JPH06130242A - ２つの光ファイバケーブルをスプライスによって接続する方法 - Google Patents
２つの光ファイバケーブルをスプライスによって接続する方法Info
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 複数本の光ファイバ同志、従ってファイバケ
ーブルを効率よく簡単に接続する方法を提供する。 【構成】 円筒体３の一部を平面にカットして基準面５
を形成する。円筒体３に一度に接続するファイバ心線の
数、例えば６本の毛細通路を円筒体３の軸に平行に形成
し、軸に垂直な溝１１，１２とＶ溝１３，１４でマルチ
フェルール１は３つに分割しておく。ファイバ心線をマ
ルチフェルール１の両端面６，７の側から毛細通路に挿
入しフェルールのほぼ中央部でファイバ端面を対向さ
せ、接着剤で各ファイバを円筒体３の毛細通路に固定す
る。ダイヤモンドブレードナイフ３１，３２でファイバ
ごとフェルールを３分割し、中央部のフェルールは捨て
る。つぎに円筒体３の左右両端のファイバを固着した部
分を台形の孔をあけたスプライスボディの内壁に基準面
５と円筒面を押しつけて両端から挿入し、屈折率適合用
ゲルを介してファイバ同志を結合させ、接着剤でする。
ーブルを効率よく簡単に接続する方法を提供する。 【構成】 円筒体３の一部を平面にカットして基準面５
を形成する。円筒体３に一度に接続するファイバ心線の
数、例えば６本の毛細通路を円筒体３の軸に平行に形成
し、軸に垂直な溝１１，１２とＶ溝１３，１４でマルチ
フェルール１は３つに分割しておく。ファイバ心線をマ
ルチフェルール１の両端面６，７の側から毛細通路に挿
入しフェルールのほぼ中央部でファイバ端面を対向さ
せ、接着剤で各ファイバを円筒体３の毛細通路に固定す
る。ダイヤモンドブレードナイフ３１，３２でファイバ
ごとフェルールを３分割し、中央部のフェルールは捨て
る。つぎに円筒体３の左右両端のファイバを固着した部
分を台形の孔をあけたスプライスボディの内壁に基準面
５と円筒面を押しつけて両端から挿入し、屈折率適合用
ゲルを介してファイバ同志を結合させ、接着剤でする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、２つの光ファイバケー
ブルをスプライス（ｅｐｉｓｓｕｒａｇｅ）によって接
続する方法に関する。
ブルをスプライス（ｅｐｉｓｓｕｒａｇｅ）によって接
続する方法に関する。
【０００２】この方法は、限定的ではないが特に、複数
の単一モードファイバを含む２つのテープ状ケーブルに
適用される。
の単一モードファイバを含む２つのテープ状ケーブルに
適用される。
【０００３】
【従来の技術】この種のマルチファイバケーブルは、未
来のマルチサービス光通信網に具備されるものである。
この種の２つのケーブルの接続には、コスト、光学的品
質及び操作性に関する問題が伴う。
来のマルチサービス光通信網に具備されるものである。
この種の２つのケーブルの接続には、コスト、光学的品
質及び操作性に関する問題が伴う。
【０００４】周知のように、２つの光ファイバを接続す
るときは、光エネルギの高度の閉じ込めに鑑みて、寸法
公差がマイクロメートルのオーダーでなければならな
い。複数対のファイバを同時に接続する場合には、経済
上の理由から、余り熟練していない人員により困難な操
作条件及び外部環境、特に暗渠内で使用される原価の低
い接続装置を使用しなければならないだけに、問題が当
然大きくなる。
るときは、光エネルギの高度の閉じ込めに鑑みて、寸法
公差がマイクロメートルのオーダーでなければならな
い。複数対のファイバを同時に接続する場合には、経済
上の理由から、余り熟練していない人員により困難な操
作条件及び外部環境、特に暗渠内で使用される原価の低
い接続装置を使用しなければならないだけに、問題が当
然大きくなる。
【０００５】現在では、操作員が、ケイ素製一次プレー
トの表面に化学的エッチングによって設けたＶ溝内に各
ケーブルのファイバの端部を配置し、相補プレートでフ
ァイバを固定する操作を行っている。２つのケーブルを
正確に調心するには、複雑で高価な誘導手段を使用しな
ければならない。この種の手段は例えば米国特許ＵＳ−
Ａ−３ ８６４ ０１８号、又は“Ｆｉｂｅｒ ａｎｄ
Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ Ｏｐｔｉｃｓ”ｖｏｌ．９、
ｐｐ．４３〜５２に記載のＰ．ＳＴＥＩＮＭＡＮの論文
に記述されている。例えば、一次プレートの外面に突起
を設け、これらの突起をケイ素製二次プレートに設けた
溝と係合させて２つのケーブルの端部をサンドイッチ状
に挟むのである。これらの方法には、一次プレートの厚
