JP5459657B2 - プラントの監視制御システム及び水処理施設のトラブル認識用プログラム - Google Patents

プラントの監視制御システム及び水処理施設のトラブル認識用プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5459657B2
JP5459657B2 JP2009204933A JP2009204933A JP5459657B2 JP 5459657 B2 JP5459657 B2 JP 5459657B2 JP 2009204933 A JP2009204933 A JP 2009204933A JP 2009204933 A JP2009204933 A JP 2009204933A JP 5459657 B2 JP5459657 B2 JP 5459657B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
water
control system
abnormality
plant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009204933A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011054115A (ja
Inventor
昌弘 山川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2009204933A priority Critical patent/JP5459657B2/ja
Publication of JP2011054115A publication Critical patent/JP2011054115A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5459657B2 publication Critical patent/JP5459657B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Description

本発明は、各種プラントのトラブル発生事象を早期に認識するプラントの監視制御システム及び水処理施設のトラブル認識用プログラムに関する。
従来から多数の需要家に水道水を供給するための水処理プラントがある。この水処理プラントの送水プロセスは、例えば図9に示すようにポンプ井51の水道水を送水ポンプ52を通して配水槽53に送水する。配水槽53に送水された水道水は、需要家の飲み水として一般需要家に配水される。
このとき、送水ポンプ52は、ポンプ井51の水位が予め定めた規定水位以上であることを始動条件とし、配水槽53の水位が低水位レベルLLに達したときに運転を実行し、水位が満水水位レベルHLに達したときに自動停止する。従って、送水ポンプ52は、点検、補修が行われない限り、年間を通して自動運転されている。
通常、水処理プラントの送水プロセスには種々の故障検出手段が設けられている。例えば配水槽53の水位が低水位レベルLL以下の非常に低いレベルに達した時、あるいは送水ポンプ52の温度が異常加熱状態となった時、送水ポンプ52を駆動する電動機が過負荷状態となった時、ポンプ井51の水位が規定水位よりも非常に低くなった時、送水プロセス系の故障と検出し、監視制御装置に故障警報信号を送信し、監視員に通報する。
従って、多くのプラントの故障検出手段は、制御対象の計測値と予め定めたしきい値とを比較し、計測値がしきい値を超えたとき、制御対象が異常であると検知する。
ところで、このような完全自動式のプロセスでは、故障が発生しない限り、監視員が故障検出情報を受け取ることができない。その結果、故障発生前に予兆が発生している場合、その予兆を見過ごすことが多く、後日大きなトラブルを起したり、事故を拡大させてしまう問題がある。
そこで、従来、上下水道設備のプラントを維持管理する上下水道維持管理システムが提案されている。
この上下水道維持管理システムは、上下水道事業体が管理する複数の施設にネットワーク回線を介して維持管理会社装置が接続され、当該維持管理会社装置には運転情報収集手段及びプラント診断手段が設けられている。
維持管理会社装置の運転情報収集手段は、ネットワーク回線を介して各施設に設置される複数の機器の動作情報を取り込むコントローラや運転情報収集装置から複数種類の運転情報を収集する。プラント診断手段は、運転情報収集手段で収集された複数種類のプラント運転情報に基づいて診断処理を実行する。
プラント診断手段は、具体的には、収集した運転情報から施設異常や機器異常の発生の有無を監視する診断工程を一定周期ごとに実行する。診断工程で異常を検出すると、該当設備や機器の保守先に自動的に通報する(特許文献1)。
特開2003−178118号公報
従って、特許文献1に記載の技術によれば、プラント管理サービス会社にプラントの維持管理を委託する方式をとっているので、維持管理の委託コストが非常に高いものとなる。また、プラント管理サービス会社は、多数のプラントの管理を請け負うことから、過去の運転情報に基づいて一定周期ごとに比較的明確に故障と分かる故障を検出するものであって、各個別のプラントについて常時診断することが難しい。その結果、急激に変化するが、明確に故障と判断できない運転情報の場合には早期に予兆を発見することができない。
