JP4969447B2 - ファイババンドル及びファイババンドルの作成方法 - Google Patents

ファイババンドル及びファイババンドルの作成方法 Download PDF

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Description

本発明は全般的には光伝送のためのデバイスに関する。さらに詳しくは、本発明はファイババンドル及びファイババンドルを作成するための方法に関する。
光通信、レーザ加工、光検出の分野においては、複数の光源からの光パワーを結合して単一ビームにすることが望ましい場合が多い。例えば、検出用途では、様々なレーザまたはランプ光源からの様々な波長の光パワーを結合して単一ビームにするためにファイババンドルを用いることができる。いくつかの大パワー用途では、複数の同等の光源からの光パワーをファイババンドルが結合して比較的大パワーの単一ビームにすることができる。ファイババンドルは、単一源からの光を複数のビームに分割するため、あるいは様々な光デバイス間でビームを結合するためにビームを再整形するためにも、用いることができる。
従来のファイババンドルが図1に示される。ファイババンドル20は先端区画22及び端面24を有する。ファイババンドル20は複数本の光ファイバ26を有し、光ファイバ26のそれぞれは近端30で終端する先端セグメント28及び遠端32を有する。光ファイバ26の先端セグメント28は相互に、実質的に平行に配列され、(例えば、接着剤によるかまたは融着により)固着されて、ファイババンドル20の先端区画22を形成する。光ファイバ26の近端30はファイババンドル20の端面24に現れる。ビーム寸法を小さくするため、図1に示されるように、ファイババンドルの先端区画にテーパを付けることが望ましいであろう。
しかし、従来のファイババンドルにはいくつかの欠点がある。例えば、特にテーパ付ファイババンドルにおいて、ファイババンドルの先端区画は非常に小さくて非常に脆弱であることが多く、取り扱いが困難になり、壊れやすくなる。さらに、従来のファイババンドルの最外ファイバは内側のファイバから分離することがあり、ファイババンドルの物理的ほつれを生じさせ、対応して光ビームのほつれを生じさせ得る。ファイババンドルの端面におけるファイバ間の空隙を取り除くことは困難であるから、いずれかの空隙内の粒子状物質の存在により、端面の研磨及びAR(反射防止)膜被覆が困難になり得る。
耐久性があり、取り扱いが容易なファイババンドル及びそのようなファイババンドルを作成するための方法が今も必要とされている。
本発明の一実施形態は端面で終端する先端区画を有する融着ファイババンドルに関し、本融着ファイババンドルは、それぞれが近端で終端する先端セグメント及び遠端を有する複数本の光ファイバ並びに光ファイバの先端セグメントを囲むガラスチューブを有し、光ファイバの先端セグメントは実質的に平行に配列され、それぞれの光ファイバの先端セグメントはいずれの隣接光ファイバとも実質的に融着され、ガラスチューブに隣接するそれぞれの光ファイバの先端セグメントはガラスチューブに実質的に融着され、よって、融着ファイババンドルの先端区画を形成し、ガラスチューブは、融着ファイババンドルの端面において複数本の光ファイバの断面積に対する端面の断面積の比が少なくとも約2.5であるような、厚壁チューブである。
本発明の別の実施形態は端面で終端する先端区画を有する融着ファイババンドルに関し、本融着ファイババンドルは、それぞれが近端で終端する先端セグメント及び遠端を有する複数本の光ファイバ並びに光ファイバの先端セグメントを囲むガラスチューブを有し、光ファイバの先端セグメントは実質的に平行に配列され、相互に及びガラスチューブに実質的に融着されて融着ファイババンドルの先端区画を形成し、ガラスチューブの屈折率は光ファイバのクラッドの屈折率より低い。
本発明の別の実施形態は融着ファイババンドルを作成する方法に関し、本方法は、それぞれが可融性セグメント及び遠端を有する複数本の光ファイバを提供する工程、必要に応じて少なくとも1つのスペーサ部材を提供する工程、複数本の光ファイバの可融性セグメント及び必要に応じて提供される少なくとも1つのスペーサ部材と緊密に嵌合するように適合された形状寸法を有する内腔が形成されているガラスチューブを提供する工程、光ファイバの可融性セグメント及び必要に応じて提供される少なくとも1つのスペーサ部材を実質的に平行な配列でガラスチューブの内腔に挿入する工程、ガラスチューブが最外ファイバに融着し、隣り合うファイバ及び必要に応じて提供されるスペーサ部材が相互に融着するように、光ファイバの可融性セグメントを囲む領域においてガラスチューブを加熱し、よって融着領域を形成する工程、及び、端面を露出させるために融着領域を切断し、よって融着ファイババンドルを形成する工程、を含む。
本発明の別の工程はファイババンドルを作成する方法に関し、本方法は、それぞれが固着可能なセグメント及び遠端を有する複数本の光ファイバを提供する工程、必要に応じて少なくとも1つのスペーサ部材を提供する工程、複数本の光ファイバの固着可能なセグメント及び必要に応じて提供される少なくとも1つのスペーサ部材と緊密に嵌合するように適合された形状寸法を有する内腔が形成されているガラスチューブを提供する工程、光ファイバの固着可能なセグメント及び必要に応じて提供される少なくとも1つのスペーサ部材を、多室配列工具により、実質的に平行な配列でガラスチューブの内腔に挿入する工程、光ファイバの固着可能なセグメントのそれぞれをいずれの隣接光ファイバにも、また隣接する必要に応じて提供されるスペーサ部材のいずれにも固着させ、ガラスチューブに隣接する光ファイバのそれぞれの固着可能なセグメントをガラスチューブに固着させ、よって固着領域を形成する工程、及び、端面を露出させるために固着領域を分断し、よってファイババンドルを形成する工程、を含む。