さと、二次プレートの溝の幅及び角度と、これらの溝の
間隔とに関して厳しい公差が要求される。各ケーブルの
端部は、時間のかかる複雑な光学的研磨操作を必要とす
る。組立ては全体的に難しく、コストもかかる。
トの表面に化学的エッチングによって設けたＶ溝内に各
ケーブルのファイバの端部を配置し、相補プレートでフ
ァイバを固定する操作を行っている。２つのケーブルを
正確に調心するには、複雑で高価な誘導手段を使用しな
ければならない。この種の手段は例えば米国特許ＵＳ−
Ａ−３ ８６４ ０１８号、又は“Ｆｉｂｅｒ ａｎｄ
Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ Ｏｐｔｉｃｓ”ｖｏｌ．９、
ｐｐ．４３〜５２に記載のＰ．ＳＴＥＩＮＭＡＮの論文
に記述されている。例えば、一次プレートの外面に突起
を設け、これらの突起をケイ素製二次プレートに設けた
溝と係合させて２つのケーブルの端部をサンドイッチ状
に挟むのである。これらの方法には、一次プレートの厚
さと、二次プレートの溝の幅及び角度と、これらの溝の
間隔とに関して厳しい公差が要求される。各ケーブルの
端部は、時間のかかる複雑な光学的研磨操作を必要とす
る。組立ては全体的に難しく、コストもかかる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、２つ
の光ファイバケーブルの接続方法を大幅に簡易化する手
段を実現することにある。
の光ファイバケーブルの接続方法を大幅に簡易化する手
段を実現することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、２つの
光ファイバケーブルをスプライスにより接続する方法で
あって、 − ガラス製マルチフェルール（ｍｕｌｔｉｆｅｒｕｌ
ｅ）を使用し、但しこのマルチフェルールは、平行な軸
を有し且つ該マルチフェルールの２つの端面に連通して
いる一連の内部毛管通路と、基準面と称する２つの外面
とを有しており、 − 前記毛管通路内に接着剤を導入し、 − ２つのケーブルのファイバの露出端をそれぞれ前記
２つの端面から挿入し、前記マルチフェルールのほぼ中
央部まで進めて固定し、 − 前記中央部の両側に位置する２つのセクションのレ
ベルで前記マルチフェルール及び前記ファイバをファイ
バの横断方向で切断して、前記ケーブルにそれぞれ固定
された２つのマルチフェルール片と、除去されることに
なる中間マルチフェルール片とを得、 − 前記２つのマルチフェルール片をこれらの断片に共
通の前記基準面の誘導によってスプライスボディ内で調
心し、接触操作を行う前に、前記ファイバの界面レベル
で屈折率適合用ゲルを前記スプライスボディ内に注入す
ることを特徴とする方法を提供する。
光ファイバケーブルをスプライスにより接続する方法で
あって、 − ガラス製マルチフェルール（ｍｕｌｔｉｆｅｒｕｌ
ｅ）を使用し、但しこのマルチフェルールは、平行な軸
を有し且つ該マルチフェルールの２つの端面に連通して
いる一連の内部毛管通路と、基準面と称する２つの外面
とを有しており、 − 前記毛管通路内に接着剤を導入し、 − ２つのケーブルのファイバの露出端をそれぞれ前記
２つの端面から挿入し、前記マルチフェルールのほぼ中
央部まで進めて固定し、 − 前記中央部の両側に位置する２つのセクションのレ
ベルで前記マルチフェルール及び前記ファイバをファイ
バの横断方向で切断して、前記ケーブルにそれぞれ固定
された２つのマルチフェルール片と、除去されることに
なる中間マルチフェルール片とを得、 − 前記２つのマルチフェルール片をこれらの断片に共
通の前記基準面の誘導によってスプライスボディ内で調
心し、接触操作を行う前に、前記ファイバの界面レベル
で屈折率適合用ゲルを前記スプライスボディ内に注入す
ることを特徴とする方法を提供する。
【０００８】本発明の方法はこのように、同一の基本マ
ルチフェルールに由来し、最初はこの基本マルチフェル
ールの互いに極めて接近したゾーン、即ち例えば約十ミ
リメートルの距離をおいたゾーン内にあった２つのマル
チフェルール片を使用する。従ってこれら２つのマルチ
フェルール片は、内部通路のレベル及び基準外面のレベ
ルの幾何学的特性が本質的に同じであり、誤差があった
としても、極めて良好な光結合を実現せしめる許容範囲
内に留どまる。
ルチフェルールに由来し、最初はこの基本マルチフェル
ールの互いに極めて接近したゾーン、即ち例えば約十ミ
リメートルの距離をおいたゾーン内にあった２つのマル
チフェルール片を使用する。従ってこれら２つのマルチ
フェルール片は、内部通路のレベル及び基準外面のレベ
ルの幾何学的特性が本質的に同じであり、誤差があった
としても、極めて良好な光結合を実現せしめる許容範囲
内に留どまる。