さらに、大規模のプラント設備の監視システムでは、複数の監視員を常駐させて監視することから、その監視員の経験のもとに予兆を検知し、その予兆検知結果に基づいて保全を実施することが考えられる。
しかし、大きな監視室の設置、複数の監視員の常駐など、プラント設備に関する年間のランニングコストが非常に高くなる。
一方、中小規模のプラント設備の監視システムでは、自動運転による無人化の方向に進んでいる。その結果、プラント設備において明確に故障と判断できる故障の場合には故障警報を発報できるが、事故前の予兆の段階で通報することは難しい。このような場合には、たまたま監視員が監視制御盤を見たとしても、全く気付かないケースが多い。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、無人ないし少人数配置のプラント設備系であっても、故障に発展する前の予兆を確実に検知し、異常内容を通報するプラントの監視制御システム及び水処理施設のトラブル認識用プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、プラント設備系を構成する制御対象機器を制御する少なくとも1台のコントローラと、前記プラント設備系の動作状態を監視する監視制御系とで構成されるプラントの監視制御システムであって、前記コントローラは、前記制御対象機器の基本動作パターン及び当該制御対象機器の動作に伴う基本プロセス変量パターンの何れかまたは両方に所望の逸脱許容値を加味した参照パターンデータを記憶する参照パターン設定部と、前記コントローラの少なくとも運転制御に関する制御対象機器の動作パターン、当該制御対象機器の運転・停止に伴うプロセス変量パターンの変化から故障に至る前段階の予兆となるパターン異常を検知し、パターン異常内容を前記監視制御系に送信するパターン認識処理部とを備え、
前記パターン認識処理部は、各チェックパターンのチェック開始条件を満たすか否かを判断するチェック開始条件判断手段と、このチェック開始条件判断手段で該当チェックパターンのチェック開始条件を満たすと判断されたとき、前記制御対象機器の運転による動作パターンや当該制御対象機器の運転・停止に伴うプロセス変量パターンを取得するパターン取得手段と、このパターン取得手段で取得された前記動作パターン、前記プロセス変量パターンと対応する前記参照パターンデータとを比較し、故障に至る前段階の予兆となるパターン異常を検知するパターン異常検知手段と、このパターン異常検知手段で検知されたパターン異常内容を前記監視制御系に送信する送信処理手段とを設けた構成である。
また、本発明は、ポンプ井内の水道水を配水槽へ送水する送水ポンプの運転に関する基本動作パターン及び当該送水ポンプの動作・停止に伴う基本プロセス変量パターンの何れかまたは両方に所望の逸脱許容値を加味した参照パターンデータを記憶する参照パターン設定部、前記送水ポンプに関する動作パターンやプロセス変量パターンの異常を検知するパターン認識処理部及び通信部を備えたコンピュータによって、前記パターンの変化から故障に至る前段階の予兆となる前記パターン異常を検知する水処理施設のトラブル認識用プログラムであって、
前記コンピュータに、前記パターン認識処理部が、前記配水槽の水位レベルから前記動作パターンまたは前記プロセス変量パターンのチェック開始条件を満たすか否かを判断するチェック開始条件判断機能と、このチェック開始条件判断機能によって該当パターンのチェック開始条件を満たすと判断されたとき、前記送水ポンプの運転に関する動作パターンや当該送水ポンプの運転・停止に伴うプロセス変量パターンを取得するパターン取得機能と、このパターン取得機能で取得された前記動作パターン、前記プロセス変量パターンと前記参照パターン設定部に格納される対応する参照パターンデータとを比較し、故障に至る前段階の予兆となるパターン異常を検知するパターン異常検知機能と、このパターン異常検知機能で検知されたパターン異常内容を前記通信部を通して監視制御に送信する送信処理機能とを実現させることを特徴とする水処理施設のトラブル認識用プログラムである。
本発明によれば、無人ないし少人数配置のプラント設備系であっても、故障発生前の重大トラブルに至る予兆を確実に検知でき、運転員に異常状態を警報できるプラントの監視制御システム及び水処理施設のトラブル認識用プログラムを提供できる。
本発明に係るプラントの監視制御システムの一実施の形態を示す全体構成図。 コントローラの一具体例を示す構成図。 参照パターン設定部の一例を説明するデータ配列例図。 送水ポンプの運転・停止に関する基本動作パターンを説明する図。 配水槽の水位変化を表す基本プロセス変量パターンを説明する図。 コントローラにおける各パターンのトラブル事象を認識するための一連の処理の流れを説明するフロー図。 図6に示すポンプ運転・停止時間のチェック処理の一例を説明する図。 図1に示す監視制御系のデータベースに形成されるトラブル事象メッセージテーブルのデータ配列例図。 従来の水処理プラント(上水道施設)における送水プロセスを説明する図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るプラントの監視制御システムの一実施の形態を示す構成図である。
