JP4969266B2 - 自動製氷装置 - Google Patents

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Description

本発明は冷蔵庫に設けられた冷凍室に備え付けて使用する,所定のシーケンスに従って氷を繰り返し自動生成することができる自動製氷装置に関するものである。
家庭用冷蔵庫の冷凍室に備え付け,給水・製氷・排氷の動作を所定のシーケンスに従って自動で繰り返し行う自動製氷装置の中には,図1に示すような両面に複数の小室を設けた両面製氷皿を使用することができる自動製氷装置がある。
特開平10−78276号公報 特開2003−343949号公報 特開2000−346506号公報 特開2000−346509号公報
例えば特許文献1及び2に開示されている自動製氷装置では,製氷皿の両面に複数の小室を設けた両面製氷皿を反転できるようにし,使用者は両面製氷皿のうち,どちらか一方の面を任意に選択して,製氷することが可能となっている。また,特許文献3及び4に開示されている自動製氷装置では,両面製氷皿のうち,開口面が給水口側を向いている面で製氷を行い,製氷が完了した後に上記両面製氷皿を反転させ,製氷を行い氷が入っている面を貯氷箱側に,製氷を行っていない空の状態である面を給水口側に向け,開口面が給水口側を向いている面に予め定められた量の水を注水する。水を注水することにより上記両面製氷皿の温度を上昇させることで,上記両面製氷皿の離氷性を向上させている。
しかしながら,両面に小室を有した両面製氷皿を利用できるようにしたこれらの自動製氷装置では,両面製氷皿のいずれか一方の面を使用して注水・製氷・離氷の3つの動作からなる製氷サイクルを実行するため,図2に示すようにもう一方の面が使用されない期間があり,効率的ではない。
また,前記両面製氷皿を効率良く利用するためには,両面製氷皿のそれぞれの面で前記製氷サイクルを同時に実行すれば良いが,製氷途中で両面製氷皿を反転させなければならない。この場合,両面製氷皿を反転させるタイミングを誤ると製氷途中の氷が落下してしまう問題がある。
さらに,自動製氷装置が備え付けられる冷蔵庫の中には冷凍室内の温度を冷蔵庫の使用者が可変できるものもあり,前記両面製氷皿を用いて効率良く製氷を行うためには冷凍室内の温度に応じて両面製氷皿を反転させるタイミングも変更させる必要がある。
本発明は、複数の小室を設けた製氷皿を互いに背中合わせになるように配置し、両面に製氷皿を有する製氷皿支持体を回転可能に支持し、小室が上方に開口した製氷皿に対して注水を行うと共に、氷が入っている製氷皿に対して小室を下方に向けた状態で排氷動作を行うようにした自動製氷装置において、冷凍室内の温度を連続的に監視し、この冷凍室内の温度により、製氷皿に注水してから水が0℃以下まで冷却される冷却期間、及び製氷皿の温度が0℃以下で安定する凝固期間を経て水の完全凍結後に製氷皿の温度が冷凍室内温度まで低下する凍結後冷却期間における所定の温度以下になる完全凍結までの時間を予測すると共に、この予測時間のほぼ半分の時間が経過する時点で製氷皿を反転し、反転によって小室が上方に開口している製氷皿に対して注水を開始する一方、反転によって小室が下方に向く製氷皿に対して、凍結後冷却期間において排氷動作を行うようにし、冷凍室内の温度に応じて前記製氷皿支持体を反転させるタイミングを自動で変更できるようにしたことを主な特徴とする。
本発明を用いることで,前記製氷皿支持体の両面に設けられたそれぞれの製氷皿で注水・製氷・離氷の3つの動作からなる製氷サイクルを両面で同時に実行することが可能となり,両面に設けた製氷皿を効率よく利用でき,自動製氷装置の製氷能力を向上させることができる。