【０００９】ある特定実施例では、前記通路と直交する
溝形態の切り口を前記マルチフェルールに設けて、前記
マルチフェルール片の切り取りを容易にする。
溝形態の切り口を前記マルチフェルールに設けて、前記
マルチフェルール片の切り取りを容易にする。
【００１０】例えば、前記通路がマルチフェルールの内
部で同一平面上にある場合は、互いに平行な２つの溝を
前記平面と直角に且つ前記通路に連通するように設け
る。更に、前記マルチフェルールの反対側の面に２つの
補足的溝を前記溝と向かい合わせに設けることもでき
る。これらの補足的溝は例えば非対称的Ｖの形状にす
る。ある改良実施例では、マルチフェルールの前記２つ
の端面を、前記ケーブルの外装を支承する面が得られる
ように加工する。
部で同一平面上にある場合は、互いに平行な２つの溝を
前記平面と直角に且つ前記通路に連通するように設け
る。更に、前記マルチフェルールの反対側の面に２つの
補足的溝を前記溝と向かい合わせに設けることもでき
る。これらの補足的溝は例えば非対称的Ｖの形状にす
る。ある改良実施例では、マルチフェルールの前記２つ
の端面を、前記ケーブルの外装を支承する面が得られる
ように加工する。
【００１１】また、前記通路の端部は、ファイバの導入
を容易にするためのベベルが得られるように加工する。
を容易にするためのベベルが得られるように加工する。
【００１２】ある特定実施例では、ファイバの切断面を
前記通路の軸に対して斜めにする。このようにすると、
逆反射光が減少する。
前記通路の軸に対して斜めにする。このようにすると、
逆反射光が減少する。
【００１３】
【実施例】本発明の他の特徴及び利点は、添付図面に基
づく以下の非限定的実施例の説明で明らかにされよう。
づく以下の非限定的実施例の説明で明らかにされよう。
【００１４】図１〜図３は、（該実施例では）同一平面
上に配置されていて互いに平行な軸を有する一連の毛管
通路２を内部に備えた石英ガラス製マルチフェルール１
を示している。
上に配置されていて互いに平行な軸を有する一連の毛管
通路２を内部に備えた石英ガラス製マルチフェルール１
を示している。
【００１５】この種のマルチフェルールは仏国特許出願
第９０１３８５７号に開示されている。
第９０１３８５７号に開示されている。
【００１６】前記マルチフェルールは外側に、軸線４を
有する直径３ｍｍの円筒体に属する面３と、幅約２．５
ｍｍの平面５とを含んでいる。これらの面３及び５を
「基準面」と称する。このマルチフェルールの長さは３
０ｍｍである。
有する直径３ｍｍの円筒体に属する面３と、幅約２．５
ｍｍの平面５とを含んでいる。これらの面３及び５を
「基準面」と称する。このマルチフェルールの長さは３
０ｍｍである。
【００１７】通路２の平面は、面５と平行な軸４の円筒
体直径面の近傍にある。これらの通路２は例えば、図４
に示すように接続すべきケーブル２１及び２２内のファ
イバの数及び間隔に対応して、２５０マイクロメートル
の等間隔で６つ設け得る。端面６及び７は、接続すべき
ケーブルを支承する面８、９を有するように加工されて
いる。面８、９は、通路２の直径面から１２５マイクロ
メートル（公差−０，＋２５マイクロメートル）の地点
にある。また、通路２の入り口には、ファイバの挿入を
容易にするためにベベル１０が設けられている。通路２
の入り口にはそのために斜面（図示せず）も加工されて
いる。
体直径面の近傍にある。これらの通路２は例えば、図４
に示すように接続すべきケーブル２１及び２２内のファ
イバの数及び間隔に対応して、２５０マイクロメートル
の等間隔で６つ設け得る。端面６及び７は、接続すべき
ケーブルを支承する面８、９を有するように加工されて
いる。面８、９は、通路２の直径面から１２５マイクロ
メートル（公差−０，＋２５マイクロメートル）の地点
にある。また、通路２の入り口には、ファイバの挿入を
容易にするためにベベル１０が設けられている。通路２
の入り口にはそのために斜面（図示せず）も加工されて
いる。
【００１８】前記マルチフェルール１には更に、後で行
われる切断操作を容易にすべく、切り口を形成するため
の複数の横断方向切削部も設けられている。即ち、幅２
ｍｍの２つの溝１１及び１２が軸間隔８ｍｍで、通路２
の平面と直角に且つ底部が通路２に連通するように設け
られている。やはり通路内へのファイバの挿入を容易に
するために、これら溝の底部にはベベル１０を設けるの
が好ましい。
われる切断操作を容易にすべく、切り口を形成するため
の複数の横断方向切削部も設けられている。即ち、幅２
ｍｍの２つの溝１１及び１２が軸間隔８ｍｍで、通路２
の平面と直角に且つ底部が通路２に連通するように設け
られている。やはり通路内へのファイバの挿入を容易に