本発明の別の実施形態はファイババンドルを作成する方法に関し、本方法は、それぞれが固着可能なセグメント及び遠端を有する複数本の光ファイバを提供する工程、必要に応じて少なくとも1つのスペーサ部材を提供する工程、複数本の光ファイバの固着可能なセグメント及び必要に応じて提供される少なくとも1つのスペーサ部材と緊密に嵌合するように適合された形状寸法を有する内腔が形成されているガラスチューブを提供する工程、光ファイバの固着可能なセグメント及び必要に応じて提供される少なくとも1つのスペーサ部材を実質的に平行な配列でガラスチューブの内腔に挿入する工程、光ファイバの固着可能なセグメントのそれぞれをいずれの隣接光ファイバにも、また隣接する必要に応じて提供されるスペーサ部材のいずれにも固着させ、ガラスチューブに隣接する光ファイバのそれぞれの固着可能なセグメントをガラスチューブに固着させ、よって固着領域を形成する工程、及び、端面を露出させるために固着領域を分断し、よってファイババンドルを形成する工程、を含み、挿入する工程は複数の副工程を含み、それぞれの複工程においては全てよりは少ない本数の光ファイバが挿入される。
本発明のデバイス及び方法により、従来技術のデバイス及び方法に優る多くの利点が得られる。例えば、本発明のファイババンドルは、耐久性があって取り扱いが容易であるように作成することができ、装置に容易に取り付けられるように作成することができる。低屈折率ガラスチューブを有する本発明の実施形態は、所望の開口数を有する出力ビームを提供することができる。本発明の方法により、当業者による、所望の、十分に制御された幾何学的配列で多数本の光ファイバを有するファイババンドルの構成が可能になる。
本発明のさらなる特徴及び利点は以下の詳細な説明に述べられ、ある程度は、当業者には説明から容易に明らかであろうし、記述及び本発明の特許請求の範囲に説明されるように、また添付図面に示されるように、本発明を実施することによって認められるであろう。
上述の全般的説明及び以下の詳細な説明は本発明の例示に過ぎず、特許請求される本発明の本質及び性質の理解のための概要または枠組みの提供が目的とされていることは当然である。
添付図面は本発明のさらなる理解を提供するために含められ、本明細書に組み入れられて、本明細書の一部をなす。図面は必ずしも比例尺で描かれておらず、様々な要素の寸法は明解さのために歪められていることがある。例えば、明解さのため、光ファイバの遠端の全ては図面に示されない。図面は本発明の1つまたはそれより多くの実施形態を示し、記述とともに本発明の原理及び動作の説明に役立つ。
本発明の一実施形態にしたがう融着ファイババンドルの例が図2に略図で示される。融着ファイババンドル40は先端区画42及び端面44を有する。ファイババンドル40は複数本の光ファイバ46を有し、光ファイバ46のそれぞれは近端50で終端する先端セグメント48及び遠端52を有する。光ファイバ46の先端セグメント48は実質的に平行に配列され、ガラスチューブ54で囲まれる。光ファイバ46の先端セグメント48は相互に、またガラスチューブ54に、実質的に融着されて融着ファイババンドル40の先端区画42を形成する。当業者には、光ファイバ46の全てのそれぞれの先端区画48が光ファイバ46の他の全てのそれぞれの先端区画48と実質的に融着する必要はなく、光ファイバ46のそれぞれの先端区画48は隣り合ういずれの光ファイバの先端区画48とも実質的に融着すればよいことは当然であろう。同様に、当業者には、光ファイバ46の全てのそれぞれの先端セグメント48がガラスチューブ54に融着する必要はなく、ガラスチューブ54に隣接する光ファイバ46のそれぞれの先端区画48がガラスチューブに融着すればよいことは当然であろう。光ファイバ46の近端50は、光パワーを光ファイバ46にまたは光ファイバ46から結合することができるように、ファイババンドル40の端面44に現れる。
図2の実施形態にしたがえば、ガラスチューブ54は、融着ファイババンドルの端面において光ファイバ46の近端50の断面積に対する全端面44の断面積の比が少なくとも約2.5であるような、厚壁チューブである。光ファイバ46の近端50の断面積に対する全端面44の断面積の比は少なくとも約4であることが望ましい。光ファイバ46の近端50の断面積に対する全端面44の断面積の比は少なくとも約7であることがさらに望ましい。本発明のいくつかの特に望ましい実施形態において、光ファイバ46の近端50の断面積に対する全端面44の断面積の比は、少なくとも約10ないし少なくとも約15であり、あるいは少なくとも約20にもなる。当業者には、個々の光ファイバの近端の輪郭が端面で見えなくとも、例えば、融着前のガラスチューブ及び光ファイバの先端セグメントの断面積を用い、融着中に生じるいかなる変形も補正することで、断面積の比を決定できることは当然であろう。
本発明の融着ファイババンドルは様々な態様で配列された様々な本数の光ファイバで作成することができる。以下に説明する、本発明のいくつかの実施形態にしたがう方法は、緊密に制御された形状(すなわち、光ファイバを括る全体形状)及び格子タイプ(すなわち、隣り合う光ファイバの空間関係)を有する融着ファイババンドルに多くの本数の光ファイバを配列することを可能にする形状につくられた内腔を有する、ガラスチューブを用いる。例えば、本発明の融着ファイババンドルは少なくとも4本の光ファイバを有することができる。本発明のいくつかの望ましい実施形態において、融着ファイババンドルは少なくとも10本の光ファイバを有する。本発明の別の望ましい実施形態において、融着ファイババンドルは少なくとも15本の光ファイバを有する。光ファイバは、例えば、三角格子または正方格子に配列することができる。当業者には、本発明の方法により、多くの様々な正多角形及び不規則多角形の形状を有する融着ファイババンドルの形成が可能になることは当然であろう。例えば、菱形、三角形、六角形、台形及び矩形のような形状に光ファイバを配列することができる。本発明にしたがう融着ファイババンドルの例が図3に断面図で示される。例えば、融着ファイババンドル70は不規則六角形状で三角格子に配列された23本の光ファイバを有し、融着ファイババンドル72は菱形形状で三角格子に配列された36本の光ファイバを有する。光ファイバの形状は円柱形である必要はなく、いかなる形状もとることができ、例えば、矩形、正方形またはD字形をとることができる。例えば、融着ファイババンドル74は矩形形状で正方格子に配列された12本の正方形断面光ファイバを有する。