以下,添付された図面を参照して本発明を詳述する。図3は本発明による自動製氷装置の一形態を示す。図3において301がコントロールボックス,302が回転可能に支持され,複数の小室を設けた製氷皿を互いに背中合わせになるように配置して,両面に製氷皿を有する製氷皿支持体,303が満氷検出アーム,304が製氷皿支持体302を回転可能に支持するフレーム,305が給水口,306が排出した氷を貯めておく貯氷箱,307が製氷皿支持体302の回転軸,を示す。また,図3に示した自動製氷装置には冷凍室内の温度を検出するための温度センサが設けられており,連続的に冷凍室内の温度を検出している。ここで,冷凍室内の温度は自動製氷装置に通信手段を持たせ,冷蔵庫側制御部と通信を行うことにより連続的に取得してもよい。
図4及び図5は本発明の自動製氷装置に使用されている製氷皿支持体302の詳細を説明する図である。図4において401が製氷皿支持体に支持されている複数の小室を設けた製氷皿A,402が製氷皿A401と背中合わせになるように製氷皿支持体302に支持されている複数の小室を設けた製氷皿B,403が製氷皿A401の温度を検出するための温度センサA,404が製氷皿Bの温度を検出するための温度センサB,405が製氷皿Aに設けられた凸部A,406が製氷皿Bに設けられた凸部B,407が製氷皿A401及び製氷皿B402を支持し,製氷皿A401及び製氷皿B402の側面を囲っている側壁,408が製氷皿A401を回転可能に支え,製氷皿A401を捩る際の回転中心となる支軸A,409が製氷皿B402を回転可能に支え,製氷皿B402を捩る際の回転中心となる支軸B,410が製氷皿支持体302内部にある空間,411が製氷皿A401及び製氷皿B402を側壁407に固定している固定手段,を示す。ここで空間410は,柔軟な断熱性のある弾性材質で満たされていても良い。
図5において,501が製氷皿A401もしくは製氷皿B402に捩りを生じさせるための阻止部を示す。
この自動製氷装置は製氷皿支持体302を回転可能に支持するフレーム304の一部に設けられたブラケット(図示せず)を冷凍室内部に予め設けられた結合部に固定され,冷凍室内部の冷気によって製氷皿支持体302に設けられた製氷皿A401もしくは製氷皿B402に注がれた水を凍結させ,凍結が完了した氷をコントロールボックス301内の駆動部(図示せず)により,回転軸307を中心に製氷皿支持体302を回転させることで製氷皿支持体302に設けられている製氷皿A401もしくは製氷皿B402に捩りを加えることにより離氷し,排出した氷を貯氷箱306に落とす構成となっている。
また,コントロールボックス301の内部には製氷皿支持体302及び満氷検出アーム303を駆動させるためのモータ(図示せず)及びモータの動力を製氷皿支持体302及び満氷検出アーム303に伝達するための機構(図示せず)と,温度センサA403及び温度センサB404によって連続的に絶えず検出される製氷皿A401及び製氷皿B402の温度信号電圧によって自動製氷装置の動作を制御するための制御回路(図示せず)が設けられている。
図6はコントロールボックス301に内蔵される制御回路の主なブロック図を示す。図6において,601がADコンバータ及びカウンタ内蔵のマイクロプロセッサ,602がモータを駆動させるためのモータ駆動回路,603が給水用ソレノイドバルブを駆動させるためのバルブ駆動回路,604が冷凍室内の温度を検出するための温度センサF,605が製氷皿支持体302(製氷皿A401または製氷皿B402)の水平位置を検出するための位置検出センサA,606が製氷皿支持体302(製氷皿A401または製氷皿B402)を反転させた位置を検出するための位置検出センサB,607が貯氷箱306に所定量の氷が貯まったことを検出する満氷検出センサ,608が製氷皿支持体302及び,満氷検出アーム303を駆動するためのモータ,609が給水用ソレノイドバルブを示す。