プラントの監視制御システムは、プラント設備系1と、制御LAN2に接続される例えばポンプ自動運転停止制御を行う現場サイド側の1台以上のコントローラ3と、配水槽水位計4で計測される水位信号を取り込んで通信回線5等に送信するテレメータ送信装置6と、テレメータ受信装置7と、ポンプ井1aのポンプ井水位計8と、動力制御盤9と、監視制御系10とで構成される。
プラント設備系1は、「背景技術」で説明したように、ポンプ井1a,ポンプ電動機を備えた送水ポンプ1b,配水槽1c等で連結された上水道の水処理プラント設備を例に挙げて説明するが、特に上水道の水処理プラント設備に限定するものではない。
コントローラ3は、ポンプ井1aのポンプ井水位計8で計測されたポンプ井水位とテレメータ受信装置7から制御LAN2を通して送られてくる配水槽1cの水位とを取り込み、動力制御盤9と連携をとりつつ送水ポンプ1bを運転・停止する制御指示信号を出力するが、さらに後記にて詳細に説明するが、現場サイドの制御対象機器(例えば送水ポンプ)の動作パターンや配水槽水位変化等のプロセス変量パターンの変化から故障発生前のトラブル事象パターンを認識し、監視制御系10に伝達する機能を持っている。
動力制御盤9は、送信ポンプ1bのポンプ電動機への電力供給ラインに開閉回路が設けられ、コントローラ3からのポンプ運転・停止の制御指示信号に従って当該開閉回路を開閉し、送信ポンプ1bのポンプ電動機をオン・オフする。
監視制御系10は、監視制御部10aとキーボード・ポインティングデバイス等の入力部10bと表示部10cとデータベース10dとからなり、制御LAN2に接続される多数のコントローラ3,…に対してプラント設備系1,…を制御するための制御データを送信し、かつ、多数のローカル用コントローラ3,…から伝送されてくるプラント設備系1の動作状態を監視する機能を持っている。
次に、本発明の要部となる現場サイドのコントローラ3の構成について、図2を参照して説明する。
現場サイドのコントローラ3は、トラブル事象パターン認識プログラムを備え、プラント設備系1の制御対象機器の動作パターン、プロセス変量パターンから故障発生前の予兆となるトラブル事象パターンを検知し、“パターン異常”として監視制御系10に注意情報を伝達し、運転員に知らせることにある。
コントローラ3は、具体的には、外部のポンプ井水位計8や動力制御盤9の所要とする信号を取り込み、必要に応じてパターン認識処理部35で処理可能なデジタルデータに変換する入出力インターフェース部31、テレメータ受信装置7や監視制御系10の間で必要なデータのやり取りを行う通信部32、トラブル事象パターンを認識するプログラムを格納するプログラムメモリ33、トラブル事象パターンと認識するための参照パターンデータを格納する参照パターン設定部34、CPUで構成されたパターン認識処理部35及び一時的にデータを格納するデータ蓄積部36が設けられている。
参照パターン設定部34には、例えば図3に示すような参照パターンデータが設定されている。
参照パターンデータは、プラント設備系1を構成する制御対象機器、得ようとするプロセス変量によって異なるが、上水道施設の送水プロセスの故障予兆を検知する場合、例えば以下の2つのパターンの想定のもとに設定されている。
(1) 配水槽1cを満水水位にするまでの送水ポンプ1bの運転時間は一定時間T1(基本動作パターンで)運転するものとする。
従って、時間軸上に送水ポンプ1bの運転・停止時間を表すと、図4に示すようなグラフとなる。つまり、ポンプ運転“1”時間T1−ポンプ停止“0”時間T2−ポンプ運転“1”時間T1−ポンプ停止“0”時間T2を繰り返す基本動作パターンとなる。
そこで、制御対象機器(送水ポンプ1b)が一定時間T1(基本動作パターン)±Δt1(逸脱許容時間)を超えて運転しているか否か(長過ぎ、短過ぎ)をチェックし、また、ポンプ停止時間T2±Δt2(逸脱許容時間)を超えて停止している否か(長過ぎ、短過ぎ)をチェックする。そこで、参照パターン設定部34には、配水槽1cの満水処理時としては、送水ポンプ1bの一定運転時間T1(基本動作パターン)、参照パターンT1±Δt1、送水ポンプ1bの一定停止時間T2(基本動作パターン)、参照パターンT2±Δt2が設定される。
そして、ポンプ運転時間があまりにも長過ぎるとか短過ぎる場合や停止時間が長過ぎる場合、パターン異常(トラブル事象パターンデータ)として検知する。
(2) 配水槽1cの水位変化はある一定の周期で上昇及び下降を繰り返すものとする。
従って、時間軸上に配水槽1cの水位変化を表すと、図5に示すようなグラフとなる。同図において(イ)はポンプ運転時の上昇水位変化、(ロ)はポンプ停止時で配水槽1cから流出水が無い状態、(ハ)はポンプ停止時で配水槽1cから流出水がある状態を示している。この図5に示すパターンは(イ)−(ロ)−(ハ)の変化が順番に繰り返す。
そこで、参照パターン設定部34には例えば次のような参照パターンデータが格納されるものとする。
ポンプ運転時の配水槽1cの上昇水位変化に対して、T3(基本上昇変化プロセス変量パターン)±Δt3(逸脱許容時間)、水位変化傾向A3(=(H3/T3、基本上昇変化傾向プロセス変量パターン)±Δa3(逸脱許容変化傾向)、ポンプ停止時の配水槽1cから流出水無し状態では、水位変化無しの状態であって、±Δa4(逸脱許容変化傾向)、ポンプ運転時の配水槽1cの下降水位変化としては、T5(基本下降変化プロセス変量パターン)±Δt5(逸脱許容時間)、水位変化傾向A5(=(H5/T5、基本下降変化プロセス変量パターン)±Δa5(逸脱許容変化傾向)等の参照パターンを格納される。