本発明の融着ファイババンドルは隣接光ファイバ間及び光ファイバと厚壁チューブの間に有機材料(例えば接着剤)を実質的に有していないことが望ましい。代りに、光ファイバは相互に、また厚壁チューブと、それらを加熱し、それぞれのガラス質外表面の混淆を可能にすることによって融着されることが望ましい。有機材料がないことによって、耐久性を高めることができ、接着剤の安定性を気にせずに本発明の融着ファイババンドルによる大光パワーの取り扱いを可能にすることができ、研磨及びテーパ付け作業を簡単にすることができる。
本発明の融着ファイババンドルは、融着ファイババンドルの先端区画に空隙が実質的に残らないように、十分に圧潰させることが望ましい。十分に圧潰させた融着ファイババンドルには、隣接光ファイバ間及び光ファイバと厚壁チューブの間に残る空隙は実質的にないであろう。本発明の融着ファイババンドルを十分に圧潰させる方法は以下に説明される。十分に圧潰させた融着ファイババンドルには、研磨及び処理作業中に粒子状物質が滞留することになり得る、光ファイバ間の空隙が実質的に存在しないので、有利であり得る。したがって、十分に圧潰させた融着ファイババンドルは、従来のファイババンドルよりもかなり容易に良好なAR膜被覆を施すことができる。融着ファイババンドルを十分に圧潰させるための方法は以下でさらに詳細に説明される。
融着ファイババンドルの端面により動作中に放射される光エネルギービームの寸法を小さくするため、図4に略図で示されるように、融着ファイババンドルにテーパを付けることが望ましいであろう。テーパ付けにより放射ビームの発散も大きくなり得る。当業者であれば、標準の加熱及び延伸方法を用いて本発明のテーパ付融着ファイババンドルを提供するであろう。
光ファイバの遠端は所望の光エネルギー源と結合するように適合させることができる。例えば、光ファイバの遠端には、レンズを付けることができ、あるいはGRINコリメータに取り付けることができる。レンズ付ファイバは米国ニューヨーク州コーニング(Corning)のコーニング社(Corning Incorporated)から入手できる。あるいは、光ファイバの遠端は、所望のソースにピグテイルで接続することができ、または遠端自体をファイババンドルに形成することができる。当業者にはファイバの遠端を様々な態様で個別に適合させ得ることは当然であろう。
本発明の別の実施形態が図5に略図で示される。本発明のこの実施形態において、融着ファイババンドル100は(それぞれ本来のコア及びクラッドを有する)複数本の光ファイバ102及びガラスチューブ104で構成される。ガラスチューブの屈折率は光ファイバのクラッドの屈折率より低い。例えば、光ファイバのクラッドの屈折率とガラスチューブの屈折率の間の差は少なくとも0.005とすることができる。光ファイバのクラッドの屈折率とガラスチューブの屈折率の間の差は少なくとも0.01であることが望ましい。本発明のいくつかの望ましい実施形態において、光ファイバのクラッドの屈折率とガラスチューブの屈折率の間の差は少なくとも0.02である。光ファイバを囲むガラスチューブの屈折率を低くすれば、融着ファイババンドルの先端区画に強められた光導波特性を与えるに役立つことができ、融着ファイババンドルの端面によって動作中に放射される光エネルギービームの開口数の調整に用いることができるという点で、有利であろう。低屈折率ガラスチューブは、テーパ付けプロセスは個々の光ファイバの屈折率差を低め、したがってそれぞれの導波特性の低下を生じさせる傾向があるという事実に対処できるから、テーパ付融着ファイババンドルにおいては特に有利であろう。ガラスチューブは、上述したように、厚壁チューブであることが望ましい。
本発明の融着ファイババンドルの断面は取り扱いが容易で耐久性があるに十分に大きいことが望ましい。例えば、本発明の融着ファイババンドルの先端区画は直径が少なくとも約1mm、すなわち断面積が少なくとも約0.78mmであることが望ましい。本発明のいくつかの望ましい実施形態において、融着ファイババンドルの先端区画は直径が少なくとも約2mm,すなわち断面積が少なくとも約3.14mmである。当業者には、テーパ付融着ファイババンドルに対して、望ましい大きな直径すなわち断面積を有するテーパ付区画を得るためにはやや大きな寸法を有するガラスチューブを用いる必要があることは当然であろう。
当業者には当然であろうように、本発明の融着ファイババンドルは様々なタイプの光ファイバで作成することができる。例えば、光ファイバは単一モードファイバまたは多モードファイバとすることができ、シリカガラスまたはその他のタイプのガラスでつくることができ、相異なるタイプまたは同じタイプのファイバとすることができる。光ファイバは標準サイズ(例えば、直径約125μm)とすることができ、あるいはクラッド厚が薄い、より小さなサイズ(例えば、直径約80μm)とすることができる。同様に、光ファイバは標準外のコアサイズを有することができる(例えば、コア径105μm,ファイバ径125μm)。ガラスチューブはいかなる材料でもつくることができ、光ファイバと性質が同等(例えば、可融性、低屈折率)であるように選ばれることが望ましい。ガラスチューブの硬度は、良好な研磨性を与えるため、光ファイバの材料と同様(例えば30%以内、さらには10%以内)であることが望ましい。ガラスチューブの熱膨張係数も、機械的安定性及び信頼性を与え、偏波効果を最小限に抑えるため、光ファイバの材料と同様(例えば30%以内、さらには10%以内)であることが望ましい。ガラスチューブは光ファイバと実質的に同じ材料(例えばシリカ)でつくられることが望ましい。