するために、これら溝の底部にはベベル１０を設けるの
が好ましい。
【００１９】通路２の直径面の呼び寸法であり得る公称
寸法に関連して、溝１１及び１２の高さ（深さ）には±
２５マイクロメートルの公差が許される。面５には、こ
れらの溝１１及び１２と向かい合わせに、非対称的Ｖ形
の補足的溝１３及び１４が設けられている。
寸法に関連して、溝１１及び１２の高さ（深さ）には±
２５マイクロメートルの公差が許される。面５には、こ
れらの溝１１及び１２と向かい合わせに、非対称的Ｖ形
の補足的溝１３及び１４が設けられている。
【００２０】前述のマルチフェルール１の通路２には、
紫外線の作用で重合し得る低粘度接着剤２５を導入し
得、このようにして形成した部材は後で使用するまで半
透明プラスチック管内に保存し得る。このマルチフェル
ールの材料、即ち石英ガラスは膨張率が極めて小さいた
め、前記部材の寸法は確実に安定している。
紫外線の作用で重合し得る低粘度接着剤２５を導入し
得、このようにして形成した部材は後で使用するまで半
透明プラスチック管内に保存し得る。このマルチフェル
ールの材料、即ち石英ガラスは膨張率が極めて小さいた
め、前記部材の寸法は確実に安定している。
【００２１】ここで、テープ状ケーブル２１及び２２を
接続する場合の種々の操作段階をとりあげながら、本発
明のスプライス方法を説明する。尚、図４にはケーブル
内のファイバとしてファイバ２３、２４しか示さなかっ
た まず、２つのケーブル２１及び２２を露出操作にかけ
る。この操作は、ファイバ２３、２４のプラスチック製
保護被覆を、大きな公差＋１ｍｍで適当な長さにわたっ
て除去することからなる。ファイバの端部の品質に関す
る条件は皆無であり、ぎざぎざの箇所さえも許容され得
る。
接続する場合の種々の操作段階をとりあげながら、本発
明のスプライス方法を説明する。尚、図４にはケーブル
内のファイバとしてファイバ２３、２４しか示さなかっ
た まず、２つのケーブル２１及び２２を露出操作にかけ
る。この操作は、ファイバ２３、２４のプラスチック製
保護被覆を、大きな公差＋１ｍｍで適当な長さにわたっ
て除去することからなる。ファイバの端部の品質に関す
る条件は皆無であり、ぎざぎざの箇所さえも許容され得
る。
【００２２】このようにして準備したファイバ２３、２
４の端部を、紫外線で重合し得る接着剤２５を配置した
マルチフェルール１の通路２内に一緒に挿入する。この
操作は、同一ケーブルのファイバの間隔と前記通路の間
隔とが一致していると共にベベル１０が存在しているた
めに、容易に実施できる。
４の端部を、紫外線で重合し得る接着剤２５を配置した
マルチフェルール１の通路２内に一緒に挿入する。この
操作は、同一ケーブルのファイバの間隔と前記通路の間
隔とが一致していると共にベベル１０が存在しているた
めに、容易に実施できる。
【００２３】ファイバの挿入は、ケーブル２１、２２の
プラスチック製被覆が面８及び９上に載置されるまで行
う。ファイバ２３、２４の露出部分の長さは、これらの
ファイバがマルチフェルール１の中央部で係合するよう
に決定される。面８及び９上に接着剤を配置すれば、ケ
ーブル２１及び２２がマルチフェルールに固定される。
一方、ファイバの付着は紫外線での照明（矢印２６）に
よって行う。
プラスチック製被覆が面８及び９上に載置されるまで行
う。ファイバ２３、２４の露出部分の長さは、これらの
ファイバがマルチフェルール１の中央部で係合するよう
に決定される。面８及び９上に接着剤を配置すれば、ケ
ーブル２１及び２２がマルチフェルールに固定される。
一方、ファイバの付着は紫外線での照明（矢印２６）に
よって行う。
【００２４】このようにして２つのケーブル２１、２２
を挿入したマルチフェルール１を工具内に固定する。次
いで、（例えば６０°の）プリズム状端部を有する２つ
のダイヤモンドブレードナイフ３１及び３２を用いて、
溝１１及び１２のレベルでファイバ２３、２４の表面に
傷を付け、切り口を形成する。これらのナイフはばねに
よる戻し作用を受けながら垂直に懸吊されており、横断
方向に移動し得る。
を挿入したマルチフェルール１を工具内に固定する。次
いで、（例えば６０°の）プリズム状端部を有する２つ
のダイヤモンドブレードナイフ３１及び３２を用いて、
溝１１及び１２のレベルでファイバ２３、２４の表面に
傷を付け、切り口を形成する。これらのナイフはばねに
よる戻し作用を受けながら垂直に懸吊されており、横断
方向に移動し得る。
【００２５】図６に矢印３３及び３４で簡単に示した側
方引っ張り手段は、Ｖ溝１３、１４に対応する傷部分３
７、３８で破断が開始されるように、マルチフェルール
１に応力を加える。
方引っ張り手段は、Ｖ溝１３、１４に対応する傷部分３
７、３８で破断が開始されるように、マルチフェルール