前記パターン認識処理部35は、ポンプ井1aのポンプ井水位計8で計測されたポンプ井水位が規定水位以上であることを送水ポンプ始動条件とし、テレメータ受信装置7から送られてくる配水槽水位が、低水位レベルLLに達したときポンプ運転制御指示信号を送出し、満水水位レベルHLに達したときポンプ停止制御指示信号を送出するが、このときプログラムメモリ33に格納されるプログラムに従い、プラント設備系1の制御対象機器の動作パターン、配水槽水位変化に関するプロセス変量パターンと参照パターン設定部34に設定される参照パターンとを比較し、故障発生の予兆となるトラブル事象パターンを検知する処理を実行する。
パターン認識処理部35は、機能的には、動作パターンやプロセス変量パターンのパターンチェック処理を行うための開始条件を判断するチェック開始条件判断手段35Aと、制御対象機器である例えば送水ポンプ1bの運転・停止時間に関する動作パターンや配水槽1cの上昇及び下降変化時間や変化傾向の変化に関するプロセス変量パターンを取得するパターン取得手段35Bと、このパターン取得手段35Bで取得された動作パターンやプロセス変量パターンと参照パターン設定部34に設定される参照パターンとを比較し、故障発生の予兆となるパターン異常(トラブル事象パターン)を検知するパターン異常検知手段35Cと、このパターン異常検知手段35Cで検知されたパターン異常内容を監視制御系10に送信する送信処理手段35Dとで構成される。
次に、本発明の要部となるコントローラ3の動作及び本発明に係る水処理施設のトラブル認識用プログラムによる一連の処理について説明する。
なお、プラント設備系1の制御対象機器の動作パターン、プロセス変量パターンのパターンチェックに際し、これら複数のパターンを同時並列的にチェックするケース、複数のパターンを決められた順序に従って順次チェックする場合、あるいはプラントの制御対象機器の種類やプラントの取付け箇所等に応じて予め定められた動作パターン、プロセス変量パターンだけ選択的に処理するケースがあるが、以下、複数のパターンを選択的にチェック処理する後者の例について図6を参照して説明する。
コントローラ3のパターン認識処理部35は、ポンプ井1aのポンプ井水位計8で計測されたポンプ井水位が規定水位以上であることを送水ポンプ起動(始動)条件とし、プログラムメモリ33に格納されるプログラムを読み出し、前記(1)パターンである配水槽1cの満水処理時のポンプ運転・停止に係る動作パターンのパターンチェック処理を行うか否かを判断する(S1)。
ここで、適宜なメモリの動作パターンエリアにフラグ「1」が立っているとき、動作パターンチェック処理有りと判断し、チェック開始条件判断手段35Aを実行する(S2)。
すなわち、パターン認識処理部35は、一定の条件例えば配水槽1cの水位が低水位レベルLLに達したとき、配水槽1cの水位を満水にするための送水ポンプ1bの運転処理を行う。つまり,配水槽1cの水位が低水位レベルLLに達したとき、チェック開始条件を満たしたと判断し、送水ポンプ1bへ運転制御指示信号を送出する(S2,チェック開始条件判断機能)。
パターン認識処理部35は、送水ポンプ1bが運転すると、送水ポンプ1bの運転・停止時間のチェック処理を行う(S3)。なお、送水ポンプ1bの停止時、配水槽1cの水位は自然流下のもとに下降していくので長時間になる可能性がある。そのためパターンチェックを行わない場合もあるが、ここでは、停止時間についてもパターンチェックを行う例について説明する。
パターン認識処理部35の運転・停止時間のチェックは、図7に示すようにパターン得取得手段35Bを実行する。パターン得取得手段35Bは、ポンプ運転時間を初期化(tc=0)した後(S301)、送水ポンプ1bが運転状態にあることを確認し(S302)、運転時間を積算する(S303)。
しかる後、パターン認識処理部35は、配水槽水位計4からテレメータ受信装置7を通して送られてくる配水槽水位から配水槽1cの水位が満水水位レベルHLに達したか否かを判断する(S304)。ここで、配水槽1cの水位が満水水位レベルHLに達したと判断したとき、動力制御盤9を介して送信ポンプ10を停止する(S305)。従って、送水ポンプ1bの運転時間はステップS305のポンプ停止までの運転時間tcであって、動作パターンでもある。
引き続き、パターン認識処理部35はパターン異常検知手段35Cを実行する。パターン異常検知手段35Cは、送水ポンプ1cの運転時間(動作パターン)tcが参照パターンである所定の運転時間T1(基本動作パターン)±Δt1(逸脱許容時間)以内か否かを判断する(S306)。
ここで、運転時間(動作パターン)tcが運転時間T1±Δt1以内でなければ、既にポンプ停止となっているので、ポンプ運転時間tdを初期化した後(td=0,S307)、送信ポンプ10の停止時間を積算し(S308)、配水槽1cの水位が低水位LLに達したかを判断し、達している場合にはポンプを運転した状態とし(S309,S310)、運転時間(動作パターン)tcがいずれの方向、つまりT1+Δt1を超えているか否かを判断する(S311)。