本発明の別の実施形態は融着ファイババンドルの作成方法に関する。当業者であれば、米国特許第4902324号明細書、米国特許第5009692号明細書、米国特許第5011251号明細書、米国特許第5017206号明細書、米国特許第5251276号明細書、米国特許第5295205号明細書、米国特許第5339372号明細書、米国特許第5351326号明細書、米国特許第5881189号明細書、米国特許第5889908号明細書、米国特許第5956443号明細書及び米国特許第6092394号明細書に説明されているような、オーバークラッドカプラーを作成するための既知の手法を適合させることができる。上記明細書はそれぞれの全体が本明細書に参照として含まれる。本発明にしたがう融着ファイババンドルの作成方法の一例が図6に略図で示される。それぞれが可融性セグメント122及び遠端126を有する、複数本の光ファイバ120が提供される。必要に応じて、少なくとも1つのスペーサ部材128が提供される。内腔132を有するガラスチューブ130も提供される。内腔132は複数本の光ファイバ及び必要に応じて提供される少なくとも1つのスペーサ部材と緊密に嵌合するように適合された形状寸法を有する。内腔132の形状は、光ファイバ120の可融性セグメント122に所望の幾何的配列を与えるとともに、隣り合う光ファイバ間に所望の空間関係を与えるようにも、選ばれることが望ましい。
提供された部品から融着ファイババンドルを作成するため、光ファイバの可融性セグメント122及び必要に応じて提供される少なくとも1つのスペーサ部材128が、実質的に平行な配列でガラスチューブ130の内腔132に挿入される。それぞれの光ファイバの可融性セグメントがいずれの隣接光ファイバとも実質的に融着し、ガラスチューブに隣接するそれぞれの光ファイバの可融性セグメントがガラスチューブと実質的に融着するように、挿入された可融性セグメント122を囲む領域においてガラスチューブ130が加熱され、よって融着区画134が形成される。融着区画134は次いで端面136を露出させるために分断され、よって、先端区画142及び端面136を有する融着ファイババンドル140が形成される。ファイババンドル140は複数本の光ファイバ120を有し、光ファイバ120のそれぞれは、近端150で終端する先端セグメント148及び遠端126を有する。光ファイバ120の先端セグメント148は実質的に平行に配列され、ガラスチューブ130で囲まれる。光ファイバ120のそれぞれの可融性セグメント148は、融着ファイババンドル140の先端区画において、いずれの隣接光ファイバとも、またスペーサ部材とも実質的に融着し、ガラスチューブに隣接するそれぞれの光ファイバの可融性セグメントは融着ファイババンドル140の先端区画142においてガラスチューブに実質的に融着する。融着区画134の分断によって光ファイバ120の近端150がつくられて、近端150がファイババンドル140の端面136に現れ、よって光パワーを近端150に結合することができる。
上述したように、光ファイバはいずれか望ましいタイプのファイバとすることができる。光ファイバの可融性セグメントは、ガラスチューブの内腔内での先端セグメントの密接を可能にし、無有機物融着領域を与えるため、いかなる高分子材被覆も剥ぎ取られることが望ましい。可融性領域は、図6に示されるように、光ファイバの先端セグメント及びその近傍に形成することができ、あるいは、図7に示されるように、光ファイバ162の中間セグメントに形成することができる。可融性セグメントとして光ファイバの中間セグメントを用いることには、その後の融着区画164の分断で2つの融着ファイババンドル168を得ることができるから、有利であろう。
ガラスチューブの内腔は、融着ファイババンドルの所望の形状寸法に応じて、様々な形状寸法をとることができる。例えば、内腔は、菱形、三角形、六角形、台形または矩形とすることができ、あるいはさらに複雑な断面形状をとることもできよう。当業者であれば、ガラスチューブの提供に便宜の良いいかなる方法も用いることができる。例えば、その全体が本明細書に参照として含まれる、2002年8月29日に出願された、米国特許出願公開第10/232099号明細書に説明されているように、所望の内腔断面形状を有する黒鉛ロッドにガラスを堆積させて固結させることができる。非円形内腔を有するチューブも、例えばヘラウス・アンド・フリードリッヒ及びディモック(Hereaus and Friedrich & Dimmock)社から市販されている。当業者であれば、内腔の断面積を縮小するためにガラス線引き手法を用いることができ、ガラスチューブの断面積を拡大するために同心チューブを融合することができる。
当業者であれば、融着ファイババンドルにおいて所望の光ファイバ形状寸法を定めるため、必要に応じて提供されるスペーサ部材をガラスチューブの内腔の形状寸法と組み合せて用いることができる。例えば、図8に簡略な断面図で示されるように、融着ファイババンドル178に光ファイバ176の六角環形配列を与えるため、六角形の内腔172を有するガラスチューブ170をより小さな六角形のスペーサ部材174と組み合せて用いることができる。同様に、融着ファイババンドル188に光ファイバ186の複雑な形状の配列を与えるため、正方形内腔182を有するガラスチューブ180を複数のスペーサ部材184と組み合せて用いることができる。本発明の融着ファイババンドルの作成におけるスペーサ部材の使用により、当業者による、所望の光デバイスと整合するような複雑なビームの形成を可能にすることができる。しかし、作成を簡単かつ容易にするために、本発明のいくつかの望ましい実施形態においてはスペーサ部材が用いられない。
上述したように、光ファイバと必要に応じて提供される少なくとも1つのスペーサ部材とガラスチューブの内腔の間の空隙を取り除くことが望ましいであろう。本発明の望ましい一実施形態において、ガラスチューブを加熱する工程は、構造が加熱中に圧潰して、光ファイバと必要に応じて提供される少なくとも1つのスペーサ部材とガラスチューブの内腔の間の空隙が少なくともある程度は取り除かれるように、部分真空の下で実施される。本発明のいくつかの望ましい実施形態において、ガラスチューブを加熱する工程は、構造が加熱中に十分に圧潰して、光ファイバと必要に応じて提供される少なくとも1つのスペーサ部材とガラスチューブの内腔の間に空隙が実質的に残らないように、部分真空の下で実施される。部分真空の下でガラスチューブを加熱する工程を実施するための方法の例が図9に略図で示される。光ファイバ192の可融性セグメント190がガラスチューブ196の内腔194に挿入されるときに、光ファイバ192の被覆が剥ぎ取られた領域の末端198がガラスチューブ196の遠端200の近くにもってこられる。