JP4969994B2 - 健診情報入力システム - Google Patents
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Description
また現在の人間ドックや健診は、病気の早期発見と早期治療を目的として検査項目を決めているため、通常の健診者(健常者)は基本的な検査項目を受診するだけでも特に問題を生じることはないが、基本的な検査項目以外の検査を希望する健診者には、オプションとしてがんやアレルギー等の検査項目を追加して受診することも可能となっている。
前記特許文献1に記載の治療予測モデル構築システムは、対象者に対する治療効果を判断し、治療効果の判断結果と、同一対象者のレセプトデータにより示される治療内容及び生活内容データとから、治療内容の適切性を判断すると共に、判断された治療内容の適切性を用いて対象者の治療内容を所定パラメータごとにモデル化し、構築されたモデルに基づいて、個々の対象者の治療内容を見直すことにより新たな治療内容を提案するように構成されている。
このため従来の基本的な検査項目のみの健診や、前記特許文献1に記載されていたシステムでは、健診者に最適な健診項目を満足する健診が実施できない可能性がある。
本発明はかかる事情に鑑みなされたもので、自己負担金情報に設定された金額以下になるように検査種類が自動的に選択されるので、健診者が予定していた予算をオーバーすることを防止できる健診情報入力システムを提供することを目的とするものである。
図1は健診情報入力システムの全体的な構成図、図2ないし図7はシステムを構成するデータベースサーバに格納されたテーブルの内容を示す図、図8ないし図17は電子端末の表示手段に表示された設定画面を示す図、図18及び図19は健診情報入力システムの作用を示すフローチャートである。
図1に示す健診を実施する病院等の健診設備1には、健診システムサーバ2と、データベースサーバ3及び外部接続システム4が設置され、これらは健診を行う健診室(図示せず)等に設置された複数の電子端末(健診クライアント)5にネットワーク6を介して接続されており、ネットワーク6には健診に必要なデータをプリントアウトするプリンタ7も接続されている。
健診システムサーバ2には、健診を実施する上で必要な健診システムプログラム等が格納されており、データベースサーバ3には、図2に示すプライオリティ(自覚症状)設定テーブル11と、図3に示すプライオリティ(既往歴)設定テーブル12、図4に示すプライオリティ(業務歴)設定テーブル13、図5に示すプライオリティ(前回判定)設定テーブル14、図6に示すプライオリティ該当テーブル15、図7に示すプライオリティ累計テーブル16等がそれぞれデータベースとして格納されている。
ネットワーク6を介して健診システムサーバ2やデータベースサーバ3に接続された電子端末5には、パーソナルコンピュータ等が使用されていて、健診施設1内の例えば受け付けや、診察室、待合室等に設置されており、受け付け業務者や医師が操作できる他、健診者自身が自宅に設置した電子端末5によりインターネット等の通信手段を介し健診検査項目を設定したり、選択することもできるようになっている。
また自覚症状が例えば胃痛の場合、症状によって検査の種類11cが例えば胃部X線、胃部内視鏡、腹部超音波のように区分されていて、区分毎にプロパティ11dが設定されており、検査種類11cが例えば胃部X線撮影の場合、プロパティ11dは「4」となっている。
図3はプライオリティ(既往歴)設定テーブル12を示すもので、検査番号12aと、既往歴12b、検査種類12c、プライオリティ12dが設定されていて、例えば検査番号3001に高血圧が、検査番号3002に糖尿病が、検査番号3003に胃潰瘍が割り当てられている。
また既往歴12bが例えば高血圧の場合、検査種類12cが血圧測定や心電図、糖代謝のように区分されていて、区分毎にプロパティ12dが設定されており、検査種類が例えば血圧測定のプロパティ12dは「5」となっている。
また業務歴13bが例えば石綿の場合、検査種類13cが胸部X線や喀痰細胞診断のように区分されていて、区分毎にプロパティ13dが設定されており、検査種類が例えば胸部X線の場合、プロパティ13dは「7」となっている。