製氷を開始するにあたり,マイクロプロセッサ601は位置検出センサA605もしくは位置検出センサB606からの信号電圧を読み込み,製氷皿支持体302が水平位置にあることを確認する。この時,製氷皿支持体302が水平位置になければマイクロプロセッサ601はモータ駆動回路602を経てモータ608を駆動させ,製氷皿支持体302を水平位置まで回転させる。
マイクロプロセッサ601が位置検出センサA605もしくは位置検出センサB606からの信号電圧により,製氷皿支持体302が水平位置にあることを検知したら,マイクロプロセッサ601は温度センサA403及び温度センサB404により検出される温度信号電圧を逐次読み込み,AD変換を行うことで製氷皿A401及び製氷皿B402それぞれの温度を監視し,製氷皿A401及び製氷皿B402の温度が冷凍室内の温度を検出する温度センサF604からの温度信号電圧を逐次読み込み,AD変換を行うことで,連続的に監視している冷凍室内の温度に対応した所定の温度(例えば冷凍室内の温度のX%)以下になるのを待つ。
製氷皿A401及び製氷皿B402の温度が前記所定の温度以下になったことを,温度センサA403及び温度センサB404が検出する温度信号電圧からマイクロプロセッサ601が検知したら,マイクロプロセッサ601はモータ駆動回路602を経てモータ608を駆動させ,製氷皿A401または製氷皿B402を捩る方向に製氷皿支持体302を回転させることで離氷動作を行い,製氷皿支持体302に設けられた製氷皿A401もしくは製氷皿B402のいずれかの製氷皿を確実に空にし,空になった製氷皿の開口面が給水口305側を向くように製氷皿支持体302を水平位置に戻す。以上が本発明の自動製氷装置が製氷サイクルを開始する前までの準備動作の一例である。
以降に,本発明による自動製氷装置による製氷サイクルを前記準備動作により,前記所定の温度以下で,且つ空の状態である製氷皿A401の開口面が給水口305側を向いている状態で製氷皿支持体302が水平位置にある状態から製氷サイクルを開始する場合を例にとって説明する。
この状態から製氷サイクルを開始するにあたり,マイクロプロセッサ601はモータ駆動回路602を経てモータ608を駆動させることにより製氷皿支持体302を回転させ製氷皿A401を注水位置に移動させる。製氷皿A401が注水位置に到達したら,マイクロプロセッサ601がバルブ駆動回路603を経て給水用ソレノイドバルブ609を開くことで,給水口305から予め定められた所定量の水が製氷皿A401の各小室に注がれる。製氷皿A401の各小室に水が均等に行き渡ったら,マクロプロセッサ601はモータ駆動回路602を経てモータ608を駆動させることにより製氷皿支持体302を回転させて製氷皿A401を水平位置に戻し,製氷が開始される。ここで,注水量は給水用ソレノイドバルブ609が開いている時間で管理する。ここでは製氷皿A401の注水位置と水平位置が異なる場合を例としてあげたが,製氷皿A401の水平位置が注水位置を兼ねていても良い。
図7は水が製氷皿A401(または製氷皿B402)に注がれてから凍結するまでの製氷皿A401(または製氷皿B402)の温度変化を示した図である。
図7において,水が製氷皿A401に注がれると,注がれた水の温度は冷凍室の冷気により冷却され前記所定の温度以下になっている製氷皿A401の温度と比較して温度が高いため,水が注がれた製氷皿A401の温度が一時的に上昇する。その後,製氷皿A401に注がれた水が冷凍室内の冷気によって冷却されることにより製氷皿A401の温度も下がり(図7中冷却期間),製氷皿A401の温度は0℃以下で安定する(図7中凝固期間)。その後,水が完全に凍結すると再び製氷皿A401の温度が下がり始める(図7中凍結後冷却期間)。
製氷皿A401の温度は温度センサA403によって連続的に検出されている。マイクロプロセッサ601は温度センサA403により検出される温度信号電圧を逐次読み込み,AD変換を行うことで製氷皿A401の温度及び温度変化(温度の時間に対する変化)を常に監視している。