ガラスチューブ196の遠端200を封止するとともに、光ファイバ192に応力除去を与えるために、高分子材料202(例えばエポキシ接着剤)が用いられる。ガラスチューブ196の近端206が真空装置204に動作可能な態様で連結されて、部分真空に引かれると同時に、光ファイバ192の可融性セグメント190を囲む領域でガラスチューブが加熱され、よって融着区画208が形成される。当業者であれば、融着ファイババンドルの融着区画をある程度または十分に圧潰させて、光ファイバと必要に応じて提供される少なくとも1つのスペーサ部材とガラスチューブの内腔の間の空隙をある程度または実質的に取り除くために、真空及び加熱の条件を調節できる。例えば、図9に示されるように、加熱及び分断の後、融着ファイババンドル210には、実質的に中実のガラス端面212によって証明されるように、光ファイバとガラスチューブの間に空隙は実質的に残っていない。
当業者には当然であろうように、指定された形状寸法に配列された光ファイバにちょうど嵌合するように適合されたガラスチューブの内腔に寸法が非常に小さい(被覆が剥ぎ取られて125μm径の)数本の光ファイバをいずれかの必要に応じて提供されるスペーサ部材とともに挿入することは困難な作業であり得る。本発明は、光ファイバ及び必要に応じて提供されるスペーサ部材をガラスチューブの内腔に簡便かつ精確に挿入するための方法を含む、ファイババンドルを作成するための方法を含む。これらの方法は融着ファイババンドルの作成に有用であろうが、ガラス融着以外の何か(例えば、高分子接着剤、ゾル−ゲル材料)を用いて合体保持されるファイババンドルの作成にも有用であろう。そのような例として、本発明のこれらの実施形態における光ファイバは、所望の固着方法を用いて、ガラスチューブに、いずれかの必要に応じて提供されるスペーサ部材に、また相互に、固着するように適合された固着可能領域を有する。所望のファイババンドル固着方法がガラス融着であれば、一般的な固着可能セグメントは、上述したように、可融性セグメントである。
本発明にしたがうファイババンドルを作成するための方法の一実施形態が、図10に略図で示される。それぞれが固着可能セグメント222及び遠端224を有する複数本の光ファイバ220,必要に応じて提供される少なくとも1つのスペーサ部材226,及び内腔230が形成されているガラスチューブ228が提供される。内腔230は、複数本の光ファイバ220の固着可能セグメント222及び必要に応じて提供される少なくとも1つのスペーサ部材226に緊密に嵌合するように適合された形状寸法を有する。光ファイバ220の固着可能セグメント222及び必要に応じて提供される少なくとも1つのスペーサ部材226は、多室配列工具240を通して、実質的に平行な配列でガラスチューブ228の内腔230に挿入される。次いで、融着、高分子接着剤、またはゾル−ゲル材料のような所望の固着方法を用いて、それぞれの光ファイバ220の固着可能セグメント222がいずれの隣接光ファイバ220とも、また隣接するいずれの必要に応じて提供されるスペーサ部材226とも固着され、ガラスチューブ228に隣接するそれぞれの光ファイバ220の固着可能セグメント222がガラスチューブ228に固着される。次いで、端面244を露出させるために固着領域242が分断され、よって融着ファイババンドル246が形成される。
多室配列工具の例が図11に示される。多室配列工具は複数本の光ファイバ及び必要に応じて提供されるスペーサ部材に所望の空間配列を与えるように適合される。多室配列工具250は、それぞれが1本の光ファイバを所望の配列に保持するように適合された、複数の並列小室252を有する。小室252は光ファイバがそれを通って自由に滑動できるに十分に大きいことが望ましいが、当業者であれば、光ファイバの多室配列工具を通る滑動を容易にするためにイソプロパノールのような潤滑液を用いることができる。本発明の望ましい実施形態において、小室は、光ファイバのかなりの部分がファイババンドル内で被覆されたままでいられるように、被覆された光ファイバに嵌合するに十分に大きい。多室配列工具250は様々な態様でつくることができる。例えば、当業者であれば、アレイ配列された皮下注射管で多室配列工具を構成することができる。多室配列工具は、例えば、米国特許第6243522号明細書、米国特許第6260388号明細書、米国特許第644133号明細書、米国特許第6445862号明細書及び米国特許第6468374号明細書に説明されているフォトニックバンドギャップ光ファイバを作成するための積重ね−線引き方法を適合させることでつくられる、多室ガラス構造とすることができる。上記の明細書はそれぞれの全体が本明細書に参照として含まれる。図11の多室配列構造は、それぞれの小室が1本の光ファイバとの嵌合に適合されるように構成されるが、当業者には、多室配列構造のそれぞれの小室を1本より多くの光ファイバとの嵌合に適合され得ることは当然であろう。例えば、図12に略図で示される多室配列構造260は光ファイバ264の列との嵌合に適合された小室262を有する。多室配列構造の小室は、図10の多室配列構造240の円形小室、あるいは図11の多室配列構造250の六角形小室のような、便宜が良いかまたは所望のいかなる断面形状もとることができる。
本発明にしたがうファイババンドルを作成するための方法の別の実施形態が図13に略図で示される。それぞれが固着セグメント282及び遠端284を有する複数本の光ファイバ280,必要に応じて少なくとも1つのスペーサ部材286及び内腔290が形成されているガラスチューブ288が提供される。内腔290は複数本の光ファイバ280の固着セグメント282及び必要に応じて提供される少なくとも1つのスペーサ部材286と緊密に嵌合するように適合された形状寸法を有する。光ファイバ280の固着セグメント282及び必要に応じて提供される少なくとも1つのスペーサ部材286は複数の副工程において実質的に平行な配列でガラスチューブ288の内腔290に挿入され、それぞれの副工程においては光ファイバ280の固着セグメント282の全本数より少ない本数が挿入される。複数の副工程においては固着セグメント282をある程度しか内腔290に挿入せず、全ての固着セグメント282が内腔290にある程度挿入された後に、それらを一括してさらに十分に内腔290に挿入することが望ましいであろう。次いで、融着、高分子接着剤、またはゾル−ゲル材料のような所望の固着方法を用いて、光ファイバ280のそれぞれの固着セグメント282がいずれの隣接光ファイバ280とも、また隣接するいずれの必要に応じて提供されるスペーサ部材286とも固着され、ガラスチューブ290に隣接するそれぞれの光ファイバ280の固着可能セグメント282がガラスチューブ290に固着され、よって固着領域302が形成される。次いで、端面304を露出させるために固着領域302が分断され、よってファイババンドル306が形成される。