ここで、パターン認識処理部35は、運転時間(動作パターン)tcがT1+Δt1を超えている場合、あるいはtcがT1−Δt1を超えている場合、送信処理手段35Dを実行する。すなわち、T1+Δt1を超えている場合には運転時間長過ぎ、T1−Δt1を超えている場合には運転時間短過ぎとするパターン異常を検知すると、参照パターン設定部34に格納されるパターン異常内容データなどを通信部32を通して監視制御系10に伝送する(S312,S313)。
なお、送水ポンプ1bの停止時間のパターンチェックを行わないときには、ステップS307〜S310の処理は不要となる。
因みに、送水ポンプ10の運転時間が長過ぎる場合、例えば配水槽1cの配水側で配管が破裂しているとか、送水ポンプ10と配水槽10sを結ぶ送水管の一部から水漏れを起している可能性が考えられる。また、送水ポンプ10の運転時間が短過ぎる場合、例えば配水槽1cの配水側が詰まっている可能性があり、早急に点検を実施する必要がある。
一方、ステップS306において、運転時間(動作パターン)tcが所定運転時間T1±Δt1以内であれば、ステップS307〜S310と同様な処理を行う(S314〜S317)。
これらステップS307〜S309及びS314〜S316の処理は、送水ポンプ1cの停止時間に関する動作パターンtdを取得する処理である(パターン得取得手段35B)。
パターン認識処理部35は、送水ポンプ1cの停止時間に関する動作パターンtdを取得した後、パターン異常検知手段35Cを実行する。
パターン異常検知手段35Cは、送水ポンプ1cの停止時間に関する動作パターンtdと参照パターン設定部34に設定される停止時間T2(基本動作パターン)±Δt2(逸脱許容時間)とを比較し(S318)、動作パターンtdがT2±Δt2を超えている時、動作パターンtd>T2+Δt2か、td>T2−Δt2かを判断し(S319)、停止時間が長過ぎか、停止時間短過ぎとするパターン異常と検知する。
そして、パターン認識処理部35は、パターン異常とする検知結果に基づき、パターン送信処理手段35Dを実行し、参照パターン設定部34に設定されるパターン異常内容データなどを通信部32を通して監視制御系10に伝送した後(S320,S321)、図6のステップS4に移行し、監視制御系10へのパターン異常の送信完了を確認する。
ところで、ポンプ運転・停止時間のパターンチェック処理後、適宜なメモリの配水槽水位パターンエリアに設定されるフラグに基づき、前記(2)パターンである配水槽水位変化のプロセス変量パターンのパターンチェック処理をするか否かを判断する(S5)。ステップS5において、配水槽水位変化のパターンチェック処理有りと判断したとき、チェック開始条件を満たすか否かを判断する(S6)。
パターン認識処理部35は、一定の条件例えば配水槽1cの水位変化が低水位レベルLLに達したとき、配水槽1c内の水位を満水にするための処理を行うものとすると、例えば配水槽1c内の水位が低水位レベルLLに達したとき、配水槽水位のチェック開始条件を満たしたと判断し、配水槽水位変化のパターンチェック処理を実行する(S7)。
配水槽1cの水位変化は、前述した図5に示すように低水位レベルLLと満水水位レベルHLの間で(イ)−(ロ)−(イ)−(ロ)……を繰り返しながら変化していく。
このとき、配水槽1cの上昇水位変化時間T3及び変化傾向A3(=H3/T3)は、送水ポンプ10の吐出容量や送信ポンプ1bのポンプ電動機の運転速度等によって異なるが、送水ポンプ10を所定の吐出容量で駆動し、かつ、ポンプ電動機を定格運転速度で動作させると、上昇水位変化時間T3及び変化傾向A3がほぼ一定となる。
また、送水ポンプ10の停止時で配水槽1cから流出水が無い状態では、配水槽1cの水位変化は流出水が無い間は配水槽1cの水位は変化しない。
さらに、送水ポンプ10の停止時で配水槽1cから流出水が有る状態では、予め想定だきる配水槽1cの下降水位変化時間T5及び変化傾向A5(=H5/T5)となる。
従って、パターン認識処理部35は、ポンプ運転時の上昇水位変化時間及び変化傾向と、参照パターン設定部34に格納される参照パターンT3±Δt3、A3±Δa3とを比較すれば、図7と同様の処理手順に従って、上昇水位変化(基本プロセス変量)パターン、変化傾向を逸脱するパターン異常を検知することができる。
因みに、通常は緩やかに変化し、それに伴ってそれ相当の変化時間を要するが、上昇水位変化が短く、急激に変化した場合、送水ポンプ10やポンプ電動機の動作トラブルの可能性があり、また、送水ポンプ10の停止時で配水槽1cから流出水が無いとき、±Δa3を超える変化傾向が存在するとき、配水槽1cの配水側配管の漏水、さらに配水槽1cの下降水位変化時間及び変化傾向がT5±Δt3、A3±Δa3を超えるとき、同様に何らかのトラブルを起している。
従って、パターン認識処理部35は、例えば上昇水位変化時間が長く、変化傾向が緩慢によるパターン異常とか、上昇水位が急激な変化によるパターン異常と判定し、通信部32から監視制御系10へ前述同様に当該パターン異常を伝送する(S8)。
監視制御系10においては、データベース10dが設けられている。このデータベース10dには、少なくともトラブル事象メッセージテーブル10da及び保守管理テーブル10dbが形成されている。
