図11と同様である。
【0031】
第1参考例のモジュール構造のエジェクタ1Bは、「発明が解決しようとする課題」の欄で説明した図19の空気圧機器ユニット200の各空気圧機器(例えば、図19のフィルタ201、レギュレータ202、ルブリケータ203など)に接続されるものであり、図19の空気圧機器ユニット200の各空気圧機器と同じ横幅・奥行きを有するものである。
【0032】
また、第1参考例のモジュール構造のエジェクタ1Bは、図13に示すように、プレートカバー2と、ボディ3、チューブ13などから構成されている。この点、プレートカバー2には、弁ポート34が設けられている。
【0033】
また、ボディ3の前面及び後面には、図7に示すように、吸気圧を測定するためのケージポート18が設けられている。また、ボディ3の左側面には、図13に示すように、供給ポート33が設けられており、供給ポート33は、連通路31及び電磁弁V2を介して、弁ポート34に連通している。一方、ボディ3の右側面には、吸気ポート17が設けられている。尚、供給ポート33と吸気ポート17は、水平に設けられており、「接続口」に相当するものである。
【0034】
また、ボディ3は、プレートカバー2がOリング4を介して取り付けられている。さらに、プレートカバー2の弁ポート34に対してノズル5が連設されており、ノズル5の下端は、吸気ポート17の連通路にまで達している。
【0035】
また、チューブ13は、ボディ3の底部に対して、所謂「ワンタッチ」で係合接続されるものある。また、チューブ13の底面には、排気ポート20が設けられたボトムカバー14がOリング15を介して螺設されている。そして、チューブ13の上部には、第1デフュザー32が設けられており、第1デフュザー32の上端は、吸気ポート17の連通路にまで達するとともに、ノズル5の下端と向き合っている。また、第1デフュザー32の内部には、チェックバルブ7とバルブストッパー8が設けられている。さらに、第1デフュザー32の下部には、Oリング9を介して、第2デフュザー11と連設しており、第2デフュザー11の下端は、サイレンサエレメント12を介して、ボトムカバー14の排気ポート20に連通している。尚、チューブ13と、第2デフュザー11、サイレンサエレメント12などにより、「サイレンサ」が構成される。
【0036】
また、第1参考例のモジュール構造のエジェクタ1Bにおいては、図7〜図11に示すように、第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1Aと同様にして、ボディ3の前面・後面・両側面で形成される稜線付近に、同一形状を有した取付片21が設けられている(図10、図11参照)。そして、第1参考例のモジュール構造のエジェクタ1Bは、かかる取付片21を利用して、「発明が解決しようとする課題」の欄で説明した図19の空気圧機器ユニット200の各空気圧機器(例えば、図19のフィルタ201、レギュレータ202、ルブリケータ203など)に接続される。このとき、上述した図5や図6に示す取付ブラケットJ,Tなどが使用される。
【0037】
次に、第1参考例のモジュール構造のエジェクタ1Bに関し、「発明が解決しようとする課題」の欄で説明した図19の空気圧機器ユニット200の各空気圧機器に接続される事例を示す。
図14で示される空気圧機器ユニットU5は、レギュレータ52と第1参考例のモジュール構造のエジェクタ1Bとフィルタ51とを、図6の取付ブラケットJ,Tで接続したものである。尚、第1参考例のモジュール構造のエジェクタ1Bにおいては、弁ポート34(図13参照)には電磁弁V2が接続されるとともに、ケージポート18(図7参照)には圧力計Cが設けられている。
【0038】
また、図15で示される空気圧機器ユニットU6は、フィルタ51とレギュレータ52とを、図6の取付ブラケットJ,Tで接続するとともに、第1参考例のモジュール構造のエジェクタ1Bとフィルタ51とを、図6の取付ブラケットJ,Tで接続し、さらに、両者を、ディストリビューター54を挟んで、図5の取付ブラケットJで接続したものである。尚、第1参考例のモジュール構造のエジェクタ1Bにおいては、弁ポート34(図13参照)には電磁弁V2が接続されるとともに、ケージポート18(図7参照)には圧力計Cが設けられている。
【0039】
また、図16で示される空気圧機器ユニットU7は、図15で示される空気圧機器ユニットU6において、第1参考例のモジュール構造のエジェクタ1Bとフィルタ51との間に、レギュレータ52を挟んで、図5の取付ブラケットJ及び図6の取付ブラケットJ,Tで接続したものである。尚、第1参考例のモジュール構造のエジェクタ1Bにおいては、弁ポート34(図13参照)には電磁弁V2が接続されているが、ケージポート18には圧力計Cが設けられていない(図15参照)。