挿入工程の複数の副工程への分割により、光ファイバの固着可能セグメントのガラスチューブの内腔における位置決めを簡単にすることができる。本発明の望ましい一実施形態において、光ファイバの固着可能セグメントは個々に内腔に挿入される。すなわち、それぞれの副工程において1本の光ファイバの固着可能セグメントが挿入される。複数の副工程においては、一組の光ファイバの固着可能セグメントをある程度しか内腔に挿入せず、次いで一組の固着可能セグメントを一括して内腔にさらに十分に挿入することが望ましいであろう。一組の固着可能セグメントは列を形成し、列毎態様でさらに十分に挿入されることが望ましい。それぞれの列が挿入されると、それぞれの列は次の光ファイバ列の位置合せに役立つ疑似V溝を形成することができる。列毎挿入の例は以下の実施例でさらに十分に説明される。
光ファイバの固着可能セグメントまたは可融性セグメントのガラスチューブの内腔への挿入を容易にするために、図14に示されるように、ガラスチューブを面取りすることが望ましいであろう。ガラスチューブ310は約20°と約70°の間の面取り角312を有することが望ましい。ガラスチューブは約30°と約60°の間の面取り角を有することがさらに望ましい。例えば、ガラスチューブは約45°の面取り角を有することができる。
本発明の多くの実施形態は、端面を出すためにファイババンドルの融着領域または固着領域を分断する工程を含む。当業者には、分断を実施するために多くの様々な方法を用い得ることは当然であろう。例えば、融着領域または固着領域は、光ファイバ技術でよく行われているように、刻み目を入れて折ることができる。あるいは、分断を実施するために、ダイシングソー、レーザ加工または熱を用いることができる。分断工程は、平坦端面を与えるための研磨または研削工程を含むことが望ましいであろう。端面は非垂直角(例えば8°〜10°)で作成することができ、当業者には良く知られているであろうように、端面からの後方反射を低減するためにAR膜を施すことができる。
本発明のファイババンドルは、当業者には明らかであろうように、様々な態様で光システムに結合させることができる。例えば、本発明のファイババンドルの端面を光源または検出器とバットカップリングさせて、適する透明接着剤で光源または検出器に固着させることができる。本発明のファイババンドルの端面は、例えば融着接続によって、光ファイバに結合させることができる。本発明の(例えばガラスチューブの屈折率が光ファイバのクラッドの屈折率より低い)多くの実施形態においては、光を確実に閉じ込めるために高分子材被覆を使用していない光ファイバにテーパ付ファイババンドルの端面を融着接続することができる。本発明のファイババンドルの端面は、例えばレンズまたはミラーを用いて、自由空間を介して光システムに動作可能な態様で結合させることもできる。
本発明のファイババンドルは様々な光デバイスに用いることができる。そのような例として、本発明の一実施形態は、光システムに動作可能な態様で結合された、実質的に上述したようなファイババンドルを有する光デバイスに関する。本発明のファイババンドルは、クラッドポンピングファイバ増幅器及びクラッドポンピングファイバレーザのような、クラッドポンピングファイバを用いるデバイスに有利に用いることができる。そのようなデバイスにおいて、クラッドポンピングファイバに実質的に上述したようなファイババンドルは動作可能な態様で結合させることができる。例えば、図15に正確な尺度で描かれてはいない略図で示される本発明の一実施形態にしたがえば、クラッドポンピングファイバデバイス320はクラッドポンピングファイバ322及びファイババンドル325を有する。クラッドポンピングファイバ322は、図15の挿入図に断面図で示される、コア323及び内層クラッド324を有する。ファイババンドルは、本明細書で上述したような本発明のファイババンドルのいずれかとすることができるが、融着ファイババンドルであることが望ましい。ファイババンドルはファイババンドルの光ファイバのクラッドの屈折率より低い屈折率を有するガラスチューブを有することが望ましい。ファイババンドルの光ファイバ332の内の何本かの遠端330は、図15に示されるように、例えば光源334(例えば半導体レーザ)に結合させることができる。ファイババンドルの中心の光ファイバ338は単一モード光ファイバとすることができ、その遠端336は光信号源に結合させることができる。ファイババンドル325の端面326はクラッドポンピングファイバの末端328に(例えば融着接続により)結合される。図15の実施形態において、中心光ファイバ338はファイババンドルの端面を介してクラッドポンピングファイバ320のコア323に結合され、光ファイバ332は端面326を介してクラッドポンピングファイバの内層クラッド324に結合される。ファイババンドルは、隣り合う光ファイバ間及び光ファイバと厚壁チューブの間に実質的に有機材料を有しておらず、クラッドポンピングファイバの比較的大パワーでの動作を可能にすることが望ましい。クラッドポンピングファイバデバイスは、本明細書にその全体が参照として含まれる、米国特許第5864644号明細書にさらに詳細に説明されている。
限定を意味しない以下の実施例によって本発明をさらに説明する。
