JP4969886B2 - 建造物診断システム - Google Patents
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Description
第5の態様は、前記診断手段が、地震の震度を前記外部データとした場合、統計処理により算出された現在の前記歪変化量と前記所定の判定基準値である歪閾値との差から、前記歪閾値に達する前記許容変化量を推定し、当該許容変化量に基づいて前記歪閾値に達するときの前記地震の震度の値を推定することを特徴とする建造物診断システムである。
第6の態様は、前記診断手段が、前記建造物の所在地を含む広域、中域、及び狭域の領域毎の温度及び湿度を前記外部データとした場合、前記領域毎の温度及び湿度と前記検出装置によって測定された測定温度及び測定湿度とに基づいて統計処理して算出した前記建造物の温度及び湿度が、前記所定の判定基準値である温度閾値及び湿度閾値を超えて異常判定されたときに、前記建造物の温度及び湿度が前記温度閾値及び前記湿度閾値を超えている経過時間を計測し、計測した前記経過時間と前記所定の判定基準値である時間閾値とに基づいて前記建造物の異常判定を行うことを特徴とする建造物診断システムである。
本発明によれば、建造物の状態量である現在値データ及び履歴データに加えて、外部から入力した外部データを用いて異常判定を行わせるようにしていることから、閾値等を超えない正常範囲にあると判定される場合であっても、前記外部データを用いて前記現在値データ等の建造物に係る状態量の変化を推定して異常判定を早期に行うことが可能となっている。
検出装置110は、測定したいデータの種類に応じて選択された各種センサを備えており、前記建造物内の適切な場所に設置されている。検出装置110で取得された測定データは第一の保存手段120に送られ、そこで下記のように適切に分別されて保存される。
検出装置110に2以上の複数のセンサが備えられる場合には、前記各センサを自律型センサとすることができる。前記各センサを自律型センサとした場合、前記各センサ間で各々のデータを送受信させるようにし、前記各センサで他のセンサから入力したデータを用いて自身の異常、あるいは他のセンサの異常を検知させるようにすることが可能となる。
ステップS3では、検出装置110で測定された前記歪データの現在値と履歴データベース123に保存されている過去のデータとを比較し、ステップS4で両者に変化があるか否かを判定する。そして、変化が無い場合にはステップS1に戻って前記一定の時間間隔が経過するのを待つ。
上記説明の通り、本発明の建造物診断システムによれば、前記建造物の測定データが所定の許容範囲にある場合に、さらに外部データを用いて前記測定データへの影響を推定し、その結果をもって異常判定を行わせるようにしていることから、前記建造物の異常判定をより正確に行うことができ、異常の早期発見が可能となる。
110・・・検出装置
111a〜111e・・・センサ
112・・・センサCPUコントロール部
113・・・センサ状態判別部
114・・・自動修復手段
120・・・第一の保存手段
121・・・データ分別/格納モジュール
122・・・現在値データベース
123・・・履歴データベース
130・・・通信手段
140・・・第二の保存手段
141・・・広・中域情報データベース
150・・・診断手段
151・・・異常関連データベース
152・・・構造物固有情報データベース
160・・・表示手段
161・・・モニタ
162・・・表示データ処理部
210・・・制御手段
310・・・外部通知手段
320・・・別の通信手段
330・・・自動通知手段
Claims (16)
- 建造物の状態量を測定するための検出装置と、
前記検出装置で測定された測定データを保存する第一の保存手段と、
外部の機関から所定の外部データを受信する通信手段と、
前記通信手段で受信した前記外部データを保存する第二の保存手段と、
前記測定データと前記外部データとから前記建造物の異常判定を行う診断手段と、
前記診断手段による判定結果を表示するための表示手段と、
を備え、
前記診断手段は、前記外部データに基づいて前記測定データの変化を推定して前記建造物の異常判定を行う手段であって、前記外部データを用いることで所定の判定基準値によることなく前記建造物の異常判定を行うとともに、前記測定データが前記所定の判定基準値を超えない正常範囲にあると判定される場合に、前記外部データを用いて前記建造物の状態量の変化を推定して前記建造物の異常判定を行うことを特徴とする建造物診断システム。 - 前記診断手段は、前記外部データと前記測定データとを統計処理して算出した建造物固有情報を保存する建造物固有情報データベースを備え、