トラブル事象メッセージテーブル10daには、予め図7に示すように前述した(1),(2)パターンその他プラント設備系1の制御対象機器及びプロセス変量の種類によって異なる多数の基本動作パターンや基本プロセス変量パターンに対応して、個別具体的にパターン異常内容(トラブル事象パターンの内容)、警告メッセージが格納されている。
保守管理テーブル10dbには、少なくとも保守エリア、保守員識別データ、保守員氏名、保守員携帯電話番号、メールアドレスが対応付けられている。
従って、監視制御系10における監視制御部10aは、コントローラ3の通信部32からパターン異常内容,必要に応じて動作パターンデータA01を受け取ると、トラブル事象メッセージテーブル10daからパターン異常内容に対応した警告メッセージを読み出し、あるいはパターン異常内容及び警告メッセージを読み出して表示部10cに表示し、運転員に注意調査を促す警告メッセージを知らせる。
ここで、運転員は、保守管理テーブル10dbを参照し、パターン異常を起しているプラント設備系1に出向く保守員を割当て、必要に応じて保守員携帯電話番号、メールアドレスを利用し、該当保守員に保守点検を指示する。
従って、以上のような実施の形態によれば、現場サイドに設置されるコントローラ3が故障発生前の予兆となるトラブル事象のパターン異常を検知し、当該パターン異常内容を監視制御系10に伝送するので、例えば小規模な無人のプラント設備系1であっても、故障に至る前に確実に予兆を通報できる。
また、監視制御系10は、コントローラ3からパターン異常内容を受け取ると、その異常内容に応じた注意警告メッセージを表示し、運転員に知らせるので、重大なトラブルとなる前に該当するプラント設備系1に保守員を派遣し、異常を修復できる。
(その他の実施の形態例)
(1) 上記実施の形態では、基本なる動作パターンT1,T2に対して、必ず逸脱許容時間±Δt1,±Δt2を考慮したが、例えば+Δt1,+Δt2だけ、あるいは−Δt1,−Δt2だけ考慮してもよい。これは、プロセス変量パターンT3〜T5についても同様である。
(2) 上記実施の形態では、上水道水処理施設の送水プロセスについて適用したので、制御対象機器の動作パターンと配水槽1cの水位変化を表すプロセス変量パターンとのトラブル事象について述べたが、各種のプラント設備系1の故障前の予兆の検知に利用できるので、動作パターン、あるいはプロセス変量パターンだけのチェックもあり得るものである。
(3) 上記実施の形態では、送水ポンプ1cの運転と停止に関するパターンについて、トラブル事象のチェックを行うようにしたが、停止時間に関するパターンを除いても処理してもよい。
(4) 上記実施の形態では、配水槽水位計4で計測した水位データをテレメータを介して対応するコントローラ3に伝送するようにしたが、例えば配水槽水位計4に伝送部を設け、例えば有線伝送ラインを通してコントローラ3に直接伝送させても構わない。
その他、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
1…プラント設備系、1a…ポンプ井、1b…送水ポンプ、1c…配水槽、2…制御LAN、3…コントローラ、4…配水槽水位計、8…ポンプ井水位計、9…動力制御盤、10…監視制御系、10a…監視制御部、10b…入力部、10c…表示部、10d…データベース、34…参照パターン設定部、35…パターン認識処理部、35A…チェック開始条件判断手段、35B…パターン取得手段、35C…パターン異常検知手段、35D…送信処理手段。

Claims (4)

  1. プラント設備系を構成する制御対象機器を制御する少なくとも1台のコントローラと前記プラント設備系の動作状態を監視する監視制御系とで構成されるプラントの監視制御システムにおいて、
    前記コントローラは、
    前記制御対象機器の基本動作パターン及び当該制御対象機器の動作に伴う基本プロセス変量パターンの何れかまたは両方に所望の逸脱許容値を加味した参照パターンデータを記憶する参照パターン設定部と、
    前記コントローラの少なくとも運転制御に関する制御対象機器の動作パターン、当該制御対象機器の運転・停止に伴うプロセス変量パターンの変化から故障に至る前段階の予兆となるパターン異常を検知し、パターン異常内容を前記監視制御系に送信するパターン認識処理部とを備え、
    前記パターン認識処理部は、各チェックパターンのチェック開始条件を満たすか否かを判断するチェック開始条件判断手段と、このチェック開始条件判断手段で該当チェックパターンのチェック開始条件を満たすと判断されたとき、前記制御対象機器の運転による動作パターンや当該制御対象機器の運転・停止に伴うプロセス変量パターンを取得するパターン取得手段と、このパターン取得手段で取得された前記動作パターン、前記プロセス変量パターンと対応する前記参照パターンデータとを比較し、故障に至る前段階の予兆となるパターン異常を検知するパターン異常検知手段と、このパターン異常検知手段で検知されたパターン異常内容を前記監視制御系に送信する送信処理手段とを設けたことを特徴とするプラントの監視制御システム。
  2. 請求項1に記載のプラントの監視制御システムにおいて、
    プラント設備系は、ポンプ井の水道水を送水ポンプを通して配水槽へ送水する水処理プラントの送水プロセスである場合、前記制御対象機器の基本動作パターンは前記送水ポンプの運転時間に関するパターンであり、前記制御対象機器の動作に伴う基本プロセス変量パターンは前記送水ポンプの運転・停止に伴う前記配水槽の少なくとも水位変化パターンであることを特徴とするプラントの監視制御システム。