23本の(屈折率を制御するためのドーパントを含有するシリカでつくられた)被覆多モードファイバを、フォトニックバンドギャップファイバの作成に用いられる積重ね−線引き法を用いてつくられた、被覆光ファイバを収容するに十分に大きい(〜270μm)小室をもち、図3の融着ファイババンドル70の不規則六角形状を有する多室配列工具(幅約15mm)に挿入した。多室配列工具を(3次元直線方向及び垂直軸周りの回転に関して調節可能な)可動ステージ上に取り付けた。23本の光ファイバとの嵌合に(〜1%以下の許容度で)ちょうど十分な大きさの不規則六角形状の内腔を有するガラス(ホウ素が約6%ドープされたシリカ)チューブも可動ステージ上に取り付けた。長さ約50mmのガラスチューブを約45°の角度で面取りし、多室配列工具をガラスチューブに対して僅かに角度を付けて保持した。多孔質配列工具をガラスチューブより若干高く取り付け、位置合せに役立たせるため、顕微鏡カメラをケーンの上方で多室配列工具に近接させて取り付けた。
それぞれの光ファイバを個別に多室配列工具に挿入し、それぞれの光ファイバの先端セグメントを被覆を剥いで洗浄し、次いでガラスチューブの内腔に挿入した。多室配列工具を通した内腔への光ファイバの挿入は一度に1本ずつ行った。挿入は、初めは手で行い、次いで可動ステージを用いてそれぞれの光ファイバを微細に調整して所定の位置に合せた。初めはそれぞれの光ファイバをちょうど支持するに十分に奥まで(例えば、ガラスチューブの面取りした端面の平面とファイバ列の面の交点から測って約100〜300μmの深さまで)個々に挿入し、次いで、完全な列をある程度まで挿入したときには、光ファイバ列をさらに100〜600μmの深さまで一体としてさらに挿入したことになっているであろう。内腔及び先に挿入したいずれの光ファイバも内腔の厳しい許容度によりファイバを所定の位置に保持し、ファイバ列が挿入されてしまうとファイバ列は次のファイバ列のための一組の疑似V溝を形成した。それぞれの列を挿入すると、多室配列工具とガラスチューブの間の高さ及び角度の差が減少し、先に挿入した光ファイバ列による新しく挿入する光ファイバの所定の位置へのより容易な誘導が可能になった。
全ての光ファイバを内腔の開口に挿入してしまうと、イソプロパノールを潤滑剤として用いて、多室配列工具とガラスチューブを互いに向けて移動させることにより、全ての光ファイバを一括して十分に挿入した。内腔の厳しい許容度はこの工程中に位置合わせを維持するに十分であった。それぞれの光ファイバの被覆が剥ぎ取られた領域の末端がガラスチューブの遠端に近接するように、光ファイバを内腔を通して挿入し、ファイバをガラスチューブの遠端に固着させるために、ガラスチューブの外側の光ファイバの剥き出しのガラス領域を覆い、ガラスチューブの遠端の封止も行う、ガラスフィラー入り−膨張整合−低収縮−UV硬化エポキシ樹脂を塗布して硬化させた。
ガラスチューブの近端を真空装置に取り付け、ガラスチューブの内腔を部分真空(〜20mmHg(〜2.67×10Pa))の下におき、約5mmの距離にわたって、ガラスチューブをガラスの軟化点で約10秒加熱してチューブを圧潰させ、構造を融着した。ガラスチューブの圧潰領域を(約25mmの最終ガラスチューブ長を与えるように)切断し、研磨し、次いでAR膜を被覆して、融着ファイババンドルの端面を形成した。
本実施例の融着ファイババンドルが、図16に端面図で、図17に側方斜視図で、また図18に側面図で、示される。
本発明の精神及び範囲を逸脱することなく本発明に様々な改変及び変形がなされ得ることが当業者には明らかであろう。したがって、本発明の改変及び変形が添付される特許請求項及びそれらの等価物の範囲内に入れば、本発明はそれらの改変及び変形を包含するとされる。
従来のファイババンドルの略図である 本発明の一実施形態にしたがう融着ファイババンドルの略図である 本発明の一実施形態にしたがう融着ファイババンドルのいくつかの例の断面図である 本発明にしたがうテーパ付融着ファイババンドルの略図である 本発明の別の実施形態にしたがう融着ファイババンドルの略図である 本発明の一実施形態にしたがう融着ファイババンドルの作成方法の略図である 本発明の一実施形態にしたがう光ファイバの中間セグメントを用いる融着ファイババンドルの作成方法の略図である 本発明の一実施形態にしたがう融着ファイババンドルからのビーム出力を調整するために必要に応じて提供されるスペーサ部材を用いる方法の略図である 部分真空の下で光ファイバの可融性セグメントを囲むガラスチューブを加熱する方法の略図である 多室配列工具を用いるファイババンドルの作成方法の略図である 本発明の一実施形態にしたがう多室配列構造の実施形態の略図である 本発明の一実施形態にしたがう多室配列構造の実施形態の略図である 光ファイバの段階的挿入を用いるファイババンドルの作成方法の略図である 本発明の一実施形態にしたがう方法に使用するための面取りされたガラスチューブの略図である 本発明の一実施形態にしたがうクラッドポンピングファイバデバイスの略図である 本発明にしたがう融着ファイババンドルの端面図である 本発明にしたがう融着ファイババンドルの端面の側方斜視図である 本発明にしたがう融着ファイババンドルの側面図である
符号の説明
40 融着ファイババンドル
42 先端区画
44 端面
46 光ファイバ
48 先端セグメント
50 近端
52 遠端
54 ガラスチューブ

Claims (13)

  1. 端面で終端する先端区画を有する融着ファイババンドルにおいて、前記融着ファイババンドルが、
    ガラスチューブ、
    前記ガラスチューブ中に挿入される選択形状を有する少なくとも1つのスペーサ部材、及び
    それぞれが近端で終端する先端セグメント及び遠端を有し、前記先端セグメントが前記ガラスチューブと前記少なくとも1つのスペーサ部材との間に配置される、複数本の光ファイバ、
    を有し、
    前記ガラスチューブが、前記光ファイバの前記先端セグメントを囲み、
    前記光ファイバの前記先端セグメントが実質的に平行に配列され、
    前記光ファイバのそれぞれの前記先端セグメントがいずれの隣接光ファイバとも実質的に融着され、前記ガラスチューブに隣接するそれぞれの光ファイバの前記先端セグメントが前記ガラスチューブに実質的に融着され、よって前記融着ファイババンドルの前記先端区画が形成され、