１に応力を加える。
【００２６】破断後は、テープ状ケーブル２１、２２に
それぞれ接続された２つのマルチフェルール片４１及び
４２が得られる（図７）。ファイバ２３、２４の端面４
３、４４は、光結合に必要な光学的特性を有する。これ
らの面４３、４４は、使用する工具３１、３２に応じ
て、通路２の軸に対して直角又は斜めになり得る。
それぞれ接続された２つのマルチフェルール片４１及び
４２が得られる（図７）。ファイバ２３、２４の端面４
３、４４は、光結合に必要な光学的特性を有する。これ
らの面４３、４４は、使用する工具３１、３２に応じ
て、通路２の軸に対して直角又は斜めになり得る。
【００２７】本発明では、２つのマルチフェルール片４
１、４２が、同一の基本マルチフェルール１の互いに極
めて近接したゾーンから得た基準外面３及び５を有す
る。そこで、図８及び図９に示した方法を用いれば、満
足な光学的調心状態が得られるように外側寸法と通路２
の軸及び軸４の平行性とが十分に一定しているマルチフ
ェルールを数センチメートルの長さにわたって製造する
ことができる。
１、４２が、同一の基本マルチフェルール１の互いに極
めて近接したゾーンから得た基準外面３及び５を有す
る。そこで、図８及び図９に示した方法を用いれば、満
足な光学的調心状態が得られるように外側寸法と通路２
の軸及び軸４の平行性とが十分に一定しているマルチフ
ェルールを数センチメートルの長さにわたって製造する
ことができる。
【００２８】通路の直径の公差は０，＋１マイクロメー
トルであり、各軸の最近傍を通る最も望ましい平面に対
する通路の軸の位置のずれは±１０マイクロメートル以
内でなければならず、前述の最も望ましい平面の方向に
おける通路の軸の間隔のずれは±１０マイクロメートル
の範囲である。
トルであり、各軸の最近傍を通る最も望ましい平面に対
する通路の軸の位置のずれは±１０マイクロメートル以
内でなければならず、前述の最も望ましい平面の方向に
おける通路の軸の間隔のずれは±１０マイクロメートル
の範囲である。
【００２９】図８及び図９は、２つのマルチフェルール
片４１及び４２の調心と機械的固定とを行うためのスプ
ライスボディ５０を示している。
片４１及び４２の調心と機械的固定とを行うためのスプ
ライスボディ５０を示している。
【００３０】この装置では、基準面３及び５が弾性変形
板のタイプのばね５３によってスプライスボディの面５
１及び５２に押し付けられる。マルチフェルール片４１
及び４２を接触させる前に、界面４３、４４のレベルで
屈折率適合用ゲルを、孔５５を介して注入する。
板のタイプのばね５３によってスプライスボディの面５
１及び５２に押し付けられる。マルチフェルール片４１
及び４２を接触させる前に、界面４３、４４のレベルで
屈折率適合用ゲルを、孔５５を介して注入する。
【００３１】勿論、本発明は以上説明してきた実施例に
は限定されず、いずれの手段も本発明の範囲を逸脱する
ことなく同等の手段に換えることができる。
は限定されず、いずれの手段も本発明の範囲を逸脱する
ことなく同等の手段に換えることができる。
【図１】本発明の方法の実施に使用されるマルチフェル
ールの側面図である。
ールの側面図である。
【図２】図１の線ＩＩ−ＩＩに沿った断面図である。
【図３】図１のマルチフェルールの端面図である。
【図４】図１のマルチフェルール内における２つのケー
ブルのファイバの接着を示す説明図である。
ブルのファイバの接着を示す説明図である。
【図５】図１のマルチフェルールの切断操作を示す説明
図である。
図である。
【図６】図１のマルチフェルールの切断操作を示す説明
図である。
図である。
【図７】それぞれ対応するケーブルに接続されており且
つ中間断片によって分離されている２つのマルチフェル
ール片を示す説明図である。
つ中間断片によって分離されている２つのマルチフェル
ール片を示す説明図である。
【図８】スプライスボディ内で接続された図７の２つの
マルチフェルール片を示す説明図である。
マルチフェルール片を示す説明図である。
【図９】図８のスプライスボディの端面図である。
１ マルチフェルール ２ 毛管通路 ２１，２２ ケーブル ２３，２４ 光ファイバ ５０ スプライスボディ
フロントページの続き (72)発明者 ジヤン−ピエール・デユマ フランス国、91360・ビルモアソン・シユ ール・オルジユ、アブニユ・ジヤン・ムー ラン、15 (72)発明者 アンドレ・タルデイ フランス国、91520・エグリー、アブニ ユ・ダルパジヨン、19 (72)発明者 ドミニク・ブルアール フランス国、75015・パリ、リユ・サン・ アマン、23
Claims (8)
- 【請求項１】２つの光ファイバケーブルをスプライスに
より接続する方法であって、 − ガラス製マルチフェルールを使用し、但しこのマル