  3. 請求項1に記載のプラントの監視制御システムにおいて、
    前記監視制御系は、予め複数のパターンのパターン異常内容と警告メッセージとを対応付けたトラブル事象メッセージテーブルが設けられ、前記コントローラから前記パターン異常内容を受信したとき、前記テーブルから対応する警告メッセージまたはパターン異常内容及び警告メッセージを読み出して表示することを特徴とするプラントの監視制御システム。
  4. ポンプ井内の水道水を配水槽へ送水する送水ポンプの運転に関する基本動作パターン及び当該送水ポンプの動作・停止に伴う基本プロセス変量パターンの何れかまたは両方に所望の逸脱許容値を加味した参照パターンデータを記憶する参照パターン設定部、前記送水ポンプに関する動作パターンやプロセス変量パターンの異常を検知するパターン認識処理部及び通信部を備えたコンピュータによって、前記パターンの変化から故障に至る前段階の予兆となる前記パターン異常を検知する水処理施設のトラブル認識用プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記パターン認識処理部が、前記配水槽の水位レベルから前記動作パターンまたは前記プロセス変量パターンのチェック開始条件を満たすか否かを判断するチェック開始条件判断機能と、このチェック開始条件判断機能によって該当パターンのチェック開始条件を満たすと判断されたとき、前記送水ポンプの運転に関する動作パターンや当該送水ポンプの運転・停止に伴うプロセス変量パターンを取得するパターン取得機能と、このパターン取得機能で取得された前記動作パターン、前記プロセス変量パターンと対応する前記参照パターン設定部に格納される対応する参照パターンデータとを比較し、故障に至る前段階の予兆となるパターン異常を検知するパターン異常検知機能と、このパターン異常検知機能で検知されたパターン異常内容を前記通信部を通して監視制御に送信する送信処理機能とを実現させることを特徴とする水処理施設のトラブル認識用プログラム。
JP2009204933A 2009-09-04 2009-09-04 プラントの監視制御システム及び水処理施設のトラブル認識用プログラム Active JP5459657B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009204933A JP5459657B2 (ja) 2009-09-04 2009-09-04 プラントの監視制御システム及び水処理施設のトラブル認識用プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009204933A JP5459657B2 (ja) 2009-09-04 2009-09-04 プラントの監視制御システム及び水処理施設のトラブル認識用プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011054115A JP2011054115A (ja) 2011-03-17
JP5459657B2 true JP5459657B2 (ja) 2014-04-02

Family

ID=43943013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009204933A Active JP5459657B2 (ja) 2009-09-04 2009-09-04 プラントの監視制御システム及び水処理施設のトラブル認識用プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5459657B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5881986B2 (ja) * 2010-07-12 2016-03-09 メタウォーター株式会社 プラント運転監視装置、プラント運転監視システム、およびプラント運転監視方法
JP5620296B2 (ja) * 2011-02-08 2014-11-05 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 水利施設の管理システムとその管理方法
JP5868784B2 (ja) * 2012-05-31 2016-02-24 横河電機株式会社 プロセス監視システム及び方法
JP5925635B2 (ja) * 2012-08-10 2016-05-25 株式会社東芝 プラントの監視制御装置及び監視制御システム
JP2016012158A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 株式会社日立製作所 プラント異常予知装置、異常予知装置、表示装置及び表示方法
KR101835467B1 (ko) * 2017-08-03 2018-03-08 동명대학교 산학협력단 자가진단 기능을 갖는 진공펌프
KR101889969B1 (ko) * 2017-09-14 2018-08-20 한국수력원자력 주식회사 수위 증가율 감시를 이용한 누설 조기 경보 시스템 및 방법