【0040】
以上詳細に説明したように、第1参考例のモジュール構造のエジェクタ1Bでは、「発明が解決しようとする課題」の欄で説明した図19の空気圧機器ユニット200の各空気圧機器と同様にして、横幅・奥行きが統一されるとともに、図13に示すように、供給ポート33と吸気ポート17が水平に設けられている。そして、図14〜図16に示すように、モジュール構造の各空気圧機器(フィルタ51、レギュレータ52、ディストリビューター54)を接続する取付ブラケットJ,T(図5、図6参照)を介して、モジュール構造の各空気圧機器(フィルタ51、レギュレータ52、ディストリビューター54)の接続口に第1参考例のモジュール構造のエジェクタ1Bの供給ポート33又は吸気ポート17を継ぎ合わせることにより、モジュール構造の各空気圧機器(フィルタ51、レギュレータ52、ディストリビューター54)に第1参考例のモジュール構造のエジェクタ1Bを接続することができる。従って、吸着搬送・吸引搬送・真空成型機・空気抜きなどのエア回路を構成する各空気圧機器の外観を統一感させることができる。
【0041】
また、図14〜図16に示すようにして、モジュール構造の各空気圧機器(フィルタ51、レギュレータ52、ディストリビューター54)を接続する取付ブラケットJ,T(図5、図6参照)を介して、モジュール構造の各空気圧機器(フィルタ51、レギュレータ52、ディストリビューター54)の接続口に第1参考例のモジュール構造のエジェクタ1Bの供給ポート33又は吸気ポート17を継ぎ合わせることにより、モジュール構造の各空気圧機器(フィルタ51、レギュレータ52、ディストリビューター54)に第1参考例のモジュール構造のエジェクタ1Bを接続することができることは、接続配管が無用となるので、第1参考例のモジュール構造のエジェクタ1Bは、接続性・設置性に優れたものであり、さらに、吸着搬送・吸引搬送・真空成型機・空気抜きなどのエア回路をコンパクトにすることが可能となる。
【0042】
さらに、第1参考例のモジュール構造のエジェクタ1Bにおいては、図14〜図16に示すように、圧縮空気の供給通路を開閉する電磁弁V2を上側に搭載しており、また、図13に示すように、サイレンサ(チューブ13と、第2デフュザー11、サイレンサエレメント12などにより構成されるもの)を内蔵しており、さらに、図7に示すように、吸気圧を測定するためのケージポート18が前側又は後側に設けられており、電磁弁V2や、サイレンサ(第1デフュザー32と、第2デフュザー11、サイレンサエレメント12などにより構成されるもの)、ケージポート18に取り付けられる圧力計C(図14、図15参照)が第1参考例のモジュール構造のエジェクタ1Bと一体化されるので、上述した効果を一層大きく発揮することができる。
【0043】
尚、本発明は上記実施の形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタ1A及び第1参考例のモジュール構造のエジェクタ1Bと同様なモジュール構造を有する各空気圧機器には、上述したフィルタ51,53、レギュレータ52、ディストリビューター54などの他に、例えば、ルブリゲータ、フィルタ・レギュレータ、オイルミストフィルタ、残圧排出弁、圧力スイッチ、ドライヤなどがある。
【0044】
また、第1参考例のモジュール構造のエジェクタ1Bにおいては、図13に示すように、供給ポート33は、連通路31及び電磁弁V2を介して、弁ポート34に連通しているが、図17の第2参考例のモジュール構造のエジェクタ1Cにように、連通路31のみを介して、弁ポート34に連通させてもよい。
【0045】
【発明の効果】
本発明の空気圧機器ユニットでは、モジュール構造のエジェクタが、モジュール構造の各空気圧機器と同様にして、横幅・奥行きが統一されるとともに2つの吸気ポートが水平に設けられており、他の本発明のモジュール構造のエジェクタの吸気ポートに本発明のモジュール構造のエジェクタの吸気ポートを継ぎ合わせることにより、他の本発明のモジュール構造のエジェクタに本発明のモジュール構造のエジェクタを接続することができるので、吸着搬送・吸引搬送・真空成型機・空気抜きなどのエア回路を構成する各空気圧機器の外観を統一感させることができる。
【0046】
また、モジュール構造の各空気圧機器を接続する取付ブラケットを介して、他の本発明のモジュール構造のエジェクタの吸気ポートに本発明のモジュール構造のエジェクタの吸気ポートを継ぎ合わせることにより、モジュール構造の各空気圧機器又は他の本発明のモジュール構造のエジェクタに本発明のモジュール構造のエジェクタを接続することができることは、接続配管が無用となるので、本発明のモジュール構造のエジェクタは、接続性・設置性に優れたものであり、さらに、吸着搬送・吸引搬送・真空成型機・空気抜きなどのエア回路をコンパクトにすることが可能となる。