    前記ガラスチューブが、前記融着ファイババンドルの前記端面における前記複数本の光ファイバの断面積に対する前記端面の断面積の比が少なくとも約2.5であるような、厚壁チューブである、
    ことを特徴とする融着ファイババンドル。
  2. 前記融着ファイババンドルの前記先端区画が、隣り合う前記光ファイバ間及び前記光ファイバと前記厚壁チューブの間に、実質的に有機材料を有していないことを特徴とする請求項1に記載の融着ファイババンドル。
  3. 前記光ファイバのそれぞれがコア及びクラッドを有し、前記ガラスチューブの屈折率が前記光ファイバの前記クラッドの屈折率より低いことを特徴とする請求項1に記載の融着ファイババンドル。
  4. 前記融着ファイババンドルの前記先端区画が、隣り合う前記光ファイバ間及び前記光ファイバと前記ガラスチューブの間に実質的に空隙が残らないように、圧潰させられることを特徴とする請求項1に記載の融着ファイババンドル。
  5. 前記融着ファイババンドルの前記先端区画に、終端にかけてテーパがかけられていることを特徴とする請求項1に記載の融着ファイババンドル。
  6. 端面で終端する先端区画を有する融着ファイババンドルにおいて、前記融着ファイババンドルが、
    ガラスチューブ、
    前記ガラスチューブ中に挿入される選択形状を有する少なくとも1つのスペーサ部材、及び
    それぞれが近端で終端する先端セグメント及び遠端を有し、前記先端セグメントが前記ガラスチューブと前記少なくとも1つのスペーサ部材との間に配置される、複数本の光ファイバ、
    を有し、
    前記ガラスチューブが、前記光ファイバの前記先端セグメントを囲み、
    前記光ファイバの前記先端セグメントが実質的に平行に配列され、相互に及び前記ガラスチューブと実質的に融着されて、前記融着ファイババンドルの前記先端区画が形成され、
    前記ガラスチューブの屈折率が前記光ファイバのクラッドの屈折率より低く、
    前記ガラスチューブが、前記融着ファイババンドルの前記端面における前記複数本の光ファイバの断面積に対する前記端面の断面積の比が少なくとも約2.5であるような、厚壁チューブである、
    ことを特徴とする融着ファイババンドル。
  7. 前記融着ファイババンドルの前記先端区画にテーパがかけられていることを特徴とする請求項6に記載の融着ファイババンドル。
  8. 前記融着ファイババンドルの前記先端区画が、隣り合う前記光ファイバ間及び前記光ファイバと前記ガラスチューブの間に、実質的に有機接着剤を有していないことを特徴とする請求項6に記載の融着ファイババンドル。
  9. 融着ファイババンドルを作成する方法において、
    それぞれが可融性セグメント及び遠端を有する複数本の光ファイバを提供する工程
    内腔が形成されており、前記内腔が前記複数本の光ファイバの前記可融性セグメント緊密に嵌合するように適合された形状寸法を有する、ガラスチューブを提供する工程、
    前記光ファイバの前記可融性セグメント実質的に平行な配列で前記ガラスチューブの前記内腔に挿入する工程、
    前記ガラスチューブが最も外側にある前記光ファイバと融着し、隣り合うファイバ相互に融着し、よって融着領域を形成するように、前記光ファイバの前記可融性セグメントを囲む領域において前記ガラスチューブを加熱する工程、及び
    端面を露出させるために前記融着領域を切断し、よって前記融着ファイババンドルを形成する工程、
    を含み、
    前記ガラスチューブが、前記融着ファイババンドルの前記端面における前記複数本の光ファイバの断面積に対する前記端面の断面積の比が少なくとも約2.5であるような、厚壁チューブである、
    ことを特徴とする方法。
  10. 前記ガラスチューブを加熱する前記工程が、部分真空の下で実施され、前記光ファイバ前記ガラスチューブの前記内腔の間の空隙を少なくともある程度は取り除くことを特徴とすることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 前記光ファイバの前記可融性セグメントを前記ガラスチューブの前記内腔に挿入する前記工程の前に、前記光ファイバの前記可融性セグメントを多室配列工具に挿入する工程をさらに含み、前記光ファイバの前記可融性セグメントを前記内腔に挿入する前記工程において、前記光ファイバが前記多室配列工具を通して押し込まれることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  12. 融着ファイババンドルを作成する方法において、
    それぞれが可融性セグメント及び遠端を有する複数本の光ファイバを提供する工程、
    少なくとも1つのスペーサ部材を提供する工程、
    内腔が形成されており、前記内腔が前記複数本の光ファイバの前記可融性セグメント及び前記少なくとも1つのスペーサ部材と緊密に嵌合するように適合された形状寸法を有する、ガラスチューブを提供する工程、
    前記光ファイバの前記可融性セグメント及び前記少なくとも1つのスペーサ部材を実質的に平行な配列で前記ガラスチューブの前記内腔に挿入する工程、
    前記ガラスチューブが最も外側にある前記光ファイバと融着し、隣り合うファイバ及び前記スペーサ部材が相互に融着し、よって融着領域を形成するように、前記光ファイバの前記可融性セグメントを囲む領域において前記ガラスチューブを加熱する工程、及び
    端面を露出させるために前記融着領域を切断し、よって前記融着ファイババンドルを形成する工程、
    を含み、
    前記ガラスチューブが、前記融着ファイババンドルの前記端面における前記複数本の光ファイバの断面積に対する前記端面の断面積の比が少なくとも約2.5であるような、厚壁チューブである、
    ことを特徴とする方法。
  13. 前記ガラスチューブを加熱する前記工程が、部分真空の下で実施され、前記光ファイバと前記少なくとも1つのスペーサ部材と前記ガラスチューブの前記内腔の間の空隙を少なくともある程度は取り除くことを特徴とすることを特徴とする請求項12に記載の方法。
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