図5はプライオリティ(前回判定)設定テーブル14を示すもので、検査番号14a判定名称14b、判定14c、検査種類14d、プライオリティ14eが設定されていて、例えば検査番号5001に身体計測が、検査番号5002に血圧が割り当てられている。
また判定名称15bが例えば身体計測の場合、判定14c欄に判定結果がアルファベットで記録され、検査種類14dには、血圧や脂質等の検査の種類が記録されており、検査種類14dが例えば血圧検査の場合プライオリティ14eは「3」となっている。
また図7はプライオリティ累計テーブル16を示すもので、健診者番号16aと、健診者名16b、検査種類16c、プライオリティ16dが設定されており、例えば健診者番号「0000000002」の「日立太郎」が過去に受けた検査の種類のうち、胸部X線検査のプライオリティの合計値が「9」となっている。
図8は電子端末5の表示手段5aに表示された追加受診項目設定メニュー20を示すもので、この追加受診項目設定メニュー20には、自覚症状設定メニュー20aと、既往歴設定リンク20b、業務歴設定リンク20c、前回判定設定リンク20d、追加基準設定リンク20e、設定確認リンク20fの各項目があり、図18に示すフローチャートのステップS1で設定項目が選択できるようになっている。
項目選択エリア21aには、番号毎に自覚症状が表示されている。例えば番号「2001」には「胃痛」が、「2002」には「胸焼け」が、「2003」には「息切れ」が、「2004」には「動悸」が、「2005」には「めまい」が割り当てられている。
またプライオリティ設定(自覚症状)21には、受診検査種類選択エリア21bとプライオリティ設定エリア21cがあって、受診検査種類エリア21bで受診対象となる検査項目が図18に示すフローチャートのステップS3で選択でき、かつプライオリティ設定エリア21cでプライオリティ値を設定できるようになっている(ステップS4)。
そしてプライオリティ設定(自覚症状)21の画面で選択した自覚症状に対し、受信対象検査項目が複数存在する場合は、画面に表示されている追加ボタン21dをクリックすることにより、複数の登録が可能となり、誤って選択した場合は、取消ボタン21eで取り消すことができる。
項目選択エリア22aには、番号毎に自覚症状が表示されている。例えば番号「3001」には「高血圧」が、「3002」には「糖尿病」が、「3003」には「胃潰瘍」が、「3004」には「脳梗塞」が、「3005」には「狭心症」が割り当てられている。
またプライオリティ設定(既往歴)22には、受診検査種類選択エリア22bとプライオリティ設定エリア22cがあって、受診検査種類エリア22bで受診対象となる検査項目が図18に示すフローチャートのステップS3で選択でき、かつプライオリティ設定エリア22cでプライオリティ値を設定できるようになっている(ステップS4)。
そしてプライオリティ設定(既往歴)22の画面で選択した既往歴に対し、受診対象検査項目が複数存在する場合は、画面に表示されている追加ボタン22dをクリックして受診対象検査項目を入力し、登録ボタン22eをクリックすることにより複数の登録が可能となり、誤って選択した場合は、取消ボタン22fで取り消すことができる。
項目選択エリア23aには、番号毎に自覚症状が表示されている。例えば番号「4001」には「石綿」が、「4002」には「騒音」が、「4003」には「VDT」が、「4004」には「振動工具」が、「4005」には「紫外線」が割り当てられている。
またプライオリティ設定(既往歴)23には、受診検査種類選択エリア23bとプライオリティ設定エリア23cがあって、受診検査種類エリア23bで受診対象となる検査項目が図18に示すフローチャートのステップS3で選択でき、かつプライオリティ設定エリア22cでプライオリティ値を設定できるようになっている(ステップS4)。
そしてプライオリティ設定(既往歴)23の画面で選択した業務歴に対し、受診対象検査項目が複数存在する場合は、画面に表示されている追加ボタン23dをクリックして受診対象検査項目を入力し、登録ボタン23eをクリックすることにより複数の登録が可能となり、誤って選択した場合は、取消ボタン23fで取り消すことができる。