【0047】
さらに、本発明の空気圧機器ユニットにおいて、圧縮空気の供給通路を開閉する電磁弁をモジュール構造のエジェクタの上側に搭載したり、サイレンサをモジュール構造のエジェクタに内蔵したり、吸気圧を測定するためのケージポートがモジュール構造のエジェクタの前側又は後側に設けられたりすれば、電磁弁や、サイレンサ、ケージポートに取り付けられる真空ケージが本発明のモジュール構造のエジェクタと一体化されるので、上述した効果を一層大きく発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタを有した空気圧機器ユニットの一例を示した図である。
【図2】 第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタを有した空気圧機器ユニットの一例を示した図である。
【図3】 第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタを有した空気圧機器ユニットの一例を示した図である。
【図4】 第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタを有した空気圧機器ユニットの一例を示した図である。
【図5】 取付ブラケットの斜視図である。
【図6】 取付ブラケットの斜視図である。
【図7】 第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタの正面図及び背面図である。
【図8】 第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタの左側面図である。
【図9】 第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタの右側面図である。
【図10】 第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタの上面図である。
【図11】 第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタの底面図である。
【図12】 第1実施の形態のモジュール構造のエジェクタの断面図である。
【図13】 第1参考例のモジュール構造のエジェクタの断面図である。
【図14】 第1参考例のモジュール構造のエジェクタを有した空気圧機器ユニットの一例を示した図である。
【図15】 第1参考例のモジュール構造のエジェクタを有した空気圧機器ユニットの一例を示した図である。
【図16】 第1参考例のモジュール構造のエジェクタを有した空気圧機器ユニットの一例を示した図である。
【図17】 第2参考例のモジュール構造のエジェクタの断面図である。
【図18】 従来技術の吸着搬送・吸引搬送・真空成型機・空気抜きなどにおけるエア回路を示した図である。
【図19】 従来技術の空気圧機器ユニットの一例を示した図である。
【符号の説明】
1A,1B モジュール構造のエジェクタ
11 第2デフュザー
12 サイレンサエレメント
16,17 吸気ポート
18 ケージポート
19,33 供給ポート
32 第1デフュザー
51,53 フィルタ
52 レギュレータ
54 ディストリビューター
J,T 取付ブラケット
V1,V2 電磁弁

Claims (4)

  1. 横幅・奥行きが統一されているとともに、2つの吸気ポートが水平に設けられ、前記2つの吸気ポートを水平方向に接続する連通路にデフューザの一端が配置されるモジュール構造のエジェクタを、前記吸気ポートを継ぎ合わせて2個接続していること、を特徴とする空気圧機器ユニット。
  2. 請求項1に記載する空気圧機器ユニットであって、
    圧縮空気の供給通路を開閉する電磁弁が前記モジュール構造のエジェクタの上側に搭載されたこと、を特徴とする空気圧機器ユニット。
  3. 請求項1又は請求項2に記載する空気圧機器ユニットであって、
    排気ポートから排出される排気エア用サイレンサが前記モジュール構造のエジェクタに内蔵されたこと、を特徴とする空気圧機器ユニット。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載する空気圧機器ユニットであって、
    吸気圧を測定するためのケージポートが前記モジュール構造のジェクタの前側又は後側に設けられたこと、を特徴とする空気圧機器ユニット。
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