製氷皿A401の温度が0℃以下になり温度変化(温度の時間に対する変化)が最小(図7中凝固期間)となったことをマイクロプロセッサ601が検知すると,マイクロプロセッサ601はカウンタにより時間のカウントを開始する。
ここで,マイクロプロセッサ601は温度センサF604によって連続的に検出されている冷凍室内の温度信号電圧を逐次読み込み,AD変換を行うことで冷凍室内の温度を常に監視している。
図8は冷凍室内の温度と,製氷皿A401(または製氷皿B402)に水が注がれてから完全に凍結する(前記所定の温度以下になる)までの時間の関係を示している。
マイクロプロセッサ601は温度センサF604によって検出される冷凍室内の温度から図8に示した関係に基づいて水が注がれてから完全に凍結する(前記所定の温度以下になる)までの時間を予測することで,冷凍室内の温度が使用者によって変更されても製氷皿支持体302を反転させるタイミングが,常に水が注がれてから完全に凍結する(前記所定の温度以下になる)までの時間の半分の時間が経過した時点となるように制御している。
前述のように制御することで,冷凍室内の温度が変更され,製氷皿A401(または製氷皿B402)に注がれた水が完全に凍結する(前記所定の温度以下になる)までの時間が変化した場合でも,常に製氷皿A401(または製氷皿B402)に水が注がれてから完全に凍結する(前記所定の温度以下になる)までの時間の半分の時間が経過した時点で製氷皿支持体302を反転できるようになり,製氷皿支持体302の両面に設けた製氷皿を無駄なく利用でき,効率良く氷を作ることが可能となる。
マイクロプロセッサ601がカウンタによりカウントしている時間が,温度センサF604によって検出される冷凍室の温度からマイクロプロセッサ601によって求められる製氷皿A401に水が注がれてから完全に凍結する(前記所定の温度以下になる)までの時間の半分の時間の長さとなり,開口面が貯氷箱306側を向いている製氷皿B402の温度及び温度変化が製氷皿B402に取り付けられた温度センサB404を経て水が凍結したことを判定するための前記所定の温度以下になったか,もしくは水が完全に凍結し,0℃以下で安定していた温度が下がり始めた状態(図7中凍結後冷却期間)であることをマイクロプロセッサ601が確認したら,製氷皿B402で製氷している氷が完全に凍結したと判断し,製氷皿B402の小室に氷が無い場合でもマイクロプロセッサ601はモータ駆動回路602を経てモータ608を駆動させ,開口面が貯氷箱306側を向いている製氷皿B402を捩る方向に製氷皿支持体302を回転させることで離氷動作を行い,製氷した氷を貯氷箱306に排出し,製氷皿B402を確実に空にする。また,製氷皿B402からの離氷を確実にするために,離氷動作を数回繰り返しても良い。
離氷動作を行い,開口面が貯氷箱306側を向いている製氷皿B402を空にした後,マイクロプロセッサ601はモータ駆動回路602を経てモータ608を駆動させることで,製氷途中の氷が入っている製氷皿A401の開口面が貯氷箱306側に対向し,空になった製氷皿B402の開口面が給水口305側に向いた状態で水平になる位置に製氷皿支持体302を回転させる。この時,開口面が貯氷箱305側に向いた製氷皿A401の各小室には製氷途中の氷が存在するが,製氷皿A401の温度が0℃以下で温度変化が最小になった状態(図7中,凍結期間)であれば製氷皿A401の開口面及び,製氷皿A401と接している部分は既に凍っているため,製氷途中の氷や水が落ちることはない。
マイクロプロセッサ601が位置検出センサB606からの信号電圧により製氷皿支持体302を反転させる動作が終了したことを検知したら,マイクロプロセッサ601はモータ駆動回路602を経てモータ608を駆動させることにより製氷皿支持体302を回転させ,製氷皿B402を注水位置に移動させる。