チフェルールは、平行な軸を有し且つ該マルチフェルー
ルの２つの端面に連通している一連の内部毛管通路と、
基準面と称する２つの外面とを有しており、 − 前記毛管通路内に接着剤を導入し、 − ２つのケーブルのファイバの露出端をそれぞれ前記
２つの端面から挿入し、前記マルチフェルールのほぼ中
央部まで進めて固定し、 − 前記中央部の両側に位置する２つのセクションのレ
ベルで前記マルチフェルール及び前記ファイバをファイ
バの横断方向で切断して、前記ケーブルにそれぞれ固定
された２つのマルチフェルール片と、除去されることに
なる中間マルチフェルール片とを得、 − 前記２つのマルチフェルール片をこれらの断片に共
通の前記基準面の誘導によってスプライスボディ内で調
心し、接触操作を行う前に、前記ファイバの界面レベル
で屈折率適合用ゲルを前記スプライスボディ内に注入す
ることを特徴とする、２つの光ファイバケーブルをスプ
ライスにより接続する方法。 - 【請求項２】前記マルチフェルールを断片に切断する操
作を、前記通路の横断方向に設けた切り口によって容易
にすることを特徴とする請求項１に記載の方法。 - 【請求項３】前記通路がマルチフェルールの内部で同一
平面上にあり、前記断片の切断を容易にするために、互
いに平行な２つの溝を前記平面と直角に且つ前記通路に
連通するように設けることを特徴とする請求項１に記載
の方法。 - 【請求項４】切り口を形成するために、前記溝と向かい
合わせて前記マルチフェルールの反対側の面に２つの補
足的溝を設けることを特徴とする請求項３に記載の方
法。 - 【請求項５】前記補足的溝を非対称的Ｖの形状にするこ
とを特徴とする請求項４に記載の方法。 - 【請求項６】前記マルチフェルールの前記２つの端面
が、前記ケーブルの絶縁材製外装を支承する面を有する
請求項１から５のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項７】前記通路の端部が、ファイバの導入を容易
にするためのベベルを有する請求項１から６のいずれか
一項に記載の方法。 - 【請求項８】前記ファイバの切断操作を、これらのファ
イバの切断面が前記通路の軸に対して斜めになるように
行うことを特徴とする請求項１から７のいずれか一項に
記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FR9103259A FR2674341B1 (fr) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | Procede de raccordement de deux cables a fibres optiques par epissurage. |
| FR9103259 | 1991-03-18 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06130242A true JPH06130242A (ja) | 1994-05-13 |
Family
ID=9410843
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4060542A Pending JPH06130242A (ja) | 1991-03-18 | 1992-03-17 | ２つの光ファイバケーブルをスプライスによって接続する方法 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5274724A (ja) |
| EP (1) | EP0505257A1 (ja) |
| JP (1) | JPH06130242A (ja) |
| CA (1) | CA2063208C (ja) |
| FR (1) | FR2674341B1 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
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| US5351331A (en) * | 1993-09-17 | 1994-09-27 | Motorola, Inc. | Method and apparatus for splicing optical fibers with signal I/O |
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| FR2730317A1 (fr) * | 1995-02-03 | 1996-08-09 | Alcatel Cable Interface | Multiferule de connexion de fibres optiques, connecteur en faisant application et procede de fabrication de cette multiferule |