新たに入力された前記外部データと前記建造物固有情報データベースに保存されている前記建造物固有情報とから前記外部データに対応する前記状態量の変化量を算出し、前記変化量の算出値と前記測定データの現在値とを統計処理して前記建造物の状態量の変化量を算出して前記建造物固有情報データベースに保存するとともに、前記建造物の状態量の変化量と前記所定の判定基準値との差から許容変化量を推定することを特徴とする請求項1に記載の建造物診断システム。 - 前記診断手段は、前記構造物固有情報データベースに保存されている前記建造物固有情報から前記外部データに対応する歪変化量を算出し、前記歪変化量の算出値と前記測定データの現在値とから統計処理により現在の歪変化量を算出して構造物固有情報データベースに保存することを特徴とする請求項2に記載の建造物診断システム。
- 前記外部データは、地震及び/または天候に係わるデータであって、
前記建造物の所在地を含む広域情報、中域情報、及び狭域情報に係わるデータであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の建造物診断システム。 - 前記診断手段は、地震の震度を前記外部データとした場合、統計処理により算出された現在の前記歪変化量と前記所定の判定基準値である歪閾値との差から、前記歪閾値に達する前記許容変化量を推定し、当該許容変化量に基づいて前記歪閾値に達するときの前記地震の震度の値を推定することを特徴とする請求項4に記載の建造物診断システム。
- 前記診断手段は、前記建造物の所在地を含む広域、中域、及び狭域の領域毎の温度及び湿度を前記外部データとした場合、前記領域毎の温度及び湿度と前記検出装置によって測定された測定温度及び測定湿度とに基づいて統計処理して算出した前記建造物の温度及び湿度が、前記所定の判定基準値である温度閾値及び湿度閾値を超えて異常判定されたときに、前記建造物の温度及び湿度が前記温度閾値及び前記湿度閾値を超えている経過時間を計測し、計測した前記経過時間と前記所定の判定基準値である時間閾値とに基づいて前記建造物の異常判定を行うことを特徴とする請求項4に記載の建造物診断システム。
- 前記測定データと前記外部データと前記診断手段の判定結果とから表示用データを生成する表示データ処理部をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の建造物診断システム。
- 前記診断手段から判定結果を入力し、該判定結果に基づいて前記建造物に備えられた制御設備に所定の制御信号を送出する制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の建造物診断システム。
- 前記検出装置は2以上の自律型センサを備え、前記自律型センサ間で送受信したデータを用いて前記各自律型センサの異常検知を行うことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の建造物診断システム。
- 前記検出装置は、異常検知された前記自律型センサを修復するための自動修復手段を備えることを特徴とする請求項9に記載の建造物診断システム。
- 前記表示データ処理部で生成された前記表示用データの一部または全部からなる通知データを事前に決定された通知先に通知する外部通知手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の建造物診断システム。
- 前記外部通知手段は、前記通信手段を用いて前記通知先に前記通知データを通知することを特徴とする請求項11に記載の建造物診断システム。
- 前記通知先と通信するための別の通知手段をさらに備え、
前記外部通知手段は、前記別の通信手段を用いて前記通知先に前記通知データを通知することを特徴とする請求項11に記載の建造物診断システム。 - 前記外部通知手段は、前記診断手段による判定結果に基づいて、前記通知先に所定のアラーム情報を自動通知する自動通知手段を有することを特徴とする請求項11から請求項13のいずれか1項に記載の建造物診断システム。
- 前記自動通知手段は、前記アラーム情報に加えて前記建造物の地図(GIS)情報を前記通知先に通知することを特徴とする請求項14に記載の建造物診断システム。
- 前記外部通知手段は、前記通知先から要求信号を受信したときに前記通知データを通知することを特徴とする請求項11から請求項15のいずれか1項に記載の建造物診断システム。
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