製氷皿B402が注水位置に到達したら,マイクロプロセッサ601がバルブ駆動回路603を経て給水用ソレノイドバルブ609を開くことで,給水口305から所定量の水が製氷皿B402の各小室に注がれる。製氷皿B402の各小室に水が均等に行き渡ったら,マクロプロセッサ601はモータ駆動回路602を経てモータ608を駆動させることにより,製氷皿支持体302を回転させて製氷皿B402を水平位置に戻して製氷が開始される。ここで,注水量は給水用ソレノイドバルブ609が開いている時間で管理する。ここでは製氷皿B402の注水位置と水平位置が異なる場合を例として挙げたが,水平位置が注水位置を兼ねても良い。
水が製氷皿B402に注がれると,注がれた水の温度は冷凍室の冷気により冷却され前記所定の温度以下になっている製氷皿B402の温度と比較して温度が高いため,水が注がれた製氷皿B402の温度が一時的に上昇する。その後,製氷皿B402に注がれた水が冷凍室内の冷気によって冷却されることにより製氷皿B402の温度も下がり(図7中冷却期間),製氷皿B402の温度は0℃以下で安定する(図7中凝固期間)。その後,水が完全に凍結すると再び製氷皿B402の温度が下がり始める(図7中凍結後冷却期間)。
製氷皿B402の温度は温度センサB404によって連続的に検出されている。温度センサB404によって検出された製氷皿B402の温度信号電圧はマイクロプロセッサ601によってAD変換され逐次読み込まれ,製氷皿B402の温度及び温度変化(温度の時間に対する変化)はマイクロプロセッサ601によって常に監視されている。
製氷皿B402の温度変化が0℃以下で最小となる状態(図7中,凝固期間)になったことをマイクロプロセッサ601が検知すると,マイクロプロセッサ601はカウンタにより時間のカウントを開始する。
マイクロプロセッサ601がカウンタによりカウントしている時間が,温度センサF604によって検出される冷凍室の温度からマイクロプロセッサ601によって求められる製氷皿B402に水が注がれてから完全に凍結するまでの時間の半分の時間の長さとなり,開口面が貯氷箱306側を向いている製氷皿A401の温度及び温度変化が製氷皿A401に取り付けられた温度センサA403を経て水が凍結したことを判定するための前記所定の温度以下になったか,もしくは水が完全に凍結し,0℃以下で安定していた温度が下がり始めた状態(図7中凍結後冷却期間)であることをマイクロプロセッサ601が確認したら,製氷皿A401で製氷している氷が完全に凍結したと判断し,製氷皿A401の小室に氷が無い場合でもマイクロプロセッサ601はモータ駆動回路602を経てモータ608を駆動させ,開口面が貯氷箱306側を向いている製氷皿A401を捩る方向に製氷皿支持体302を回転させることで離氷動作を行い,製氷した氷を貯氷箱306に排出し,製氷皿A401を確実に空にする。また,製氷皿A401からの離氷を確実にするために,離氷動作を数回繰り返しても良い。
離氷動作を行い,開口面が貯氷箱306側を向いている製氷皿A401を空にした後,マイクロプロセッサ601はモータ駆動回路602を経てモータ608を駆動させることで,製氷途中の氷が入っている製氷皿B402の開口面が貯氷箱306側に対向し,空になった製氷皿A401の開口面が給水口305側に向いた状態で水平になる位置に製氷皿支持体302を回転させる。この時,開口面が貯氷箱305側に向いた製氷皿B402の各小室には製氷途中の氷が存在するが,製氷皿B402の温度が0℃以下で温度変化が最小になった状態(図7中,凍結期間)であれば製氷皿B402の開口面及び,製氷皿B402と接している部分は既に凍っているため,製氷途中の氷や水が落ちることはない。