| EP0737876A3 (en) * | 1995-04-13 | 1997-06-04 | At & T Corp | Method for manufacturing an optical fiber matrix used in an interconnection assembly between optical fiber matrix and optical integrated circuit |
| US6126326A (en) * | 1998-11-09 | 2000-10-03 | Honeywell Inc. | Optical circuit and methods of manufacturing and stowing an optical circuit |
| US20050191014A1 (en) * | 2004-03-01 | 2005-09-01 | Renfro James G.Jr. | Fiber optic splice component |
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| US4028162A (en) * | 1974-10-24 | 1977-06-07 | Bell Telephone Laboratories, Incorporated | Method of splicing pairs of arrayed or individual fibers utilizing optical fiber aligning grooves |
| JPS53119059A (en) * | 1977-03-28 | 1978-10-18 | Furukawa Electric Co Ltd:The | Connecting method for optical fiber |
| FR2427622A1 (fr) * | 1978-05-30 | 1979-12-28 | Lyonnaise Transmiss Optiques | Procede de raccordement de fibres optiques disposees en nappe dans un cable, et dispositif de mise en oeuvre du procede |
| US4818059A (en) * | 1986-03-14 | 1989-04-04 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Optical connector and splicer |
| DE3728053A1 (de) * | 1987-08-20 | 1989-03-02 | Siemens Ag | Loesbarer mehrfach-spleissverbinder fuer lichtwellenleiter |
-
1991
- 1991-03-18 FR FR9103259A patent/FR2674341B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-03-13 US US07/850,931 patent/US5274724A/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-03-16 EP EP92400692A patent/EP0505257A1/fr not_active Withdrawn
- 1992-03-17 CA CA002063208A patent/CA2063208C/fr not_active Expired - Fee Related
- 1992-03-17 JP JP4060542A patent/JPH06130242A/ja active Pending
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0505257A1 (fr) | 1992-09-23 |
| FR2674341A1 (fr) | 1992-09-25 |
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| FR2674341B1 (fr) | 1993-06-04 |
| US5274724A (en) | 1993-12-28 |
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