項目選択エリア24aには、番号毎に前回検査項目が表示されている。例えば番号「5001」には「身体測定」が、「5002」には「血圧」が、「5003」には「肝機能」が、「5004」には「血液一般」が、「5005」には「尿一般」が割り当てられている。
またプライオリティ設定(前回判定)24には、前回判定設定エリア24bと、受診検査種類選択エリア24cと、プライオリティ設定エリア24dがあって、受診検査種類エリア24bで受診対象となる検査項目が図18に示すフローチャートのステップS3で選択でき、かつプライオリティ設定エリア24dでプライオリティ値を設定できるようになっている(ステップS4)。
そしてプライオリティ設定(前回判定)24の画面で選択した前回判定に対し、受診対象検査項目が複数存在する場合は、画面に表示されている追加ボタン24eをクリックして受診対象検査項目を入力し、登録ボタン24fをクリックすることにより複数の登録が可能となり、誤って選択した場合は、取消ボタン24gで取り消すことができる。
検査項目追加基準設定25には、プライオリティ累積値設定エリア25aがあって、受診項目とみなすプライオリティ値が設定できるようになっており、自覚症状、既往歴、業務歴、前面判定で該当した項目に登録された受診対象検査項目のプライオリティ値がプライオリティ累積設定エリア25aで設定された値を超えた場合、受診対象検査項目として選択される。
図14はプライオリティ設定確認26の画面を示すもので、受診検査種類表示エリア26aに検査項目として、「胸部X線」、「胃部X線」、「腹部超音波」、「胃部内視鏡」、「腫瘍マーカー」等の項目がある。
そしてこの受診検査種類表示エリア26aで選択された検査項目の自覚症状等の項目別プライオリティ値がプライオリティ設定エリア26bに表示され、プライオリティの合計値がプライオリティ累積値表示エリア26cに表示されるようになっている。
健診者が健診の予約と健診を受けるべき健診項目を選択する方法には、過去に健診施設1で健診を受けたことがある健診者が自からインターネット等の通信手段を使用して電子端末5を操作する方法と、健診者が健診施設1へ出向いて受付に申し出、受付担当者が電子端末5を操作する方法、健診を実施する医師や看護師が電子端末5を操作する方法等があり、始めて健診を受ける場合は、健診者が健診施設1へ出向いて受付に申し出、受付担当者が電子端末5を操作する方法が適用される。
例えば健診者が自らインターネットを利用して健診を申し込む場合は、自宅の電子端末5から健診施設1の健診システムサーバ21に予め登録されている健診者IDとパスワードを入力し、健診の予約を行う。
この受信者情報設定30には、健診者属性情報表示エリア30aと、予約受診情報表示エリア30bとがあり、健診者属性情報エリア21aには、氏名や性別、生年月日等の個人情報が表示されている。
電子端末5の表示手段5aに表示された受診者情報設定30の画面から、図19に示すフローチャートのステップのステップS10で予約受診情報エリア30aをクリックし、表示された画面から受診コース等を選択する。
ステップS10で予約の受付が完了すると、ステップS11で予約者の過去(または前回)の受診項目を記録したデータベースサーバ3を自動検索し、ステップS12へ進んで過去の受診項目の判定からプライオリティを自動的に算出する。
問診情報の登録に当たっては、図15に示す受診情報設定30の画面から問診ボタン30dをクリックする。
これによって問診登録画面が表示されるので、健診予約者は、この画面から自覚症状、既往歴、業務歴、その他の問診情報を順次入力し、入力が完了したら登録ボタン30cをクリックすることにより、健診予約者の問診情報がデータベースサーバ3の該当する設定テーブルに登録されると同時に、ステップS14でプライオリティが自動的に計算される。
また図15に示す受診者情報設定30の画面から、受診項目ボタン30eをクリックすると、図16に示す受診項目一覧31の画面が表示される。
すなわち図19に示すフローチャートのステップS16で受診者情報設定30の画面から受診項目ボタン30eをクリックすると、図16に示す受診項目一覧31の画面が表示されるので、この画面から受診項目照会ボタン31dをクリックして、受診項目を選択する。