このサイクルを続けて行うと,排出した氷を貯蔵する貯氷箱306に氷がたまり,氷が所定量になったことを満氷検出センサ607が検出し,マイクロプロセッサ601が満氷検出センサ607からの信号電圧を検知すると製氷サイクルを一時停止させる。使用者により貯氷箱306から氷が取り出され,貯氷箱306内の氷が所定量より少なくなったことを満氷検出センサ607が検出し,マイクロプロセッサ601が検知すると製氷サイクルを再開する。上記,一連の製氷サイクルの間,マイクロプロセッサ601は製氷皿A401の温度を検出する温度センサA403と,製氷皿B402の温度を検出する温度センサB404と,冷凍室内の温度を検出する温度センサF604の温度信号電圧を逐次読み込み,AD変換し,それらの温度を監視し,自動製氷装置の動作中にドアが開放されるなどの動作が行われた結果,温度が本来あるべき値と異なると,異常と判断しその工程毎に予め決められた異常事態処理を行う。
図9により本発明の他の自動製氷装置を説明する。図9は本発明の他の自動製氷装置に使用されている制御回路の主なブロック図を示す。図9において,901がADコンバータ及び,カウンタ内蔵のマイクロプロセッサA,902がモータを駆動させるためのモータ駆動回路A,903が給水用ソレノイドバルブを駆動させるためのバルブ駆動回路A,904が製氷皿支持体302(製氷皿A401または製氷皿B402)の水平位置を検出するための位置検出センサC,905が製氷皿支持体302(製氷皿A401または製氷皿B402)を反転させた位置を検出するための位置検出センサD,906が貯氷箱306に所定量の氷が貯まったことを検出する満氷検出センサA,907が製氷皿支持体302及び,満氷検出アーム303を駆動するためのモータA,908が給水用ソレノイドバルブA,909が冷蔵庫側制御部との通信回路,910が冷蔵庫側制御部を示す。その他の構成は図3〜図5に示した自動製氷装置と同様である。そして,図3〜図5に示した自動製氷装置と同様の製氷サイクルにより氷を製造することができる。
この本発明の他の自動製氷装置においては,冷蔵庫側制御部910との通信回路909が設けられているため,冷蔵庫側制御部910との通信により冷凍室内の温度を取得することが可能となり,冷凍室内の温度を検出するための温度センサが不用になる。
また,通信回路909を経てこの本発明の他の自動製氷装置の状態をデータとして冷蔵庫側制御部910に送信することにより,使用者が冷蔵庫のドアを開けることなく氷の貯まり具合や,本発明の他の自動製氷装置の状態を確認することが可能になる。
なお,上述の実施例では製氷皿A401,製氷皿B402の温度検出する温度検出センサ403,404を設けたが,製氷皿A401,及び製氷皿B402に設けた小室内の氷の温度を検出する温度検出センサを設けても良い。また,上述の実施例においては,ADコンバータ及びカウンタを内蔵するマイクロプロセッサ501としたが,ADコンバータ,マイクロプロセッサ,及びカウンタを有する電子回路で構成された信号処理回路を用いても良い。
また上述の例においては,マイクロプロセッサA901がADコンバータ及びカウンタを内蔵する例を説明したが,ADコンバータ,マイクロプロセッサ,及びカウンタを有する電子回路で構成された信号処理回路を用いても良い。また,マイクロプロセッサA901として冷蔵庫側制御部910との通信機能を内蔵したマイクロプロセッサを用いてもよい。さらに上述の例では,冷蔵庫側制御部910との通信を行う通信回路909を設けているが,通信機能を備えたマイクロプロセッサを用いることで不用になるならば通信回路909は無くともよい。
冷凍庫の一画に備えることが可能で,所定の製氷サイクルで自動的に氷を作る自動製氷装置に適用できる。