JP7250578B2 (ja) * 2019-03-18 2023-04-03 株式会社日立産機システム テレメータおよびポンプ制御システム
CN114911209B (zh) * 2022-07-18 2022-09-30 巨野恒丰果蔬有限公司 一种基于数据分析的大蒜加工废水处理管理系统

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002215229A (ja) * 2001-01-17 2002-07-31 Toshiba Corp 積算データの異常判定システムおよび異常判定方法
JP2003322306A (ja) * 2002-05-01 2003-11-14 Samson Co Ltd 予備給水ポンプを設けたボイラ
JP4921338B2 (ja) * 2007-12-14 2012-04-25 株式会社日立製作所 プラント監視制御システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011054115A (ja) 2011-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5459657B2 (ja) プラントの監視制御システム及び水処理施設のトラブル認識用プログラム
CN109065135B (zh) 一种医院后勤设备全生命周期管理云平台、方法和系统
KR102063702B1 (ko) 모터 상태감시 제어시스템 및 그 제어방법과 감시결과에 따른 진단시스템 및 그 진단방법
US11962959B2 (en) Information processing system, gateway, server, and information processing method
KR102021431B1 (ko) 계장 제어 설비 원격 감시 제어 시스템
CN105967066A (zh) 一种用于海洋平台起重机的预警控制系统
CN116316613B (zh) 电力设备运行监测方法、系统、电子设备及存储介质
CN105988402A (zh) 具有回路和阀控制能力的集成过程控制器
WO2014054051A1 (en) Health monitoring system for a process plant and a method thereof
CN113762586A (zh) 在特定事件情境中设施状态和运行模式的识别
US11579602B2 (en) Method for commissioning and maintenance of alarm systems
US20060132321A1 (en) Universal equipment process monitor
CN104765326A (zh) 一种排风监控系统
RU2619399C1 (ru) Система управления работоспособностью автоматизированных технологических объектов газотранспортных систем
KR102512805B1 (ko) 상하수 처리 시설의 원격 감시 제어 시스템 및 그 방법
KR20050005827A (ko) 웹기반 원격무인 중소규모 하폐수처리장 시설감시 제어용수질측정 및 공정최적관리를 위한 의사결정시스템이결합된 일체형 통합시스템
JP2008140109A (ja) プロセス操作支援装置およびプロセス操作支援方法
KR101840404B1 (ko) 예방보전시스템
JP4305380B2 (ja) 設備機器監視システム
KR200329215Y1 (ko) 웹기반 원격무인 중소규모 하폐수처리장 시설감시 제어용수질측정 및 공정최적관리를 위한 의사결정시스템이결합된 일체형 통합시스템
JP4912424B2 (ja) プラント設備の運転システム
JP2016170569A (ja) アラート通知システムおよびアラート通知装置
CN117287640B (zh) 供水风险的预警方法、装置、设备及存储介质
CN116449761B (zh) 智能泵站智慧控制系统及方法
KR101474687B1 (ko) 원방감시제어 시스템의 부하의 성능을 측정하는 장치 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130611

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130812

TRDD Decision of grant or rejection written
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131205

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131210

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140107

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5459657

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151