受診項目には、「基本」と「追加」があって、「基本」を選択すると、受診検査種類表示エリア31bに契約コースで受診する検査項目の一覧が表示され、「基本」を選択した場合は、累積されたプライオリティにかかわらず受診する項目自動設定される。
そして各項目毎に計算されたプライオリティの累計が、図13に示す検査項目追加基準設定25の画面のプライオリティ累積値設定25aに予め登録された値を超えた場合は、受診検査種類表示エリア31bに表示された検査項目の受診チェックボックス31fに自動的にチェックが入り、デフォルトで追加受診項目として選択される。
また受診チェックボックス31fに入力されたチェックは、チェックボックス31fをクリックすることにより手動で外すことができるので、図19に示すフローチャートのステップS16で受診対象外項目に変更することができる。
図13に示す検査項目追加基準設定25の画面で、プライオリティ累積値表示エリア25aに設定された値未満の場合でも、図16に示す検査種類表示エリア31bに検査項目が表示される。
しかしこの場合、検査項目のプライオリティ値がプライオリティ累積値表示エリア25aの設定値を超えていないため、チェックボックス31fにチェックが入ることはないが、受診項目として設定したい場合は、チェックボックス31fをクリックして、手動でチェックボックス31fにチェックを入れることにより、検査項目を追加設定することもできる。
これを防止するため、健診者の支払い能力に応じて受付時に自己負担金情報を設定することもできる。
図17は自己負担金上限設定32の画面を示すもので、自己負担金の支払いに上限がある場合は、自己負担金上限設定32の自己負担金上限設定エリア32aに支払い上限金額を設定する。
検査項目が基本のみの場合は、基本プライオリティ累計値の高い順に受診検査項目種類とみなすが、この場合でも設定金額をオーバーするボーダーラインに同一プライオリティ累積値の検査種類が存在した場合は、自己負担金上限情報に設定された金額以下に収まるように、同一プライオリティ累計値の検査種類を金額でソート(昇順)し、自己負担金情報に設定された金額以下になるように検査種類が自動的に選択されるので、健診者が予定していた予算をオーバーすることがない。
2 健診システムサーバー
3 データベースサーバー
4 外部接続システム
5 電子端末
6 ネットワーク
Claims (2)
- 健診設備において健診を受ける際に、健診者に最適な検査項目を選択するための健診情報入力システムであって、健診を実施する上で必要な健診システムプログラム等が格納された健診システムサーバーと、前記健診者が過去に受けた健診の際に得られた健診情報及び今回の問診情報から、自覚症状や既往歴、業務歴のように項目別にプライオリティ値を設定したプライオリティ設定テーブルを格納したデータベースサーバーと、前記健診設備において前記健診者の検体検査や生理検査等を実施する外部接続システムと、前記健診情報システムサーバーにアクセスして、健診の受付や健診項目の設定、追加受診項目の設定、問診情報の入力等を行う電子端末と、前記健診システムサーバーと前記データベースサーバー、前記外部接続システム及び前記電子端末とを接続するネットワークと、前記電子端末で設定した検査項目に対し、前記データベースサーバーに登録された今回受診のプライオリティ値の累積値を算出し、算出されたプライオリティ値の累積値の高い順から受診項目を自動選択する自動選択手段と、前記電子端末の表示画面に表示された自己負担金上限設定の画面の自己負担金上限設定エリアに支払い上限金額を設定すると共に、前記電子端末に表示される受診項目一覧を用いて前記受診項目を設定する設定手段と、を具備し、前記自動選択手段は、前記設定手段によって設定された受診項目が前記支払い上限金額を超過する場合、前記プライオリティ値の累積値が同一の受診項目の金額でソートし、前記受診項目の合計金額が前記支払い上限金額以下になるように前記受診項目を自動選択することを特徴とする健診情報入力システム。
- 前記設定手段は、前記受診項目一覧の受診項目を受診チェックボックスに入力されたチェックによって設定し、前記受診チェックボックスのチェックを外すことによりで設定された受診項目を受診対象外項目に変更することを特徴とする請求項1に記載の健診情報入力システム。
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