両面製氷皿の説明図である。 両面製氷皿を用いた自動製氷装置の従来の製氷サイクルを説明した図である。 本発明の自動製氷装置の一実施例を示した説明図である。 本発明の自動製氷装置による製氷皿支持体の一実施例を説明した図である。 本発明の自動製氷装置による製氷皿支持体の一実施例を説明した図である。 本発明の自動製氷装置による制御回路の一実施例を説明したブロック図である。 本発明の自動製氷装置の一実施例における製氷皿の温度変化を示した説明図である。 冷凍室内の温度と製氷皿に注がれた水が凍結する時間の関係を示した説明図である。 本発明の他の自動製氷装置による制御回路の一実施例を説明したブロック図である。
符号の説明
301 コントロールボックス
302 製氷皿支持体
303 満氷検出アーム
304 製氷皿支持体を支持するフレーム
305 給水口
306 貯氷箱
307 製氷皿支持体の回転軸
401 製氷皿A
402 製氷皿B
403 温度センサA
404 温度センサB
405 凸部A
406 凸部B
407 側壁
408 支軸A
409 支軸B
410 空間
411 固定手段
501 阻止部
601 マイクロプロセッサ
602 モータ駆動回路
603 バルブ駆動回路
604 温度センサF(冷凍室の温度検出用)
605 位置検出センサA(製氷皿支持体の水平位置検出用)
606 位置検出センサB(製氷皿支持体の反転位置検出用)
607 満氷検出センサ
608 モータ
609 給水用ソレノイドバルブ
901 マイクロプロセッサA
902 モータ駆動回路A
903 バルブ駆動回路A
904 位置検出センサC(製氷皿支持体の水平位置検出用)
905 位置検出センサD(製氷皿支持体の反転位置検出用)
906 満氷検出センサA
907 モータA
908 給水用ソレノイドバルブA
909 通信回路
910 冷蔵庫側制御部

Claims (5)

  1. 冷蔵庫に設けられた冷凍室の一画に備えることが可能であって、冷凍室の冷気によって氷を作り且つ排出することができ、複数の小室を設けた製氷皿を互いに背中合わせになるように配置し、両面に製氷皿を有する製氷皿支持体を回転可能に支持し、小室が上方に開口した製氷皿に対して注水を行うと共に、氷が入っている製氷皿に対して小室を下方に向けた状態で排氷動作を行うようにした自動製氷装置において、
    冷凍室内の温度を連続的に監視し、該冷凍室内の温度により、前記製氷皿に注水してから、この水が0℃以下まで冷却される冷却期間、及び製氷皿の温度が0℃以下で安定する凝固期間を経て、水の完全凍結後に製氷皿の温度が冷凍室内温度まで低下する凍結後冷却期間における所定の温度以下になる完全凍結までの時間を予測すると共に、この予測時間のほぼ半分の時間が経過する時点で前記製氷皿支持体を反転し、反転によって小室が上方に開口している製氷皿に対して注水を開始する一方、反転によって小室が下方に向く製氷皿に対して、前記凍結後冷却期間において排氷動作を行うようにし、冷凍室内の温度に応じて前記製氷皿支持体を反転させるタイミングを自動で変更できるようにした自動製氷装置。
  2. 前記製氷皿支持体の両面に設けられた製氷皿もしくは氷の温度を連続的に検出できるセンサに加え、冷凍室内の温度を検出できる温度センサと検出回路を備えたことを特徴とする請求項1の自動製氷装置。
  3. 前記センサから得られる信号の処理部が、ADコンバータとマイクロプロセッサもしくはADコンバータ内蔵のマイクロプロセッサを有する電子回路で構成されていることを特徴とする請求項1の自動製氷装置。
  4. 冷蔵庫側制御部との通信手段を備え、冷蔵庫側制御部との通信を行うことにより冷凍室内の温度を取得できるようにしたことを特徴とする請求項1の自動製氷装置。
  5. 冷蔵庫側制御部との通信手段を備え、自動製氷装置の動作状態を冷蔵庫側制御部に送信できるようにしたことを特徴とする請求項1の自動製氷装置。
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